JP3358716B2 - ウェーハ研磨装置及び方法 - Google Patents

ウェーハ研磨装置及び方法

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JP3358716B2 JP31010798A JP31010798A JP3358716B2 JP 3358716 B2 JP3358716 B2 JP 3358716B2 JP 31010798 A JP31010798 A JP 31010798A JP 31010798 A JP31010798 A JP 31010798A JP 3358716 B2 JP3358716 B2 JP 3358716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板、例えばシリ
コンウェーハ等の半導体ウェーハや石英マスク基板等の
石英薄板等(本明細書ではこれらの薄板をウェーハと総
称する)の片面に効率的に研磨加工を施すウェーハ研磨
装置及び方法に関する。
【0002】
【関連技術】半導体デバイスの集積度向上に伴ない、半
導体材料である半導体ウェーハ、例えばシリコンウェー
ハには高い平坦性が求められている。さらに、半導体デ
バイスの製造原価低減のため、半導体ウェーハの表面を
低コストで研磨することが求められている。
【0003】図14は従来のウェーハ研磨装置10の断
面的概略説明図である。同図において、半導体ウェーハ
Wは研磨ヘッド11を構成するプレートあるいは研磨ヘ
ッドの下に配置されたプレート(ウェーハ保持板)12
表面にワックス等により接着され、所定の研磨荷重で研
磨布14に押し付けられ、ノズル16からの研磨剤18
の供給を受け、所定の速度で回転する定盤20表面に貼
られた研磨布14との間に生じる摺擦運動によりウェー
ハW表面は鏡面に加工される。
【0004】定盤20と定盤受け22はボルト等で固く
固定され、両者の間に形成された空隙24には、研磨布
14とウェーハWの摺擦運動で発生する摩擦熱を除去す
るため、ロータリージョイント26経由で冷却水28が
供給されている。図14において、30は研磨剤18の
回収樋、32は研磨剤18の貯留タンク、34はポン
プ、36は貯留タンク32とポンプ34を接続する接続
パイプ、38はポンプ34とノズル16とを接続する循
環パイプである。
【0005】鏡面研磨においてウェーハに賦与する最も
重要な品質は平坦性であるが、近年の半導体デバイスの
高集積化に伴い、その要求は益々高度になっている。
【0006】ウェーハは上面側はプレートに、下面側は
研磨布に狭まれて加工されているため、平坦性の高いウ
ェーハを得るには、プレートの表面が平坦であること、
研磨布は均等な厚さと均等な弾性を有し荷重によりウェ
ーハが押し付けられた際、ウェーハと研磨布の接触圧
力、即ち研磨圧力が均等となること、並びに研磨布が貼
られている定盤の表面が平坦であることが必要である。
【0007】このウェーハ研磨装置は、研磨ヘッドの構
造の違いによって毎葉式とバッチ式の2種類のタイプに
大別される。
【0008】毎葉式ウェーハ研磨装置40は、図15に
示すごとく、ウェーハWの1枚毎に1枚のウェーハ保持
板12、1基の加圧機構13が対応する構成を有してい
る。図15において、定盤20及び研磨布14の上方に
は研磨ヘッド11が上下動可能に対向して設けられてい
る。該研磨ヘッド11には空気室41を介在してウェー
ハ保持板12が設けられている。該ウェーハ保持板12
の下面にはウェーハWが着脱可能に保持される。
【0009】該研磨ヘッド11は、軸42の下端に取り
付けられている。該軸42の内部には上端に取り付けら
れたロータリージョイント44を介してウェーハ吸着用
空気ライン46及び空気室加圧用空気ライン48が内蔵
されている。50は該研磨ヘッド11を該軸42を介し
て昇降するためのエアシリンダで、フレーム52上に設
置されている。53は軸42を摺動自在に支持する軸受
け部である。
【0010】1台の研磨装置で同時に研磨されるウェー
ハの枚数は、図16に示すように、軸42の設置本数に
応じて増減する。図16(a)は1軸の場合、図16
(b)は2軸の場合及び図16(c)は6軸の場合をそ
れぞれ示す。
【0011】この毎葉式ウェーハ研磨装置40の長所
は、ウェーハWの1枚毎に制御ができるため、ウェーハ
Wの高平坦性が得やすく、装置が比較的コンパクトな点
である。
【0012】この毎葉式ウェーハ研磨装置40の短所
は、1軸の研磨ヘッド11を搭載した研磨装置において
も、定盤、フレーム等は一式必要であり、ウェーハWの
1枚当たりの研磨装置の単価は高価となってしまうこと
である。
【0013】この欠点を解消せんとして、研磨ヘッドを
多軸搭載すると、ウェーハ1枚あたりの定盤、フレーム
等の単価は低下するが、研磨ヘッドの単価は同じであ
り、かつ研磨ヘッドに公転運動を与える機構を追加する
必要が生じる場合もあり、この費用を含めるとウェーハ
1枚当たりの研磨装置の単価は低下しても後述するバッ
チ式ウェーハ研磨装置のコストには及ばない。
【0014】毎葉式ウェーハ研磨装置であっても、研磨
布とウェーハを摺擦しつつコロイダルシリカを加工液と
して供給するという材料除去の原理並びに品質上の要請
から加工条件は後述するバッチ式ウェーハ研磨装置と同
じであるので、加工時間もバッチ式と同じであり、加工
時間短縮による生産性向上効果はない。
【0015】ウェーハを大量生産する場合、毎葉式にお
いては研磨機1台当りの処理枚数がバッチ式に比べて少
ないので、多数の研磨装置が必要となる。このため広い
設置空間が必要となリ、設置空間を確保するための建設
費が高価となる。即ち、上記に示したように、製造コス
トでは、毎葉式はバッチ式に劣るものである。
【0016】バッチ式ウェーハ研磨装置60は、図17
に示すごとく、ウェーハWの多数枚を1枚のウェーハ保
持板12に配し、ウェーハ保持板1枚当り1基の加圧機
構でウェーハ研磨用の荷重を賦与する構成を有してい
る。図17において、定盤20及び研磨布14の上方に
は研磨ヘッド11がフレーム52に設置されたエアシリ
ンダ50により上下動可能に対向して設けられている。
【0017】該研磨ヘッド11には、ウェーハ保持板1
2を経由してウェーハWに荷重を賦与する手段として、
デッドウェイト70が設けてある。ウェーハ保持板12
の外縁に接して、センターローラ54と、ガイドローラ
56が配してあり、図18に示すように複数個のウェー
ハ保持板12に回転を行わせるように作用する。
【0018】この装置60においてウェーハWは次のよ
うに研磨される。ウェーハWは、ウェーハ保持板12の
表面にワックスで接着されたうえで、ウェーハWが研磨
布14に接するように研磨装置に仕込まれる。研磨ヘッ
ド11が下降し、デッドウェイト70がウェーハ保持板
12に載置し、ウェーハWと研磨布14の間には研磨圧
力が発生する。
【0019】研磨剤を供給しつつ定盤20を回転駆動す
ると、ウェーハWと研磨布14との間の摩擦力に起因し
て、ウェーハ保持板12には回転運動、即ちウェーハW
と研磨布14との間に相対運動が発生し、ウェーハWは
研磨される。
【0020】バッチ式ウェーハ研磨装置60の長所は、
前記した枚葉式ウェーハ研磨装置40の短所の説明と逆
のことが言え、結論として、製造コストではバッチ式は
毎葉式に優るものである。
【0021】バッチ式ウェーハ研磨装置60は、下記の
ように外乱(理想状態からのへだたり)の影響を受け、
毎葉式ウェーハ研磨装置40と比較し、ウェーハWの平
坦性が得にくいという短所がある。
【0022】外乱:研磨工程に供給される材料のウェ
ーハの厚さにはバラツキ(数μm程度)が存在する。こ
のため、保持板には異なる厚さのウェーハが混在し貼り
付けられる。この様な状態でウェーハを研磨すると、図
19に示すように、ウェーハ間並びにウェーハ面内で研
磨条件の変動が発生し平坦なウェーハを得ることはでき
ない。
【0023】外乱:ウェーハ保持板は高剛性であり、
研磨荷重が加わっても弾性変形せず平坦性が維持されて
いることが望ましい。材質としては、パイレックスガラ
ス(ホウケイ酸ガラス)、Al2 3 セラミック等の剛
性の高いものが選ばれている。高剛性という観点では板
厚が大きい程好ましいが、重く取り扱いが困難になると
いう欠点、あるいは製作できる板厚に限度がある点等か
ら自ら制限される。したがって、ウェーハ保持板の剛性
は理想状態と比べると不充分であり、ウェーハ保持板は
弾性変形する。図20には、ウェーハ保持板に加わる荷
重が等分布荷重の場合の弾性変形の概念図を示すが、こ
のような状態ではウェーハを平坦に研磨することはでき
ない。
【0024】外乱:ウェーハは保持板と研磨布が貼ら
れた定盤に挟持されて研磨加工を受けるため、平坦なウ
ェーハを得るには両者共に平坦でなければならない。と
ころが、最近のウェーハの大口径化に伴ない、保持板の
直径、定盤の直径は共に大きくなり平坦化加工が困難に
なりつつある。図21には、定盤の平坦性が悪い場合を
示すが、ウェーハ表面の研磨条件が不均等になり、平坦
性加工の困難さが増大する。
【0025】前記バッチ式ウェーハ研磨装置に示した外
乱が、毎葉式ウェーハ研磨装置においてはどのように影
響するかを対比して説明する。
【0026】外乱:材料ウェーハに厚さバラツキが存
在しても、毎葉式ウェーハ研磨装置ではウェーハ単位で
処理されるので、他のウェーハとの相互干渉はなく、ウ
ェーハは平坦に研磨される。
【0027】外乱:図22に示す毎葉式ウェーハ研磨
装置の研磨ヘッドの場合、ウェーハ保持板の両面の荷重
は、等分布であり、かつ局所的にも打ち消し合うためウ
ェーハ保持板は弾性変形せず、ウェーハは平坦に研磨さ
れる。
【0028】外乱:定盤の平坦性が悪くても、図23
に示されるように、毎葉式ウェーハ研磨装置では、ウェ
ーハは定盤の平坦性に応じて傾斜動するためウェーハは
平坦に研磨される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、毎葉式ウェーハ
研磨装置における製造コストが高いという欠点並びにバ
ッチ式ウェーハ研磨装置における研磨ウェーハの平坦性
が低いという欠点を解決し、毎葉式ウェーハ研磨装置に
おける研磨ウェーハの平坦性が高いという利点並びにバ
ッチ式ウェーハ研磨装置における製造コストが低いとい
う利点を兼ね備えたウェーハ研磨装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のウェーハの研磨装置は、ウェーハ保持板に
保持されたウェーハを、定盤に貼着された研磨布に、荷
重手段によって所定の研磨荷重で押圧することによっ
て、該ウェーハの片面に研磨加工を施すウェーハ研磨装
置であって、該ウェーハ保持板が、ウェーハを保持する
複数個のウェーハ保持部と、該複数個のウェーハ保持部
を一体的に接続する接続板部とからなり、該ウェーハ保
持部を上記ウェーハ保持板の高剛性領域にかつ該接続板
部を上記ウェーハ保持板の低剛性領域にそれぞれ形成
し、かつ該複数個のウェーハ保持部に該研磨荷重を均等
に分布させる荷重均等分布手段を設けたことを特徴とす
る。
【0031】前記ウェーハ保持部の板厚を厚く、前記接
続板部の板厚を薄くすることによって、該ウェーハ保持
部を高剛性領域とし、該接続板部を低剛性領域とするこ
とが可能である。
【0032】前記接続板部に貫通孔を穿設することによ
って、該接続板部を低剛性領域とすることもできる。
【0033】前記複数個のウェーハ保持部の板厚が同一
で、かつ該ウェーハ保持部の全ての上下両面はそれぞれ
同一平面上に存在し、かつそれらの両面とも前記接続板
部の上下両面よりも外方に変位突出して設ける構成を採
用することもできる。
【0034】前記ウェーハ保持部をAl2 3 セラミッ
クやSiCセラミック等の高剛性材料で、前記接続板部
をホウケイ酸ガラス(パイレックスガラス)等の耐熱性
ガラスやエポキシ樹脂又はポリ四フッ化エチレン樹脂
(テフロン樹脂)等の合成樹脂等の低剛性材料で形成す
るのが好適である。
【0035】前記荷重均等分布手段は、ウェーハ保持板
のウェーハと接する面と反対の面に荷重が均等に分布す
るように作用するもので、この荷重均等分布手段として
は、前記荷重手段と前記ウェーハ保持板の間に介在させ
た粘弾性体材料を用いることができる。
【0036】前記粘弾性体材料としては、天然ゴム又は
合成ゴムからなるゴムシート又は発泡ゴムシート等をあ
げることができる。
【0037】前記荷重均等分布手段としては、前記荷重
手段と前記ウェーハ保持板の間に介在させたバネ手段等
の弾性体材料を用いることもできる。
【0038】前記荷重均等分布手段としては、前記荷重
手段と前記ウェーハ保持板の間に介在させた水や空気等
の流体材料を用いることもできる。
【0039】本発明のウェーハ研磨方法は、ウェーハ保
持板に保持されたウェーハを定盤に貼着された研磨布に
所定の研磨荷重で押圧することによって、該ウェーハの
片面に研磨加工を施すウェーハ研磨方法であって、上記
した本発明のウェーハ研磨装置を用い、複数枚のウェー
ハに荷重を均等に分布し押圧することによって各ウェー
ハを均等に研磨するようにしたことを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面中、図1〜図13に基づいて説明する。図1〜図
13において、図14〜図23と同一部材又は類似部材
は同一符号で示すことがある。
【0041】図1は本発明のウェーハ研磨装置の一つの
実施の形態の要部の断面的側面説明図である。図2は図
1の概略上面図である。図3はウェーハ保持板の1例を
示す平面図である。図4は図3のウェーハ保持板の要部
の拡大断面説明図である。図5はウェーハ保持板の他の
例を示す平面図である。図6は図5のウェーハ保持板の
要部の拡大断面説明図である。
【0042】図7はウェーハ厚さ変動に対する本発明の
ウェーハ保持板の緩衝作用を概念的に示す側面概略説明
図である。図8は本発明のウェーハ保持板の定盤面への
追従作用を概念的に示す側面概略説明図である。図9は
ウェーハ保持部に作用する力とウェーハの平坦性の関係
を説明する側面的説明図で、(a)は荷重がウェーハ保
持部の重心に作用する場合を示し、(b)は荷重がウェ
ーハ保持部の重心に作用しない場合を示す。
【0043】図10はウェーハ保持板の別の例を示す断
面的説明図で、(a)はウェーハ保持部と接続板部との
板厚が同一の場合を示し、(b)は接続板部の板厚が薄
い場合を示す。図11は荷重均等分布手段として粘弾性
体材料を用いる場合の3つの取りつけ例を示す断面的説
明図で、(a)は第1の例、(b)は第2の例及び
(c)は第3の例をそれぞれ示す。図12は荷重均等分
布手段として弾性体材料を用いた場合の取りつけ例を示
す断面的説明図である。図13は荷重均等分布手段とし
て流体材料を用いた場合の取りつけ例を示す断面的説明
図である。
【0044】図1において、10aは本発明に係るウェ
ーハ研磨装置で、ウェーハ保持板12に保持された複数
枚のウェーハWを定盤20に貼着された研磨布14に、
荷重手段(図示例ではデッドウェイト)70によって所
定の研磨荷重で押圧することによって、複数枚のウェー
ハWのそれぞれの片面に同時に研磨加工を施す。72は
荷重手段70を受ける荷重受け部である。74は該荷重
受け部72とウェーハ保持板12との間に介在せしめら
れた荷重均等分布手段である。
【0045】該ウェーハ保持板12は、ウェーハWを保
持する複数個(図示例では4個)のウェーハ保持部12
aと、該複数個のウェーハ保持部12aを一体的に接続
する接続板部12bとを有している。該ウェーハ保持部
12aは高剛性領域にかつ該接続板部12bは撓性を有
する低剛性領域にそれぞれ形成されている。
【0046】図1及び図2において、54はセンターロ
ーラ、56はガイドローラである。図2に示したよう
に、これらのローラ54、56の作用によってウェーハ
保持板12は定盤20上で自転する。したがって、該ウ
ェーハ保持板12の下面側に保持されたウェーハWは研
磨布14上を公転及び自転をしつつ摺擦せしめられ研磨
される。
【0047】該ウェーハ保持板12のうち、ウェーハW
と接するウェーハ保持部12aは剛性の高い領域であり
変形し難いが、接続板部12bは剛性が低い領域として
あるので変形しやすい。このため、ウェーハ保持板12
に生じる変形は、ほとんど全て低剛性領域である接続板
部12bに出現することになる。
【0048】ウェーハをウェーハ保持部へ保持する際に
若干の位置決め誤差が存在することを考慮し、ウェーハ
保持部12aはウェーハWより若干(直径で5mm程
度)大きくする。またウェーハ保持板12への荷重の伝
達は、ウェーハ保持板12の変形を少なくするため、剛
性の高いウェーハ保持部12aに限定される。
【0049】荷重手段70をウェーハ保持板12に伝達
している荷重均等分布手段74としては、例えば、図1
1に示すように粘弾性体材料74aが用いられるが、こ
の粘弾性体材料74aは軟く、圧縮変形量が10μm程
度変動しても、圧縮応力の変動は僅く少ないものであ
る。
【0050】上記した構成とすることにより、ウェーハ
の平坦性を得るうえで、次の3つの利点がある。
【0051】利点:図7に示すように、厚さに差異の
あるウェーハWを保持したウェーハ保持板12であって
も、変形は低剛性領域の接続板部12bに出現し、ウェ
ーハWと接する高剛性領域のウェーハ保持部12aは変
形することはなく、その平坦性は維持される。よって、
ウェーハWは平坦性良く研磨される。また、材料ウェー
ハの厚さの差異は大きくても10μm以下であるので、
粘弾性体材料等から構成される荷重均等分布手段74に
生じる圧縮応力のバラツキは僅かである。このためウェ
ーハWが研磨布14を押し付ける圧力、即ち、研磨圧力
のバラツキも僅かである。よって、ウェーハW間での研
磨のされ方の差異も僅かであり、品質に差異を生じるこ
とはない。
【0052】利点:ウェーハ保持板12の高剛性領域
のウェーハ保持部12がウェーハWと粘弾性体材料等か
ら構成される荷重均等分布手段74とから受ける力は、
方向が反対で、ほぼ等分布荷重であり、さらに力の作用
領域もほぼ一致する。このため高剛性領域のウェーハ保
持部12aは剛性が高いこともあり、変形することはな
い。よってウェーハWは高平坦に研磨される。
【0053】利点:定盤20の表面が完全な平坦面で
なくとも、ウェーハWが保持されている高剛性領域のウ
ェーハ保持部12aは可動性が高いため、ウェーハWは
定盤20の表面の凹凸に追従する。このため、高平坦な
ウェーハWが得られる。
【0054】上記3つの利点に示したように、1枚1枚
のウェーハは相互に干渉することなく独立に動くことが
できる。これは毎葉式ウェーハ研磨装置における動きと
同じである。このため高い平坦性を得ることができる。
【0055】次に製造コストに大きな影響を及ぼす研磨
装置1台当りの処理量について、本発明のウェーハ研磨
装置10aを用いる場合について説明する。
【0056】ウェーハWを保持する高剛性領域のウェー
ハ保持部12aはウェーハ保持板12内に密に配置され
ている。ウェーハとW高剛性領域のウェーハ保持部12
aは、ほぼ同じ寸法であるので、バッチ式ウェーハ研磨
装置60におけるウェーハWのウェーハ保持板12への
充填密度とほぼ同等にできる。さらに、ウェーハ保持板
12の定盤20上への充填密度もバッチ式ウェーハ研磨
装置60と同等にできる。即ち、研磨装置1台当りで処
理できるウェーハWの枚数はバッチ式ウェーハ研磨装置
60と同等である。
【0057】また、本発明のウェーハ研磨装置10aの
構成はウェーハ保持板12とウェーハ保持板12への押
圧機構が前述したバッチ式ウェーハ研磨装置60とは異
なるが、他の構成部分は同じである。よって、本発明の
ウェーハ研磨装置10aの価格もバッチ式ウェーハ研磨
装置の価格とほぼ同等である。
【0058】また、本発明のウェーハ研磨装置10aの
寸法、即ち、設置スペースもバッチ式ウェーハ研磨装置
のそれとほぼ同等である。従って、本発明のウェーハ研
磨装置10aにおけるウェーハの製造コストはバッチ式
ウェーハ研磨装置と大差ない。このように本発明のウェ
ーハ研磨装置10aは、毎葉式ウェーハ研磨装置におけ
る平坦性が高いという利点とバッチ式ウェーハ研磨装置
における製造コストが低いという利点を共に持つことが
できる。
【0059】また、本発明装置においては、ウェーハ保
持板12の高剛性領域のウェーハ保持部12aに作用す
る力の平衡とウェーハの平坦性に関しては、毎葉式ウェ
ーハ研磨装置の場合と同様な注意が必要である。即ち、
粘弾性体材料などからなる荷重均等分布手段74から高
剛性領域のウェーハ保持部12aに作用する力の合力
は、ウェーハ表面の重心位置、即ち真円形状ウェーハの
場合は、ウェーハの中心、またオリエンテーションフラ
ット付ウェーハの場合はウェーハの中心より若干オリエ
ンテーションフラットと反対側の位置を通るように作用
しなければならない。
【0060】重心位置に作用する場合は、ウェーハWと
研磨布14間に発生する研磨圧力はウェーハW面内で均
等に分布し、ウェーハWの平坦性にとって好ましい〔図
9(a)〕が、重心位置に作用しない場合は、研磨圧力
は不均等となり、ウェーハの平坦性は悪化(テーパーの
発生)してしまう〔図9(b)〕。
【0061】上記したウェーハ保持板12の構造とし
て、図3及び図4に示すごとく、ウェーハ保持部12a
の板厚を厚くすることにより高剛性領域を形成し、その
周辺部、即ち接続板部12bの板厚を薄くすることによ
り低剛性領域を形成することができる。
【0062】また、接続板部12bについては、接続板
部12bの表裏に貫通する孔を形成すること、例えば、
図5及び図6に示すごとく、高剛性領域であるウェーハ
保持部12aの近接する個所に孔12cを開けることに
より、低剛性領域である接続板部12bの剛性をより減
らすことができる。
【0063】上記したウェーハ保持板12の別の構造と
して、複数の高剛性領域であるウェーハ保持部12aの
板厚は同一であり、かつ複数の高剛性領域であるウェー
ハ保持部12aのウェーハWと接する面並びにその反対
面はそれぞれ同一平面上に存在しその両面とも低剛性領
域である接続板部12bの両面よりも外方に変位突出し
ている構成が好適である(図4及び図6)。
【0064】上記ウェーハ保持部12aのウェーハWと
接する面が同一平面でなければならない理由は、ウェー
ハWを介して定盤20面と接するのであるから当然であ
る。該ウェーハ保持部12aの板厚が同一でなければな
らない理由は、保持したウェーハWの全てを同じ条件で
加工するために必要であり、また、ウェーハ保持板12
は定盤20と荷重手段70に挟まれて使用するためウェ
ーハ研磨装置の製作上都合が良い。
【0065】上記ウェーハ保持部12aのウェーハWと
接する面が低剛性領域である接続板部12bより突出し
ていると、ウェーハ保持板12の洗浄時に、ウェーハW
と接する面は清浄となりやすい。粘弾性体材料等からな
る荷重均等分布手段74と接する面が低剛性領域の接続
板部12bより突出していると、図1に示すようなウェ
ーハ研磨装置においては、粘弾性体材料等からなる荷重
均等分布手段74とウェーハ保持板12の位置が少々変
動しても、高剛性のウェーハ保持部12aに加わる荷重
は変動しないという利点がある。
【0066】前記ウェーハ保持板12として、ウェーハ
Wと接する高剛性領域のウェーハ保持部12aを剛性の
高い材質、例えば、Al2 3 セラミック又はSiCセ
ラミック等で、低剛性領域の接続板部12bを剛性の低
い材質、例えば、パイレックス(ホウケイ酸ガラス)等
の耐熱性ガラス、エポキシ樹脂又はポリ四フッ化エチレ
ン樹脂(テフロン樹脂)等で形成することもできる。
【0067】前記した荷重均等分布手段74として、荷
重手段70とウェーハ保持板12の間に、ゴムシート、
発泡ゴムシート等の粘弾性体材料74aを介在させるこ
とができる(図11)。
【0068】この粘弾性体材料74aを介在させる態様
としては、図11に示したように3種類をあげることが
できる。図11(a)には、粘弾性体材料74aを荷重
受け部72の下面全面に固着した例を図示したが、この
場合は粘弾性体材料74aとウェーハ保持板12との間
に位置ずれが生じても、この位置ずれは許容できるもの
であり、特別の問題はない。
【0069】図11(b)には、粘弾性体材料74aを
ウェーハ保持部12aの上面に固着した例を図示した
が、この場合はウェーハ保持板12を洗浄する際に、こ
の粘弾性体材料74aが洗浄の障害となる不利がある。
【0070】図11(c)には、粘弾性体材料74aを
荷重受け部72の下面のウェーハ保持部12aに対応す
る部分のみに固着した例を図示したが、この場合は粘弾
性体材料74aとウェーハ保持板12との間に位置ずれ
が生じると、研磨圧力はウェーハ面内で不均等となりウ
ェーハの平坦性が悪化するため、粘弾性体材料74aの
固着位置の位置合わせは正確に行う必要がある。
【0071】また、前記荷重均等分布手段74として、
荷重手段70とウェーハ保持板12の間に、バネ等の弾
性体材料74bを介在させることもできる。
【0072】さらに、前記荷重均等分布手段74とし
て、荷重手段70とウェーハ保持板12の間に、水、空
気等の流体材料74cを介在させることもできる(図1
3)。特に水は、非圧縮性であるため、密閉空間に封入
するのみで使用でき好適である。
【0073】図13において、74dは該流体材料74
cの下面側に設けられたゴムシートなどの粘弾性体シー
トで、荷重を均等に分布するにあたって補助的に作用す
るものである。
【0074】なお、本発明のウェーハ研磨装置に対して
は、本発明の技術思想を逸脱しない限り、図示例以外に
も種々の変形が可能であるが、例えば、既存のバッチ式
ウェーハ研磨装置、毎葉式ウェーハ研磨装置に用いられ
ている技術を本発明の目的に合わせて取捨選択すればよ
い。
【0075】図1には、ウェーハ保持板12を研磨装置
10aの特定位置に保持する方法としては、ガイドロー
ラ56とセンターローラ54による技術、ウェーハ保持
板12を自転させる方法としては、定盤つれ廻り技術、
荷重を賦与する方法としては、デッドウェイトによる技
術及びウェーハを保持する方法としてはワックスで接着
する技術を示してあるが、ウェーハ保持板12と荷重受
け部72を機械的に結合する技術、強制的な自転技術、
エアシリンダーで押し付ける技術及びウェーハ保持部に
達する真空回路を形成することにより真空で吸着技術な
どが採用できることはいうまでもない。
【0076】上記説明では、シリコンウェーハ等の半導
体ウェーハの研磨について説明したが、本発明が半導体
ウェーハ以外の薄板、例えば、石英マスク基板等の石英
薄板等にも適用可能なことは勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のウェーハ研
磨装置は、その製造コストが低く、かつ平坦性の高い状
態でウェーハの研磨を行うことができるという効果を奏
する。本発明のウェーハ研磨方法によれば、研磨荷重を
均等に分布した状態でウェーハの研磨を行うことがで
き、平坦性の高いウェーハを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウェーハ研磨装置の一つの実施の形
態の要部の断面的側面説明図である。
【図2】 図1の概略上面図である。
【図3】 ウェーハ保持板の1例を示す平面図である。
【図4】 図3のウェーハ保持板の要部の拡大断面説明
図である。
【図5】 ウェーハ保持板の他の例を示す平面図であ
る。
【図6】 図5のウェーハ保持板の要部の拡大断面説明
図である。
【図7】 ウェーハ厚さ変動に対する本発明のウェーハ
保持板の緩衝作用を概念的に示す側面概略説明図であ
る。
【図8】 本発明のウェーハ保持板の定盤面への追従作
用を概念的に示す側面概略説明図である。
【図9】 ウェーハ保持部に作用する力とウェーハの平
坦性の関係を説明する側面的説明図で、(a)は荷重が
ウェーハ保持部の重心に作用する場合を示し、(b)は
荷重がウェーハ保持部の重心に作用しない場合を示す。
【図10】 ウェーハ保持板の別の例を示す断面的説明
図で、(a)はウェーハ保持部と接続板部との板厚が同
一の場合を示し、(b)は接続板部の板厚が薄い場合を
示す。
【図11】 荷重均等分布手段として粘弾性体材料を用
いる場合の3つの取りつけ例を示す断面的説明図で、
(a)は第1の例、(b)は第2の例及び(c)は第3
の例をそれぞれ示す。
【図12】 荷重均等分布手段として弾性体材料を用い
た場合の取りつけ例を示す断面的説明図である。
【図13】 荷重均等分布手段として流体材料を用いた
場合の取りつけ例を示す断面的説明図である。
【図14】 従来のウェーハ研磨装置の1例を示す断面
的側面概略説明図である。
【図15】 毎葉式ウェーハ研磨装置の要部の1例を示
す断面的側面概略説明図である。
【図16】 毎葉式ウェーハ研磨装置における軸の設置
本数に応じた定盤とウェーハ保持板の配置関係を示す説
明図で、(a)は1軸の場合、(b)は2軸の場合、
(c)は6軸の場合をそれぞれ示す。
【図17】 バッチ式ウェーハ研磨装置の要部の1例を
示す断面的側面概略説明図である。
【図18】 バッチ式ウェーハ研磨装置における定盤と
ウェーハ保持板の配置関係を示す説明図である。
【図19】 バッチ式ウェーハ研磨装置によって厚さの
異なるウェーハを研磨した場合の概念的側面説明図で、
(a)はウェーハ接着状態、(b)は研磨開始時、
(c)は研磨終了時をそれぞれ示す。
【図20】 バッチ式ウェーハ研磨装置におけるウェー
ハ保持板の変形によるウェーハ平坦度の悪化状態を示す
側面的説明図で、(a)はウェーハ接着状態、(b)は
研磨時をそれぞれ示す。
【図21】 バッチ式ウェーハ研磨装置における定盤の
平坦性が悪い場合の研磨状態を示す側面的説明図であ
る。
【図22】 毎葉式ウェーハ研磨装置におけるウェーハ
保持板の弾性変形の影響を示す説明図である。
【図23】 毎葉式ウェーハ研磨装置における定盤の平
坦性が悪い場合の研磨状態を示す側面的説明図である。
【符号の説明】
10:従来のウェーハ研磨装置、10a:本発明のウェ
ーハ研磨装置、12:ウェーハ保持板、12a:ウェー
ハ保持部、12b:接続板部、12c:孔、14:研磨
布、20:定盤、40:毎葉式ウェーハ研磨装置、5
4:センターローラ、56:ガイドローラ、60:バッ
チ式ウェーハ研磨装置、70:荷重手段、72:荷重受
け部、74:荷重均等分布手段、74a:粘弾性体材
料、74b:弾性体材料、74c:流体材料、W:ウェ
ーハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 37/00 B24B 37/04 B24B 41/06 B24B 13/005 B24B 7/20 - 7/24 H01L 21/304

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハ保持板に保持されたウェーハ
    を、定盤に貼着された研磨布に、荷重手段によって所定
    の研磨荷重で押圧することによって、該ウェーハの片面
    に研磨加工を施すウェーハ研磨装置であって、該ウェー
    ハ保持板が、ウェーハを保持する複数個のウェーハ保持
    部と、該複数個のウェーハ保持部を一体的に接続する接
    続板部とからなり、該ウェーハ保持部を上記ウェーハ保
    持板の高剛性領域にかつ該接続板部を上記ウェーハ保持
    板の低剛性領域にそれぞれ形成し、かつ該複数個のウェ
    ーハ保持部に該研磨荷重を均等に分布させる荷重均等分
    布手段を設けたことを特徴とするウェーハ研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記ウェーハ保持部の板厚を厚く、前記
    接続板部の板厚を薄くすることによって、該ウェーハ保
    持部を高剛性領域とし、該接続板部を低剛性領域とした
    ことを特徴とする請求項1記載のウェーハ研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記接続板部に貫通孔を穿設することに
    よって、該接続板部を低剛性領域としたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のウェーハ研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個のウェーハ保持部の板厚が同
    一で、かつ該ウェーハ保持部の全ての上下両面はそれぞ
    れ同一平面上に存在し、かつそれらの両面とも前記接続
    板部の上下両面よりも外方に変位突出して設けたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のウェーハ
    研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記ウェーハ保持部を高剛性材料で、前
    記接続板部を低剛性材料で形成したことを特徴とする請
    求項1記載のウェーハ研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記高剛性材料がAl2 3 セラミック
    又はSiCセラミックであり、前記低剛性材料が耐熱性
    ガラス又は合成樹脂であることを特徴とする請求項5記
    載のウェーハ研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記耐熱性ガラスがホウケイ酸ガラスで
    あり、前記合成樹脂がエポキシ樹脂又はポリ四フッ化エ
    チレン樹脂であることを特徴とする請求項6記載のウェ
    ーハ研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記荷重均等分布手段が、前記荷重手段
    と前記ウェーハ保持板の間に介在させた粘弾性体材料で
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載
    のウェーハ研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記粘弾性体材料が、天然ゴム又は合成
    ゴムからなるゴムシート又は発泡ゴムシートであること
    を特徴とする請求項8記載のウェーハ研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記荷重均等分布手段が、前記荷重手
    段と前記ウェーハ保持板の間に介在させた弾性体材料で
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載
    のウェーハ研磨装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性体材料が、バネ手段であるこ
    とを特徴とする請求項10記載のウェーハ研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記荷重均等分布手段が、前記荷重手
    段と前記ウェーハ保持板の間に介在させた流体材料であ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の
    ウェーハ研磨装置。
  13. 【請求項13】 前記流体材料が、水又は空気であるこ
    とを特徴とする請求項12記載のウェーハ研磨装置。
  14. 【請求項14】 ウェーハ保持板に保持されたウェーハ
    を定盤に貼着された研磨布に所定の研磨荷重で押圧する
    ことによって、該ウェーハの片面に研磨加工を施すウェ
    ーハ研磨方法であって、請求項1〜13のいずれか1項
    記載のウェーハ研磨装置を用い、複数枚のウェーハに荷
    重を均等に分布し、押圧することによって、各ウェーハ
    を均等に研磨するようにしたことを特徴とするウェーハ
    研磨方法。
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