JP3361591B2 - Eaa3族のカイネート結合ヒトcnsレセプター - Google Patents
Eaa3族のカイネート結合ヒトcnsレセプターInfo
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Description
る組換えDNA技術の応用に関する。さらに本発明は興
奮性アミノ酸(EAA)系レセプター、特にヒトEAA
レセプターをコードするDNAのクローニング及び発現
に関する。
中枢神経系(CNS)においては、神経インパルスの伝
達は、「送信」ニューロンにより放出され、次いで”受
信”ニューロンの表面レセプターと結合してその興奮を
引き起こす神経伝達物質間の相互作用により制御され
る。L−グルタメートはCNSにおける最多量神経伝達
物質であって、脊椎動物の主要興奮経路を媒介する。し
たがってグルタメートは興奮性アミノ酸(EAA)と呼
称され、これに応答するレセプターはグルタメートレセ
プターまたはより一般的にはEAAレセプターなどと種
々に呼称される。
成EAAレセプター作動薬を用いて、EAAレセプター
薬理学の認識は多少改善された。EAAレセプター族の
構成員は現在、このような作動薬との示差的結合に基づ
いて主に3つの型に分類されている。グルタメートの他
に作動薬NMDA(N−メチル−D−アスパルテート)
にも結合する型のEAAレセプターはNMDA型のEA
Aレセプターと呼ばれる。NMDAと結合しない他の2
種のグルタメート結合型のEAAレセプターは、他のE
AAレセプター作動薬との結合選択性に従って、AMP
A(α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−イソキ
サゾール−4−プロピオネート)及びカイネート(2−
カルボキシ−4−(1−メチルエテニル)−3−ピロリ
ジンアセテート)と呼称される。特に、グルタメートと
は結合するがNMDAとは結合せず、AMPAよりもカ
イネートに対して高親和性で結合するレセプターは、カ
イネート型EAAレセプターと呼称される。同様に、グ
ルタメートとは結合するがNMDAとは結合せず、カイ
ネートよりも高親和性でAMPAと結合するEAAレセ
プターは、AMPA型EAAレセプターと呼称される。
生理学的及び医学的に重要である。グルタメートは長期
増強作用(学習及び記憶)の多数の局面、シナプス可塑
性の発達、癲癇性発作、発作または他の低酸素性症状後
の虚血により引き起こされるニューロン損傷、及び他の
形態の神経変性過程に関与する。しかしながら、これら
の過程を変調する治療薬の開発は、EAAレセプターの
界面で特異的に相互作用する薬剤分子を見いだすために
該薬剤分子が選択的に結合する同種源のレセプター物質
が欠如していることから非常に困難であった。候補薬を
スクリーニングするために一般に用いられる脳由来組織
は異種レセプター源であって、問題のEAAレセプター
/リガンド界面の研究を妨げる多数のレセプター型をそ
の表面に有する。ヒト治療薬の研究は、ヒト起源の脳組
織の入手可能性が制限されているためにさらに込み入っ
ている。したがって、問題のレセプターのみを産生する
ように遺伝子組換えされた細胞を得るのが望ましい。ク
ローン化レセプター遺伝子を発現する細胞株を用いる
と、所望のレセプターに関して同種であり、薬剤スクリ
ーニングプログラムに有用な物質が提供される。
ードすると思われる非ヒトcDNAが報告されている。
Egebjergら(Nature 351: 74
5,1991)及びWO91/06648は、各々Gl
uR6と呼称されるラットからのcDNA単離物につい
て記載しているが、この単離物はAMPAレセプター遺
伝子に関連する配列を有するものの、AMPAによって
活性化されるのではなく、むしろグルタメート、キスカ
レート及び優先的にはカイネートにより活性化されるレ
セプターを形成する。ホモマーとして発現された場合に
イオンチャネル特性を容易に示さない他のカイネート結
合タンパク質もカエル(Wadaら,Nature 3
42: 684, 1989)、ニワトリ(Greto
rら,Nature 342: 689, 1989;
Esharら, FEBSLett. 297: 2
57, 1992)、マウス(Sakimuraら,
Neuron 8: 267, 1992)及びラット
(Wernerら,Nature 351: 742,
1991; Bettlerら, Neuron
8: 257, 1992; Herbら, Neur
on 8:775, 1992)からクローニングされ
ている。
EAAレセプター及びそのサブユニットの構造特徴はラ
ット脳に存在する場合と同様に詳しく解明されるように
なった。EAAレセプター構造の一般モデルによれば、
各々は個々の膜固定サブユニットから構成されるヘテロ
マー構造であり、各々4つのトランスメンブラン領域
と、リガンド結合特性をある程度まで指令し、レセプタ
ー複合体により提供されるイオン−ゲーティング機能に
寄与する細胞外ドメインとを有する。
療薬の研究においては、ヒトEAAレセプターについて
の知識を得るのが非常に望ましい。これらのヒトレセプ
ターを特別に解明することにより、該レセプターと反応
する化合物をスクリーニングする手段、即ちレセプター
活性を刺激または抑制するための手段を提供し、したが
ってヒトにおける有力な治療効用を有する化合物を同定
するための手段を提供することができる。非ヒト哺乳動
物モデルは、レセプター配列相同度が高いにもかかわら
ず、異種からの同一レセプターの種同族体間の僅かな配
列の不一致により劇的な薬理学的変異を生じるのでこの
目的には適していない(Oksenbergら, Na
ture,360:160,1992)。したがって、
ヒトにおいて治療的に有用な化合物の適正なスクリーニ
ング法を開発するためには、ヒトEAAレセプターをコ
ードするクローン化cDNA、及び均質にこれらのレセ
プターを発現する細胞系を提供するのが特に望ましい。
したがって、これらが本発明の目的である。
ーをコードするDNA分子を単離形態で提供することで
ある。
EAAレセプターを産生するように遺伝子組換えされた
細胞を提供することである。
る。
的な親和性でグルタメートに結合する以外にもカイネー
ト型EAAレセプターに特徴的なリガンド結合特性をも
示すEAAレセプター族をコードするポリヌクレチドが
ここに同定及び特徴付けされた。このヒトEAAレセプ
ター族の代表的な構成員を本明細書ではヒトEAA3a
と呼称する。ヒトEAA3aレセプターの変異体をコー
ドする配列的に関連するポリヌクレチドも同定され、こ
のようなポリヌクレオチドは、本明細書中でヒトEAA
3レセプター族と呼称するこのレセプター族の別の構成
員を構成する。
AA3レセプター又はヒトEAA3レセプターのカイネ
ート結合フラグメントをコードするDNA又はRNAか
ら構成される単離ポリヌクレチドを提供する。
定義するEAA3族に属するカイネート結合ヒトEAA
レセプターを産生するように遺伝子組換えされた細胞を
提供する。本発明の関連する態様によると、組換えDN
A構築物及びこのような細胞を作成するために有用な関
連方法が提供される。
ドとヒトEAAレセプターとの間の相互作用を評価する
ための方法が提供され、該方法は、本発明の遺伝子組換
え細胞又は該細胞から誘導される膜調製物と共にテスト
リガンドをインキュベートする段階と、その後、レセプ
ター/リガンド結合を測定することにより前記相互作用
を評価する段階とを含む。
含む本発明の他の態様は、以下の詳細な説明及び添付図
面に明示される。
AA)レセプター、より特定的には本明細書中でヒトE
AA3レセプター族と呼称する新規カイネート型ヒトE
AAレセプター族に係る。本明細書中で使用する「ヒト
EAA3レセプター」なる用語は、ヒトEAA3aレセ
プター及び該レセプターに構造的に関連し、従って少な
くとも97%のアミノ酸相同度を有するEAA3aレセ
プターのカイネート結合変異体を意味し、該変異体はE
AA3aレセプターの天然に存在する変異体と合成によ
り誘導された変異体とを含む。ヒトEAA3aレセプタ
ーの天然に存在する変異体は、特に本明細書中でEAA
3b、EAA3c及びEAA3dと呼称するレセプター
を含む。ヒトEAA3aレセプターの合成により誘導さ
れる変異体は、EAA3aレセプターに対して1以上、
例えば1〜56のアミノ酸欠失もしくは付加、又はEA
A3aレセプターに対して1以上のアミノ酸置換、例え
ば1〜32のアミノ酸置換を含むカイネート結合変異体
を含む。
フラグメントに関して本明細書中で使用する「カイネー
ト結合」なる用語は、本明細書中に記載するアッセイの
ような従来設計のアッセイで決定した場合にグルタメー
ト、AMPA又はNMDAよりもカイネートに対して高
い結合親和性を示すレセプター、変異体及びフラグメン
トを意味する。
成員の各々は、細胞外アミノ(N−)及びカルボキシ末
端(C−末端)領域、並びに細胞表面膜内のレセプター
を固定するのに役立つ4つの内部疎水性ドメインを含
む、EAAレセプターの一般特徴である構造特徴を有す
る。EAA3aと呼称される特定のヒトEAAレセプタ
ーは、30残基N−末端シグナルペプチドを有する前駆
体形態で最初に産生され、シグナルペプチドを欠き且つ
図1に単一文字コードで示す配列に配置された875個
のアミノ酸から構成される成熟形態で細胞表面に輸送さ
れる単一ポリペプチド鎖として構造的に特徴付けられる
タンパク質である。別記しない限り、“EAA3レセプ
ター”なる用語は、成熟形態のレセプタータンパク質を
意味し、従って、EAA3レセプターのアミノ酸残基は
成熟タンパク質配列に関して番号付けされている。レセ
プターの構造ドメインに関しては、ヒドロパシー(hy
dropathy)分析の結果、残基533〜552に
わたる第1のドメイン(TM−1)、残基574〜59
4にわたる第2のドメイン(TM−2)、残基605〜
623にわたる第3のドメイン(TM−3)及び残基7
90〜810にわたる第4のドメイン(TM−4)から
なる4つの推定トランスメンブランドメインが明示され
た。この割当てに基づいて、ヒトEAA3aレセプター
構造は、その天然膜結合形態において532アミノ酸N
末端細胞外ドメインと、その後の4つのトランスメンブ
ランドメイン及び細胞外の65アミノ酸C末端ドメイン
を含む疎水性領域とから構成されると考えられる。
天然に存在するEAA3aレセプターの3種の構造的に
関連する変異体も同定され、本明細書中ではEAA3
b、EAA3c及びEAA3dレセプターと呼称する。
これらのレセプターをコードする遺伝子のヌクレオチド
配列から推定すると、EAA3b変異体はEAA3aと
99%以上のアミノ酸相同度を共有しており、639位
のただ1個のアミノ酸のみが異なり、EAA3aレセプ
ターではアスパラギン酸残基であり、EAA3bレセプ
ターではアスパラギン残基である(図4A)。他方、E
AA3cレセプターはEAA3aの截頭形であり、40
個のアミノ酸がC末端から除去されている。更に、EA
A3cのC末端の最後の11個のアミノ酸残基、即ち8
26位〜836位のアミノ酸は図4Bに示すようにEA
A3aの対応領域のアミノ酸残基と異なる。EAA3a
と比較すると、EAA3dレセプターはN末端に56個
のアミノ酸欠失があり、即ちEAA3aの10〜65位
のアミノ酸がEAA3dから欠失している(図4C)。
同様に、EAA3aは薬理学的プロフィール、即ちNM
DAやAMPAのような他の興奮性アミノ酸レセプター
型とは異なり、カイネート型薬理性を強く示すリガンド
結合「特性」により特徴付けられる。さらに、カイネー
ト結合レセプターが薬理学的意味で機能するためにマル
チマー及びおそらくヘテロマーサブユニット構造を必要
とすると理解されるにもかかわらず、単一EAA3aレ
セプターを産生する細胞が、他のレセプターサブユニッ
トとの関連とは無関係に、興奮性アミノ酸結合の確かな
指標を提供することが判明した。したがって、本発明の
鍵となる態様においては、ヒトEAA3aレセプター
は、本発明のレセプターと相互作用する能力、及び/又
はEAAレセプター相互作用のために内因性EAAレセ
プターリガンド及びその公知の合成類似体と競合する能
力に関して候補化合物をスクリーニングするために利用
される。
作用の評価に用いるためには、遺伝子工学技術の応用に
より、異種産物として機能的形態でヒトEAA3レセプ
ターを産生する細胞を構築するのが望ましい。このよう
な細胞系の構築は、選択宿主細胞に組換えDNA構築物
を導入することにより達成するが、この場合、分泌形態
のヒトEAA3レセプター、即ちその天然シグナルペプ
チド又はその機能的異種等価物を有する形態をコードす
るDNAは、レセプターをコードするDNAを発現さ
せ、したがって所望のEAA3レセプタータンパク質を
生成するために、選択宿主中で機能的である発現制御要
素と結合される。このような細胞は本明細書中では、レ
セプターをコードするDNAを「発現可能に」組込まれ
たと表現される。レセプターをコードするDNAは、こ
のようなDNAが特定の宿主中に天然には見いだされな
い場合、特定の細胞宿主に関して「異種」であると呼称
される。
起源のため、EAA3レセプターを産生させるためには
哺乳動物細胞宿主を用いるのが最も望ましい。しかしな
がら、他の好適に処理された真核及び原核細胞宿主を用
いてEAA3レセプターを産生させることもできる。し
たがって、大腸菌及び枯草菌のような細菌宿主、アスペ
ルギルス属及び酵母菌のような真菌宿主、並びにSpo
doptera frugiperdaのような昆虫細
胞宿主が、本発明のEAA3レセプターを産生させるた
めに使用可能な非哺乳動物宿主の例である。
主として使用するために選択される特定の細胞型は、当
業界で一般に入手可能な数種の細胞型のいずれでもよい
が、当然のことながら、興奮性アミノ酸と結合し、組換
え細胞系から求められるアッセイ結果を混乱させる恐れ
のある表面レセプターを自然状態で生成するような細胞
型を使用すべきではない。一般に、このような問題は宿
主として非ニューロン細胞型を選択することにより避け
ることができるし、常法通りに非ヒト細胞系を用いても
避けることができる。もっとも、テストリガンドとの
「バックグラウンド」結合がアッセイ結果で説明される
ならば、ニューロン及びヒト型細胞を発現宿主として使
用してもよいことが理解されよう。
プター産生のための宿主として使用するために選択され
る細胞系は哺乳動物細胞である。数種のこのような細胞
系が遺伝子工学的研究に一般に利用可能であり、このよ
うな細胞系の例としては、チャイニーズハムスター卵巣
(CHO)細胞、例えばPro5変異株(ATCCCR
L 1281)を含めたK1系(ATCC CCL 6
1);CV−1系(ATCC CCL 70)、COS
−1系(ATCC CRL 1650)及びCOS−7
系(ATCC CRL 1651)のSV40−形質転
換アフリカミドリザル腎臓由来の繊維芽細胞様細胞;マ
ウスL−細胞、マウス3T3細胞(ATCC CRL
1658)、マウスC127細胞;293系(ATCC
CRL 1573)のヒト胎児腎臓細胞、Hela系
(ATCC CCL 2)の細胞を含めたヒト癌細胞、
並びにIMR−32系(ATCC CCL 127)、
SK−N−MC系(ATCC HTB 10)及びSK
−N−SH系(ATCCHTB 11)株の神経芽細胞
腫細胞が挙げられる。
に使用するために改造され、現在市販されており、これ
らの系のいずれかを利用して、EAA3レセプターをコ
ードするDNAを発現させることができる。一般にプラ
スミドベクターの形態で入手可能なこれらの系は、発現
カセットを組み込んでおり、その機能的成分は、5’と
結合すると宿主により認識され、レセプターコーディン
グDNAを発現させる発現制御配列を構成するDNAを
含む。系は、レセプターコーディング領域の3’と結合
すると発現を終止するDNA配列をさらに組み込んでい
る。したがって、選択された哺乳動物細胞宿主中で発現
させるためには、分泌形のレセプターをコードするDN
Aが宿主により認識される発現制御DNA配列に結合さ
れており、発現を開始させるためのレセプターコーディ
ングDNAの5’領域と、発現を終止するための3’領
域とを含む組換えDNA発現構築物を作成する。発現構
築物を保有するプラスミドベクターは典型的には、発現
宿主中でプラスミドを複製するため、望ましくは大腸菌
のような細菌宿主中でプラスミドを増幅するために、通
常はウイルス由来の複製起点のような他の機能的成分を
組み込んでいる。安定的に形質転換された組換細胞の選
択を可能にするマーカーを提供するために、ベクターは
さらに形質転換体に何らかの生存利益を付与する遺伝
子、例えばネオマイシン耐性をコードする遺伝子を組み
込むが、後者の場合、形質転換体をネオマイシンを補充
した培地で平板培養する。
細胞発現を達成するために用い得る種々の組換DNA発
現系としては、哺乳動物細胞を感染させるウイルスのプ
ロモーター、例えばサイトメガロウイルス(CMV)、
ラウス肉腫ウイルス(RSV)、サルウイルス(SV4
0)、マウス乳癌ウイルス(MMTV)等のプロモータ
ーを利用するものが挙げられる。さらに発現を実行する
のに有用なのは、レトロウイルスのLTRのようなプロ
モーター、温度により調節され、ショウジョウバエDr
osophilaから単離されるもののような昆虫細胞
プロモーター、並びにステロイド誘導性プロモーター及
び重金属により調節されるもの、即ちメタロチオネイン
遺伝子プロモーターのような哺乳動物遺伝子プロモータ
ーである。
は、所望のEAA3レセプター、例えばEAA3aレセ
プター又はそのカイネート結合変異体をコードするDN
Aは、遺伝子単離又は遺伝子合成の選択技術を用いて得
られる。本明細書の実施例にさらに詳細に説明するよう
に、EAA3aレセプター並びにそのEAA3b、EA
A3c及びEAA3d変異体はヒト脳組織のゲノム内で
コードされ、したがって慣用的遺伝子単離及びクローニ
ング技術を注意して応用することにより得られる。これ
は一般に、ヒト脳組織、例えば小脳組織又は海馬組織、
好ましくは胎児脳組織の新鮮供給源から全メッセンジャ
ーRNAを抽出した後、メッセージをcDNAに変換
し、例えば細菌プラスミド、より典型的にはバクテリオ
ファージにおけるライブラリーを形成することにより行
われる。ヒトDNAのフラグメントを保有するバクテリ
オファージは一般に、個々のファージプラーク又はコロ
ニーを単離できるように、感受性大腸菌ローン上で平板
培養することにより増殖させる。次にファージコロニー
に担持されるDNAを一般にニトロセルロース又はナイ
ロンベースのハイブリダイゼーション膜上に固定し、次
いで注意深く制御した条件下で、レセプターコーディン
グDNA又はそのフラグメントを担持する特定のファー
ジコロニーを同定するために適切な配列の放射性(又は
別の手段で)標識したオリゴヌクレオチドプローブとハ
イブリダイズする。一般に、こうして同定された遺伝子
又はその一部を核酸配列分析のためにプラスミドベクタ
ー中にサブクローニングする。
クレオチド配列について記載したが、これらのレセプタ
ーをコードするDNAを作成するためには遺伝子合成及
び/又は増幅の自動化技術を実施できることが理解され
よう。EAA3レセプターコーディングDNAの長さに
より、自動合成法を適用するには段階的遺伝子構築が必
要であり、約300ヌクレオチド長までの遺伝子の領域
を別々に合成し、次いで最終アセンブリのために正しい
順序に連結する必要がある。別々に合成した遺伝子領域
をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によりアセンブリ
前に増幅することができる。
り、EAA3遺伝子ファミリーの天然構成員の配列変異
体を生成する機会が提供される。本明細書に記載のEA
A3レセプターをコードするポリヌクレオチドは、本明
細書に記載の天然に存在するポリヌクレオチド配列中に
示すコドンを等価のコドンに置換することにより作成で
きることが理解されよう。さらに、例えば1以上の単一
アミノ酸の置換、欠失又は付加を組込むことにより、本
明細書に記載のEAA3レセプターの合成変異体をコー
ドするポリヌクレオチドを生成することができる。ほと
んどの部分に関してはスクリーニングのためにレセプタ
ーの天然リガンド結合プロフィールを保持するのが望ま
しいので、アミノ酸置換は例えば同様の電荷のアミノ酸
を置換する所謂保存的置換に限定することが望ましく、
レセプタードメイン地図で明らかなように、レセプター
活性に余り重要でない部位、例えば成熟レセプターの最
初の20個のN末端残基や、レセプタードメインマッピ
ングにより明示されるような他の領域内に置換を限定す
るのが望ましい。
幅技術を用いて最終遺伝子の全部又は一部を直接生成す
ることもできる。この場合、1片又は相互に連結可能な
数片として最終産物のPCR増幅をプライムするプライ
マーを合成する。これは平滑末端増幅DNAフラグメン
トの逐次連結により、又は好ましくは天然に存在する制
限エンドヌクレアーゼ部位を含むフラグメントの逐次連
結により実施することができる。この適用では、PCR
増幅のための鋳型としてcDNA又はゲノムDNAを使
用することが可能である。前者の場合、cDNA鋳型は
市販品でもよいし、海馬及び小脳を含む種々のヒト脳組
織の自家構築cDNAライブラリーからも得られる。
DNAを任意の適切な発現ベクター中に組み込んで発現
させ、例えばDNA媒介形質転換、エレクトロポレーシ
ョン、マイクロインジェクション又は粒子ガン形質転換
のような慣用手順を用いて宿主細胞を前記ベクターで形
質転換する。発現ベクターは、一時的又は安定的にレセ
プターコーディングDNAを発現する形質転換哺乳動物
細胞系を提供するように選択され得る。一時的発現のた
めには、一般に哺乳動物細胞中で機能する複製起点を有
する発現ベクターで宿主細胞を形質転換する。安定的発
現のためにはこのような複製起点は不要であるが、ベク
ターは一般に形質転換体にその選択を可能にするために
生存利益を付与する物質をコードする遺伝子を保有す
る。このような選択マーカーをコードする遺伝子として
は、ミコフェノール酸耐性を付与する大腸菌gpt遺伝
子、抗生物質G418及びネオマイシン耐性を付与する
トランスポゾンTn5からのneo遺伝子、DHFR−
細胞の表現型をDHFR+細胞に変えるマウス細胞又は
大腸菌からのdhfr配列、並びにTK−細胞の表現型
をTK+細胞にする単純疱疹ウイルスのtk遺伝子が挙
げられる。一時的発現も安定発現もともにリガンドスク
リーニング検定に用いるための形質転換細胞系及び該細
胞系から誘導される膜調製物を提供し得る。
は、レセプターコーディングDNAを一時的に発現する
細胞は事後使用のために凍結保存してもよいが、急速な
プラスミド複製は通常数日間で細胞を最終的に死に至ら
しめるため、形質転換細胞をできるだけ早く使用すべき
である。このようなアッセイは無傷細胞を用いて実施し
てもよいし、又はこのような細胞由来の膜調製物を用い
て実施してもよい。膜調製物は一般に、より便利なリガ
ンド結合実験用基質を提供するので、結合基質として好
適である。スクリーニング用、即ちリガンド結合実験用
の膜調製物を調製するには、凍結無傷細胞を氷水中に懸
濁しながら均質化し、膜ペレットを遠心分離後に収集す
る。その後、ペレットを冷水で洗い、透析し、除去しな
いとアッセイでの結合に競合する虞れのあるグルタメー
トのような内因性EAAリガンドを除去する。透析した
膜をリガンド結合アッセイでそのまま使用してもよい
し、凍結乾燥形態で保存後に使用してもよい。あるい
は、一時的トランスフェクションから約2日後又は安定
形質転換細胞の新鮮平板培養後同一期間後に採取した無
傷の新鮮な細胞を、膜調製物に使用したと同じ方法によ
りリガンド結合アッセイに用いてもよい。細胞を用いる
場合、細胞は損傷しないようにより温和な遠心分離によ
り採取しなければならず、全洗浄は、細胞が浸透圧によ
り衝撃を受けたり破裂したりしないように、例えばリン
酸塩緩衝食塩水のような緩衝媒質中で実施しなければな
らない。
気生理学的に機能的であり、従って、テストリガンドが
イオンチャンネル活性を調節する能力をスクリーニング
するのに有用である。従って、本発明は更にリガンドス
クリーニング法としてテストリガンドとヒトCNSレセ
プターとの間の相互作用の検出方法を提供し、該方法
は、テストリガンドをヒトEAA3レセプター産生細胞
又は該細胞から誘導される膜調製物と共にインキュベー
トする段階と、その後、該細胞又は膜を流れるリガンド
誘導電流を測定する段階とを含む。
細胞を使用する代わりに、EAA3レセプターをコード
するメッセンジャーRNAの導入後に機能的膜結合レセ
プターをもたらす細胞(例えばアフリカツメガエル卵母
細胞)を使用してリガンド特徴付けを実施してもよい。
この場合、典型的にはプラスミドベクター(例えばT3
又はT7バクテリオファージプロモーター)により供給
される隣接RNA転写プロモーターを介して導入遺伝子
をRNAに容易に転写できるようなプラスミドベクター
に本発明のEAA3レセプター遺伝子をサブクローニン
グする。次にRNAを挿入遺伝子からin vitro
転写し、アフリカツメガエル卵母細胞に注入すればよ
い。nL容量のRNA溶液を注入後、卵母細胞を数日間
までインキュベートし、その後、浸漬溶液中に供給され
る特定のリガンド分子と結合する能力を無傷の形態又は
膜調製物として試験する。機能的EAAレセプターはイ
オンを選択的に通過させ得る膜チャンネルを操作するこ
とにより部分的に作用するので、浸漬溶液中の特定のリ
ガンドに応答するレセプターの作用は典型的には、細胞
に挿入されるか又は「パッチ−クランプ」法を使用して
細胞誘導膜調製物の両側に配置された微細電極を使用し
て電流として測定され得る。
AA3レセプターとの結合は、(例えばタンパク質定量
により測定された)予め決定された量、一般には約25
μg〜100μgの細胞由来膜を用いて評価するのが一
般的である。一般に、競合的結合アッセイは、カイネー
トに対する試験化合物の親和性を評価するのに有用であ
る。この競合的結合アッセイは、種々の濃度で添加した
非標識化試験化合物の存在下で放射性標識カイネート、
例えば[3H]−カイネートと共に膜調製物をインキュ
ベートすることにより実施することができる。インキュ
ベーション後、置換又は結合した放射性標識カイネート
を回収及び測定し、基質として用いた特定のレセプター
に対する試験化合物及びカイネートの相対的結合親和性
を確定する。こうして、カイネート型ヒトEAAレセプ
ターに対する種々の化合物の親和性を測定することがで
きる。
構築するためにレセプターコーディングDNAを用いる
以外に、本発明の別の態様によると、構造研究、抗体産
生及び他の実験目的で可溶性形態でレセプターのフラグ
メントを作成するためにDNAを発現させることができ
る。カイネート結合フラグメント、即ちリガンド分子と
の結合に関与するEAA3レセプターの部分は細胞の外
側に位置し、即ち細胞外であると予測される。したがっ
て、このようなカイネート結合フラグメントを単離形
態、即ちレセプターの残部を含まない形態で大量に提供
することにより、レセプター−リガンド相互作用の特徴
付けを助長するのが先ず第1に望ましい。このために
は、全長EAA3レセプターコーディングDNAを特定
部位の突然変異誘発により改変し、第1のトランスメン
ブランドメイン(TM1)の細胞外N末端領域であって
その5’に隣接する領域、即ち図1に示す酸残基533
コドンの前に翻訳停止コドンを導入すればよい。レセプ
ターを膜に「固定」するためのトランスメンブランドメ
インはもはや生成されないので、改変遺伝子を発現させ
ると、細胞外リガンド結合ドメインのみが可溶性形態で
分泌される。次に、標準リガンド結合アッセイを実施
し、候補化合物とこうして生成された細胞外ドメインと
の結合度を確認する。リガンド結合ドメインを正確にマ
ッピングするためには、特定部位の突然変異誘発を用い
て、別種の細胞外領域を生成することが当然必要であり
得る。さらに、フラグメントの長さは、完全な533ア
ミノ酸細胞外N末端ドメイン未満の長さに変更してもよ
い。
ためには、まず最初に種々の方法のいずれか1種を使用
してレセプターのカイネート結合フラグメントを固体支
持体に固定する。例えば、レセプターペプチドフラグメ
ントのC末端を誘導体化不溶性ポリマー支持体、例えば
架橋結合ポリスチレン又はポリアミド樹脂に結合すれば
よい。固体支持体に一旦固定すると、フラグメントは候
補リガンドのレセプター結合親和性をスクリーニングす
るために有用である。この目的のためには、全長レセプ
ターを使用する上述のような競合型リガンド結合アッセ
イが一般に使用される。固体支持体に固定されたフラグ
メントを候補リガンドの存在下で天然リガンド、即ちカ
イネートと結合する。カイネート又は候補リガンドの一
方を例えば放射性標識し、適切なインキュベーション期
間後、結合又は非結合ラベルの量を測定することにより
カイネート置換度を決定する。
C末端から誘導されるレセプターの細胞外ドメイン、例
えば図1に示すようなアミノ酸残基811〜875の間
に位置する第4のトランスメンブランドメイン(TM
4)の直後のドメインを生成することが望ましい場合も
ある。この場合には、特定部位の突然変異誘発及び/又
はPCR−ベースの増幅法を用いて、問題のレセプター
ドメインをコードする遺伝子の規定したフラグメントを
容易に提供することができる。直接ペプチド合成を用い
て所望のC末端フラグメント又は上記のような所望のN
末端フラグメントを作成することもできる。遺伝子フラ
グメントをコードするDNAを発現ベクターにより提供
される翻訳開始コドンに隣接して挿入し、必要な翻訳読
み取り枠を注意して保存するのであれば、このようなD
NA配列を使用して細胞内又は分泌様式で所望のレセプ
ターフラグメントを発現させることができる。
生成は種々の宿主細胞において達成し得ると考えられ
る。この目的のためにCHO細胞のような哺乳動物細胞
を使用することができ、その場合、発現は一般に高レベ
ル発現が可能な発現プロモーター、例えばCMV(サイ
トメガロウイルス)プロモーターにより起動される。あ
るいは、非哺乳動物細胞、例えば昆虫Sf9(Spod
optera frugiperda)のような非哺乳
動物細胞を用いてもよく、その場合、発現は一般にバキ
ュロウイルスの発現プロモーター、例えば強力な後期多
面体タンパク質プロモーターにより起動される。糸状菌
発現系を用いてEAA3レセプターのこのような細胞外
ドメインを多量に分泌させてもよい。例えば発現がal
cAプロモーターにより起動されるAspergill
us nidulansは、このような許容可能な系を
構成する。このような発現宿主の他に、細胞内であるか
細胞外であるかにかかわらず、異種遺伝子又は遺伝子フ
ラグメントを発現することが可能なものであればどのよ
うな原核細胞又は他の真核細胞発現系も同様に許容可能
であるも理解されよう。特に、例えば脳組織におけるE
AA3レセプターの存在及び/又は位置を検出するのに
用いるために、本発明は更に別の態様においてヒトEA
A3レセプターに対する標識化抗体を提供する。このよ
うな抗体を産生させるためには、上記方法又は標準ペプ
チド合成法により微生物又は哺乳動物細胞宿主で産生さ
れる無傷の可溶性レセプター又はその免疫原性フラグメ
ントを免疫原として使用すればよい。免疫原性フラグメ
ントとして用いるのに特に適したEAA3aレセプター
の領域としては、レセプターの細胞外領域に対応する配
列を有する領域又は細胞外領域の一部、例えば残基1〜
532から構成されるペプチド又は特に残基186〜2
01もしくは485〜528を含むそのフラグメント、
及びトランスメンブランドメインTM−2及びTM−3
間の領域に対応するペプチド、例えば残基595〜60
4から構成されるペプチドが挙げられる。C末端ドメイ
ン(残基811〜875)又はそのフラグメントから構
成されるペプチドを抗体産生に用いてもよい。ヒトEA
A3b,EAA3c及びEAA3dレセプターの実質的
に同一領域も、このレセプターに対する抗体を産生させ
るために使用することができる。
ラグメントに対する抗体の産生は、ポリクローナル抗体
を産生させるには、慣用設計の免疫化プロトコルと、ヒ
ツジ、ヤギ及びウサギのような種々の哺乳動物宿主のい
ずれかとを使用すればよい。また、モノクローナル抗体
産生のためには、脾細胞のような免疫細胞を免疫化動物
から回収し、ハイブリドーマ技術を用いて骨髄腫細胞と
融合することができる。次に、融合産物即ちハイブリド
ーマ細胞を選択培地中で培養することによりスクリーニ
ングし、抗体を産生する細胞を回収して連続増殖し、抗
体を回収する。次に、この目的のために確立されたリン
カー法を用いて回収抗体をレセプター分子、即ち例えば
放射能ラベル、酵素ラベル、蛍光ラベル等のような検出
可能なラベルと共有結合させ、EAA3レセプターに対
する特異的プローブを形成する。
しくは他の哺乳動物ゲノム(又はcDNAライブラリ
ー)中に存在する配列関連遺伝子を同定するため又は脳
組織のような試料中のEAA3コーディングDNAを位
置確認するためのハイブリダイゼーションプローブとし
て、検出可能標識化形態、例えば放射性標識化形態でヒ
トEAA3レセプター及びその選択領域をコードするD
NA又はRNAを更に使用することもできる。これは、
無傷コーディング領域又はそのフラグメントに例えば32
Pで放射性標識したヌクレオチドを取り込むことにより
実施され得る。試料中のEAA3コーディングDNAを
同定するためには、EAA3をコードする全長cDNA
又は固有のフラグメントを用いるのが望ましい。図1及
び同図中のヌクレオチド番号を参照すると、このような
ヌクレオチドフラグメントは少なくとも約17の核酸を
含み、そうでなければレセプターのN末端もしくはC末
端をコードする領域に対応する配列を有するか、又はそ
の5’非翻訳もしくは3’非翻訳領域を表すフラグメン
トを含む。この目的に適切なヌクレオチドフラグメント
の例としては、EAA3aのヌクレオチド426〜44
6及びヌクレオチド1251〜1271が挙げられる。
当然のことながら、特にこれらの配列及び無傷の遺伝子
それ自体を使用して標準ハイブリダイゼーション技術に
よりEAA3関連ヒト遺伝子、特にそのcDNA等価物
をクローニングすることもできる。
細に説明する。
Aの単離 Stratagene Cloning System
s(La Jolla, California,
U.S.A.)からEcoRI−ベースλファージライ
ブラリー(λZAP)として入手したヒト胎児脳cDN
Aをプローブすることにより、ヒトEAA3aレセプタ
ーをコードするcDNAを同定した。以下の特異配列:
5’−ATCGGCGGCATCTTCATTGTTC
TGGCTGCAGGACTCGTGC−3’を有する
オリゴヌクレオチドプローブを使用してcDNAライブ
ラリーをスクリーニングした。
enhardt溶液、10mM Na2HPO4緩衝液、
0.5%ピロリン酸ナトリウム、0.5% SDS、1
00μg/ml変性サケ精子DNA、42℃のハイブリ
ダイゼーション条件下で胎児脳cDNAライブラリーを
スクリーニングした。0.5%SDSを含有する6×S
SCで25℃で5分間、次いで0.5%SDSを含有す
る2×SSCで42℃で15分間フィルターを洗った。
最後に0.5%SDSを含有する1×SSCで50℃で
15分間洗った。フィルターをX線フィルム(Koda
k)に一晩露光した。スクリーニングした106個のク
ローンのうちで2個のみのcDNAインサートを同定
し、一方の約0.9kbのインサートをRKCSFG7
2、他方の約2.7kbのインサートをRKCS5F8
1と命名した。配列決定するために、’72及び’81
ファージをプラーク精製し、その後、製造業者の仕様書
に従ってファージミドとして切り出し、ファージミドベ
クターのインサート担持Bluescript−SK変
異体を作成した。’72クローンを配列全体から配列決
定した処、C末端領域を示すが、推定終結コドンは示さ
ないオープンリーディングフレームが確認された。’8
1インサートを配列決定した処、’72クローンとの間
に約80%の相同度を有するDNA配列が確認され
た。’81クローンは’72クローンとの間に顕著なオ
ーバーラップを示し、付加的な5’配列を含んでいた。
められなかったので、’72クローンの5’及び3’領
域を探した。この目的で’81クローンの2.0kb
EcoRIフラグメントと’72クローンの0.9kb
EcoRIフラグメントとを単離し、32Pで標識した
後、6×SSC、25%ホルムアミド、5×Denha
rdt溶液、0.5% SDS、100μg/ml変性
サケ精子DNA、30℃のハイブリダイゼーション条件
下で同一の胎児脳cDNAライブラリーを再スクリーニ
ングするために使用した。0.5%SDSを含有する2
×SSCで25℃で5分間、次いで0.5%SDSを含
有する2×SSCで最終的に42℃で15分間フィルタ
ーを洗った。フィルターをX線フィルム(Kodak)
に一晩露光した。スクリーニングした106個のクロー
ンのうちで2個のみのcDNAを同定し、一方の約1.
5kbのフラグメントをRKCS221、他方の約1.
8kbのフラグメントをRKC41と命名した。完全
な’221インサートを配列決定した処、’72クロー
ンの5’配列と終結コドン及び3’非コーディング領域
の約250塩基とが確認された。完全な’41インサー
トを配列決定した処、5’配列は確認されたが、開始コ
ドンは認められなかった。
することが可能な(’41配列に基づく)オリゴヌクレ
オチドプローブを使用して同一の胎児脳cDNAライブ
ラリーをスクリーニングした。32P標識プローブの特異
配列は、5’−CCATCATTGAGAAGTGGT
CC−3’であった。
C、50%ホルムアミド、5×Denhardt溶液、
0.5% SDS、100μg/ml変性サケ精子DN
A、30℃のハイブリダイゼーション条件下で同一胎児
脳cDNAライブラリーを再スクリーニングするために
使用した。0.5%SDSを含有する2×SSCで25
℃で5分間、次いで0.5%SDSを含有する2×SS
Cで最終的に42℃で15分間フィルターを洗った。フ
ィルターをX線フィルム(Kodak)に一晩露光し
た。スクリーニングした106個のクローンのうちただ
1個の約1.7KbのcDNAインサートのみを同定
し、RKS71と命名した。’71を配列決定した処、
開始コドンと5’非コーディング領域の約417塩基
と’41インサートとの顕著なオーバーラップ部分とが
判明した。
を提供するために、図2に示す手法を使用して3.0k
b pBluescriptファージミドバックグラウ
ンド中に3.3kb NotI/HindIIIインサ
ートとして無傷のEAA3aレセプターコーディングD
NAを担持する6.3kbファージミドpBS/hum
EAA3aを作成した。ブダペスト条約に従ってファー
ジミドpBS/humEAA3aを1992年11月1
2日付けでRockvill,Maryland US
Aに所在のAmerican Type Cultur
e Collectionに寄託し、受託番号ATCC
75350を付与された。
生する遺伝子組換え細胞の構築 哺乳動物細胞中で一時的に発現させるために、図3に示
すようにInvitrogen Corporatio
n(San Diego, California,
USA; カタログ番号V490−20)から市販され
ている哺乳動物発現ベクターpcDNAI/Amp(p
cDNAIA)にEAA3aレセプターをコードするc
DNAを組み込んだ。pcDNAIAは真核系における
cDNA発現及び原核細胞におけるcDNA分析用とし
て設計された多機能4.8kbプラスミドベクターであ
る。ベクター上には、CMVプロモーター及びエンハン
サー、スプライスセグメント及びポリアデニル化シグナ
ル、SV40及びポリオーマウイルス複製起点、配列決
定及び突然変異誘発のために一本鎖DNAを救済するた
めのM13起点、センス及びアンチセンスRNA転写物
生成のためのSp6及びT7 RNAプロモーター、並
びにCol E1様高コピープラスミド起点が組み込ま
れている。CMVプロモーターの下流でT7プロモータ
ーの3’にポリリンカーが適当に配置されている。
ndIII/NotIアダプターを挿入後に3.3kb
NotI/NotIフラグメントとしてEAA3aコ
ーディングcDNAインサートをpBS/humEAA
3aから放出した。次にpcDNAIAベクターのNo
tI部位に3.3kbフラグメントを組み込み、発現ベ
クターpcDNAIA/humEAA3aを形成した。
的に発現させるために、DEAE媒介DNAトランスフ
ェクションによりCOS−1系(American T
ype Culture Collection, R
ockville, MarylandからATCC
CRL 1650として入手)のサル由来の繊維芽細胞
様細胞を約8ug/106COS細胞のDNA(pcD
NAIA/humEAA3aとして)でトランスフェク
トし、慣用手順に従ってクロロキンで処理した。要約す
ると、COS−1細胞を5×106細胞/皿の密度で平
板培養し、次いでFBS補充DMEM/F12培地で2
4時間増殖させた。次に培地を除去し、細胞をPBS、
次いで培地で洗浄した。DMEM/F12培地中にDE
AEデキストラン(0.4mg/ml)、100μMク
ロロキン、10% NuSerum、DNA(0.4m
g/ml)を含有する10mlのトランスフェクション
溶液を細胞に適用した。37℃で3時間インキュベーシ
ョン後、細胞を前記と同様にPBS及び培地で洗浄し、
次いでDMEM/F12培地中10%DMSOで1分間
ショックを与えた。細胞を10%FBS補充培地で2〜
3日間増殖させて、インキュベーション終了時に皿を氷
上に置き、細胞を氷冷PBSで洗浄し、次いでこそげ落
して取り出した。次いで細胞を1000rpmで10分
間遠心分離して収集し、細胞ペレットを次のリガンド結
合アッセイで用いるために液体窒素中で凍結した。凍結
細胞の融解アリコートのノーザンブロット分析により、
保存細胞中にレセプターコーディングcDNAが発現さ
れていることを確認した。
胞型、即ちCHO K1及びCHOPro5を用いて安
定にトランスフェクトした細胞系を調製することもでき
る。これらの細胞系を構築するためには、ヒトEAA3
aをコードするcDNAを安定発現を可能にする哺乳動
物発現ベクターpRC/CMV(Invitroge
n)中に組み込む。この部位に挿入することにより、c
DNAはサイトメガロウイルスプロモーターの発現制御
下でポリアデニル化部位及びウシ成長ホルモン遺伝子の
タミネーターの上流に、選択マーカーとして(SV40
初期プロモーターにより起動される)ネオマイシン耐性
遺伝子を含むベクターバックグラウンドに組み込まれ
る。
るために、宿主CHO細胞を先ず10%FBS補充αM
EM培地中5×105の密度で播種した。24時間増殖
後、新鮮な培地をプレートに加えて3時間後、慣用のリ
ン酸カルシウム−DNA共沈法を用いて細胞をトランス
フェクトした。要約すると、DNA 3μgを混合し、
カルシウム緩衝液と共に室温で10分間インキュベート
した。等量のリン酸緩衝液を加え、懸濁液を室温で15
分間インキュベートした。次に、インキュベートした懸
濁液を細胞に4時間適用し、細胞を取り出して15%グ
リセロールを含有する培地でショックを与えた。3分
後、細胞を培地で洗浄し、通常の増殖条件で24時間イ
ンキュベートした。G418(1mg/ml)を含有す
る10%FBS補充α−MEM培地中でネオマイシン耐
性細胞を選択した。G418耐性細胞の個々のコロニー
を約2〜3週間後に単離し、クローン選択して、アッセ
イ用に増殖させた。
イザーにより氷冷蒸留水中に再懸濁し、50,000g
で20分間遠心分離した。上清を廃棄し、膜ペレットを
−70℃で凍結保存した。
ris−HCl(pH7.55,5℃)に懸濁し、結合
に競合する虞れのある内因性グルタメートを除去するた
めに、再び50,000gで10分間遠心分離した。ペ
レットを氷冷50mM Tris−HCl(pH7.5
5)緩衝液に再懸濁し、形成された膜調製物を組織源と
して下記結合実験に使用した。標準としてPierce
試薬及びBSAを用いてタンパク質を定量した。
5〜100μgの量のCOS由来膜等価物と、選択され
た放射性標識リガンドを用いて結合アッセイを行った。
特に、カイネート結合アッセイの場合、最終容量1ml
の冷インキュベーション緩衝液中、組織タンパク質25
〜100μg及び[ビニリデン−3H]カイニン酸(5
8Ci/mmol, 最終80nM)からインキュベー
ション混合物を構成した。非特異的結合は、1mM L
−グルタメートの存在下で測定した。サンプルを氷上で
60分間インキュベートした後、PHD細胞ハーベスタ
ー及び氷冷0.3%ポリエチレンイミンに予め浸漬して
おいたGF/Bフィルターを使用して迅速濾過すること
により、結合したリガンドと遊離しているリガンドとを
分離した。フィルターを冷インキュベーション緩衝液4
mlで2回洗った後、Beckman Ready−P
rotein Plusシンチレーションカクテル5m
lと共にシンチレーションバイアルに入れ、計数した。
質25〜100μg及びD,L−α−[5−メチル−3
H]アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチルイソキサゾー
ル−4−プロピオン酸(3H−AMPA,27.6Ci
/mmole, 最終10nM)に0.1M KSCN
及び2.5mM CaCl2を加えて最終容量1mlと
することによりインキュベーション混合物を構成した。
非特異的結合を1mML−グルタメートの存在下で測定
した。サンプルをプラスチックミニバイアル中で60分
間氷上でインキュベートし、30分間50,000gで
遠心分離することにより、結合したリガンドと遊離して
いるリガンドとを分離した。ペレットを冷インキュベー
ション緩衝液4mlで2回洗った後、Beckman
Ready−Proten Plusシンチレーション
カクテル5mlを加えて計数した。
より発現されたヒトEAA3aレセプターは約129.
3±15.0nM(図5)の解離定数(Kd)を有する
単一類の[3H]標識カイネート結合部位を含むことが
判明した。更に、COS細胞中で発現される場合にEA
A3aレセプターの最大カイネート結合は1469±9
09fmol/mgタンパク質であることが判明した。
について[3H]−カイネート置換アッセイを実施し、
選択されたリガンドの相対結合親和性を決定した。その
結果、図6に示すようにEAA3aレセプターに結合す
る3H−カイネートの置換におけるリガンドの力価の順
位は、ドモエート>カイネート>L−グルタメート=キ
スカレート>DNQX=CNQX>AMPA>ジヒドロ
カイネート>NMDAであることが判明した。
の膜調製物を用いて実施したアッセイによると、80n
M 標識化リガンドで167fmol/mgタンパク質
の特異的[3H]−カイネート結合が明らかになった
(図4)。モック(Mock)トランスフェクトした細
胞は試験したどのリガンドとも特異的結合を示さなかっ
た。これらの結果、ヒトEAA3aレセプターはカイネ
ートに特異的に結合していることが明らかである。この
活性は、AMPA又はNMDAでは実証可能な結合がほ
とんど又は全く得られないという事実と相俟って、EA
A3aレセプターがカイネート型EAAレセプターであ
ることを明示している。さらに、この結合プロフィール
はレセプターが正規に機能していることを示し、したが
って無傷ヒト脳からの対応する非組換え体のリガンド結
合「特性」を確実に予測することができる。これらの特
徴により、組換え体レセプターは、レセプターに結合す
るリガンド化合物を選択及び特徴付けるため、及び/又
はレセプターから他のリガンドを置換することにより作
用し得る化合物を選択及び特徴付けるために特に有用で
ある。単一の均質なレセプター種として発現可能な純粋
形態でEAA3aレセプター遺伝子を単離する結果、こ
のような特徴付けを行うためにヒト及び非ヒト脳からの
複雑で不均質なレセプター調製物を用いる場合に生じた
精度の欠如という問題なしにリガンド結合アッセイを実
施することができる。
ーをコードするDNAを含むcDNAインサートのヌク
レオチド配列及びその推定アミノ酸配列を示す。
せるベクターを構築するために使用される手法をプラス
ミド地図により示す。
ターを構築するために使用される手法をプラスミド地図
により示す。
在する変異体のDNA及びアミノ酸配列と、図1に示す
EAAレセプターのDNA配列とを比較したものであ
る。
されるEAAレセプターのリガンド結合特性を示す。
されるEAAレセプターのリガンド結合特性を示す。
Claims (16)
- 【請求項1】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3aレ
セプター、下記配列と少なくとも97%の相同性を有す
るヒトEAA3aレセプターのカイネート結合誘導体、また
はヒトEAA3aレセプター若しくはその誘導体のカイネー
ト結合フラグメントをコードする単離ポリヌクレオチ
ド。 【化1】 - 【請求項2】 カイネート結合誘導体のアミノ酸置換
が、全て保存的アミノ酸置換であることを特徴とする請
求項1に記載の単離ポリヌクレオチド。 - 【請求項3】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3aレ
セプターをコードする請求項1に記載の単離ポリヌクレ
オチド。 【化2】 - 【請求項4】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3b
レセプターをコードする請求項1に記載の単離ポリヌク
レオチド。 【化3】 - 【請求項5】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3c
レセプターをコードする請求項1に記載の単離ポリヌク
レオチド。 【化4】 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
ポリヌクレオチドを組込んだ組換えDNA構築物。 - 【請求項7】 前記ポリヌクレオチドが前記レセプター
を細胞宿主中で発現及び分泌できるようにDNAと作動的
に結合していることを特徴とする請求項6に記載の組換
えDNA構築物。 - 【請求項8】 カイネート結合ヒトEAAレセプターを産
生するように遺伝子組換えされ、請求項1から5のいず
れか一項に記載の異種ポリヌクレオチドを発現可能に組
込んだ細胞。 - 【請求項9】 哺乳動物細胞であることを特徴とする請
求項8に記載の細胞。 - 【請求項10】 請求項8に記載の細胞から誘導される
膜調製物。 - 【請求項11】 請求項1から5のいずれか一項に記載
のヒトEAA3レセプターをコードするポリヌクレオチド
を発現可能に組込んだ細胞を培養する段階と、その後、
培養細胞を回収する段階とを含む、実質的に均質なヒト
EAAレセプター源の取得方法。 - 【請求項12】 培養細胞から膜調製物を得る後続段階
を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 適当な条件下で請求項8に記載のヒトE
AA3レセプター産生細胞又は該細胞から誘導される膜調
製物と共にテストリガンドをインキュベートする段階
と、その後、ヒトEAA3レセプターとテストリガンドと
の間の結合度又は該細胞もしくは膜を流れるリガンド誘
導電流のいずれか一方を測定する段階とを含む、ヒトCN
Sレセプターとの相互作用についてテストリガンドをア
ッセイする方法。 - 【請求項14】 ヒト起源の他のタンパク質を本質的に
含まない形態の下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3aレ
セプターまたは下記配列と少なくも97%の相同性を有
するヒトEAA3aレセプターのカイネート結合誘導体。 【化5】 - 【請求項15】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3a
レセプターまたは下記配列と少なくとも97%の相同性
を有するヒトEAA3aレセプターのカイネート結合誘導体
のカイネート結合フラグメント。 【化6】 - 【請求項16】 下記アミノ酸配列を有するヒトEAA3a
レセプターまたは下記配列と少なくとも97%の相同性
を有するヒトEAA3aレセプターのカイネート結合誘導体
の免疫原性フラグメント。 【化7】
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