JP3359059B2 - 石鹸含有体及び石鹸含有体の製造方法 - Google Patents

石鹸含有体及び石鹸含有体の製造方法

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JP3359059B2 JP24332592A JP24332592A JP3359059B2 JP 3359059 B2 JP3359059 B2 JP 3359059B2 JP 24332592 A JP24332592 A JP 24332592A JP 24332592 A JP24332592 A JP 24332592A JP 3359059 B2 JP3359059 B2 JP 3359059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材を利用した石鹸含
有体及び石鹸含有体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、洗浄用に使用される石
鹸は、高級脂肪酸のアルカリ金属塩であり、例えば、油
脂を水酸化アルカリでけん化して得た石鹸素地に香料等
を加え、乾燥し、適宜の形状に成形している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の石鹸は、使用により減るので、当初の大きさが徐々
に小さくなり、ついには消費されてしまう。使用当初は
良いが、大きさが小さくなっていくと持ちにくくなり、
また、軟弱になって使用しにくくなるという問題があっ
た。
【0004】一方、近年、資源の有効利用の観点から、
間伐材等の木材の有効利用の試行が種々に行なわれてい
る。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、木材を利用して、石鹸の機能を備え、使用によっ
て大きさや固さが変化しない石鹸含有体を提供すること
を目的とするとともに、その製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の石鹸含有体は、木材の組織内に石鹸を
含有させた構成としている。
【0007】また、本発明の石鹸含有体の製造方法は、
木材の組織内に石鹸を含有させた石鹸含有体を製造する
方法であって、木材の組織内に油脂を含浸させ、この油
脂が含浸された木材をアルカリ水溶液に浸漬して木材の
組織内に石鹸を生成する構成としている。
【0008】そして、上記木材は、天然の硫化水素型蒸
気が吹き込まれる温湯もしくは天然の硫化水素型温泉水
に適時間浸漬して熱処理されたことが有効である。
【0009】
【作用】上記構成からなる石鹸含有体によれば、木材の
組織内に石鹸が含有されているので、洗剤としての用に
供することができる。使用に際しては、含有された石鹸
が徐々に滲出し、洗浄力を発揮するとともに、その外形
は木材で形成されているので、形状が変化することがな
く、そのため、使用により、大きさが小さくなって持ち
にくくなったり、軟弱になってしまう事態がない。
【0010】また、本発明の石鹸含有体の製造方法によ
れば、先ず、木材の組織内に油脂が含浸され、その後、
アルカリ水溶液の処理において、油脂とアルカリとが反
応して、石鹸に変化する。この場合、油脂は、木材の組
織内に含浸されているので、木材の組織内に徐々に石鹸
が生成されていく。
【0011】また、木材を、天然の硫化水素型蒸気が吹
き込まれる温湯、または、天然の硫化水素型温泉水で熱
処理した場合には、加熱されるとともに、硫酸イオン及
び硫化水素成分が浸透するので、木材組織に熱作用及び
化学的作用が及ぼされ、そのため、木材の細胞間にある
有縁壁孔に亀裂等を生じさせるとともに、木材のセルロ
ース,リグニンその他の低分子の多糖類を遊離して溶出
させることができ、水分も少なくできることから、木材
を組織的にポーラス(多孔質)にし、軽い材質の性状に
することができる。そのため、木材中の石鹸の含有率が
向上させられる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る石鹸含有体及び石鹸含有体の製造方法について詳細
に説明する。
【0013】図1には、実施例に係る石鹸含有体の製造
方法を示している。これは、以下の工程による。
【0014】先ず、木材Mを用意する(1−1)。この
木材Mは、図3に示すような方法で熱処理されたもので
ある。この木材Mの熱処理方法の第一の例(→)を
説明すると、この熱処理方法は、先ず、伐採した針葉樹
または広葉樹の生の木材Mを用意する。木材Mは、原木
のままあるいは、製材したもの等、どのような形態であ
っても良い。
【0015】この木材Mを、湯槽1に入れる。この湯槽
1には、地熱発電所等でも用いられている天然の硫化水
素型蒸気が吹き込まれ、または、天然の硫化水素型温泉
水が入れられている。今、硫化水素型温泉水の例で説明
すると、例えば、図4乃至図6に示すような成分の硫化
水素型温泉水が用いられる。この硫化水素型温泉水は、
硫酸イオン濃度が高く、硫化水素が遊離成分としてあ
る。そして、湯温を、例えば、90〜100℃にして、
上記の木材Mを、適時間(例えば、50時間)浸漬す
る。
【0016】この場合、木材Mは、加熱されるととも
に、硫酸イオン及び硫化水素成分が浸透するので、木材
組織に熱作用及び化学的作用が及ぼされ、そのため、木
材の細胞間にある有縁壁孔に亀裂等が生じ、トールスの
弁機構の機能が減退させられ、また、木材のセルロー
ス,リグニンその他の低分子の多糖類が遊離され、これ
により、セルロース,リグニンその他の低分子の多糖類
に吸着されていた結合水が遊離されていく。そして、一
部のセルロース,リグニンその他の低分子の多糖類が温
泉水内に溶出していく。また、木材表面においては、硫
酸イオン及び硫化水素成分との接触が多いので、タンニ
ンとの反応により、着色が行なわれる。
【0017】次に、この木材Mを、湯槽1から引き上
げ、例えば、自然乾燥させる。この場合、木材Mの乾燥
は、先ず、表面の水分が蒸発して表面含水率が内部の含
水率より低くなり、次いで、表面と内部との含水率差に
よって、内部の水分が拡散作用で表面に移動し蒸発する
が、木材Mは、木材の細胞間にある有縁壁孔のトールス
の弁機構の機能が減退させられ、また、セルロース,リ
グニンその他の低分子の多糖類に吸着されていた結合水
の遊離が進んでいるので、内部から表面への水分の移動
が円滑に行なわれ、木材内部から水分が出易くなり、そ
のため、乾燥速度が早くなるとともに、木材表面と内部
との含水率差が急激に異なることがないので、木材に内
部応力が発生しにくくなり、そのため、割れや狂いが生
じる事態が防止される。
【0018】そして、乾燥した状態では、上記の湯槽1
内で、木材のセルロース,リグニンその他の低分子の多
糖類が遊離し、ある程度温泉水中に溶出しており、ま
た、水分も少なくなることから、組織的にポーラス(多
孔質)な性状に変化したものになる。即ち、割れや狂い
がほとんどなく、表面が着色され、ポーラスで軽い材質
の木材Mになる。この乾燥した木材Mを適宜の大きさに
加工し、この加工した木材Mを用いる。
【0019】図3には、第二の例に係る木材Mの熱処理
方法も示している(→→)。これは、以下の工程
による。先ず、上記と同様に、この木材Mを、硫化水素
型温泉水の湯槽1に適時間浸漬する。次に、湯槽1から
引上げて、ある程度乾燥後、植物油等のオイルの入った
加圧タンク2に入れる。加圧タンク2は、上記の高温の
温泉水を熱源として加熱されるとともに、内部圧が数K
g/cm2 に設定され、これにより、オイルは、例え
ば、80〜120℃に設定される。
【0020】この加圧タンク2内に、上記の木材Mを、
適時間(例えば50時間)浸漬する。この場合、木材M
は、加熱されるとともに、オイルが浸透するので、木材
組織に熱作用及び化学的作用が及ぼされ、そのため、木
材の細胞間にある有縁壁孔に更に亀裂等が生じて破壊が
進むとともに、木材のセルロース,リグニンその他の低
分子の多糖類が更に遊離され、結合水の遊離も進む。そ
して、このセルロース,リグニンその他の低分子の多糖
類が溶出していく。
【0021】次に、この木材Mを、加圧タンク2から出
し、脱脂処理等した後、例えば、自然乾燥させる。この
場合、木材の乾燥は、先ず、表面の水分が蒸発して表面
含水率が内部の含水率より低くなり、次いで、表面と内
部との含水率差によって、内部の水分が拡散作用で表面
に移動し蒸発するが、木材は、加圧タンク2内でより一
層、木材の細胞間にある有縁壁孔のトールスの弁機構の
機能が減退させられ、また、セルロース,リグニンその
他の低分子の多糖類に吸着されていた結合水の遊離がよ
り一層進んでいるので、内部から表面への水分の移動が
円滑に行なわれ、木材内部から水分が出易くなり、その
ため、乾燥速度が早くなるとともに、木材表面と内部と
の含水率差が急激に異なることがないので、木材に内部
応力が発生しにくくなり、そのため、割れや狂いが生じ
る事態が防止される。
【0022】そして、乾燥した状態では、上記の湯槽1
及び加圧タンク2内で、木材のセルロース,リグニンそ
の他の低分子の多糖類が遊離して溶出しており、また、
水分も少なくなることから、組織的にポーラス(多孔
質)な性状に変化したものになる。即ち、上記第一の例
よりも一層、ポーラスで軽い材質の木材Mになる。
【0023】図3には、更に別の例に係る木材Mの熱処
理方法を示している(→→)。これは、以下の工
程による。上記と同様に、この木材Mを、硫化水素型温
泉水の湯槽1に適時間浸漬する。次に、湯槽1から引上
げて、ある程度乾燥後、数%濃度の苛性ソーダ(NaO
H水溶液)の入った加圧タンク2に入れる。加圧タンク
2は、上記の高温の温泉水を熱源として加熱されるとと
もに、内部圧が数Kg/cm2 に設定され、これによ
り、苛性ソーダは、例えば、80〜120℃に設定され
る。
【0024】この加圧タンク2内に、上記の木材Mを、
適時間(例えば50時間)浸漬する。この場合、木材M
は、加熱されるとともに、NaOHが浸透するので、木
材組織に熱作用及び化学的作用が及ぼされ、そのため、
木材の細胞間にある有縁壁孔に更に亀裂等が生じて破壊
が進むとともに、木材のセルロース,リグニンその他の
低分子の多糖類が更に遊離され、結合水の遊離も進む。
そして、このセルロース,リグニンその他の低分子の多
糖類が溶出していく。
【0025】次に、この木材Mを、加圧タンク2から出
し、中和処理等した後、例えば、自然乾燥させる。この
場合、木材Mは、加圧タンク2内でより一層、木材の細
胞間にある有縁壁孔のトールスの弁機構の機能が減退さ
せられ、また、セルロース,リグニンその他の低分子の
多糖類に吸着されていた結合水の遊離がより一層進んで
いるので、内部から表面への水分の移動が円滑に行なわ
れ、木材内部から水分が出易くなり、そのため、乾燥速
度が早くなるとともに、木材表面と内部との含水率差が
急激に異なることがないので、木材に内部応力が発生し
にくくなり、そのため、割れや狂いが生じる事態が防止
される。
【0026】そして、乾燥した状態では、上記の湯槽1
及び加圧タンク2内で、木材のセルロース,リグニンそ
の他の低分子の多糖類が遊離して溶出しており、また、
水分も少なくなることから、組織的にポーラス(多孔
質)な性状に変化したものになる。即ち、上記第一の例
よりも一層、割れや狂いがなくなり、ポーラスで軽い材
質の木材になる。
【0027】図1に戻り、次に、適宜の大きさに加工し
た上記の木材Mを、油脂が入れられた容器中に入れて、
木材Mの組織内に油脂を含浸させる(1−2)。油脂と
しては、植物性油脂、それらの廃油、またはその他の適
宜の油脂が用いられる。また、油脂の含浸は、容器内の
油脂を常圧または高圧状態で加熱し、この油脂中に適時
間木材Mを浸漬して行なう。油脂の加熱においては、上
記の温泉水やその蒸気熱を用いれば、熱の有効利用が図
られる。
【0028】この場合、木材Mは、セルロース,リグニ
ンその他の低分子の多糖類が遊離して溶出しており、ま
た、水分も少なくなることから、組織的にポーラス(多
孔質)な性状になっていることから、油脂の含浸率が極
めて高いものになる。
【0029】その後、油脂を含浸させた木材Mを取出し
て適時間乾燥させる(1−3)。これにより、油脂を残
した状態で木材Mの水分が蒸発する。
【0030】次に、この油脂が含浸された木材Mを、水
酸化ナトリウム(NaOH)水溶液が入れられた容器内
に入れる(1−4)。この処理は、容器内の水酸化ナト
リウム水溶液に常温で数日間浸漬するか、あるいはま
た、高温で数時間浸漬する。水酸化ナトリウム水溶液を
加熱する場合は、上記の温泉水やその蒸気熱を用いれ
ば、熱の有効利用が図られる。
【0031】この工程においては、図2に示すように、
油脂と水酸化ナトリウムが反応して、脂肪酸ナトリウム
(石鹸)に変化する。この場合、油脂は、木材Mの組織
内に含浸されているので、木材Mの組織内に徐々に石鹸
が生成されていくことになる。
【0032】その後、この木材Mを水酸化ナトリウム水
溶液から取出して、適時間乾燥させ、製品とする(1−
5)。
【0033】この製品(仮称「木ケン」)は、木材Mの
組織内に石鹸が生成されており、しかも、基の木材Mは
組織的にポーラス(多孔質)であることから、石鹸の含
有率が極めて高くなっている。従って、この製品は、従
来の石鹸と同様に、洗剤としての用に供することができ
る。使用に際しては、含有された石鹸が徐々に滲出し、
洗浄力を発揮するとともに、その外形は木材Mで形成さ
れているので、形状が変化することがなく、そのため、
使用により、大きさが小さくなって持ちにくくなった
り、軟弱になってしまう事態がない。また、油性の汚れ
等、石鹸だけでは落ちにくい汚れに対しては、木材の木
質部をこすりつけて汚れ部分を研磨でき、石鹸の洗浄力
以上の洗浄効果が発揮される。
【0034】なお、上記実施例において、アルカリ水溶
液として、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を用いたが
必ずしもこれに限定されるものではなく、他のアルカリ
水溶液を用いても良い。また、油脂についても適宜のも
のを用いて良い。即ち、含有される石鹸の組成は、上述
したものに限定されず、どのような種類のものであって
も良い。更に、用いた木材Mは、硫化水素型蒸気が吹き
込まれる温湯等で熱処理したが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、どのような状態の木材を用いても良
い。また、製品には、香料を付したり、形状等も適宜に
加工して良いことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の石鹸含有
体及び石鹸含有体の製造方法によれば、木材の組織内に
石鹸が含有するので、従来の石鹸と同様に、洗剤として
の用に供することができる。使用に際しては、含有され
た石鹸が徐々に滲出し、洗浄力を発揮するとともに、そ
の外形は木材で形成されているので、形状が変化するこ
とがなく、そのため、使用により、大きさが小さくなっ
て持ちにくくなったり、軟弱になってしまう事態がな
く、極めて有用な新製品を提供できる。
【0036】また、油性の汚れ等、石鹸だけでは落ちに
くい汚れに対しては、木材の木質部をこすりつけて直接
その汚れ部分を研磨できるので、石鹸の洗浄効果に加え
てさらに洗浄効果を発揮することができ、特殊用途も期
待できる極めて有用な新製品を提供できる。
【0037】さらに、石鹸含有体は木材を利用している
ので、木材の応用分野を拡大することができ、そのた
め、間伐材等の木材の有効利用を図る等、資源の有効利
用、高付加価値化を図ることができる。
【0038】また、木材を、天然の硫化水素型蒸気が吹
き込まれる温湯、または、天然の硫化水素型温泉水で熱
処理した場合には、木材の細胞間にある有縁壁孔に亀裂
等を生じさせるとともに、木材のセルロース,リグニン
その他の低分子の多糖類を遊離して溶出させることがで
き、水分も少なくできることから、木材を組織的にポー
ラス(多孔質)にし、軽い材質の性状にすることができ
る。そのため、木材中の石鹸の含有率を極めて高くする
ことができるという効果がある。
【0039】また、地熱蒸気や温泉水は、近年は地熱発
電所、地域暖房温室、栽培、養魚等に利用されている
が、更に、木材の熱処理にも利用することができ、利用
範囲を拡大できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る石鹸含有体及び石鹸含有
体の製造方法を示す工程図である。
【図2】本発明の実施例に係る石鹸含有体の製造方法の
石鹸の生成工程における反応式を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る石鹸含有体及び石鹸含有
体の製造方法に用いられる木材の熱処理工程を示す工程
図である。
【図4】木材の熱処理工程に使用される温泉水の分析表
(a)を示す図である。
【図5】木材の熱処理工程に使用される温泉水の分析表
(b)を示す図である。
【図6】木材の熱処理工程に使用される温泉水の分析表
(c)を示す図である。
【符号の説明】
M 木材 1 湯槽 2 加圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−96514(JP,A) 特開 平6−91610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/04 B27K 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然の硫化水素型蒸気が吹き込まれる温
    湯もしくは天然の硫化水素型温泉水に適時間浸漬して熱
    処理された木材の組織内に石鹸を含有させた石鹸含有
    体。
  2. 【請求項2】 木材の組織内に石鹸を含有させた石鹸含
    有体を製造する方法であって、木材の組織内に油脂を含
    浸させ、この油脂が含浸された木材をアルカリ水溶液に
    浸漬して木材の組織内に石鹸を生成する石鹸含有体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記木材は、天然の硫化水素型蒸気が吹
    き込まれる温湯もしくは天然の硫化水素型温泉水に適時
    間浸漬して熱処理されたことを特徴とする請求項2記載
    の石鹸含有体の製造方法。
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WO2019055789A1 (en) * 2017-09-15 2019-03-21 University Of Maryland, College Park DISLIGNED WOOD MATERIALS, AND METHODS OF MAKING AND USING SAID MATERIALS

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