JP3003287U - ブルマイヤーヒートポンプの再生器 - Google Patents

ブルマイヤーヒートポンプの再生器

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JP3003287U
JP3003287U JP1994004011U JP401194U JP3003287U JP 3003287 U JP3003287 U JP 3003287U JP 1994004011 U JP1994004011 U JP 1994004011U JP 401194 U JP401194 U JP 401194U JP 3003287 U JP3003287 U JP 3003287U
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JP
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regenerator
working fluid
heat
wall
ring
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JP1994004011U
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Inventor
秉 茂 李
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ブルマイヤーヒートポンプの再生
器胴体の内壁に沿って流れる作動流体の量を減少させ
て、再生効率を向上させる。 【構成】 再生器胴体14B,24Bの内壁と蓄冷/熱
材15の外側面との間に作動流体の流れを阻止する流れ
阻止部4を形成する。流れ阻止部は、再生器胴体の内壁
に形成した溝部400と、溝部に嵌合されるリング部4
10とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブルマイヤーヒートポンプ(Vuilleumier heat pump )の再生器に 関し、特に、再生器胴体の内壁と蓄冷/熱材の外壁との間の隙間を流れる作動流 体の量を減少させることにより、再生効率を向上させ、従って、ヒートポンプの 効率を向上させたブルマイヤーヒートポンプの再生器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ブルマイヤーヒートポンプは、図1に示すように、高温側シリンダ1 00と低温側シリンダ200とがそれぞれ直角となるように配置されている。
【0003】 高温側シリンダ100は、高温ディスプレーサ110により、高温作動空間1 01と高温側中温作動空間102とに区画されている。また、高温側シリンダ1 00は、燃焼器300からの熱エネルギを吸収する高温熱交換器120と、熱エ ネルギを外部に放出する高温側中温熱交換器130と、高温作動空間101と高 温側中温作動空間102との間を流動する作動流体からの熱を蓄熱あるいは放熱 する高温再生器140とを備える。
【0004】 低温側シリンダ200は、低温ディスプレーサ210により、低温作動空間2 01と低温側中温作動空間202とに区画されている。また、低温側シリンダ2 00は、熱エネルギを吸収する低温熱交換器220と、熱エネルギを外部へ放出 する低温側中温熱交換器230と、低温作動空間201と低温側中温作動空間2 02との間を流動する作動流体からの熱を蓄熱あるいは放熱する低温再生器24 0とを備える。
【0005】 前記のように構成されたブルマイヤーヒートポンプは、燃焼器300にて高温 熱交換器120を加熱することにより、作動される。ここで、4個の相互異なる 作動空間101,102,201,202を有する2個のシリンダ100,20 0内には、作動流体(例えば、ヘリウムガス)が充填されており、シリンダ10 0及び200内でそれぞれ高温ディスプレーサ110及び低温ディスプレーサ2 10を一定の位相差をもって往復動させることにより、各作動空間101,10 2,201,202内の作動流体を相互に移動させる。そして、作動流体の温度 変化に伴う圧力変動を起こすことにより、それぞれの高温及び低温作動空間内で 作動流体を等温膨脹及び等温圧縮させる。各作動空間内の作動流体は熱交換器に 送られて、冷暖房出力を得るようになっている。
【0006】 このようなブルマイヤーヒートポンプの一部を構成する高温再生器140及び 低温再生器240は、図5に示すように、中空の再生器内部に金属材質の網であ る金網5を備えている。この再生器140,240は、高温作動空間101から 高温側中温作動空間102に、低温側中温作動空間202から低温作動空間20 1にそれぞれ移動する作動流体の熱を一部蓄熱する。また、作動流体の移動方向 が変わると、各再生器140,240に蓄熱された熱が放熱され、各再生器14 0,240を通過する作動流体を加熱する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の再生器においては、再生器胴体の内壁と金網の側面との間の隙 間を通じて作動流体が流れるために、高温または低温の作動流体は、再生器にお いて充分に熱交換されることになしに、直接各熱交換器120,130,220 ,230に流入して、ブルマイヤーヒートポンプの冷暖房効率の低下を招いてい た。すなわち、加熱された高温の作動流体が、直接、低温作動空間に流入するた めに、低温作動空間内の温度が上昇し、一方、低温の作動流体が、直接、高温側 作動空間に流入するために、高温作動空間内の温度が低下という欠点があった。
【0008】 なお、このような従来の再生器の一例が、実開昭63−120055号公報に 示されている。
【0009】 そこで、本考案の目的は、再生器胴体と蓄冷/熱材との間の隙間を通して作動 流体が流動することを防止した再生器を提供することにある。
【0010】 本考案の他の目的は、高温の作動流体が直接低温作動空間に、また、低温の作 動流体が直接高温作動空間にそれぞれ流入することを防止することによって、冷 暖房効率を高めた再生器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案のブルマイヤーヒートポンプの再生器は、再生器胴体の内壁とこの胴体 内に収容される蓄冷/熱材の外側面との間を作動流体が流れるのを阻止する流れ 阻止部を設けて成る。
【0012】 前記流れ阻止部は、再生器胴体の内壁に形成した多数の溝部と、各溝部を境界 に分割された蓄冷/熱材を支持して、前記溝部に嵌合される多数のリング部とか ら成る。
【0013】 また、各リング部は、重ね合せた複数のリングから成り、各リングのエンドカ ット部が相互に異なる位置となるように配置されることが好ましい。
【0014】 更に、前記流れ阻止部は、再生器胴体内壁に形成された凹凸部と、蓄冷/熱材 の外側面に形成された対応する形状の凹凸部とで構成してもよい。
【0015】
【作用】
以上のように構成された本考案の再生器は、胴体内壁に形成された溝部に、リ ングの外周部を密着させて設置することにより、胴体内壁と蓄冷/熱材の外側面 との間の隙間に作動流体が流入することを阻止して、蓄冷/熱材を通じて各作動 空間に流入するようにしている。
【0016】
【実施例】
図2は、図1に示すようなブルマイヤーヒートポンプに使用する本考案に基づ く再生器の断面図を示す。図2において、高温再生器14及び低温再生器24は 、シリンダ形態の中空の胴体14B,24Bと、この胴体内に収容される金属製 の網である蓄冷/熱材15とから成る。この胴体14B,24Bの内壁と蓄冷/ 熱材15の外壁との間には、作動流体の流動を阻止する流れ阻止部4が形成され ている。
【0017】 この流れ阻止部4は、胴体14B,24Bの内壁に一定間隔離隔させて形成し た複数の溝部400と、各溝部に嵌合される遮断リング部410とから成る。
【0018】 図3に示すように、遮断リング410は、一対のリング412からなり、一対 のリングを上下に重ねた状態で前記溝部400に取り付ける。なお、リング41 2の一部分に切り離したカットエンド部411を形成し、これにより、再生器1 4,24の温度に相応した遮断リング部410の膨脹に備えている。
【0019】 2つのリング412のカットエンド部411が、相互に異なる位置(図では反 対方向に)位置するように重ねることにより、カットエンド部411の隙間に流 れる作動流体の量を最大限少なくしている。このリング412をやや弾性を有す る材質にて形成することによって、作動流体が再生器を通過する際、蓄冷/熱材 の振動を吸収する。この効果を最大に発揮させるために、高温再生器140に用 いるリングは金属材から形成し、一方、低温再生器240に用いるリングは金属 材、ゴム材または合成樹脂材から形成するのが好ましい。また、リング412の 断面形状は、円形または四角形状に形成することもできる。更に、各リング部4 12の厚さは、デッドスペースを避けるために、0.5〜2mmとするのが好ま しい。更に、前記リング412の内径を蓄冷/熱材15の外径より大きく形成す る。
【0020】 一方、このようなリング形状に対応させるために、溝部400の形状を円形ま たは四角形状に形成する。また、前記遮断リング部410が各溝部400に嵌め 込まれる際、リングの内周縁が再生器14,24の胴体内壁より内側へ突出する ようにする。更に、分割形成した複数個の蓄冷/熱材15は、前記遮断リング部 410の突出部の上下に配置する。
【0021】 以上のように構成した再生器において、再生器14,24の上下側にある通路 (図示せず)を介して作動流体が再生器14,24を通過すると、多段に設置さ れた蓄冷/熱材15によって蓄熱または放熱を行う。この時、再生器胴体の内壁 に沿って流れる作動流体は複数の遮断リング部410に妨げられて、その流れが 遮断される。
【0022】 従って、再生器胴体の内壁に沿って流れることができなかった作動流体は、蓄 冷/熱材15を通過して、各作動空間に流入するようになる。更に、各蓄冷/熱 材を各遮断リング部にて分離させているので、蓄冷/熱材間の熱伝導率は減少す る。
【0023】 図4は、本考案の再生器の他の実施例を示すもので、流れ阻止部4′は、再生 器胴体14B′,24B′の内壁に作動流体が流れる方向に波型に形成した凹凸 部と、蓄冷/熱材の外側面に前記胴体の内壁形状と対応する形状に形成された凹 凸面とから成る。
【0024】
【考案の効果】
本考案に基づく再生器によれば、再生器胴体の内壁に沿って流れる作動流体の 量が減少するので、再生効率が向上する。また、リングにより分割形成された各 蓄冷/熱材間の熱伝導率は最小化するので、再生器の熱損失を防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく再生器を使用する一般的なブル
マイヤーヒートポンプの概略図である。
【図2】本考案に基づく再生器の1実施例の断面図であ
る。
【図3】本考案に基づく再生器の遮断リング部の斜視図
である。
【図4】本考案に基づく再生器の他の実施例の断面図で
ある。
【図5】従来の再生器の断面図である。
【符号の説明】
4 流れ阻止部 14,14′ 高温再生器 14B,24B,14B′,24B′ 胴体 15,15′ 蓄冷/熱材 24,24′ 低温再生器 100 高温側シリンダ 200 低温側シリンダ 400 溝部 410 遮断リング部 411 カットエンド部 412 リング

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブルマイヤーヒートポンプにおける冷却
    機と加熱器との間に設置され、高温の作動流体が冷却機
    側に流れる際、作動流体の熱を回収して蓄積し、低温の
    作動流体が加熱器側に流れる際、備蓄した熱を作動流体
    に放熱する再生器において、 再生器胴体の内壁と、その中に収容される蓄冷/熱材の
    外側面との間に前記作動流体の流れ阻止部を形成したこ
    とを特徴とする再生器。
  2. 【請求項2】 前記流れ阻止部は、再生器胴体の内壁に
    形成した多数の溝部と、各溝部を境界にして分割された
    蓄冷/熱材を支持して、前記溝部に嵌合される多数のリ
    ング部とから成ることを特徴とする請求項1に記載の再
    生器。
  3. 【請求項3】 各リング部は、重ね合せた複数のリング
    から成り、各リングのエンドカット部が相互に異なる位
    置となるように配置されることを特徴とする請求項2に
    記載の再生器。
  4. 【請求項4】 前記流れ阻止部は、再生器胴体の内壁に
    形成された凹凸部と、蓄冷/熱材の外側面に形成された
    対応する形状の凹凸部とにより成ることを特徴とする請
    求項1に記載の再生器。
JP1994004011U 1993-06-18 1994-04-18 ブルマイヤーヒートポンプの再生器 Expired - Lifetime JP3003287U (ja)

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KR9310814 1993-06-18
KR1993U10814 1993-06-18

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JP3003287U true JP3003287U (ja) 1994-10-18

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