JPH0218086B2 - - Google Patents

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JPH0218086B2
JPH0218086B2 JP58210921A JP21092183A JPH0218086B2 JP H0218086 B2 JPH0218086 B2 JP H0218086B2 JP 58210921 A JP58210921 A JP 58210921A JP 21092183 A JP21092183 A JP 21092183A JP H0218086 B2 JPH0218086 B2 JP H0218086B2
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JP
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ray
slit
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anode target
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Kunio Doi
Hideki Matsui
Katsuhiro Ono
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は例えば医療診断等に好適なX線撮影
装置に関する。
〔発明の技術的背景及び問題点〕
今日実用になつているX線撮影装置によるX線
撮影においては、被写体内から発生する散乱X線
により再生画像の分解能やコントラストが損われ
る場合が少なくない。一方近来、高速、短時間の
撮影が可能な装置の開発が強く望まれており、こ
の場合はとくに放射X線量を増す必要があるが、
一般的にはそれに伴なつて散乱X線が増加し、画
像のS/N比が低下してしまう。そこで、特開昭
53−7190号公報に開示されるようにX線発生器を
電子ビーム走査形としてX線焦点を移動し、この
X線発生器と被写体との間にピンホール又は1個
のX線透過用スリツトをもつX線遮蔽板を配置
し、その後方にX線像検出器を置いてX線像を再
生するX線撮影装置が提案されている。しかしな
お同公報に開示されている装置では、実質的に単
一のピンホール又はスリツトを透過するX線ビー
ムで撮影するため、X線発生器の利用効率が低
く、したがつてまた撮影速度を速めることが困難
である。さらにまたX線検出器が不連続性のもの
であるため、高い分解能を得ることが困難である
という、いくつかの改善すべき問題点がある。さ
らにまた米国特許第4179100号明細書には、スリ
ツト板の1個のスリツトを通過したX線ビームを
被写体を通したうえ蛍光板あるいはX線イメージ
インテンシフアイア(以下、X線IIと記す)のよ
うなシンチレータで検出して画像を再生する装置
が開示されている。しかしこれもやはり単一のX
線ビームにより撮影する構成であるためX線の利
用効率が低く、且つ被写体、スリツト板、あるい
はX線発生器そのものを機械的に移動させるもの
であるため、やはり高速、短時間の撮影は困難で
ある。また被写体内で発生する散乱X線やX線II
内でのベーリンググレア即ち散乱光の回り込みや
不所望な浮遊電子放出などによるノイズがあり、
充分満足な分解能およびコントラスト特性を得る
ことは難しいものと考えられる。
〔発明の目的〕 この発明は以上のような問題点を解決し、X線
の利用効率を高めてX線発生器への負担を軽減
し、且つ高速、短時間撮影が可能であつて、しか
も被写体内の散乱X線等によるノイズを制御して
すぐれた分解能、S/N比およびコントラスト特
性を得ることができるX線撮影装置を提供するも
のである。
〔発明の概要〕
この発明は、X線焦点が移動される如く構成さ
れたX線発生器と、このX線発生器に対して所定
間隔を置いて配置されX線焦点の移動方向と直角
方向に細長い複数個のX線透過用スリツトを有す
るスリツト板と、このスリツト板の各スリツトを
透過しその後方に置かれる被写体により変調され
たX線ビームによるX線像を電気信号に変換する
X線像検出器と、このX線像検出器で得られる電
気信号の中から、移動するX線焦点の各位置から
スリツトをX線検出器上に幾可学的に投影した位
置に対応する電気信号をとり出す信号処理装置
と、この信号処理装置を経た画像信号を被写体の
X線像に対応する画像に再生して表示又は記録す
るX線像再生装置とを備え、スリツト板の第1の
スリツトを通過したX線ビームがX線焦点の移動
によりX線検出器上に走査されてできる第1のX
線画像領域と、第1スリツトに隣り合う2のスリ
ツトを通過したX線ビームが同様にX線焦点の移
動によりX線検出器上に走査されてできる第2の
X線画像領域とが、互いに一部重なるように構成
されてなるX線撮影装置である。
これによつて分解能、コントラスト特性のすぐ
れたX線画像を高速で得ることができる。そして
複数個のスリツトを通るX線ビームのすべてを撮
影に利用するため、X線発生器からの放射X線の
利用効率が高く、それだけ発生器への負荷を軽減
できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の実施例を説明する。なお同一
部分は同一符号であらわす。
この発明の好ましい実施例のX線撮影装置は、
第1図および第2図に示すようにX線発生器21
と、これから所定間隔を置いて配設され互いに平
行に複数個の細長いX線透過用スリツト22,2
2…をもつコリメータすなわちスリツト板23
と、被写体24の後方に配設されたX線像検出器
25と、このX線像検出器25で得られる電気信
号を処理するとともに表示装置26もしくは図示
しない記録装置に再生画像の信号を送る信号処理
装置27とを備えている。
X線発生器21は、例えば真空容器内に円筒状
陽極ターゲツト28が設けられ駆動モータにより
回転可能になつており、他方に電子銃29が内蔵
されこれから発生する電子ビームを電磁偏向コイ
ルにより円筒状陽極ターゲツト28上にその軸に
平行に偏向走査しうるように構成されている。円
筒状陽極ターゲツト上を矢印の如く移動するX線
焦点FからのX線ビームをX線遮蔽材からなるス
リツト板23の各スリツト22を通し、その後方
に生じる複数の扇状X線ビームを被写体24に照
射するようになされている。そして偏向走査され
る電子ビームにより定まるX線焦点Fの位置の情
報を常に信号処理装置27に電気信号で与えるよ
うになつている。スリツト板23は、鉛のような
重金属の薄板でつくられ、複数個の細長いスリツ
ト22が形成され、その長手方向はX線焦点Fの
移動方向と直交する方向に配置されている。なお
スリツト22にアルミニウム(Al)やベリリウ
ム(Be)のようなX線透過率の高い金属を充填
した構造にしてもよい。X線像検出器25は、被
写体の撮影部位を充分カバーできる大きさのX線
シンチレータをもち、同図に符号Aで示すように
各スリツト22を通過した各瞬間ごとのX線ビー
ムによるX線像を受け、このX線像に対応する電
気信号を得る。X線像検出器25としては、例え
ばX線蛍光増倍管(X線II)と光導電形撮像ター
ゲツトをもつ撮像管とを組み合わせた構成や、あ
るいは多数の微小X線検出素子を配列した平板状
シンチレータなどを採用しうる。
次に各部の寸法例を示すと、X線発生器21の
X線焦点の短径が0.4mm、長径が2.5mmの楕円形
で、スリツト板方向からみた実効X線焦点Fは略
0.4mm円形となるように電子ビームを陽極ターゲ
ツト28上に斜めに当てるようにする。そして焦
点Fの移動距離L0は約4mm、この焦点位置から
スリツト板23までの距離L1は1m(メート
ル)とする。スリツト板23は厚さ2mmの鉛板を
使用し、各スリツト22はそのスリツト幅Gが
0.2mm、ピツチ間隔Pが2mmで互いに平行に100個
形成されている。このスリツト板23からX線像
検出装置25のX線検出面までの距離L2は同じ
く1m(メートル)である。X線検出面は一辺の
長さが約50cmの正方形である。そして検出装置に
近い方の領域Qに被写体24が置かれるように構
成されている。
さて、次に撮影および画像信号の処理について
述べる。
第2図aにおいて、いまX線焦点Fが図の陽極
ターゲツト上の上端にある瞬間について考える
と、スリツト板23の全面にむけて放射されたX
線は、そのうちの各スリツト22を通り抜けた扇
状X線ビーム(X0)が被写体24を通り、この
被写体により変調されて検出装置に入射する。な
お同図には簡単化して4個のスリツトを通り抜け
たX線ビームの投影線のみを示している。検出装
置25で得られるこの時のX線像信号は第3図a
に示すようになる。同図は検出面上の垂直方向の
各位置における画像信号強度を示し、垂直位置を
時間軸として示している。その位置y1における
信号A1は第2図aに示すX線ビームy1の位置
でのX線像信号である。同様に垂直方向の位置y
2,y3,…に対応するX線像の信号が得られ
る。そしてそれらの中間領域での信号Nは被写体
内で生じる散乱X線や、X線II内で起るベーリン
グクレア即ち散乱光の回り込み或いは不所望な浮
遊電子等によるボケ成分、及び所定の大きさを持
つX線焦点による半影成分によるものである。そ
こで、このようなX線像信号の中から、主X線ビ
ームに対応する位置y1,y2,…の信号のみを
取り出して他の中間領域の成分Nを除去し、第3
図bに示す画像信号B1を得る。この信号処理
は、X線発生器のX線焦点位置を示す信号と、そ
の位置から発するX線ビームが当る検出面上の位
置を示す信号とを対応させて、それに対応する位
置の像信号のみを取り出せばよく、これは既知の
技術で容易にできる。前述の例の如くX線IIと撮
像管とを組み合わせた検出装置であれば、上記の
如くあるX線焦点位置におけるX線像を撮像管の
撮像ターゲツト上に蓄積させ、読取り電子ビーム
により撮像ターゲツトの全面を少なくとも1回
(1フレーム)、水平、垂直偏向走査して出力信号
を得て、その中から上記の如く主X線ビームの位
置y1,y2,…にのみ対応する像信号だけを取
り出し、他を除去すればよい。これによつて被写
体で発生する散乱線やベーリンググレアなどによ
るボケを相当除去することができ、分解能、S/
N比及びコントラスト特性のよい画像を得ること
ができる。
次にX線焦点Fを少し移動すると、その時の検
出器で得られるX線像信号A2はそれに応じて第
3図cに示すように所定位置ずれて現われる。同
様にその位置に対応する画像信号B2のみを第3
図dに示すようにとりだす。このようにしてX線
焦点Fを順次下端まで移動させてその都度画像信
号を得る。そしてこれを信号処理装置27内で記
憶、演算処理して被写体全体のX線像を画像表示
装置26に再現する。
なお第2図aにはX線焦点Fが陽極ターゲツト
上の下端にある時のX線ビームの投影線を点線
Xnであらわしている。X線焦点Fを移動距離L
0を完全に移動させると、スリツト板のあるスリ
ツト22aを通つたX線ビームで投影される画像
領域は第2図bに斜線で示す領域Yaに相当する
部分だけ得られる。また隣りのスリツト22bに
よる画像領域は同じくYbに、さらにその隣りの
スリツト22cによる画像領域は同じくYcにそ
れぞれ示すところとなり、それらの一部は互いに
重なり合うことになる。この重複部分の信号処理
は、いずれか一方のスリツトを通つたX線ビーム
による信号のみを採用してもよいし、両方の信号
を合成して平均値を採つてもよい。このように一
部が重複するように各部の寸法を定めることによ
り、被写体24を置く領域Qのすべての部分のX
線ビームが照射することになり、精度の高い画像
を得ることができる。
なお、あらかじめ被写体のない状態で1回(1
フレーム)撮像し、X線焦点とそれに対応する信
号の位置関係、信号レベルの基準設定をし、この
情報を処理装置内に記憶させておけば、正確な信
号処理ができる。また、X線焦点Fの移動は、連
続的に移動させてもよいし、あるいはわずかの距
離づつステツプ的に移動させてもよい。
ところで、X線焦点の移動距離を小さくすれば
それにともなつて1回の撮影時間を短縮でき、ま
たスリツト板のスリツト数を多くすればそれにと
もなつてX線焦点の移動距離L0を縮小できる。
またX線焦点からスリツト板までの距離L1とス
リツト板から検出面までの距離L2との比(L
1/L2)を小さくすれば、それにともなつて同
様にX線焦点の移動距離L0を縮少できる。一
方、各スリツトのピツチ間隔Pを小さくすれば、
被写体内の散乱X線によるノイズ成分の混入が多
くなり、好ましくない。また各スリツトのビツチ
間隔PとX線焦点移動距離L0との比(P/L
0)が大きいと、被写体の全面をX線ビームで完
全に照射しきるための被写体設置可能領域Qがせ
ばまることになる。これらの条件を考慮して、各
部の寸法関係を適当に設定する。なお、この場合
のX線発生器の入力すなわち陽極ターゲツトへの
入力電力は、電圧が120kV、ビーム電流が500m
Aで、およそ60kWにとどめることができ、比較
的熱容量の小さい陽極ターゲツトでこの撮影装置
を実現できる。そして1画面の撮影に要する時間
はおよそ30ミリ秒以下にすることが可能である。
また、X線像再生装置である画像表示装置26
は、水平走査線数が例えば1000本のテレビ画面と
して、十分な解像度を得ることができる。上記の
如く100個のスリツトをもつスリツト板を使用し、
X線焦点移動にともなう各スリツト投影X線像A
を、隣り合う主X線ビーム位置間、例えばy1か
らy2間に10本のX線像Aを形成するように撮像
すれば、1画面を1000本の水平走査線で画面再構
成でき、情報量の多い高品位の撮像ができる。
第4図に示す実施例は、スリツト板23の各ス
リツト22,22…を、その断面形状がどの部伏
でもおよそX線焦点位置を向くように中央部に比
べて両端に近いほど傾斜を強くし構成したもので
ある。また第5図に示す実施例は、スリツトの幅
寸法Gを、中央部に比べて両端部になるほど大き
く分布させて、実質的にX線の通る幅を均一化し
たものである。さらに第6図に示す実施例は、陽
極ターゲツト28からスリツト板23までの距離
L1をほぼ半径に等しい円弧状に曲げて形成し、
各スリツトをすべて放射方向に向けて構成したも
のである。これによつて全面にわたる均一なX線
強度を得ることができ、画像再現精度を高めるこ
とができる。
第7図にX線発生器21の実施例を示す。陽極
ターゲツト上に当てる電子ビームの単位面積当り
の電子密度はなるべく小さくする方がターゲツト
の熱容量を小さくできて有利である。一方、一般
に電子銃から発生する電子ビームの断面形状は円
形にする方が電気的集束レンズを構成するうえで
望ましい。そこでこの実施例では円形又はほぼ円
形の断面形状の電子ビームeを電子銃29から発
生させ、その下流に陽極ターゲツト28の軸に平
行な方向Yに焦点を偏向移動させる第1の静電偏
向電極31を設け、これに偏向電源32から例え
ば周波数f1の鋸歯状波の偏向電力を与えるよう
にしている。そしてその下流に上記偏向移動方向
Yと直角方向X偏向走査するため第2の静電偏向
電極33を設け、これに例えば周波数f2の鋸歯
状波あるいは正弦波の偏向電力を電源34から与
えるように構成している。
ここで、各偏向電極に与える偏向電力の周波数
は、f1を例えば30Hz、f2を例えば3kHzとい
うようにf1に比べてf2を十分高い周波数とす
る。これによつて第8図に示すように、円形の電
子ビームeが、(X)方向にf2で高速で偏向走
査されながら、それより十分遅い速度で連続的又
はステツプ的に(Y)方向に偏向移動させられ、
X線撮影に使用される。したがつて、撮影におけ
るある瞬間での陽極ターゲツト上での電子ビーム
eの形状は実質的に第9図に示すように(X)方
向すなわちスリツト板の各スリツトの長手方向と
同じ方向に細長いビーム焦点形状Eと等価にな
り、それが撮影にともなう焦点移動方向Yに移動
させられることになる。そしてX線(X0)の取
り出し方向からみたX線焦点Fの形状が円形に近
くなるようにターゲツト面に対し斜方向にX線を
取り出して撮影するようにすれば、X線像のボケ
を抑制できる。このためこの実施例のX線発生器
によれば、陽極ターゲツトの単位時間、単位面積
当りの電子ビーム密度を低減でき、それだけター
ゲツトへの負荷を軽減できる。しかも(X)方向
の偏向走査はせいぜい3〜5mmの距離で十分であ
るため、あまり大きな偏向電力は必要とせず、実
用性が高い。なおこれら偏向装置は、静電偏向に
限らず、電磁偏向でもよく、あるいはそれらの組
み合わせであつてもよい。
〔発明の効果〕
以上の構成を有する本発明の装置は、X線遮蔽
材からなるスリツト板として複数個のスリツトを
形成したものを使用し、これを通過した複数の扇
状X線ビームを被写体に当てて各瞬間のX線像を
得るとともに、このX線ビームを移動させて被写
体全体のX線像を撮影するため、X線発生器のX
線利用効率が比較的高く、それだけ陽極ターゲツ
トの負担を軽減でき、またX線焦点の移動距離を
比較的小さくできる。したがつて高速撮影が可能
であり、しかも散乱線の影響を抑制でき、分解
能、S/N比及びコントラスト特性のよいX線像
を得ることができる。またX線発生器の構成を比
較的簡略にすることができ、実用性にすぐれてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、
第2図aはその各部の位置関係を示す概略図、第
2図bはX線検出面上の垂直方向の画像領域関係
を示す図、第3図a,b,c,dはX線像信号お
よび画像信号を示す特性図、第4図は本発明の他
の実施例におけるスリツト板を示す要部縦断面
図、第5図および第6図は各々他の実施例のスリ
ツト板を示す縦断面図、第7図はX線発生器の他
の実施例を示す概略図、第8図はその電子ビーム
偏向走査を示す図、第9図は同じく電子ビーム焦
点形状を示す図である。 21……X線発生器、28……陽極ターゲツ
ト、29……電子銃、F……X線焦点、23……
スリツト板、22……スリツト、24……被写
体、25……X線像検出装置、27……信号処理
装置、26……画像表示装置、31,33……第
1、第2偏向電極、E……電子ビーム焦点形状。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線焦点が移動される如く構成されたX線発
    生器と、 このX線発生器に対して所定間隔を置いて配置
    され上記X線焦点の移動方向と直角方向に細長い
    複数個のX線透過用スリツトを有するスリツト板
    と、 このスリツト板の各スリツトを透過しその後方
    に置かれる被写体により変調されたX線ビームに
    よるX線像を電気信号に変換するX線像検出器
    と、 このX線像検出器で得られる電気信号の中か
    ら、上記移動するX線焦点の各位置から上記スリ
    ツトをX線検出器上に幾何学的に投影した位置に
    対応する電気信号をとり出す信号処理装置と、 この信号処理装置を経た画像信号を被写体のX
    線像に対応する画像に再生して表示又は記録する
    X線像再生装置とを具備し、 上記スリツト板の第1のスリツトを通過したX
    線ビームが上記X線焦点の移動により上記X線検
    出器上に走査されてできる第1のX線画像領域
    と、前記第1のスリツトに隣り合う2のスリツト
    を通過したX線ビームが同様に上記X線焦点の移
    動によりX線検出器上に走査されてできる第2の
    X線画像領域とが、互いに一部重なるように構成
    されてなることを特徴とするX線撮影装置。 2 X線検出器は、X線イメージインテンシフア
    イア及びその出力画像を電気信号に変換する撮像
    装置を備えてなる特許請求の範囲第1項記載のX
    線撮影装置。 3 X線発生器は、支持軸により円筒状陽極ター
    ゲツトが真空容器内に回転可能に支持されてお
    り、電子銃から発生される電子ビームの上記陽極
    ターゲツト上に当るビーム焦点形状が、実質的に
    スリツト板の各スリツトの長手方向と同じ方向に
    長い形状を有し、且つ陽極ターゲツトの軸に平行
    な方向に偏向移動される構成を有する特許請求の
    範囲第1項記載のX線撮影装置。 4 X線発生器は、支持軸により円筒状陽極ター
    ゲツトが真空容器内に回転可能に支持されてお
    り、電子銃から発生され上記陽極ターゲツト上に
    当るビームを、上記陽極ターゲツト軸に平行な方
    向の偏向移動速度よりも速い速度でスリツト板の
    各スリツトの長手方向と同じ方向に、くり返し偏
    向走査する偏向走査装置を有してなる特許請求の
    範囲第1項記載のX線撮影装置。
JP58210921A 1983-04-22 1983-11-11 X線撮影装置 Granted JPS60103940A (ja)

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