JP3354623B2 - 脈動減衰器 - Google Patents
脈動減衰器Info
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- JP3354623B2 JP3354623B2 JP10812293A JP10812293A JP3354623B2 JP 3354623 B2 JP3354623 B2 JP 3354623B2 JP 10812293 A JP10812293 A JP 10812293A JP 10812293 A JP10812293 A JP 10812293A JP 3354623 B2 JP3354623 B2 JP 3354623B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脈動減衰器およびそれを
付した冷凍空調装置に関するものである。
付した冷凍空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の圧力脈動減衰器の一例とし
ての拡張室形マフラの縦断面図である。図において、1
a,1bは主配管、6は拡張室である。本装置におい
て、配管1bの側から伝播してきた圧力脈動は、拡張室
6において減衰し、配管1aの方へ伝播する。
ての拡張室形マフラの縦断面図である。図において、1
a,1bは主配管、6は拡張室である。本装置におい
て、配管1bの側から伝播してきた圧力脈動は、拡張室
6において減衰し、配管1aの方へ伝播する。
【0003】図4は従来の圧力脈動減衰器の他の例とし
てのサイドブランチ型マフラの縦断面図である。図にお
いて、1a,1bは主配管、2は分岐部品、3cは先端
が閉鎖されている分岐配管である。本装置において、配
管1bの側から伝播してきた圧力脈動は一部が分岐配管
側で減衰し、配管1aの方へ減衰した脈動が伝播する。
てのサイドブランチ型マフラの縦断面図である。図にお
いて、1a,1bは主配管、2は分岐部品、3cは先端
が閉鎖されている分岐配管である。本装置において、配
管1bの側から伝播してきた圧力脈動は一部が分岐配管
側で減衰し、配管1aの方へ減衰した脈動が伝播する。
【0004】これらの装置によって空調装置等の圧縮機
で発生した吐出脈動が低減でき、圧力脈動に基づく加振
によって生じる騒音が低減される。
で発生した吐出脈動が低減でき、圧力脈動に基づく加振
によって生じる騒音が低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマフラの取
付においては、マフラのためのスペースが必要であり、
また、コストアップとなるなどの問題があった。本考案
はこのような問題点を解決しようとするもので、新たな
スペースを必要とせず、さらに、コストアップもわずか
に済ませて圧力脈動の低減効果を得ることを目的とする
ものである。
付においては、マフラのためのスペースが必要であり、
また、コストアップとなるなどの問題があった。本考案
はこのような問題点を解決しようとするもので、新たな
スペースを必要とせず、さらに、コストアップもわずか
に済ませて圧力脈動の低減効果を得ることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、次の特徴を有する脈動減衰器および
脈動減衰器付き冷凍空調装置に関するものである。 (1)脈動源に連接された配管内を伝播してきた圧力脈
動を減衰させるための脈動減衰器において、前記配管と
前記配管内の圧力に応じて作動させる圧力スイッチとを
接続している分岐配管を、前記配管と同等径の管にし、
先端の開口を前記圧力スイッチで閉鎖して、前記圧力脈
動を減衰できるサイドブランチ型マフラに構成したもの
であることを特徴とする脈動減衰器。 (2)圧縮機の吐出配管に接続された配管内を伝播して
きた圧力脈動を減衰させる脈動減衰器を設けるようにし
た脈動減衰器付き冷凍・空調装置において、前記配管と
二方弁とを接続している分岐配管のうち、前記配管側の
前記分岐配管を前記配管と同等径の管にし、前記二方弁
側の前記分岐配管に前記二方弁の出口径と同等径の細孔
を設けて、前記分岐配管でサイドブランチ型マフラを構
成した前記脈動減衰器を設けたことを特徴とする脈動減
衰器付き冷凍・空調装置。
したものであって、次の特徴を有する脈動減衰器および
脈動減衰器付き冷凍空調装置に関するものである。 (1)脈動源に連接された配管内を伝播してきた圧力脈
動を減衰させるための脈動減衰器において、前記配管と
前記配管内の圧力に応じて作動させる圧力スイッチとを
接続している分岐配管を、前記配管と同等径の管にし、
先端の開口を前記圧力スイッチで閉鎖して、前記圧力脈
動を減衰できるサイドブランチ型マフラに構成したもの
であることを特徴とする脈動減衰器。 (2)圧縮機の吐出配管に接続された配管内を伝播して
きた圧力脈動を減衰させる脈動減衰器を設けるようにし
た脈動減衰器付き冷凍・空調装置において、前記配管と
二方弁とを接続している分岐配管のうち、前記配管側の
前記分岐配管を前記配管と同等径の管にし、前記二方弁
側の前記分岐配管に前記二方弁の出口径と同等径の細孔
を設けて、前記分岐配管でサイドブランチ型マフラを構
成した前記脈動減衰器を設けたことを特徴とする脈動減
衰器付き冷凍・空調装置。
【0007】
【作用】本発明は、脈動源に連接された配管を備えた回
路に、運転、制御等に必要な機 器等を設置するために、
元から取り付けられている分岐配管部を利用して、配管
内を伝播してくる圧力脈動を減衰させることのできるサ
イドブランチ型マフラを回路中に設けるようにしたの
で、従来通りの運転、制御等が支障なく行えるととも
に、脈動減衰器を設置するためのスペースを新に確保す
る必要がなく、また低コストで脈動減衰ができる。な
お、この脈動減衰の作用原理は従来技術の第2の例のも
のと同じである。
路に、運転、制御等に必要な機 器等を設置するために、
元から取り付けられている分岐配管部を利用して、配管
内を伝播してくる圧力脈動を減衰させることのできるサ
イドブランチ型マフラを回路中に設けるようにしたの
で、従来通りの運転、制御等が支障なく行えるととも
に、脈動減衰器を設置するためのスペースを新に確保す
る必要がなく、また低コストで脈動減衰ができる。な
お、この脈動減衰の作用原理は従来技術の第2の例のも
のと同じである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る脈動減衰器
の縦断面図である。図において、1a,1bは冷媒ガス
が流れる主配管、2は分岐部品、3aは圧力スイッチ用
の分岐配管、4は圧力スイッチである。従来、主配管か
ら分岐させて設けられ、配管内の圧力に応じて作動させ
る圧力スイッチ用の分岐配管は細い管であったが、それ
を冷媒ガスが流れる主配管1aの径と同程度の径のもの
とし、長さLを、低減しようとする圧力脈動の波長の1/
4の長さにする。
の縦断面図である。図において、1a,1bは冷媒ガス
が流れる主配管、2は分岐部品、3aは圧力スイッチ用
の分岐配管、4は圧力スイッチである。従来、主配管か
ら分岐させて設けられ、配管内の圧力に応じて作動させ
る圧力スイッチ用の分岐配管は細い管であったが、それ
を冷媒ガスが流れる主配管1aの径と同程度の径のもの
とし、長さLを、低減しようとする圧力脈動の波長の1/
4の長さにする。
【0009】図2は本発明の第2実施例に係る脈動減衰
器の縦断面図である。図において、1a,1bは冷媒ガ
スが流れる主配管、2は分岐部品、5は二方弁、3bは
分岐部品2から分岐して二方弁5に連なる分岐配管であ
る。分岐配管3bは弁直前までは太い径とし、太径部の
長さLを、低減しようとする圧力脈動の波長の1/4 にす
る。また、図2に示すように、二方弁5と接続される弁
直前の分岐配管3bには、二方弁5の出口管のあけられ
ている孔径と略同等の大きさの細径が穿設されるととも
に、太径部の直径から出口管相当の直径に縮径されたも
のにされている。
器の縦断面図である。図において、1a,1bは冷媒ガ
スが流れる主配管、2は分岐部品、5は二方弁、3bは
分岐部品2から分岐して二方弁5に連なる分岐配管であ
る。分岐配管3bは弁直前までは太い径とし、太径部の
長さLを、低減しようとする圧力脈動の波長の1/4 にす
る。また、図2に示すように、二方弁5と接続される弁
直前の分岐配管3bには、二方弁5の出口管のあけられ
ている孔径と略同等の大きさの細径が穿設されるととも
に、太径部の直径から出口管相当の直径に縮径されたも
のにされている。
【0010】これらの実施例は、いずれも冷媒回路にお
いて、元から存在していた分岐配管部を脈動減衰器とし
て利用したものであって、その目的に適合するように適
切な径の管を分岐配管として用い、その長さLを圧力脈
動の減衰に適した長さとしたものである。このような構
造としたことによって、特別に脈動減衰器設置のスペー
スを確保する必要なく、かつ従来技術の第2の例と同じ
作用原理によって圧力脈動が減衰する。またこの場合、
次式に示す減音が可能となる。
いて、元から存在していた分岐配管部を脈動減衰器とし
て利用したものであって、その目的に適合するように適
切な径の管を分岐配管として用い、その長さLを圧力脈
動の減衰に適した長さとしたものである。このような構
造としたことによって、特別に脈動減衰器設置のスペー
スを確保する必要なく、かつ従来技術の第2の例と同じ
作用原理によって圧力脈動が減衰する。またこの場合、
次式に示す減音が可能となる。
【0011】
【数1】
【0012】
【発明の効果】本発明の脈動減衰器は、脈動源に連接さ
れた配管、特に圧縮機の吐出配管等に分岐配管が接続さ
れている回路において、前記分岐配管部の一部でサイド
ブランチ型マフラを形成し脈動減衰器を構成するものと
したので、脈動減衰器設置のためのスペースを特別に確
保する必要がなく、また低コストで脈動減衰の効果を発
揮することができる。
れた配管、特に圧縮機の吐出配管等に分岐配管が接続さ
れている回路において、前記分岐配管部の一部でサイド
ブランチ型マフラを形成し脈動減衰器を構成するものと
したので、脈動減衰器設置のためのスペースを特別に確
保する必要がなく、また低コストで脈動減衰の効果を発
揮することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る脈動減衰器の縦断面
図。
図。
【図2】本発明の第2実施例に係る脈動減衰器の縦断面
図。
図。
【図3】従来の脈動減衰器の第1の例の縦断面図。
【図4】従来の脈動減衰器の第2の例の縦断面図。
1a,1b 主配管 2 分岐部品 3a,3b,3c 分岐配管 4 圧力スイッチ 5 二方弁 6 拡張室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−48191(JP,A) 実開 平4−91296(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 53/00 - 55/48 F25B 41/00
Claims (2)
- 【請求項1】 脈動源に連接された配管内を伝播してき
た圧力脈動を減衰させるための脈動減衰器において、前
記配管と前記配管内の圧力に応じて作動させる圧力スイ
ッチとを接続している分岐配管を、前記配管と同等径に
して、先端を前記圧力スイッチで閉鎖し、前記圧力脈動
を減衰できるサイドブランチ型マフラに構成したもので
あることを特徴とする脈動減衰器。 - 【請求項2】 圧縮機の吐出配管に接続された配管内を
伝播してきた圧力脈動を減衰させる脈動減衰器を設ける
ようにした脈動減衰器付き冷凍・空調装置において、前
記配管と二方弁とを接続している分岐配管のうち、前記
配管側の前記分岐配管を前記配管と同等径の管にし、前
記二方弁側の前記分岐配管に前記二方弁の出口径と同等
径の細孔を設けて、前記分岐配管でサイドブランチ型マ
フラを構成した前記脈動減衰器を設けたことを特徴とす
る脈動減衰器付き冷凍・空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10812293A JP3354623B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 脈動減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10812293A JP3354623B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 脈動減衰器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323487A JPH06323487A (ja) | 1994-11-25 |
JP3354623B2 true JP3354623B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=14476490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10812293A Expired - Fee Related JP3354623B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 脈動減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354623B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5481938B2 (ja) | 2009-05-28 | 2014-04-23 | アイシン精機株式会社 | 空気調和装置のオイルセパレータ |
CN106286211A (zh) * | 2015-05-13 | 2017-01-04 | 中南大学 | H型小型制冷系统消声器 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10812293A patent/JP3354623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06323487A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020827 |
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