JP3361153B2 - サブミクロンライン幅測定プロセス制御方法及び製作ライン幅を監視する試験装置 - Google Patents

サブミクロンライン幅測定プロセス制御方法及び製作ライン幅を監視する試験装置

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ジェイ.アトン トーマス
チャパドス,ジュニア. フィリップ
ダブリュ.ホスク ジミィ
ピー.パランジプ アジット
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テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造プロセスの制御方
法及びその試験装置に関し、特に塗布又は除去された物
質の表面に作成されたラインのライン幅を測定する方
法、及びこのようなラインを作成する際にそのライン幅
を監視するための試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製作は、ウェーハ上に作成さ
れた複数機能の幅に精密公差を必要としている唯一の製
造プロセス例である。例えば、レジスト処理中にエッチ
ング・ラインの幅を一定の寸法限界内に制御すること
は、重要なことである。
【0003】今日のウェーハの作成プロセスには、製造
プロセスの一部として複数のリアル・タイム・プロセス
制御工程が含まれる。これは、適当な調整の実行を可能
にさせるものである。ライン幅の監視は、理想的には、
ウェーハ上でウェーハに基づくものであって、現場で実
行される。
【0004】ライン幅の測定を実行するために、多数の
既存の技術を用いることができる。通常の顕微鏡に基づ
く技術は、ライン幅が約1. 5ミクロン又はそれ以上の
ときは、利用しても満足なものとなる。サブミクロン測
定の場合に、従来の方法は走査電子顕微鏡を使用してい
る。この方法による問題は、リアル・タイムでもイン・
ラインでもないので、ウェーハ毎のプロセス制御を促す
ものではないことである。
【0005】最近開発されたライン幅の測定方法は、ウ
ェーハの試験領域に配置された回折格子状の試験パター
ンを使用する。入射光は、試験中の基板が透明であるか
否かに従って、反射又は透過されて屈折ビームを発生さ
せる。製造中は、単色光、例えばレーザ・ビームによっ
て回折格子を照射することにより、回折格子を監視し、
その結果の回折図形を解析してそのライン幅を判断す
る。回折格子のラインが残りのウェーハ上のラインと同
じように作成されているのであれば、回折格子のライン
幅の測定を用いてウェーハ上の他のラインのライン幅を
推定することが可能である。
【0006】回折格子を用いるライン幅測定装置は、ク
ラインクネヒト(Kleinknecht)ほかに対す
る米国特許第4, 330, 213号明細書に記載されて
いる。この装置は1次光及び2次光の強度を獲得し、下
記の式を用いてライン幅lwを判断する。即ち、
【数1】lw=d/π cos-1(I2/I1)1/2 ただし、dは格子周期(ライン幅+スペース幅)であ
り、I1及びI2は1次及び2次回折の測定強度であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】強度比を用いる利点
は、強度に影響する多くの係数が式から消えることであ
る。しかし、実際に、前の段落における近似のようなも
のは、正確な測定には不十分である。強度比はライン〜
スペースの反射率の比にも依存しているので、これら
は、ライン及びスペースが非常に高いコントラストで測
定されない限り、正確ではない。
【0008】従来の多くの回折方法が有する問題は、反
射率のような係数を考慮する問題に加えて、1次以上の
回折を測定しなければならないことである。これらの強
度測定が適用できるかどうかは、測定しているラインの
ピッチの幅と、照射光の波長とに関係している。従来の
方法は、可視光又は近赤外線のような通常の光源を使用
するのであれば、大きなピッチ値が必要である。
【0009】ピッチ値の小さなライン幅を測定する方法
に対する要求が存在する。この方法は、製造プロセス制
御の一部として現場監視が可能でなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴は、
異なる透過率若しくは反射率、又は他の回折を発生する
特性のライン及びスペースを有する表面上の未知のライ
ン幅を判断する方法である。一組の少なくとも2つの試
験格子が前記表面上に作成される。これらの格子は、そ
れぞれ同一の未知のライン幅、かつ異なる未知のピッチ
幅を有する。各格子は入射光により照射されて1次回折
図形を発生させる。各格子からの回折図形の1次強度値
を検出する。各強度値は対応する格子からのピッチ幅に
関連しており、その極値はそのピッチ幅が未知のライン
幅の2倍である格子を表わしている。補間を用いて当該
極値のピッチ幅を見出すことができ、次いでこれを2に
より割算して未知のライン幅を判断することができる。
【0011】同一の試験格子を用いる他の方法は、検出
した二次強度値に関連する。1次強度値のように、これ
らの2次強度値を一つの曲線に合わせることができる。
その曲線の極値はそのピッチ幅が未知のライン幅の2倍
である格子に対応している。
【0012】この方法は、狭いあるライン幅を持たなけ
ればならないライン及びスペースを有する製作品を製作
する際に、特に有用である。前記一組の試験格子を製作
品の試験領域に配置して、製作者の製作品上のラインと
同じように、格子のラインを作成してもよい。
【0013】本発明の技術的な利点は、サブミクロンの
ライン幅を現場で監視できることである。この方法は、
所望の幅が得られるまで幅を漸次的に増減することに関
連したライン作成プロセス中に、測定値を取り込み、所
望のライン幅が得られると、このライン作成プロセスを
停止させることができるという意味で、「リアル・タイ
ム」で実行することができる。更に、前記測定値を、特
定の工程を制御するために用いるばかりでなく、次の工
程のフィードフォワード制御、及び前の工程のフィード
バック制御に用いることもできる。
【0014】
【実施例】固定ライン幅可変ピッチの格子セット 図1は半導体ウェーハのような製作品10の表面を示す
ものであり、この表面上にライン11が作成される。製
作品10は本発明による2つの格子セット12を有す
る。更に、製作品10は唯一の格子セット12、又は2
以上の格子セット12を備えることができる。図2及び
図3に関連して以下で説明するように、各格子セット1
2は一組の固定ライン幅可変ピッチの回折格子であり、
そのラインはライン11の幅と同じような幅を有する。
【0015】典型的な応用では、格子セット12は製作
品10の表面上にライン11を作成することに関連した
製作段階で作成される。図1において、ライン11は製
作品10に対して大きく拡大されており、典型的には1
ミクロン又は未満程度のものとなる。
【0016】格子セット12を作成することになると思
われる製作段階例は、半導体の製造において、レジスト
の形成、エッチング、又はメタライゼーション中にライ
ンを正確な幅に作成する際に存在する。関連する応用で
は、マスク製作中にマスク上に格子セット12を作成し
てマスク・ラインの幅を測定することもできる。いずれ
にしろ極めて一般的な意味において、1ミクロン又は1
未満程度の幅を有するラインを作成中の製作品10上
に、物質を堆積又はこれを除去することにより、格子セ
ット12を配置することもできる。
【0017】以下で説明するように、格子セット12は
製作品10の残りの表面にライン11と同じように作成
されたラインを有する。格子ラインを何時又はどのよう
に作成するかにかかわらず、格子セット12上のライン
の幅は、ライン11の幅と十分に類似していて、格子ラ
インの測定値を用いてライン11の幅を推定することが
できるものと仮定する。典型的には、格子ラインを用い
て製作品10上のライン11を測定する。通常、格子セ
ット12は製作品10の残りの表面と同一表面上に作成
される。しかし、この場合はそのようなものでないと考
えてもよい。例えば、残りの表面が反射面をなすウェー
ハにおける透過性の「窓」上に、格子セット12を配置
してもよい。しかし、このような相違は、回折光の強度
に影響するものであり、考慮されなければならない。
【0018】製作品10上の格子セット12の位置は本
発明にとって重要ではない。即ち、格子セット12を適
当な位置に配置することができる。製作品10が半導体
ウェーハである場合には、これらを例えば実際の製作チ
ップの隅に配置してもよく、又は実際の製造チップ間の
プロセス制御領域、若しくはチップ自体の製造に使用さ
れない他の領域に配置してもよい。更に、格子セット1
2は、ラインを作成する作成層で用いられてもよく、一
組以上の格子セット12は異なる層の異なる段階で用い
られてもよい。集積回路の製造用語では、格子セット1
2を1型式の「試験装置」として呼んでもよい。
【0019】格子セット12の寸法は、測定すべき製作
品10の寸法及びライン11の幅に従って変更可能であ
る。製作品10が今日使用している程度の寸法のウェー
ハであるならば、典型的な格子セット12は寸法が5m
m×1mmとなるであろう。
【0020】格子セット12は、製作品10の性質及び
作成するラインの種類に従って、異なる種類の回折格子
のモデルであってもよい。例えば格子セット12をマス
ク・ガラス上に作成してマスク・ラインを測定するとき
のように、そのライン及びスペースが異なる透過率を示
すときは、透過回折格子をモデル化する。例えば格子セ
ット12を使用中で半導体ウェーハ上のエッチング・ラ
インを測定するときのように、そのライン及びスペース
が異なる反射率を示すときは、反射回折格子をモデル化
する。最後に、反射率及び透過率が同一又はほぼ同一で
あるが、ライン及びスペースからの反射間で位相シフト
が発生するときは、格子セット12は位相シフトをモデ
ル化する。
【0021】図1の例の場合に、格子セット12は反射
回折格子をモデル化する。光源14からの光は製作品1
0の表面に入射する。典型的には、測定計算を簡単にす
るために、入射光は単色光とする。この単色光は格子セ
ット12の表面に対して垂直であるとして示されている
が、これは必須ではない。格子セット12は光センサ1
6へ光を反射し、光センサ16は格子セットの領域に沿
った種々の角度で強度を検出する。光センサ16は、回
折格子によるライン幅測定の技術分野において知られて
いるどのような受光手段であってもよい。以下、図4に
関連し、本発明の方法に従って用いる完全な装置を説明
する。
【0022】図2は格子セット12の回折格子20のう
ちの一つの断面図であり、この場合は図1の線A−Aに
沿った断面図である。回折格子20を5つの格子ライン
21のみにより示しているが、典型的な回折格子20は
更に多くの格子ライン21を有するものとなる。典型的
な格子セット12が1mm幅のものであるならば、格子
セット12は、例えば約500本のラインを有し得る。
【0023】前述のように、回折格子20の格子ライン
21は、製作品10上のライン11のライン幅と同じよ
うなライン幅lwを有する。典型的には、格子ライン2
1はライン11と同じように作成されるので、これらは
「同一」であって、これが測定されたライン21とライ
ン11との間の直接中間面となる。従って、
【数2】lwgrating =>lwproduction
【0024】ライン21間のスペースは均一なスペース
幅swを有する。回折格子20は、ラインの幅と隣接す
るスペースの幅との和に等しいピッチ幅pwを有する。
ライン幅lwgrating は測定しようとするパラメータで
ある。ピッチ幅pwは既知であると仮定される。ライン
幅は未知であるので、スペース幅は未知である。
【0025】高くした回折格子20の部分を指すために
用語「ライン」及び「ライン幅」を使用することは、い
くらか恣意的なものである。ここで、「ライン」を測定
することに関する説明は、スペース及び他の特性の測定
にも等しく適用可能である。ここでは、常に、高くした
ラインか、又はセットイン・スペースを指すために「ラ
イン」及び「ライン幅」が用いられている。実際に、ご
く一般的な意味で、「ライン」は、交互的な反射率、透
過率、若しくは位相シフト、又は他の回折格子特性を有
する機構を指すために用いられている。
【0026】第3図は格子セット12の平面図であり、
格子セット12は5つの回折格子20を有する。格子セ
ット12は、一組の可変ピッチ幅固定ライン幅の回折格
子20として説明されてもよい。その代りに、ラインで
はなくスペースを測定しているときは、格子セット12
は、可変ピッチ幅固定ライン幅の回折格子からなるもの
でもよい。
【0027】以下で説明するように、各回折格子20を
用いて1次又は2次強度値を獲得し、これを用いて強度
曲線を決定する。従って、各格子セット12における多
数の回折格子20、及び格子セット12における回折格
子20間の小さなピッチの変動は、精度を高めようとす
るものである。しかし、格子セット12には2本程度の
回折格子20を用いることもよい。例えば、ライン11
の幅が細か過ぎ、利用可能なピッチ幅によってここで説
明したプロセスが制限されるときは、2本のみの回折格
子20を用いれることもできる。曲線の形状を実験的又
は理論的に前もって知らなければならないので、2つの
回折格子20により、ライン幅を判断するための外挿は
更に困難である。好ましい実施例は、少なくとも3本組
の回折格子20を用い、かつ少なくとも一つの格子が予
測スペース幅に等しい予測ライン幅を有する。各格子セ
ット12内で固定ライン幅の可変ピッチ・パターンが続
く限り、回折格子20の数は重要ではない。
【0028】各回折格子20のライン21は、他の全て
の回折格子20のライン幅と同一のライン幅lw
grating を有する。ライン幅は測定している値であるの
で、lwgr ating は未知である。しかし、典型的には、
回折格子20のライン21は「予測」幅を有し、回折格
子20のライン21を作成するためにどのような製造プ
ロセスを使用しているものであっても、回折格子20の
ライン21が少なくともほぼ予測ライン幅となるよう
に、ある種のライン幅制御が存在する。
【0029】ライン21間のスペース幅swは回折格子
20により変化する。しかし、各回折格子20内で、ラ
イン21の間のスペースは均一なスペース幅swであ
る。
【0030】スペース幅が異なる結果、各回折格子20
は異なるピッチ幅pwを有する。従って、ピッチ幅は、
格子毎に変動するが、各回折格子20内ではスペース幅
のように均一である。
【0031】各回折格子20のピッチ幅は既知であると
仮定するが、ライン幅及びスペース幅は既知ではない。
実際に、本発明を半導体製作の測定に用いる場合は、所
望のピッチ幅を正確に作成可能なマスク値からピッチ幅
を知ることもできる。又は、ピッチ幅は、最大強度のピ
ーク間の距離を測定し、当該技術分野では正確であるこ
とが良く知られている回折計算を用いることにより、計
算されてもよい。
【0032】図3の例では、一つの回折格子20は複数
のライン21を有し、その予測ライン幅は既知のピッチ
幅の1/ 2であると仮定している。換言すれば、ライン
幅はスペース幅に等しい。この回折格子20の場合は、
【数3】lw=sw この回折格子20の場合は、当然の帰結として
【数4】pw=lw+sw かつ
【数5】lw=pw/ 2 となる。格子セット12の他の回折格子20では、スペ
ース幅は、ある増分により増減したある値の予測ライン
幅である。図3における例として、スペース幅は値+\
−nαの周辺で変化する。ただし、n=+\−1、2、
3、、…。5つの区間が存在するので、各回折格子20
はスペース幅
【数6】sw=LW+\−nα n=+\−1又は2 を有する。
【0033】図3は固定ライン幅可変ピッチの格子セッ
ト12の一例に過ぎない。スペース幅の増分は均一であ
る必要はない。即ち、予測ライン幅値近傍で変動するs
wの値を使用してもよい。更に、スペース幅の変動は予
測ライン幅を中心とする必要はない。即ち、スペース幅
は予測ライン幅の片側で全て正又は全て負の増分により
変化し得る。最後に、本発明の特徴は、以下で説明する
ように、予測ライン幅が実際のライン幅に特に近い必要
はないということであり、必要とするのは、所望の回折
強度曲線を形成するために十分なデータだけである。
【0034】1次強度方法 本発明の基本的な考え方は、各回折格子20による回折
イメージの1次強度の測定値を用いてライン21の実際
のライン幅を判断できることにある。動作では、回折図
形を得るために反射率又は透過率に関して、ラインとス
ペースとの間に十分なコントラストが存在すると仮定す
る。ここでの説明はフラウンホーファー回折に関するも
のであるが、フラウンホーファー回折の限界が成立しな
いときは、更に完全な回折理論を用いてもよい。
【0035】格子セット12を用いる方法の概説とし
て、各回折格子20は単色の光源により照射される。そ
の結果の回折図形がイメージ・スクリーン上に現われ
る。各回折格子20によるピーク1次強度の測定値が検
出されて記録される。各強度値はその回折格子20のピ
ッチ幅に関連される。これらの強度値は、対応するピッ
チ幅値に対してプロットされると、極値の周辺に曲線を
形成する。この極値は、そのスペース幅に等しいライン
幅を有する格子から回折された光の強度を表わしてい
る。
【0036】以下の説明の理論的な部分は、「スリッ
ト」が検出面へ光を伝送する透過型格子に関するもので
ある。このスリットは格子セット12上の格子ライン2
1に類似している。同一の原理は、透過型のスリット型
格子に関する限り、格子セット12が反射性の場合に成
立する。
【0037】回折格子では、任意の次数mで回折イメー
ジの強度Iを簡単なモデル、即ち
【数7】 と表わすことができる。ただし、Cは定数であり、θは
法線と回折次数の角度位置との間の角度であり、Nは格
子におけるライン数であり、1はライン幅であり、pは
ピッチ幅であり、r1 及びrs はライン及びスペースか
らの反射係数の振幅であり、φ1 及びφs はライン及び
スペースからの反射係数の位相である。
【0038】1次強度の場合は、m=1、また前記式は
1=p/2で最大値を有する。従って、ピッチ幅が最大
1次強度に対応する格子は、その1/2ピッチ幅に等し
いライン幅を有する。
【0039】図4は格子セット12を用いてライン幅を
測定する例を示す。固定ライン幅可変ピッチの格子セッ
ト12は5つの回折格子20を有する。予測ライン幅は
0.4ミクロンであった。ピッチ幅は、0. 05ミクロ
ンの増分により、予測ピッチ幅の2倍である約0. 8ミ
クロンのピッチ幅で変化した。従って、5つの回折格子
20は0. 7、0. 75、0. 8、0. 85、及び0.
9ミクロンのピッチ幅を有する。入射光は回折格子20
に対して垂直な単色光であり、442. 5ナノメートル
の波長を有する。
【0040】各回折格子20について、1次強度を対応
するピッチ幅に対してプロットした。図4に示す単位は
任意である。曲線はピッチ幅の機能として、これらの強
度値と一致した。曲線の最大値は、ライン幅がスペース
幅と同一のピッチ幅に対応する、即ちpw=2×lw。
この場合に、曲線の最大値は約pw=0. 8ミクロンで
発生する。従って、格子ライン21の幅は約0. 4ミク
ロンである。
【0041】図4もこの方法が入射光のビーム寸法にお
ける変化に不感動であることを示している。ビーム径が
強度を測定している回折格子20からはみだすように選
択され、かつ付加的な回折格子20を部分的に照射する
ときは、多数の1次が同時に得られた。
【0042】図4の例では、回折格子20が予測ライン
幅の2倍であるピッチ幅近傍で変化するように選択され
たピッチ幅値を有し、その結果の強度曲線は1次最大値
を見事に確定した。更に、予測ライン幅が格子ライン2
1の真のライン幅と同一なので、最大値は回折格子20
のうちの一つのピッチ幅に対応する。これは必ずしも成
立し得ない。即ち、曲線の最大値が回折格子20に対応
しないときは、補間、当てはめ、又は他の数学的な方法
を用いて最大値に対応するピッチ幅を見出す。これは、
格子ライン21のライン幅の2倍である格子のピッチ幅
となる。
【0043】以上の説明は1次の最大値に関するもので
あるが、強度曲線を反転させ、かつその極値が最小であ
る場合に同一方法を適用することができる。1次の最小
値又は最大値が決定されていても、他の要素、例えば反
射率の関数がある。例えば、反射率比が図4の反射率の
逆数であれば、曲線は反転されることになる。
【0044】2次強度方法 格子セット12を用いる他の方法には1次最大強度値の
検出が関連する。以下で説明するように、ライン幅がそ
のピッチ幅の1/2に等しい格子は、ライン幅がそのピ
ッチ幅の1/2近傍で変化する他の格子に比較すると、
極値にある2次強度を有する。
【0045】単一スリットの回折の場合に、検出面上の
回折図形に沿った位置に到達する光の強度Iは、以下の
式により表わされる。即ち、
【数8】I α sin2 β/β2 ただし、βは(πD/λ)sin θである。角度θは
出力回折角度であり、Dはスリット幅であり、λは入射
光の波長である。上式は、
【数9】sin θ=λ/D のときに0となる。
【0046】回折格子では、回折次数がθの項で表わさ
れた「オン軸」又は「オフ軸」で発生する。即ち、
【数10】sin θ=mλ/pw ただし、pwは格子のピッチ幅である。2次(m=2)
は、
【数11】sin θ=2λ/2D 又は
【数12】sin θ=λ/D で発生し、これは強度が0であるθの単一スリット値と
同一である。
【0047】上式におけるD値は、ライン幅がそのピッ
チの1/2である回折格子20のライン幅に対応する。
スリット幅がスペース幅に等しい格子の場合は、pw=
2Dである。従って、2次強度が他の格子の強度の極値
に近付く格子のピッチ幅は、格子ライン21のライン幅
の2倍である。
【0048】図5は格子セット12を用いてライン幅を
測定する例を示す。固定ライン幅可変ピッチの格子セッ
ト12は5本の回折格子20を有する。予測ライン幅は
1.1ミクロンであった。ピッチ幅は、約2. 2ミクロ
ンのピッチ幅近傍で0. 1ミクロンの増分により変化
し、この2. 2ミクロンのピッチ幅は予測ライン幅の2
倍である。従って、5つの回折格子20は、2. 0、
2. 1、2. 2、2. 3、及び2. 4ミクロンのピッチ
幅を有する。曲線は強度の任意の単位により理論的に予
測された曲線である。しかし、実際において、この曲線
は実験的に決定されることになるであろう。
【0049】各回折格子20について、2次強度のピー
クが対応するピッチ幅に対してプロットされる。そのと
きは、曲線をこれらの強度値と合わせることができる。
この曲線の最小値は、ライン幅がスペース幅と同一のピ
ッチ幅に対応する。即ち、pw=2×lw。この例で
は、曲線の最小値は約pw=2. 2ミクロンで発生す
る。従って、格子ライン21の幅は約1. 1ミクロンで
ある。
【0050】図5の例では、図4の例のように、回折格
子20は、予測ライン幅の2倍であるピッチ幅近傍で変
化するように選択されたピッチ幅値を有する。その結
果、曲線は2次最小値を見事に確定する。更に、予測ラ
イン幅は格子ライン21の真のライン幅と同一であった
ので、その最小値は回折格子20のうちの一つのピッチ
幅に対応する。しかし、この曲線の最小値が回折格子2
0に対応しないときは、種々の数学的な方法を用いて最
小2次強度値に対応するピッチ幅を見出すことができ
る。これは、ピッチ幅が格子ライン21のライン幅の2
倍である格子のピッチ幅となる。
【0051】以上の説明は1次の方法のように2次最小
値に関するものであるが、2次の方法は強度曲線を反転
する場合に適用されてもよい。この場合に、曲線の極値
は最大値となる。例えば、反射率比が図5のものの逆で
あったならば、曲線は反転されることになる。
【0052】本発明の他の方法では、各回折格子20か
らの回折角度値に対して最大強度値をプロットすること
ができる。曲線の極値に関連した回折角度は、前記回折
式を用いてピッチ幅に容易にマップされ得る。
【0053】現場ライン幅の測定装置 図6は、半導体ウェーハの製作中に、本発明の方法の特
徴に従って使用するライン幅測定装置を示す。少なくと
も一つの格子セット12を有する製作品10は、現場で
は製作室62内にある。単色の光源64は格子セット1
2を照射する光を供給する。適当な光源64の1例は、
442.5ナノメートルの光を発生するHeCdレーザ
である。いずれにしろ、光源64は前述の計算に用いる
一定かつ既知の波長値λを有する光を供給し、前述の計
算に用いる。
【0054】ビーム・スティアラ(steere)65
は光源64からの光を受光し、格子セット12の選択し
たセクションに導く。製作品10が一つの格子セット1
2を備え、かつその回折格子20が線状の列にあるとき
のように、簡単な応用においては、ビーム・スティアラ
65は1方向に沿って、即ち格子セット12の上下にビ
ームを導くことのみを必要とする。しかし、いくつかの
応用では、製作品10上に1以上の格子セット12が存
在するときのように、2次元のビーム・スティアラ65
を備えることが望ましいであろう。
【0055】回折格子20からの回折光は、製作室62
の透明な壁を介して回折イメージ・スクリーン66に伝
送される。各回折格子20は回折イメージ・スクリーン
66上に明確なイメージを発生する。これらのイメージ
は、電荷結合デバイス(CCD)カメラであってもよい
イメージ捕捉装置67により捕捉される。
【0056】イメージ捕捉装置67の出力は、前述の方
法に従って処理するプロセッサ68に転送される。プロ
セッサ68は、回折図形の獲得及び測定をするイメージ
処理アルゴリズムによりプログラムされている。プロセ
ッサ68は、ピッチ幅又は与えられた波長λのθの値を
ライン幅値に関連させるために用いられてもよい。プロ
セッサ68は、測定中にどのような製作プロセスが実行
されていようとも、アクチュエータ62b、又はライン
幅を制御する他の装置を制御するために用いられてもよ
い。
【0057】他の実施例 特定の実施例を参照して本発明を説明したが、この説明
は限定する意味で解釈されることを意図するものではな
い。開示した実施例と共に、他の実施例の種々の変更
は、当該技術分野において習熟する者にとって明らかで
あろう。従って、請求の範囲は本発明の真の範囲内に入
る全ての変形を含むことになると理解されるべきであ
る。
【0058】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0059】(1)異なる透過率若しくは反射率、又は
他の回折を発生する特性のライン及びスペースを有する
表面上の未知のライン幅を判断する方法において、前記
表面上に一組の少なくとも2つの試験格子を作成する工
程であって、前記各格子が未知の同一ライン幅、かつ異
なる既知のピッチ幅を有する工程と、入射光により前記
各格子を照射する工程と、前記各格子から回折図形の一
次強度値を検出する工程と、対応する前記格子のピッチ
幅に対してプロットされた前記最大強度値をそれぞれ表
わす曲線の極値を計算する工程と、前記極値におけるピ
ッチ幅を判断する工程と、前記未知のライン幅を判断す
るために2により前記ピッチ幅を割算する工程とを含む
ことを特徴とする未知のライン幅を判断する方法。
【0060】(2)更に、前記未知のライン幅の予測値
を判断する工程を含み、少なくとも一つの前記格子が前
記予測値のほぼ2倍であるピッチ幅を有することを特徴
とする第1項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0061】(3)少なくとも一つの他の前記格子が小
さな増分値により増減した前記予測ライン幅の2倍にほ
ぼ等しいピッチ幅を有することを特徴とする第2項記載
の未知のライン幅を判断する方法。
【0062】(4)更に、前記未知のライン幅の予測値
を判断する工程を含み、前記格子は異なる増分値により
増減した前記予測値のほぼ2倍であるピッチ幅を有する
ことを特徴とする第1項記載の未知のライン幅を判断す
る方法。
【0063】(5)一連の試験格子を作成する前記工程
は、前記格子のライン幅から前記他のラインのライン幅
を推定できるように、前記表面上の他の複数のラインと
同じように前記格子上に複数のラインを作成する工程を
含むことを特徴とする第1項記載の未知のライン幅を判
断する方法。
【0064】(6)前記極値を計算する前記工程は最大
の1次強度を計算する工程を含むことを特徴とする第1
項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0065】(7)前記極値を計算する前記工程は最小
の1次強度を計算する工程を含むことを特徴とする第1
項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0066】(8)異なる透過率若しくは反射率、又は
他の回折を発生する特性のラインを有する表面上の未知
のライン幅を目標のライン幅と比較する方法において、
前記表面上に一組の少なくとも2つの試験格子を作成す
る工程であって、前記各格子が同一の未知のライン幅、
かつ異なる既知のピッチ幅を有し、前記格子のうちの少
なくとも一つが予測ライン幅の2倍に等しい格子ピッチ
幅を有する工程と、入射光により前記各格子を照射する
工程と、前記各格子から回折図形の一次強度値を検出す
る工程と、対応する前記格子のピッチ幅に対してプロッ
トされた前記強度値をそれぞれ表わす曲線の極値を計算
する工程と、前記極値におけるピッチ幅を判断する工程
と、前格子のピッチ幅に対して前記極値における前記ピ
ッチ幅を比較する工程とを含むことを特徴とする未知の
ライン幅を比較する方法。
【0067】(9)異なる透過率若しくは反射率、又は
他の回折を発生する特性のライン及びスペースを有する
表面上の未知のライン幅を判断する方法において、前記
表面上に一組の少なくとも2つの試験格子を作成する工
程であって、前記各格子が未知の同一ライン幅、かつ異
なる既知のピッチ幅を有する工程と、入射光により前記
各格子を照射する工程と、前記各格子から回折図形の2
次強度値を検出する工程と、対応する前記格子のピッチ
幅に対してプロットされた前記強度値をそれぞれ表わす
曲線の極値を計算する工程と、前記極値におけるピッチ
幅を判断する工程と、前記未知のライン幅を決定するよ
うに、2により前記ピッチ幅を割算する工程とを含むこ
とを特徴とする未知のライン幅を判断する方法。
【0068】(10)更に、前記未知のライン幅の予測
値を判断する工程を含み、少なくとも一つの前記格子は
前記予測値のほぼ2倍であるピッチ幅を有することを特
徴とする第9項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0069】(11)少なくとも一つの他の前記格子が
小さな増分値により増減された前記予測ライン幅の2倍
にほぼ等しいピッチ幅を有することを特徴とする第10
項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0070】(12)更に、前記未知のライン幅の予測
値を判断する工程を含み、前記格子は異なる増分値によ
り増減された前記予測値のほぼ2倍であるピッチ幅を有
することを特徴とする第9項記載の未知のライン幅を判
断する方法。
【0071】(13)一連の試験格子を作成する前記工
程は、前記他のラインのライン幅を前記格子のライン幅
から推定できるように、前記表面上の他の複数のライン
と同じように前記格子上に複数のラインを作成する工程
を含むことを特徴とする第9項記載の未知のライン幅を
判断する方法。
【0072】(14)前記極値を計算する前記工程は第
2強度の最大値を計算する工程を含むことを特徴とする
第9項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0073】(15)前記極値を計算する前記工程は第
2強度の最大値を計算する工程を含むことを特徴とする
第9項記載の未知のライン幅を判断する方法。
【0074】(16)異なる透過率若しくは反射率、又
は他の回折を発生する特性のラインを有する表面上の未
知のライン幅を目標のライン幅と比較する方法におい
て、前記表面上に一組の少なくとも2つの試験格子を作
成する工程であって、前記各格子が未知の同一ライン
幅、かつ異なる既知のピッチ幅を有し、少なくとも一つ
の前記格子が予測ライン幅の2倍に等しい格子ピッチ幅
を有する工程と、入射光により前記各格子を照射する工
程と、前記各格子からの回折図形の2次強度値を検出す
る工程と、対応する前記格子のピッチ幅に対してプロッ
トされた前記各強度値を表わす曲線の極値を計算する工
程と、前記極値におけるピッチ幅を判断する工程と、前
格子のピッチ幅に対して前記ピッチ幅を比較する工程と
を含むことを特徴とする未知のライン幅を比較する方
法。
【0075】(17)製作面上の製作ラインの幅を監視
する試験装置において、格子ラインが同一の未知のライ
ン幅を有し、かつそのピッチ幅が異なる少なくとも2つ
の格子を有する一組の試験格子であって、前記ピッチ幅
が既知である前記一組の試験格子を備え、前記格子ライ
ンは、前記製作ラインの幅を前記格子ラインのライン幅
から推定できるように、前記製作ラインと同じように前
記製作面上に作成されることを特徴とする試験装置。
【0076】(18)少なくとも一つの前記格子ライン
は、所定の予測ライン幅の2倍に近いピッチ幅を有する
ことを特徴とする請求項17記載の試験装置。
【0077】(19)前記一組の試験格子は3つの格子
を備えると共に、第1の格子はある予測ライン幅近傍の
スペース幅を有し、第2及び第3の格子は前記予測ライ
ン幅近傍であって、かつそれぞれある増分値により増減
したスペース幅を有することを特徴とする請求項17記
載の試験装置。
【0078】(20)前記一組の試験格子は5つの格子
を備えると共に、第1の格子はある予測ライン幅近傍の
スペース幅を有し、第2及び第3の格子は前記予測ライ
ン幅近傍であって、かつそれぞれある増分値により増減
したスペース幅を有し、第4及び第5の格子は前記予測
ライン幅近傍であって、かつそれぞれ異なる増分値によ
り増減したスペース幅を有することを特徴とする請求項
17記載の試験装置。
【0079】(21)回折格子を用いて、サブミクロン
のライン幅を測定する方法及び装置。一組の「固定ライ
ン幅可変ピッチ」試験格子」は多数の格子を有するもの
であって、各格子が同一のライン幅を有し、かつ異なる
ピッチ幅を有する。これらの格子は回折図形を形成する
ように照射される。各格子から1次又は2次回折イメー
ジの一組のピーク強度を記録する。これらの強度の値の
いずれかは極値近傍に一つの曲線を形成し、この曲線は
ピッチ幅がライン幅の1/2に等しい格子からの強度を
表わす
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2つの格子パターンを有し、ライ
ンを作成する製作品の表面を示す概略図。
【図2】図1の格子セットのうちの一つの格子の断面
図。
【図3】図1の格子セットの平面図。
【図4】格子セットを用いて1次強度値を獲得し、ライ
ン幅を判断する一例を示す特性図。
【図5】格子セットを用いて2次強度値を獲得し、ライ
ン幅を判断する一例を示す特性図。
【図6】現場で使用するライン幅測定装置を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
10 製作品 11 ライン 12 格子セット12 14、64 光源 20 回折格子 62 製作室 62b アクチュエータ 65 ビーム・スティアラ 66 回折イメージ・スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジミィ ダブリュ.ホスク アメリカ合衆国テキサス州ダラス,ウィ ンターウッド レーン 6631 (72)発明者 アジット ピー.パランジプ アメリカ合衆国テキサス州プラノ,ラウ ンドロック トレイル 3205 (56)参考文献 特開 昭63−308507(JP,A) 特開 昭54−92286(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる透過率若しくは反射率、又は他の
    回折を発生する特性のライン及びスペースを有する表面
    上の未知のライン幅を判断する方法において、 前記表面上に一組の少なくとも2つの試験格子を作成す
    る工程であって、前記各格子が未知の同一ライン幅、か
    つ異なる既知のピッチ幅を有する工程と、 入射光により前記各格子を照射する工程と、 前記各格子から回折図形の一次強度値を検出する工程
    と、 対応する前記格子のピッチ幅に対してプロットされた前
    記最大強度値をそれぞれ表わす曲線の極値を計算する工
    程と、 前記極値におけるピッチ幅を判断する工程と、 前記未知のライン幅を判断するために2により前記ピッ
    チ幅を割算する工程とを含むことを特徴とする未知のラ
    イン幅を判断する方法。
  2. 【請求項2】 製作面上の製作ラインの幅を監視する試
    験装置において、 格子ラインが同一の未知のライン幅を有し、かつそのピ
    ッチ幅が異なる少なくとも2つの格子を有する一組の試
    験格子であって、前記ピッチ幅が既知である前記一組の
    試験格子を備え、 前記格子ラインは、前記製作ラインの幅を前記格子ライ
    ンのライン幅から推定できるように、前記製作ラインと
    同じように前記面上に作成されることを特徴とする試験
    装置。
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