JP3361160B2 - ブレーキ機能判定方法 - Google Patents

ブレーキ機能判定方法

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JP3361160B2 JP24592193A JP24592193A JP3361160B2 JP 3361160 B2 JP3361160 B2 JP 3361160B2 JP 24592193 A JP24592193 A JP 24592193A JP 24592193 A JP24592193 A JP 24592193A JP 3361160 B2 JP3361160 B2 JP 3361160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチスキッド機能を
備えた車両において、ブレーキ試験装置を利用して当該
アンチスキッド機能の動作を判定するブレーキ機能判定
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の走行中急ブレーキをかけると、車
輪がロックされてブレーキ制動がきかなくなる現象が生
じ、危険な状態を呈するようになるため、最近の車両に
あっては、このようなブレーキのロック防止するシステ
ムとして、アンチスキッド機能、すなわちアンチスキッ
ドバルブが装備されているものが提案されている。
【0003】このようなアンチスキッド機能の動作を判
定(確認)する方法として、本発明者等は、既にブレー
キ試験装置を利用した方法(特公平2−20929号)
を提案してある。このブレーキ試験装置を利用した方法
では、ブレーキ試験装置の駆動ローラの回転速度をある
速度域にしたうえで被診断車両のブレーキを作用させ、
当該被診断車両の前輪および後輪に対する制動力が一定
値に達してから時間設定タイマーと接続したテスト開始
検出回路を動作させ、前記設定時間内でアンチスキッド
動作の一定範囲における制動力の反復回数をカウンター
計測回路で計測し、この反復回数と合格設定回数記憶回
路の設定回数とを突き合わせることにより、アンチスキ
ッド機能の合否を判定している。
【0004】この判定の具体的な例を図示すると、図5
の如くである。つまり、この方法では、予め制動力の上
限値FU と下限値FD を定め、これらの値に挟まれた制
動力の範囲Yを固定的に捉え、この状態で、被診断車両
のブレーキ試験を行い、当該被診断車両の前輪および後
輪に対する制動力が一定の基準値Faに達したら、その
制動力Fをモニターし、その制動力Fが上昇して上記上
限値FU を越え、その後下降して下限値FD 以下に達し
たところで、1回の反復回数と定め、この反復回数があ
る一定の設定時間内Xで何回あるか(図示の場合、6
回)を計測し、この計測回数と予め設定してある合格設
定回数記憶回路の設定回数とを比較して、アンチスキッ
ド機能の合否を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法に
よるアンチスキッド機能の判定においては、次のような
改善すべき点があった。 (1)先ず、上記のように制動力Fの上限値FU と下限
値FD を予め固定した値として設定した場合、得られる
制動力Fの変動や、同一の被診断車両にあっても前輪側
に対して後輪側で得られる制動力Fが小さくなり易いな
どの車両特性から、正確なアンチスキッド機能の判定が
できないという問題があった。例えば、高出力エンジン
車両などにおいて特に顕著であるが、一般にセダン型の
乗用車などの車両にあっては、フロント側がエンジン重
量などにより重いため、前輪側に対して後輪側が軽くな
る。このため、後輪とブレーキ試験装置のローラ間にお
ける摩擦力は小さくなって、装置類の誤差や天候による
摩擦係数の変化(湿度変化)などによって、制動力レベ
ルが変動して、アンチスキッド機能が正常に動作してい
ても、判定できないことがあるからである。 (2)また、常に上記のようにアンチスキッド動作時に
おける制動力Fの反復回数を計測して、これを予め設定
した合格設定回数と比較するのでは、迅速なアンチスキ
ッド機能の判定ができないという問題があった。例え
ば、アンチスキッド動作時に得られる制動力Fが極端に
大きかったりあるいは小さかったりした場合は、当然そ
の結果から、直ちにアンチスキッド機能の不動作が推測
されるため、このようなときには、直ちに不合格とする
方が合理的であり、迅速な判定が可能となるからであ
る。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、得られる制動力に多少のレベル変動が
あっても正確な判定ができ、また、極端な制動力の大小
があったときには直ちに不合格判定ができる、優れたブ
レーキ機能判定方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、ブレー
キ試験装置の駆動ローラの回転速度をある速度域にした
うえで被診断車両のブレーキを作用させ、当該被診断車
両の前輪および後輪に対する制動力が一定値に達してか
ら前記ブレーキ操作によるアンチスキッド動作時におけ
る制動力の反復回数をカウンター計測回路で計測し、こ
の反復回数と合格設定回数記憶回路の設定回数とを突き
合わせてアンチスキッド機能を判定するブレーキ機能判
定方法において、前記制動力の反復回数を計測する際、
ある特定の制動力範囲を設定幅として定め、前記アンチ
スキッド動作時の制動力の上昇時と下降時の振れを捉
え、これら両者の振幅が前記設定幅より大きいときの振
れを1反復回数として計測するブレーキ機能判定方法に
ある。
【0008】本発明の第2は、上記第1の発明に組み合
わせたもので、ブレーキ試験装置の駆動ローラの回転速
度をある速度域にしたうえで被診断車両のブレーキを作
用させ、当該被診断車両の前輪および後輪に対する制動
力が一定値に達してから前記ブレーキによるアンチスキ
ッド動作時における制動力の反復回数をカウンター計測
回路で計測し、この反復回数と合格設定回数記憶回路の
設定回数とを突き合わせてアンチスキッド機能を判定す
るブレーキ機能判定方法において、前記制動力の反復回
数を計数する際、ある特定の制動力範囲を設定幅として
定め、前記アンチスキッド動作時の制動力の上昇時と下
降時の振れを捉え、これら両者の振幅が前記設定幅より
大きいときの振れを1反復回数として計測し、かつ、前
記アンチスキッド機能の判定基準として、それ以上の制
動力値が得られたとき不合格とする不合上限値を設定す
ると共に、それ以下の制動力値が得られたとき不合格と
する不合格下限値を設定して付加し、これらの不合格上
限値または不合格下限値を越えた制動力の計測によって
アンチスキッド機能の不合格を判定するブレーキ機能判
定方法にある。
【0009】
【作用】上記本発明の第1によると、ある特定の制動力
範囲を設定幅として定め、この設定幅をスケール(基
準)として、アンチスキッド動作時の制動力の振れを捉
えて1反復回数としてあるため、得られる制動力に多少
のレベル変動があっても正確なアンチスキッド機能の判
定が得られる。また、本発明の第2によると、多少 のレ
ベル変動があっても正確なアンチスキッド機能の判定が
得られると同時に、極端な制動力の大小があったときに
は、不合格上限値または不合格下限値と比較して捉えら
れるため、直ちにアンチスキッド機能の不合格が判定で
きる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明方法を実施するためのブレー
キ試験装置を示した概略説明図で、図2は本発明方法に
係るアンチスキッド機能を判定する制御系を示した概略
ブロック図である。これらの図において、1は被診断車
両が搬入されてアンチスキッド動作などのブレーキ試験
が行われるブレーキ試験装置、2はこのブレーキ試験装
置1のモーターなどの駆動源3により回転駆動される細
長い駆動ローラで、この駆動ローラ2は、図1のように
被診断車両の左右の前輪A,Bおよび左右の後輪C,D
に対応するように床面あるいはベース板4上に4組み設
けられている。
【0011】5はこれらの駆動ローラ2の前方に所定間
隔を有して並設されたブレーキローラ、6はこれらのブ
レーキローラ5をそれぞれ対向する駆動ローラ2と同期
的に回転させるタイミングベルトなどの動力伝達部材、
7は駆動ローラ2とブレーキローラ5との間に介装さ
れ、被診断車両の左右の各車輪A〜Dを持ち上げること
ができる図示しないリフト機構のリフト板、8はブレー
キローラ5の前方に設けられた被診断車両がブレーキロ
ーラ5から飛び出すのを防止するための昇降式安全ロー
ラである。
【0012】9は床面に固定的に設けられ、他方のベー
ス板4A上に位置調整可能に設けられたホイールベース
10を前後に移動させる移動装置で、モータ9a、これ
に連動された雄ネジ軸9b、ホイールベース10側に固
着された雌ネジ筒体9cなどからなり、この移動装置9
はベース板4Aの一側壁の略中央部に設けられている。
11はこの移動装置9によりホイールベース10が移動
した際に、その移動量を検出することができるホイール
ベース位置検出装置で、このホイールベース位置検出装
置11はベース板4Aの一側壁の端部寄りの位置に設け
られている。12は前記駆動源3にそれぞれ取り付けら
れた被診断車両のブレーキ時の制動力を検出するための
制動力検出器、13は床面の適宜箇所に配置され、作業
員あるいは診断者に各種の点検指示を出す操作箱、14
はこれらの操作箱13を制御する制御装置、15は床面
に設けられた作業員に作業指示や後述するアンチスキッ
ド機能(アンチスキッドバルブ)の動作状態の判定を表
示する表示装置である。
【0013】本発明では、このような構成からなるブレ
ーキ試験装置1を利用して被診断車両のブレーキ機能判
定方法が実施される。具体的には、ブレーキ試験装置1
の駆動ローラ2の回転速度をある速度域、例えば車速に
相当する25km/H前後にしたうえで、被診断車両の
ブレーキを作用させ、前輪A,Bおよび後輪C,Dの制
動時におけるアンチスキッド動作を制動力の変化として
把握し、後述の図3〜図4に示したように、ある特定の
制動力範囲を設定幅Lとして定め、この設定幅Lをスケ
ール(基準)として、アンチスキッド動作時の反復サイ
クルにおける反復回数を検出し、これと合格設定回数と
を比較してアンチスキッド機能の動作を判定したり、あ
るいは不合格上限値FSUまたは不合格下限値FSDを定
め、この各値を越えた制動力の検出により、直ちにアン
チスキッド機能の不動作、すなわち不合格を判定するこ
とができる。
【0014】この判定は、図2に示した制御系により行
われる。この制御系において、20はブレーキ試験装置
1で通常の制動力測定を行い、前輪・後輪・駐車の和、
前輪、後輪の差などの全項の合格時にそのまま自動的
にアンチスキッド機能の動作を診断すべき被診断車両を
選択することができる押釦式の車種設定装置、21はこ
の車種設定装置20によって選定された車種の判定値を
各車種判定値記憶回路22から選択し、当該判定値に規
定数を掛けて基準値を算出する判定基準値演算回路、2
3はこの判定基準値演算回路21からテストを開始すべ
きアンチスキッド機能の制動力の基準値(開始点)Fa
(図3参照)の指示を受け前記被診断車両の左右の前輪
A,Bおよび後輪C,Dに対する制動力が前記基準値F
aになったときに時間設定タイマー24をONにするテ
スト開始基準値検出回路、25は前記判定基準値演算回
路21から前輪A,Bおよび後輪C,Dに適合する制動
力の上昇時および下降時の振れが入力され、かつ前記時
間設定タイマー24の設定時間内でアンチスキッド機能
の制動力の上限および下限を検出する上下限検出回路、
26はこの上下限検出回路25と接続され、該上下限検
出回路25により捉えられた制動力の上昇時および下降
時の両振れが、予め設定した制動力範囲の設定幅Lより
大きいときの振れを1反復回数として、反復サイクルの
反復回数を計測するカウンター計測回路、27はこのカ
ウンター計測回路26に接続され、前記計測された反復
回数を予め各車種ごとに入力された合格設定回数記憶回
路28の設定回数とを突き合わせてアンチスキッド機能
の合否を判断する判定回路、29は前記上下限検出回路
25と接続され、前記アンチスキッド機能の制動力の上
昇時および下降時の振れが、予め各車種ごとに入力され
た不合格上下限値記憶回路30の設定した不合格上限値
SUまたは不合格下限値FSDと比較して、これらの値を
越えたとき直ちにアンチスキッド機能の不合格を判定す
る不合格判定回路で、前記判定回路27および不合格判
定回路29の判定結果は、前述した表示装置15に表示
されるようになっている。
【0015】この判定のプロセスをより具体的に説明す
ると、図3〜図4の如くである。先ず、図3において、
アンチスキッド機能が正常に動作している場合には、例
えば制動力F1 (実線)の反復サイクルが得られる。こ
の反復サイクルに対しては、制動力の幅が絶対値として
与えられるある制動力範囲が設定幅L(変動上限値FVU
と変動下限値FVDの差)として定めてある。そして、制
動力F1 が基準値Faに達した点F10から検出を開始
し、上昇時および下降時の両振れ(振幅)が、この設定
幅Lより大きいときの振れを1反復回数として計測す
る。これを、図4の場合に当てはめると、制動力の上昇
時における振れは基準値FaからF12までであり、下降
時における振れはF12からF14までであって、いずれも
前記設定幅Lより大きいから1反復回数として計測され
る。同様にしF14からF18かけても1反復回数として計
測される。このようにして計測された反復回数が、合格
設定回数記憶回路28の設定回数とを突き合わせて同一
またはこれより大きければ、アンチスキッド機能が正常
に動作しているものとして、合格の判定がなされる。逆
に、計測された反復回数が、この設定回数に達しない場
合には、アンチスキッド機能の不合格が判定される。
【0016】一方、図3において、ブレーキがロックさ
れた場合には、例えば制動力F2 (一点鎖線)の変動サ
イクルが得られる。このサイクルでは、制動力F2 が基
準値Faに達した点F20から急激に上昇して、その上限
値が不合格上限値FSUを越えるときがあるため、この時
点で直ちに、不合格判定回路29によりアンチスキッド
機能の不合格が判定される。また、ブレーキの解放が極
端に大きく行われた場合には、例えば制動力F3 (二点
鎖線)の変動サイクルが得られる。このサイクルでは、
制動力F3 が基準値Faに達した点F30からほぼ正常に
上昇するものの、急激に降下し、その下限値が不合格下
限値FSDを越えるとき(下回るとき)があるため、この
時点で直ちに、不合格判定回路29によりアンチスキッ
ド機能の不合格が判定される。
【0017】なお、上記実施例では、図1に示したブレ
ーキ試験装置1を用いた場合であったが、本発明方法で
利用する装置は、これに限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような優れた効果が得られる。(1)先
ず、本発明の第1によると、アンチスキッド動作時にお
ける制動力の反復回数を計測する際、ある特定の制動力
範囲を設定幅として定めると共に、前記制動力の上昇時
と下降時の振れを捉え、これら両者の振幅が前記設定幅
より大きいときの振れを1反復回数として計測するた
め、振幅の大きさが問題であって、従来方法のように、
上限値と下限値を固定的に設定するものではないので、
得られる制動力の値が小さくとも、正確なアンチスキッ
ド機能の判定が得られる。すなわち、高出力エンジン車
両などのようにフロント側に対してリヤー側が軽い車両
などにおいて、装置類の誤差や天候による摩擦係数の変
化(湿度変化)などによって、多少の制動力レベルの変
動があっても何ら問題なく対応することができる。かゝ
る本発明方法を車両製造ラインなどに組み込んだ場合、
判断ミスなどのない優れた製造ラインが得られる。
【0019】(2)また、本発明の第2によると、アン
チスキッド動作時における制動力の反復回数を計測する
際、上記のように、ある特定の制動力範囲を設定幅とし
て定めると共に、前記制動力の上昇時と下降時の振れを
捉え、これら両者の振幅が前記設定幅より大きいときの
振れを1反復回数として計測するため、得られる制動力
の値が小さくとも、正確なアンチスキッド機能の判定が
得られ、かつ、アンチスキッド機能の判定基準として、
不合上限値と不合格下限値を設定するため、これらの値
を越えた(下回った)制動力の計測によって、直ちにア
ンチスキッド機能の不合格を判定することができる。つ
まり、アンチスキッド動作時に得られる制動力が極端に
大きかったりあるいは小さかったりした場合には、当然
アンチスキッド機能の不動作が推測されるため、その結
果に適合した合理的な判断が迅速に得られ、判定時間の
大幅な短縮が可能となる。かゝる本発明方法を車両製造
ラインなどに組み込んだ場合、当該ラインの大幅なスピ
ードアップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するためのブレーキ試験装置
の一例を示した概略説明図である。
【図2】本発明方法に係るアンチスキッド機能を判定す
る制御系を示した概略ブロック図である。
【図3】本発明方法における被診断車両のアンチスキッ
ド機能の制動力の軌跡を示した概略説明図である。
【図4】本発明方法における被診断車両のアンチスキッ
ド機能の制動力の具体的な軌跡の解析例を示した概略説
明図である。
【図5】従来方法における被診断車両のアンチスキッド
機能の制動力の軌跡を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1 ブレーキ試験装置 2 駆動ローラ 5 ブレーキローラ 12 制動力検出器 15 表示装置 20 車種設定装置 21 判定基準値演算回路 22 各車種判定値記憶回路 23 テスト開始基準値検出回路 24 時間設定タイマー 25 上下限検出回路 26 カウンター計数回路 27 判定回路 28 合格設定回数記憶回路 29 不合格判定回路 30 不合格上下限値記憶回路 A,B 前輪 C,D 後輪 L 設定幅 FVU 変動上限値 FVD 変動下限値 FSU 不合格上限値 FSD 不合格下限値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 浩二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−305133(JP,A) 特開 平4−221738(JP,A) 特公 平2−20929(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60T 7/00 - 8/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ試験装置の駆動ローラの回転速
    度をある速度域にしたうえで被診断車両のブレーキを作
    用させ、当該被診断車両の前輪および後輪に対する制動
    力が一定値に達してから前記ブレーキ操作によるアンチ
    スキッド動作時における制動力の反復回数をカウンター
    計測回路で計測し、この反復回数と合格設定回数記憶回
    路の設定回数とを突き合わせてアンチスキッド機能を判
    定するブレーキ機能判定方法において、前記制動力の反
    復回数を計測する際、ある特定の制動力範囲を設定幅と
    して定め、前記アンチスキッド動作時の制動力の上昇時
    と下降時の振れを捉え、これら両者の振幅が前記設定幅
    より大きいときの振れを1反復回数として計測すること
    を特徴とするブレーキ機能判定方法。
  2. 【請求項2】 ブレーキ試験装置の駆動ローラの回転速
    度をある速度域にしたうえで被診断車両のブレーキを作
    用させ、当該被診断車両の前輪および後輪に対する制動
    力が一定値に達してから前記ブレーキによるアンチスキ
    ッド動作時における制動力の反復回数をカウンター計測
    回路で計測し、この反復回数と合格設定回数記憶回路の
    設定回数とを突き合わせてアンチスキッド機能を判定す
    るブレーキ機能判定方法において、前記制動力の反復回
    数を計数する際、ある特定の制動力範囲を設定幅として
    定め、前記アンチスキッド動作時の制動力の上昇時と下
    降時の振れを捉え、これら両者の振幅が前記設定幅より
    大きいときの振れを1反復回数として計測し、かつ、前
    記アンチスキッド機能の判定基準として、それ以上の制
    動力値が得られたとき不合格とする不合上限値を設定す
    ると共に、それ以下の制動力値が得られたとき不合格と
    する不合格下限値を設定して付加し、これらの不合格上
    限値または不合格下限値を越えた制動力の計測によって
    アンチスキッド機能の不合格を判定することを特徴とす
    るブレーキ機能判定方法。
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