JP3354618B2 - ベルトの張力調整方法 - Google Patents
ベルトの張力調整方法Info
- Publication number
- JP3354618B2 JP3354618B2 JP04520093A JP4520093A JP3354618B2 JP 3354618 B2 JP3354618 B2 JP 3354618B2 JP 04520093 A JP04520093 A JP 04520093A JP 4520093 A JP4520093 A JP 4520093A JP 3354618 B2 JP3354618 B2 JP 3354618B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- torque
- transmission shaft
- tension
- torque wrench
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、動力伝達にベルト手段
が用いられる機械に適用されるベルトの張力調整方法に
関する。
が用いられる機械に適用されるベルトの張力調整方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種装置として例えば実開昭６
３−２２４５３号公報に記載された考案が存在する。こ
の考案は図３及び図４に示すように、サーボモータから
なる電動駆動体１の回転軸２の軸端に固着された駆動プ
ーリ３とロボットからなる被駆動体４の伝達軸５の軸端
に固着された従動プーリ６との間にベルト７を掛装し、
該ベルト７の張力の調整は、各プーリ３、６に対向して
被駆動体４に開口する窓孔４ａ、４ｂに締付ボルト８、
９を介して締着される蓋１０、１１を取り外し、次いで
電動駆動体１を固定する取付板１２に設けた長孔１３に
挿通される調整ボルト１４を緩め、電動駆動体１を押し
上げておき窓孔４ａ、４ｂからベルト７の張り具合を確
保した後調整ボルト１４を締め付け取付板１２を固定す
ることにより行われていた。
３−２２４５３号公報に記載された考案が存在する。こ
の考案は図３及び図４に示すように、サーボモータから
なる電動駆動体１の回転軸２の軸端に固着された駆動プ
ーリ３とロボットからなる被駆動体４の伝達軸５の軸端
に固着された従動プーリ６との間にベルト７を掛装し、
該ベルト７の張力の調整は、各プーリ３、６に対向して
被駆動体４に開口する窓孔４ａ、４ｂに締付ボルト８、
９を介して締着される蓋１０、１１を取り外し、次いで
電動駆動体１を固定する取付板１２に設けた長孔１３に
挿通される調整ボルト１４を緩め、電動駆動体１を押し
上げておき窓孔４ａ、４ｂからベルト７の張り具合を確
保した後調整ボルト１４を締め付け取付板１２を固定す
ることにより行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
ようにベルトの張り具合を確保しながらベルトの張力を
調整することは、設定した伝達トルクを得るための張力
にすることが困難であった。本発明は、かかる問題点に
対処するため開発されたものであって設定するベルトの
張力を簡便に得ることができるようにすることを目的と
する。
ようにベルトの張り具合を確保しながらベルトの張力を
調整することは、設定した伝達トルクを得るための張力
にすることが困難であった。本発明は、かかる問題点に
対処するため開発されたものであって設定するベルトの
張力を簡便に得ることができるようにすることを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては以下の手段を採用した。請求項１
に記載のベルトの張力調整方法は、電動駆動体の回転軸
端に固着された駆動プーリと、被駆動体の伝達軸端に固
着された従動プーリとの間にベルトを掛装し、該ベルト
の張力を、前記被駆動体に調整ボルトを介して取付けた
前記電動駆動体の移動で調整するようにしたベルトの張
力調整方法であって、前記回転軸端及び前記伝達軸端の
うち少なくとも伝達軸端側にトルクレンチ装着部を形成
し、回転軸を固定して前記伝達軸端に装着したトルクレ
ンチを回転させて得られるトルク値をベルト摩擦トルク
と判定しながら所定値に調整することを特徴とするもの
である。
め、本発明においては以下の手段を採用した。請求項１
に記載のベルトの張力調整方法は、電動駆動体の回転軸
端に固着された駆動プーリと、被駆動体の伝達軸端に固
着された従動プーリとの間にベルトを掛装し、該ベルト
の張力を、前記被駆動体に調整ボルトを介して取付けた
前記電動駆動体の移動で調整するようにしたベルトの張
力調整方法であって、前記回転軸端及び前記伝達軸端の
うち少なくとも伝達軸端側にトルクレンチ装着部を形成
し、回転軸を固定して前記伝達軸端に装着したトルクレ
ンチを回転させて得られるトルク値をベルト摩擦トルク
と判定しながら所定値に調整することを特徴とするもの
である。
【０００５】
【作用】上述した本発明によるベルトの張力調整方法に
よれば、回転軸端及び伝達軸端のうち少なくとも伝達軸
端側にトルクレンチ装着部を形成し、回転軸を固定して
伝達軸端に装着したトルクレンチを回転させて得られる
トルク値をベルト摩擦トルクと判定しながら所定値に調
整するようにしたので、ベルトの張力調整が容易にな
る。
よれば、回転軸端及び伝達軸端のうち少なくとも伝達軸
端側にトルクレンチ装着部を形成し、回転軸を固定して
伝達軸端に装着したトルクレンチを回転させて得られる
トルク値をベルト摩擦トルクと判定しながら所定値に調
整するようにしたので、ベルトの張力調整が容易にな
る。
【０００６】
【実施例】以下本発明の一実施例を図１及び図２に基づ
いて説明すると、２０は電動駆動体を示し、該電動駆動
体２０の回転軸２１の端部に駆動プーリ２２を固着する
と共に回転軸２１の先端部に図示しないトルクレンチを
装着する６角座からなるトルクレンチ装着部２３を形成
した。
いて説明すると、２０は電動駆動体を示し、該電動駆動
体２０の回転軸２１の端部に駆動プーリ２２を固着する
と共に回転軸２１の先端部に図示しないトルクレンチを
装着する６角座からなるトルクレンチ装着部２３を形成
した。
【０００７】２４は被駆動体を示し、該被駆動体２４の
伝達軸２５の端部に従動プーリ２６を固着し、該従動プ
ーリ２６と前記駆動プーリ２２との間にベルト２７を掛
装すると共に伝達軸２５との先端部に図示しないトルク
レンチを装着する６角座からなるトルクレンチ装着部２
３を形成した。そして前記電動駆動体２０は、これに固
定のベース２８を前記被駆動体２４に立設された調整ボ
ルト２９にナット３０を介して上下動できるように取付
けることにより電動駆動体２０は、ベルト２７を張る方
向に移動可能に取付けた。図中３１はワークの駆動軸、
３２はロータリエンコーダ、３３は油面計、３４は給油
プラグを示す。
伝達軸２５の端部に従動プーリ２６を固着し、該従動プ
ーリ２６と前記駆動プーリ２２との間にベルト２７を掛
装すると共に伝達軸２５との先端部に図示しないトルク
レンチを装着する６角座からなるトルクレンチ装着部２
３を形成した。そして前記電動駆動体２０は、これに固
定のベース２８を前記被駆動体２４に立設された調整ボ
ルト２９にナット３０を介して上下動できるように取付
けることにより電動駆動体２０は、ベルト２７を張る方
向に移動可能に取付けた。図中３１はワークの駆動軸、
３２はロータリエンコーダ、３３は油面計、３４は給油
プラグを示す。
【０００８】かくて電動駆動体２０を起動するとベルト
２７を介して従動プーリ２６が回転し所要の回転トルク
で伝達軸２５を回転し、そのベルト２７の張力調整を行
うときは先ず伝達軸２５の先端部に形成されたトルクレ
ンチ装着部２３をスパナ等で固定し、回転軸２１の先端
部に形成されたトルクレンチ装着部２３にトルクレンチ
を装着して、トルクレンチを回転することにより検出さ
れるトルク値をもってベルト２７の摩擦トルクを判定
し、該摩擦トルクが所定の値と異なるときには、調整ボ
ルト２９に螺合するナット３０を緩めて電動駆動体２０
を上昇或いは下降し、トルクレンチで再度測定し所定の
値となったときナット３０を固定する。すなわち、ベル
ト２７の張力を所望の値に設定するときは、例えば電動
駆動体２０の回転軸２１を固定し、そして被駆動体２４
の伝達軸２５側端部に形成したトルクレンチ装着部２３
にトルクレンチを装着し、該トルクレンチを回転させる
ことによって検出されるトルクレンチのトルク値をもっ
てベルト摩擦トルクと判定する。そして、このベルト摩
擦トルクが設定値と異なるときには、調整ボルト２９を
介して電動駆動体２０を移動させて調整する。
２７を介して従動プーリ２６が回転し所要の回転トルク
で伝達軸２５を回転し、そのベルト２７の張力調整を行
うときは先ず伝達軸２５の先端部に形成されたトルクレ
ンチ装着部２３をスパナ等で固定し、回転軸２１の先端
部に形成されたトルクレンチ装着部２３にトルクレンチ
を装着して、トルクレンチを回転することにより検出さ
れるトルク値をもってベルト２７の摩擦トルクを判定
し、該摩擦トルクが所定の値と異なるときには、調整ボ
ルト２９に螺合するナット３０を緩めて電動駆動体２０
を上昇或いは下降し、トルクレンチで再度測定し所定の
値となったときナット３０を固定する。すなわち、ベル
ト２７の張力を所望の値に設定するときは、例えば電動
駆動体２０の回転軸２１を固定し、そして被駆動体２４
の伝達軸２５側端部に形成したトルクレンチ装着部２３
にトルクレンチを装着し、該トルクレンチを回転させる
ことによって検出されるトルクレンチのトルク値をもっ
てベルト摩擦トルクと判定する。そして、このベルト摩
擦トルクが設定値と異なるときには、調整ボルト２９を
介して電動駆動体２０を移動させて調整する。
【０００９】このように、上述したベルトの張力調整方
法によれば、トルクレンチを使用することによって簡単
にベルトの摩擦トルクが測定でき、この測定値が設定値
と異なっている場合には調整ボルトを介して容易に修正
することができる。なお、前記において回転軸２１及び
伝達軸２５の先端部の双方にトルクレンチ装着部２３を
形成しているが、片方をスパナ等で固定可能に形成すれ
ばよく、必ずしも双方をトルクレンチを装着可能に形成
する必要はないし、形状も６角座に限定されない。ま
た、調整ボルトも前記した構成に限定されないことは言
うまでもない。
法によれば、トルクレンチを使用することによって簡単
にベルトの摩擦トルクが測定でき、この測定値が設定値
と異なっている場合には調整ボルトを介して容易に修正
することができる。なお、前記において回転軸２１及び
伝達軸２５の先端部の双方にトルクレンチ装着部２３を
形成しているが、片方をスパナ等で固定可能に形成すれ
ばよく、必ずしも双方をトルクレンチを装着可能に形成
する必要はないし、形状も６角座に限定されない。ま
た、調整ボルトも前記した構成に限定されないことは言
うまでもない。
【００１０】
【発明の効果】このように本発明によるベルトの張力調
整方法によれば、ベルトを掛装するプーリの回転軸及び
伝達軸の少なくとも伝達軸側の先端部にトルクレンチ装
着部を形成し、回転軸を固定した状態でトルクレンチを
使用して伝達軸側を回転させて得られるトルク値をベル
ト摩擦トルク値と判定するようにしたので、ベルトの摩
擦トルクを簡便に測定でき、この測定値に基づいて張力
調整を容易に行うことができるといった顕著な効果を有
する。
整方法によれば、ベルトを掛装するプーリの回転軸及び
伝達軸の少なくとも伝達軸側の先端部にトルクレンチ装
着部を形成し、回転軸を固定した状態でトルクレンチを
使用して伝達軸側を回転させて得られるトルク値をベル
ト摩擦トルク値と判定するようにしたので、ベルトの摩
擦トルクを簡便に測定でき、この測定値に基づいて張力
調整を容易に行うことができるといった顕著な効果を有
する。
【図１】 本発明の一実施例を示す側面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線矢視図である。
【図３】 従来例を示す断面図である。
【図４】 図３のＢ−Ｂ線矢視図である。
２０ 電動駆動体 ２１ 回転軸 ２２ 駆動プーリ ２３ トルクレンチ装着部 ２４ 被駆動体 ２５ 伝達軸 ２６ 従動プーリ ２７ ベルト ２９ 調整ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 電動駆動体の回転軸端に固着された駆動
プーリと、被駆動体の伝達軸端に固着された従動プーリ
との間にベルトを掛装し、該ベルトの張力を、前記被駆
動体に調整ボルトを介して取付けた前記電動駆動体の移
動で調整するようにしたベルトの張力調整方法であっ
て、前記回転軸端及び前記伝達軸端のうち少なくとも伝
達軸端側にトルクレンチ装着部を形成し、回転軸を固定
して前記伝達軸端に装着したトルクレンチを回転させて
得られるトルク値をベルト摩擦トルクと判定しながら所
定値に調整することを特徴とするベルトの張力調整方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04520093A JP3354618B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ベルトの張力調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04520093A JP3354618B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ベルトの張力調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06257650A JPH06257650A (ja) | 1994-09-16 |
| JP3354618B2 true JP3354618B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=12712631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04520093A Expired - Lifetime JP3354618B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ベルトの張力調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3354618B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP04520093A patent/JP3354618B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06257650A (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020820 |
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