JP3354364B2 - 外燃機関の再生器 - Google Patents

外燃機関の再生器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房、給湯等に
用いられる再生器を用いた外燃機関の再生器の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】外燃機関としては、例えば、特開昭62
ー118048号公報、特開平3ー244968号公報
に示すようなものがある。まず、この外燃機関の構成か
ら説明する。
【0003】図3において、1はハウジングであり、こ
のハウジング1内には、高温側ピストン3と、低温側ピ
ストン5が収容・設置されている。上記高温側ピストン
3は、ハウジング1内に収容・設置された高温側シリン
ダ7内を図中上下方向に摺動する。
【0004】また、低温側ピストン5は、ハウジング1
内に収容・設置された低温側シリンダ9内を図中左右方
向に摺動する。高温側シリンダ7及び低温側シリンダ9
内には作動媒体が封入されている。
【0005】高温側ピストン3はピストンロッド11が
連結されており、また、上記低温側ピストン5はピスト
ンロッド13が連結されている。そして、上記ピストン
ロッド11、13は、クランク機構15に連結されてい
る。なお、図中符号17は回転軸を示している。
【0006】高温側ピストン3の外周側には、高温側再
生器19と中温用交換器21が連結して設置されてい
る。
【0007】また、低温側ピストン5の外周側には、低
温用熱交換器23、低温側再生器25、中温用熱交換器
27が連結して設置されている。
【0008】また、高温側ピストン3には高温用熱交換
器29が設置されている。この高温用熱交換器29に
は、例えば、多管式チューブを使用したものである。
【0009】そして、上記クランク機構15の回転によ
り、90°だけずれた高温側ピスト3と低温側ピストン
5とが往復直線運動を行う。それによって、封入されて
いる作動媒体に圧力変動が発生し、圧力上昇時には中温
用熱交換器21、27を介して熱を与え、また、圧力降
下時には低温用熱交換器23を介して熱を汲み上げるこ
とになり、それによって、適宜冷暖房運転を行うもので
ある。
【0010】ところで、上記外燃機関の再生器は、金網
体等の蓄熱体を1枚ずつ直接ハウジング1内に組み込ん
で構成するものと、金網体等の蓄熱体をケース内に充填
し、それをハウジング1内に組み込で構成するものとが
ある。
【0011】それらの内、ケースを使用した再生器の構
成を図4に示す。同図(A)は再生器の斜視断面図、同
図(B)は積層された蓄熱体を取り出して示した斜視外
観図である。各図に示すように、外側再生器ケース10
1と内側再生器ケース103との間に、リング状の蓄熱
体としての金網体105を複数枚だけ積層させることに
より、再生器を構成していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の外燃
機関の再生器は、上記のような構成であったので、次の
ような問題点があった。 (1)蓄熱体としての金網体を1枚ずつハウジング内に
組み込んでいく構成であるから、その組立作業が困難で
あった。 (2)また、金網体の充填率が機関効率に対して大きく
影響することになるが、金網体を1枚ずつハウジング内
に組み込んでいく構成の場合には、その充填率の調整が
困難であった。 (3)再生器ケースに積層するリング状の金網体を素材
から切り取り、又は打ち抜く場合、図2(B)に示すよ
うに無駄な材料片31A、31B,31C・・・を生ず
るため、材料コストが高くなる傾向があった。
【0013】本発明は従来のものの上記課題(問題点)
を解決するようにした外燃機関の再生器を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の外燃機関の再生
器は、上記課題を解決するために、再生サイクルを用い
た外燃機関において、その円筒形の再生器を、複数個の
欠円環状の素材を組み合わせて蓄熱体を構成するように
した。
【0015】この場合、所定層毎の欠円環状の蓄熱体素
子を所定角度ずらすことにより積層方向の接合ラインを
相違するようにすることが望ましい。
【0016】また、所定層積層された上記円環状の蓄熱
体を拡散接合することにより焼結品としての円筒状の再
生器を構成するのが望ましい。
【0017】なお、上記各蓄熱体の素材としては、金網
体、発泡金属、金属繊維のいずれかを用いることができ
る。
【0018】このように複数個の欠円筒状の素材より環
状の蓄熱体を形成すると、素材の切り取り、又は打ち抜
き段階における無駄が少なくなり、材料コストが節減で
きる。
【0019】また、所定層毎に欠円環状の蓄熱体素子の
積層方向の接合ラインを相違させるようにすると、その
接合部におけるガス漏れも防止することができる。
【0020】さらに、上記円筒状に積層された蓄熱体を
拡散接合により焼結品の再生器とすると、この再生器を
ハウジング内に直接組み込むように構成することによ
り、組立作業を容易にすると共に機関効率の低下も防止
できるようになった。
【0021】即ち、予め所定の形状の焼結品とすれば、
従来のように、金網体を1枚ずつ組み込むような煩雑な
組立作業がなくなり組立作業を容易なものとし、また、
ケースを使用することなく焼結品を直接ハウジング内に
組み込むこともでき、このようにした場合には、ケース
を介しての不必要な熱伝導損失がなくなり、機関効率を
向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に示す一実施
の形態により本発明を具体的に説明する。
【0023】本実施の形態で用いる外燃機関の全体構成
図は図3と全く同様であるので、図3を援用して説明す
る。
【0024】本実施の形態による高温側再生器19と低
温側再生器25は、図1に示すような構成になってい
る。
【0025】図1は本実施の形態で用いる高温側再生器
の斜視外観図である。
【0026】同図において、19a1乃至19a3は夫々
欠円環状の蓄熱体素子である。環状の蓄熱体19aは、
例えば、金網体を素材とした3つの欠円環状の蓄熱体素
子19a1〜19a3を隣接して組み合わせて環状の蓄熱
体を構成するようにしている。
【0027】従って、このような蓄熱体19aを多層
(本実施の形態では15層)積層して高温側再生器19
に用いる円筒形の蓄熱体19Aを構成すれば良い。
【0028】この場合、所定層積層された蓄熱体19A
を、拡散結合して焼結し、円筒形の再生器を構成する方
が望ましい。
【0029】なお、環状の蓄熱体19aを所定層積層す
る場合、所定層毎(本実施の形態では5層毎)に各蓄熱
体素子19a1〜19a3の積層方向の接合ラインを相違
させるようにするために、所定角度(本実施の形態で
は、120°)ずらし積層するようにするのが望まし
い。
【0030】また、前記のように、再生器を焼結品とし
て成形するようにすれば、1回の組み込み作業で済み、
ハウジング1内への組み込み作業も簡単である。また、
充填率についても焼結品を成形するときに設定すること
ができる。
【0031】このように本発明の蓄熱体19Aは、蓄熱
体19aを単に積層するものと、積層したものを焼結品
に成形するものとがあるが、いずれの場合も、従来のよ
うにケースに封入する方が形くずれ防止の点では望まし
い。
【0032】しかし、焼結品の場合は、前者に比べると
形くずれがし難くいので、ケースに封入することなく直
接ハウジング1内に組み込むことも可能である。
【0033】このようにした場合には、ケースがなくな
るので、ケースを介しての高温端から低温端への熱伝導
がなくなり、それによって、機関効率の低下を防止する
ことができる。
【0034】また、各蓄熱体素子19a1〜19a3は、
例えば、方形の素材となる金網体を切り取り、又は打ち
抜いて形成するものであり、従来のように方形の金網か
ら環状の蓄熱体を切断するよりも材料の無駄を無くすこ
とができる。
【0035】図2(A)は方形の金網から欠円筒形の蓄
熱体素子を切り取り、又は打ち抜くときの金網の平面
図、同図(B)は従来のように環状の蓄熱体を打ち抜く
ときの金網の平面図である。
【0036】図2(A)、(B)を比較すればわかるよ
うに、本発明の場合は、従来のように所定の大きさの金
網31から環状の蓄熱体32a1及び32a2を切断する
場合よりも、夫々で環状の蓄熱体の1/3相当分の欠円
環状の蓄熱体素子33a1、33a8を余分に切り取り、
又は打ち抜くことができ、材料の金網31を有効に使用
できることになる。従って、再生器作成におけるコスト
を下げることができる。
【0037】上記の実施の形態は高温側再生器19につ
いて、本発明を適用した場合であったが、低温側再生器
25についても、同様に本発明が適用できることは勿論
である。
【0038】なお、上記の実施の形態では、蓄熱体の材
料として金網体を使用した例を示したが、それに限定さ
れるものではなく、発泡金属、金属繊維も使用できるこ
とは勿論である。
【0039】また、上記の実施の形態では、3つの欠円
環状の蓄熱体素子での蓄熱体を形成し、この蓄熱体を所
定層積層する構成を説明したが、蓄熱体の素子数は3つ
には限定されず、2つ又は4つ以上であっても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明の外燃機関の再生器は、上記のよ
うに構成されるので、次のような優れた効果を有する。 (1)環状の蓄熱体を複数個の欠円環状の蓄熱体素子に
分けて金網から切り取り又は打ち抜くようにしたので、
材料となる金網の使用効率が向上し、従って、材料コス
トが大幅に節減できる。 (2)所定層毎の蓄熱体を、所定角度にずらして積層す
るようにすると、その接合部の接合ラインにおけるガス
漏れが防止できる。 (3)所定層積層した蓄熱体を拡散接合により焼結品の
再生器を成形するようにすると、組立作業が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で用いる外燃機関の再生器
の斜視外観図である。
【図2】同図(A)は本発明の実施の形態における方形
の金網から欠円環状の蓄熱体素子を切り取り、又は打ち
抜く場合の金網の平面図、同図(B)は従来例における
方形の金網から環状の蓄熱体を切り取り、又は打ち抜く
場合の金網の平面図である。
【図3】本実施の形態及び従来例の再生器が夫々適用さ
れる外燃機関の全体構成を示す縦断正面図である。
【図4】同図(A)は従来例の再生器の斜視断面図、同
図(B)は従来例の再生器の蓄熱体をケースから取り出
して示す斜視外観図である。
【符号の説明】
19a:環状の蓄熱体 19a1〜19a3:欠円環状の蓄熱体素子 19A:積層された円筒形の蓄熱体 31:金網 33a1〜33a8:欠円環状の蓄熱体素子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 9/00 F02G 1/057

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外燃機関において、 その円筒形の再生器を、複数個の欠円環状の素材を組み
    合わせて環状の蓄熱体を構成するようにしたことを特徴
    とする外燃機関の再生器。
  2. 【請求項2】 所定層毎の欠円環状の蓄熱体素子を所定
    角度ずらすことにより積層方向の接合ラインを相違する
    ようにした請求項1記載の外燃機関の再生器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の外燃機関におい
    て、所定層積層された上記円環状の蓄熱体を拡散接合す
    ることにより焼結品としての円筒状の再生器を構成する
    ようにした外燃機関の再生器。
  4. 【請求項4】 上記各蓄熱体の素材として、金網体、発
    泡金属、金属繊維のいずれかを用いるようにした請求項
    1乃至3のいずれかに記載の外燃機関の再生器。
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