JP3355464B2 - 容器入り冷凍食品表面への粉末材の付着方法 - Google Patents

容器入り冷凍食品表面への粉末材の付着方法

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JP3355464B2 JP05038994A JP5038994A JP3355464B2 JP 3355464 B2 JP3355464 B2 JP 3355464B2 JP 05038994 A JP05038994 A JP 05038994A JP 5038994 A JP5038994 A JP 5038994A JP 3355464 B2 JP3355464 B2 JP 3355464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器入り冷凍食品表面
への粉末材の付着方法に関し、詳しくは、ケーキ等の
器入り冷凍食品の表面に、デコレーションを目的とした
各種粉末材、例えば、抹茶や粉砂糖,ココア粉等を付着
させる、いわゆるトッピングを行う方法であって、特
に、円筒状のフィルム等からなる容器内に充填したムー
ス状の冷凍ケーキにトッピングを施す方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種食品、例えば、ケーキの
上面に抹茶や粉砂糖等の粉末状のトッピング材をトッピ
ングしたものが広く知られており、これらを冷凍処理し
た冷凍ケーキも流通している。このような粉末状のトッ
ピング材でトッピングを施した食品においては、該食品
の表面にトッピング材がムラなく均一に付着しているこ
とが重要であり、トッピングにムラを生じると商品とし
ての価値が失われてしまう。
【0003】一方、粉末状のトッピング材をトッピング
した冷凍ケーキを製造する場合、該ケーキへのトッピン
グは、ケーキの凍結前あるいは凍結後に、ケーキの表面
が隠れるように若干過剰のトッピング材を使用して行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ケーキの凍結
前にトッピングを行った場合、ケーキ本体が柔らかいム
ース等では、ケーキを逆さまにして過剰のトッピング材
を取除くことができず、また、蓋の無い容器では、凍結
工程や各種作業中に余分なトッピング材が飛散すること
があった。また、凍結後にトッピングを行うと、ケーキ
の表面が凍結しているため、トッピング材の付着性が悪
く、必要以上のトッピング材を使用することになり、こ
れもトッピング材が飛散する原因となる。
【0005】このように、余分なトッピング材をケーキ
に付けたままにした場合は、製造コストに影響を与える
だけでなく、特に粉末状のトッピング材の場合には、後
工程の作業中や搬送中に過剰分のトッピング材が飛散し
て作業環境を悪化させたり、製造装置を汚染したりする
ことがあり、また、製品の配送中にトッピング材が飛散
して容器やトレー,化粧箱の内部に付着すると、汚れの
原因となって商品価値を低下させることになる。
【0006】そこで本発明は、粉末状のトッピング材を
均一に、かつ、必要量だけを無駄なくトッピングするこ
とができる容器入り冷凍食品表面への粉末材の付着方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の容器入り冷凍食品表面への粉末材の付着
方法は、上方が開口した容器内に食品を充填して凍結処
理した後、該容器の上部開口から温風を噴射して前記凍
結された食品の表面を解凍するとともに前記容器の上部
開口を乾燥し、次いで食品表面に粉末材を散布し、該容
器を反転させて過剰の粉末材を落下させて除去すること
を特徴としている。
【0008】
【作 用】上記方法によれば、解凍した表面部分に付着
したトッピング材は、該表面部分が内部温度により冷却
されて凍結する際に表面部分に固定されるので、トッピ
ング面を下方に向けることにより、必要以上のトッピン
グ材を落下させてトッピング面から取除くことができ
【0009】また、食品の表面を解凍する際に温風を噴
射するので、容器の上部内面を同時に暖めて乾燥させる
ことができ、容器内面にトッピング材が付着することも
防止できる
【0010】さらに、食品をあらかじめ凍結させている
ので、柔らかいムース状の食品の場合でも、トッピング
材を落下させる際に食品が崩れて落下することがない。
また、落下したトッピング材を回収して再使用すること
により、製造コストの低減も図れる
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。図1は、本発明方法をムー
ス状レアケーキの製造に適用した実施例を示すもので、
合成樹脂フィルム、例えば硬質塩化ビニルフィルムを円
筒状に形成し、底部にスポンジケーキを設けた容器内に
ムース状のケーキ本体を充填し、該ケーキ本体の上面に
粉末状のトッピング材、例えば抹茶等をトッピングした
冷凍ケーキの製造工程を示すものである。
【0013】まず、充填工程Aで容器1内にムース2を
充填した後、凍結工程Bでムース2を凍結させる。この
充填工程A及び凍結工程Bは、従来の製造工程と同様に
行うことができ、例えば、凍結工程Bは、スパイラルフ
リーザーを使用して、−40℃で60分間凍結処理する
ことにより、ムース2の表面温度を−10℃程度とした
凍結状態にすることができる。
【0014】次に、解凍工程Cでトッピング面であるム
ース表面2aをドライヤー3の温風で解凍する。この解
凍工程Cは、ムース2の素材や表面温度、所望の解凍状
態に応じて適宜な手段を用いて行うことができるが、例
えば、1200Wのドライヤー3を用いて温風温度が8
0℃の場合は、約3秒間でムース表面2aを−1℃の解
凍状態にすることができる。
【0015】上記のようにしてムース表面2aを解凍し
た後、トッピング工程Dで、上方からトッピング材4を
散布してムース表面2aにトッピング材4をトッピング
する。このとき、トッピング材4を散布する手段として
篩5を用いることにより、トッピング材4をムース表面
2aに満遍なく散布することができる。また、容器1に
軽い振動を与えることによっても、トッピング材4をム
ース表面2aの全体に広げることができる。
【0016】そして、次の反転工程Eで、トッピング工
程Dを終えた容器1を反転させてムース表面2aを下向
きとし、余分なトッピング材4を落下させてムース表面
2aから取除く。
【0017】これにより、ムース表面2aは、ムラなく
均一に必要量のトッピング材4で覆われた状態になり、
ムース表面2aがムース2の内部温度により冷却されて
再び凍結状態になる際にトッピング材4が固定され、製
品のトッピング付きムース状レアケーキ6となる。
【0018】このようにしてケーキ表面にトッピングを
行うことにより、粉末状のトッピング材4をトッピング
面に均一に、かつ、無駄なくトッピングすることができ
る。また、トッピング面が再凍結する際にトッピング材
4がケーキ本体に固定された状態になるので、配送中に
トッピング材4が飛散することがほとんどなくなり、製
品の品質を安定して保つことができるとともに、容器や
化粧箱の内部にトッピング材4が付着することもなくな
り、商品価値の低下も防止できる。さらに、落下したト
ッピング材4を回収して再使用することにより、ケーキ
の製造コストを低減することができる。
【0019】また、前記解凍工程Cにおいて、ムース表
面2aをドライヤー3の温風で解凍することにより、該
温風で容器1を構成する合成樹脂フィルムの内面を乾か
すことができ、容器上部にトッピング材4が付着するこ
とを防止できる。この、解凍工程Cでは、他の加温手段
として、例えば、適度な温度に加熱された加熱面をトッ
ピング面に接触乃至近接させる方法や、赤外線ランプを
用いる方法等も使用することができる。
【0020】なお、本発明は、上述のように、ムース
状,クリーム状等の柔らかい食品の表面に粉末を付着さ
せるのに特に適した方法であるが、凍結後に解凍した際
に、表面が粉末を付着させることができる状態になる各
種食品、例えば、きな粉餅のようなものにも適用するこ
とができ、この場合も、表面が再凍結する際に付着した
粉末が固定されるので、表面状態を良好に保てるという
効果がある。また、付着させる粉末も各種のものを使用
でき、さらに、本発明における粉末材は、砕いたナッツ
類やごま等のような粒状のトッピング材をも含むもので
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器入り
冷凍食品表面への粉末材の付着方法は、凍結処理した食
品の表面を加温して解凍し、該解凍した面に粉末材を付
着させた後、反転させて余分な粉末材を除去するように
したので、所望の面に均一に無駄なく粉末材を付着させ
ることができる。また、解凍した部分に付着した粉末
は、解凍した部分が内部温度で冷却されて際凍結する際
に固定されるので、配送の途中で飛散するおそれがほと
んどなく、商品価値が低下することを防止できる。さら
に、除去した粉末材を回収して再使用することにより、
食品の製造コストの低減も図れる。
【0022】特に、食品の表面を解凍する際に温風を利
用することにより、該食品を入れた容器の内面を乾燥さ
せることができ、容器内面に粉末材が付着することも防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法の一実施例を示す工程図である。
【符号の説明】
1…容器、2…ムース、3…ドライヤー、4…トッピン
グ材、6…トッピング付きムース状レアケーキ
フロントページの続き (72)発明者 為貝 朗 埼玉県比企郡吉見町大字田甲16−10 日 本酸素株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−41968(JP,A) 特開 平4−197139(JP,A) 特開 昭54−126780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23P 1/00 - 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開口した容器内に食品を充填して凍
    結処理した後、該容器の上部開口から温風を噴射して前
    記凍結された食品の表面を解凍するとともに前記容器の
    上部開口を乾燥し、次いで食品表面に粉末材を散布し、
    該容器を反転させて過剰の粉末材を落下させて除去する
    ことを特徴とする容器入り冷凍食品表面への粉末材の付
    着方法。
JP05038994A 1994-03-22 1994-03-22 容器入り冷凍食品表面への粉末材の付着方法 Expired - Lifetime JP3355464B2 (ja)

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JP2513547B2 (ja) * 1991-08-12 1996-07-03 株式会社イズミフードマシナリ 容器入り冷凍調理麺の製造方法

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