JP3356363B2 - 高速回転体 - Google Patents

高速回転体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転体に関し、と
くに繊維強化プラスチック(以下、FRPとも言う。)
を用いた、フライホイールや遠心分離機のローター等の
高速で回転する高速回転体、風車の羽根等の比較的高速
で回転する場合がある高速回転体に関する。
【0002】
【従来の技術】FRPは、軽量でありながら優れた機械
的特性を有していることから、各種フライホイールや遠
心分離機のローター、風車の羽根等の高速回転体におい
て、従来用いられていた軽量合金材や鋼板、あるいは単
なるプラスチックに代わる材料として注目され始めてい
る。中でも、比弾性率が大きく、かつ、比強度が大きい
炭素繊維を用いた炭素繊維強化プラスチック(以下、C
FRPとも言う。)は、高い機械的特性を示す。
【0003】FRPは、通常、複数層の強化繊維材に樹
脂が含浸され、成形されたものに構成されるが、成形
前、成形時の取扱い易さ、型への沿わせ易さ、成形後の
FRPとして優れた特性が得られること等の面から、強
化繊維材として織物の形態にした強化繊維織物が多用さ
れている。
【0004】ところで、炭素繊維糸は、通常その繊度が
大きくなる程、プリカーサおよび耐炎化工程や焼成工程
での生産性が向上し、安価に製造することが可能とな
る。
【0005】しかし、通常の強化繊維織物は、強化繊維
をほぼ円形断面に集束させた強化繊維糸を用いて織物に
しているので、織り込まれた状態においては、たて糸と
よこ糸が交錯する交錯部における強化繊維糸の断面が楕
円形で、織糸が大きくクリンプしている。特に、太い強
化繊維糸を使用した強化繊維織物では、太いよこ糸と太
いたて糸が交錯しているのでこの傾向が大きくなる。
【0006】このため、強化繊維糸が大きくクリンプし
た強化繊維織物では、繊維密度が不均一となって高強度
特性を充分に発揮できない。また、強化繊維糸が大きく
クリンプしていると、成形されたFRPの表面平滑性も
良くない。さらに、太い強化繊維糸を使用した強化繊維
織物は、一般に、織物目付や厚みが大きくなるため、プ
リプレグやFRPを成形するときの樹脂含浸性が悪くな
る。
【0007】従って、太い強化繊維糸を製織した強化繊
維織物を用いて得られるFRPやCFRPは、樹脂中に
存在するボイドが多くなり高い強度特性が期待できな
い。
【0008】一方、太い強化繊維糸を使用して織物目付
を小さくすると、強化繊維糸間に形成される空隙が大き
くなる。このため、織物目付の小さい強化繊維織物を用
いてFRPやCFRPを成形すると、強化繊維の体積含
有率が低くなり、強化繊維糸間に形成される空隙部分に
樹脂のボイドが集中的に発生し、高性能な複合材料が得
られなくなるという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に着目し、とくに高速回転体において、該部材を特
定の強化繊維織物を用いたFRPを含む部材とすること
により、目標とする高強度化をはかりつつ軽量化するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
高速回転体は、複数層の強化繊維材に樹脂が含浸されて
なる繊維強化プラスチックを含む高速回転体において、
少なくとも1層の強化繊維材が、単糸の糸幅が3〜16
mm、糸幅/厚み比が20以上の扁平で、かつ破壊歪み
エネルギーが4.0mm・kgf/mm 3 以上である炭
繊維糸をたて糸とよこ糸の少なくとも一方とする強化
繊維織物であって、前記たて糸とよこ糸の少なくとも一
方は織物の状態で繊維が並行している扁平糸織物からな
ることを特徴とするものからなる。
【0011】上記たて糸とよこ糸の少なくとも一方を、
上記扁平な炭素繊維糸を複数積層した形態とすることも
できる。このようにすれば、目付の大きな織物が可能と
なり、より繊維体積含有率の大きなFRPの成形が可能
となる。
【0012】また、本発明においては、強化繊維糸とし
て、とくに、高弾性率、高強度の炭素繊維糸が用いられ
る。また、とくに風車の羽根等にあっては、炭素繊維と
ガラス繊維のハイブリッド構成も好適である。そして、
上記のような扁平な炭素繊維糸は、通常、マルチフィラ
メント糸の形態とされる。
【0013】このような扁平な炭素繊維糸からなる織物
の織糸には、実質的に撚りがなく繊維が並行しているこ
とが必要である。ここで「実質的に撚りがない」とは、
糸長1m当たりに1ターン以上の撚りがない状態をい
う。つまり、現実的に無撚の状態をいう。織物の状態で
実質的に撚りがないことが必要である。そのためには、
無撚の扁平な炭素繊維糸のボビンを横取り解舒させ、解
舒撚りが入らないようにたて糸およびよこ糸供給を行っ
て織物にする。
【0014】織糸に撚りがあると、その撚りがある部分
で糸幅が狭く集束して分厚くなり、製織された織物の表
面に凹凸が発生する。このため、製織された織物は、外
力が作用した際にその撚り部分に応力が集中し、FRP
等に成形した場合に強度特性が不均一となってしまう。
【0015】扁平な炭素繊維糸単糸の糸幅は3〜16m
mの範囲とされる。この範囲の糸幅が製織し易く、糸厚
みとの関係から、最適な扁平状態が得やすい。糸幅/糸
厚み比は、20以上とされる。20未満では、高いカバ
ーファクターを得ようとすると、織糸のクリンプを極小
に抑えることが難しくなる。
【0016】このような最適な扁平状態の、実質的に撚
りがない織糸からなる強化繊維織物は、織糸の繊度を大
きくしても、各織糸の交錯部におけるクリンプは極めて
小さく抑えられ、CFRPにした際に高い強度特性が得
られる。クリンプが小さいので、CFRPにした際の表
面平滑性が良く、所望の高速回転体の表面形態が容易に
得られる。また、織糸の繊度を上げられることから、織
糸、ひいては強化繊維織物は、より安価に製造される。
【0017】また、クリンプが極めて小さく抑えられる
ので、織物目付を高く設定でき、かつ、織糸の扁平状態
を確保した状態にてカバーファクターを極めて高く、た
とえば、95〜100%に設定することが可能となる。
したがって、FRPにおいて、繊維含有率を高く設定で
きるとともに、織糸間の樹脂リッチな部分を極めて小さ
く抑えることができ、高強度でかつ均一な強度特性を有
する複合材料が得られる。
【0018】さらに、織物の形態で各織糸が扁平な状態
に維持されているから、樹脂の含浸性が極めてよい。し
たがって、一層均一な特性の複合材料が得られ、目標と
する強度特性が容易に得られる。
【0019】ここで、カバーファクターCf(%)と
は、織糸間に形成される空隙部の大きさに関係する要素
で、織物上に面積S1 の領域を設定したとき、面積S1
内において織糸に形成される空隙部の面積をS2 とする
と、次式で定義される値をいう。 カバーファクターCf=[(S1 −S2 )/S1 ]×1
00
【0020】本発明の強化繊維織物は、薄い扁平な強化
繊維糸からなるたて糸やよこ糸を用いている。従って、
目抜け度の小さな、すなわちカバーファクターが大きな
織物となる。このようなカバーファクターの大きな強化
繊維織物を用いてFRPを成形すると、均一な成形品が
得られ、樹脂中にボイドが入ったり、応力が集中するよ
うな繊維分布むらが発生しない。
【0021】なお、上記のような扁平糸自身の作成方法
としては、たとえば、強化繊維糸の製造工程において、
複数の強化繊維からなる繊維束をロール等で所定の幅に
拡げ、扁平な形状にしてそのまま保持するか、あるいは
元に戻らないようにサイジング剤等で形態を保持させれ
ばよい。とくに、扁平形状を良好に保持するためには、
扁平糸に0.1〜1.5重量%程度の小量のサイジング
剤を付着させておくことが好ましい。
【0022】前記扁平な強化繊維をたて糸およびよこ糸
とする織物とする場合には、織物目付が100〜300
g/m2 であることが好ましい。また、扁平な強化繊維
糸をたて糸とよこ糸の少なくとも一方とする織物であっ
て、該たて糸とよこ糸の少なくとも一方が、扁平な強化
繊維糸が複数積層されてなる織物とする場合には、織物
目付が200〜600g/m2 であることが好ましい。
扁平な織糸であるため、このように複数積層した状態で
織成しても、クリンプは小さく抑えられる。そして、積
層により織物の繊維密度を高めることができる。
【0023】さらに、補助糸を用いた織物の形態とする
こともできる。補助糸としては、繊度が2,000デニ
ール以下の細い繊維からなる扁平な織糸を使用すること
が好ましく、さらに好ましくは50〜600デニールで
ある。補助糸は、繊度が大きいとクリンプが大きくな
り、また、繊度が小さいと製織や取扱いに際して切断し
易い。この補助糸は、並行する扁平な織糸を一体に保持
することを目的に使用され、炭素繊維やガラス繊維など
の無機繊維、ポリアラミド繊維、ビニロン繊維、ポリエ
ステル繊維などの有機繊維が使用でき、種類に関しては
特に限定はない。
【0024】ここで、織物の繊維密度とは、次式で定義
される値をいう。 織物の繊維密度(g/m3 )=[織物目付(g/
2 )]/[織物厚さ(mm)] なお、織物目付(g/m2 )および織物厚さ(mm)
は、それぞれJIS R7602に準拠して測定した値
である。
【0025】このような強化繊維織物からなる強化繊維
材が複数層積層され、樹脂が含浸されてFRPに成形さ
れる。織物の積層構成としては特に限定されず、一方向
でも交差積層でもよい。一方向性織物を用いる場合に
は、織糸配列方向を、高速回転体の強度特性が要求され
る方向に向ければよい。例えばフライホイールにおいて
は、回転体の回転方向に織物を巻いていき、その方向に
織糸が延設されるようにすればよい。また、風車の羽根
においては、羽根の長手方向に一方向性織物の織糸が延
びるように配設し、その方向と直交する方向にも強度が
要求されるので、該直交方向にも少数一方向性織物ある
いは他の織物を配設すればよい。
【0026】本発明においては、強化繊維織物強化繊
維糸として炭素繊維糸を使用するが、使用する炭素繊維
扁平糸の特性として、引張弾性率が高く、破壊歪エネル
ギーが大きく、引張強度(引張破断強度)が高いことが
好ましい。引張弾性率としては、20×103 kgf/
mm2 以上であることが好ましく、とくに本発明では、
破壊歪エネルギーとしては、4.0mm・kgf/mm
3 以上としている。高引張弾性率とすることにより、高
速回転体として好ましい剛性等が確保され、高破壊歪エ
ネルギーとすることにより、成形されるFRPの耐衝撃
性が向上し、風車の羽根等において万一外部衝撃力が加
わったとしても、容易に破壊しないだけの高い耐衝撃性
を発揮できる。炭素繊維糸の引張強度としては、450
kgf/mm2 以上であることが好ましく、これによっ
て、成形されるFRPの強度が確保される。
【0027】上記において、引張弾性率はJIS−R7
601に準拠して測定されるものである。破壊歪エネル
ギー(w)は、JIS−R7601に準拠して測定され
た引張強度をσ(kgf/mm2 )を、上記引張弾性率
をE(kgf/mm2 )としたとき、式、 w=σ2 /2E で定義されるものである。
【0028】上述のような強化繊維織物からなる強化繊
維材が複数層積層され、該強化繊維材に樹脂が含浸さ
れ、FRPからなる高速回転体に成形される。高速回転
体は、このFRPを用いた構成、例えば、該FRPから
なる部位と軸体あるいは支持体との組合せ構造に構成さ
れている。
【0029】なお、本発明に係るFRP成形に使用する
マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フ
ェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。これらの
熱硬化性樹脂は、織物に含浸された状態ではBステージ
である。また、マトリクス樹脂として、ナイロン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ビスマ
レイミド樹脂等の熱可塑性樹脂も使用することができ
る。
【0030】本発明に係る高速回転体においては、その
FRP成形に用いられる強化繊維織物を特定の扁平糸織
物としたので、軽量化は勿論のこと、表面平滑性に優
れ、かつ、機械的特性、耐衝撃性に優れた部材を実現で
きる。したがって、このような優れた特性を有するFR
Pは、各種の高速回転体、例えば、各種のフライホイー
ル、遠心分離機のローター、風車の羽根等の高速回転体
に適用できる。
【0031】
【実施例】以下に、本発明に係る高速回転体について、
図面を参照して各々具体的に説明する。図1は、本発明
の一実施例に係る高速回転体としてのフライホイール1
を示している。フライホイール1は、回転質量部2と、
軸体3とから構成されており、この回転質量部2が本発
明に係るFRPから構成されている。
【0032】回転質量部2は、本発明に係る扁平糸織物
を回転質量部2の回転方向に巻いていき、それに樹脂を
含浸させてFRPに成形することにより、形成される。
扁平糸織物は一方向性織物でも交差織物でもよいが、一
方向性織物の場合には扁平糸の配列方向を回転質量部2
の回転方向に合わせるとよい。
【0033】このようなFRPを含むフライホイール
は、高速回転に対して極めて高い機械的強度を発揮でき
る。
【0034】図2は、遠心分離機(例えばウラン遠心分
離機)の内部構造を示したものである。図において、2
1は真空タンク、22は誘導式のモータを示しており、
該モータ22によって、上部軸受23および下部軸受2
4を介して回転自在に支持されたローター25が回転さ
れるようになっている。このローター25に、とくにそ
の回転胴部26に本発明に係る扁平糸織物を含むFRP
を用いることができる。
【0035】このようなFRPを含む遠心分離機用ロー
ター25は、高速回転に対して極めて高い機械的強度を
発揮できる。
【0036】図3は、風車31を示している。風車31
は、鉄塔32、回転支承部33を備えており、該回転支
承部33に羽根34が回転自在に支承されている。羽根
34は、例えば図4に示すように羽根部35と基部36
とを有する構造に構成されているが、この羽根部35に
本発明に係る扁平糸織物を含むFRPを用いることがで
きる。
【0037】羽根部35は、とくにその長手方向X−X
に強度を高める必要があるので、織物中の扁平糸がとく
にこの方向に配列されるようにすることが好ましい。
【0038】このようなFRPを含む風車の羽根34
は、比較的高速の回転に対して極めて高い機械的強度を
発揮でき、さらに、鳥やひょう等による外部衝撃に対し
ても高い耐衝撃性を発揮できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高速回転
体によるときは、特定の扁平糸織物を用いて成形したF
RPを含む構成としたので、軽量化を達成しつつ、高い
機械的強度、良好な表面平滑性および高い耐衝撃性を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフライホイールの斜視図である。
【図2】本発明に係るローターを有する遠心分離機の概
略縦断面図である。
【図3】本発明に係る羽根を有する風車の側面図であ
る。
【図4】図3の風車の羽根の平面図である。
【符号の説明】
1 フライホイール 2 回転質量部 3 軸体 21 真空タンク 22 モータ 23 上部軸受 24 下部軸受 25 ローター 26 回転胴部 31 風車 32 鉄塔 33 回転支承部 34 羽根 35 羽根部 36 基部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D03D 15/12 B29K 105:08 // B29K 105:08 B29C 67/14 X (56)参考文献 特開 平6−136632(JP,A) 特開 平7−118988(JP,A) 特開 平6−210748(JP,A) 特開 昭54−8687(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/305 B29C 70/10 B32B 5/00 C08J 5/24 D03D 15/00 F16F 15/305 B29C 70/00 - 70/88 B32B 5/00 C08J 5/24 D03D 15/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数層の強化繊維材に樹脂が含浸されて
    なる繊維強化プラスチックを含む高速回転体において、
    少なくとも1層の強化繊維材が、単糸の糸幅が3〜16
    mm、糸幅/厚み比が20以上の扁平で、かつ破壊歪み
    エネルギーが4.0mm・kgf/mm 3 以上である炭
    繊維糸をたて糸とよこ糸の少なくとも一方とする強化
    繊維織物であって、前記たて糸とよこ糸の少なくとも一
    方は織物の状態で繊維が並行している扁平糸織物からな
    ることを特徴とする高速回転体。
  2. 【請求項2】 前記たて糸とよこ糸の少なくとも一方は
    前記扁平な炭素繊維糸が複数積層されてなる、請求項1
    の高速回転体。
  3. 【請求項3】 前記炭素繊維糸の引張弾性率が20×1
    3 kgf/mm 2 以上である、請求項1または2の高
    速回転体。
  4. 【請求項4】 前記炭素繊維糸の引張強度が450kg
    f/mm 2 以上である、請求項1ないし3のいずれかに
    記載の高速回転体。
  5. 【請求項5】 織物目付が100〜600g/m 2 であ
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の高速回転体。
  6. 【請求項6】 前記繊維強化プラスチックが、炭素繊維
    とガラス繊維とのハイブリッド構成を有している、請求
    項1ないし5のいずれかに記載の高速回転体。
  7. 【請求項7】 フライホイールである、請求項1ないし
    6のいずれかに記載の高速回転体。
  8. 【請求項8】 遠心分離機のローターである、請求項1
    ないし6のいずれかに記載の高速回転体。
  9. 【請求項9】 風車の羽根である、請求項1ないし6
    いずれかに記載の高速回転体。
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