JP3359263B2 - 電子機器装置 - Google Patents

電子機器装置

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JP3359263B2
JP3359263B2 JP21720097A JP21720097A JP3359263B2 JP 3359263 B2 JP3359263 B2 JP 3359263B2 JP 21720097 A JP21720097 A JP 21720097A JP 21720097 A JP21720097 A JP 21720097A JP 3359263 B2 JP3359263 B2 JP 3359263B2
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毅 志水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、自画面内で生活
する仮想生命体又は生物のキャラクターを有する電子機
器装置に関し、特に仮想生命体又は生物のキャラクター
を外出させることのできるようにした電子機器装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、犬や猫などのペットを所定の画面
内で飼育するようにした電子ゲーム装置が種々提案され
販売されている。従来のこの種の電子ゲーム装置として
は、例えば、特開平7−261962号公報、特開平7
−281819号公報に示すようなものが知られてい
る。特開平7−261962号公報に示された従来例
は、装置本体に発光素子と受光素子とを設け、ユーザー
(遊戯者)の非接触操作によって発光素子からの赤外光
を手等で反射させて受光素子で受光させるようにしてい
る。そして、複数パターンの犬キャラクターのデータと
当該犬キャラクターのバイオリズムがメモリに記憶され
ているので、前記非接触操作の回数及び当日のバイオリ
ズムに対応した犬キャラクターのデータをメモリから選
択的に読み出して表示させるようにしている。これによ
り、犬キャラクターの体調にも即したキャラクター画像
を選択表示させることができる。
【0003】また、特開平7−281819号公報に示
された従来例は、装置本体に発光素子と受光素子とを設
け、ユーザーの非接触操作によって発光素子からの赤外
光を手等で反射させて受光素子で受光させることによ
り、非接触操作距離を検出している。また、振り向く犬
やお手をする犬等のそれぞれ動きの変化した複数種類の
犬キャラクターデータ及びその効果音データがメモリに
記憶されているので、前記非接触操作距離に応じて犬キ
ャラクターデータをメモリから選択的に読み出して表示
させると共に、その効果音をスピーカから発生させるよ
うにしている。これにより、ユーザーの手によるジェス
チャー的な命令に即したキャラクター画像を選択表示さ
せることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例は、いずれもユーザーが所有する電子ゲーム装置
の表示画面内にキャラクター画像が常時留まって行動す
るもので、このキャラクター画像を外出させるようにし
たものは従来存在しなかった。
【0005】本願発明は、上記に鑑みて案出されたもの
で、画面内の仮想生命体又は生物のキャラクターを自由
に外出させることにより、人間社会と近似した行動を行
わせ、更に興趣性の高い電子機器装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、電子機器装置に係り、仮想生命体又は生物のキャラ
クターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生命体又は
生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶部と、前
記仮想生命体又は生物のキャラクターを表示する表示部
と、 基地局又は他の電子機器との間で電波によって通信
および通話を行うための送信手段および受信手段を有す
る送受信回路と、前記送受信回路に接続されたアンテナ
と、前記仮想生命体又は生物のキャラクターの外出情報
の送信操作をするための操作部と、前記記憶部から仮想
生命体又は生物のキャラクターの画像を読み取って前記
表示部に表示させるための制御および前記送受信回路の
制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、他の電
子機器装置からの外出情報を前記アンテナを介して前記
送受信回路により受信したときに、前記他の仮想生命体
又は生物のキャラクターが来たことを示す画像を前記記
憶部から読み取って表示部に表示する制御を行い、前記
制御装置は、前記外出情報受信後、所定時間が経過した
ことを判断した場合には、前記他の仮想生命体又は生物
のキャラクターが帰ることを示す画像を前記記憶部から
読み取って前記表示部に表示する制御を行うことを特徴
とする電子機器装置。
【0007】また、本願請求項2に係る発明は、電子機
器装置に係り、仮想生命体又は生物のキャラクターの動
作に係る複数の画像と、他の仮想生命体又は生物のキャ
ラクターの画像を記憶する画像記憶部と、前記仮想生命
体又は生物のキャラクターを表示する表示部と、基地局
又は他の電子機器との間で電波によって通信および通話
を行うための送信手段および受信手段を有する送受信回
路と、前記送受信回路に接続されたアンテナと、前記仮
想生命体又は生物のキャラクターの外出情報の送信操作
をするための操作部と、前記記憶部から仮想生命体又は
生物のキャラクターの画像を読み取って前記表示部に表
示させるための制御および前記送受信回路の制御を行う
制御装置とを備え、 前記制御装置は、前記操作部の操作
によって仮想生命体又は生物のキャラクターの外出情報
を前記送受信回路によりアンテナを介して他の電子機器
装置へ送信するとともに前記外出することを示す画像を
前記記憶部から読みとって表示部に表示する制御を行
い、前記制御装置は、前記外出情報送信後、所定時間が
経過したことを判断した場合には、前記戻ってきたこと
を示す画像を前記記憶部から読み取って表示部に表示す
る制御を行うことを特徴とする電子機器装置。
【0008】
〔第1の実施の形態〕
本第1の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この画像記憶部としてはROM3が用いら
れる。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成しても良い。すなわち、電子機器装
置1が小型である場合、例えば、携帯できるようにコン
パクトに形成される場合は、前述の記憶部としてはRO
M、EEPROM、SRAM等が固定的に、若しくは着
脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が比較的に
大型である場合、例えば、パーソナルコンピュータシス
テムに組み込まれる場合には、前記記憶部として、例え
ば、CD−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気デ
ィスク、DVD等の適宜の記録媒体が用いられる。
【0009】 電子機器装置1は、前記仮想生命体又は生
物のキャラクターを表示する表示部9を有する。この表
示部9は液晶表示器等の適宜の表示器が用いられる。そ
して、前記ROM3から仮想生命体又は生物のキャラク
ターの画像を読み取って前記表示部9に表示させるため
の制御を行う制御装置2を有する。また、前記仮想生命
体又は生物のキャラクターを外出させるための操作部7
を有し、操作部7が操作されたときに仮想生命体又は生
物のキャラクターの外出情報を他の電子機器装置へ送信
する送信手段を有する。このとき、制御装置2は外出情
報を送信するときに仮想生命体又は生物のキャラクター
が外出することを示す画像を表示部9に表示させるよう
に制御する。他の電子機器装置から外出情報が送信され
た場合は、その外出情報を受信する受信手段を有する。
このとき、制御装置2は他の電子機器装置から外出情報
を受信したときに他の仮想生命体又は生物のキャラクタ
ーが来たことを示す画像を表示部9に表示させる。上記
送信手段及び受信手段は、送受信回路11に設けられ
る。本第1の実施の形態では、仮想生命体又は生物のキ
ャラクターが一時的にお出かけをする場合のみならず、
出かけたまま長期間戻ってこない、いわゆる家出をする
場合も含まれる。すなわち、遊戯者の仮想生命体又は生
物のキャラクターに対する世話の程度が低い場合、又は
わがままな性格の仮想生命体に成長した場合は、出かけ
たまま長期間戻ってこない、いわゆる家出をする場合が
ある。また、上記キャラクターが外出することを示す画
像には、外出する様子を動的な画像で示す示す動画像及
び静的な画像で示す静止画像を含む。同様に、キャラク
ターが来たことを示す画像には、キャラクターが来た様
子を動的な画像で示す動画像及び静的な画像で示す静止
画像を含む。
【0010】 〔第2の実施の形態〕 本第2の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この画像記憶部としてはROM3が用いら
れる。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成しても良い。すなわち、電子機器装
置1が小型である場合、例えば、携帯できるようにコン
パクトに形成される場合は、前述の記憶部としてはRO
M、EEPROM、SRAM等が固定的に、若しくは着
脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が大型であ
る場合、例えば、パーソナルコンピュータシステムに組
み込まれる場合には、前記記憶部として、例えば、CD
−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気ディスク、
DVD等の適宜の記録媒体が用いられる。
【0011】 電子機器装置1は、前記仮想生命体又は生
物のキャラクターを表示する表示部9を有する。この表
示部9は液晶表示器等の適宜の表示器が用いられる。そ
して、前記ROM3から仮想生命体又は生物のキャラク
ターの画像を読み取って前記表示部9に表示させるため
の制御を行う制御装置2を有する。また、前記仮想生命
体又は生物のキャラクターを外出させるための操作部7
を有し、操作部7が操作されたときに仮想生命体又は生
物のキャラクターの外出情報を他の電子機器装置へ送信
する送信手段を有する。このとき、制御装置2は外出情
報を送信するときに仮想生命体又は生物のキャラクター
が外出することを示すマーカーを表示部9に表示させる
ように制御する。他の電子機器装置から外出情報が送信
された場合は、その外出情報を受信する受信手段を有す
る。このとき、制御装置2は他の電子機器装置から外出
情報を受信したときに他の仮想生命体又は生物のキャラ
クターが来たことを示すマーカーを表示部9に表示させ
る。上記送信手段及び受信手段は、送受信回路11に設
けられる。尚、本第2の実施の形態では、仮想生命体又
は生物のキャラクターが一時的にお出かけをする場合の
みならず、出かけたまま長期間戻ってこない、いわゆる
家出をする場合も含まれる。すなわち、遊戯者の仮想生
命体又は生物のキャラクターに対する世話の程度が低い
ために、わがままな性格の仮想生命体に成長した場合
は、出かけたまま長期間戻ってこない、いわゆる家出を
する場合がある。
【0012】 〔第3の実施の形態〕 本第3の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この記憶部としてはROM3が用いられ
る。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成しても良い。すなわち、電子機器装
置1が小型である場合、例えば、携帯できるようにコン
パクトに形成される場合は、前述の記憶部としてはRO
M、EEPROM、SRAM等が固定的に、若しくは着
脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が大型であ
る場合、例えば、パーソナルコンピュータシステムに組
み込まれる場合には、前記記憶部として、例えば、CD
−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気ディスク、
DVD等の適宜の記録媒体が用いられる。
【0013】 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを
表示する表示部9を有する。この表示部9は液晶表示器
等の適宜の表示器が用いられる。そして、前記ROM3
から仮想生命体又は生物のキャラクターの画像を読み取
って前記表示部9に表示させるための制御を行う制御装
置2を有する。また、前記仮想生命体又は生物のキャラ
クターを外出させるための操作部7を有し、操作部7が
操作されたときに仮想生命体又は生物のキャラクターの
外出情報を他の電子機器装置へ送信する送信手段を有す
る。このように、外出情報を送信するときには制御装置
2が、仮想生命体又は生物のキャラクターが外出するこ
とを示す画像を表示部9に表示させるように制御する。
また、制御装置2は仮想生命体又は生物のキャラクター
が外出してから所定時間経過後にその仮想生命体又は生
物のキャラクターが戻ってきたことを示す画像を表示部
9に表示させる。これにより、外出した仮想生命体又は
生物のキャラクターが所定時間経過後に戻ったかのよう
な動作を呈する。他の電子機器装置から外出情報が送信
された場合は、その外出情報を受信する受信手段を有す
る。この受信手段及び上記送信手段は、送受信回路11
に設けられる。受信手段が他の電子機器装置から外出情
報を受信すると、制御装置が他の仮想生命体又は生物の
キャラクターが来たことを示す画像を表示部に表示させ
る。また、制御装置2は外出情報を受信してから所定時
間経過後に他の仮想生命体又は生物のキャラクターが帰
ることを示す画像を表示部9に表示させる。これによ
り、遊びに来た仮想生命体又は生物のキャラクターが所
定時間経過後に帰って行ったかのような動作を呈する。
【0014】 また、制御装置2は、前記仮想生命体又は
生物のキャラクターが外出してから戻って来るまでのあ
いだ、外出中であることを示す画像又はマーカーを表示
部9に表示させるので、仮想生命体又は生物が外出中で
あることを容易に視認することができる。このように、
仮想生命体又は生物のキャラクターが外出中である場合
は、その仮想生命体又は生物のキャラクターに対する各
種世話及び躾に係る処置を行うことができない。尚、上
記キャラクターが外出することを示す画像には、外出す
る様子を動的な画像で示す示す動画像及び静的な画像で
示す静止画像を含む。同様に、キャラクターが来たこと
を示す画像には、キャラクターが来た様子を動的な画像
で示す動画像及び静的な画像で示す静止画像を含む。ま
た、上記キャラクターが戻ってきたことを示す画像に
は、戻ってきた様子を動的な画像で示す動画像及び静的
な画像で示す静止画像を含む。同様に、キャラクターが
帰ることを示す画像には、帰る様子を動的な画像で示す
動画像及び静的な画像で示す静止画像を含む。そして、
上記外出中であることを示す画像には、外出中の様子を
動的な画像で示す動画像及び静的な画像で示す静止画像
を含む。
【0015】 〔第4の実施の形態〕 本第4の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この記憶部としてはROM3が用いられ
る。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成しても良い。すなわち、電子機器装
置1が小型である場合、例えば、携帯できるようにコン
パクトに形成される場合は、前述の記憶部としてはRO
M、EEPROM、SRAM等が固定的に、若しくは着
脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が大型であ
る場合、例えば、パーソナルコンピュータシステムに組
み込まれる場合には、前記記憶部として、例えば、CD
−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気ディスク、
DVD等の適宜の記録媒体が用いられる。
【0016】 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを
表示する表示部9を有する。この表示部9は液晶表示器
等の適宜の表示器が用いられる。そして、前記ROM3
から仮想生命体又は生物のキャラクターの画像を読み取
って前記表示部9に表示させるための制御を行う制御装
置2を有する。また、前記仮想生命体又は生物のキャラ
クターを外出させるための操作部7を有し、操作部7が
操作されたときに仮想生命体又は生物のキャラクターの
外出情報を他の電子機器装置へ送信する送信手段を有す
る。このように、外出情報を送信するときには制御装置
2が、仮想生命体又は生物のキャラクターが外出するこ
とを示すマーカーを表示部9に表示させるように制御す
る。また、制御装置2は仮想生命体又は生物のキャラク
ターが外出してから所定時間経過後にその仮想生命体又
は生物のキャラクターが戻ってきたことを示すマーカー
を表示部9に表示させる。これにより、外出した仮想生
命体又は生物のキャラクターが所定時間経過後に戻った
かのような動作を呈する。他の電子機器装置から外出情
報が送信された場合は、その外出情報を受信する受信手
段を有する。この受信手段及び上記送信手段は、送受信
回路11に設けられる。受信手段が他の電子機器装置か
ら外出情報を受信すると、制御装置が他の仮想生命体又
は生物のキャラクターが来たことを示すマーカーを表示
部に表示させる。また、制御装置2は外出情報を受信し
てから所定時間経過後に他の仮想生命体又は生物のキャ
ラクターが帰ることを示すマーカーを表示部9に表示さ
せる。これにより、遊びに来た仮想生命体又は生物のキ
ャラクターが所定時間経過後に帰って行ったかのような
動作を呈する。また、制御装置2は、前記仮想生命体又
は生物のキャラクターが外出してから戻って来るまでの
あいだ、外出中であることを示す画像又はマーカーを表
示部に表示させるので、仮想生命体又は生物が外出中で
あることを容易に視認することができる。上記外出中で
あることを示す画像には、外出中の様子を動的な画像で
示す動画像及び静的な画像で示す静止画像を含む。
【0017】 〔第5の実施の形態〕 本第5の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この画像記憶部としてはROM3が用いら
れる。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成することができる。すなわち、電子
機器装置1が小型である場合、例えば、携帯できるよう
にコンパクトに形成される場合は、前述の記憶部として
はROM、EEPROM、SRAM等が固定的に、若し
くは着脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が例
えば、パーソナルコンピュータシステムに組み込まれる
場合には、前記記憶部として、例えば、CD−ROM、
CD−R、光ディスク、光磁気ディスク、DVD等の適
宜の記録媒体が用いられる。
【0018】 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを
表示する表示部9を有する。この表示部9は液晶表示器
等の適宜の表示器が用いられる。そして、前記ROM3
から仮想生命体又は生物のキャラクターの画像を読み取
って前記表示部9に表示させるための制御を行う制御装
置2を有する。また、前記仮想生命体又は生物のキャラ
クターを外出させるための操作部7を有し、操作部7が
操作されたときに仮想生命体又は生物のキャラクターの
外出情報を他の電子機器装置へ送信する送信手段を有す
る。このとき、制御装置2は外出情報を送信するときに
仮想生命体又は生物のキャラクターが外出することを示
す画像又はマーカーを表示部9に表示させるように制御
する。他の電子機器装置から外出情報が送信された場合
は、その外出情報を受信する受信手段を有する。このと
き、制御装置2は他の電子機器装置から外出情報を受信
したときに他の仮想生命体又は生物のキャラクターが来
たことを示す画像又はマーカーを表示部9に表示させ
る。以上のごとく、本実施の形態では、仮想生命体又は
生物のキャラクターが一時的にお出かけをする場合のみ
ならず、出かけたまま長期間戻ってこない、いわゆる家
出をする場合も含まれる。また、時刻情報を出力する時
刻情報出力手段を有し、この時刻情報に基づいて前記仮
想生命体又は生物の生活時間を設定する生活時間設定手
段を有するので、実際の生活時間に応じて仮想生命体又
は生物を活動させることができる。
【0019】 〔第6の実施の形態〕 本第6の実施の形態は、例えば、携帯電話機、簡易型携
帯電話機(PHS)、ポケベル、通信機能を有する電子
手帳、各種ゲーム機、パソコン等の適宜の電子機器装置
に適用される。電子機器装置1は、仮想生命体又は生物
のキャラクターの動作に係る複数の画像と、他の仮想生
命体又は生物のキャラクターの画像を記憶する画像記憶
部を有する。この記憶部としてはROM3が用いられ
る。ROM3は電子機器装置1内に固定的に設けられ
る。もちろん、ROM3をROMカートリッジ内に設
け、当該ROMカートリッジを電子機器装置1へ着脱自
在に設けても良い。また、ROM3の代わりに適宜の記
録媒体を用いて構成しても良い。すなわち、電子機器装
置1が小型である場合、例えば、携帯できるようにコン
パクトに形成される場合は、前述の記憶部としてはRO
M、EEPROM、SRAM等が固定的に、若しくは着
脱自在に設けられる。また、電子機器装置1が例えば、
パーソナルコンピュータシステムに組み込まれる場合に
は、前記記憶部として、例えば、CD−ROM、CD−
R、光ディスク、光磁気ディスク、DVD等の適宜の記
録媒体が用いられる。
【0020】 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを
表示する表示部9を有する。この表示部9は液晶表示器
等の適宜の表示器が用いられる。そして、前記ROM3
から仮想生命体又は生物のキャラクターの画像を読み取
って前記表示部9に表示させるための制御を行う制御装
置2を有する。また、前記仮想生命体又は生物のキャラ
クターを外出させるための操作部7を有し、操作部7が
操作されたときに仮想生命体又は生物のキャラクターの
外出情報を他の電子機器装置へ送信する送信手段を有す
る。このとき、制御装置2は外出情報を送信するときに
仮想生命体又は生物のキャラクターが外出することを示
す画像又はマーカーを表示部9に表示させるように制御
する。また、制御装置2は仮想生命体又は生物のキャラ
クターが外出してから所定時間経過後にその仮想生命体
又は生物のキャラクターが戻ってきたことを示す画像又
はマーカーを表示部9に表示させる。これにより、外出
した仮想生命体又は生物のキャラクターが所定時間経過
後に戻ったかのような動作を呈する。他の電子機器装置
から外出情報が送信された場合は、その外出情報を受信
する受信手段を有する。このとき、制御装置2は他の電
子機器装置から外出情報を受信したときに他の仮想生命
体又は生物のキャラクターが来たことを示す画像又はマ
ーカーを表示部に表示させる。また、制御装置2は外出
情報を受信してから所定時間経過後に他の仮想生命体又
は生物のキャラクターが帰ることを示す画像又はマーカ
ーを表示部9に表示させる。これにより、来客した仮想
生命体又は生物のキャラクターが所定時間経過後に帰っ
たかのような動作を呈する。
【0021】 尚、上記キャラクターが外出することを示
す画像には、外出する様子を動的な画像で示す示す動画
像及び静的な画像で示す静止画像を含む。同様に、キャ
ラクターが来たことを示す画像には、キャラクターが来
た様子を動的な画像で示す動画像及び静的な画像で示す
静止画像を含む。また、上記キャラクターが戻ってきた
ことを示す画像には、戻ってきた様子を動的な画像で示
す動画像及び静的な画像で示す静止画像を含む。同様
に、キャラクターが帰ることを示す画像には、帰る様子
を動的な画像で示す動画像及び静的な画像で示す静止画
像を含む。また、時刻情報を出力する時刻情報出力手段
を有し、この時刻情報に基づいて前記仮想生命体又は生
物の生活時間を設定する生活時間設定手段を有するの
で、実際の生活時間に応じて仮想生命体又は生物を活動
させることができる。
【0022】 〔第7の実施の形態〕 また、本第7の実施の形態は、第1の実施の形態乃至第
6の実施の形態の電子機器装置1に対し下記の要件を付
加したものである。電子機器装置1は、前述の仮想生命
体又は生物の育成に係る処置を入力する入力手段である
操作部7を有する。また、電子機器装置1は、仮想生命
体又は生物の育成に係る制御データを記憶した記憶部
(ROM3)と、操作部7から育成に係る処置を入力し
たときに、これと対応する制御データをROM3から読
み取り、当該読み取った制御データに基づいて仮想生命
体又は生物の育成に係る制御処理を行う制御装置2と、
育成した仮想生命体又は生物を表示する表示部9を有す
る。
【0023】 前記制御装置2は、仮想生命体又は生物が
成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設定する設
定手段を有する。図8に示すように、第1世代のキャラ
クター画像KT1の仮想生命体が成長して第1の成長段
階に到達すると、第2世代のキャラクター画像KT2の
仮想生命体に変化する。更に仮想生命体が成長して第2
の成長段階に到達すると、第2世代のキャラクター画像
KT2の仮想生命体第3世代のキャラクター画像KT
3,KT4,KT5,KT6のいずれかの仮想生命体に
変化する。更に仮想生命体が成長して第3の成長段階に
到達すると、第3世代のキャラクター画像から第4世代
のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれかの仮想
生命体に変化する。第3世代のキャラクター画像から第
4世代のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれか
の仮想生命体に変化したあとでは、ある条件及び確率に
合致した場合だけ第4の成長段階へ移行して第5世代の
キャラクター画像KT13の仮想生命体に変化する。こ
のキャラクター画像KT13は、いわゆる隠れキャラク
ターであり、必ず表示されるとは限らない。
【0024】 また、第3世代のキャラクター画像から第
4世代のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれか
の仮想生命体に変化したあとでは、前記隠れキャラクタ
ーとは異なる特別の条件で、基地局限定のキャラクター
画像が表示される。すなわち、特定の基地局を経由して
通話した通話時間が所定以上に達した場合、又は特定の
基地局へ呼出情報を所定回数以上送信した場合、又は特
定の基地局から呼出情報を所定回数以上受信した場合、
又は前記呼出情報の送受信回数が所定以上に達した場合
等であり、この場合は、その基地局固有の仮想生命体又
は生物のキャラクター画像がROM3から読み出されて
表示される。
【0025】 図8に示す例では第1の成長段階,第2の
成長段階,第3の成長段階及び第4の成長段階の4種類
の成長段階を設定している。ここで、第1世代のキャラ
クター画像KT1の仮想生命体又は生物が誕生してから
例えば60分が経過したときに第1の成長段階に到達す
るように設定されている。また、あるキャラクター画像
の仮想生命体又は生物は、第1の成長段階から例えば、
23時間が経過したときに第2の成長段階に到達するよ
うに設定されている。また、あるキャラクター画像の仮
想生命体又は生物は、第2の成長段階から例えば、4日
が経過したときに第3の成長段階に到達するように設定
される。このように成長段階に到達するまでに要する期
間は、それぞれのキャラクター画像毎に異なる適宜の期
間を設定することができる。尚、図8に示す例では4種
類の成長段階を設定したが、本発明はこれに限定され
ず、単一の成長段階若しくは5以上の任意の成長段階を
設定してもよい。また、図8に示したキャラクター画像
は、一例であり、他の多様な仮想生命体のキャラクター
画像や、犬、猫等の愛玩動物のキャラクター画像や、他
の適宜の種類の動植物を模した生物のキャラクター画像
が用いられる。
【0026】 記憶部であるROM3には、成長段階毎に
少なくとも容姿の異なる複数種類の成長した仮想生命体
又は生物が記憶されている。例えば、図8のごとく第2
の成長段階では、第3世代の仮想生命体又は生物として
それぞれ容姿の異なる4種類のキャラクター画像KT
3,KT4,KT5,KT6の仮想生命体又は生物が記
憶されている。また、第3の成長段階では、第4世代の
仮想生命体又は生物としてそれぞれ容姿の異なる6種類
のキャラクター画像KT7〜KT12の仮想生命体又は
生物が記憶されている。前述の成長段階毎に少なくとも
容姿の異なる複数種類の仮想生命体又は生物を記憶する
記憶部としては、ROMには限定されず、RAM、SR
AM、EEPROM、CD−ROM、CD−R、磁気デ
ィスク、光磁気ディスク、DVD等の適宜の記録媒体が
固定的に、若しくは着脱自在に設けられる。尚、図8に
示した例では第1の成長段階及び第4の成長段階では1
種類のキャラクター画像が示されているが、それぞれ複
数種類の成長した仮想生命体又は生物を記憶部(ROM
3)に記憶して構成しても良い。特に、第4の成長段階
では、前述の隠れキャラクターKT13とは、別種類の
キャラクター画像が記憶されている。すなわち、複数の
基地局についてそれぞれの基地局毎に異なる複数種類の
仮想生命体又は生物のキャラクター画像がROM3に記
憶されている。この複数種類の仮想生命体又は生物のキ
ャラクター画像は、前記ROM3とは別体の記録媒体に
記憶させて構成してもよい。
【0027】 また、前記仮想生命体又は生物が成長する
過程で当該仮想生命体又は生物から呼出を行う呼出手段
を有する。この呼出手段としては、CPU21と、当該
CPU21の指令によって動作するブザー(図示せず)
や点灯する発光素子、LED若しくは適宜のマーク表示
体が用いられる。更に、前記仮想生命体又は生物からの
呼出に対して処置を行う入力手段として操作部7を有す
る。この入力手段としては、適宜のキースイッチや無接
触型の光スイッチ、磁気スイッチ等を用いることができ
る。そして、前記仮想生命体又は生物がある成長段階に
達したときに、それまでの成長過程における前記呼出に
対する処置の内容を判定する判定手段と、この判定手段
の判定結果を勘案して前記複数種類の仮想生命体又は生
物の中から一の成長した仮想生命体又は生物を選択する
選択手段を有する。この選択手段としては、例えば、仮
想生命体又は生物からの呼出に対して食事の世話をした
回数に応じて複数種類の仮想生命体又は生物の中から一
の成長した仮想生命体又は生物が選択されるようになっ
ている。この判定手段及び選択手段は制御装置2内に設
けられる。そして、制御装置2は、前記成長段階に達し
た仮想生命体又は生物を前記選択された仮想生命体又は
生物に変化させる変化手段を有する。
【0028】 〔第8の実施の形態〕 また、本第8の実施の形態は、第1の実施の形態乃至第
6の実施の形態の電子機器装置1に対し下記の要件を付
加したものである。前述の仮想生命体又は生物の育成に
係る処置を入力する入力手段である操作部7を有する。
また、電子機器装置1は、仮想生命体又は生物の育成に
係る制御データを記憶した記憶部(ROM3)と、操作
部7から育成に係る処置を入力したときに、これと対応
する制御データをROM3から読み取り、当該読み取っ
た制御データに基づいて仮想生命体又は生物の育成に係
る制御処理を行う制御装置2と、育成した仮想生命体又
は生物を表示する表示部9を有する。
【0029】 前記制御装置2は、仮想生命体又は生物が
成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設定する設
定手段を有する。図8に示すように、第1世代のキャラ
クター画像KT1の仮想生命体又は生物が成長して第1
の成長段階に到達すると、第2世代のキャラクター画像
KT2の仮想生命体又は生物に変化する。更に仮想生命
体又は生物が成長して第2の成長段階に到達すると、第
2世代のキャラクター画像KT2の仮想生命体又は生物
から第3世代のキャラクター画像KT3,KT4,KT
5,KT6のいずれかの仮想生命体又は生物に変化す
る。更に仮想生命体又は生物が成長して第3の成長段階
に到達すると、第3世代のキャラクター画像から第4世
代のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれかの仮
想生命体又は生物に変化する。第3世代のキャラクター
画像から第4世代のキャラクター画像KT7〜KT12
のいずれかの仮想生命体に変化したあとでは、ある条件
及び確率に合致した場合だけ第4の成長段階へ移行して
第5世代のキャラクター画像KT13の仮想生命体に変
化する。すなわち、キャラクター画像KT13は、いわ
ゆる隠れキャラクターであり、必ず表示されるとは限ら
ない。また、第3世代のキャラクター画像から第4世代
のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれかの仮想
生命体に変化したあとでは、前記隠れキャラクターとは
異なる特別の条件で、基地局限定のキャラクターが表示
される。すなわち、特定の基地局を経由して通話した通
話時間が所定以上に達した場合、又は特定の基地局へ呼
出情報を所定回数以上送信した場合、又は特定の基地局
から呼出情報を所定回数以上受信した場合、又は前記呼
出情報の送受信回数が所定以上に達した場合は、その基
地局固有の仮想生命体又は生物のキャラクター画像がR
OM3から読み出されて表示される。
【0030】 図8に示す例では第1の成長段階,第2の
成長段階,第3の成長段階及び第4の成長段階の4種類
の成長段階を設定している。ここで、第1世代のキャラ
クター画像KT1の仮想生命体又は生物が誕生してから
例えば60分が経過したときに第1の成長段階に到達す
るように設定されている。また、あるキャラクター画像
の仮想生命体又は生物は、第1の成長段階から例えば、
23時間が経過したときに第2の成長段階に到達するよ
うに設定されている。また、あるキャラクター画像の仮
想生命体又は生物は、第2の成長段階から例えば、4日
が経過したときに第3の成長段階に到達するように設定
される。このように成長段階に到達するまでに要する期
間は、それぞれのキャラクター画像毎に異なる適宜の期
間を設定することができる。尚、図8に示す例では4種
類の成長段階を設定したが、本発明はこれに限定され
ず、単一の成長段階若しくは5以上の任意の成長段階を
設定してもよい。また、図8に示したキャラクター画像
は、一例であり、他の多様な仮想生命体のキャラクター
画像や、犬、猫等の愛玩動物のキャラクター画像や、他
の適宜の種類の動植物を模した生物のキャラクター画像
が用いられる。
【0031】 記憶部であるROM3には、成長段階毎に
容姿及び性格の異なる複数種類の成長した仮想生命体又
は生物が記憶されている。例えば、図8のごとく第2の
成長段階では、第3世代の仮想生命体又は生物としてそ
れぞれ容姿及び性格の異なる4種類のキャラクター画像
KT3,KT4,KT5,KT6の仮想生命体又は生物
が記憶されている。また、第3の成長段階では、第4世
代の仮想生命体又は生物としてそれぞれ容姿及び性格の
異なる6種類のキャラクター画像KT7〜KT12の仮
想生命体又は生物が記憶されている。例えば、キャラク
ター画像KT3の仮想生命体又は生物は、わがままな性
格で病気になりにくいという性質を有する。キャラクタ
ー画像KT5の仮想生命体又は生物は、素直な性格で病
気になりやすいという性質を有する。キャラクター画像
KT6の仮想生命体又は生物は、大変わがままな性格で
病気になりやすいという性質を有する。また、これ以外
にもそれぞれのキャラクター画像毎に起床時間、就寝時
間、1世代中の期間、呼出の頻度、病気に対する注射の
回数、最低体重等が設定されている。前述の成長段階毎
に容姿及び性格の異なる複数種類の仮想生命体又は生物
を記憶する記憶部としては、ROMには限定されず、R
AM、SRAM、EEPROM、CD−ROM、CD−
R、磁気ディスク、光磁気ディスク、DVD等の適宜の
記録媒体が固定的に、若しくは着脱自在に設けられる。
尚、図8に示した例では第1の成長段階及び第4の成長
段階では1種類のキャラクター画像が示されているが、
それぞれ複数種類の成長した仮想生命体又は生物を記憶
部(ROM3)に記憶して構成しても良い。
【0032】 また、前記仮想生命体又は生物が成長する
過程で当該仮想生命体又は生物から呼出を行う呼出手段
を有する。この呼出手段としては、CPU21と、当該
CPU21の指令によって動作するブザー(図示せず)
や点灯する発光素子、LED若しくは適宜のマーク表示
体が用いられる。そして、前記呼出の内容は、仮想生命
体又は生物の成長に必要な内容と、緊急を要しないわが
ままな内容とが含まれる。ここで、前記仮想生命体又は
生物の成長に必要な内容とは、例えば、仮想生命体又は
生物のおなかがすいた場合(おなかパラメータの値がM
AXの値を下回る場合)にご飯を要求するための呼出を
行う場合である。また、仮想生命体又は生物のごきげん
が良くない場合(ごきげんパラメータの値がMAXの値
を下回る場合)に、ごきげんを上昇させるゲームを要求
するために呼出を行う場合である。また、仮想生命体又
は生物が睡眠をとるために照明の消灯を要求するために
呼出を行う場合である。そして、仮想生命体又は生物か
らの呼出が緊急を要しないわがままな内容とは、おなか
パラメータの値及びごきげんパラメータの値が共にMA
Xの値であるにもかかわらず呼出を行う場合である。ま
た、おなかパラメータの値がMAXの値を下回るにもか
かわらず、呼出をしておいて食事をしない場合である。
また、ごきげんパラメータの値がMAXの値を下回るに
もかかわらず、呼出をしておいてゲームをしない場合で
ある。
【0033】 また、仮想生命体又は生物からの呼出に対
して処置を行う入力手段を有する。そして、この入力手
段は、仮想生命体又は生物の成長に必要な内容の呼出に
対して世話を行う手段と、緊急を要しないわがままな内
容の呼出に対して躾を行う手段とを有する。例えば、仮
想生命体又は生物の成長に必要な内容の呼出に対して、
遊戯者は操作部7のキースイッチを操作して食事を準備
し、ゲームをし、又は照明を消灯することができる。ま
た、仮想生命体又は生物からのわがままな内容の呼出に
対して、遊戯者は操作部7のキースイッチを操作して躾
を行うことができる。そして、制御装置2は、前記仮想
生命体又は生物がある成長段階に達したときには、それ
までの成長過程における前記呼出に対する処置の内容、
すなわち、前記世話及び躾の内容を判定する判定手段を
有する。また、制御装置2は、当該判定手段の判定結果
を勘案して前記複数種類の仮想生命体又は生物の中から
一の成長した仮想生命体又は生物を選択する選択手段
と、成長段階に達した仮想生命体又は生物を前記選択さ
れた仮想生命体又は生物に変化させる変化手段を有す
る。従って、遊戯者がこまめに世話をし、適切に躾をし
た場合は、複数種類の仮想生命体又は生物の中から性格
の良い仮想生命体又は生物が選択されるので、その後は
あまり手が掛からないようになっている。逆に、遊戯者
がこまめに世話をせずに、且つ、躾もしなかった場合
は、複数種類の仮想生命体又は生物の中から性格の良く
ない仮想生命体又は生物が選択されることになるので、
その後は仮想生命体又は生物からの呼出の回数が多くな
り、遊戯者の負担が重くなるようになっている。
【0034】
【実施例】次に、本願発明に係る電子機器装置1の一実
施例を図面に基づいて説明する。図1に示す実施例は、
簡易型の携帯電話機(PHS)に適用した場合を示した
ものである。本願発明に係る電子機器装置1は、電話機
や他の電子機器装置とのあいだで文字通信(いわゆるP
メール)やデータ通信又は通話を行うための送受信回路
11を有する。送受信回路11にはアンテナ13が接続
されている。電子機器装置1は、当該アンテナ13を介
して複数の基地局のうち、管轄する基地局(図示せず)
からの1.9GHZ帯の電波を受信すると共に、その基
地局へ電波を発射する。また、送受信回路11にはマイ
クロホン15及びスピーカ17が接続されている。マイ
クロホン15は音声情報を入力するものであり、スピー
カ17は音声情報を出力するものである。前記送受信回
路11は、送信回路、受信回路、高周波増幅回路、中間
周波増幅回路、変調回路、復調回路、チャネルコーデッ
ク(TDMA)、ADPCM、A/D変換回路、D/A
変換回路等の種々の回路部を有する。そして、送受信回
路11は、後で説明する操作部が操作されたときに仮想
生命体の外出情報を他の電子機器装置へ送信する送信手
段と、他の電子機器装置から送信された外出情報を受信
する受信手段とを有する。
【0035】 前記送受信回路11には制御装置2が接続
されている。制御装置2はROM3、RAM5、操作部
7、表示部9のそれぞれと接続されている。ROM3
は、仮想生命体の動作に係る複数の画像、例えば、自装
置の仮想生命体が外出する場合の動作に係る画像や外出
した仮想生命体が戻る場合の動作に係る画像を記憶して
いる。そして、ROM3は、他の仮想生命体の画像、例
えば他の仮想生命体が来客した様子を示す画像、2つの
仮想生命体同士で遊ぶ様子を示す画像や、来客した仮想
生命体が帰る様子を示す画像等を記憶している。また、
ROM3には仮想生命体の育成シミュレーションに係る
種々のプログラムが記憶されている。更に、ROM3に
は、前記育成シミュレーションによって成長するそれぞ
れの成長段階毎に容姿及び性格の異なる複数種類の仮想
生命体画像が記憶されている。RAM5は、CPU21
のワーク用のメモリである。また、操作部7はテンキー
やファンクションキー等の種々のキースイッチを有し、
通話に係る操作及び仮想生命体の育成に係る処置を入力
することができる。そして、操作部7は、仮想生命体を
外出させるための操作を行うことができる。表示部9
は、液晶表示器(LCD)により構成され、通話モード
において前記テンキーから入力された電話番号や日付及
び現在時刻等を表示する。また、表示部9は、前記文字
通信モード又はデータ通信モードでは、文字情報又はデ
ータ情報を表示する。また、表示部9は、育成シミュレ
ーションモードにおいて仮想生命体のキャラクター画像
及び各種マークを表示するものである。
【0036】 次に、図2を参照して表示部9の育成シミ
ュレーションモードにおける表示例を説明する。表示部
9は仮想生命体のキャラクター画像を表示するための画
像表示部12と、画像表示部12の上部に設けられるマ
ーク表示部14と、画像表示部12の下部に設けられる
マーク表示部16とで構成されている。マーク表示部1
4には、食事マーク14aと、照明マーク14bと、ゲ
ームマーク14cと、注射マーク14dとの複数のマー
クが表示されている。食事マーク14aが選択表示され
ると、仮想生命体にご飯又はお菓子を与えることができ
る。これにより、仮想生命体はご飯を1膳食べる毎にお
なかパラメータが+1増加する。また、仮想生命体はお
菓子を1個食べる毎にごきげんパラメータが+1増加す
る。照明マーク14bが選択表示されると、仮想生命体
が睡眠する場合にその部屋の照明を消灯することができ
る。ゲームマーク14cが選択表示されると、仮想生命
体とゲームを行うことができる。このゲームの結果、例
えば、5回戦の内、3回以上仮想生命体が勝利すると、
ごきげんパラメータが+1増加する。注射マーク14d
が選択表示されると、仮想生命体が病気した場合に注射
をすることができる。これにより、仮想生命体を治療す
ることができる。
【0037】 また、マーク表示部16には、トイレマー
ク16aと、チェックメータマーク16bと、躾マーク
16cと、呼出マーク16dとの複数のマークが表示さ
れている。トイレマーク16aが選択表示されると、仮
想生命体が大便をした場合にこれを水で流して清掃する
ことができる。チェックメータマーク16bが選択表示
されると、仮想生命体の年令、体重、ごきげんパラメー
ター、おなかパラメーター及び躾度のそれぞれの値をメ
ータ表示で確認することができる。躾マーク16cが選
択表示されると、仮想生命体の緊急を要しないわがまま
な呼出に対して躾を行うことができる。呼出マーク16
dは、仮想生命体からの呼出を表示するマークである。
この呼出マーク16dは、仮想生命体が成長する過程で
当該仮想生命体が呼出を行うための呼出手段の一部を形
成する。
【0038】 前述の操作部7に設けられるキースイッチ
としては、マーク表示用キースイッチ、決定用キースイ
ッチ、キャンセル用キースイッチ、時刻調整用キースイ
ッチ等を有する。マーク表示用キースイッチは、前記マ
ーク表示部14,16の中から所望のマークを表示させ
るためのキースイッチであり、このマーク表示用キース
イッチを押下する毎に食事マーク14a、照明マーク1
4b、ゲームマーク14c、注射マーク14d、トイレ
マーク16a、チェックメータマーク16b、躾マーク
16cの順番で切り替え表示される。決定用キースイッ
チは、前記切り替え表示されたマークを決定するための
スイッチである。キャンセル用キースイッチは、前記表
示されたマークをキャンセルするためのスイッチであ
る。また、時刻調整用キースイッチは、制御装置2に設
けられた時刻情報出力手段の時刻調整用に用いられる。
尚、上記では単一のマーク表示用キースイッチを押下す
る毎に食事マーク14a、照明マーク14b、ゲームマ
ーク14c、注射マーク14d、トイレマーク16a、
チェックメータマーク16b、躾マーク16cの順番で
切り替え表示させるように構成したが、食事マーク14
a、照明マーク14b、ゲームマーク14c、注射マー
ク14d、トイレマーク16a、チェックメータマーク
16b、躾マーク16cのそれぞれのマークについて、
専用のキースイッチ、例えばテンキー等を振り分けても
良い。
【0039】 再び図1を参照するに、制御装置2は、C
PU21、インタフェース回路23、表示駆動回路2
5、通信制御回路27を有する。制御装置2は、記憶部
であるROM3から仮想生命体の画像を読み取って前記
表示部9に表示させるための制御を行うものであり、前
記外出情報を送信するときに仮想生命体が外出すること
を示す画像又はマーカーを表示部9に表示させる。ま
た、制御装置2は、仮想生命体が外出してから所定時間
経過後にその仮想生命体が戻ってきたことを示す画像又
はマーカーを表示部9に表示させる。また、制御装置2
は、他の電子機器装置から外出情報を受信したときに
は、他の仮想生命体が来たことを示す画像又はマーカー
を表示部9に表示させると共に、外出情報を受信してか
ら所定時間経過後に他の仮想生命体が帰ることを示す画
像又はマーカーを表示部9に表示させる。そして、制御
装置2は、仮想生命体が外出してから戻って来るまでの
あいだ、外出中であることを示す画像又はマーカーを表
示部9に表示させるので、仮想生命体が外出中であるこ
とを容易に視認することができる。
【0040】 次に、作用を説明する。まず、図3乃至図
8を参照して仮想生命体の育成シミュレーションに係る
作用を説明する。図3は、育成シミュレーションのメイ
ンのフロー制御を示したフローチャートである。ステッ
プSP1では操作部7のリセットスイッチが操作された
かどうかを判断しており、リセットスイッチが操作され
た場合は、ステップSP3へ進み操作部7のキースイッ
チを操作して時刻合わせを行う。以後、この時刻に基づ
いて仮想生命体の生活時間が決定される。従って、現実
の時間帯に沿って仮想生命体が活動することになる。例
えば、午前9時に起床して活動を開始し、午後8時には
就寝するという生活時間が設定される。続いてステップ
SP5では初期画面を表示する。ここでは、例えば卵の
形状の画像が表示され、所定時間経過後に卵が割れて新
生児である第1世代のキャラクター画像KT1の仮想生
命体が誕生し、その画像が表示部9に表示される。
【0041】 次に、ステップSP7では第1の成長過程
に係る処理が実行される。例えば、遊戯者は操作部7の
キースイッチを操作してごはんやおかしを食べさせて世
話を行う。また、仮想生命体からの呼出に対してトイレ
掃除や病気の治療を行うことができる。次に、ステップ
SP9では、第1世代のキャラクター画像KT1の仮想
生命体が誕生して約60分が経過すると、第2世代のキ
ャラクター画像KT2の仮想生命体に変化して第2の成
長過程に移行する。この第2の成長過程では、前述の第
1の成長過程と同様に仮想生命体からの呼出があった場
合に、その成長に必要な内容の呼出に対して世話を行
う。また、遊戯者は仮想生命体からのわがままな内容の
呼出に対して躾を行うことができる。
【0042】 続いてステップSP11では、仮想生命体
が第2の成長段階に到達したかどうかを判断する。ステ
ップSP11で第2の成長段階に到達していないことを
判断した場合は再びステップSP9へ戻り前述の第2の
成長過程の処理を行う。また、ステップSP11で第2
の成長段階に到達したことを判断した場合はステップS
P13へ進む。ステップSP13では、前記第2の成長
過程における世話及び躾の内容を勘案して複数種類の仮
想生命体、すなわち、第3世代のキャラクター画像KT
3,KT4,KT5,KT6の仮想生命体の中から一の
成長した仮想生命体を選択する。例えば、第2の成長過
程において、仮想生命体からの呼出があった場合にその
成長に必要な内容の呼出に対しての世話を3回以上ミス
し、且つ仮想生命体からのわがままな内容の呼出に対し
て躾を2回以上ミスした場合は、キャラクター画像KT
6の仮想生命体が選択され、当該キャラクター画像KT
6の仮想生命体が第3世代の仮想生命体に変化して以後
成長していくことになる。次に、ステップSP15では
第3の成長過程に移行し、前述の第2の成長過程と同様
に仮想生命体からの呼出があった場合に、その成長に必
要な内容の呼出に対して世話を行うと共に、仮想生命体
からのわがままな内容の呼出に対して躾を行うことがで
きる。
【0043】 続いてステップSP17では、仮想生命体
が第3の成長段階に到達したかどうかを判断する。ステ
ップSP17で第3の成長段階に到達していないことを
判断した場合は再びステップSP15へ戻り前述の第3
の成長過程の処理を行う。また、ステップSP17で第
3の成長段階に到達したことを判断した場合はステップ
SP19へ進む。ステップSP19では、前記第3の成
長過程における世話及び躾の内容を勘案して複数種類の
仮想生命体、すなわち、第4世代のキャラクター画像K
T7〜KT12の仮想生命体の中から一の成長した仮想
生命体を選択する。例えば、第3の成長過程において、
仮想生命体からの呼出があった場合にその成長に必要な
内容の呼出に対しての世話を3回以上ミスし、且つ仮想
生命体からのわがままな内容の呼出に対して躾を6回以
上ミスした場合は、キャラクター画像KT12の仮想生
命体が選択され、当該キャラクター画像KT12の仮想
生命体が第4世代の仮想生命体に変化して以後成長して
いくことになる。
【0044】 続いて、ステップSP19からステップS
P20へ進む。ステップSP20では隠れキャラクター
の表示処理を行う。第3世代のキャラクター画像から第
4世代のキャラクター画像KT7〜KT12のいずれか
の仮想生命体に変化したあとでは、ある条件及び確率に
合致した場合だけ第4の成長段階へ移行して第5世代の
キャラクター画像KT13の仮想生命体に変化する。す
なわち、キャラクター画像KT13は、いわゆる隠れキ
ャラクターであり、必ず表示されるとは限らない。ま
た、第3世代のキャラクター画像から第4世代のキャラ
クター画像KT7〜KT12のいずれかの仮想生命体に
変化したあとでは、前記隠れキャラクターとは異なる特
別の条件で、基地局限定のキャラクターが表示される。
すなわち、特定の基地局を経由して通話した通話時間が
所定以上に達した場合、又は特定の基地局へ呼出情報を
所定回数以上送信した場合、又は特定の基地局から呼出
情報を所定回数以上受信した場合、又は前記呼出情報の
送受信回数が所定以上に達した場合は、その基地局固有
の仮想生命体画像がROM3から読み出されて表示され
る。
【0045】 また、ステップSP1において操作部7の
リセットスイッチが操作されていない場合は、ステップ
SP2へ進み第1の成長過程であるかどうかを判断す
る。ステップSP2で第1の成長過程であることを判断
した場合はステップSP7へ進み第1の成長過程の処理
を行う。また、ステップSP2で第1の成長過程でない
ことを判断した場合はステップSP4へ進み第2の成長
過程であるかどうかを判断する。ステップSP4で第2
の成長過程であることを判断した場合はステップSP9
へ進み第2の成長過程の処理を行う。また、ステップS
P4で第2の成長過程でないことを判断した場合はステ
ップSP15へ進み第3の成長過程の処理を行う。
【0046】 次に、図4乃至図8を参照して第2の成長
過程における作用を詳細に説明する。図4のステップS
P21では仮想生命体からの呼出があったかどうかを判
断しており、仮想生命体からの呼出があった場合は、ス
テップSP23、SP25へ進み表示部9に呼出マーク
16dを点灯させると同時に、ブザーを所定時間T1、
例えば3秒間だけ鳴動させる。また同時にステップSP
27ではタイマーを起動させてステップSP31へ進
む。ステップSP31では、仮想生命体からの呼出が睡
眠のためであるかどうかを判断する。ステップSP31
で睡眠のための呼出であることを判断した場合は、を
介して図5のステップSP41へ進む。ステップ41で
は遊戯者が操作部7のキースイッチを操作して照明を消
灯したかどうかを判断しており、照明が消灯された場合
はステップSP43へ進み、所定時間内であるかどうか
を判断する。仮想生命体からの呼出があってから所定時
間T3、例えば1時間以内に消灯された場合は、適切に
世話をしたことになり、ステップSP43からステップ
SP45へ進み世話度が1増加する。また、逆に仮想生
命体からの呼出があってもこれに対する世話がなされな
い場合、若しくは仮想生命体からの呼出があってから所
定時間T3、例えば1時間以上経過した後で消灯された
場合は、適切な世話がされなかったことになり、ステッ
プSP41又はSP43からステップSP47へ進み世
話度が1減少する。
【0047】 再び図4を参照するに、ステップSP31
において睡眠のための呼出でないことを判断した場合は
ステップSP33へ進む。ステップSP33では、仮想
生命体のおなかパラメータの値はMAXであるかどうか
を判断しており、おなかパラメータの値がMAXでない
場合はを介して図6のステップSP51へ進む。ステ
ップSP51では、遊戯者が操作部7のキースイッチを
操作して食事の準備をしたかどうかを判断しており、食
事の準備がなされた場合はステップSP53へ進む。ス
テップSP53では仮想生命体が前述の準備されたご飯
を食べたかどうかを判断しており、ご飯を食べた場合は
ステップSP55へ進む。ステップSP55では所定時
間内であるかどうかを判断する。上記仮想生命体からの
呼出があってから所定時間T2、例えば15分以内に食
事ができた場合は、適切に世話をしたことになり、ステ
ップSP57へ進み世話度が1増加する。また、逆に仮
想生命体からの呼出があってもこれに対する世話が全く
なされない場合、又は、食事の世話をした場合であって
もそれが仮想生命体からの呼出があってから所定時間T
2、例えば15分以上を経過した後で食事をすることに
なった場合は、適切な世話がされなかったことになり、
ステップSP51又はSP55からステップSP59へ
進み世話度が1減少する。また、ステップSP53にお
いて遊戯者がご飯の準備をしたにもかかわらず、これを
仮想生命体が食べなかった場合は、ステップSP53か
らを介して図4のステップSP37へ進む。ここで、
遊戯者は、仮想生命体のおなかパラメータの値がMAX
でもないのに食事をしないのは、仮想生命体のわがまま
であると判断して躾に係る操作を行うことになる。すな
わち、遊戯者は操作部7のキースイッチを操作して表示
部9の躾マークを選択表示させることにより、仮想生命
体に対する躾を行うことができる。ステップSP37で
は、上記の躾に係る操作がされたかどうかを判断してお
り、躾に係る操作がされた場合はステップSP39へ進
み躾度が1増加する。
【0048】 前述したようにステップSP33では、仮
想生命体のおなかパラメータの値はMAXであるかどう
かを判断しており、おなかパラメータの値がMAXであ
る場合はステップSP35へ進む。ステップSP35で
は、仮想生命体のごきげんパラメータの値はMAXであ
るかどうかを判断しており、ごきげんパラメータの値が
MAXでない場合はを介して図7のステップSP61
へ進む。ステップSP61では、遊戯者が操作部7のキ
ースイッチを操作してゲームの準備をしたかどうかを判
断しており、ゲームの準備がされた場合はステップSP
63へ進む。ステップSP63では仮想生命体が前述の
ゲームをしたかどうかを判断しており、ゲームをした場
合はステップSP65へ進む。ステップSP65では所
定時間内であるかどうかを判断する。上記仮想生命体か
らの呼出があってから所定時間T2、例えば15分以内
にゲームをした場合は、適切に世話をしたことになり、
ステップSP67へ進み世話度が1増加する。
【0049】 また、ステップSP61において、ゲーム
の準備がされない場合はステップSP62へ進む。ステ
ップSP62では、遊戯者が操作部7のキースイッチを
操作しておかしの準備をしたかどうかを判断しており、
おかしの準備をした場合はステップSP65へ進む。前
述と同様に、ステップSP65では所定時間内であるか
どうかを判断する。上記仮想生命体からの呼出があって
から所定時間T2、例えば15分以内におかしを準備し
た場合は、適切に世話をしたことになり、ステップSP
67へ進み世話度が1増加する。また、逆に仮想生命体
からの呼出があってもこれに対するゲームの準備及びお
かしの準備が全くされない場合は、ステップSP61,
SP62からステップSP69へ進み世話度が1減少す
る。ゲーム又はおかしの世話をした場合であってもそれ
が仮想生命体からの呼出があってから所定時間T2、例
えば15分以上を経過した後である場合は、適切な世話
がされなかったことになり、ステップSP65からステ
ップSP69へ進み世話度が1減少する。
【0050】 また、ステップSP63において遊戯者が
ゲームの準備をしたにもかかわらず、仮想生命体がゲー
ムをしなかった場合は、ステップSP63からを介し
て図4のステップSP37へ進む。ここで、遊戯者は、
仮想生命体のごきげんパラメータの値がMAXでもない
のにゲームをしないのは、仮想生命体のわがままである
と判断して躾に係る操作を行うことになる。すなわち、
遊戯者は操作部7のキースイッチを操作して表示部9の
躾マークを選択表示させることにより、仮想生命体に対
する躾を行うことができる。ステップSP37では、上
記の躾に係る操作がされたかどうかを判断しており、躾
に係る操作がされた場合はステップSP37からステッ
プSP39へ進み躾度が1増加する。また、ステップS
P21において仮想生命体からの呼出がない場合は、ス
テップSP29へ進み各種世話処理を行う。また、ステ
ップSP37において躾に係る操作がない場合もを介
してステップSP29へ進み各種世話処理を行う。その
後、ステップSP29からを介して図3のステップS
P11へ戻る。尚、上記時間T1,T2,T3は前述し
た値には限定されず、適宜の値に設定することができ
る。また、第3の成長過程における作用は、前述した第
2の成長過程と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0051】 次に、仮想生命体が外出する場合の動作を
説明する。操作部7から外出の操作がされたかどうかを
判断し、外出の操作があった場合は外出するための条件
を満足しているか否かを判断する。すなわち、お出かけ
パラメータが1以上であるかどうかを判断し、お出かけ
パラメータが0である場合はお出かけすることができな
い。さらに、お出かけパラメータが1以上であっても、
仮想生命体が病気の状態、ストレス病の場合、他の仮想
生命体が遊びに来ている場合、おなかパラメータの値が
「0」又は「1」である場合には、いずれもお出かけす
ることができない。また、第1世代の仮想生命体KT1
及び第2世代の仮想生命体KT2は、共に未成熟状態で
あるので、お出かけすることができない。ここで、上記
お出かけパラメータの値は、おなかパラメータ及びごき
げんパラメータの値が共にMAXである場合に上昇す
る。そして、仮想生命体は、予め設定された確率で病気
またはストレス病にかかるものであるが、特に、仮想生
命体が本来就寝している時間帯に電話がかかってきたと
きに、この電話によって仮想生命体を起こしてしまった
場合は、ストレス病にかかる確率が5%上昇する。
【0052】 上述した外出するための条件を全て満足し
ていることを判断した場合は、外出情報を送信すること
ができる。この外出情報は、例えば、簡易型携帯電話機
のいわゆるPメール機能を用いて送信され、管轄する基
地局を経由して友人等の電子機器装置へ送信される。こ
のとき、仮想生命体がお出かけをする際に外出すること
を示す画像又はマーカーが、自装置の表示部9に表示さ
れる。この結果、自装置の表示部9から仮想生命体が居
なくなって、あたかも外出したかのごとき様相を呈す
る。この仮想生命体の訪問を受けた相手先の電子機器装
置の表示部9には、その仮想生命体が来たことを示す画
像を表示する。そして、上記仮想生命体の訪問を受けた
相手先の電子機器装置の表示部9には、2つの仮想生命
体が表示され、一緒に食事をしたり又は仲良く遊ぶ様子
の画面が表示される。続いて仮想生命体が外出してから
所定時間、例えば、30秒を経過したかどうかを判断し
ており、仮想生命体が外出してから所定時間を経過した
場合は、その仮想生命体が戻ってきたことを示す画像又
はマーカーを表示部9に表示させる。これにより、仮想
生命体があたかもお出かけをして所定時間後に戻ってき
たかのような動作を呈する。尚、上記の例では、外出す
るための条件を全て満足した場合に、お出かけをするこ
とができるように構成したが、本発明はこれに限定され
ず、何時でも無条件で外出できるように構成しても良
い。また、仮想生命体が外出してから元の電子機器装置
に戻るまでの時間は、上記には限定されず、それぞれの
仮想生命体毎に適宜の値に設定することができる。
【0053】 次に、他の電子機器から仮想生命体の外出
情報を受信した場合の動作を説明する。外出情報を受信
したか否かを判断し、他の電子機器装置からの外出情報
を受信した場合は他の仮想生命体が来たことを示す画像
を表示部9に表示させる。そして、表示部9には2つの
仮想生命体が表示され、一緒に食事をしたり又は仲良く
遊ぶ様子の画面が表示される。続いて、外出情報を受信
してから所定時間、例えば1分を経過したかどうかを判
断する。外出情報を受信してから所定時間経過したこと
を判断した場合は、他の仮想生命体が帰ることを示す画
像を表示部9に表示させる。これにより、あたかも他の
仮想生命体の訪問を受け、所定時間後に帰って行くかの
ような動作を呈する。
【0054】 尚、遊戯者の仮想生命体に対する世話の程
度が低いために、わがままな性格の仮想生命体に成長し
た場合は、当該仮想生命体は外出したまま長期間のあい
だ戻らない、いわゆる家出をする場合がある。また、仮
想生命体が通常の病気にかかった場合は、遊戯者が操作
部7を操作して注射等を施すことによりその病気を完治
させることができるが、仮想生命体がストレス病にかか
ったときには遊戯者の操作部7からの操作によっては完
治させることができない。このようなときには、他の仮
想生命体が所定回数、例えば、2回以上訪問して看病し
た場合だけストレス病を完治させることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように本願発明に係る
電子機器装置は、操作部の送信操作によって基地局に対
して外出情報を前記送受信回路に接続されたアンテナを
介して送信を行い、基地局からの外出情報を前記アンテ
ナを介して前記送受信回路により受信した場合には当該
外出情報を記憶するとともに関連する画像を表示するよ
うにしたため、画面内の外出情報を自由に基地局へ送信
し、また、基地局から外出情報を自由に受信して記憶す
るとともに画面内に関連する画像を表示するように構成
したので、当該電子機器と他の電子機器間で外出情報の
授受をおおこなえるという効果を有する。また、画面内
で生活する仮想生命体又は生物のキャラクターを自由に
外出させるように構成したので、人間社会と近似した行
動を行わせ、更に興趣性の高い電子機器装置を提供する
ことができるという効果を有する。また、遊戯者の仮想
生命体又は生物のキャラクターに対する世話の程度が低
い場合は、仮想生命体又は生物のキャラクターが外出し
たまま戻らない、いわゆる家出をする場合があるので、
遊戯者の接し方に応じて種々のバリエーションを設定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器装置の要部のブロック図
である。
【図2】育成シミュレーションモードにおける表示部の
表示例を示した説明図である。
【図3】仮想生命体の育成シミュレーションに係るメイ
ンの制御処理を示したフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートの第2の成長過程の制御
処理を示したフローチャートである。
【図5】図3のフローチャートの第2の成長過程の制御
処理を示したフローチャートである。
【図6】図3のフローチャートの第2の成長過程の制御
処理を示したフローチャートである。
【図7】図3のフローチャートの第2の成長過程の制御
処理を示したフローチャートである。
【図8】育成シミュレーションにおけるキャラクターの
成長に伴う分岐を示した説明図である。
【符号の説明】
1 電子機器装置 2 制御装置 3 ROM 5 RAM 7 操作部 9 表示部 11 送受信回路 13 アンテナ 15 マイクロホン 17 スピーカ 21 CPU 25 表示駆動回路 27 通信制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−65965(JP,A) 特開 平10−322775(JP,A) 国際公開98/41299(WO,A1) mobile media maga zine,日本,株式会社シーメディ ア,1997年 1月13日,Vol.20,第 36,37頁 ゲームで発見!! たまごっち,日 本,株式会社勁文社,1997年 7月25 日,第94頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 13/00 - 13/12 H04B 1/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想生命体又は生物のキャラクターの動作
    に係る複数の画像と、他の仮想生命体又は生物のキャラ
    クターの画像を記憶する画像記憶部と、 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを表示する表示
    部と、 基地局又は他の電子機器との間で電波によって通信およ
    び通話を行うための送信手段および受信手段を有する送
    受信回路と、 前記送受信回路に接続されたアンテナと、 前記仮想生命体又は生物のキャラクターの外出情報の送
    信操作をするための操作部と、 前記記憶部から仮想生命体又は生物のキャラクターの画
    像を読み取って前記表示部に表示させるための制御およ
    び前記送受信回路の制御を行う制御装置とを備え、 前記制御装置は、他の電子機器装置からの外出情報を前
    記アンテナを介して前記送受信回路により受信したとき
    に、前記他の仮想生命体又は生物のキャラクターが来た
    ことを示す画像を前記記憶部から読み取って表示部に表
    示する制御を行い、 前記制御装置は、前記外出情報受信後、所定時間が経過
    したことを判断した場合には、前記他の仮想生命体又は
    生物のキャラクターが帰ることを示す画像を前記記憶部
    から読み取って前記表示部に表示する制御を行うことを
    特徴とする電子機器装置。
  2. 【請求項2】仮想生命体又は生物のキャラクターの動作
    に係る複数の画像と、他の仮想生命体又は生物のキャラ
    クターの画像を記憶する画像記憶部と、 前記仮想生命体又は生物のキャラクターを表示する表示
    部と、 基地局又は他の電子機器との間で電波によって通信およ
    び通話を行うための送信手段および受信手段を有する送
    受信回路と、 前記送受信回路に接続されたアンテナと、 前記仮想生命体又は生物のキャラクターの外出情報の送
    信操作をするための操作部と、 前記記憶部から仮想生命体又は生物のキャラクターの画
    像を読み取って前記表示部に表示させるための制御およ
    び前記送受信回路の制御を行う制御装置とを備え、 前記制御装置は、前記操作部の操作によって仮想生命体
    又は生物のキャラクターの外出情報を前記送受信回路に
    よりアンテナを介して他の電子機器装置へ送信するとと
    もに前記外出することを示す画像を前記記憶部から読み
    とって表示部に表示する制御を行い、 前記制御装置は、前記外出情報送信後、所定時間が経過
    したことを判断した場合には、前記戻ってきたことを示
    す画像を前記記憶部から読み取って表示部に表示する制
    御を行うことを特徴とする電子機器装置。
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