JP3360997B2 - 転落防止装置 - Google Patents
転落防止装置Info
- Publication number
- JP3360997B2 JP3360997B2 JP29104895A JP29104895A JP3360997B2 JP 3360997 B2 JP3360997 B2 JP 3360997B2 JP 29104895 A JP29104895 A JP 29104895A JP 29104895 A JP29104895 A JP 29104895A JP 3360997 B2 JP3360997 B2 JP 3360997B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- vehicle
- drive shaft
- prevention device
- fall prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y02T30/34—
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
の連結部開口の外面両側に一対設けられ、連結される車
両に同様に設けられた一対と協働して、乗客がプラット
ホームから車両の連結部の空間に転落するのを防止する
転落防止装置に関する。
を歩いている乗客が、停車中の編成車両の連結部の空間
に誤って転落するという事故が起こっている。この事故
は、ラッシュ時に混み合ったプラットホームで人に押さ
れたり、視覚障害者や泥酔者が連結部空間を車両乗降用
扉の開口部と勘違いするのが原因である。そこで、この
ような転落事故を防止すべく、例えば図18に示すよう
な装置が使用され始めた。この転落防止装置は、連結部
をなす前車両31の後壁の両端と後車両32の前壁の両
端に(図18(A)参照)、プラットホームの乗客の腰ほど
の高さ(図18(B)参照)に相当するゴム板40を隙間を
あけて対向して突設して、連結部の空間を覆うこのゴム
板40で乗客の転落を防ぐものである。
転落防止装置は、車両の連結部の対向する壁の両側に隙
間をあけてゴム板40を突設しただけのもので、急カー
ブが多い私鉄では、カーブの外側に沿ってプラットホー
ムがあるような場合は、連結面間が外側で大きく開いて
対向するゴム板40の隙間が拡大し、連結部空間への乗
客の転落を防止できなくなるという問題がある。また、
逆にカーブの内側ではゴム板40のスペースが減少し、
変形が大きく、亀裂を生じ易くなる。
な駆動源を要さぬ簡素かつ安価な構成でもって、カーブ
等による車両の連結面間距離の変化に円滑に応動して、
連結部空間を外力で開かぬように隙間なく覆って、連結
部空間への乗客の転落を確実に防止することができる転
落防止装置を提供することにある。
め、本発明の請求項1に記載の転落防止装置は、乗客が
プラットホームから車両の連結部の空間に転落するのを
防止する転落防止装置において、駆動軸を正転方向に付
勢し,駆動軸の逆転で動力を蓄える付勢部材と、駆動軸
の急速回転を緩和するダンパ部材を有して、上記駆動軸
を鉛直に配置して上記連結部開口の片側の腰板に固定さ
れたドアクローザ手段と、基端を上記駆動軸に固定して
水平に設けられ、正,逆方向の旋回で先端が車両連結面
間距離の中央近傍,車両の側壁近傍に夫々位置するアー
ムと、このアームの先端に鉛直に取り付けられた押し板
と、上記アームに間隔をおいて一端を枢着し、外側方へ
向けて突設された複数のベルト支えと、一端が上記押し
板の外側縁に,他端が上記腰板の外側縁に,中間部が上記
ベルト支えの他端に夫々取り付けられたベルトとを備え
たことを特徴とする。
は、連結部開口の両側の腰板にドアクローザ手段が夫々
固定され、各ドアクローザ手段の駆動軸に基端を固定し
た水平なアームは、付勢部材によって例えば壁面から離
れ,かつ連結部開口に向かう旋回方向に付勢されるの
で、アームの先端に鉛直に取り付けられた押し板は、対
向するドアクローザのアームの同様の押し板と連結面間
距離の略中央で当接して押し合う。各アームには、複数
のベルト支えがそれらの一端を間隔をあけて枢着して外
側方に向けて突設され、ベルトの一端,中間部,他端が、
夫々上記押し板の外側縁,ベルト支えの他端,腰板の外側
縁に取り付けられている。従って、連結部空間は、連結
部開口の両側の互いに当接しあう一対の押し板に連なる
ベルトによって、車両の両側面の位置で完全に覆われる
ので、停車している車両の連結部空間にプラットホーム
上の乗客が転落するのが防止される。
距離はカーブ内側で縮まり,カーブ外側で伸びるが、押
し板を介して当接しあうカーブ内側の一対のアームは、
付勢力に抗して逆方向に旋回して付勢部材に動力が蓄え
られる一方、同様のカーブ外側の一対のアームは、当接
したまま付勢部材の付勢力によりさらに正方向に旋回
し、逆カーブに入ると、前者の一対のアームが付勢部材
に蓄えた動力を用いて連結面間が伸びる方向に正旋回
し,後者の一対のアームが連結面間が縮む方向に逆旋回
して付勢部材に動力を蓄える。このとき、ドアクローザ
手段のダンパ部材は、駆動軸の急速回転を緩和するの
で、アームを介する押し板の動きは、連結面間距離が急
激に変動しても緩やかで円滑になり、押し板の共振やバ
ウンドが防止される。また、乗客が外側からベルトに寄
りかかっても、複数のベルト支えがアームを押し板が互
いに押し付く方向に正旋回させるので、それ以上ベルト
が内側へ押し込まれることはない。つまり、連結部空間
は、その面間距離の変化にモータ等の格別な駆動源を要
さず円滑に応動するアーム,ベルト支え,ベルト等によっ
て隙間なく覆われるので、連結部空間への乗客の転落が
確実に防止される。
て、アームの腰板側の中間部に挿通穴を有する突部を設
け、腰板近傍まで逆方向に旋回された上記アームの突部
に上下に重なり合う挿通穴を有する係止片を上記腰板に
突設するとともに、上記両挿通穴に嵌合するピンを設け
れば、車両を連結しない先頭または最後尾の車両の壁面
の両側のアームを、ドアクローザ手段に抗して腰板近傍
まで逆旋回させ、アームの突部の挿通穴とこれに重なる
腰板側の係止片の挿通穴にピンを差し込めば、転落防止
装置を邪魔にならぬように固定して収納することができ
る。また、上記押し板の形状を、上方から見て上記車両
と反対方向に凸な弧状を呈するようにすれば、押し板が
凸な弧状面で互いに当接するので、単純なカーブで連結
面間距離が伸縮する場合だけでなく、カーブの外側が持
ち上げられて線路が傾いたカント付きのS字カーブで、
ボギー台車の関係上連結面間距離が複雑に変化して、当
接しあう2枚の押し板が、上下方向で反対にずれたり,
左右方向にずれたりしても、両押し板は外れることなく
円滑に接触を保つことができる。
装置は、乗客がプラットホームから車両の連結部の空間
に転落するのを防止する転落防止装置において、駆動軸
を正転方向に付勢し,駆動軸の逆転で動力を蓄える付勢
部材と、駆動軸の急速回転を緩和するダンパ部材を有し
て、上記駆動軸を鉛直に配置して上記連結部開口の片側
の腰板に固定されたドアクローザ手段と、このドアクロ
ーザ手段よりも車両中心側の連結部開口近傍の腰板に固
定された軸受台と、基端を上記軸受台に枢支して水平に
設けられ、正,逆方向の回動で先端が車両連結面間距離
の中央近傍,車両の側壁近傍に夫々位置する回動アーム
と、この回動アームの先端に鉛直に取り付けられた押し
板と、基端を上記ドアクローザ手段の駆動軸に固定して
水平に設けられ、先端に枢着したローラが上記回動アー
ムの内面に沿って転動自在に当接し、正方向の旋回によ
って回動アームを回動させる駆動アームと、上記軸受台
に一端を枢支して、外側方に向けて突設された複数のベ
ルト支えと、一端が上記押し板の外側縁に,他端が上記
腰板の外側縁に,中間部が上記ベルト支えの他端に夫々
取り付けられたベルトとを備えたことを特徴とする。
は、両側の腰板にドアクローザ手段が夫々固定され、両
ドアクローザ手段の車両中心側の連結部開口両側近傍の
腰板に軸受台が夫々固定されている。上記軸受台には、
回動アームの基端および複数のベルト支えの一端が枢支
され、両者は水平方向に正,逆に回動する一方、上記ド
アクローザ手段の駆動軸には、水平な駆動アームの基端
が固定され、この駆動アームは、付勢部材によって例え
ば壁面から離れ,かつ連結部開口に向かう旋回方向に付
勢される。そして、旋回する駆動アームの先端に枢着さ
れたローラが、回動アームの内面に沿って転動するの
で、回動アームの先端に鉛直に取り付けられた押し板
は、対向するドアクローザの回動アームの同様の押し板
と連結面間距離の略中央で当接して押し合う。また、ベ
ルトの一端,中間部,他端が、夫々上記押し板の外側縁,
ベルト支えの他端,腰板の外側縁に取り付けられてい
る。従って、連結部空間は、連結部開口の両側の互いに
当接しあう一対の押し板に連なるベルトによって、車両
の両側面の位置で完全に覆われ、これによって停車して
いる車両の連結部空間にプラットホーム上の乗客が転落
するのが防止される。
距離はカーブ内側で縮まり,カーブ外側で伸びるが、押
し板を介して当接しあうカーブ内側の一対の回動アーム
は、逆方向に回動しつつローラを介して駆動アームを逆
方向に旋回させるので、付勢部材に動力が蓄えられる一
方、同様のカーブ外側の一対の回動アームは、当接した
まま駆動アームを介する付勢部材の付勢力によりさらに
正方向に旋回し、逆カーブに入ると、前者の一対の回動
アームが付勢部材に蓄えた動力によって連結面間の伸び
に追従して正方向に旋回し,後者の一対の回動アームが
連結面間の縮みに追従して逆方向に旋回して付勢部材に
動力を蓄える。このとき、ドアクローザ手段のダンパ部
材は、駆動軸の急速回転を緩和するので、駆動アームお
よび回動アームを介する押し板の動きは、連結面間距離
が急激に変動しても緩やかで円滑になり、押し板の共振
やバウンドが防止される。また、乗客が外側からベルト
に寄りかかっても、複数のベルト支えがベルトの押し込
みを防止するので、それ以上ベルトが内側へ押し込まれ
ることはない。つまり、連結部空間は、その面間距離の
変化にモータ等の格別な駆動源を要さず円滑に応動する
駆動アーム,回動アーム,ベルト支え,ベルト等によって
隙間なく覆われるので、連結部空間への乗客の転落が確
実に防止される。また、請求項4の押し板は、ドアクロ
ーザの駆動軸よりも車両中心側の腰板に固定された軸受
台に基端を枢支された回動アームの先端に取り付けられ
ているので、請求項1の押し板よりも回転半径が大き
い。従って、急な曲率のカーブの外側においても、広い
間隔をあけて互いに対向する車両連結部の両端縁を含む
平面とベルトで囲まれる空間は、請求項4の装置の方が
請求項1の装置よりも狭くなるから、乗客が連結部空間
に一層転落しにくくなるという利点がある。
により詳細に説明する。図1(A),(B),(C)は、本発明
の転落防止装置の第1の実施の形態を装備した鉄道車両
の連結部の夫々平面図,側面図,正面図であり、この転落
防止装置1a,1bは、図1(C)に示すように車両31の
妻板(前後壁)33の連結部開口34の左右の腰板35に
一対設けられ、図1(A),(B)に示すように連結された
車両32の妻板33に同様に設けられた一対1a,1bと
協働して、乗客がプラットホーム(図示せず)から車両連
結部の空間に転落するのを防止するようになっている。
転落防止装置1aは妻板33に向かって左側の腰板35
に固定される左勝手仕様のもの、転落防止装置1bは妻
板33に向かって右側の腰板35に固定される右勝手仕
様のものであり、両者は車両の長手方向中心面に関して
対称をなし,かつ対称に固定されるので、以下の説明で
は主として左勝手仕様のもの1aについて述べる。
図、図3(A),(B)は図2の装置の夫々IIIa-IIIa線,III
b-IIIb線矢視図である。この転落防止装置1aは、例え
ば台形をなし,四隅をボルト3で車両31の腰板35に
固定されたベース板2と、駆動軸5を正転方向(矢印A
参照)に付勢し,駆動軸5の逆転で動力を蓄える付勢部材
と,駆動軸5の急速回転を緩和するダンパ部材とを有し
て駆動軸5が鉛直になるように上記ベース板2に4つの
ボルト6で固定されたドアクローザ手段としてのドアク
ローザ4と、基端7aを駆動軸5に固定して水平に設け
られ、正,逆方向の旋回で先端7bが車両連結面間の中央
近傍(図4参照),車両の側壁36近傍(図5(A)参照)に
夫々位置するアーム7と、このアーム7の先端7bに鉛
直に固定され、連結される車両の同様の押し板に当接す
る(図1(A)参照)矩形の押し板8と、上記アーム7に一
端9aを枢着し、外側方に向けて突設され,先端側のもの
ほど短い3本のベルト支え9と、上記車両連結間距離の
半分以上の長さを有して、一端10aが押し板8の外側
縁8aに,他端10cがベース板2の外側縁2aに,中間部
10bが上記ベルト支え9の他端9bに夫々取り付けられ
たベルト10で構成される。
リンダ内に摺動自在に嵌装した有底円筒状のピストン
を、ピストン底とシリンダ端の間に縮装したばねで付勢
する一方、ピストン外面のラックを上記駆動軸5のピニ
オンに噛合させ、ばね付勢方向(駆動軸の正転方向)への
ピストンの動きを規制する油路をもつシリンダに作動油
を充填してなり、ばねが上記付勢部材を構成し,油路と
作動油が上記ダンパ部材を構成し、図2の矢印Aで示し
たばねによる駆動軸5の正転方向が、右側にある連結部
開口34(図1(C)参照)を外から内へ横切る、つまり駆
動軸5に固定したアーム7が連結部開口34を旋回で外
側から閉じるような方向となっている。上記アーム7
は、図3(A)に示すように、駆動軸5の両端に上下一対
で設けられ、ベルト支え9は、上下の水平部9,9が垂
直な他端9bで継がれてC字状をなし、垂直に屈曲して
対向する一端9a,9aが上下のアーム7,7にすべり軸受
11,11を介して枢着されている。
の如く矩形をなすが、図2に示すように上方から見ると
外に向かって凸な弧状にして、連結部の対向する妻板3
3(図1参照)が上下,左右に相対移動しても、対向する
押し板8相互間で確実で円滑な当接,接触が得られるよ
うするとともに、アーム7が連結面間距離の略中央まで
旋回(図2参照)したとき、車両31の腰板35と平行に
なるような角度でアームの先端7bに固定される。上記
ベルト10には、乗客が手を挾まれても怪我しないよう
に防水帆布が用いられ、両端縁10a,10cが、押し板
の外側縁8a,ベース板の外側縁2aに夫々リベット止め
される一方、中間部10bが、図2に示すように、ベル
ト支え9の枢着間隔に対応した間隔でその垂直端部9b
に外側から巻き付けて、合わせ縁12を縫製加工してい
る。
落防止装置を収納すべく、上側のアーム7の腰板35側
の中間部に挿通穴14を有する突部13を設け、ベース
板2にこの近傍までアーム7が逆方向に旋回して,ベル
ト10が畳み込まれたとき、図5(A),(B)に示すよう
に、上記突部13を上下に挾み込むように重なり合う挿
通穴16をもつ係止片15,15を突設するとともに、
これらの挿通穴14,16に嵌合するピン17を鎖18
でベース板2に取り付けている。なお、以上の転落防止
装置1a,1bは、図1(A)に示すように、連結部の両側
の端縁に車両の側壁36に揃うように合計4個設けられ
るが、車両が路線の種々のカーブを通ることに伴って、
連結部の対向する妻板33がどのように相対変位して
も、必ず車両設計限界内に収まるような形状,寸法およ
び取付位置になっていて、路線周辺の施設と干渉するこ
とはない。
ように動作する。車両31,32が直線路にある場合、
その連結部の両側に図1(A)の如く対向して配設された
左勝手,右勝手夫々2つの転落防止装置1a,1bは、左勝
手の装置1aのアーム7が、図2に示すように、ドアク
ローザ4に内蔵のばねにより駆動軸5を介して、車両端
面の腰板35から離れ,かつ車両中心側の連結部開口3
4(図1(C)参照)に向かう矢印Aの旋回方向に付勢され
る一方、対向する車両の右勝手の装置1bのアーム7
が、同様にその腰板から離れ,かつ車両中心側に向かう
旋回方向に同じ付勢力で付勢されるので、両アームの先
端の押し板8,8は、連結面間距離の略中央で互いに当
接して押し合う。各アーム7には、3本のベルト支え9
が、間隔をおいたすべり軸受11を介してそれらの一端
を枢着して外方へ突設され、押し板8の外側縁8aとベ
ース板2(腰板35)の外側縁2aの間は、これらに両端
10a,10cを固定し,中間部10bを間隔をおいて上記
ベルト支え9の垂直他端9bに縫い付けたベルト10で
覆われている。従って、連結部空間は、図1(A)に示す
ように、両側端の互いに当接する一対の押し板8とこれ
に連なるベルト10によって完全に覆われるので、停車
している車両の連結部空間にプラットホームから乗客が
転落するのが防止される。
距離はカーブの内側で縮まり,カーブの外側で伸びる
が、押し板8を介して当接しあうカーブ内側の一対のア
ーム7は、ドアクローザ4のばねによる付勢力に抗して
図2の矢印Aと逆方向に旋回してばねに動力が蓄えられ
る一方(図5(A)参照)、カーブ外側の同様のアーム7
は、当接したままドアクローザ4のばねの付勢力により
さらに図2の矢印Aの正方向に旋回し(図4参照)、逆カ
ーブに入ると、前者の一対のアーム7がばねに蓄えた動
力を用いて連結面間が伸びる図2の矢印Aの正方向に旋
回し,後者の一対のアーム7が連結面間が縮む図2の矢
印Aと逆方向に旋回してばねに動力を蓄える。ここで、
ドアクローザ4は、内蔵する油路と作動油によるダンパ
作用でアーム7の急速な正旋回を緩和するので、アーム
7を介する押し板8の動きは、連結面間距離が急激に変
動しても緩やかで円滑になり、押し板8の共振やバウン
ドが防止される。
ルト10に寄りかかっても、3本のベルト支え9が、ア
ーム7を押し板8が互いに押し付けあう図2の矢印Aの
正方向に旋回させるので、アーム7は停止し,それ以上
ベルト10が内側へ押し込まれることはない。したがっ
て、車両がカーブに沿ったプラットホームに停車してい
る場合も、連結部空間は、その面間距離の変化にモータ
等の格別な駆動源でない簡素かつ安価なドアクローザ4
で駆動されて円滑に応動するアーム7,ベルト支え9,ベ
ルト10等によって隙間なく覆われるので、連結部空間
への乗客の転落が確実に防止される。
ブの外側が持ち上げられて線路が傾いたカント付きのS
字カーブに沿ったプラットホームに停車している場合
は、車両が前後一対のボギー台車に載っている関係上,
連結部の対向する車両の妻板33が、前後のみならず上
下方向および左右方向にもずれることになる。しかし、
アーム7の先端の互いに当接する押し板8は、正面から
見て矩形,かつ上方から見て外に向かって凸な弧状をな
しているので、上記妻板の上下,左右方向の相対ずれが
生じても、互いに外れることなく円滑な接触を保つこと
ができ、連結部空間への乗客の転落が一層確実に防止さ
れる。
落防止装置1a,1bを用いない場合は、各アーム7をド
アクローザ4の付勢力に抗して逆方向に旋回させ、図5
(A),(B)に示すように、アーム中間部の突部13をベ
ース板2に突設した2枚の係止片15の間に差し込み、
これらの挿通穴14,16に一旦抜いたピン17を挿入
する。これにより、アーム7やベルト10は、折り畳ん
で車両の腰板35に当接した邪魔にならぬ状態で固定さ
れ、片づけられることになる。なお、転落防止装置1a,
1bは、車両が路線の種々のカーブを通ることに伴っ
て、連結部の対向する妻板33がどのように相対変位し
ても、必ず車両設計限界内に収まるような形状,寸法お
よび取付位置になっているので、路線周辺の施設と干渉
することはない。また、上記転落防止装置1a,1bは、
アーム7の先端の対向する押し板8のみが互いに当接,
接触して連結部空間への乗客の転落を防止するものであ
るので、車両壁面を擦ったり接触したりして塗装が傷付
く虞はない。
4やアーム7をベース板2を介して車両の腰板35に固
定したが、これらをベース板2を省略して腰板35に直
接固定することもできる。また、アーム収納用の突部1
3,係止片15およびピン17を省略したり、押し板を
外方に凸な弧状でなく平坦な形状にしたり、押し板をア
ームの先端に回動自在に取り付けたりすることもでき
る。
施の形態を装備した鉄道車両の連結部の平面図であり、
図7は、中間旋回位置にある左勝手の転落防止装置の1
つを示す詳細平面図である。この転落防止装置は、押し
板8の回転半径が前述の第1の実施の形態の回転半径よ
りも大きいことを特徴とし、前述と同じ付勢部材および
ダンパ部材をもつドアクローザ4と、このドアクローザ
4よりも車両中心側の連結部開口34(図1(C)参照)近
傍の腰板35に固定された軸受台21と、基端22aを
軸受台21に枢支して水平に設けられ、連結面間を閉,
開するように正,逆方向に回動する回動アーム22と、
この回動アーム22の先端22bに鉛直に固定された押
し板8と、基端を上記ドアクローザの駆動軸に固定して
水平に設けられ、先端に枢着したローラ24が回動アー
ム22の内面22cに沿って転動自在に当接し、正方向
の旋回(図7の矢印A参照)によって回動アーム22を
回動させる駆動アーム23と、上記軸受台21に一端を
枢支して外側方に向けて突設された2つのベルト支え2
5と、一端26aが押し板8の外側縁8aに,他端26cが
腰板の外側縁の取付板27に,中間部26bが上記ベルト
支え25の他端に夫々取り付けられたベルト26で構成
される。
ベース板20の内側端近傍に突設され、このベース板2
0は、後述する回動アーム22の内面に設けた突部13
の直下に重なり合う挿通穴16をもつ係止片15を外側
端に水平に突設するとともに、中間部にドアクローザ4
を固定するための4つのめねじ穴20aを設けてなり、
四隅の穴20bに挿通されるボルトによって、図9に示
すように、腰板35の中間高さに固定される。また、係
止片15およびめねじ穴20aのない同様のベース板2
0'が、上記ベース板20の鉛直下方に腰板35の下辺
に沿って同様にボルトで固定される。
に、上下のベース板20,20'の間隔だけ隔たった平行
な水平材からなり、湾曲する先端外面22bに人の肩程
度の高さの押し板8を鉛直に固定し、基端内面に上記軸
受台21に挿入されるスリーブ28を固定し、回動アー
ムを腰板近傍に固定,収納するための挿通穴14をもつ
突部13を上部アームの内面22cに設けている。一
方、上記ベルト支え25は、図14に示すように、車両
の外側に対応する先端側が押し板8より僅に高く上方へ
突出した略コ字形状を有する2つの互いに接近したパイ
プからなり、パイプの各基端には、スリーブ29(図1
5参照)が挾み込まれるブラケット30を設けている。
上記回動アーム22とベルト支え25は、図15,図9
に示すように、上,下のベース板20,20'に突設した
軸受台21にボルトBおよびナットNによりスリーブ2
8,29を介して枢支して、回動自在に取り付けられ
る。
うに、ドアクローザ4の上下面に突出する駆動軸5に基
端が固定される1対の平行な水平材と、水平材の先端に
ボルトB,ナットNなどにより回転自在に枢着されるロ
ーラ24とからなり、このローラ24は、図7,図13
に示すように、上部の回動アーム22の湾曲部の内面2
2cに沿って転動自在に当接する。ベルト26は、図1
7に示すように、図3で述べた第1の実施の形態のもの
よりも高く、押し板8と同様に人の肩程度の高さを有す
る点を除いて、図3のものと同じ構成である。図7の押
し板8を先端にもつ回動アーム22が、ドアクローザ4
に連なる駆動アーム23の付勢力に抗して手で車両の腰
板35に当接するまでベルト支え25と共に回動される
と、図8に示すように、回動アーム22の突部13と係
止片15の揃った挿通穴14,16にピン17が通され
て、回動アーム22は収納位置に固定される。この状態
で、ベルト支え25の垂直部25aは、図9に示すよう
に、車両の妻板33の外縁の極く近傍に位置して、妻板
の外縁近傍に取り付けられた図示しないステップや電線
管に衝突せずにこれらの外側にくるようになっている。
置は、図7に示すように、前述の第1の実施の形態の装
置と比べて、押し板8が長い回動アーム22を介して、
長いベルト支え25と共に車両中心側の軸受台21に枢
支され、ドアクローザ4の駆動軸5に基端を固定した小
回転半径の駆動アーム23の先端のローラ24を回動ア
ームの内面22cに押し付けて、押し板8を矢印Aで示
す正方向に大きい回転半径で旋回させる点が異なる。従
って、この転落防止装置の動作は、前述の第1の実施の
形態のものと基本的には同じであり、押し板8が互いに
当接する車両連結部の両側の各1対の転落防止装置は、
図6に示すように、カーブの外側でドアクローザ4の付
勢力により回動アーム22が連結面間の伸びに追従して
正方向に旋回する一方、カーブの内側でドアクローザ4
の付勢部材に動力を蓄えつつ回動アーム22が連結面間
の縮みに追従して逆方向に旋回する。図6のカーブの内
側の逆方向端まで旋回した転落防止装置(但し、ピン1
7で収納された状態)の平面図,正面図,側面図は、図8,
図9,図10に夫々示され、図6のカーブの外側の正方
向端まで旋回した転落防止装置の平面図は、図11に示
される。
部材によって、前述の第1の実施の形態と同様に、モー
タ等の格別な駆動源を要さず連結面間距離の変化に円滑
に応動して連結部空間がベルト26で隙間なく覆われる
とともに、連結面間距離の急激な変動が緩和されて、押
し板8の共振やバウンドが防止される。また、乗客が外
側からベルト26に寄りかかっても、2本のベルト支え
25がベルト26の押し込みを防止するので、それ以上
ベルトが内側に押し込まれることはない。
装置は、前述の第1の実施の形態のものに比して、押し
板8が、ドアクローザ4の駆動軸5よりも車両中心側の
軸受台21に基端22aが枢支された回動アーム22の
先端に取り付けられているので、押し板8の回転半径が
略2倍ほど大きいうえ、押し板8およびベルト26の高
さも、人の肩ほどで、第1の実施の形態のものの腰ほど
の高さよりも高い。従って、急な曲率のカーブの外側に
おいても、広い間隔をあけて互いに対向する車両連結部
の両端縁を含む平面P(図6参照)とベルト26で囲まれ
る空間Sは、第1の実施の形態のものよりも狭く、また
ベルト26の高さも高いから、乗客が連結部空間に一層
転落しにくくなるという利点がある。
異なった車両設計限界に対応すべく、車両の妻板に対し
て斜めに取り付けてもよく、転落をより完全に防止すべ
く、ベルト背丈ほどに高くしたり、また、押付力を強く
するため、ドアクローザ手段を上下に一対設置してもよ
い。また、ベルト支え9,25の垂直部を挿通するベル
ト10,26の中間部10b,26bは、上記実施の形態と
は異なり、上記垂直部に内側から巻き付け,合わせ縁を
縫製加工して、外面には縫目だけが見えるようにして、
外観を改善することもできる。なお、本発明のドアクロ
ーザ手段は、付勢部材とダンパ部材を備えるものであれ
ば、実施例のドアクローザに限られない。
請求項1に記載の転落防止装置は、鉄道車両の前後壁の
連結部開口の外面両側に一対設けられ、連結される車両
に同様に設けられた一対と協働するものであって、付勢
部材で正転方向に付勢されダンパ部材で急速回転が緩和
されるドアクローザ手段の鉛直な駆動軸にアームの基端
を水平に固定して、上記ドアクローザ手段を腰板に固定
するとともに、アームの先端に相手側の押し板と当接す
る押し板を鉛直に取り付け、複数の外側方へ突出するベ
ルト支えの基端を上記アームに間隔をおいて枢着し、車
両連結面間距離の半分以上の長さを有するベルトの一
端,他端,中間部を夫々上記押し板の外側縁,腰板の外側
縁,ベルト支えの先端に取り付けているので、モータ等
の格別な駆動源を要さぬ簡素かつ安価な構成でもって、
カーブによる車両の連結面間距離の変化に応動して、連
結部空間を外力で開かぬように隙間なく覆って、プラッ
トホームから連結部空間への乗客の転落を確実に防止す
ることができる。
有する突部を設け、腰板近傍まで逆方向に旋回されたア
ームの上記突部に上下に重なり合う挿通穴を有する係止
片を上記腰板に突設し、両挿通穴に嵌合するピンを設け
れば、先頭車両などで不要になった転落防止装置を腰板
付近に邪魔にならぬように固定して収納することができ
る。更に、上記押し板の形状を、上方から見て上記車両
と反対方向に凸な弧状を呈するようにすれば、カント付
きのS字カーブなど連結部の対向する妻板が上下,左右
方向にも相対変位するような線路に沿ってプラットホー
ムが設けられている場合でも、2つの押し板が外れるこ
となく円滑に接触を保つので、乗客の転落を一層確実に
防止することができる。
止装置は、請求項1のドアクローザ手段に基端を固定し
た短いアームの先端に取り付けた押し板に代えて、押し
板を先端に取り付けた長い回動アームの基端を車両中心
側の軸受台に枢支し、ドアクローザ手段に基端を固定し
た短い駆動アームの先端のローラを上記回動アームの内
面に押し付けて、押し板8を正方向に旋回させるように
しているので、上記請求項1の装置の効果に加えて、急
なカーブの外側においても対向する車両連結部の両端縁
を含む平面とベルトで囲まれる空間が狭くなって、乗客
の連結部空間への転落を一層確実に防止することができ
る。
連結部の平面図,側面図,正面図である。
態を示す平面図である。
ある。
である。
平面図およびピン挿入部の部分断面図である。
装備した鉄道車両の連結部の平面図である。
防止装置の詳細平面図である。
防止装置の平面図である。
の平面図である。
ある。
の斜視図である。
示す図である。
である。
視図である。
る。
連結部の平面図および側面図である。
ーザ、5…駆動軸、7…アーム、8…押し板、9…ベル
ト支え、10…ベルト、13…突部、15…係止片、1
4,16…挿通穴、17…ピン、20…ベース板、21
…軸受台、22…回動アーム、23…駆動アーム、24
…ローラ、25…ベルト支え、26…ベルト、31,3
2…車両、33…妻板、34…連結部開口、35…腰
板、36…側壁。
Claims (4)
- 【請求項1】 乗客がプラットホームから車両の連結部
の空間に転落するのを防止する転落防止装置において、 駆動軸を正転方向に付勢し,駆動軸の逆転で動力を蓄え
る付勢部材と、駆動軸の急速回転を緩和するダンパ部材
を有して、上記駆動軸を鉛直に配置して上記連結部開口
の片側の腰板に固定されたドアクローザ手段と、 基端を上記駆動軸に固定して水平に設けられ、正,逆方
向の旋回で先端が車両連結面間距離の中央近傍,車両の
側壁近傍に夫々位置するアームと、 このアームの先端に鉛直に取り付けられた押し板と、 上記アームに間隔をおいて一端を枢着し、外側方へ向け
て突設された複数のベルト支えと、 一端が上記押し板の外側縁に,他端が上記腰板の外側縁
に,中間部が上記ベルト支えの他端に夫々取り付けられ
たベルトとを備えたことを特徴とする転落防止装置。 - 【請求項2】 上記アームの腰板側の中間部に挿通穴を
有する突部を設け、腰板近傍まで逆方向に旋回された上
記アームの突部に上下に重なり合う挿通穴を有する係止
片を上記腰板に突設するとともに、上記両挿通穴に嵌合
するピンを備えたことを特徴とする請求項1に記載の転
落防止装置。 - 【請求項3】 上記押し板は、上方から見て上記車両と
反対方向に凸な弧状を呈することを特徴とする請求項1
または2に記載の転落防止装置。 - 【請求項4】 乗客がプラットホームから車両の連結部
の空間に転落するのを防止する転落防止装置において、 駆動軸を正転方向に付勢し,駆動軸の逆転で動力を蓄え
る付勢部材と、駆動軸の急速回転を緩和するダンパ部材
を有して、上記駆動軸を鉛直に配置して上記連結部開口
の片側の腰板に固定されたドアクローザ手段と、 このドアクローザ手段よりも車両中心側の連結部開口近
傍の腰板に固定された軸受台と、 基端を上記軸受台に枢支して水平に設けられ、正,逆方
向の回動で先端が車両連結面間距離の中央近傍,車両の
側壁近傍に夫々位置する回動アームと、 この回動アームの先端に鉛直に取り付けられた押し板
と、 基端を上記ドアクローザ手段の駆動軸に固定して水平に
設けられ、先端に枢着したローラが上記回動アームの内
面に沿って転動自在に当接し、正方向の旋回によって回
動アームを回動させる駆動アームと、 上記軸受台に一端を枢支して、外側方に向けて突設され
た複数のベルト支えと、 一端が上記押し板の外側縁に,他端が上記腰板の外側縁
に,中間部が上記ベルト支えの他端に夫々取り付けられ
たベルトとを備えたことを特徴とする転落防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29104895A JP3360997B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-11-09 | 転落防止装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2384795 | 1995-02-13 | ||
JP7-23847 | 1995-02-13 | ||
JP29104895A JP3360997B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-11-09 | 転落防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282492A JPH08282492A (ja) | 1996-10-29 |
JP3360997B2 true JP3360997B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=26361277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29104895A Expired - Fee Related JP3360997B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-11-09 | 転落防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360997B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000043717A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Osaka City | 車両連結面間転落防止装置 |
JP6373169B2 (ja) * | 2013-11-19 | 2018-08-15 | 株式会社ジェイアール西日本テクノス | 車両の転落防止構造 |
CN110228505A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-09-13 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 轨道车辆间隙封闭防跌落装置及带有该装置的连挂车辆 |
CN114302587B (zh) * | 2021-11-26 | 2023-03-10 | 煤炭科学研究总院有限公司 | 一种煤矿设备用电控箱的快开门 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29104895A patent/JP3360997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08282492A (ja) | 1996-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7699089B2 (en) | Power-operated folding door | |
KR101353779B1 (ko) | 힌지 구조 및 모터 자동차 외부 미러 유닛 | |
KR101352207B1 (ko) | 자동차용 윙 미러 유니트 및 힌지 구조체 | |
JP3360997B2 (ja) | 転落防止装置 | |
US4736688A (en) | Hood device for coupling cars | |
US4903612A (en) | Intercar gangway for articulated cars | |
US7383962B2 (en) | Model train with improved coupling mechanism | |
CN102336209B (zh) | 婴儿座椅、底座、婴儿座椅组合结构及其操作方法 | |
US5746336A (en) | Coupler adaptor for model railroad rolling stock | |
KR101333928B1 (ko) | 디스플레이 장치의 접이식 거치대 | |
CN212560951U (zh) | 一种道岔钢轨移动固定装置 | |
TWI600561B (zh) | 收折式車輛空氣導流裝置及其操作方法 | |
US20040103812A1 (en) | Movable model train car parts to aid model train maneuverability as it travels on model railroad track | |
JP2000016287A (ja) | 転落防止装置 | |
CN111319707A (zh) | 折叠机构及折叠滑板车 | |
JP2002002385A (ja) | 車両用、有利には自動車両用のアウトサイドリヤビューミラー | |
JP3863495B2 (ja) | 鉄道車両の外ホロ装置 | |
EP1010598B1 (fr) | Module de seuil mobile, notamment pour réduire une lacune entre une porte de véhicule et un quai, et agencement de ce module dans un véhicule ferroviaire | |
CN112829853B (zh) | 一种推送装置及agv车辆 | |
EP0089936A1 (en) | Drive roller arrangement | |
JP3532883B2 (ja) | 鉄道車両の正面貫通開戸 | |
JPS6332041Y2 (ja) | ||
JPH11263221A (ja) | 車間転落防止装置 | |
JPS6129556Y2 (ja) | ||
JPH0343097Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071018 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |