JP3358917B2 - 制御棒駆動装置 - Google Patents
制御棒駆動装置Info
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- ball
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉の制御棒を上下
動させる制御棒駆動装置に関する。
動させる制御棒駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の制御棒駆動装置には、特公平5−
21435号(特開昭61−178694号)公報や特
開平2−221894号公報などに開示されたものがあ
る。この特公平5−21435号公報に開示された制御
棒駆動装置を図5〜12を用いて説明する。
21435号(特開昭61−178694号)公報や特
開平2−221894号公報などに開示されたものがあ
る。この特公平5−21435号公報に開示された制御
棒駆動装置を図5〜12を用いて説明する。
【0003】図5に示すように、円筒状をなすハウジン
グ1の内部には、当該ハウジング1と同軸をなす円筒状
のモータロータ4が軸受2,3を介して回転可能に設け
られている。モータロータ4と対向するハウジング1の
内周面には、モータステータ5が設けられている。モー
タステータ5の下方のハウジング1の内周面には、電磁
石6が設けられている。電磁石6と対向するモータロー
タ4の外周面には、電磁石のポール7が設けられてい
る。
グ1の内部には、当該ハウジング1と同軸をなす円筒状
のモータロータ4が軸受2,3を介して回転可能に設け
られている。モータロータ4と対向するハウジング1の
内周面には、モータステータ5が設けられている。モー
タステータ5の下方のハウジング1の内周面には、電磁
石6が設けられている。電磁石6と対向するモータロー
タ4の外周面には、電磁石のポール7が設けられてい
る。
【0004】図5に示すように、モータロータ4の下端
に形成されたフランジ4aには、当該モータロータ4と
同軸及び同じ内径をなすと共に周方向へ複数に分割され
た分割ボールナット8の上端が当該モータロータ4の軸
心と交差する方向へ軸心を向けたピン9により揺動可能
にそれぞれ釣支されている。分割ボールナット8及びモ
ータロータ4の内部には、下端側に図示しない制御棒を
連結されたねじ軸10が差し込まれており、当該分割ボ
ールナット8のボール8cは、ねじ軸10のねじ溝10
aにそれぞれ噛み合わされている。
に形成されたフランジ4aには、当該モータロータ4と
同軸及び同じ内径をなすと共に周方向へ複数に分割され
た分割ボールナット8の上端が当該モータロータ4の軸
心と交差する方向へ軸心を向けたピン9により揺動可能
にそれぞれ釣支されている。分割ボールナット8及びモ
ータロータ4の内部には、下端側に図示しない制御棒を
連結されたねじ軸10が差し込まれており、当該分割ボ
ールナット8のボール8cは、ねじ軸10のねじ溝10
aにそれぞれ噛み合わされている。
【0005】一方、図5に示すように、モータロータ4
のフランジ4aと前記ポール7との間には、電磁石のア
ーマチュア11が上下動可能に設けられている。アーマ
チュア11の下端には、モータロータ4のフランジ4a
を上下動可能に貫通する複数の連結棒12の上端がそれ
ぞれ連結されている。これら連結棒12の下端には、前
記分割ボールナット8と同軸をなして当該分割ボールナ
ット8を包囲する円筒状の作動リング13の上端がそれ
ぞれ連結されている。前記分割ボールナット8の下端に
は、リンク板14の一端が前記モータロータ4の軸心と
交差する方向へ軸心を向けたピン15により揺動可能に
それぞれ連結されており、これらリンク板14の他端
は、上記作動リング13の下端にピン16を介して揺動
可能にそれぞれ連結されている。
のフランジ4aと前記ポール7との間には、電磁石のア
ーマチュア11が上下動可能に設けられている。アーマ
チュア11の下端には、モータロータ4のフランジ4a
を上下動可能に貫通する複数の連結棒12の上端がそれ
ぞれ連結されている。これら連結棒12の下端には、前
記分割ボールナット8と同軸をなして当該分割ボールナ
ット8を包囲する円筒状の作動リング13の上端がそれ
ぞれ連結されている。前記分割ボールナット8の下端に
は、リンク板14の一端が前記モータロータ4の軸心と
交差する方向へ軸心を向けたピン15により揺動可能に
それぞれ連結されており、これらリンク板14の他端
は、上記作動リング13の下端にピン16を介して揺動
可能にそれぞれ連結されている。
【0006】また、図6,7に示すように、分割ボール
ナット8は、その本体8aの溝8bにボール8cが複数
挿入され、当該ボール8cが溝8bから脱落しないよう
本体8aにリターンカバー8dが取り付けられている。
ナット8は、その本体8aの溝8bにボール8cが複数
挿入され、当該ボール8cが溝8bから脱落しないよう
本体8aにリターンカバー8dが取り付けられている。
【0007】つまり、上述した制御棒駆動装置では、ハ
ウジング1、軸受2,3、モータロータ4、モータステ
ータ5、ピン9などにより、分割ボールナット8の上端
側を揺動可能に釣支し、分割ボールナット8を回転させ
る回転手段を構成し、電磁石6、ポール7、アーマチュ
ア11、連結棒12、作動リング13、リンク板14、
ピン15,16などにより、分割ボールナット8を揺動
させる揺動手段を構成しているのである。なお、図中、
10bはねじ山である。
ウジング1、軸受2,3、モータロータ4、モータステ
ータ5、ピン9などにより、分割ボールナット8の上端
側を揺動可能に釣支し、分割ボールナット8を回転させ
る回転手段を構成し、電磁石6、ポール7、アーマチュ
ア11、連結棒12、作動リング13、リンク板14、
ピン15,16などにより、分割ボールナット8を揺動
させる揺動手段を構成しているのである。なお、図中、
10bはねじ山である。
【0008】このような制御棒駆動装置では、電磁石6
に電気を供給して当該電磁石6を励磁し、ポール7にア
ーマチュア11を吸着させると、連結棒12を介して作
動リング13が上昇し、リンク板14を介して分割ボー
ルナット8がねじ軸10に押し付けられ、分割ボールナ
ット8とねじ軸10とが噛み合わされる。この状態でモ
ータステータ5に電気を供給し、モータロータ4を回転
させると、分割ボールナット8が回転し、ねじ軸10が
上下動するようになり、制御棒を上下動させることがで
きる。
に電気を供給して当該電磁石6を励磁し、ポール7にア
ーマチュア11を吸着させると、連結棒12を介して作
動リング13が上昇し、リンク板14を介して分割ボー
ルナット8がねじ軸10に押し付けられ、分割ボールナ
ット8とねじ軸10とが噛み合わされる。この状態でモ
ータステータ5に電気を供給し、モータロータ4を回転
させると、分割ボールナット8が回転し、ねじ軸10が
上下動するようになり、制御棒を上下動させることがで
きる。
【0009】一方、原子炉を緊急停止するために制御棒
を早急に送り出す場合や燃料交換操作のために制御棒を
取り外す場合には、電磁石6への電気の供給を停止して
当該電磁石6を消磁し、ポール7へのアーマチュア11
の吸着を解放して当該アーマチュア11を落下させる
と、連結棒12を介して作動リング13が下降し、図8
〜10に示すように、リンク板14を介して分割ボール
ナット8がピン9を支点にして傾斜するようにねじ軸1
0から離れ、分割ボールナット8とねじ軸10との噛み
合いが解放され、制御棒を落下させることができる。
を早急に送り出す場合や燃料交換操作のために制御棒を
取り外す場合には、電磁石6への電気の供給を停止して
当該電磁石6を消磁し、ポール7へのアーマチュア11
の吸着を解放して当該アーマチュア11を落下させる
と、連結棒12を介して作動リング13が下降し、図8
〜10に示すように、リンク板14を介して分割ボール
ナット8がピン9を支点にして傾斜するようにねじ軸1
0から離れ、分割ボールナット8とねじ軸10との噛み
合いが解放され、制御棒を落下させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような制御棒
駆動装置では、次のような問題を生じていた。 分割ボールナット8とねじ軸10とを噛み合わせる際
に、分割ボールナット8のボール8cとねじ軸8のねじ
溝8aとがずれていると、図11,12に示すように、
分割ボールナット8のボール8cとねじ軸8のねじ山8
bとが点接触で押圧されてしまい、当該ボール8cや当
該ねじ山8bなどが損傷してしまう恐れがある。 分割ボールナット8とねじ軸10との噛み合いを解放
すると、分割ボールナット8が前述したように傾斜しな
がらねじ軸10から離れるため、当該解放の直前では、
分割ボールナット8の最上段のボール8cにねじ軸10
の全重量が加わるようになる。このため、分割ボールナ
ット8の最上段のボール8cには、局所的に過大な負荷
が作用してしまい、当該ボール8cを保持するリターン
カバー8dのエッジ部が損傷しやすく、ボール8cが脱
落する恐れがある。
駆動装置では、次のような問題を生じていた。 分割ボールナット8とねじ軸10とを噛み合わせる際
に、分割ボールナット8のボール8cとねじ軸8のねじ
溝8aとがずれていると、図11,12に示すように、
分割ボールナット8のボール8cとねじ軸8のねじ山8
bとが点接触で押圧されてしまい、当該ボール8cや当
該ねじ山8bなどが損傷してしまう恐れがある。 分割ボールナット8とねじ軸10との噛み合いを解放
すると、分割ボールナット8が前述したように傾斜しな
がらねじ軸10から離れるため、当該解放の直前では、
分割ボールナット8の最上段のボール8cにねじ軸10
の全重量が加わるようになる。このため、分割ボールナ
ット8の最上段のボール8cには、局所的に過大な負荷
が作用してしまい、当該ボール8cを保持するリターン
カバー8dのエッジ部が損傷しやすく、ボール8cが脱
落する恐れがある。
【0011】このようなことから、特開平2−2218
94号公報に開示された制御棒駆動装置では、ねじ軸1
0の絶対位置検出器と、モータロータ4の絶対角検出器
と、これらの検出器からの信号を受けて分割ボールナッ
ト8とねじ軸10とが同期するようモータステータ5の
制御器にモータロータ4の回転角度を指示する信号を発
する同期位置設定器とを設けたりすることにより、上記
の問題を解決している。
94号公報に開示された制御棒駆動装置では、ねじ軸1
0の絶対位置検出器と、モータロータ4の絶対角検出器
と、これらの検出器からの信号を受けて分割ボールナッ
ト8とねじ軸10とが同期するようモータステータ5の
制御器にモータロータ4の回転角度を指示する信号を発
する同期位置設定器とを設けたりすることにより、上記
の問題を解決している。
【0012】しかしながら、上記の制御棒駆動装置を含
め、特開平2−221894号公報に開示された制御棒
駆動装置は、高価な機器を使用したり、部品点数が大幅
に増加したりしてしまうため、コストが高くなると共
に、装置全体が繁雑になるだけでなく、前記の問題を
解決することができなかった。
め、特開平2−221894号公報に開示された制御棒
駆動装置は、高価な機器を使用したり、部品点数が大幅
に増加したりしてしまうため、コストが高くなると共
に、装置全体が繁雑になるだけでなく、前記の問題を
解決することができなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による制御棒駆動装置は、下端側に制御
棒が設けられたねじ軸と、前記ねじ軸に噛み合い、周方
向へ複数に分割された分割ボールナットと、前記分割ボ
ールナットの上端側を揺動可能に釣支し、当該分割ボー
ルナットを回転させる回転手段と、前記分割ボールナッ
トを揺動させる揺動手段とを備えてなる制御棒駆動装置
において、前記ねじ軸と噛み合う爪を有するシンクロフ
ィンガを前記分割ボールナットの最上段のボールよりも
上方に位置するように当該分割ボールナットに設けたこ
とを特徴とする。
ための、本発明による制御棒駆動装置は、下端側に制御
棒が設けられたねじ軸と、前記ねじ軸に噛み合い、周方
向へ複数に分割された分割ボールナットと、前記分割ボ
ールナットの上端側を揺動可能に釣支し、当該分割ボー
ルナットを回転させる回転手段と、前記分割ボールナッ
トを揺動させる揺動手段とを備えてなる制御棒駆動装置
において、前記ねじ軸と噛み合う爪を有するシンクロフ
ィンガを前記分割ボールナットの最上段のボールよりも
上方に位置するように当該分割ボールナットに設けたこ
とを特徴とする。
【0014】本発明に係る制御棒駆動装置は、前記シン
クロフィンガの前記爪が前記ねじ軸と面接触するように
円弧状をなしていることを特徴とする。
クロフィンガの前記爪が前記ねじ軸と面接触するように
円弧状をなしていることを特徴とする。
【0015】本発明に係る制御棒駆動装置は、前記分割
ボールナットのボールと前記ねじ軸のねじ溝とが噛み合
っている時に、前記シンクロフィンガの前記爪が前記ね
じ軸と隙間を有することを特徴とする。
ボールナットのボールと前記ねじ軸のねじ溝とが噛み合
っている時に、前記シンクロフィンガの前記爪が前記ね
じ軸と隙間を有することを特徴とする。
【0016】
【作用】前述したように構成された本発明の制御棒駆動
装置によれば、ねじ軸に噛み合う分割ボールナットをね
じ軸から離すように揺動手段で揺動させると、ねじ軸に
噛み合っているシンクロフィンガは、分割ボールナット
の最上段のボールがねじ軸から外れた後にねじ軸から外
れる。このため、分割ボールナットとねじ軸との噛み合
いを解放させる際に分割ボールナットの最上段のボール
にねじ軸の全重量が加わることはない。
装置によれば、ねじ軸に噛み合う分割ボールナットをね
じ軸から離すように揺動手段で揺動させると、ねじ軸に
噛み合っているシンクロフィンガは、分割ボールナット
の最上段のボールがねじ軸から外れた後にねじ軸から外
れる。このため、分割ボールナットとねじ軸との噛み合
いを解放させる際に分割ボールナットの最上段のボール
にねじ軸の全重量が加わることはない。
【0017】このようなシンクロフィンガの爪が前述し
たような円弧状をなしていれば、当該爪とねじ軸とが面
接触することにより、上述した噛み合いの解放の際に爪
に加わる負荷が分散される。また、揺動手段で分割ボー
ルナットを揺動して当該分割ボールナットをねじ軸に噛
み合わせる際に、分割ボールナットとねじ軸とがずれて
いると、分割ボールナットの最上段のボールがねじ軸と
接触する前にシンクロフィンガの爪がねじ軸のねじ山と
面接触して、分割ボールナットのボールとねじ軸のねじ
山との点接触が防止される。このような状態から分割ボ
ールナットを回転手段で回転させ、シンクロフィンガの
爪とねじ軸のねじ溝とを一致させて、当該爪を当該ねじ
溝に噛み合わせることにより、分割ボールナットのボー
ルがねじ軸のねじ溝に噛み合う。
たような円弧状をなしていれば、当該爪とねじ軸とが面
接触することにより、上述した噛み合いの解放の際に爪
に加わる負荷が分散される。また、揺動手段で分割ボー
ルナットを揺動して当該分割ボールナットをねじ軸に噛
み合わせる際に、分割ボールナットとねじ軸とがずれて
いると、分割ボールナットの最上段のボールがねじ軸と
接触する前にシンクロフィンガの爪がねじ軸のねじ山と
面接触して、分割ボールナットのボールとねじ軸のねじ
山との点接触が防止される。このような状態から分割ボ
ールナットを回転手段で回転させ、シンクロフィンガの
爪とねじ軸のねじ溝とを一致させて、当該爪を当該ねじ
溝に噛み合わせることにより、分割ボールナットのボー
ルがねじ軸のねじ溝に噛み合う。
【0018】また、分割ボールナットのボールとねじ軸
のねじ溝とが噛み合っている時に、シンクロフィンガの
爪がねじ軸と隙間を有しているので、分割ボールナット
のボールとねじ軸のねじ溝とが噛み合っているときに分
割ボールナットを回転させても、シンクロフィンガの爪
とねじ軸との間に負荷を生じることがない。
のねじ溝とが噛み合っている時に、シンクロフィンガの
爪がねじ軸と隙間を有しているので、分割ボールナット
のボールとねじ軸のねじ溝とが噛み合っているときに分
割ボールナットを回転させても、シンクロフィンガの爪
とねじ軸との間に負荷を生じることがない。
【0019】
【実施例】本発明による制御棒駆動装置の一実施例を図
1〜4を用いて説明する。なお、図1は、その主要部の
構造を表す断面図、図2は、図1のII−II線断面矢視
図、図3は、図1の作用機構を表す断面図、図4は、図
3のIV−IV線断面矢視図である。但し、前述した従来例
と同様な部材については、前述した従来例と同様な符号
を用いることにより、その説明を省略する。
1〜4を用いて説明する。なお、図1は、その主要部の
構造を表す断面図、図2は、図1のII−II線断面矢視
図、図3は、図1の作用機構を表す断面図、図4は、図
3のIV−IV線断面矢視図である。但し、前述した従来例
と同様な部材については、前述した従来例と同様な符号
を用いることにより、その説明を省略する。
【0020】図1,2に示すように、分割ボールナット
8の最上段のボール8cよりも上方となる本体8aの内
面には、ねじ軸10のねじ溝10aの形状よりもわずか
に小さい相似形状の円弧状をなす爪17aを有するシン
クロフィンガ17が当該爪17aをねじ軸10のねじ溝
10aに対向させるようにして設けられており、当該シ
ンクロフィンガ17の爪17aは、分割ボールナット8
のボール8cとねじ軸10のねじ溝10aとが噛み合っ
ている時には、ねじ軸10のねじ溝10aとの間に隙間
(本実施例では、約0.1〜0.15mm程度)を有す
るようになっている。
8の最上段のボール8cよりも上方となる本体8aの内
面には、ねじ軸10のねじ溝10aの形状よりもわずか
に小さい相似形状の円弧状をなす爪17aを有するシン
クロフィンガ17が当該爪17aをねじ軸10のねじ溝
10aに対向させるようにして設けられており、当該シ
ンクロフィンガ17の爪17aは、分割ボールナット8
のボール8cとねじ軸10のねじ溝10aとが噛み合っ
ている時には、ねじ軸10のねじ溝10aとの間に隙間
(本実施例では、約0.1〜0.15mm程度)を有す
るようになっている。
【0021】前記シンクロフィンガ17の爪17aと分
割ボールナット8の最上段のボール8cとのピッチは、
分割ボールナット8の最上段のボール8cがねじ軸10
か外れた後にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸
10のねじ溝10aから外れるよう、言い換えれば、分
割ボールナット8の最上段のボール8cがねじ軸10に
接触する前にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸
10のねじ溝10aに噛み合うようなねじ軸10のピッ
チの整数倍となっている。
割ボールナット8の最上段のボール8cとのピッチは、
分割ボールナット8の最上段のボール8cがねじ軸10
か外れた後にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸
10のねじ溝10aから外れるよう、言い換えれば、分
割ボールナット8の最上段のボール8cがねじ軸10に
接触する前にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸
10のねじ溝10aに噛み合うようなねじ軸10のピッ
チの整数倍となっている。
【0022】このような制御棒駆動装置では、前述した
従来例と同様にして作動リング13を上昇させると、リ
ンク板14を介して分割ボールナット8がねじ軸10に
押し付けられるようになる。この際に、分割ボールナッ
ト8のボール8cとねじ軸10のねじ溝10aとがずれ
ていると、図3に示すように、分割ボールナット8の最
上段のボール8cがねじ軸10のねじ山10bに接触す
る前にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸10の
ねじ山10bと面接触して、分割ボールナット8のボー
ル8cとねじ軸10のねじ山10bとの点接触が防止さ
れる。このような状態から作動リング13を回転させ
て、分割ボールナット8を回転させると、シンクロフィ
ンガ17の爪17aとねじ軸10のねじ溝10aとの一
致に伴って、当該爪17aが当該溝10aに噛み合い、
この噛み合いに伴って、分割ボールナット8のボール8
cがねじ軸10のねじ溝10aに噛み合う。
従来例と同様にして作動リング13を上昇させると、リ
ンク板14を介して分割ボールナット8がねじ軸10に
押し付けられるようになる。この際に、分割ボールナッ
ト8のボール8cとねじ軸10のねじ溝10aとがずれ
ていると、図3に示すように、分割ボールナット8の最
上段のボール8cがねじ軸10のねじ山10bに接触す
る前にシンクロフィンガ17の爪17aがねじ軸10の
ねじ山10bと面接触して、分割ボールナット8のボー
ル8cとねじ軸10のねじ山10bとの点接触が防止さ
れる。このような状態から作動リング13を回転させ
て、分割ボールナット8を回転させると、シンクロフィ
ンガ17の爪17aとねじ軸10のねじ溝10aとの一
致に伴って、当該爪17aが当該溝10aに噛み合い、
この噛み合いに伴って、分割ボールナット8のボール8
cがねじ軸10のねじ溝10aに噛み合う。
【0023】つまり、シンクロフィンガ17は、分割ボ
ールナット8のボール8cのねじ軸10のねじ山10b
への点接触に代わって、ねじ軸10のねじ山10bへ面
接触すると共に、分割ボールナット8のボール8cをね
じ軸10のねじ溝10aへ案内するのである。このた
め、分割ボールナット8とねじ軸10とのずれに伴うね
じ軸10のねじ山10bに加わる局所的な押圧力が分散
されると共に、分割ボールナット8のボール8cへの負
荷も軽減される。従って、ねじ軸10のねじ山10bや
分割ボールナット8のボール8cの損傷を低コストで簡
単に防止することができる。
ールナット8のボール8cのねじ軸10のねじ山10b
への点接触に代わって、ねじ軸10のねじ山10bへ面
接触すると共に、分割ボールナット8のボール8cをね
じ軸10のねじ溝10aへ案内するのである。このた
め、分割ボールナット8とねじ軸10とのずれに伴うね
じ軸10のねじ山10bに加わる局所的な押圧力が分散
されると共に、分割ボールナット8のボール8cへの負
荷も軽減される。従って、ねじ軸10のねじ山10bや
分割ボールナット8のボール8cの損傷を低コストで簡
単に防止することができる。
【0024】また、制御棒を上下動させるため、分割ボ
ールナット8を回転させても、シンクロフィンガ17の
爪17aとねじ軸10のねじ溝10aとの間に隙間があ
るので、シンクロフィンガ17の爪17aとねじ軸10
のねじ溝10aとの間に負荷を生じることがない。従っ
て、分割ボールナット8の回転に係る負荷が増加するよ
うなことはないので、分割ボールナット8の動力伝達効
率を低下させることがなく、分割ボールナット8の回転
に係る駆動系の駆動力の低下を防止することができる。
ールナット8を回転させても、シンクロフィンガ17の
爪17aとねじ軸10のねじ溝10aとの間に隙間があ
るので、シンクロフィンガ17の爪17aとねじ軸10
のねじ溝10aとの間に負荷を生じることがない。従っ
て、分割ボールナット8の回転に係る負荷が増加するよ
うなことはないので、分割ボールナット8の動力伝達効
率を低下させることがなく、分割ボールナット8の回転
に係る駆動系の駆動力の低下を防止することができる。
【0025】一方、原子炉を緊急停止するために制御棒
を早急に送り出す場合や燃料交換操作のために制御棒を
取り外す場合には、前述した実施例と同様にして作動リ
ング13を下降させ、図3に示すように、リンク板14
を介して分割ボールナット8をピン9を支点にして傾斜
させるようにねじ軸10から離すと、シンクロフィンガ
17の爪17aは、分割ボールナット8の最上段のボー
ル8cがねじ軸10から外れるまでねじ軸10のねじ溝
10aに噛み合い、当該ボール8cがねじ軸10から外
れた後に、図4に示すように、ねじ軸10のねじ溝10
aから外れるので、分割ボールナット10の最上段のボ
ール10cには、ねじ軸10の全重量が加わることはな
い。
を早急に送り出す場合や燃料交換操作のために制御棒を
取り外す場合には、前述した実施例と同様にして作動リ
ング13を下降させ、図3に示すように、リンク板14
を介して分割ボールナット8をピン9を支点にして傾斜
させるようにねじ軸10から離すと、シンクロフィンガ
17の爪17aは、分割ボールナット8の最上段のボー
ル8cがねじ軸10から外れるまでねじ軸10のねじ溝
10aに噛み合い、当該ボール8cがねじ軸10から外
れた後に、図4に示すように、ねじ軸10のねじ溝10
aから外れるので、分割ボールナット10の最上段のボ
ール10cには、ねじ軸10の全重量が加わることはな
い。
【0026】従って、分割ボールナット8の最上段のボ
ール8cに作用する局所的な負荷を大幅に軽減すること
ができるので、リターンカバー8dのエッジ部を損傷す
るようなことがなくなり、ボール8cの脱落を防止する
ことができる。また、シンクロフィンガ17の爪17a
が円弧状をなしてねじ軸10と面接触するので、シンク
ロフィンガ17の爪17aに加わる負荷が分散され、シ
ンクロフィンガ17の損傷の発生を抑えることができ
る。
ール8cに作用する局所的な負荷を大幅に軽減すること
ができるので、リターンカバー8dのエッジ部を損傷す
るようなことがなくなり、ボール8cの脱落を防止する
ことができる。また、シンクロフィンガ17の爪17a
が円弧状をなしてねじ軸10と面接触するので、シンク
ロフィンガ17の爪17aに加わる負荷が分散され、シ
ンクロフィンガ17の損傷の発生を抑えることができ
る。
【0027】なお、シンクロフィンガ17は、分割ボー
ルナット8の本体8aに一体的に加工してもよく、ま
た、当該シンクロフィンガ17の爪17aまたはシンク
ロフィンガ17全体にクロムカーバイトなどのような耐
摩耗性のコーティングを施すと、シンクロフィンガ17
とねじ軸10との接触時の回転に伴ってわずかながらも
生じる摩耗を抑えることができるので、シンクロフィン
ガ17やねじ軸10などの寿命をさらに延ばすことがで
きる。
ルナット8の本体8aに一体的に加工してもよく、ま
た、当該シンクロフィンガ17の爪17aまたはシンク
ロフィンガ17全体にクロムカーバイトなどのような耐
摩耗性のコーティングを施すと、シンクロフィンガ17
とねじ軸10との接触時の回転に伴ってわずかながらも
生じる摩耗を抑えることができるので、シンクロフィン
ガ17やねじ軸10などの寿命をさらに延ばすことがで
きる。
【0028】
【発明の効果】前述したように、本発明による制御棒駆
動装置では、ねじ軸に噛み合っている分割ボールナット
の最上段のボールがねじ軸から外れた後にシンクロフィ
ンガの爪がねじ軸から外れるので、分割ボールナットと
ねじ軸との噛み合いを解放させる際に分割ボールナット
の最上段のボールにねじ軸の全重量が加わることはなく
なる。このため、分割ボールナットの最上段のボールに
作用する局所的な負荷を大幅に軽減することができるの
で、分割ボールナットの破損を抑えることができる。
動装置では、ねじ軸に噛み合っている分割ボールナット
の最上段のボールがねじ軸から外れた後にシンクロフィ
ンガの爪がねじ軸から外れるので、分割ボールナットと
ねじ軸との噛み合いを解放させる際に分割ボールナット
の最上段のボールにねじ軸の全重量が加わることはなく
なる。このため、分割ボールナットの最上段のボールに
作用する局所的な負荷を大幅に軽減することができるの
で、分割ボールナットの破損を抑えることができる。
【0029】また、シンクロフィンガの爪が前述したよ
うな円弧状をなしていれば、分割ボールナットをねじ軸
に噛み合わせる際に分割ボールナットとねじ軸とがずれ
ていても、分割ボールナットの最上段のボールがねじ軸
と接触する前にシンクロフィンガの爪がねじ軸のねじ山
と面接触して、分割ボールナットのボールとねじ軸のね
じ山との点接触を防ぐことができるので、ねじ軸のねじ
山に加わる局所的な押圧力を分散することができると共
に、分割ボールナットのボールへの負荷を軽減すること
ができる。このため、分割ボールナットとねじ軸とのず
れに伴うねじ軸のねじ山や分割ボールナットのボールの
損傷を低コストで簡単に防止することができる。
うな円弧状をなしていれば、分割ボールナットをねじ軸
に噛み合わせる際に分割ボールナットとねじ軸とがずれ
ていても、分割ボールナットの最上段のボールがねじ軸
と接触する前にシンクロフィンガの爪がねじ軸のねじ山
と面接触して、分割ボールナットのボールとねじ軸のね
じ山との点接触を防ぐことができるので、ねじ軸のねじ
山に加わる局所的な押圧力を分散することができると共
に、分割ボールナットのボールへの負荷を軽減すること
ができる。このため、分割ボールナットとねじ軸とのず
れに伴うねじ軸のねじ山や分割ボールナットのボールの
損傷を低コストで簡単に防止することができる。
【0030】また、分割ボールナットのボールとねじ軸
のねじ溝とが噛み合っている時に、シンクロフィンガの
爪がねじ軸と隙間を有しているので、分割ボールナット
のボールとねじ軸のねじ溝とが噛み合っている時に分割
ボールナットを回転させても、シンクロフィンガの爪と
ねじ軸との間に負荷を生じることがない。このため、分
割ボールナットの回転に係る負荷が増大することはない
ので、分割ボールナットの動力伝達率を低下させること
がなく、回転手段の駆動力の低下を防止することができ
る。
のねじ溝とが噛み合っている時に、シンクロフィンガの
爪がねじ軸と隙間を有しているので、分割ボールナット
のボールとねじ軸のねじ溝とが噛み合っている時に分割
ボールナットを回転させても、シンクロフィンガの爪と
ねじ軸との間に負荷を生じることがない。このため、分
割ボールナットの回転に係る負荷が増大することはない
ので、分割ボールナットの動力伝達率を低下させること
がなく、回転手段の駆動力の低下を防止することができ
る。
【図1】本発明による制御棒駆動装置の一実施例の主要
部の構造を表す断面図である。
部の構造を表す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面矢視図である。
【図3】図1の作用機構を表す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】従来の制御棒駆動装置の一例の構造を表す断面
図である。
図である。
【図6】その主要部の構造を表す断面図である。
【図7】図6のVII −VII 線断面矢視図である。
【図8】図5の作用状態を表す断面図である。
【図9】その主要部の作用状態を表す断面図である。
【図10】図9のX−X線断面矢視図である。
【図11】図9の問題が生じた場合の状態を表す断面図
である。
である。
【図12】図11のXII −XII 線断面矢視図である。
8 分割ボールナット 8a 本体 8b 溝 8c ボール 8d リターンカバー 9 ピン 10 ねじ軸 10a ねじ溝 10b ねじ山 17 シンクロフィンガ 17a 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今吉 祥 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−178694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 7/14 F16H 25/20 F16H 25/22 F16H 25/24
Claims (3)
- 【請求項1】 下端側に制御棒が設けられたねじ軸と、 前記ねじ軸に噛み合い、周方向へ複数に分割された分割
ボールナットと、 前記分割ボールナットの上端側を揺動可能に釣支し、当
該分割ボールナットを回転させる回転手段と、 前記分割ボールナットを揺動させる揺動手段とを備えて
なる制御棒駆動装置において、 前記ねじ軸と噛み合う爪を有するシンクロフィンガを前
記分割ボールナットの最上段のボールよりも上方に位置
するように当該分割ボールナットに設けたことを特徴と
する制御棒駆動装置。 - 【請求項2】 前記シンクロフィンガの前記爪が前記ね
じ軸と面接触するように円弧状をなしていることを特徴
とする請求項1に記載の制御棒駆動装置。 - 【請求項3】 前記分割ボールナットのボールと前記ね
じ軸のねじ溝とが噛み合っている時に、前記シンクロフ
ィンガの前記爪が前記ねじ軸と隙間を有することを特徴
とする請求項1または2に記載の制御棒駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11418795A JP3358917B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 制御棒駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11418795A JP3358917B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 制御棒駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08304576A JPH08304576A (ja) | 1996-11-22 |
JP3358917B2 true JP3358917B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=14631383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11418795A Expired - Fee Related JP3358917B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 制御棒駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3358917B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5214118B2 (ja) * | 2006-07-14 | 2013-06-19 | 日本原子力発電株式会社 | 制御棒駆動機構 |
US8811561B2 (en) * | 2009-06-10 | 2014-08-19 | Babcock & Wilcox Nuclear Operations Group, Inc. | Control rod drive mechanism for nuclear reactor |
KR102067842B1 (ko) * | 2013-09-16 | 2020-01-17 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 후륜 조향장치의 엑츄에이터 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP11418795A patent/JP3358917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08304576A (ja) | 1996-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020903 |
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