JP3359656B2 - 貴金属を含有する多金属硫化物触媒及びこれを使用する水素化脱窒素法 - Google Patents

貴金属を含有する多金属硫化物触媒及びこれを使用する水素化脱窒素法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油及び合成燃料原料
油から窒素を除去するためのヘテロ原子除去用触媒、殊
に水素化脱窒素触媒に関する。触媒は、高分散硫化モリ
ブデン及び0より大きい、好ましくは1以上の酸化状態
であり、主として硫黄に配位している貴金属を含有する
非担持触媒である。さらに、該触媒は促進剤金属硫化
物、例えば硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化鉄又はこ
れらの混合物を含有していてもよい。種々の金属の硫化
物は緊密に混合し、高度に分散していることが重要であ
る。更に、本発明はある一定の貴金属、モリブデン及び
促進剤金属錯体からかかる触媒を製造する方法及び該触
媒を使用する水素化脱窒素法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油原料油及びこれらの種々の沸騰点画
分の水素処理は、より厳重な製品品質の需要のために益
々重要になってきた。更に石油産業は石炭、タールサン
ド、オイルシェール及び重質粗原料のような物質から誘
導される比較的高沸騰点の供給原料に転化しなければな
らない場合の時代を見越している。一般に、かかる物質
から誘導される供給原料は著しい劣化成分、例えば硫
黄、窒素、酸素、ハロゲン化物及び金属を含有する。従
ってかかる供給原料は、このような成分含量を減少する
ためには品質改良のための莫大な費用を要し、これによ
って供給原料を次の処理、例えば液体の接触分解及び/
又はクラッキング及び/又は接触品質のためにより適切
なものにしている。水素処理は文献上よく知られてお
り、一般に供給原料の少くとも1部分を通常劣化成分の
除去と共に、低沸騰性生成物へ変換するためには、触媒
の存在下で水素で炭化水素質供給原料を処理することが
必要である。例えばガス油を水素化脱硫するために硫化
モリブデンの使用を示す米国特許2,914,462 号明細書及
び硫黄及び窒素を含有する炭化水素油を水素化精製する
ために硫化モリブデンの使用を示す米国特許3,148,135
号明細書が参照される。更に、米国特許2,715,603 号明
細書には、重質油を水素化するために触媒としての硫化
モリブデンの使用が挙げられ、米国特許3,074,783 号明
細書には、硫黄を含まない水素及び二酸化炭素を得るた
めに硫化モリブデンの使用が挙げられており、この場合
には硫化モリブデンによって硫化カルボニルが硫化水素
に変換する。硫化モリブデン及び硫化タングステンは水
素化、メタン化、水性ガスシフトその他の反応を包含す
る触媒としての他の用途を有する。
【0003】一般にモリブデン及び他の遷移金属硫化物
触媒並びに他のタイプの触媒を用いて、通常大きい方の
触媒表面積によって、小さい方の表面積を有する同じ触
媒よりも活性な触媒が得られる。従って当業者は、絶え
ず常により大きい表面積を有する触媒を得るように努め
ている。最近米国特許4,243,553 号明細書及び4,243,55
4 号明細書には、比較的大きい表面積の硫化モリブデン
触媒が、選ばれたチオモリブデン酸塩を、酸素を含まな
い十分に不活性雰囲気の存在下で温度約300〜800
℃の範囲で熱分解することによって得られることが示さ
れた。適当な雰囲気はアルゴン、真空、窒素及び水素か
らなるものである。米国特許4,243,554号明細書では、
チオモリブデン酸アンモニウム塩を毎分15℃以上の速
度で分解するが、これに反して米国特許4,243,553 号明
細書では、置換チオモリブデン酸アンモニウム塩を毎分
約0.5 〜2℃の十分に緩慢な加熱速度で熱分解する。こ
れらの特許明細書に開示された方法は、水性ガスシフト
及びメタン化反応並びに触媒水素化及び水素処理反応に
優れた特性を有する二硫化モリブデン触媒を得るための
ものである。更に、硫化モリブデンを含有し他の金属硫
化物を組合せた水素処理触媒が知られている。例えば米
国特許2,891,003 号明細書には、オレフィンガソリン画
分を脱硫するために鉄−クロム組成物が挙げられてい
る。さらにまた米国特許3,116,234 号明細書には、水素
化脱硫するためにCr −Mo 及び更にFe 及び/又はC
r 及び/又はNi を有するMo が挙げられている。また
米国特許3,265,615 号明細書には、水素化脱窒素及び水
素化脱硫するためにCr −Mo が挙げられている。更
に、白金を含有する水素処理触媒が知られている。例え
ば米国特許3,422,002 号明細書には、主としてアルミナ
に担持させた白金系金属0.05〜5重量%及びモリブデ
ン約4〜30重量%からなる触媒での水素処理が示され
ている(触媒はプレスルファイド化)。種々のこれらの
触媒は商業上成功をおさめているが、なお水素化脱窒素
に対して通常使用される触媒に関して絶えず改良された
特性を有する触媒技術の要求がある。
【0004】
【発明の内容】本発明によって、炭化水素質原料油から
ヘテロ原子、特に窒素を除去するための新規触媒が得ら
れる。触媒は貴金属で促進される (promoted) 高分散硫
化モリブデンを含有し、貴金属は0よりも大きい酸化状
態であり、主としてSに配位している。更に硫化モリブ
デンはNi ,Co ,Fe 等からの1種又は数種の金属硫
化物によって促進することができる。本発明の好ましい
実施態様では、貴金属はPt ,Pd ,Rh 及びIr から
選ばれる。本発明の他の好ましい実施態様では、貴金属
は白金であり、1以上の酸化状態及び全触媒の約0.1〜
10.0重量%の量であり、白金対モリブデンのモル比約
0.001〜0.10である。なお本発明の他の好ましい実
施態様では、存在する白金の量は全触媒の約0.25〜5.
0重量%であり、白金対モリブデンのモル比は約0.00
25〜0.05である。Ni ,Co 又はFe の1種又は数
種が存在する場合には、Ni ,Co 又はFe /Mo のモ
ル比は広範囲に変動することができるが、一般に0.1/
0.5である。更に本発明の他の実施態様では、触媒は
(a)貴金属錯体1種又は数種、(b)モリブデン錯体
1種又は数種及び(c)任意に、溶解性又は容易に分散
するNi ,Co 及び鉄等の錯体1種又は数種から製造さ
れる。貴金属錯体は、貴金属がPt 又はPd の場合には
式:ML2 で表わされる錯体から、及び貴金属がRh 又
はIr の場合には式:ML3 で表わされる錯体から選ば
れ、ここでMは貴金属であり、Lはジチオカルバミン酸
塩、ジチオ燐酸塩、キサントゲン酸塩、チオキサントゲ
ン酸塩から選ばれる配位子であり、更にLは貴金属錯体
を油に溶解するために十分な数の炭素原子を有する有機
基を有する。同じようにしてNi 錯体はタイプML2
あり、Co 及びFe はタイプML3 の錯体である。更に
モリブデン錯体は油に溶解及び/又は高度に分散し、
式:MoO2(S2 CNR2)2 〔式中RはC1 〜C18アル
キル基、C5 〜C8 シクロアルキル基、C6 〜C18アル
キル置換シクロアルキル基、又はC6 〜C18芳香族基又
はアルキル置換芳香族基を表わす〕か又は式:Mo2
2(μ−S)2 (S2 CNR2)2 〔式中Rは前記のものか又
はモリブデンとジチオカルバミン酸塩、ジチオ燐酸塩、
キサントゲン酸塩又はチオキサントゲン酸塩配位子との
いづれかの関連錯体を表わす〕から選ばれる。
【0005】本発明のもう1つの好ましい実施態様で
は、貴金属錯体はビス(2−エトキシエチルキサンタ
ト)Pt であり、モリブデン錯体はジオキソビス(n−
ジブチルジチオカルバマト)MoO2 VI(場合によりジ
オキソMoDTCとして指示)である。なお更に本発明
の他の好ましい実施態様では、貴金属錯体はビス(ジ−
n−ブチルジチオカルバマト)Pt であり、モリブデン
錯体はMo22(μ−S)2 (S2CNR2)2 (R=n−ブ
チル)である。更に炭化水素質原料油からヘテロ原子、
特に窒素を該触媒を用いて除去するための水素処理法が
提供される。炭化水素質画分及び全供給原料を包含する
種々の原料油は、本発明の触媒で水素処理することがで
きる。かかる供給原料の限定されない例は有機溶剤、軽
質、中間及び重質留出物及び残留供給原料を含む。本発
明を実施する場合には、高ヘテロ原子含量、殊に高窒素
濃度の送入流を有する供給原料を、水素と非担持スラリ
ー触媒の存在下で水素化脱窒素条件で接触させる。触媒
は高分散硫化モリブデン及び貴金属を含有し、貴金属は
0よりも大きい、好ましくは1以上の酸化状態であり、
主としてSに配位している。任意に触媒は促進剤金属、
例えばNi ,Co 又はFe の硫化物を含有する。高分散
とは、硫化モリブデンが任意の常用の分析法、例えばX
線回折(XRD)で測定する場合に、結晶質のようには
見えない小さい(<50μm)粒子として存在すること
である。これらの高分散粒子は、モリブデン1g当りよ
り大きい粒子よりも多くの接触活性サイトを有する。更
に貴金属は、触媒の全重量に対して約0.1〜10.0重量
%の量で存在する。好ましくは約0.25〜5.0重量%の
貴金属が存在する。更に貴金属は、貴金属対モリブデン
のモル比が約0.001〜0.1、好ましくは約0.0025
〜0.05であるような前記量で存在する。貴金属は、主
として配位子の硫黄に配位している。主として配位子の
硫黄への配位とは、貴金属が0より大きい、好ましくは
1以上、最も好ましくは2以上の酸化状態にあることで
ある。この高酸化状態はSとの配位によって得られ、こ
れは分析法、例えばX線光電子分光(XPS)及び/又
は拡大X線吸収微細構造(EXAFS)によって確かめ
ることができる。使用するために適当な貴金属は白金、
パラジウム、ロジウム及びイリジウムを含む。好ましい
ものは白金及びロジウムであり、より好ましいものは白
金である。
【0006】本発明の触媒は触媒前駆物質から製造す
る。貴金属前駆物質は、MがPt 又はPd の場合には、
式:ML2 及びMがRh 又はIr の場合にはML3 〔式
中Lはジチオカルバンミン酸塩、ジチオ燐酸塩、キサン
トゲン酸塩及びチオキサントゲン酸塩から選ばれた配位
子を表わし、Lは貴金属錯体を炭化水素質溶剤又は原料
油に溶解するか又は高度に分散するために十分な数の炭
素原子を有する有機基を有する〕によって表わすことが
できる。例えば有機基はアルキル基、アリール基、置換
アリール基及びエーテル基から選ぶことができる。一般
に有機基の炭素原子数は約4〜30である。好ましいも
のは、ジチオカルバミン酸塩及びキサントゲン酸塩であ
る。例えばキサントゲン酸アルコシキアルキルは、式:
【0007】
【化2】
【0008】〔式中R1 はアルキル基(直鎖状、分枝状
又は環状)、アルコキシ置換アルキル基、アリール基又
は置換アリール基を表わし、R2 は直鎖状又は分枝状ア
ルキレン基を表わし、Mは貴金属を表わし、nは整数1
〜4であり、金属の酸化状態に等しい〕によって表わさ
れる。好ましくはR1 は直鎖状アルキル基、分枝状アル
キル基又はアルコキシ置換アルキル基である。最も好ま
しくはR1 は直鎖状アルキル基である。R1 の炭素原子
数は広く変動することができるが、典型的にはR1 は炭
素原子1〜24個、好ましくは2〜12個、更に好まし
くは2〜8個を有する。典型的にはR2 は炭素原子2〜
8個、好ましくは2〜4個を有する。最も好ましくはR
1 及びR2 はそれぞれ炭素原子2〜4個を有する。R1
及びR2 は一緒になって、金属アルコキシアルキルキサ
ントゲン酸塩が油に溶解するように十分な数の炭素原子
を有していなければならない。R1 の適当な置換基の例
はアルキル基、アリール基、アルキルチオ基、エステル
基その他を含む。Mは種々の金属であってもよいが、一
般にPt ,Pd ,Rh ,Ru 及びIr からなる群から選
ばれた金属である。本発明を実施する場合に使用するこ
とのできる種々の金属アルコキシアルキルキサントゲン
酸塩の例は、ビス(エトキシエチルキサントゲン酸)白
金、ブトキシエチルキサントゲン酸白金、プロピルオキ
シエチルキサントゲン酸白金、イソプロピルオキシエチ
ルキサントゲン酸白金、2−エチルヘキシルオキシキサ
ントゲン酸白金、トリスエトキシエチルキサントゲン酸
Rh 、トリスブトキシエチルキサントゲン酸Rh 、トリ
ス(2−エトキシエタルキサントゲン酸)Rh 等であ
る。貴金属ジチオカルバミン酸塩は式: (R12NCS2)nM 〔式中R1 及びR2 は同一か又は異なっていてもよく、
1 〜C16アルキル基、好ましくはC2 〜C8 アルキル
基、C6 〜C18アリール基又はアルキル置換アリール基
から選ばれ、n=2の場合にはMはPt 又はPd を表わ
し、n=3の場合にはMはRh 又はIr を表わし、最も
好ましい金属はPt である。〕によって表わすことがで
きる。
【0009】更にモリブデン錯体は油に溶解及び油に分
散し、通常潤滑剤として有用であることが知られている
多くのかかる錯体のいずれかから選ぶことができる〔例
えばY. Yamato その他、Wear (1986年)79〜87
頁; M. Umemura その他、米国特許4,692,256 号明細書
(1987年)及び A. Papay その他、米国特許4,178,
258 号明細書(1979年)参照〕。好ましいモリブデ
ン錯体はジチオカルバンミン酸塩、ジチオ燐酸塩、キサ
ントゲン酸塩又はチオキサントゲン酸塩配位子を有する
錯体である。最も好ましいものは、式:Mo O2(S2
NR2)2 〔式中RはC1 〜C18アルキル基、好ましくは
3 〜C12アルキル基、C5 〜C8 シクロアルキル基、
6 〜C18アルキル置換シクロアルキル基、又はC6
18芳香族基又はアルキル置換芳香族基を表わす〕か又
は式:Mo2 2(μ−S)2(S2CNR2)2 〔式中Rは
前記のものを表わし、μ−Sは2個のモリブデン原子を
架橋する硫化物(S2-)配位子を表わす〕によって表わ
される錯体から選ばれる。Ni 及びCo 錯体は、前記キ
サントゲン酸塩又はジチオカルバミン酸塩群から選ぶこ
とができる。更にNi ,Co 及びFe 錯体は貴金属に対
して挙げられたようなジチオカルバミン酸塩から選ぶこ
とができる。炭化水素液体中の前記溶解性錯体の熱分解
によって活性触媒の形成が得られる。錯体の割合は、金
属の所望の割合が得られる広範囲に変動することがで
き、適当な炭化水素液体は種々の石油及び石炭の液体留
出物画分、例えばナフサ、中間留出物又は真空ガス油を
含むが、これらに限定されない。更に純液体、例えば1
−メチルナフタリン、キシレン及びテトラリンを使用す
ることができる。活性触媒の形成は、不活性雰囲気中か
又は好ましくは水素圧約7.03〜210.90kg/cm
2 (100〜3000psig)、好ましくは約35.15〜
123.03kg/cm2 (500〜1750psig)下に温度
約93.3℃(200°F)〜480℃、好ましくは約3
40〜425℃で行なうことができる。溶剤対触媒前駆
物質の割合は臨界的ではないが、一般に約3:1〜2
5:1に選ばれる。最終触媒は、平均粒度<10μ及び
BET法で測定される表面積200m2 /g以上を有す
る微粉末形である。
【0010】本発明の触媒の重要な特徴は、XPSで示
される0より大きい、好ましくは1以上の酸化状態及び
両XPS及びEXAFSで示される硫黄配位の貴金属の
存在である。貴金属と硫化モリブデンの相互作用が、本
発明の触媒の高触媒活性を得るために必要なこの高酸化
状態の硫化物中の貴金属を安定にするためと考えられ
る。これらの新規物質中で、貴金属は供給原料の高ヘテ
ロ原子含量によって被毒されず、従ってその活性が維持
される。硫化モリブデンが存在しない場合には、貴金属
は水素処理触媒作用で使用される条件下で金属状態への
還元を蒙むり、この還元はPt に対して最も顕著であ
る。
【0011】熱力学的性質について刊行された表、例え
ばPtSの398.9℃(750°F)及び10/1H2
/H2 Sでの形成のギブス自由エネルギーが、ほぼ零で
あることを示す“S.R.Shatynski, Oxidation of Me
tals, 11巻(No. 6)、307〜320頁(1977
年)”に記載の表に照らして貴金属硫化物の安定性は、
全く予期せぬことである。貴金属の還元によって、表面
積の減少を有する粒子の再分配及び成長が得られること
が認められた。これは、貴金属と硫化モリブデンの相乗
作用の有利な効果についてのロスをもたらす。更に本発
明は、濃縮物形の混合物としてか又は単に前駆物質錯体
としての触媒前駆物質を、反応域直前か又は反応域中に
導入することによって実施することができる。反応条件
下で、本発明の触媒がその場で形成する。即ち、水素化
脱窒素条件下で本発明の触媒は、その際使用した金属錯
体から非担持スラリー触媒として形成する。ヘテロ原子
の除去条件、殊に水素化脱窒素条件は、例えば処理する
供給原料の種類、除去する窒素の種類、除去する錯体の
種類、使用する錯体の種類及び場合により所望の変換度
合によって著しく変動する。表Iは約25〜210℃の
範囲内で沸騰するナフサ、約170〜350℃の範囲内
で沸騰するジーゼル燃料、約325〜475℃の範囲内
で沸騰する重質ガス油、約290〜500℃の範囲内で
沸騰する潤滑油又は約575℃以上で沸騰する物質約1
0〜50%を含有する残油を水素化脱窒素するための典
型的条件を示す。
【0012】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 供給原料 温度〔℃〕 圧力〔kg/cm2 空間速度 水素カ゛スの割合 (psig)] [V/V/hr] [SCF/B] ──────────────────────────────────── ナフサ 100〜370 10.54〜56.24 0.5〜10 100〜2,000 (150〜800)シ゛ーセ゛ル 燃料 200〜400 17.57〜105.45 0.5〜6 500〜6,000 (250〜1,500) 重質カ゛ス油 260〜430 17.57〜175.75 0.3〜4 1,000〜6,000 (250〜2,500) 潤滑油 200〜450 7.03〜210.90 0.2〜5 100〜10,000 (100〜3,000) 残油 340〜450 70.30〜351.50 0.1〜2 2,000〜10,000 (1,000〜5,000) ──────────────────────────────────── 次に実施例により本発明を説明するが、これ丈に限定さ
れるものではない。
【0013】実施例1 ビス(2−エトキシエチルキサンタト)Pt ,(Pt E
EX)の合成:2−エトキシエチルキサントゲン酸カリ
ウム6.7gを脱イオン水200mlに磁気で攪拌して形
成した溶液に、テトラクロロ白金酸カリウムを脱イオン
水150mlにとかし濾過した溶液に添加した。最初に
赤褐色の溶液は濁り、徐々に黄色の沈殿物が析出した。
混合物を3時間攪拌し、固体を濾過して収集し、脱イオ
ン水で十分に洗浄した。溶液を空気乾燥し、アセトン−
水から再結晶させると、黄色〜橙色の結晶(融点83〜
84℃)として4.5g(変換率80%)が得られた。 実施例2 ビス(2−エトキシエチルキサンタト)Pd ,(Pd E
EX)の合成:この化合物を、(KEEX)9.5g及び
テトラクロロハラジウム酸カリウム6.52gから実施例
1の方法によって製造した。生成物は、光沢のある黄色
の結晶性固体(融点70℃)として収率93%で得られ
た。 実施例3 トリス(2−エトキシエチルキサンタト)Rh ,(Rh
EEX)の合成:この化合物を、ヘキサクロロロジウム
ナトリウム(III)1.92g及びKEEX4.2gから実施
例1の方法によって合成した。生成物は、褐色〜橙色の
結晶性固体(融点75〜76℃)として得られた。
【0014】実施例4 本例は、活性Pt /Mo 触媒の形成及び特性係数を示
す。磁気駆動攪拌機を備えた300mlのオートクレー
ブを、水素を連続的に流動させるために高温及び高圧で
調整した。オートクレーブに石炭真空ガス油(VGO)
75gを装入し、次いでジオキソ−MoDTC(3.99
g)及びPt EEX(0.101g)を添加した。添加金
属の全量は、供給原料に対して1重量%(0.75g)に
相当した。混合物を1500rpm で攪拌し、H2 140.
6kg/cm2 (2,000psi)下で426.7℃(800°
F)に加熱し、この温度で4時間保持した。水素の流れ
を毎分320mlで維持した。作業後にオートクレーブ
を室温に冷却し、触媒を濾過することによって収集し、
トルエンで洗浄し、真空デシケータ中で110℃で1夜
乾燥した。乾燥触媒の元素分析によって、次の結果が得
られた:Mo =36.22重量%、Pt =1.80重量%、
S=27.4重量%、C=21.08重量%、H=2.28重
量%、N=0.53重量%。電子顕微鏡検査は著しく不規
則な硫化モリブデン状構造(図1参照)を示したが、P
t Sx 粒子は存在するとしてもこの検出範囲(<20
Å)以下であった。図2に示されたPt のX線光電子ス
ペクトル(XPS)は、酸化状態のPt (Pt 金属に対
するよりも大きい結合エネルギー)の存在を示す。これ
は、硫化モリブデンに十分に分散した硫化Pt 状相と予
想されるように、大部分のPt は、その最隣接物として
のSを有することが図3に示されるように拡大X線吸収
微細構造(EXAFS)分析によって確証された。オー
トクレーブからの液体生成物を、元素分析及びGC蒸留
によって特性を測定した。前記条件下でHDN96.2%
及びHDS97.8%が得られた。生成物のH/Cは1.2
90(供給原料の1.019に対する)に改良された。
【0015】実施例5 本例は、単にジオキソMo DTCからその場で製造した
硫化モリブデンの石炭VGOの品質改良に対する触媒活
性を示す。実験を、前記実施例4に記載した方法によっ
て行なった。この実験ではHDS69.3%、HDN42.
2%及び生成物のH/C比1.149が得られた。 実施例6 実施例5に記載の実験を、Mo 1.0重量%のみを供給原
料に対して使用する点を除いて繰返した。この条件下で
HDS87.7%及びHDN82.0%が得られ、生成物の
H/C比は1.261であった。 実施例7 本例は、硫化Mo が存在せずに低触媒活性を有する比較
的大きいPt 金属粒子を形成するために、Pt EEXの
分解を示す。触媒の形成を、単にオートクレーブに添加
した前駆物質がPt EEX(0.403g)である点を除
いて、前記実施例4に記載したような方法で行なった。
実験の終りに回収した触媒を電子顕微鏡検査によって試
験し、図4に示されるように比較的大きい(直径>10
0Å)緻密な粒子を含有することがわかり、XPSによ
り図2に示されるようにして主としてPt 金属であるこ
とが判明した。オートクレーブからの液体生成物を実施
例4のようにして分析し、HDN18.5%、HDS36.
0%及び生成物のH/C1.051を有する比較的小さい
活性であることがわかった。実施例7のPt のこの量は
実施例4で使用した量の4倍であるが、触媒活性はより
不十分であった。これらの例から、(1)硫化モリブデ
ンの存在で著しく小さい高分散Pt Sx 粒子が形成し、
(2)硫化モリブデン及びPt/Sx は相互の活性を著
しく高めることが明らかである。
【0016】実施例8 本例では、貴金属を有する又は有しないMo/Ni触媒
を水素化脱窒素(HDN)活性に対して評価した。触媒
Aは、市販の触媒KF840であり、AKZOChemical
s Inc. から入手できる。この触媒はNi約2.5重量
%、Mo12.7重量%、P2O56.4重量%を含有し、表面
積約135m2 /g及び細孔容積約0.38ml /gを有
する。触媒B〜Eでは、Mo及びNi前駆物質はジオキ
ソMoDTC及びNiEEXであるが、貴金属前駆物質
はPtEEX及びRhEEXであった。オートクレーブ
の実験を実施例4のようにして行なった。触媒B〜Eで
は、Mo対Niの割合を3:1で保持した。触媒C〜E
はPt、Pd又はRh2000ppm を含有するが、Mo
及びNiは8000ppm であった。結果を次の表IIに示
す。
【表2】 表 II 本発明の触媒のHDN活
性 ──────────────────────── 触媒 触媒のタイプ HDN(%) H/C比 ──────────────────────── A KF840 80.5 1.264 B Mo/Ni 84.5 1.296 C Mo/Ni/Pt 95.0 1.344 D Mo/Ni/Pd 61.0 1.24 E Mo/Ni/Rh 91.4 1.285 これらの結果から、Pt及びRhを含有するマイクロ触
媒は、HDNに対して著しい高活性を示すことが明らか
である。更にPtSx は、水素化に対してその異常な有
効性を示す最高のH/C比を示す。
【0017】実施例9 本例に示す表III には、実施例8で得られた生成物の組
成を比較して示す。表から明らかなように、本発明の触
媒によって、KF840から得られるよりも小さいガス
製造高(C1 〜C4 )及び343.3℃(650°F)の
大きい生成物が得られる。
【表3】 表 III 触媒実験からの生成物の組
成 ─────────────────────────────── 触媒 C1〜C4 C1〜C2 200℃ 200〜340℃ ─────────────────────────────── (A) KF840 9.5 4.6 12.9 31.0 (B) Mo/Ni 7.2 3.45 11.6 35.7 (C) Mo/Ni/Pt 5.7 3.11 13.3 41.0 (D) Mo/Ni/Pd 6.4 3.08 11.8 42.6 (E) Mo/Ni/Rh 6.3 3.24 11.2 38.8
【0018】実施例10 本例では、更に実施例8で得られた生成物の200〜3
40℃の画分を、生成物の品質について試験した。結果
を表IVに示す。
【表4】 表IV 200〜340℃の画分中の生成物の分配、HPLCデータ ──────────────────────────────── 触媒 飽和化合物 1環 2環 3環 全芳香族化合物 ──────────────────────────────── (A) KF840 18.3 55.1 18.1 8.5 81.7 (B) Mo/Ni 24.8 55.7 14.5 5.1 75.3 (F) Mo 17.6 56.3 17.7 8.4 82.4 (C) Mo/Ni/Pt 26.0 54.5 14.7 4.7 73.9 (D) Mo/Ni/Pd 17.4 57.0 18.2 7.6 82.8 (E) Mo/Ni/Rh 24.5 54.4 14.9 6.2 75.5 本例から明らかなように、本発明の触媒によって3環芳
香族化合物の所望の減少及び増大した飽和化合物の形成
が得られる。
【0019】実施例11 本例では、触媒A〜Eの水素化脱硫活性を、実施例8の
HDNに示したようにして比較する。結果を表Vに示
す。
【表5】 表V 本発明の触媒のHDS活性 ──────────────────── 触媒 水素化脱硫(%) H/C比 ──────────────────── (A) KF840 64.8 1.264 (B) Mo/Ni 82.3 1.296 (C) Mo/Ni/Pt 59.4 1.344 (D) Mo/Ni/Pd 77.2 1.294 (E) Mo/Ni/Rh 98.4 1.285 表Vから、本発明の触媒の1つのMo/Ni/Rhは著
しい高HDS活性を示すことが明らかである。
【0020】実施例12 本例では、次の一連の実験を行なった。触媒はMo/N
i及びPtを含有するが、全金属の装填を10,000pp
m で一定に保持した。従って触媒(C)はMo及びNi
8,000ppm 及びPt2,000ppm を含有し、一方触媒
(C3)はMo及びNi9,750ppm を含有するが、P
t250ppm を含有するのに過ぎなかった。表VIはHD
S、HDN及びH/C比の結果を示す。更に、KF84
0及びMo/Ni触媒を比較のために含める。
【表6】 表 VI ───────────────────────── 触 媒 HDS(%) HDN(%) H/C比 ───────────────────────── (A) KF 840 81 65 1.264 (B) Mo/Ni 85 82 1.296 (C) Mo/Ni/Pt(2000ppm) 59 95 1.344 (C) の繰返し 78.7 90.7 1.334 (C1) Mo/Ni/Pt(1,000ppm) 89 92 1.31 (C2) Mo/Ni/Pt(500ppm) 91 93 1.329 (C3) Mo/Ni/Pt(250ppm) 94 95.2 1.35 (C4) Mo/Ni/Pt(50ppm) 91.6 93 1.309 表から明らかなように、極めて驚くべき予期されない結
果が得られる。このようにMo/Ni環境中のPt含量
を減少させることによって、HDS及びHDNの活性が
増大し、Pt濃度との逆関係が示される。この傾向はP
t濃度が250ppm に減少するまで続く。(C4)で使
用したPtレベル50ppm で、活性が再び低下し始め
る。Ptの最適濃度凡そ500〜50ppm が存在するよ
うに思われる。同じ傾向がH/C比によって示される。
この比は2,000ppm から1,000ppm に低下する際に
減少し、次いでこの場合再び50ppm で減少を示すまで
増大し続ける。これらの触媒の全く予期されない活性挙
動の理由を確かめるために、使用した触媒(C)及び
(C3)からの残渣を、電子顕微鏡検査(AEM)によ
って分析した。触媒(C)のPt含有粒子は凝集して5
0〜125Åの微結晶を生じた(図4参照)が、触媒
(C3)は識別できるPtの凝集を示さないで、20Å
以下の粒度を有する(図5参照)ことが分かった。
【0021】実施例13 本発明の触媒を製造するための方法の一般性を確定する
ために、一連の実験を別の溶解性Mo及びPt前駆物質
を用いて行なった。実験を実施例4のようにして、供給
原料に対して全金属1重量%及びMo:Ptの重量比1
9:1で行なった。次表VII はその結果を示す。Molyva
n-A は、Vanderbilt Chemical Companyから入手できる
市販のジチオカルバミン酸Mo潤滑剤である。Molyvan-
A はMo約28.8重量%、C31.6重量%、H5.4重量
%及びS25.9重量%を含有する。SakuraLube−500
は、Asahi Denka Corporation から入手できる別の(よ
り溶解性)ジチオカルバミン酸Mo含有潤滑剤である。
SakuraLube−500はMo約20.2重量%、C43.8重
量%、H7.4重量%及びS22.4重量%を含有する。P
tDTCは、文献の方法で製造されるビス−ジ−n−ブ
チルジチオカルバマトPt(II)である。
【表7】 表 VII ──────────────────────── 前駆物質 HDS(%) HDN(%) H/C比 ──────────────────────── ジオキソMoDTC/PtEEX 97.8 96.2 1.290 Molyvan-A/PtEEX 97.6 95.3 1.284 SakuraLube-500/PtEEX 98.3 95.7 1.293 SakuraLube-500/PtDTC 97.30 97.4 1.328
【0022】実施例14 一連の実験を、PtEEX及びジオキソMoDTCの割
合をかえて行なった。実験を実施例4のようにして、供
給原料に対して全金属1重量%で行なった。表VIIIにこ
れらの実験結果を示す。
【表8】 表 VIII ──────────────────────── Pt/Mo比(重量/重量) HDS(%) HDN(%) H/C比 ──────────────────────── 0.005 93.6 90.5 1.274 0.026 97.0 94.0 1.316 0.053 96.0 95.8 1.347 0.25 89.7 98.5 1.450 明らかに本発明の種々の実験によって、Pt/Mo組合
せ物は一定の比に限定されず、品質改良に対して極めて
広い範囲にわたって著しく活性であることが立証され
る。
【0023】実施例15 石炭VGOの品質を改良するために、一連の実験をP
t、Mo、Co;及びPt、Mo、Co及びNi前駆物
質を用いて行なった。実験を実施例4のようにして、供
給原料に対して全金属1重量%で行なった。表IXにこれ
らの実験結果を示す。
【表9】 表IX ──────────────────────────── 金属(ppm) HDS(%) HDN(%) H/C比 実験 Mo Pt Ni Co ──────────────────────────── 7855 500 0 1615 91.0 94.9 1.322 101 7855 500 250 1365 95.6 94.8 1.376 279 8093 250 256 1401 91.6 92.6 1.325 283 8176 150 259 1415 90.4 92.9 1.312 285 8217 100 261 1422 91.3 92.0 1.297 290 8093 250 158 1499 89.9 92.8 1.295 291 8093 250 78 1579 91.1 92.5 1.283 292 8093 250 458 1199 91.3 94.4 1.323 293 8093 250 658 999 91.1 93.7 1.315 294 8093 250 958 699 86.5 93.3 1.301 295 8093 250 1158 499 88.8 94.1 1.307 296 表から、金属の相対的割合を広範囲にわたって変えるこ
とができ、なお重質供給原料の品質を改良するために著
しく活性である触媒が得られることが明らかである。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4の触媒の粒子構造を示す電子顕微鏡写
真である。
【図2】実施例4の触媒のPtのX線光電子スペクトル
(XPS)である。
【図3】実施例4の触媒の拡大X線吸収微細構造(EX
AFS)のグラフである。
【図4】Ptの凝集が生じたことを示す実施例12の触
媒(C)の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図5】識別できるPtの凝集を示さない実施例12の
触媒(C3)の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図6】実施例7の触媒の粒子構造を示す電子顕微鏡写
真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオ デイル ブラウン アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ベイト ン ルージュ ワイルドフラワー ロー ド 5931 (72)発明者 エックス ビー コックス ザ サード アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ベイト ン ルージュ ピケット アベニュー 1537 (72)発明者 トーマス リッシャー ハルバート アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ベイト ン ルージュ フートセル コート 13913 (56)参考文献 特公 昭44−31951(JP,B1) 特表 平1−501047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 C10G 45/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属で促進される高分散硫化モリブデ
    ンを含有する、窒素及び硫黄から選択されるヘテロ原子
    を炭化水素質供給原料から除去するための非担持触媒組
    成物であって、該硫化モリブデンは50μmよりも小さい
    粒子サイズを有し、該貴金属は0より大きい酸化状態で
    あり、Sに配位していることを特徴とする前記触媒組成
    物。
  2. 【請求項2】 貴金属がPt ,Pd ,Rh およびIr か
    ら選ばれる請求項1に記載の触媒組成物。
  3. 【請求項3】 貴金属が、触媒の全重量に対して0.1〜
    10.0重量%の範囲の量で存在し、貴金属対モリブデン
    のモル比0.001〜0.1で存在する請求項2に記載の触
    媒組成物。
  4. 【請求項4】 第2群の金属硫化物が存在し、該第2群
    の金属がFe ,NiおよびCo からなる群から選ばれ、
    該第2群の金属対モリブデンの割合が0.1〜0.5である
    請求項2に記載の触媒組成物。
  5. 【請求項5】 (a)貴金属錯体1種又は数種、(b)
    モリブデン錯体1種又は数種及び(c)任意に溶解性又
    は容易に分散するNi ,Co 及びFe の錯体1種又は数
    種を含有する前駆物質から製造される請求項2に記載の
    触媒組成物。
  6. 【請求項6】 貴金属錯体が、貴金属がPt 又はPd の
    場合には式:ML2で表わされる錯体から、及び貴金属
    がRh 又はIr の場合には式:ML3 で表わされる錯体
    から選ばれ、この場合にはMが貴金属であり、Lがジチ
    オカルバミン酸塩、ジチオ燐酸塩、ジチオホスフィン酸
    塩、キサントゲン酸塩、チオキサントゲン酸塩から選ば
    れた配位子であり、更にLが貴金属錯体を油に溶解する
    ために十分な数の炭素原子を有する有機基を有する請求
    項5に記載の触媒組成物。
  7. 【請求項7】 更にモリブデン錯体が油に溶解及び高度
    に分散し、式: 【化1】 〔式中、RはC6 〜C18アルキル基、C5 〜C8 シクロ
    アルキル基、C6 〜C18アルキル置換シクロアルキル
    基、又はC6 〜C18芳香族基又はアルキル置換芳香族基
    を表わす〕で表わされる組成物から選ばれる請求項6に
    記載の触媒組成物。
  8. 【請求項8】 貴金属錯体がビス(2−エトキシエチル
    キサンタト)Pt であり、モリブデン錯体がデオキソビ
    ス(n−ジブチルジチオカルバマト)MoVIである請求
    項7に記載の触媒組成物。
  9. 【請求項9】 供給原料を水素の存在での水素処理条件
    で請求項1〜8のいずれか1項に記載の触媒組成物で処
    理されることを特徴とする炭化水素質供給原料から窒素
    及び硫黄から選択されるヘテロ原子を除去する方法。
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