JP2551261Y2 - 容器入り冷菓製品 - Google Patents

容器入り冷菓製品

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JP2551261Y2
JP2551261Y2 JP1990025370U JP2537090U JP2551261Y2 JP 2551261 Y2 JP2551261 Y2 JP 2551261Y2 JP 1990025370 U JP1990025370 U JP 1990025370U JP 2537090 U JP2537090 U JP 2537090U JP 2551261 Y2 JP2551261 Y2 JP 2551261Y2
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牧野  晋
幸子 高井
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鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子レンジのマイクロ波を照射することに
より、簡単,手軽にシェイク状ドリンクを得ることがで
きる容器入り冷菓製品に関するものである。
〔従来の技術〕
コンビニエンスストア等の店内には、現在、ハンバー
ガーやホットドッグを加熱する為に電子レンジが設置さ
れ、多くの顧客が店内で上記の様な被加熱食品を買い求
め電子レンジを利用している。また、昨今、電子レンジ
は、一般家庭のほとんどで所持され、その汎用性は非常
に高いものになっている。
一方、ファーストフード店ではハンバーガー等と共に
シェイク状の飲料が供され、多くの利用客がハンバーガ
ー等と共に該シェイク状ドリンク(アイスクリーム等の
半解凍物)を購入する。このようなシェイク状ドリンク
は、多くの需要が期待できるものの、該シェイク供給機
はその設備が大がかりであることから、コンビニエンス
ストア内には設置できず、また、勿論、一般家庭に設置
することも不可能である。したがって、アイスクリーム
等が半解凍の状態になったシェイク状ドリンクは、ファ
ーストフード店以外では入手が困難であり、特にコンビ
ニエンスストアでは、該シェイク状ドリンクがハンバー
ガー等と共に手軽に供されることを望んでいるのが実状
であった。
そこで、一般に市販されているアイスクリーム,シャ
ーベット等の冷菓に、そのまま電子レンジ内においてマ
イクロ波を照射することが考えられるが、理論的には均
一に半解凍の状態になるべきものが、実際には、容器の
周囲のみが温かくなるのみであり、目的とするシェイク
状ドリンクは得られない。
また、特開昭61−96954号公報に記載のアイスクリー
ムの製造方法においては、容器内にアイスクリームを麺
線状に射出注入する方法が開示されている。しかしなが
ら、このアイスクリームは、射出注入時の圧力によって
麺線状アイスクリームが互いに押しつけられて密になっ
ており、この方法によって得られるアイスクリームをマ
イクロ波加熱によって解凍した場合、均一に解凍するこ
とができず、部分的に固まっていたり、融けすぎたりし
てシェイク状ドリンクとすることはできない。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたものであっ
て、その目的とするところは、コンビニエンスストアや
一般家庭においても、手軽に電子レンジのマイクロ波に
よって均一に半解凍状態のシェイク状ドリンク(氷結晶
を分散含有しつつ流動化した状態)となる容器入り冷菓
製品を提供する事にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、マイクロ波照射によって半解凍状態の
シェイク状となる冷菓を、電子レンジ用容器に充填して
なる容器入り冷菓製品であって、前記冷菓を前記容器全
体に渡って空間が分配配設されるように略満量充填して
なり、かつ、下記式で示される空間率が30%以上となる
ように充填したことを特徴とする容器入り冷菓製品によ
って達成される。
すなわち、本考案者らは、マイクロ波を照射し、均一
な半解凍状態が得られる為の冷菓の充填形式について鋭
意検討を重ねた結果、冷菓を麺線状,フレーク状,球状
等の形状で、容器全体に渡って空間が分散配設されるよ
うに、適当な空間率を保って略満量充填すると、マイク
ロ波が、容器中の冷菓のどの部分にも均等に照射され、
その結果冷菓が均一に半解凍状態のシェイク状ドリンク
(氷結晶を分散含有しつつ流動化した状態)になる事を
見い出し本考案を達成するに至った。
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図において、(1)は、コップ形状をした電子レ
ンジ用容器である。そして、この電子レンジ用容器
(1)内に、冷菓(2)が麺線状で、容器全体に渡って
空間が分散配設されるように、適当な空間率を保って略
満量充填され、このとき、前述の式で示される空間率が
30%以上に設定されている。
電子レンジ用容器(1)の素材は、熱可塑性ポリエチ
レン等のマイクロ波加熱に耐え得るものを用いればよ
く、また、その形状は、電子レンジに収納し得る大きさ
であればよく、高さが50〜200mm程度,容量として50〜3
00ml程度が好ましい。
本考案に用いる冷菓としては、アイスクリーム,シャ
ーベット等のマイクロ波照射によって半解凍状態のシェ
イク状となるものが挙げられ、これら冷菓の含気率(オ
ーバーラン)は、保形性の面から30〜100%が好まし
い。また、冷菓中には、果実や木の実等を含有させても
よい。
上述したように、本考案においては、上記電子レンジ
容器(1)内に、冷菓(2)が、容器全体に渡って空間
が分散配設されるように略満量充填され、このとき前述
の式で示される空間率が30%以上に設定されていること
が必要である。
このようにすることにより、マイクロ波と冷菓との接
触面積が増大し、マイクロ波が容器中の冷菓のどの部分
にも均等に照射され、均一な半解凍が行える。空間率が
30%を下回ると、部分的に冷菓が密になっているために
マイクロ波が冷菓に均等に照射されず、冷菓が均一に半
解凍状態とならないので、シェイク状ドリンクは得られ
ない。また、空間率は60%以下であることが、マイクロ
波加熱過多となりにくい点で好ましく、30〜40%の空間
率であることがより好ましい。
電子レンジ用容器(1)内に、冷菓(2)を容器全体
に渡って空間が分散配設されるように略満量充填する点
から、冷菓(2)の形状は、第1図,第2図に示される
麺線状の他に、第3図に示される球状,第4図に示され
るフレーク状等にすると好適である。
麺線状で充填する場合、その冷菓の直径(a)は2〜
20mmである事が好ましい。冷菓の直径(a)が2mm未満
であると、その自重で容器中の下方部にある冷菓がつぶ
れ大きな塊となり、容器内に空間が分散した状態となり
にくく、逆に20mmを超えると、マイクロ波照射後冷菓の
小塊が残り均一な半解凍状態のシェイク状にはなりにく
い。更に冷菓が球状の場合は、その球の直径(a)が20
mm以下であることが好ましい。球の直径(a)が20mmを
超えると、やはり塊が残ってしまう傾向にある。
本考案の容器入り冷菓製品の製造方法は、例えば、次
のようにして行う。すなわち、常法により冷菓(2)を
調製し、電子レンジ用容器(1)に容器全体に渡って空
間が分散配設されるように、なおかつ空間率が30%以上
となるように略満量充填する。このとき充填温度は、−
3℃よりも低い温度が望ましく、冷菓の組成,オーバー
ランによっても異なるが、−4〜−10℃の範囲にすると
好結果が得られる。すなわち、−4℃よりも高い温度に
なると、冷菓が互いに結着し、容器内に空間が分散した
状態となりにくい傾向にある。また−10℃よりも低い温
度になると、冷菓の流動性(柔軟性)が少なくなり、充
填時に切れ易かったり、硬度が高くなって押し出しにく
くなる傾向にある。
次に、充填が完了したものを、−20℃以下の冷蔵庫で
充分硬化させ、目的の容器入り冷菓製品を得ることがで
きる。
以上のような構成の容器入り冷菓製品によれば、容器
ごと、電子レンジを用いてマイクロ波照射した場合、容
器内の冷菓のどの部分にも均等に照射されるので、均一
に半解凍状態となったシェイク状ドリンクが得られる。
この冷菓製品の冷菓が半解凍のシェイク状となる為の
マイクロ波照射時間は、マイクロ波照射装置(電子レン
ジ)の機種,冷菓の種類,容器の種類によって適宜設定
すればよく、例えば、空間率30%で80秒,40%で65秒程
度である。
尚、第1図,第2図では、容器へ充填した際の冷菓の
太さが、充填始めから終わりまで同一の直径で同一のも
のとしているが、所望により途中でノズル径を変えて、
例えば、下方を太めに上方を細めに充填しても良く、ま
た、充填の途中においてシャーベットからアイスクリー
ムに変えて充填してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、コンビニエンスストア
や一般家庭の電子レンジを用いて、冷菓が半解凍の状態
となったシェイク状ドリンクとなる容器入り冷菓製品を
提供できる。これは、ハンバーガーやホットドッグ等の
加熱と共に行えばよいので煩わしさが増す事がなく、手
軽にシェイク状ドリンクが得られ、好適である。
以下、本考案を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1〜4,比較例1〜2) 表1に示す組成,条件で高さ150mm,容量250mlのポリ
エチレン容器に冷菓を充填して容器入り冷菓製品を調製
した。次に、これを家庭用電子レンジにて解凍し、シェ
イク状ドリンクを得た。
これらを肉眼にて観察し、解凍状態を評価した。
その結果を表1にあわせて示す。
以上の結果から、実施例の容器入り冷菓製品はいずれ
も容器全体に空間が分散配設されており適度な空間率を
保持しているので、マイクロ波加熱したときに均一に半
解凍でき、シェイク状ドリンクとすることができた。
これに対し比較例の容器入り冷菓製品は、均一に半解
凍できず、シェイク状ドリンクとならなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本考案の実施例の説明図である。 1…電子レンジ用容器、2…冷菓。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波照射によって半解凍状態のシェ
    イク状となる冷菓を、電子レンジ用容器に充填してなる
    容器入り冷菓製品であって、前記冷菓を前記容器全体に
    渡って空間が分配配設されるように略満量充填してな
    り、かつ、下記式で示される空間率が30%以上となるよ
    うに充填したことを特徴とする容器入り冷菓製品。
JP1990025370U 1990-03-13 1990-03-13 容器入り冷菓製品 Expired - Fee Related JP2551261Y2 (ja)

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JPS63269959A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Nippon Suisan Kaisha Ltd 赤飯およびおこわ類の冷凍食品の製法

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