JP3354112B2 - ケーブル用牽引ロープの先導装置における先導具 - Google Patents

ケーブル用牽引ロープの先導装置における先導具

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JP3354112B2
JP3354112B2 JP9119299A JP9119299A JP3354112B2 JP 3354112 B2 JP3354112 B2 JP 3354112B2 JP 9119299 A JP9119299 A JP 9119299A JP 9119299 A JP9119299 A JP 9119299A JP 3354112 B2 JP3354112 B2 JP 3354112B2
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林義正
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イワブチ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一方の電柱位置から他の一方の電
柱位置までわたしたケーブル用牽引ロープを牽引するこ
とにより、該ロープの末端側に接続したケーブルを螺旋
状ケーブル吊具(ケーブル吊り線を巻回させて電柱間に
架設した)に受支案内させて移動し、ケーブルを電柱間
に架設するケーブル架設方法があるが、本発明はこのよ
うな架設方法において、前記ケーブル用牽引ロープの先
端を、前記螺旋状ケーブル吊具を貫通させて一方の電柱
位置から他の一方の電柱位置まで押送するために用い
る、ケーブル用牽引ロープの先導装置における先導具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平9−135510号公報
所載のように、円錐状の先導主体の後方に、弾性線体を
放射状に突設し、該弾性線体の一部に押圧線体を接続す
る連結部とケーブル吊り線と係合するカップリング部を
設けた構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、カップ
リング部をガイドとしてケーブル吊り線に沿わせて移動
させるようにする構造のため吊り線の中間位置に柱間分
岐金具等の装備品が設置されていると、該装備品に接し
てカップリング部がケーブル吊り線より外れ、ケーブル
吊り線に沿う移動ができない。このため、前記従来例
は、中間部に柱間分岐金具等の装備品が存在しない線路
にのみ適用でき、従って、適用上の制約がある。
【0004】本発明は、前記の柱間分岐金具等の装備品
の存在に係りなく、ケーブル用牽引ロープの先導を行え
る先導具を提供すべく創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ケーブル吊り線を巻回さ
せて電柱間に架設した螺旋状ケーブル吊具の内側に先導
具を移動可能に配装し、該先導具の後端に電柱間の距離
に見合う長さの可撓性素材より成る押圧線体の先端を接
続し、該押圧線体の先端に、末端にケーブルを接続した
ケーブル用牽引ロープの先端を接続したケーブル用牽引
ロープの先導装置において、弾性作用に抗して倒伏する
相対する一対のガイド片を複数組前記ケーブル吊り線に
沿わせて先導具主体に立設し、該一対のガイド片間に前
記ケーブル吊り線が嵌入する間隙を設けた構成とするの
である。
【0006】
【作用】先導具がケーブル吊り線に装備した柱間分岐金
具等の装備品位置に至ると、当該装備品に接して相対す
る一対のガイド片の双方又は一方が傾倒(倒伏)して間
隙におけるケーブル吊り線との嵌入状態が解かれるが、
他の一対のガイド片で構成する間隙にケーブル吊り線は
嵌合した状態にあり、押圧線体によって押圧されたケー
ブル吊り線に沿う移動は支障なく行われ、前記一対のガ
イド片の一組が装備品位置を通過すると、再び弾性作用
によって起立するので間隙においてケーブル吊り線に係
合し、前記他の一対のガイド片が装備品位置においてケ
ーブル吊り線より外れてもケーブル吊り線に沿う移動に
支障がない。
【0007】
【実施例】図面は本発明に係るケーブル用牽引ロープの
先導装置における先導具の一実施例を示し、図1は使用
状態を示す側面図、図2は一部拡大平面図、図3は図2
のa−a線断面図、図4は図3のb−b線拡大断面図、
図5は図3のc−c線拡大断面図である。
【0008】図中、1は先導具Aの主体で、主体1は前
後方向に長い平板状の、一対の側板2,2を、前後の仲
介片3,3´と該仲介片3,3´間に介在させた締付け
ボルト4,4´によって接続して構成したものである。
【0009】前記前後の仲介片3,3´は前記側板2,
2間に介在させてねじ8で止着したもので、前仲介片3
には、先端方向に漸次幅狭くした先導部片5aの後端中
央に取付け部片5bを突設した板状の先導片5を、前記
取付け部片5bにおいて前仲介片3の上側に重ね合わせ
て止着し、前記先導部片5aを前記先導部片5aを前記
主体1より前方に突出させてある。
【0010】また、後仲介片3´には接続子6を取付
け、該接続子6によび線工具7の押圧線7aを接続して
ある。
【0011】前記締付けボルト4は前記側板2,2間の
スペーサ筒9を通じて側板2,2間にわたして先端にナ
ット10を螺合して締付けて側板2,2を接続するもの
で、この締付けボルト4の後側に隣接して配した他の締
付けボルト4´は、スペーサ筒9´と該スペーサ筒9´
の両側に配した上側のガイド片11,11および該ガイ
ド片11と側板2との間に介在させたコイルばね12,
12を通じて、前記締付けボルト4と同様に側板2,2
間にわたして先端にナット10´を螺合して締付けて側
板2,2に組付けたものである。
【0012】前記上側のガイド片11はやや先細三角形
状の平板体で成り、基部に貫通させた前記締付けボルト
4´を枢軸として起伏し、互いに同構成の締付けボルト
4´に組付けた一対三組をケーブル吊り線13に沿わせ
て列設し、相対する一対のガイド片11,11の起立時
にケーブル吊り線13が係合する間隙14が形成される
ようにしてある。
【0013】また、ガイド片11は前記コイルばね12
の付勢に抗して倒伏し、コイルばね12の付勢力は、前
記側板2側に設けたピン15とガイド片11側に設けた
ピン15´に、締付けボルト4´を巻回するように配し
た該コイルばね12の端部を係止することにより生じる
ようになっている。
【0014】ガイド片11の螺旋状ケーブル吊具16に
接触しての倒伏方向の回動はコイルばね12の付勢によ
って規制され、コイルばね12の付勢による起立方向の
回動はスペーサ筒9を介する締付けボルト4によって規
制されるがコイルばね12の付勢力はガイド片11が締
付けボルト4位置にまで達しないように設定されてい
る。
【0015】前記側板2,2には、前後の前記ガイド片
11のそれぞれの前方において切欠17,17を設け、
該切欠17を通じて下部が前記側板2より外方に突出す
る屈曲状の下側のガイド片11Aを、その上側の基部に
おいて前記上側のガイド片11と同様にして側板2,2
に組付けてある。
【0016】下側のガイド片は11A,11Aは既設の
ケーブル18を介在して相対向し、上側のガイド片11
Aと同様にケーブル吊り線13に接してコイルばね12
の付勢に抗して倒伏し(横方向に変位し)、ケーブル吊
り線13部を通過すると、コイルばね12の付勢により
起立する(縦方向に変位する)が、側板2との組付け関
係は各部材を同一符号で示す通り上側のガイド片11と
同様であるので説明を省略する。
【0017】なお、下側のガイド片11A,11Aは、
両ガイド片11A,11A間にスペーサ筒9Aを架設す
ることにより、互いに同時に動作するようになってい
る。
【0018】しかして、電柱間に前記ケーブル吊り線1
3を架設し、該吊り線13に巻き付けるようにして螺旋
状ケーブル吊具16を前記電柱間のほぼ全域に配し、該
螺旋状ケーブル吊具16の内側に先導具Aを配し、該先
導具Aの接続子6によび線工具7の前記押圧線7aの先
端に設けたコネクタ7bを取付け、よび線工具7(押圧
線7a)の末端側の接続フック7cに、末端にケーブル
を接続したケーブル用牽引ロープ19の先端を取付ける
ようにして先導具Aを用いるのである。
【0019】なお、図示の適用例は、ケーブル吊り線1
3に沿って配した既設の前記ケーブル18を残存させた
まま、新規のケーブルを電柱間に架設するために用いる
例を示し、前記螺旋状ケーブル吊具16はケーブル吊り
線13と共に前記既設のケーブル18を巻回して配さ
れ、先導具Aの上側のガイド片11,11間の間隙14
にケーブル吊り線13が、下側のガイド片11A,11
A間に前記既設のケーブル18が係合するようにして先
導具Aは前記の通り組付け配置されている。
【0020】従って、既設のケーブル18が存在しない
場合は、下側のガイド11Aは必要としない。
【0021】しかして、よび線工具7の押圧線7aを一
方の電柱位置から他の一方の電柱位置方向へと押圧する
と、先導具Aは上側のガイド片11,11間の間隙14
にケーブル吊り線13が係合しているから、該ケーブル
吊り線13に沿って移動し、ケーブル吊り線13と螺旋
状ケーブル吊具16の交叉部において一対三組のガイド
片11,11中の一つがケーブル吊り線13より外れて
も、他のものが間隙14においてケーブル吊り線13と
係合関係を維持するのでケーブル吊り線13に沿う先導
具Aの移動は円滑に行われ、上側のガイド片11Aとケ
ーブル吊り線13との係合関係により下側のガイド片1
1Aも既設のケーブル18との係合関係を維持し、前記
の移動は尚一層円滑に行われる。もっとも、下側のガイ
ド片11Aは、ケーブル吊り線13とケーブル18との
交叉部において、上側のガイド片11と同様に倒伏、起
立する。
【0022】そして、一方の電柱位置から他の一方の電
柱位置に先導具Aが移動後、よび線工具7すなわち押圧
線体7aを牽引すると、押圧線体7aに引っ張られて前
記螺旋状ケーブル吊具16の内側においてケーブル牽引
用ロープ19の先端が前記一方の電柱側から他の一方の
電柱側へと移動し、次いで、ケーブル牽引用ロープ19
の末端に新設のケーブルを接続し、前記ロープ19を牽
引することによりケーブルは新規に電柱間に架設され
る。
【0023】なお、押圧線体7aは、先導具Aを一方の
電柱位置から他の一方の電柱位置まで押送できる程度の
見合う長さを備え、実施例は、FRP製の可撓性線体で
構成してある。
【0024】因みに、ここで可撓性とは螺旋状ケーブル
吊具16が成す曲路に応じてたわみ変形し、かつ、先導
具Aに押圧力が伝達される性質をいう。
【0025】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
ケーブル吊り線に沿って、しかも、柱間分岐金具等の障
害物があってもケーブル吊り線との係合関係が損なわれ
ることがなく、円滑に移動し得る先導具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す側面図。
【図2】一部拡大平面図。
【図3】図2のa−a線断面図。
【図4】図3のb−b線拡大図。
【図5】図3のc−c線拡大断面図。
【符号の説明】
A 先導具 1 先導具主体 7a 押圧線体 11 ガイド片 13 ケーブル吊り線 14 間隙 16 螺旋状ケーブル吊具 19 ケーブル用牽引ロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/00 H02G 1/02 H02G 1/06 H02G 1/08 H02G 7/05 H02G 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル吊り線を巻回させて電柱間に架
    設した螺旋状ケーブル吊具の内側に先導具を移動可能に
    配装し、該先導具の後端に電柱間の距離に見合う長さの
    可撓性素材より成る押圧線体の先端を接続し、該押圧線
    体の先端に、末端にケーブルを接続したケーブル用牽引
    ロープの先端を接続したケーブル用牽引ロープの先導装
    置において、弾性作用に抗して倒伏する相対する一対の
    ガイド片を複数組前記ケーブル吊り線に沿わせて先導具
    主体に立設し、該一対のガイド片間に前記ケーブル吊り
    線が嵌入する間隙を設けた、先導具。
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