JP3354079B2 - 圧縮空気の冷却除湿装置 - Google Patents

圧縮空気の冷却除湿装置

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JP3354079B2
JP3354079B2 JP19488697A JP19488697A JP3354079B2 JP 3354079 B2 JP3354079 B2 JP 3354079B2 JP 19488697 A JP19488697 A JP 19488697A JP 19488697 A JP19488697 A JP 19488697A JP 3354079 B2 JP3354079 B2 JP 3354079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサ等か
ら供給される湿気を含んだ圧縮空気を冷却して、その圧
縮空気に含まれる水分を凝縮させて、圧縮空気から排除
する、圧縮空気の冷却除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示したような、除湿装
置がある。この除湿装置では、冷却する圧縮空気を通過
させる筒状のタンク10が起立させて設けられている。
ただし、図では、便宜上、タンク10が、横に寝かせて
描かれている。タンク10内の一方の側には、補助熱交
換器20が備えられ、タンク10内の他方の側には、熱
交換器30が備えられている。タンク10の周壁には、
タンク10内への圧縮空気の供給口12と、タンク10
内からの圧縮空気の排出口14とが設けられている。タ
ンク10内の各所には、仕切り壁16が設けられてい
る。そして、供給口12を通してタンク10内に供給し
た圧縮空気を、図4に矢印で示したように、タンク10
内の補助熱交換器20及び熱交換器30により順次冷却
して、排出口14を通してタンク10外部に排出できる
ようにしている。
【0003】補助熱交換器20は、図5に示したよう
に、複数本束状に並べて配設されたパイプ22と、該パ
イプ22周囲に千鳥状に起立させて並べて備えられた複
数枚の邪魔板24とから構成されている。熱交換器30
は、2台の冷凍サイクル40の蒸発器42がタンク10
内に並べて配置されて構成されている。冷凍サイクル4
0の他の構成部品の圧縮機43、凝縮器44、ドライヤ
ー45、キャピラリーチューブ46、ストレーナー4
7、アキュムレータ48等は、タンク10外部に配置さ
れている。冷凍サイクル40の各構成部品間は、冷媒の
循環路49により連結されている。41は、凝縮器44
内を循環する冷媒を水冷するための水循環路である。
【0004】タンク10内には、該タンク10内を通過
する圧縮空気の露点温度を検知するセンサ50が備えら
れている。センサ50は、制御手段60を介して、冷凍
サイクル40に接続されている。制御手段60は、電子
回路等で形成されていて、タンク10内に収容された2
台の各蒸発器42の冷却力をON状態又はOFF状態と
することができるように構成されている。そして、セン
サ50がタンク10内を通過する圧縮空気の露点温度が
所定温度のR度(例えば摂氏10度)以下になったこと
を検知した場合に、制御手段60により、2台の冷凍サ
イクル40の1方の動作を停止させて、タンク10内の
1台の蒸発器42の冷却力をOFF状態とすることがで
きるように構成されている。
【0005】この除湿装置においては、供給口12を通
してタンク10内に供給した圧縮空気を、補助熱交換器
20のパイプ22周囲の邪魔板24の間をくねらせて通
過させることができる。次いで、その圧縮空気を、熱交
換器30の蒸発器42周囲を通過させて、蒸発器42に
より冷却できる。そして、その圧縮空気に含まれる水分
を凝縮させて圧縮空気中から排除できる。圧縮空気中か
ら排除した水分は、ドレン排出口18を通して、タンク
10外部に除去できる。
【0006】熱交換器30により冷却されて水分が排除
された乾燥状態の圧縮空気は、補助熱交換器20のパイ
プ22内を通して、排出口14からタンク10外部に排
出できる。その際には、補助熱交換器20のパイプ22
内を通る熱交換器30で冷却された圧縮空気により、補
助熱交換器20のパイプ22周囲の邪魔板24の間をく
ねらせて通過させる圧縮空気を予備冷却できる。
【0007】換言すれば、供給口12を通してタンク1
0内に供給した圧縮空気を、補助熱交換器20で予備冷
却した後、熱交換器30により冷却できる。そして、そ
の圧縮空気に含まれる水分を凝縮させて圧縮空気中から
排除できる。そして、乾燥した状態の圧縮空気を、排出
口14を通してタンク10外部に排出できる。
【0008】また、タンク10内を通過する圧縮空気の
露点温度がR度以下になったことをセンサ50が検知し
た場合、即ち圧縮空気の流量が減少したり、圧縮空気の
温度が低下したりして、熱交換器30により圧縮空気が
過度に冷却される状態に陥った場合には、制御手段60
により、2台の冷凍サイクル40の1方の圧縮機43等
の動作を停止させることができる。そして、熱交換器3
0の1台の蒸発器42の冷却力をOFF状態として、熱
交換器30の冷却力を1/2に低減し、タンク10内を
通過する圧縮空気を適度に冷却し続けることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記除
湿装置においては、タンク10内を通過する圧縮空気が
過度に冷却されるのを防ぐ方法として、2台の冷凍サイ
クル40の1方の動作を停止させて、熱交換器30の冷
却力を1/2に低減する手段しかなく、熱交換器30の
冷却力をより広範囲にきめ細かく調整する手段がなかっ
た。
【0010】そのため、上記除湿装置においては、タン
ク10内を通過する圧縮空気が熱交換器30により必要
以上に過度に冷却される現象が頻発した。そして、熱交
換器30の冷凍サイクル40が必要以上に動作して、熱
交換器30がエネルギを無駄に消費した。
【0011】なお、図4に示した除湿装置では、圧縮機
43の冷媒吐出口側とアキュムレータ48付近とを、キ
ャパシテイコントロールバルブ82を備えたバイパス回
路80で接続している。そして、圧縮機43から排出さ
れる高圧の冷媒の一部を、バイパス回路80を通して、
アキュムレータ48側に戻して、圧縮機43の冷媒吸入
側とその吐出側との冷媒の圧力差を一定に保持できるよ
うにしている。そして、蒸発器42で冷却する圧縮空気
の流量やその温度等の変化に合わせて、蒸発器42の冷
却力を所定範囲内で調整できるようにしている。
【0012】また、熱交換器30の冷却力を調整する手
段として、実願昭54−183619号(実開昭56−
101568号公報)の願書に添付された明細書及び図
面に記載されたような、アンロード制御手段が知られて
いる。この手段では、蒸発器の入口側と凝縮器の入口側
とを、コントロールバルブを備えたバイパス通路で接続
している。そして、そのコントロールバルブを開いて、
冷媒の一部を、バイパス回路を通して、蒸発器を通さず
に、凝縮器側に戻すことができるようにしている。そし
て、蒸発器で冷却する圧縮空気の流量やその温度等の変
化に合わせて、蒸発器の冷却力を所定範囲内で調整でき
るようにしている。
【0013】しかしながら、これらの手段は、蒸発器4
2の冷却力を、限られた小範囲内でしか調整できない。
そのために、熱交換器30で冷却する圧縮空気の流量や
その温度等が大きく変化した場合に、それに合わせて、
蒸発器42の冷却力を、広範囲に大小に調整できない。
そして、熱交換器30の冷凍サイクル40がエネルギを
無駄に消費するのを、的確に防ぐことができない。ま
た、上記のように、圧縮空気の流量変化に合わせて熱交
換器30の冷却力をある程度調整できても、圧縮空気の
流量変化に合わせて熱交換器30の容量調整ができな
い。そのため、圧縮空気の流量に対しての熱交換器30
の容量がアンバランス状態となって、圧縮空気と熱交換
器30との熱交換効率が悪化するのを防ぐことができな
い。そして、熱交換器30が、エネルギを無駄に消費す
るのを的確に防ぐことができない。
【0014】本発明は、このような課題を解消可能な、
熱交換器で冷却する圧縮空気の流量やその温度等の変化
に合わせて、熱交換器の冷却力を広範囲にきめ細かく調
整すると共に、圧縮空気の流量変化に合わせて熱交換器
の容量を調整して、圧縮空気と熱交換器との熱交換効率
が落ちるのを防いで、熱交換器がエネルギを無駄に消費
するのを防ぐことのできる圧縮空気の冷却除湿装置(以
下、冷却除湿装置という)を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の冷却除湿装置は、湿気を含む圧縮空
気を熱交換器により冷却して、前記圧縮空気に含まれる
水分を凝縮させて圧縮空気中から排除する除湿装置であ
って、前記熱交換器が冷却する圧縮空気を通過させるタ
ンク内に冷凍サイクルのn(nは、2以上の自然数)台
の蒸発器が収容されて構成され、前記タンク内を通過す
る圧縮空気の露点温度を検知するセンサが備えられて、
該センサで検知した圧縮空気の露点温度に基づき、前記
熱交換器のn台の各蒸発器の冷却力をON状態又はOF
F状態とする制御手段が備えられた除湿装置がT(T
は、2以上の自然数)台備えられ、前記センサがタンク
内を通過する圧縮空気の露点温度がR度以下となって、
そのタンク内の圧縮空気が過度に冷却される状態に陥っ
たことを検知した場合に、前記制御手段が、そのタン
内の一部の蒸発器の冷却力をOFF状態とするように構
成され、前記T台の各除湿装置のタンク内への圧縮空気
の供給口に該供給口に圧縮空気の供給路から前記湿気を
含む圧縮空気を供給する各供給分岐路が連結され、前記
T台の各除湿装置のタンク内からの圧縮空気の排出口に
該排出口から吐き出される前記水分が排除された乾燥状
態の圧縮空気を圧縮空気の排出路に排出する各排出分岐
路が連結されて、該各排出分岐路を閉状態、1/n開口
状態、…、n/n開口状態のいずれかとするバルブが備
えられ、前記圧縮空気の供給路から前記T台の除湿装置
に供給する圧縮空気の供給量を計測する流量計が備えら
れ、該流量計により計測した圧縮空気の供給量に合わせ
て、前記バルブを用いて、前記各排出分岐路を閉状態、
1/n開口状態、…、又はn/n開口状態として、該各
排出分岐路の開口度の総計を、1/(nT)、2/(n
T)、3/(nT)、…、nT/(nT)のいずれかに
調整すると共に、前記各排出分岐路の開口度に合わせ
て、該各排出分岐路が連結された前記排出口を持つ前記
T台の各除湿装置のタンク内のn台の各蒸発器の冷却力
をON状態又はOFF状態とする調整手段が備えられた
ことを特徴としている。
【0016】この第1の冷却除湿装置においては、流量
計により、供給路からT台の除湿装置に供給する圧縮空
気の供給量を計測できる。そして、その流量計により計
測した圧縮空気の供給量に合わせて、調整手段により、
バルブを用いて、T台の各除湿装置のタンク内から排出
路に圧縮空気を排出する各排出分岐路を閉状態、1/n
開口状態、…、又はn/n開口状態とすることができ
る。そして、該各排出分岐路の開口度の総計を、供給路
からT台の除湿装置に供給する圧縮空気の供給量に合わ
せて、1/(nT)、2/(nT)、3/(nT)、
…、nT/(nT)のいずれかに調整できる。そして、
該各排出分岐路の閉状態、1/n開口状態、…、又はn
/n開口状態に合わせて、供給路から各供給分岐路を通
してT台の各除湿装置のタンク内に供給する圧縮空気の
供給量を、T台の各除湿装置毎に零、1/n、…、n/
nのいずれかに調整できる。それと共に、調整手段によ
り、各排出分岐路の開口度に合わせて、該各排出分岐路
が連結された排出口を持つT台の各除湿装置のタンク内
のn台の各蒸発器の冷却力をON状態又はOFF状態と
することができる。そして、供給路から各供給分岐路を
通してT台の各除湿装置のタンク内に供給する圧縮空気
の供給量に合わせて、T台の各除湿装置のn台の蒸発器
の冷却力を、T台の各除湿装置毎に零、1/n、…、n
/nのいずれかに調整できる。そして、T台の除湿装置
のタンク内に供給路から供給する圧縮空気の供給総量に
合わせて、T台の除湿装置の熱交換器の冷却力の総計
を、4段階以上の1/(nT)、2/(nT)、3/
(nT)、…、nT/(nT)のいずれかに広範囲にき
め細かく調整できる。
【0017】また、本発明の第1の除湿装置において
は、その供給路を流れる圧縮空気の流量が減少した場合
に、それに合わせて、調整手段により、バルブを用い
て、各排出分岐路を、閉状態、1/n開口状態、…、又
はn/n開口状態とすることができる。そして、供給路
から、供給分岐路を通して、開口状態にある各排出分岐
路が連結された排出口を持つ各除湿装置のタンク内に送
り込む圧縮空気の流速が低下するのを防ぐことがきる。
そして、その各除湿装置のタンク内の蒸発器の周囲を圧
縮空気を淀みなく通過させることができる。そして、蒸
発器とその周囲を通過する圧縮空気との熱交換効率が低
下するのを防ぐことができる。それと共に、その蒸発器
の周囲を淀みなく流れる圧縮空気を、蒸発器を構成する
パイプやフィン等に激しく衝突させて確実に乱流状態と
することができる。そして、圧縮空気中に浮遊するミス
ト状の多数の水滴を、互いに結合させて、水分として、
圧縮空気から効率良く的確に分離して排除できる。
【0018】また、本発明の第1の除湿装置において
は、除湿装置のタンク内を通過する圧縮空気の露点温度
がR度以下となって、熱交換器によりタンク内の圧縮空
気が過度に冷却される状態に陥った場合には、それをセ
ンサにより検知できる。そして、制御手段により、その
タンク内の一部の蒸発器の冷却力をOFF状態とするこ
とができる。そして、その熱交換器の冷却力を低減でき
る。そして、そのタンク内を通過する圧縮空気が熱交換
器により過度に冷却されるのを防ぐことができる。
【0019】本発明の第2の冷却除湿装置は、湿気を含
む圧縮空気を熱交換器により冷却して、前記圧縮空気に
含まれる水分を凝縮させて圧縮空気中から排除する除湿
装置であって、前記熱交換器が冷却する圧縮空気を通過
させるタンク内に冷凍サイクルのn(nは、2以上の自
然数)台の蒸発器が収容されて構成され、前記タンク内
を通過する圧縮空気の露点温度を検知するセンサが備え
られて、該センサで検知した圧縮空気の露点温度に基づ
き、前記熱交換器のn台の各蒸発器の冷却力をON状態
又はOFF状態とする制御手段が備えられた除湿装置が
T(Tは、2以上の自然数)台備えられ、前記センサが
タンク内を通過する圧縮空気の露点温度がR度以下とな
って、そのタンク内の圧縮空気が過度に冷却される状態
に陥ったことを検知した場合に、前記制御手段が、その
タンク内の一部の蒸発器の冷却力をOFF状態とするよ
うに構成され、前記T台の各除湿装置のタンク内への圧
縮空気の供給口に該供給口に圧縮空気の供給路から前記
湿気を含む圧縮空気を供給する各供給分岐路が連結され
て、該各供給分岐路を閉状態、1/n開口状態、…、n
/n開口状態のいずれかとするバルブが備えられ、前記
T台の各除湿装置のタンク内からの圧縮空気の排出口に
該排出口から吐き出される前記水分が排除された乾燥状
態の圧縮空気を圧縮空気の排出路に排出する各排出分岐
路が連結され、前記圧縮空気の供給路から前記T台の除
湿装置に供給する圧縮空気の供給量を計測する流量計が
備えられ、該流量計により計測した圧縮空気の供給量に
合わせて、前記バルブを用いて、前記各供給分岐路を閉
状態、1/n開口状態、…、又はn/n開口状態とし
て、該各供給分岐路の開口度の総計を、1/(nT)、
2/(nT)、3/(nT)、…、nT/(nT)のい
ずれかに調整すると共に、前記各供給分岐路の開口度に
合わせて、該各供給分岐路が連結された前記供給口を持
つ前記T台の各除湿装置のタンク内のn台の各蒸発器の
冷却力をON状態又はOFF状態とする調整手段が備え
られたことを特徴としている。
【0020】この第2の冷却除湿装置においては、流量
計により、供給路からT台の除湿装置に供給する圧縮空
気の供給量を計測できる。そして、その流量計により計
測した圧縮空気の供給量に合わせて、調整手段により、
バルブを用いて、供給路からT台の各除湿装置のタンク
の供給口に圧縮空気を供給する各供給分岐路を閉状態、
1/n開口状態、…、又はn/n開口状態とすることが
できる。そして、該各供給分岐路の開口度の総計を、供
給路からT台の除湿装置に供給する圧縮空気の供給量に
合わせて、1/(nT)、2/(nT)、3/(n
T)、…、nT/(nT)のいずれかに調整できる。そ
して、該各供給分岐路の閉状態、1/n開口状態、…、
又はn/n開口状態に合わせて、供給路から各供給分岐
路を通してT台の各除湿装置のタンク内に供給する圧縮
空気の供給量を、T台の各除湿装置毎に零、1/n、
…、n/nのいずれかに調整できる。それと共に、調整
手段により、各供給分岐路の開口度に合わせて、該各供
給分岐路が連結された供給口を持つT台の各除湿装置の
タンク内のn台の各蒸発器の冷却力をON状態又はOF
F状態とすることができる。そして、供給路から各供給
分岐路を通してT台の各除湿装置のタンク内に供給する
圧縮空気の供給量に合わせて、T台の各除湿装置のn台
の蒸発器の冷却力を、T台の各除湿装置毎に零、1/
n、…、n/nのいずれかに調整できる。そして、その
T台の除湿装置のタンク内に供給路から供給する圧縮空
気の供給総量に合わせて、T台の除湿装置の熱交換器の
冷却力の総計を、4段階以上の1/(nT)、2/(n
T)、3/(nT)、…、nT/(nT)のいずれかに
広範囲にきめ細かく調整できる。
【0021】また、本発明の第2の除湿装置において
は、その供給路を流れる圧縮空気の流量が減少した場合
に、それに合わせて、調整手段により、バルブを用い
て、各供給分岐路を、閉状態、1/n開口状態、…、又
はn/n開口状態とすることができる。そして、供給路
から、供給分岐路を通して、開口状態にある各供給分岐
路が連結された供給口を持つ各除湿装置のタンク内に送
り込む圧縮空気の流速が低下するのを防ぐことがきる。
そして、その各除湿装置のタンク内の蒸発器の周囲を圧
縮空気を淀みなく通過させることができる。そして、蒸
発器とその周囲を通過する圧縮空気との熱交換効率が低
下するのを防ぐことができる。それと共に、その蒸発器
の周囲を淀みなく流れる圧縮空気を、蒸発器を構成する
パイプやフィン等に激しく衝突させて確実に乱流状態と
することができる。そして、圧縮空気中に浮遊するミス
ト状の多数の水滴を、互いに結合させて、水分として、
圧縮空気から効率良く的確に分離して排除できる。
【0022】また、本発明の第2の除湿装置において
は、除湿装置のタンク内を通過する圧縮空気の露点温度
がR度以下となって、熱交換器によりタンク内の圧縮空
気が過度に冷却される状態に陥った場合には、それをセ
ンサにより検知できる。そして、制御手段により、その
タンク内の一部の蒸発器の冷却力をOFF状態とするこ
とができる。そして、その熱交換器の冷却力を低減でき
る。そして、そのタンク内を通過する圧縮空気が熱交換
器により過度に冷却されるのを防ぐことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1は本発明の第1の冷却除湿装置の
好適な実施の形態を示し、図1はその概略構造説明図で
ある。以下に、この第1の冷却除湿装置を説明する。
【0024】図において、100は、図4に示した前述
の除湿装置と同様な構成の除湿装置であり、その同一部
材には、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0025】図の第1の冷却除湿装置では、この除湿装
置100が、2(T=2)台並べて備えられている。2
台の各除湿装置100のタンク10の周壁に備えられた
圧縮空気の供給口12には、供給分岐路110の一端が
連結されている。供給分岐路110の他端は、圧縮空気
の供給路120に連結されている。供給分岐路110
は、供給路120から二股状に分岐している。そして、
供給路120から、圧縮空気を、二股状の各供給分岐路
110を通して、2台の各除湿装置100のタンク10
内への圧縮空気の供給口12に供給できるようにしてい
る。
【0026】2台の各除湿装置100のタンク10の周
壁に備えられた圧縮空気の排出口14には、排出分岐路
130の一端が連結されている。排出分岐路130の他
端は、圧縮空気の排出路140に連結されている。排出
分岐路130は、排出路140から二股状に分岐してい
る。そして、2台の各除湿装置100の2(n=2)台
の蒸発器42が収容されたタンク10内からの圧縮空気
の排出口14から吐き出される圧縮空気を、二股状の各
排出分岐路130を通して、圧縮空気の排出路140に
排出できるようにしている。
【0027】二股状の各排出分岐路130には、該各排
出分岐路130を閉状態、1/2開口状態(半開状
態)、2/2開口状態(全開状態)のいずれかとするバ
ルブ112が備えられている。バルブ112には、例え
ば電動式のバタフライバルブが用いられている。
【0028】圧縮空気の供給路120には、該供給路1
20を通して2台の除湿装置100に供給する圧縮空気
の供給量を計測する流量計150が備えられている。流
量計150には、供給路120を流れる圧縮空気の流量
を計測する電動式の流量カウンタが用いられている。そ
して、該流量カウンタに流れる電流量により、供給路1
20から2台の除湿装置100に供給する圧縮空気の供
給量を計測できるようにしている。
【0029】流量計150とバルブ112と制御手段6
0とは、調整手段160に接続されている。そして、流
量計150により計測した供給路120から2台の除湿
装置100に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、調
整手段160により、バルブ112を用いて、二股状の
各排出分岐路130を閉状態、1/2開口状態、又は2
/2開口状態とすることができるようにしている。そし
て、二股状の各排出分岐路130の開口度の総計を、1
/4(最大開口度の4分の1)、2/4(最大開口度の
4分の2)、3/4(最大開口度の4分の3)、4/4
(最大開口度)のいずれかに調整できるようにしてい
る。それと共に、調整手段160により、二股状の各排
出分岐路130の開口度に合わせて、即ち該各排出分岐
路130が連結された排出口14を持つ2台の各除湿装
置100のタンク10内に供給路120から供給分岐路
110を通して供給する圧縮空気の流量に合わせて、各
除湿装置100のタンク10内の2台の各蒸発器42の
冷却力をON状態又はOFF状態とすることができるよ
うにしている。調整手段160は、電子回路等で形成さ
れている。
【0030】図1に示した第1の冷却除湿装置は、以上
のように構成されていて、この第1の冷却除湿装置にお
いては、供給路120から二股状の各供給分岐路110
を通して2台の各除湿装置100のタンク10内に、圧
縮空気を、その供給口12を通して、供給できる。そし
て、その圧縮空気を、2台の各除湿装置100のタンク
10内に備えられた予備熱交換器20で予備冷却した
後、熱交換器30により冷却できる。そして、その圧縮
空気に含まれる水分を凝縮させて、圧縮空気中から排除
できる。圧縮空気から排除した水分は、ドレン排出口1
8を通して、タンク10外部に排出できる。水分が排除
された乾燥状態の圧縮空気は、2台の各除湿装置100
のタンク10内から、その排出口14及び二股状の各排
出分岐路130を通して、圧縮空気の排出路140に排
出できる。
【0031】その際には、流量計150により、供給路
120から2台の除湿装置100に供給する圧縮空気の
供給量を計測できる。そして、その流量計150により
計測した圧縮空気の供給量に合わせて、調整手段160
により、バルブ112を用いて、二股状の各排出分岐路
130を閉状態、1/2開口状態、又は2/2開口状態
とすることができる。そして、該各排出分岐路130の
開口度の総計を、供給路120から2台の除湿装置10
0に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、1/4、2
/4、3/4、4/4のいずれかに調整できる。そし
て、供給路120から二股状の各供給分岐路110を通
して2台の各除湿装置100のタンク10内に供給する
圧縮空気の供給量を、零、1/2(最大供給量の1/
2)、2/2(最大供給量)のいずれかに調整できる。
それと共に、調整手段160により、二股状の各排出分
岐路130の開口度に合わせて、該各排出分岐路130
が連結された排出口14を持つ2台の各除湿装置100
のタンク10内の2台の各蒸発器42の冷却力をON状
態又はOFF状態とすることができる。そして、二股状
の各供給分岐路110を通して、2台の各除湿装置10
0のタンク10内に供給する圧縮空気の供給量に合わせ
て、2台の各除湿装置100の熱交換器30の冷却力
を、零、1/2、又は2/2に調整できる。そして、2
台の除湿装置100のタンク10内に供給路120から
供給する圧縮空気の供給総量に合わせて、2台の除湿装
置100の熱交換器30の冷却力の総計を、4段階の1
/4(最大冷却力の1/4)、2/4(最大冷却力の2
/4)、3/4(最大冷却力の3/4)、4/4(最大
冷却力)のいずれかに広範囲にきめ細かく調整できる。
【0032】この第1の冷却除湿装置の動作状態を表で
示すと、図2のようになる。図において、Aは、流量計
150により計測した供給路120を流れる圧縮空気の
量を示し、Mは、その際の流量計150を構成する流量
カウンタに流れる電流量を示している。バルブ1、バル
ブ2は、二股状の各排出分岐路130に備えられたバル
ブ112を示し、S1、S2は、2台の除湿装置100
の一方の除湿装置100の2台の蒸発器42を示し、S
3、S4は、2台の除湿装置100の他方の除湿装置1
00の2台の蒸発器42を示している。この図2から、
上述第1の冷却除湿装置によれば、2台の除湿装置10
0に供給する圧縮空気の供給量、即ち供給路120を流
れる圧縮空気の流量に合わせて、2台の除湿装置100
の熱交換器30の2台の蒸発器42の冷却力の総計を、
4段階の1/4、2/4、3/4、4/4のいずれかに
広範囲にきめ細かく調整できることが判る。
【0033】また、除湿装置100のタンク10内を通
過する圧縮空気の露点温度がR度以下となって、熱交換
器30によりタンク10内の圧縮空気が過度に冷却され
る状態に陥った場合には、それをセンサ50により検知
できる。そして、制御手段60により、その熱交換器3
0の1台の蒸発器42の冷却力をOFF状態とすること
ができる。そして、その熱交換器30の冷却力を1/2
(最大冷却力の1/2)に低減できる。そして、タンク
10内を通過する圧縮空気が熱交換器30により過度に
冷却されるのを防ぐことができる。
【0034】また、供給路120を流れる圧縮空気の流
量が減少した場合には、それに合わせて、調整手段16
0により、バルブ112を用いて、各排出分岐路130
を、閉状態、1/2開口状態、又は2/2開口状態とす
ることができる。そして、供給路120から、供給分岐
路110を通して、開口状態にある各排出分岐路130
が連結された排出口14を持つ各除湿装置100のタン
ク10内に送り込む圧縮空気の流速が低下するのを防ぐ
ことがきる。そして、その各除湿装置100のタンク1
0内の蒸発器42の周囲を圧縮空気を淀みなく通過させ
ることができる。そして、蒸発器42とその周囲を通過
する圧縮空気との熱交換効率が低下するのを防ぐことが
できる。それと共に、その蒸発器42の周囲を淀みなく
流れる圧縮空気を、蒸発器42を構成するパイプやフィ
ン等に激しく衝突させて確実に乱流状態とすることがで
きる。そして、圧縮空気中に浮遊するミスト状の多数の
水滴を、互いに結合させて、水分として、圧縮空気から
効率良く的確に分離して排除できる。
【0035】図3は本発明の第2の冷却除湿装置の好適
な実施の形態を示し、図3はその概略構造説明図であ
る。以下に、この第2の冷却除湿装置を説明する。
【0036】図の第2の冷却除湿装置においては、バル
ブ112が、二股状の各排出分岐路130に備えられず
に、二股状の各供給分岐路110に備えられている。
【0037】その他は、図1に示した前述冷却除湿装置
と同様に構成されていて、この第2の冷却除湿装置にお
いては、供給路120から二股状の各供給分岐路110
を通して2台の各除湿装置100のタンク10内に、圧
縮空気を、その供給口12を通して、供給できる。そし
て、その圧縮空気を、2台の各除湿装置100のタンク
10内に備えられた補助熱交換器20で予備冷却した
後、熱交換器30により冷却できる。そして、その圧縮
空気に含まれる水分を凝縮させて、圧縮空気中から排除
できる。圧縮空気から排除した水分は、ドレン排出口1
8を通して、タンク10外部に排出できる。水分が排除
された乾燥状態の圧縮空気は、2台の各除湿装置100
のタンク10内から、その排出口14及び二股状の各排
出分岐路130を通して、排出路140に排出できる。
【0038】その際には、流量計150により、供給路
120から2台の除湿装置100に供給する圧縮空気の
供給量を計測できる。そして、その流量計150により
計測した圧縮空気の供給量に合わせて、調整手段160
により、バルブ112を用いて、二股状の各供給分岐路
110を閉状態、1/2開口状態、又は2/2開口状態
とすることができる。そして、該各供給分岐路110の
開口度の総計を、供給路120から2台の除湿装置10
0に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、1/4、2
/4、3/4、4/4のいずれかに調整できる。そし
て、該各供給分岐路110を通して2台の各除湿装置1
00のタンク10内に供給する圧縮空気の供給量を、
零、1/2、又は2/2のいずれかに調整できる。それ
と共に、調整手段160により、二股状の各供給分岐路
110の開口度に合わせて、該各供給分岐路110が連
結された供給口12を持つ2台の各除湿装置100のタ
ンク10内の2台の各蒸発器42の冷却力をON状態又
はOFF状態とすることができる。そして、二股状の各
供給分岐路110を通して、2台の各除湿装置100の
タンク10内に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、
2台の各除湿装置100の熱交換器30の冷却力を、
零、1/2、又は2/2に調整できる。そして、その2
台の除湿装置100のタンク10内に供給路120から
供給する圧縮空気の供給総量に合わせて、2台の除湿装
置100の熱交換器30の冷却力の総計を、4段階の1
/4、2/4、3/4、4/4のいずれかに広範囲にき
め細かく調整できる。
【0039】また、除湿装置100のタンク10内を通
過する圧縮空気の露点温度がR度以下となって、熱交換
器30によりタンク10内の圧縮空気が過度に冷却され
る状態に陥った場合には、それをセンサ50により検知
できる。そして、制御手段60により、その熱交換器3
0の1台の蒸発器42の冷却力をOFF状態とすること
ができる。そして、その熱交換器30の冷却力を1/2
に低減できる。そして、タンク10内を通過する圧縮空
気が熱交換器30により過度に冷却されるのを防ぐこと
ができる。
【0040】また、供給路120を流れる圧縮空気の流
量が減少した場合には、それに合わせて、調整手段16
0により、バルブ112を用いて、各供給分岐路110
を、閉状態、1/2開口状態、又は2/2開口状態とす
ることができる。そして、供給路120から、供給分岐
路110を通して、開口状態にある各供給分岐路110
が連結された供給口12を持つ各除湿装置100のタン
ク10内に送り込む圧縮空気の流速が低下するのを防ぐ
ことがきる。そして、その各除湿装置100のタンク1
0内の蒸発器42の周囲を圧縮空気を淀みなく通過させ
ることができる。そして、蒸発器42とその周囲を通過
する圧縮空気との熱交換効率が低下するのを防ぐことが
できる。それと共に、その蒸発器42の周囲を淀みなく
流れる圧縮空気を、蒸発器42を構成するパイプやフィ
ン等に激しく衝突させて確実に乱流状態とすることがで
きる。そして、圧縮空気中に浮遊するミスト状の多数の
水滴を、互いに結合させて、水分として、圧縮空気から
効率良く的確に分離して排除できる。
【0041】なお、本発明の第1又は第2の冷却除湿装
置においては、タンク10内に蒸発器42を3台以上の
n台備えたり、除湿装置100を3台以上のT台備えた
りしても良い。そして、そのT台の各除湿装置100の
圧縮空気の排出口14に連結されたT本の各排出分岐路
130、又はそのT台の各除湿装置100の圧縮空気の
供給口12に連結されたT本の各供給分岐路110に、
バルブ112を備えても良い。そして、流量計150に
より計測した供給路120を通過する圧縮空気の流量に
合わせて、調整手段160により、バルブ112を用い
て、T本の各排出分岐路130又はT本の各供給分岐路
110を閉状態、1/n開口状態(1/n開口させた状
態)、2/n開口状態(2/n開口させた状態)、…、
又はn/n開口状態(全開状態)とし、T本の各排出分
岐路130の開口度の総計、又はT本の各供給分岐路1
10の開口度の総計を、供給路120からT台の除湿装
置100に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、6段
階以上の1/(nT)、2/(nT)、3/(nT)、
…、nT/(nT)のいずれかに広範囲にきめ細かく調
整できるようにしても良い。そして、該各排出分岐路1
30又は各供給分岐路110の閉状態、1/n開口状
態、2/n開口状態、…、又はn/n開口状態に合わせ
て、供給路120から各供給分岐路110を通してT台
の各除湿装置100のタンク10内に供給する圧縮空気
の供給量を、零、1/n、2/n、…、n/nのいずれ
かに調整できるようにしても良い。それと共に、T本の
各排出分岐路130の開口度に合わせて、調整手段16
0により、該T本の各排出分岐路130連結された排出
口14を持つT台の各除湿装置100のタンク10内の
n台の各蒸発器42の冷却力をON状態又はOFF状態
としたり、又はT本の各供給分岐路110の開口度に合
わせて、調整手段160により、該T本の各供給分岐路
110が連結された供給口12を持つT台の各除湿装置
100のタンク10内のn台の各蒸発器42の冷却力を
ON状態又はOFF状態としたりできるようにしても良
い。そして、そのT台の除湿装置100のタンク10内
に供給路120から供給する圧縮空気の供給総量に合わ
せて、T台の除湿装置100の熱交換器30の冷却力の
総計を、6段階以上の1/(nT)、2/(nT)、3
/(nT)、…、nT/(nT)のいずれかに広範囲に
きめ細かく調整できるようにしても良い。
【0042】また、本発明の第1又は第2の冷却除湿装
置においては、図1又は図3に示したように、圧縮機4
3の冷媒吐出口側とアキュムレータ48付近とをキャパ
シテイコントロールバルブ82を備えたバイパス回路8
0で接続してなる前述の手段を備えると良い。又は、前
述のアンロード制御手段を備えると良い。そして、2台
以上のT台の除湿装置100の熱交換器30、即ち蒸発
器42の冷却力を、広範囲の4段階以上のnT段階に加
えて、さらにきめ細かく調整できるようにすると良い。
そして、T台の除湿装置100の熱交換器30の冷凍サ
イクル40がエネルギを無駄に消費するのを、より少な
く抑えられるようにすると良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2の冷却除湿装置によれば、圧縮空気の供給路からT
台の除湿装置に供給する圧縮空気の供給量に合わせて、
T台の除湿装置の熱交換器の冷却力の総計を、4段階以
上の1/(nT)、2/(nT)、3/(nT)、…n
T/(nT)のいずれかに広範囲にきめ細かく調整でき
る。そして、T台の除湿装置に供給する圧縮空気の供給
量に合わせて、T台の除湿装置の熱交換器により、供給
路からT台の除湿装置に供給する圧縮空気を過不足なく
適度に冷却し続けることができる。そして、T台の除湿
装置の熱交換器がエネルギを無駄に消費するのを防ぐこ
とができる。
【0044】また、圧縮空気の流量が減少した場合に
は、除湿装置のタンク内の蒸発器周囲を通過する圧縮空
気の流速が落ちるのを防ぐことができる。そして、蒸発
器と圧縮空気との熱交換効率が低下して、熱交換器の冷
凍サイクルがエネルギを無駄に消費するのを、防ぐこと
ができる。それと共に、その蒸発器周囲を通過する圧縮
空気を、蒸発器を構成するパイプやフィン等に激しく衝
突させて確実に乱流状態とすることができる。そして、
圧縮空気に含まれるミスト状の多数の水粒を、互いに結
合させて、水滴とし、圧縮空気から確実に分離できる。
そして、圧縮空気からの水分の分離作業を効率良く的確
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の冷却除湿装置の概略構造説明図
である。
【図2】本発明の第1の冷却除湿装置の動作状態説明図
である。
【図3】本発明の第2の冷却除湿装置の概略構造説明図
である。
【図4】除湿装置の概略構造説明図である。
【図5】図4の除湿装置の予備熱交換器の拡大構造説明
図である。
【符号の説明】
10 タンク 12 圧縮空気の供給口 14 圧縮空気の排出口 18 ドレン排出口 20 予備熱交換器 22 パイプ 24 邪魔板 30 熱交換器 40 冷凍サイクル 42 蒸発器 50 露点温度を検知するセンサ 60 制御手段 100 除湿装置 110 圧縮空気の供給分岐路 112 バルブ 120 圧縮空気の供給路 130 圧縮空気の排出分岐路 140 圧縮空気の排出路 150 流量計 160 調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−288621(JP,A) 特開 昭56−7630(JP,A) 特開 昭57−19541(JP,A) 実開 昭61−91085(JP,U) 実開 平3−7923(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/26 F24F 11/00 F24F 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿気を含む圧縮空気を熱交換器により冷
    却して、前記圧縮空気に含まれる水分を凝縮させて圧縮
    空気中から排除する除湿装置であって、前記熱交換器が
    冷却する圧縮空気を通過させるタンク内に冷凍サイクル
    のn(nは、2以上の自然数)台の蒸発器が収容されて
    構成され、前記タンク内を通過する圧縮空気の露点温度
    を検知するセンサが備えられて、該センサで検知した圧
    縮空気の露点温度に基づき、前記熱交換器のn台の各蒸
    発器の冷却力をON状態又はOFF状態とする制御手段
    が備えられた除湿装置がT(Tは、2以上の自然数)台
    備えられ、前記センサがタンク内を通過する圧縮空気の
    露点温度がR度以下となって、そのタンク内の圧縮空気
    が過度に冷却される状態に陥ったことを検知した場合
    に、前記制御手段が、そのタンク内の一部の蒸発器の冷
    却力をOFF状態とするように構成され、前記T台の各
    除湿装置のタンク内への圧縮空気の供給口に該供給口に
    圧縮空気の供給路から前記湿気を含む圧縮空気を供給す
    る各供給分岐路が連結され、前記T台の各除湿装置のタ
    ンク内からの圧縮空気の排出口に該排出口から吐き出さ
    れる前記水分が排除された乾燥状態の圧縮空気を圧縮空
    気の排出路に排出する各排出分岐路が連結されて、該各
    排出分岐路を閉状態、1/n開口状態、…、n/n開口
    状態のいずれかとするバルブが備えられ、前記圧縮空気
    の供給路から前記T台の除湿装置に供給する圧縮空気の
    供給量を計測する流量計が備えられ、該流量計により計
    測した圧縮空気の供給量に合わせて、前記バルブを用い
    て、前記各排出分岐路を閉状態、1/n開口状態、…、
    又はn/n開口状態として、該各排出分岐路の開口度の
    総計を、1/(nT)、2/(nT)、3/(nT)、
    …、nT/(nT)のいずれかに調整すると共に、前記
    各排出分岐路の開口度に合わせて、該各排出分岐路が連
    結された前記排出口を持つ前記T台の各除湿装置のタン
    ク内のn台の各蒸発器の冷却力をON状態又はOFF状
    態とする調整手段が備えられたことを特徴とする圧縮空
    気の冷却除湿装置。
  2. 【請求項2】 湿気を含む圧縮空気を熱交換器により冷
    却して、前記圧縮空気に含まれる水分を凝縮させて圧縮
    空気中から排除する除湿装置であって、前記熱交換器が
    冷却する圧縮空気を通過させるタンク内に冷凍サイクル
    のn(nは、2以上の自然数)台の蒸発器が収容されて
    構成され、前記タンク内を通過する圧縮空気の露点温度
    を検知するセンサが備えられて、該センサで検知した圧
    縮空気の露点温度に基づき、前記熱交換器のn台の各蒸
    発器の冷却力をON状態又はOFF状態とする制御手段
    が備えられた除湿装置がT(Tは、2以上の自然数)台
    備えられ、前記センサがタンク内を通過する圧縮空気の
    露点温度がR度以下となって、そのタンク内の圧縮空気
    が過度に冷却される状態に陥ったことを検知した場合
    に、前記制御手段が、そのタンク内の一部の蒸発器の冷
    却力をOFF状態とするように構成され、前記T台の各
    除湿装置のタンク内への圧縮空気の供給口に該供給口に
    圧縮空気の供給路から前記湿気を含む圧縮空気を供給す
    る各供給分岐路が連結されて、該各供給分岐路を閉状
    態、1/n開口状態、…、n/n開口状態のいずれかと
    するバルブが備えられ、前記T台の各除湿装置のタンク
    内からの圧縮空気の排出口に該排出口から吐き出される
    前記水分が排除された乾燥状態の圧縮空気を圧縮空気の
    排出路に排出する各排出分岐路が連結され、前記圧縮空
    気の供給路から前記T台の除湿装置に供給する圧縮空気
    の供給量を計測する流量計が備えられ、該流量計により
    計測した圧縮空気の供給量に合わせて、前記バルブを用
    いて、前記各供給分岐路を閉状態、1/n開口状態、
    …、又はn/n開口状態として、該各供給分岐路の開口
    度の総計を、1/(nT)、2/(nT)、3/(n
    T)、…、nT/(nT)のいずれかに調整すると共
    に、前記各供給分岐路の開口度に合わせて、該各供給分
    岐路が連結された前記供給口を持つ前記T台の各除湿装
    置のタンク内のn台の各蒸発器の冷却力をON状態又は
    OFF状態とする調整手段が備えられたことを特徴とす
    る圧縮空気の冷却除湿装置。
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