JP3354806B2 - 食材混合装置 - Google Patents
食材混合装置Info
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- JP3354806B2 JP3354806B2 JP23836596A JP23836596A JP3354806B2 JP 3354806 B2 JP3354806 B2 JP 3354806B2 JP 23836596 A JP23836596 A JP 23836596A JP 23836596 A JP23836596 A JP 23836596A JP 3354806 B2 JP3354806 B2 JP 3354806B2
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば米飯と食酢
を撹拌、混合して寿司飯を作る際の、所謂、シャリ切り
と称される寿司飯調合に用いられる食材混合装置に関す
る。
を撹拌、混合して寿司飯を作る際の、所謂、シャリ切り
と称される寿司飯調合に用いられる食材混合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂、シャリ切りと称される寿司
飯調合に用いられる回転式食材混合装置は公知である。
この装置は、邪魔板等を内装した回転容器内に米飯と食
酢を入れ、送風させながら当該回転容器を回転させるも
ので、回転中、送風と同時に外部へ排風させる構成であ
る。
飯調合に用いられる回転式食材混合装置は公知である。
この装置は、邪魔板等を内装した回転容器内に米飯と食
酢を入れ、送風させながら当該回転容器を回転させるも
ので、回転中、送風と同時に外部へ排風させる構成であ
る。
【0003】ところで、寿司飯の味覚や艶を損わずに、
当該寿司飯を低温にて長時間に亘り鮮度保持を可能にす
ることを目的として、寿司用として炊いた飯にペクチン
を入れた合わせ酢を混入、撹拌して寿司飯を作ること
で、各飯粒の表面に当該ペクチンのコロイド状被膜を形
成し、このコロイド状被膜を冷温冷却させることで図6
に示した如く、飯粒aの表面にゲル化被膜bを形成する
寿司飯の製造方法を本出願人が提案している。(特公平
6−42824号)
当該寿司飯を低温にて長時間に亘り鮮度保持を可能にす
ることを目的として、寿司用として炊いた飯にペクチン
を入れた合わせ酢を混入、撹拌して寿司飯を作ること
で、各飯粒の表面に当該ペクチンのコロイド状被膜を形
成し、このコロイド状被膜を冷温冷却させることで図6
に示した如く、飯粒aの表面にゲル化被膜bを形成する
寿司飯の製造方法を本出願人が提案している。(特公平
6−42824号)
【0004】また、各飯粒a表面にペクチンのゲル化被
膜bを複数層(図6においては3層)に亘って形成させ
ることで、所期の目的をより確実に達成されるが、この
ようにゲル化被膜bを複数層形成するには、既述したシ
ャリ切りの工程を複数回繰り返すことになる。
膜bを複数層(図6においては3層)に亘って形成させ
ることで、所期の目的をより確実に達成されるが、この
ようにゲル化被膜bを複数層形成するには、既述したシ
ャリ切りの工程を複数回繰り返すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各飯粒表面に
上記したゲル化被膜を形成するためには、米飯を必要な
温度(15°〜20℃)まで冷却する必要があるが、上
記した従来装置では、回転容器の回転中に、外気を送風
すると同時に排風するだけであるから、炊飯した直後の
米飯温度が約95℃あって、回転容器内部の温度は高
く、降温が難しいため、寿司飯を必要な冷却温度(15
°〜20℃)にコントロールすることは容易でなかっ
た。
上記したゲル化被膜を形成するためには、米飯を必要な
温度(15°〜20℃)まで冷却する必要があるが、上
記した従来装置では、回転容器の回転中に、外気を送風
すると同時に排風するだけであるから、炊飯した直後の
米飯温度が約95℃あって、回転容器内部の温度は高
く、降温が難しいため、寿司飯を必要な冷却温度(15
°〜20℃)にコントロールすることは容易でなかっ
た。
【0006】本発明は、上記従来技術が有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたもので、周壁に開閉蓋付き開
口部を設けた複数個の回転容器を上下配置として回転自
在に軸支し、この各回転容器の左右の両回転軸にあっ
て、その一方の回転軸へ設けた送風孔から冷風を回転容
器内へ送風すると共に、他方の回転軸へ設けた排気孔か
ら強制排気させながら酢飯調合(シャリ切り)を行な
い、この際、排気力を強くすればするほど冷却能力がア
ップするという特性を利用し、このようにする酢飯調合
を、先ず上部の回転容器にて行なった後、該回転容器内
の酢飯を下部の回転容器へ移送したならば、同回転容器
によって上記したと同様の酢飯調合を行なうもので、上
部の回転容器から下方の回転容器へ順次酢飯を移送しな
がら酢飯調合を複数回繰り返すことによって、寿司飯を
必要な冷却温度まで無理なく、かつ効率良く降温でき、
しかも酢飯調合を連続できて能率向上を図り得る自動化
された食材混合装置を提供することを目的とする。
な問題点に鑑みてなされたもので、周壁に開閉蓋付き開
口部を設けた複数個の回転容器を上下配置として回転自
在に軸支し、この各回転容器の左右の両回転軸にあっ
て、その一方の回転軸へ設けた送風孔から冷風を回転容
器内へ送風すると共に、他方の回転軸へ設けた排気孔か
ら強制排気させながら酢飯調合(シャリ切り)を行な
い、この際、排気力を強くすればするほど冷却能力がア
ップするという特性を利用し、このようにする酢飯調合
を、先ず上部の回転容器にて行なった後、該回転容器内
の酢飯を下部の回転容器へ移送したならば、同回転容器
によって上記したと同様の酢飯調合を行なうもので、上
部の回転容器から下方の回転容器へ順次酢飯を移送しな
がら酢飯調合を複数回繰り返すことによって、寿司飯を
必要な冷却温度まで無理なく、かつ効率良く降温でき、
しかも酢飯調合を連続できて能率向上を図り得る自動化
された食材混合装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る食材混合装置は、撹拌部材を内装し、
開閉蓋付き開口部を周壁へ設けた複数の回転容器を備
え、該各回転容器をその左右両側壁中心へ突設した回転
軸によりフレームへ上下配置として回転自在に並設する
と共に、一方の回転軸と他方の回転軸の軸方向へ送風孔
と排気孔とを各設け、該送風孔を、冷風機と冷風供給パ
イプを介して連通すると共に、排気孔は、排気パイプを
介して排気ダクトに連通したことを特徴とする。
に、本発明に係る食材混合装置は、撹拌部材を内装し、
開閉蓋付き開口部を周壁へ設けた複数の回転容器を備
え、該各回転容器をその左右両側壁中心へ突設した回転
軸によりフレームへ上下配置として回転自在に並設する
と共に、一方の回転軸と他方の回転軸の軸方向へ送風孔
と排気孔とを各設け、該送風孔を、冷風機と冷風供給パ
イプを介して連通すると共に、排気孔は、排気パイプを
介して排気ダクトに連通したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態
の全体側面図、図2は、同実施の形態の拡大正面図、図
3は、回転容器の側面図、図4は、回転容器の縦断面
図、図5は、冷却コンベアの拡大正面図を各示す。
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態
の全体側面図、図2は、同実施の形態の拡大正面図、図
3は、回転容器の側面図、図4は、回転容器の縦断面
図、図5は、冷却コンベアの拡大正面図を各示す。
【0009】図1、図2において、1はフレーム、2、
3は回転容器、4は冷風供給パイプ、5は排気パイプ、
6は排気ダクト、7は寿司飯排出コンベア、8はコンベ
ア排気ダクト、9は食酢注入ノズル、10は食酢注入ポ
ンプ、11は食酢タンク、12は食酢注入パイプ、13
は回転容器2、3の減速機付き回転駆動機構、14は上
部ホッパー、15は中間ホッパー、16は下部ホッパー
を各々示す。
3は回転容器、4は冷風供給パイプ、5は排気パイプ、
6は排気ダクト、7は寿司飯排出コンベア、8はコンベ
ア排気ダクト、9は食酢注入ノズル、10は食酢注入ポ
ンプ、11は食酢タンク、12は食酢注入パイプ、13
は回転容器2、3の減速機付き回転駆動機構、14は上
部ホッパー、15は中間ホッパー、16は下部ホッパー
を各々示す。
【0010】フレーム1は図1に示したように、横長に
形成した下部フレーム1aの上部一側へ、縦長に形成し
た上部フレーム1bを立設して形成され、上部フレーム
1bには図1及び図2に示したように、上部から下方へ
順番に炊飯Aの投入用上部ホッパー14、上部の回転容
器2、中間部ホッパー15、下部の回転容器3、下部ホ
ッパー16を同一線上へ配設させてある。
形成した下部フレーム1aの上部一側へ、縦長に形成し
た上部フレーム1bを立設して形成され、上部フレーム
1bには図1及び図2に示したように、上部から下方へ
順番に炊飯Aの投入用上部ホッパー14、上部の回転容
器2、中間部ホッパー15、下部の回転容器3、下部ホ
ッパー16を同一線上へ配設させてある。
【0011】上部フレーム1bの上部ホッパー14の左
右両側には、図1及び図2に示したように、シャッター
軸17、18を、シリンダ19、20によって正転、逆
転自在に水平に並設させてあり、該各シャッター17、
18にシャッター21、22を固定して上部ホッパー1
4の下端開口部を開閉自在に形成させてある。
右両側には、図1及び図2に示したように、シャッター
軸17、18を、シリンダ19、20によって正転、逆
転自在に水平に並設させてあり、該各シャッター17、
18にシャッター21、22を固定して上部ホッパー1
4の下端開口部を開閉自在に形成させてある。
【0012】上記両回転容器2、3は図1〜図4に示し
たように、径大な短円筒形状にして左右両側は側壁2
4、25にて閉塞して形成され、内部には酢飯を混合撹
拌するための撹拌部材26として複数本のバーの組み合
せからなるバーユニット26aを配設させてあると共
に、周壁23の一部には開閉蓋27、27付きの開口部
28を形成させてある。
たように、径大な短円筒形状にして左右両側は側壁2
4、25にて閉塞して形成され、内部には酢飯を混合撹
拌するための撹拌部材26として複数本のバーの組み合
せからなるバーユニット26aを配設させてあると共
に、周壁23の一部には開閉蓋27、27付きの開口部
28を形成させてある。
【0013】上記両側壁24、25の中心には管状の回
転軸29、30を外向きに対称に突設させてあり、該回
転軸29、30を図2に明示した如く、上部フレーム1
bに固定した軸受31、31にて支承することで、回転
容器2、3は水平にして軸回り方向へ回転自在に軸支さ
れている。
転軸29、30を外向きに対称に突設させてあり、該回
転軸29、30を図2に明示した如く、上部フレーム1
bに固定した軸受31、31にて支承することで、回転
容器2、3は水平にして軸回り方向へ回転自在に軸支さ
れている。
【0014】上記した回転軸29、30の何れか一方、
図示例では図2に示したように、回転軸29にギヤ32
を固定して、図示しないモーターによる駆動源と減速機
とからなる回転駆動機構13の駆動軸13aに固定した
ギヤ13bと噛合させることで、回転容器2、3は回転
される。
図示例では図2に示したように、回転軸29にギヤ32
を固定して、図示しないモーターによる駆動源と減速機
とからなる回転駆動機構13の駆動軸13aに固定した
ギヤ13bと噛合させることで、回転容器2、3は回転
される。
【0015】上記開閉蓋27、27は、図1〜図4に示
したように、回転軸29、30に基端部を回転自在に外
装した回転板27a、27aと、該回転板27a、27
aに一端を固定して、回転容器2、3の半径方向へ伸縮
自在に配設した伸縮軸27b、27bと、該伸縮軸27
b、27bの他端へ固定した蓋板27c、27cとで形
成されている。
したように、回転軸29、30に基端部を回転自在に外
装した回転板27a、27aと、該回転板27a、27
aに一端を固定して、回転容器2、3の半径方向へ伸縮
自在に配設した伸縮軸27b、27bと、該伸縮軸27
b、27bの他端へ固定した蓋板27c、27cとで形
成されている。
【0016】上記した両側壁24、25から、上記開口
部28とは対称方向へ延出した、その延設部24a、2
5aへ基端部をピン33等で回転自在に枢着したシリン
ダ34、34の出力軸34a、34aを、上記した回転
板27a、27aに図示しないピン等により回転自在に
枢着させてあり、上記出力軸34a、34aの伸縮によ
って開閉蓋27、27は図3に二点鎖線と実線とで各示
した如く、開口部28を開閉動作するように形成されて
いる。
部28とは対称方向へ延出した、その延設部24a、2
5aへ基端部をピン33等で回転自在に枢着したシリン
ダ34、34の出力軸34a、34aを、上記した回転
板27a、27aに図示しないピン等により回転自在に
枢着させてあり、上記出力軸34a、34aの伸縮によ
って開閉蓋27、27は図3に二点鎖線と実線とで各示
した如く、開口部28を開閉動作するように形成されて
いる。
【0017】上記した両回転軸29、30には図4に明
示した如く、冷風供給パイプ4の分岐パイプ4aを回転
軸29に、排気パイプ5を回転軸30に各挿通すること
で、回転容器2、3内と連通する送風孔35と排気孔3
6を軸方向へ各形成させてある。
示した如く、冷風供給パイプ4の分岐パイプ4aを回転
軸29に、排気パイプ5を回転軸30に各挿通すること
で、回転容器2、3内と連通する送風孔35と排気孔3
6を軸方向へ各形成させてある。
【0018】図示しない冷風機から上記冷風供給パイプ
4、送風孔35を通して回転容器2、3内に冷風を送風
し、上記排気孔36、排気パイプ5、排気ダクト6を通
して回転容器2、3内の蒸気、熱風を外部へ強制排気す
るよう形成させてある。
4、送風孔35を通して回転容器2、3内に冷風を送風
し、上記排気孔36、排気パイプ5、排気ダクト6を通
して回転容器2、3内の蒸気、熱風を外部へ強制排気す
るよう形成させてある。
【0019】図2及び図4に示したように、上記排気孔
36内へ食酢注入パイプ12の分岐パイプ12aを挿通
して食酢注入ノズル9を回転容器2、3内へ開口して配
設させてあり、該食酢注入ノズル9は、上記分岐パイプ
12a、食酢注入ポンプ10、食酢注入パイプ12を介
して食酢タンク11と連通させてある。
36内へ食酢注入パイプ12の分岐パイプ12aを挿通
して食酢注入ノズル9を回転容器2、3内へ開口して配
設させてあり、該食酢注入ノズル9は、上記分岐パイプ
12a、食酢注入ポンプ10、食酢注入パイプ12を介
して食酢タンク11と連通させてある。
【0020】上記した下部フレーム1a上には図1、図
2に示したように、寿司飯排出コンベア7を、その下降
端部を上記した下部ホッパー16の下方へ位置して外側
へ傾斜上昇して配設させてある。
2に示したように、寿司飯排出コンベア7を、その下降
端部を上記した下部ホッパー16の下方へ位置して外側
へ傾斜上昇して配設させてある。
【0021】上記した寿司飯排出コンベア7上には、下
部の回転容器3内から下部ホッパー16を通して上記寿
司飯排出コンベア7のコンベアベルト7aにおける下降
端部上へ移送された寿司飯Bをほぐしながら搬送するた
めの寿司飯ほぐし羽根37を回転自在に軸支させてある
と共に、寿司飯Bの蒸気、熱風を排気するためのコンベ
ア排気ダクト8を配設させてある。
部の回転容器3内から下部ホッパー16を通して上記寿
司飯排出コンベア7のコンベアベルト7aにおける下降
端部上へ移送された寿司飯Bをほぐしながら搬送するた
めの寿司飯ほぐし羽根37を回転自在に軸支させてある
と共に、寿司飯Bの蒸気、熱風を排気するためのコンベ
ア排気ダクト8を配設させてある。
【0022】上記した食酢注入ポンプ10、10及び寿
司飯排出コンベア7並びに寿司飯ほぐし羽根37は図示
しないモータ等による駆動源によって回転駆動される。
司飯排出コンベア7並びに寿司飯ほぐし羽根37は図示
しないモータ等による駆動源によって回転駆動される。
【0023】また、本発明の食材混合装置では、図1に
示したように冷却コンベア38を使用し、寿司飯Bをさ
らに冷却させることができる。上記冷却コンベア38は
図1及び図5に示したように、コンベアフレーム39の
長さ方向の両端部へ軸支した駆動ローラ40と従動ロー
ラ41に、例えばテフロンネット等からなるメッシュコ
ンベアベルト42を巻掛けしてなり、図示しない冷風機
により冷風供給ダクト43を通して、上記メッシュコン
ベアベルト42の下部へ設けた冷風供給口44から冷風
を上記メッシュコンベアベルト42、寿司飯Bを通して
上方へ送風し、寿司飯B中の蒸気、熱風を排気ファン4
5により排気口46、排気ダクト47を通して外部へ排
出するよう形成されている。
示したように冷却コンベア38を使用し、寿司飯Bをさ
らに冷却させることができる。上記冷却コンベア38は
図1及び図5に示したように、コンベアフレーム39の
長さ方向の両端部へ軸支した駆動ローラ40と従動ロー
ラ41に、例えばテフロンネット等からなるメッシュコ
ンベアベルト42を巻掛けしてなり、図示しない冷風機
により冷風供給ダクト43を通して、上記メッシュコン
ベアベルト42の下部へ設けた冷風供給口44から冷風
を上記メッシュコンベアベルト42、寿司飯Bを通して
上方へ送風し、寿司飯B中の蒸気、熱風を排気ファン4
5により排気口46、排気ダクト47を通して外部へ排
出するよう形成されている。
【0024】図1において48は寿司飯排出コンベアを
示し、図1、図5において49は寿司飯ならし羽根を示
し、図1において50は炊飯釜を示す。
示し、図1、図5において49は寿司飯ならし羽根を示
し、図1において50は炊飯釜を示す。
【0025】図示し、上述した実施の形態は、2個の回
転容器2、3を使用した場合であるが、3個以上とする
ことができる。
転容器2、3を使用した場合であるが、3個以上とする
ことができる。
【0026】上記の通り構成されているので、上部の回
転容器2の開口部28を開き、該開口部28を上向きと
した状態にて、シリンダ19、20によりシャッター2
1、22を開き、上部ホッパー14内の炊飯Aを上部の
回転容器2内へ投入したならば、開閉蓋27、27によ
り開口部28を閉じる。
転容器2の開口部28を開き、該開口部28を上向きと
した状態にて、シリンダ19、20によりシャッター2
1、22を開き、上部ホッパー14内の炊飯Aを上部の
回転容器2内へ投入したならば、開閉蓋27、27によ
り開口部28を閉じる。
【0027】次いで、上部の回転容器2を回転させなが
ら食酢注入ノズル9から適量の食酢を注入すると共に、
冷風を送風孔35を通して送風すると同時に、排気孔3
6、排気パイプ5、排気ダクト6を通して炊飯内の蒸
気、熱風を外部へ強制排出する。
ら食酢注入ノズル9から適量の食酢を注入すると共に、
冷風を送風孔35を通して送風すると同時に、排気孔3
6、排気パイプ5、排気ダクト6を通して炊飯内の蒸
気、熱風を外部へ強制排出する。
【0028】即ち、食酢を炊飯に注入し、冷風をかけな
がら撹拌バーユニット26aにより混合撹拌する酢飯調
合(シャリ切り)を行なうが、冷風の送風と同時に排気
を行ない、この排気力を冷風の送風力よりも強くするこ
とで、冷却能力がアップする。従って、炊飯直後のシャ
リ温度が約95℃あったものが、上部の回転容器2によ
る第1回目のシャリ切りで約40℃に冷却される。
がら撹拌バーユニット26aにより混合撹拌する酢飯調
合(シャリ切り)を行なうが、冷風の送風と同時に排気
を行ない、この排気力を冷風の送風力よりも強くするこ
とで、冷却能力がアップする。従って、炊飯直後のシャ
リ温度が約95℃あったものが、上部の回転容器2によ
る第1回目のシャリ切りで約40℃に冷却される。
【0029】次いで、上部の回転容器2を、その開口部
28が下向きとなった位置へ停止したならば、シリンダ
34、34により開閉蓋27、27を開き動作して開口
部28を開口し、酢飯Aを中間部ホッパー15を介して
下部の回転容器3内へ投入したならば、その開口部28
を開閉蓋27、27にて閉じる。
28が下向きとなった位置へ停止したならば、シリンダ
34、34により開閉蓋27、27を開き動作して開口
部28を開口し、酢飯Aを中間部ホッパー15を介して
下部の回転容器3内へ投入したならば、その開口部28
を開閉蓋27、27にて閉じる。
【0030】以下、上記した上部の回転容器2による場
合と同様にして下部の回転容器3により第2回目の酢飯
調合(シャリ切り)を行ない、酢飯Aを約15〜20℃
まで冷却することで寿司飯を得たならば、開口部28を
開き、下部ホッパー16を通して排出コンベア7上へ落
下により供給すると、該排出コンベア7、寿司飯ほぐし
羽根37によって寿司飯Bはほぐされながら所定方向へ
排出される。
合と同様にして下部の回転容器3により第2回目の酢飯
調合(シャリ切り)を行ない、酢飯Aを約15〜20℃
まで冷却することで寿司飯を得たならば、開口部28を
開き、下部ホッパー16を通して排出コンベア7上へ落
下により供給すると、該排出コンベア7、寿司飯ほぐし
羽根37によって寿司飯Bはほぐされながら所定方向へ
排出される。
【0031】尚、食材としては炊飯と食酢を使用し、食
酢としては、例えば、ペクチン、プルラン、ローカスト
ビーンガム、グルコマンナン等の一種もくしは複数種の
混合物のゲル化剤、酢(かす酢、米酢等)、砂糖および
みりん等々からなる合わせ酢が適用される。
酢としては、例えば、ペクチン、プルラン、ローカスト
ビーンガム、グルコマンナン等の一種もくしは複数種の
混合物のゲル化剤、酢(かす酢、米酢等)、砂糖および
みりん等々からなる合わせ酢が適用される。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、上下方向へ配設した複数の回転容器によっ
て食酢、炊飯等による食材の混合撹拌を段階的に行なう
から、食材混合を均一にできると共に、例えば寿司飯に
おいて、飯粒の保湿性、保水性を向上させ、低温にて寿
司飯の長時間に亘る鮮度保持と、味覚や艶の向上を目的
として、炊飯にペクチン等を入れた合わせ酢を混入し、
飯粒表面に、ペクチン等のゲル化被膜を複数層に亘って
形成させる際、炊飯を所定温度に冷却させる必要がある
が、この場合、多段階の酢飯調合(シャリ切り)によっ
て無理なく必要な冷却温度(約15°〜20℃)に降温
でき、また回転容器の冷風送風力より排気力を強くする
ことで、冷却能力がアップできるので、冷却を効率良
く、短時間に行なうことができる。
ているので、上下方向へ配設した複数の回転容器によっ
て食酢、炊飯等による食材の混合撹拌を段階的に行なう
から、食材混合を均一にできると共に、例えば寿司飯に
おいて、飯粒の保湿性、保水性を向上させ、低温にて寿
司飯の長時間に亘る鮮度保持と、味覚や艶の向上を目的
として、炊飯にペクチン等を入れた合わせ酢を混入し、
飯粒表面に、ペクチン等のゲル化被膜を複数層に亘って
形成させる際、炊飯を所定温度に冷却させる必要がある
が、この場合、多段階の酢飯調合(シャリ切り)によっ
て無理なく必要な冷却温度(約15°〜20℃)に降温
でき、また回転容器の冷風送風力より排気力を強くする
ことで、冷却能力がアップできるので、冷却を効率良
く、短時間に行なうことができる。
【0033】さらに、複数の回転容器によって、順次、
食材混合撹拌及び冷却を連続して効率良く、かつ自動的
に行なうことができる。
食材混合撹拌及び冷却を連続して効率良く、かつ自動的
に行なうことができる。
【図1】本発明に係る食材混合装置の実施の形態を示す
全体の側面図である。
全体の側面図である。
【図2】同実施の形態を示す正面図である。
【図3】回転容器の側面図である。
【図4】回転容器の縦断面図である。
【図5】冷却コンベアの正面図である。
【図6】表面にゲル化被膜を複数層(3層)に亘って形
成した飯粒の断面図である。
成した飯粒の断面図である。
1 フレーム 2、3 回転容器 4 冷風供給パイプ 5 排気パイプ 6 排気ダクト 23 周壁 26 撹拌部材 27 開閉蓋 28 開口部 35 送風孔 36 排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/00 A23L 1/10 A23L 3/36 B01F 9/06
Claims (1)
- 【請求項1】 撹拌部材を内装し、開閉蓋付き開口部を
周壁へ設けた複数の回転容器を備え、該各回転容器をそ
の左右両側壁中心へ突設した回転軸によりフレームへ上
下配置として回転自在に並設すると共に、一方の回転軸
と他方の回転軸の軸方向へ送風孔と排気孔とを各設け、
該送風孔を、冷風機と冷風供給パイプを介して連通する
と共に、排気孔は、排気パイプを介して排気ダクトに連
通したことを特徴とする食材混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836596A JP3354806B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 食材混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836596A JP3354806B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 食材混合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056980A JPH1056980A (ja) | 1998-03-03 |
JP3354806B2 true JP3354806B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=17029114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23836596A Expired - Fee Related JP3354806B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 食材混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354806B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101529427B1 (ko) * | 2013-08-30 | 2015-06-16 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 식재 혼합기 |
CN115025679B (zh) * | 2022-05-09 | 2023-06-02 | 中国人民解放军总医院第二医学中心 | 一种基于胃肠超声助显剂的电子智能化冲泡设备 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP23836596A patent/JP3354806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1056980A (ja) | 1998-03-03 |
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