JP3360395B2 - X線tv装置 - Google Patents
X線tv装置Info
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
をTVシステム上の画像信号とするX線TV装置に関す
る。
に対してX線を照射し、その透過X線をイメージインテ
ンシファイアに入射させ、X線画像を光学的な画像に変
換し、その出力画像を光学系でTVカメラに導き、画像
信号に変換し、この画像信号を画像表示装置(モニタ装
置)に送ってこれを表示することによりリアルタイムで
X線透視画像を観察できるようにしたり、あるいはその
画像信号を記録したり、種々の画像処理を施したりす
る。
画像の縦方向と横方向のスケールの比(1:1となって
いる)はそのまま維持された上でイメージインテンシフ
ァイアから出力され、さらに光学系でもその縦・横比は
維持され、TVカメラにおいて得られた画像信号上でも
その縦・横比は元のままに維持される。つまり、画像の
縦方向と横方向のスケールの比は、入力から出力(表
示)まで一貫して1:1に保たれている。
トの関係でTVカメラは一般汎用品を使わざるをえない
が、汎用のTVカメラは撮像管を使ったものから固体撮
像素子(CCD)を使ったものに移行しつつある。この
固体撮像素子使用のTVカメラの受像面の縦・横比は通
常のTVシステム用で横4:縦3、高精細TV(HDT
V)システム用で横16:縦9となっており、いずれに
しても横長の矩形となっている。
は、入力面及び出力面とも円形で、画面の縦・横比は
1:1となっている。そのため、汎用のTVカメラを使
用することを前提にするなら、TVカメラの受像面のう
ち、横方向の両脇の部分が使用されない領域となって無
駄が生じることになる。
面に生じる未使用領域を無くして無駄を排除し、かつそ
の領域を積極的に使用することによって画像の解像度を
向上させることが考えられている。そこでは、イメージ
インテンシファイアから出力される円形画像の縦・横比
を変化させて、長軸・短軸比がTVカメラの受像面の横
・縦比に対応している楕円の画像とする光学系を使用
し、この変形させられた画像をTVカメラに入射させ、
このTVカメラからその変形させられた画像の信号を得
るようにし、後にその画像信号を処理することにより画
像の縦・横方向スケール比を元の1:1の関係に戻すよ
うにしている。
ように光学系において画像の縦方向のスケールと横方向
のスケールとの比を変化させる場合には、特殊な光学系
を用いなければならず、レンズ設計が大変であるととも
に、TVカメラの受像面の縦・横比が変わったときに容
易にそれに対応できないという問題がある。
る煩を避けながら、TVカメラの受像面に生じる未使用
領域を無くして無駄を排し、かつ画像の解像度を向上さ
せるようにした、X線TV装置を提供することを目的と
する。
め、この発明によるX線TV装置においては、被写体に
向けてX線を照射するX線発生装置と、該被写体を通し
て入力されたX線画像を光学的な画像として出力し、該
画像面方向において電解分布を変化させる電極を備え、
該電極に印加する電位調整により、出力画像の縦方向と
横方向のスケールの比が後記TVカメラの受像面の縦・
横比に対応するように変化させられるイメージインテン
シファイアと、該イメージインテンシファイアの出力画
像を伝達する光学系と、伝達された画像を画像信号に変
換するTVカメラと、該画像信号において画像の縦方向
と横方向のスケールの比を変化させて元のX線画像にお
ける縦方向と横方向のスケールの比に戻すよう変換する
変換装置とを備えることが特徴となっている。
アは、画像面方向において電解分布を変化させる電極を
設けるのではなく、電子レンズ系をなす既存の電極を断
面が真円の円筒形のものから断面が楕円の円筒形のもの
に変更することによってもよい。また、既存の断面が真
円の円筒形の電極を、画像面方向において、つまりその
円周方向において、分割し、異なる電圧を加えることに
より、画像面方向における電界分布を変化させるように
してもよい。
おいて画像の縦方向と横方向のスケールの比を変化させ
て元のX線画像における縦方向と横方向のスケールの比
に戻すよう変換する変換装置としては、カメラコントロ
ールユニット内のビデオ回路を利用したり、あるいは別
個に信号処理装置を用いたりすることができる。また、
画像表示装置において、受像管の垂直偏向信号(のこぎ
り波)と水平偏向信号(のこぎり波)の傾きを変えて、
表示される画像の縦方向と横方向のスケールの比を変化
させるようにしてもよい。
画像の縦方向のスケールと横方向のスケールとの比が、
このイメージインテンシファイアにおいて変化させられ
る。すなわち、このイメージインテンシファイアには、
画像面方向において電解分布を変化させる電極が設けら
れており、この電極に印加する電位調整により、出力画
像の縦方向と横方向のスケールの比がTVカメラの受像
面の縦・横比に対応するように変化させられる。元のX
線画像の縦方向のスケールと横方向のスケールとの比が
1:1であるとすると、これが変更されて他の比(たと
えば3:4等)に変換される。そこで、イメージインテ
ンシファイアの円形となっている入力面の画像が楕円形
の画像に変換されることになるが、この楕円形の長軸・
短軸比をTVカメラの受像面の横・縦比に対応させるよ
うに上記の電極に印加する電位調整によってスケール比
の変換度を定めれば、受像面は無駄なく使用されること
になる。TVカメラから得られる画像信号によって表わ
される画像は、元のX線画像を縦または横方向に引き伸
ばしたようなものとなるので、これが変換装置によって
元のスケール比に戻される。そのため、その引き伸ばし
た方向で解像度が高められた画像の表示が可能となる。
さらに、上記の電極に印加する電位調整によってスケー
ル比の変換度を任意に定めることができるため、通常の
TVシステムの横4:縦3や高精細TV(HDTV)シ
ステムの横16:縦9などの種々のアスペクト比に対応
することが容易である。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、X
線管10から被写体20に向けてX線ビーム11が照射
される。被写体20を透過したX線ビームはイメージイ
ンテンシファイア30の入力蛍光面31に入射する。イ
メージインテンシファイア30は、真空外囲器内に、入
力蛍光面31と、光電面32と、加速及び集束用の電極
33と、アノード34と、出力蛍光面35とが配置され
たものである。
イア30は、これらの電子レンズ系をなす電極33、3
4の外側(あるいは内側など適宜な箇所)に、水平方向
または垂直方向に配置させられた一対の平行電極36を
有している。入力蛍光面31及び光電面32は円形とな
っている。また、電極33、34は、電子ビームの中心
軸に直角な面(画像面)で断面したときの断面がおおむ
ね円環状となっており、光電面32に対して、光電面3
2より遠いものほど高い、プラスの高電圧が印加されて
いる。平行電極36にはその周辺の電極33よりも高い
あるいは低いプラスの電位が加えられていて、画像面方
向における電界分布が中心軸対称にならないようにされ
ている。そのため、入力蛍光面31及び光電面32の形
状に対応した円形の画像は、その非対称な電界分布によ
り、楕円形状の画像へと変換させられることになる。こ
の楕円形の画像が出力蛍光面35に現われる。
円形の画像は、レンズを組み合わせて構成した光学系4
0により、TVカメラ50の固体撮像素子51に結像す
る。この固体撮像素子51は横・縦の比が4:3または
16:9の矩形となっているため、入力される楕円形の
画像の長軸・短軸比がその比に対応するものとなるよう
にされている。すなわち、イメージインテンシファイア
30から出力される楕円形画像の長軸・短軸比が固体撮
像素子51の矩形受像面の横・縦の比に対応したものと
なるように、イメージインテンシファイア30における
変形度が調整されている。この調整は、平行電極36に
印加する電位を調整することにより行なわれる。
形の画像を表わす画像信号はカメラコントロールユニッ
ト60に入力される。この実施例では、カメラコントロ
ールユニット60は、その画像信号で表わされる画像の
縦方向のスケールと横方向のスケールとの比が元の1:
1の関係となるような、つまり楕円形の画像が真円の画
像となるような、信号の変換を行なうビデオ回路を有し
ている。そのため、このカメラコントロールユニット6
0から出力される画像信号においてはイメージインテン
シファイア30の入力蛍光面31に入射したX画像の縦
方向のスケールと横方向のスケールとの比が再現させら
れる。この画像信号がTVモニタ装置70に送られて、
その画像が表示される。その結果、表示画像はイメージ
インテンシファイア30の入力X線画像を縦・横の歪み
なく再現したものとなる。
ンテンシファイア30の円形の入力蛍光面31に対応し
た円形画像81がイメージインテンシファイア30の出
力蛍光面35に現われるはずのところ、上記の平行電極
36による電界分布の非等方性によって、横方向に引き
伸ばされた楕円形の画像82が現われ、この楕円形の画
像82の長軸・短軸比が固体撮像素子51の矩形受像面
83の横・縦の比に対応したものとされるため、その矩
形受像面83いっぱいに楕円形の画像82が現われる。
その結果、従来のようにイメージインテンシファイア3
0から円形画像81が出力される場合に斜線の領域84
が使用されず無駄になっていたことを改善でき、無駄な
領域84を無くすことができる。しかも、円形画像81
を楕円形画像に引き伸ばした上で固体撮像素子51の矩
形受像面83に入力しているので、その引き伸ばした方
向(ここでは横方向)の解像度を向上させることができ
る。平行電極36の作用がこのようなものであるため、
かならずしも幾何学的に平行に配置されている必要はな
いことになるが、固体撮像素子51の矩形受像面83の
縦・横方向に対応する各方向における電界分布に差を持
たせるものであるから、その縦または横方向に対応する
一方の方向に配置される必要はある。
インテンシファイアの電極構成に、画像面方向において
電界分布を変化させる平行電極を新たに設けているが、
このように新たに電極を設けるのではなく、電子レンズ
系をなす既存の電極33、34を断面が真円の円筒形の
ものから断面が楕円の円筒形のものに変更することによ
ってもよい。さらに、既存の断面が真円の円筒形の電極
33、34を、画像面方向において、つまりその円周方
向において、分割し、異なる電圧を加えることにより、
画像面方向における電界分布を変化させるようにしても
よい。
でTVカメラ50から得られた画像信号に関して画像の
縦方向と横方向のスケールの比を変化させているが、も
ちろん別個に信号処理装置(図示しない)を用いてこれ
を行なうこともできるし、さらには、TVモニタ装置7
0において、受像管の垂直偏向信号(のこぎり波)と水
平偏向信号(のこぎり波)の傾きを変えて、表示される
画像の縦方向と横方向のスケールの比を変化させるよう
にしてもよい。
の発明のX線TV装置によれば、TVカメラの受像面に
生じる未使用領域を無くして無駄を排し、かつ画像の解
像度を向上させることができる。しかも、入力X線画像
の縦方向のスケールと横方向のスケールとの比を、TV
カメラの受像面の縦・横比に合わせて調整することも容
易である。
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体に向けてX線を照射するX線発生
装置と、該被写体を通して入力されたX線画像を光学的
な画像として出力し、該画像面方向において電解分布を
変化させる電極を備え、該電極に印加する電位調整によ
り、出力画像の縦方向と横方向のスケールの比が後記T
Vカメラの受像面の縦・横比に対応するように変化させ
られるイメージインテンシファイアと、該イメージイン
テンシファイアの出力画像を伝達する光学系と、伝達さ
れた画像を画像信号に変換するTVカメラと、該画像信
号において画像の縦方向と横方向のスケールの比を変化
させて元のX線画像における縦方向と横方向のスケール
の比に戻すよう変換する変換装置とを備えることを特徴
とするX線TV装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02902594A JP3360395B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | X線tv装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02902594A JP3360395B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | X線tv装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222058A JPH07222058A (ja) | 1995-08-18 |
JP3360395B2 true JP3360395B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=12264881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02902594A Expired - Fee Related JP3360395B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | X線tv装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3360395B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP02902594A patent/JP3360395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07222058A (ja) | 1995-08-18 |
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