JP3358812B2 - ステロール混合物からの5,7ジエン官能基含有ステロイドの単離 - Google Patents
ステロール混合物からの5,7ジエン官能基含有ステロイドの単離Info
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Description
異的にはステロール混合物からの5,7−ジエン官能基含
有ステロイドの新規な単離に関する。この方法は酵母ス
テロール代謝物を含有する混合物からの5,7−ジエン含
有ステロールの単離にとくに有用な方法である。
ルを多量に含む酵母ステロール混合物を生産する生物工
学的発酵方法の進展から導かれ、その他のジオレフィン
酵母ステロール代謝物によって達成されたものである。
該トリエンオールは以下の化学構造(1)を有し、 ビタミンD3誘導体、例えば、コレスタ−5,7−ジエン−
3β−25−ジオール及び他の25−置換ビタミンD3前駆
体、に関連する様々な化合物の合成の中間体としてとり
わけ有用な価値ある化合物である。従って、ラノステロ
ール、4,4−ジメチルジモステロール、4−メチルジモ
ステロール、ジモステロール及び、コレスタ−7,24−ジ
エン−3β−オールを含む酵母ステロール代謝物を含有
する発酵混合物からトリエンオール(I)精製・単離す
る実施可能な方法が求められている。この混合物はスク
アレンも含有している事もある。以下に示す構造式から
明らかなように、これらの多くの化合物は二つまたはそ
れ以上の不飽和を有している。即ち、単離及び分離方法
は特異的でなければならない。
−オールを前記酵母ステロール代謝物の混合物から単離
及び分離する方法として始めたが、元来この単離及び分
離方法のために開発された合成方法は、一般的には二つ
またはそれ以上の不飽和を有しているステロールを幾つ
か含むステロール混合物から5,7−ジエン含有ステロイ
ドの除去に広く利用が可能であることが、ここに明らか
となった。
976)は25−ヒドロキシプロビタミンD3及び25ξ,26−ヒ
ドロキシプロビタミンD3の合成方法に関する。この方法
は最初にエルゴステロールから分解したC−22アルデヒ
ドと4−クロロ−2−メチルブチ−1−エンから得られ
たグリニャール試薬を反応させて、得られたC−22アル
コールのメシレートを還元的除去することから成る方法
である。
4)は5α−コレスタ−7,24−ジエン−3β−オール及
びコレスタ−5,7,24−トリエン−3β−オールの合成に
関する従来技術に関する文献である。
2月)にはコレスタ−5,7−ジエン−3β,25−ジオール
を合成しその後25−ヒドロキシコレカリフェロールに変
換する方法が記載されている。
7)は25−フルオロビタミンD3の合成に関する従来技術
に関する文献である。
(1973)は出発物質として酢酸エロゴステロールを用い
て(22S)−ヒドロキシビタミンD4を合成する方法が記
載されている。この方法は酢酸エルゴステロールの22,2
3二重結合を選択的にエポキシ化し、その後ヘキサノル
−22−アルデヒド上でグリニャール反応させて、照射す
ることからなる。
83)には25−ヒドロキシコレステロール及び25−ヒドロ
キシプロビタミンD3を調製するためにシクロプロピルカ
ルビニル転位が開示されている。この合成は5,7−ジエ
ンのデイールス−アルダー付加物である中間体を含むも
のである。
1)には17−ケトステロイドから出発して(Z)−17(2
0)−デヒドロコレステロール及び25−ヒドロキシプロ
ビタミンD3を合成する方法が記載されている。この文献
はデイールス−アルダー付加物の形態である保護5,7−
ジエン含有ステロイドを記載している。
基含有ステロイド、特に、3β−オール及び3β−オー
ルのエステルをステロール混合物から単離、除去する方
法を提供することである。
母ステロール代謝物を含む方法を提供することである。
がスクアレン、ラノステロール、4、4−ジメチルチモ
ステロール、4−メチルチモステロール、チモステロー
ル、及びコレスタ−7、24−ジエン−3β−オールを含
有する方法を提供することである。
ロイドがコレスタ−5、7、24−トリエン−3β−オー
ルである方法を提供することである。
該混合物をジエノフィルで処理する方法を提供すること
である。
ィル前駆体、及び該ジエノフィル前駆体をジエノフィル
に酸化しうる酸化剤で処理する方法を提供することであ
る。
基含有ステロイド単離物を調製しうる方法を提供するこ
とである。
に、5、7−ジエン官能基含有ステロイドのデイールス
アルダー付加物である新規な化合物を提供することであ
る。
下の明細書中に記載され、またその一部は本発明の実施
により、又は、以下の記載から当業者には明らかであ
る。
ド、典型的には、3β−オール及び3β−オールのエス
テルをステロール混合物から単離する方法であって、
(a)該混合物を構造式X−R=R−Yを有するジエノ
フィル[式中、Rは共にN又はC−Q(ここで、QはH
又は共に第三の結合を形成する。)であり、X及びYは
電子吸引性基であり、共に結合することもある。]で処
理し、(b)該混合物から得られたデイールスアルダー
付加物を該混合物から除去し、(c)該デイールスアル
ダー付加物を開裂し、5、7−ジエン含有ステロイドを
再生する還元剤で処理する、ことから成る前記方法に係
わる。
をステロール混合物から単離する方法であって、(a)
該混合物を(i)構造式X−NH−NH−Yを有する酸化可
能なジエノフィル前駆体[式中、X及びYは前記のとお
り。]及び(ii)該前駆体を酸化しうる酸化剤で処理
し、(b)該該混合物から得られたデイールスアルダー
付加物を該混合物から除去し、(c)該デイールスアル
ダー付加物を開裂し、5、7−ジエン含有ステロイドを
再生する還元剤で処理する、ことから成る前記方法に係
わる。
含有ステロイドは結晶化、クロマトグラフィ、沈降、又
はその他の方法で精製することができる。
ルスアルダー付加物の修飾、典型的には存在する5、7
−ジエン官能基に対する修飾に係わる。
テロイドのデイールスアルダー付加物の形態で提供され
る新規な化合物に係わる。
ジエン官能基含有ステロイドの単離及び精製、特定のス
テロール混合物の処理、又は特定の合成試薬、即ち、ジ
エノフィル、酸化剤、還元剤、或いはその他のものに限
定されず、これらのものは変更されてもよいことに留意
されたい。さらに、本明細書中で使用する用語は特定の
具体例を示すためのものであり、何ら制限を課すもので
ないと理解されたい。
に拘わらず、他に断わりがない限り、単数型及び複数型
を含むものとする。即ち、「ステロール」はステロール
の混合物も意味し、「ステロイド」は二つ以上のステロ
イドの混合物も意味する。
味を有する。
分岐又は直鎖の飽和炭化水素、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、t−ブチル、オクチル、デシル、テトラデシル、
ヘキサデシル、エイコシル及びテトラコシル等を意味す
る。好適な「アルキル」基は1から12までの炭素原子を
有する。「低級アルキル」とは、1から6までの炭素原
子、より好ましくは1から4までの炭素原子を有するも
のである。
る二官能性の分岐又は直鎖の飽和炭化水素、例えば、メ
チレン(−CH2−)、エチレン(−CH2−CH2−)、プロ
ピレン(−CH2−CH2−CH2−)、2−メチルプロピレン
(−CH2−CH(CH3)−CH2−)、及びヘキシレン等を意
味する。「低級アルキレン」とは、1から6までの炭素
原子、より好ましくは1から4までの炭素原子を有する
ものである。
少なくとも一つの二重結合を有する二官能性の分岐又は
直鎖の炭化水素を意味する。「低級アルケニレン」と
は、2から6までの炭素原子、より好ましくは2から5
までの炭素原子を有するものである。
る分岐又は直鎖のアセチレン性不飽和炭化水素、例え
ば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−
ブチニル、2−ブチニル、オクチニル、デシニル、テト
ラデシニル、及びヘキサデシニル等を意味する。「低級
アルキニル」とは、2から6までの炭素原子、より好ま
しくは2から4までの炭素原子を有するものである。
は上記の通り。)を意味する。従って、アシルは例え
ば、アセチル、プロパノイル(又はプロピオニル)、イ
ソプロパノイル、n−ブタノイル(又はn−ブチリ
ル)、ベンゾイル、フェニルアセチル等を意味する。
「低級アシル」とは、R'が上記に定義した低級アルキル
であるものを意味する。
を示す。「単環式アリール」はフェニル基を示す。適
宜、これらの基は、−(CH2)n−NH2,−(CH2)n−CO
OH,−NO2,ハロゲン又は低級アルキル(ここで、nは0
から6までの整数である。)から選択された5個までの
環置換基で置換される。
式アリーレン」はフェニレン基を示す。これらの基は、
−(CH2)n−NH2,−(CH2)n−COOH,−NO2,ハロゲン
又は低級アルキル(ここで、nは0から6までの整数で
ある。)から選択された4個までの環置換基で置換され
てもよい。
ブロモ、ヨードを示し、通常、有機化合物中の水素原子
のハロ置換に関する。「ハロ」の中で、クロロ及びブロ
モが一般的に好ましく、クロロが一般的により好まし
い。
が起こったり起こらなかったりすることを意味する。例
えば、「適宜置換されたフェニル」とは、フェニルが置
換されるか、又は置換されないことを意味し、即ち、未
置換フェニル及び置換フェニルの両方を含むものであ
る。
用いる。
与をIUPAC又はケミカルアブストラクトサービスで使用
されている従来法に一致させたものである。「ステロイ
ド」とは、このシクロペンタノフェナントレン核を有す
る化合物を意味する。
ある置換基の特異的立体化学的配置を示す。即ち、波線
で示される「アルファ」は、問題となっている位置にあ
る基が当該分子の平面より下にあることを示し、太線で
示される「ベータ」は、問題となっている位置にある基
が当該分子の平面より上にあることを示している。本明
細書中、結合が特に「α」又は「β」と明示されていな
いものは、両方の型を含むものと理解されたい。ただ
し、天然ステロイド分子の立体化学的配置の方が好まし
い。
C及びDと称される。
分子であって、少なくとも一つのヒドロキシ基を含むも
のを意味する。一般的に、本発明のステロールは3位に
単一のヒドロキシ基を含む。
当該化合物、好ましくは約90重量%の当該化合物、最も
好ましくは約99重量%の当該化合物を含有するものであ
る。
基含有ステロイドは以下の一般構造式: [式中、R3はH又はR'CO−(ここで、R'は低級アルキル
又は炭素数5〜7個の単環式アリール、R4、R5及びR6は
独立してH、ヒドロキシ又は低級アルキルである。R3が
Hでない場合は、ヒドロキシ保護基である。典型的には
R3はCH3CO−及びC6H5CO−である。R4、R5及びR6がH及
びOHでない場合は、一般的にメチル、エチルであり、よ
り典型的にはメチルである。]を有する。
物、例えば、酵母ステロール代謝物(スクアレン、ラノ
ステロール、4、4−ジメチルチモステロール等)から
コレスタ−5、7、24−トリエン−3β−オールを単
離、精製するのに特に有用なものである。実際には、共
役ジエン官能基を含まない限り、どのようなステロール
が該混合物中に存在していても良い。前記酵母ステロー
ル代謝混合物に示されているとおり、5、7−ジエン官
能基含有ステロールがそこから単離される組成物に存在
する化合物は二つ又はそれ以上の不飽和度を有していて
も良い。
−R=R−Yを有するジエノフィル(式中、Rは共にN
又はC−Q(ここで、QはH又は共に第三の結合を形成
する。))で処理することである。従って、ジエノフィ
ルは、X−N=N−Y、X−(CQ)=(CQ)−Y又はX
−C≡C−Yという構造式を有する。この型の反応はし
ばしば反応型(1)と称される。X及びYは電子吸引性
基であり、独立して、−COOH,−CHO,−NO2,−CN,−COOR
1,又は−COR1であるか(ここで、R1は低級アルキル基で
ある。)、又は、X及びYが共に結合して−(CO)−Z
−(CO)−架橋を形成している。後者の場合、即ち、X
及びYが共に結合している場合は、Z架橋は、低級アル
キレン、低級アルケニレン、4個までの環置換基を有す
る炭素数5〜7個の単環式アリーレン、−S−,又は−
NR2−(R2は、H、低級アルキル基又は5個までの環置
換基を有する炭素数5〜7個の単環式アリール)であ
る。ここで、環置換基は、−(CO2)n−NH2,−(CH2)
n−COOH,−NH2,ハロゲン又は低級アルキル(ここで、
nは0から6までの整数である。)である。これらのジ
エノフィルは市販されており、又、有機合成化学通常の
知識を有する者であれば容易に合成することができる。
本発明で使用しうるジエノフィルの特定例としては、以
下のものを挙げることができる。
ich Chemical Company,Milwaukee,WI、から入手するこ
とができる。当業者には明らかなように、これらのジエ
ノフィルは従来の方法(例えば、S.W.Moje,P.Beak,J.Or
g.Chem.39(20):2951(1974)及びK.Rufenacht,Helv.C
him.Acta 51:518(1968))を用いて、容易に合成する
ことができる。
に変換されるジエノフィル前駆体を用いる。この型の反
応はしばしば反応型(2)と称される。この方法では、
ステロール混合物をジエノフィル前駆体及び該前駆体を
酸化しうる酸化剤で同時に処理する。ジエノフィル前駆
体は構造式X−NH−NH−Yを有する(式中、X及びYは
前記の通りである。)。かかるジエノフィル前駆体の例
としては、X及びYが共に結合して−(CO)−Z−(C
O)−架橋を形成しているものがある(式中、Zは前記
の通りである。)。好ましくは、Zは2個までの置換基
を有する炭素数5〜7個の単環式アリーレンである。置
換基は−(CO2)n−NH2及び−(CH2)n−COOH(ここ
で、nは0から6までの整数である。)から選択され
る。ジエノフィル前駆体は市販されており、又、有機合
成化学通常の知識を有する者であれば容易に合成するこ
とができる(例えば、H.D.K.Drew及びH.H.Hatt,J.Chem.
Soc.16(1937))。本発明で使用しうるジエノフィル前
駆体の特定例としては、以下のものを挙げることができ
る。
ことの出来る酸化剤であれば如何なるものでも使用しう
る。但し、デイールスアルダー付加物の形成を妨げた
り、他の仕方で、ステロール混合物中のステロール成分
に有害に作用する酸化剤は使用することは出来ない。使
用しうる酸化剤の例としては、過酸化モノ硫酸カリウ
ム、四酢酸鉛、ヨードソベンゼン二酢酸、N−ブロモサ
クシニミド及びt−ブチルハイポクロライトがある。
物を構造式X−R=R−Yを有するジエノフィル、又は
構造式X−NH−NH−Yを有するジエノフィル前駆体及び
酸化剤と処理することにより、デイールスアルダー付加
物が形成される。これらの反応は以下に示す機序で進行
する。
解しうる非反応性、好ましくは極性有機溶媒中で実施さ
れる。反応型(2)において、酸化剤は選択された溶媒
中のステロイド及びジエノフィルの溶液に徐々に添加
し、その操作は比較的低い温度、即ち、10℃又はそれ以
下(氷/水浴によって得られるような0℃から5℃が最
適である。)で実施するのが好ましい。少なくとも約15
分、好ましくは少なくとも約1時間かけて反応を行わせ
る。
アルダー付加物が形成された後、該付加物が反応混合物
から除去され再生され、精製形態で5、7−ジエン官能
基含有ステロイド単離物を与える。該付加物の反応混合
物からの除去は、好ましくはクロマトグラフィ、たとえ
ば、デイールスアルダー付加物が優先的に結合するシリ
カゲルカラムを用いて行われる。デイールスアルダー付
加物の化学的及び物理的性質は、ジエノフィルに存在す
る置換基を操作すること、及びR3を変化させることで変
えることができる。例えば、塩基性置換基である−NH2
−又は−(CH2)n−NH2−等を含有するジエノフィルを
使用することによって、デイールスアルダー付加物に塩
基性を付与することができる。こうして付加物は塩基性
分子となり、酸抽出を行うことで、ステロール混合物か
ら分離することができる。同様に、酸性置換基である−
(CH2)n−COOH又は−COOH等を含有するジエノフィル
を使用することによって、デイールスアルダー付加物に
酸性を付与することができる。こうして付加物は酸性分
子となり、塩基性抽出を行うことで、ステロール混合物
から分離することができる。
物の調製後に、R3に存在する部分を所望の結晶性及び/
又は沈降性を付与しうる官能基に変換することができ
る。例えば、R3に存在するヒドロキシ基はベンゾエート
基に容易に変換され、それによって、該付加物が更に結
晶化しやすく、そしてより容易にステロール混合物から
分離されやすくなる。
加物を、水素化アルミニウムリチウム(LAH)、水素化
ジイソブチルアルミニウム(DiBAL)、Red−Al(登録商
標、Aldrich Chemical Company,Milwaukee,WI、から入
手される、トルエン中の水素化ビス(2−メトキシ−エ
トキシ)アルミニウム溶液)等の還元剤で処理すること
によって達成される。水素化アルミニウムリチウムが特
に好適である。反応は最初は比較的低い温度、即ち、10
℃又はそれ以下(氷/水浴によって得られるような0℃
から5℃が最適である。)で実施し、その後、少なくと
も約30分以降に、少なくとも約50℃で少なくとも数分間
温める。過剰の還元剤及びその塩又は誘導体は、例え
ば、セライトなどを通すフィルターによって除去する。
この反応混合物を蒸発させると5、7−ジエン官能基含
有ステロイドが得られる。
製は、当業者にとって自明の、数多くの技術の何れかを
用いることによって実施される。例えば、メタノール、
エタノール等を用いる再結晶、又は沈降或いはクロマト
グラフィ技術を用いることによって実施される。
5、7、24−トリエン−3β−オールである場合には、
本出願人と同名義の米国出願第07/869、328号(1992年
4月15日出願;「コレスタ−5、7−ジエン−3、25−
ジオール及びその類似体の調製法」、J.Johansson他)
に記載されているように、その単離、精製されたものは
コレスタ−5、7−ジエン−3β、25−ジオールを調製
するために使用しうる。コレスタ−5、7−ジエン−3
β、25−ジオールは生物的に重要なヒドロキシル化プロ
ビタミンD3であり、これは日光又は他の充分に確立され
た光化学手法によって、25−ヒドロキシビタミンD3に変
換される。こうしたビタミンD3誘導体は様々な面で有用
である。例えば、局所用薬剤組成物(皮膚病等の治
療)、経口ビタミン組成物及び食料添加物等である。
ー付加物の形態で保護したまま、5、7−ジエン官能基
含有ステロイドの一つ以上の部位を化学変換することも
できる。例えば、Δ24二重結合は24−アミノ−25−ヒド
ロキシ、24、25−ジヒドロキシ種等に変換することがで
きる。又、ステロイドのA環を化合物が付加物の形態の
ときに酸化することもできる。デイールスアルダー付加
物に対して行いうる化学変換の例は前記米国出願に記載
されている。
(XIX)に一般的に記載されており、以下の具体例を含
むものである。
る。即ち、5、7−ジエン官能基含有ステロイドと反応
性ジエノフィルとの反応の選択性;最初のステロール混
合物からの除去を容易にする、デイールスアルダー付加
物の結晶性;最終精製物の非常に高い収率(70%又はそ
れ以上);製造のための規模拡大の容易性;及びデイー
ルスアルダー付加物の形態での5、7−ジエンの修飾可
能性、である。
これらは本発明の範囲を何等制限するものではないこと
を理解されたい。本発明の範囲における、他の態様、効
果及び変形は当業者にとって、明らかである。
ステロール、4−メチルチモステロール、チモステロー
ル、コレスタ−7、24−ジエン−3β−オール及びコレ
スタ−5、7、24−トリエン−3β−オール(11.0g、
純粋トリエノール、28.8mmol)を含有する粗ステロール
混合物(アムコより入手;50g)のアルゴン下撹拌ジクロ
ロメタン溶液(600ml)に、フタルヒドラジド(アルド
リッチより入手;15.0g、92.5mmol)を加えた。該溶液を
氷/水浴(0℃から5℃)中で冷却した。この冷却溶液
に四酢酸鉛(15.0g、33.9mmol)及び酢酸(1.95ml)の
ジクロロメタン溶液(215ml)を滴下した。添加に要し
た時間は30分であった。0℃から5℃で1.5時間撹拌し
た後、反応混合物を室温で合計4時間撹拌した。硝酸銀
を含浸させたシリカゲル上でのTLCによればトリエノー
ルは存在していなかった。反応混合物をセライトでろ過
し、ジクロロメタン溶液を併せて水、重炭酸ナトリウム
及び更に水で洗浄した。溶媒を蒸発させると黄色の粗生
成物がえられ、これを以下のように精製した。粗生成物
を酢酸エチル及び20%ヘキサンの混合物に溶解し、シリ
カゲル(125g)を通してろ過した。反応しなかった全て
のステロールをカラムから洗い出して、該付加物をヘキ
サン中50%酢酸エチルで溶出した。精製付加物の収率は
14.1g、又は90.4%であった。NMR,IR及び質量分析の結
果は上記構造式と一致した。
3.9g、25.6mmol)の冷却した(0℃から5℃)THF溶液
(300ml)に、THF(80ml、80mmol)中の1M水素化アルミ
ニウムリチウムを滴下した。反応混合物を0℃から5℃
で1時間撹拌した後、60℃で20分温めた。反応混合液を
0℃から5℃までに冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液
を、過剰の水素化アルミニウムリチウムが分解するまで
(〜20ml)滴下した。反応混合物を30分間撹拌した後、
30分間放置した。次に、反応混合液をセライトでろ過
し、アルミニウム及びリチウム塩を除去した。澄んだTH
F溶液を蒸発させると粗トリエノールが濃厚な黄色シロ
ップとして得られた。粗生成物をメタノールから再結晶
して合計7.3g(74.5%)の純粋なコレスタ−5、7、24
−トリエン−3β−オールを得た。融点は114−117℃で
あった。NMR,IR及び質量分析の結果は上記構造式と一致
した。
を有していること(アルドリッチより入手可能)以外
は、実施例1(a)及び実施例1(b)の操作を繰り返
した。こうして得られたデイールスアルダー付加物は残
留中性ステロールからの酸性抽出によって容易に分離で
きた。
を有していること(アルドリッチより入手可能)以外
は、実施例1(a)及び実施例1(b)の操作を繰り返
した。こうして得られたデイールスアルダー付加物は残
留中性ステロールからの塩基性抽出によって容易に分離
できた。
4−トリアゾール−3、5−ジオン(アルドリッチより
入手可能)を使用したこと及び酸化剤は不必要又は使用
しなかったこと以外は、実施例1(a)及び実施例1
(b)の操作を繰り返した。
Claims (16)
- 【請求項1】5、7−ジエン官能基含有ステロールをス
クアレン、ラノステロール、4、4−ジメチルチモステ
ロール、4−メチルチモステロール、チモステロール、
コレスタ−7、24−ジエン−3−オール及びコレスタ−
5、7、24−トリエン−3−オールを含有する酵母ステ
ロール代謝混合物から単離する方法であって、(a)該
混合物を(i)を構造式X−R=R−Yを有するジエノ
フィル[式中、Rは共にN又はC−Q(ここで、QはH
又は共に第三の結合を形成する。)であり、X及びYは
電子吸引性基であり、独立して、−COOH,−CHO,−NO2,
−CN,−COOR1,又は−COR1であるか(ここで、R1は低級
アルキル基である。)、又は、X及びYが共に結合して
−(CO)−Z−(CO)−架橋を形成している(ここで、
Zは低級アルキレン、4個までの環置換基を有する炭素
数5〜7個の単環式アリーレン、又は−NR2−(R2は、
H、低級アルキル基又は5個までの環置換基を有する炭
素数5〜7個の単環式アリール)であり、但し、環置換
基は、−(−CH2)n−NH2,−(CH2)n−COOH,−NO2,
ハロゲン又は低級アルキル(ここで、nは0から6まで
の整数である。)である。)。]で処理し、それによっ
て、5、7−ジエン官能基を含有するステロールをデイ
ールスアルダー付加物に変換し、(b)該デイールスア
ルダー付加物を該混合物から除去し、(c)該デイール
スアルダー付加物を開裂し、5、7−ジエン含有ステロ
ールを再生する還元剤で処理する、ことから成り、5、
7−ジエン官能基含有ステロイドが構造式: [式中、R3は、H又はR'CO−(ここで、R'は低級アルキ
ル基又は炭素数5〜7個の単環式アリール)であり、
R4、R5及びR6は独立してH、又は低級アルキルであ
る。〕を有する、前記方法。 - 【請求項2】ジエノフィルのRは共にNであり、X及び
Yが共に結合して−(CO)−Z−(CO)−架橋を形成
し、Zは−NR2−(R2は、2個までの−(CH2)n−NH2
又は−(−CH2)n−COOH置換基で置換されたフエニ
ル)である、請求の範囲1記載の方法。 - 【請求項3】5、7−ジエン官能基含有ステロールがコ
レスタ−5、7、24−トリエン−3β−オールである、
請求の範囲1記載の方法。 - 【請求項4】デイールスアルダー付加物の除去が結晶化
によって行われる、請求の範囲1記載の方法。 - 【請求項5】デイールスアルダー付加物の除去が沈降に
よって行われる、請求の範囲1記載の方法。 - 【請求項6】デイールスアルダー付加物の除去がクロマ
トグラフィによって行われる、請求の範囲1記載の方
法。 - 【請求項7】5、7−ジエン官能基含有ステロールをス
クアレン、ラノステロール、4、4−ジメチルチモステ
ロール、4−メチルチモステロール、チモステロール、
コレスタ−7、24−ジエン−3−オール及びコレスタ−
5、7、24−トリエン−3−オールを含有する酵母ステ
ロール代謝混合物から単離する方法であって、(a)該
混合物を(i)構造式X−NH−NH−Yを有するジエノフ
ィル前駆体[式中、X及びYは電子吸引性基であり、独
立して、−COOH,−CHO,−NO2,−CN,−COOR1,又は−COR1
であるか(ここで、R1は低級アルキル基である。)、又
は、X及びYが共に結合して−(CO)−Z−(CO)−架
橋を形成している(ここで、Zは低級アルキレン、4個
までの環置換基を有する炭素数5〜7個の単環式アリー
レン、又は−NR2−(R2は、H、低級アルキル基又は5
個までの環置換基を有する炭素数5〜7個の単環式アリ
ール)であり、但し、環置換基は、−(CH2)n−NH2,
−(CH2)n−COOH,−NO2,ハロゲン又は低級アルキル
(ここで、nは0から6までの整数である。)であ
る。)。]及び(ii)該前駆体を酸化しうる酸化剤で処
理し、それによって、5、7−ジエン官能基を含有する
ステロールをデイールスアルダー付加物に変換し、
(b)該デイールスアルダー付加物を該混合物から除去
し、(c)該デイールスアルダー付加物を開裂し、5、
7−ジエン含有ステロールを再生する還元剤で処理す
る、ことから成り、5、7−ジエン官能基含有ステロイ
ドが構造式: [式中、R3は、H又はR'CO−(ここで、R'は低級アルキ
ル基又は炭素数5〜7個の単環式アリール)であり、
R4、R5及びR6は独立してH、又は低級アルキルであ
る。〕を有する、前記方法。 - 【請求項8】ジエノフィル前駆体のX及びYが共に結合
して−(CO)−Z−(CO)−架橋を形成し、Zは、2個
までの−(CH2)n−NH2又は−(CH2)n−COOH置換基
で置換された炭素数5〜7個の単環式アリーレンであ
る、請求の範囲7記載の方法。 - 【請求項9】ジエノフィルがフタルヒドラジドである、
請求の範囲7記載の方法。 - 【請求項10】5、7−ジエン官能基含有ステロールが
コレスタ−5、7、24−トリエン−3β−オールであ
る、請求の範囲7記載の方法。 - 【請求項11】デイールスアルダー付加物の除去が結晶
化によって行われる、請求の範囲7記載の方法。 - 【請求項12】デイールスアルダー付加物の除去が沈降
によって行われる、請求の範囲7記載の方法。 - 【請求項13】デイールスアルダー付加物の除去がクロ
マトグラフィによって行われる、請求の範囲7記載の方
法。 - 【請求項14】酸化剤が、過酸化モノ硫酸カリウム、四
酢酸鉛、ヨードベンゼン二酢酸、N−ブロモサクシニミ
ド又はt−ブチルハイポクロライトである、請求の範囲
7記載の方法。 - 【請求項15】酸化剤が四酢酸鉛である、請求の範囲14
記載の方法。 - 【請求項16】コレスタ−5、7、24−トリエン−3−
オールをスクアレン、ラノステロール、4、4−ジメチ
ルチモステロール、4−メチルチモステロール、チモス
テロール、コレスタ−7、24−ジエン−3−オール及び
コレスタ−5、7、24−トリエン−3−オールを含有す
る酵母ステロール代謝混合物から単離する方法であっ
て、(a)該混合物をフタルヒドラジド及びフタルヒド
ラジドを酸化しうる量の四酢酸鉛で処理し、それによっ
て、コレスタ−5、7、24−トリエン−3−オールをデ
イールスアルダー付加物に変換し、(b)(a)の該反
応混合物をシリカゲルカラムにかけ、該デイールスアル
ダー付加物以外の全ての該反応混合物成分を除去しうる
溶媒系で溶出し、(c)該デイールスアルダー付加物を
カラムから除去し、(d)該デイールスアルダー付加物
を水素化リチウムアルミニウムで処理し、該付加物を開
裂して、コレスタ−5、7、24−トリエン−3−オール
を単離形態で再生する、ことから成る前記方法。
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