JP3353441B2 - 数値制御装置及びその故障診断システム - Google Patents
数値制御装置及びその故障診断システムInfo
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Description
制御する数値制御装置に係わり、特に故障発生時におけ
る故障診断を容易にする数値制御装置に関するものであ
る。とりわけ、再現性の低い難解な故障に関して、その
原因を種々の角度から探る機能を持たせた数値制御装置
に関するものである。
説明する。数値制御装置1は、制御ユニット10と、操
作ボード20と、サーボAMP30とを具備している。
前記数値制御装置1に制御される機械40は、モータ4
01と、リミットスイッチやリレー接点等の接点入力4
02と、リレーやソレノイドの接点出力403とを具備
している。前記数値制御装置1の制御ユニット10にお
いて、11は、制御ユニット10自身と、前記接点入力
402と、前記接点出力403とに直流電力を供給する
安定化電源装置たるAVR(DC電源装置)である。
グラムを記憶しているPLCメモリである。このプログ
ラムは、接点入力402と、操作ボード20に取り付け
られた図19で示すメカニカルスイッチ206等の接点
入力と、数値制御装置1の内部状態とにより、シーケン
ス演算を行い、接点出力403と、操作ボード20に取
り付けられた図19で示すランプ207とに、出力を行
うためののプログラムであり、機械の種類により異な
る。
コントロールプログラムが入っているシステムメモリで
ある。104は、操作ボード20とのインタフェースを
司る操作ボードI/Fであり、グラフィックコントロー
ラやCRTコントローラのような表示部を含み、さら
に、操作ボード20に取り付けられた操作ボード制御プ
リント板と通信するマン・マシンインタフェース部を含
んでいる。なお、数値制御装置によっては、図21の小
型数値制御装置(小型NC)のように前記表示部を含ま
ない場合もある。この場合、前記操作ボード制御プリン
ト板にグラフィックコントローラやCRTコントローラ
が含まれる。
ェースを司るサーボI/Fである。数値制御装置の制御
する軸数が多い場合や、高速・高精度が要求される場合
には、サーボI/F105中にサブCPUを持ち、補間
計算を行う。106は、加工プログラムが入っている不
揮発性RAMである。107は、機械入出力I/Fであ
り、接点入力402の入力回路や、接点出力403の出
力回路や、熱変位補正等のアナログ入力回路や、インバ
ータ等へのアナログ出力回路や、計測用の高速ディジタ
ル信号の入力回路を含んでいる。108は、I/Oチャ
ネルであり、RS−232/422等のインタフェース
を有する入出力機器51が接続される。前記RS−23
2/422等のインタフェースを有する入出力機器51
には、例えばテープリーダ、テープパンチャ、カセット
テープ装置、フロッピディスク装置、PLCプログラム
作成装置、加工プログラム作成装置等がある。
続される機器専用のインタフェースや、SCSIや、R
S−232や、イーサネットや、MAP等の通信インタ
フェースを含み、2次メモリ52や、計算機53や、シ
ーケンサ54や、Network上の各種機器55が接
続される。前記2次メモリ52には、例えばフロッピデ
ィスク装置や、ハードディスク装置や、ICカード等が
ある。前記Network上の各種機器55には、例え
ばリモート入出力、セルコントローラ、通信機能付イン
バータ等がある。
明するブロック図である。1011はMPUである。1
012は、MPU1011のコプロセッサとして機能す
るPLC(プログラマブル・ロジック・コントロールI
C)であり、ビット演算命令等のシーケンス命令を高速
処理する機能を持つ。1013は、電源投入時の最初の
飛び先番地に相当するプログラムや、オフラインで使用
するモニタが入っているブーツROMである。1014
は揮発性RAMである。1015は、EEPROMであ
り、機械毎に異なるパラメータを記憶している。101
6はタイマ、1017は割込制御回路、1018はシス
テムBUSコネクタ、1019はPLC102が取り付
けられるPLC BUSコネクタである。
201はCRTや、液晶表示装置や、エレクトロルミネ
センスや、プラズマディスプレイ等の表示装置である。
202はアルファベットキー、203はテンキー、20
4はメニューキーであり、これらの総称をNC操作ボー
ドという。205は、機械操作ボードであり、機械毎に
異なる。206はメカニカルスイッチ、207はランプ
である。
0に取り付けられた電源ONスイッチ(図示せず)を押
すと安定化電源装置たるAVR11がONし、CPU1
01はブーツROM1013を経て、予めシステムメモ
リ103に書き込まれているコントロールプログラムや
PLCメモリ102に書き込まれているプログラムを順
に一命令ずつ実行して処理を進める。前記両プログラム
には、機械40に対する入出力情報処理を行う機械制御
プログラムや、補間処理を行う補間プログラムや、前記
処理に必要なデータを計算する加工プログラムの解読処
理や演算処理などを行う演算プログラムや、操作ボード
20の表示画面201に設定されたデータなどの処理を
行う設定表示プログラム等がある。これらを総称してC
NCプログラムと云う。
LCプログラムが入っており、PLC1012と共に数
値制御装置内蔵シーケンサを構成している。これらのプ
ログラムは、緊急度により優先順位を有している。ある
プログラムの実行中に優先順位の高い別のプログラムの
処理要求(割込み)があれば、現在実行中のプログラム
を中断して、優先順位の高いプログラムの実行に移り、
そのプログラムが終わると先に中断されたプログラムの
実行に戻る。この管理は、OSにより行われる。
は、接点入力402の情報を機械入出力I/F107を
介して受け取る。また、CNCプログラムの機械制御プ
ログラムから情報を受け取る。また、設定表示プログラ
ムから操作ボード20のメカニカルスイッチ206の情
報を受け取る。そして、受け取った情報とラダー図とに
従って、ビット演算を行う。そして、機械入出力I/F
107を介して、接点出力403に出力する。また、操
作ボード20のランプ207の表示情報を設定表示プロ
グラムに渡す。また、数値制御装置の動作に必要な信号
をCNCプログラムの機械制御プログラムに渡す。
って各種の判断と制御とを行う。演算プログラムは不揮
発性RAM106に入っているNC指令を解読し、これ
が軸移動指令であれば、一定時間に移動すべき移動量の
演算を行い、補間プログラムに渡す。補間プログラムに
は更に細分化された時間に移動すべき移動量を各軸毎に
算出し、順にサーボAMP30に送信する。サーボAM
P30は前記情報を受け取り、その内容に応じてモータ
401を駆動する。
の間のインタフェースを受け持ち、操作ボード20内の
NC操作ボードの各種キー情報や機械操作ボード205
のメカニカルスイッチ206の情報を、操作ボードI/
F104より受け取る。そして、受け取った情報に基づ
いて処理を行う。また、操作ボードI/F104を通じ
て、機械操作ボード205内のランプ207への出力処
理を行う。更に表示画面201への表示情報の作成と送
信を行う。
ックコントローラやCRTコントローラを有している場
合は、表示情報をビデオ信号で表示画面201に出力す
る。一方、これらのコントローラを有しない場合は、機
械操作ボード205内のランプ207への出力信号と同
様に、図示しないシリアル回路を通じて、操作ボード2
0に送信する。シリアル通信線で送信する場合は、通信
のためのCPUを操作ボード20に設けるのが一般的で
ある。
る。図20はサーボAMP30の内部構成を説明するブ
ロック図である。301はMPU、303はRAM、3
04はROMであり、これらによりCPUが形成され
る。305は、A/D変換器、306は制御回路であ
る。307は、前記制御ユニット10のサーボI/F1
05とデータの受け渡しをする通信I/F回路である。
313Aは、制御ユニット10または前段のサーボAM
Pに接続されるコネクタである。
れるコネクタである。308は電流検出回路、309は
点弧回路、310はパワー回路である。311は、前記
モータ401に接続されるコネクタである。312は、
モータ401に取り付けられた検出器に接続されるコネ
クタである。314は、軸番号選択スイッチであり、複
数のサーボAMP30が接続される場合に、各々を区別
するのに使用される。315は、サーボAMPの種類設
定スイッチである。サーボAMPの種類は、ハードウェ
アが決まると自動的に決まるためスイッチにせずに、ハ
ードウェア毎固定してもよい。
主軸AMPの総称である。前記MPU301は、制御ユ
ニット10からの指令を通信I/F回路307を介して
受け取り、その内容に応じて指令を制御回路306に渡
し点弧回路309を介して、パワー回路310内部のト
ランジスタ等のスイッチング素子のON/OFF制御を
行い、コネクタ311を介してモータを駆動する。
08は、電流ループを組むのに使用される。コネクタ3
12より入力されるエンコーダF/B信号は速度ループ
と位置ループを組むのに使用される。これらの制御を司
っているのがROM304に入っているサーボAMPフ
ァームウェアである。図21は、数値制御装置の分類を
示す表である。この表に示すように、数値制御装置には
単能盤やトランスファーマシンに使用される1軸NC、
小型工作機械に使用される小型NC、通常の工作機械に
使用される標準NCに分類される。
明する。数値制御装置の故障は、ハードウェア関連のも
の、ソフトウェア関連のものに分けられるが、ここで
は、説明の便宜上、先ず、ハードウェア関連のもので制
御ユニット10に係るシステムにとって致命的な故障表
示について説明する。制御ユニット10の致命的な故障
表示としては、例えば次の3つのアラーム表示がある。
Nしていない時に発生するErrorで、これにより速
やかにシステムを停止する機能を持っている。数値制御
装置のようにリアルタイムでRUNするシステムにおい
ては、周期的に毎回通るルーティンを設けてそのルーテ
ィンを通る毎に特殊なカウンタ(Watch dog
timer)をリセットしている。何らかの理由でシス
テムが正常にRUNしなくなった場合には、このルーテ
ィンを通らなくなるので、このカウンタをリセットする
事もなくなる。このカウンタの入力クロック端子に一定
の周波数のクロックを入れておけば、このカウンタはオ
ーバフローし、この出力でMPU1011に割り込みを
かけ、画面表示した後、システムを停止する。
M106内のRAM(バッテリバックアップ付)には信
頼性を上げるためにパリティビット用メモリがついてい
る。これらのRAMにデータを書き込むときに、バイト
毎にパリティビットを含めた”1”のビット数が奇数に
なるようにパリティビット用メモリにも書き込んでお
き、データ読み取り時に、何らかの理由でメモリ内容が
変化した場合、1ビットのみの変化であれば全体が偶数
になるので、これを検出してParity error
とし、画面表示した後、システムを停止する。尚、シス
テムが停止する事により、同時にWatch dog
errorにもなる。
びその内部回路)は、CPU101内のMPU1011
より見て、それぞれの固有アドレスが割り付けられてい
る。(これをアドレスMAPとか、メモリMAPとか云
う)ハードウェアの故障やソフトウェアの暴走等によ
り、これら決まったアドレス以外の領域をアクセスする
と、アンサーが返らずBus errorとなるのでこ
れを表示装置201に画面表示した後、システムを停止
する。尚、システムが停止する事により同時にWatc
h dog errorにもなる。
生した場合の、従来よく使用されている画面表示であ
る。図23は、Parity errorが発生した場
合の原因推定に使用される保守説明書のようなマニュア
ル類の原因推定図である。このアラームが発生すると数
値制御装置1のオペレータは、保守部門に連絡し、保守
担当者は保守説明書のようなマニュアル類で推定原因を
調べて、不良部品を推定し、カットアンドトライの方法
で、推定原因が当たるまで、手持ちの予備品と交換す
る。
サービス部門に電話等の通信手段を用いて、アラーム内
容と発生状況を連絡する。原因を特定するためには、適
切な対策をたてるため正確な発生状況の確認が必要であ
る。通常、数値制御装置の故障に際して、サービス部門
に次の発生状況を連絡する必要がある。
tity error (2)いつ発生したか? (3)NCの運転モード(どのプログラムを実行した
時)は? (4)故障の頻度 (5)外部環境(ノイズ、周囲温度、電源事情、バッテ
リ電圧) サービス部門は、この発生状況の連絡を受けると、この
発生状況と過去のデータを照らし合わせて推定原因を調
べて、不良部品を推定し、交換部品を準備してに出向
く。
0号公報に示された、エキスパートシステムを利用した
故障診断方法が示している。但し、特開昭64−810
10号公報においては手動パルス発生器を例にとって説
明してあるが、ここではParity errorを例
にとって説明する。また図17、図18との整合性を保
つため図の内容について一部変更している。図24、図
25は特開昭64−81010号公報に示された、エキ
スパートシステムを含む数値制御装置に相当するブロッ
ク図である。
論機構プログラムが入っている推論ソフトウェア、10
62は種々の故障に対する原因究明とその処置方法につ
いての専門知識、各種情報を読み取って現象を判断する
知識が備えられた知識ベース、1033はアラーム検知
部、図25の10142はNC内部情報である。アラー
ム検知部1033を破線で示した理由は、実際の数値制
御装置においてアラーム検知部1033は独立した回路
ブロックを持っているのではなく、図24の全ての回路
ブロックに分散されてふくまれているからである。 ま
た、加工プログラムの誤り、操作ミス等はソフトウェア
で検知するからである。
ェア1032と、知識ベース1062と、対話入力手段
である操作ボード20とで故障診断エキスパートシステ
ムを構成する。ここで、エキスパートシステムとは、専
門家(エキスパート)が持っている知識をコンピュータ
に蓄積し、専門家がその知識をもとにして判断したり推
論したりするのと同様なプロセスをコンピュータ上で実
現することによって、ユーザが得たい情報を専門家にな
りかわって提供するシステムである。
ながら故障原因を究明する場合について説明する。Pa
rity errorが発生して機械が停止したとす
る。Parity errorの原因として考えられる
原因は図23の通りであるが、簡単のため次の3つ 原因1. バッテリ不良 原因2. 不揮発性RAM(プリント板)不良 原因3. CPU(揮発性メモリの乗っいるプリント
板)不良 だけだとする。
よるものであるかを特定するために、原因探究のための
専門知識を予め知識ベース1062に、コンピュータで
処理しやすいデータ形式で蓄える。例えば、下記のよう
なプロダクションルールと呼ばれる。 「IF〜THEN〜」 形式のルールを専門知識として知識ベース1062に、
コンピュータで処理しやすいデータ形式で格納してお
く。
が点灯」かつ「バッテリアラームのLEDが点灯」 THEN 「原因1」 ルール2.IF「不揮発性RAMのLEDが点灯」かつ
「バッテリアラームのLEDは点灯していない」 THEN 「原因2」 ルール3.IF「不揮発性RAMのLEDが点灯してい
ない。」 THEN 「原因3」
rorが発生して機械が停止したとき、オペレータは操
作ボード20の所定のメニューキー204を押してエキ
スパートシステムの故障診断を起動する。これにより、
図26に示すように予め考えられるいくつかの故障の現
象が表示画面201に表示されるから、故障の現象に応
じた番号をテンキー203から入力する。尚、本例では
数値2を入力して「Parity error」を選択
する。
32が働き入力された故障の現象に応じた知識ベース1
062をもとに原因を探究しようとするが、ルール1〜
3より理解されるように原因を見つけ出すためには、ど
のルールの判定条件が成立するかチェックしなければな
らない。そして、これはオペレータに対する問いかけと
いう形で行われる。すなわち、推論ソフトウェア103
2はどのルールが成立するかを求めるためにまず図27
に示す問いかけを行う。これにより、オペレータが
「1.不揮発性RAMのLEDが点灯している」を選択
すると推論ソフトウェアは原因1か原因2のいずれかで
あると推論し、続いて図28に示す問いかけを行う。こ
こで、もし、オペレータが「1.バッテリアラームのL
EDが点灯している」を選択すると、これはルール1の
条件を満足するため、推論ソフトウェアは故障の原因が
「原因1」であると判断し、その判断結果を図29に示
すように表示する。
て、オペレータが「2.バッテリアラームのLEDが点
灯していない。」を選択するとこれはルール2の条件を
満足するため、推論ソフトウェアは故障の原因が「原因
2」であると判断し、その判断結果を表示する。又、図
27に示す問1の対話画面において「2.不揮発性RA
MのLEDが点灯していない。」を選択すると、推論ソ
フトウェアは問1の問いかけだけでルール3より「原因
3」と判断し、その判断結果を表示する。
故障時の表示画面は故障内容しか表示していなかったの
で、保守部門で修理する場合は、過去のデータの蓄積が
不足しているため、原因を推定する場合にマニュアルを
見て、カットアンドトライの方法で、推定原因が当たる
まで、手持ちの予備品と交換しなければならず時間がか
かるという欠点があった。また、サービス部門で修理す
る場合は、過去のデータの蓄積はあるものの、前記表示
画面においては故障内容しか表示していないため、正確
な発生状況の連絡が大変困難な場合が多く間違った情報
が伝わり、サービス部門が何回も出動しなければ直らな
い場合も生じるという欠点があった。
れた技術においては次の欠点がある。 (1)ここでは、制御ユニットに係わるハードウェアの
致命的な3つの故障の内Parity errorにつ
いて原因が3つだけとして説明したが、実際には、Pa
rity errorの原因は3つだけではないし、更
に数値制御装置には数百〜数千のアラームがあり、膨大
なプロダクションルールと知識ベースが必要である。さ
らに、問いかけを表示するためにも膨大なメモリ容量が
必要となる。 (2)更に、ハードウェアの致命的な故障が発生した場
合にはシステムが正常に動作することは保証されず、操
作ボードにてマンマシンで対話形式で何時間も対話でき
る保証はないということである。
致命的な故障が発生した場合において、プロダクション
ルールで原因が推定できるのは簡単な場合だけで、外部
ノイズとか電源電圧の異常とか周囲温度の急変等で起こ
る再現性のない故障に関しては全く無力であり、電源を
入れ直したら直ってしまったり、エキスパートシステム
で指示された通りプリント板を交換しても、再発したり
することがあり得る。実際、サービス部門が本当に知り
たいのはこうした難解な不具合に対する対策であり、エ
キスパートシステムなどで対応できるような故障は、実
は発生状況さえ明確であれば電話1本で対処できるもの
がほとんどである。
装置は、種々の故障に対する原因の究明についての専門
知識が蓄えられた知識ベース部と、知識ベース部の専門
知識に基き外部環境条件及び内部条件に応じて故障の原
因及び故障の確率を指定し、故障対策に応じて故障の確
率を変更する推論機構部と、推論機構部で推定された故
障原因と故障内容とを木の形態で配置した原因推定図並
びに各故障原因の確率を表示するとともに、故障対策に
応じて少なくとも故障の確率を変更表示する画面表示部
とを備えたものである。
源電圧、交流電源のノイズ、周囲温度のような数値制御
装置に対する外部環境条件を表示するものが好ましい。
また、故障原因に係る安定化電源装置を制御するシーケ
ンス回路は、前記外部環境条件を監視するマイクロコン
ピュータと、マイクロコンピュータと数値制御装置全体
を制御するメインCPUとの通信を媒介する2ポートR
AMとからなるものである。なお、故障原因に係る安定
化電源装置を制御するシーケンス回路は、安定化電源装
置のON.OFFにかかわらず前記外部環境条件を監視
するマイクロコンピュータと、前記外部環境条件を記憶
するNVRAMと、安定化電源装置のON時にマイクロ
コンピュータと数値制御装置全体を制御するメインCP
Uとの通信を媒介する2ポートRAMとから成るものと
しても良い。
数値制御装置全体を制御するメインCPUの内部のマイ
クロプロセッサのアクセスするアドレス履歴を保持する
手段と、そのアドレス、履歴の内容を故障発生時に読み
出す手段と、読み出したアクセスアドレス履歴を表示す
る画面表示部とを備えたものである。また、この発明に
係る数値制御装置は、サブCPU内部のマイクロプロセ
ッサのアクセスするアドレス履歴を保持する手段と、数
値制御装置全体を制御するメインCPU側でそのアドレ
ス履歴の内容を故障発生時に読み出す手段と、読み出し
たサブCPUのマイクロプロセッサのアクセスアドレス
履歴を表示する画面表示部とを備えたものである。
々の故障に対する原因の究明についての専門知識が蓄え
られた知識ベース部と、知識ベース部の専門知識に基づ
いて故障部位及びその故障確率を推定する推論機構部
と、推論機構部で推定された故障部位を要因分類に応じ
て色分けし、更に故障推定確率に応じて色の濃淡をつけ
て表示する画面表示部とを備えたものである。
種々の故障に対する原因の究明についての専門知識が蓄
えられた知識ベース部と、知識ベース部の専門知識に基
づいて故障の原因を推定する推論機構部と、交流電源電
圧、交流電源のノイズ・周囲温度のような数値制御装置
に対する外部環境条件を監視するマイクロコンピュータ
と、マイクロコンピュータと数値制御装置全体を制御す
るメインCPUとの通信を媒介する2ポートRAMとか
ら成る故障診断ユニットを、故障原因に係る安定化電源
装置に接続したものである。
診断システムは、複数の数値制御装置をホストコンピュ
ータに接続し、故障診断をホストコンピュータ側で行う
システムにおいて、ホストコンピュータに、種々の故障
に対する原因の究明についての専門知識が蓄えられた知
識ベース部と、知識ベース部の専門知識に基づいて故障
の原因及びその確率並びに各数値制御装置で発生した故
障内容をもとに故障原因の確率を変更する推論機構部と
を備えたものである。
ば、推論機構部は、トラブルシューティングの知識をも
とに作られた故障内容と故障原因とを木の形態で配置し
た原因推定図が蓄積された知識ベース部の枝の確率を、
内部条件、外部環境条件に応じて、推論機構部に備えら
れた計算式に基づき計算する。画面表示部は、原因推定
図並びに故障原因の確率及び、内部条件及び外部条件及
び現在の状態での最善の処置を表示する。
再度運転を再開すると、推論機構部は、原因推定図が蓄
積された知識ベース部の枝の確率を、この処置に応じて
変更し、画面表示部は、その変更した確率を表示する。
さらに、画面表示部は、交流電源電圧、交流電源ノイ
ズ、周囲温度のような外部環境条件をも表示する。ま
た、安定化電源装置のON・OFFを制御するシーケン
ス回路に備えられたマイクロコンピュータは、交流電源
の電圧及びノイズ並びに周囲温度を監視し、その結果
を、数値制御装置全体を制御するメインCPUとの通信
を媒介する2ポートRAMへ書き込む。
なる作用をさせることができ、その場合には、安定化電
源装置のON・OFFを制御するシーケンス回路に備え
られたマイクロコンピュータは、交流入力がある限り動
作するので、安定化電源装置のON・OFFに関わら
ず、交流電源電圧、瞬時停電履歴、交流電源のノイズ、
周囲温度のような数値制御装置に対する外部環境条件を
数値制御装置の電源がOFF状態でも監視し、NVRA
Mに書き込む。そして、数値制御装置がON時にその内
容を読みだし、その結果を数値制御装置全体を制御する
メインCPUとの通信を媒介する2ポートRAMへ書き
込む。
装置によれば、アドレス履歴を保持する手段は、数値制
御装置全体を制御するメインCPUの内部のマイクロプ
ロセッサのアクセスするアドレスの最新の数ステップ分
を保持する。アドレス履歴の内容を故障発生時に読み出
す手段は、通常ソフトウェアの例外処理ルーティンに設
けられ、故障発生時には割り込みまたはバスエラーを発
生する事により、通常ルーティンより例外処理ルーティ
ンにソフトウェアの流れを変える事によりアクセスアド
レス履歴を読み出す。数値制御装置の画面表示部は読み
出したアクセスアドレス履歴を表示する。
置によれば、サブCPU内部のマイクロプロセッサのア
ドレス履歴を保持する手段は、数値制御装置のサブシス
テムを制御するサブCPU内部のマイクロプロセッサの
アクセスするアドレスの最新の数ステップ分を保持す
る。アドレス履歴の内容を故障発生時に読み出す手段
は、メインCPU側の例外処理ルーティンに設けられ、
故障発生時には割り込みをメインCPU側に対して発生
することにより、通常ルーティンより例外処理ルーティ
ンにソフトウェアの流れを変える事によりサブCPUの
アクセスアドレス履歴を読み出す。数値制御装置の画面
表示部は読み出したサブCPUのアクセスアドレス履歴
を表示する。
置によれば、知識ベース部の専門知識に基づいて数値制
御装置およびその故障確率を推定する推論機構部は、故
障発生時に、数値制御装置を構成する各部品を自動判別
する事により、数値制御装置の画面表示部に、数値制御
装置の実際の形状に近い形で表示し、その中の故障部位
を要因分類に応じて表示し、更に推定確率に応じて色の
濃淡をつけて表示する。
置によれば、故障診断ユニットは故障の発生した数値制
御装置の安定化電源に取り付けられ、知識ベース部と推
論機構部とインタフェース回路及び2ポートRAMによ
り故障診断及び数値制御装置のメインCPUとの通信を
実施する。また、上記のような構成された数値制御装置
の故障診断システムによれば、ホストコンピュータに設
けられた知識ベース部と推論機構部により故障診断を実
施する。
一実施例の故障表示画面を表す図であり、この例では簡
単のためにParity errorが発生した場合の
画面表示を示す。2011は原因推定図表示であり、発
生したアラームは太線で囲んだブロックとしておりPa
rity errorが発生したことを示している。ブ
ロックとブロックを結ぶ線の下の括弧で囲んだ数字は左
側のブロックを結果と見なし、右側のブロックを推定原
因とした場合の推定原因確率を示す。2012は故障発
生時刻表示である。2013は故障発生時点及びその少
し前の環境条件表示である。
106に電源を供給し、メモリバックアップをするため
のバッテリの電圧を示す表示である。2015は制御ユ
ニット10内部のマイクロプロセッサMPU1011の
アクセスアドレス履歴表示である。その一行目はメイン
CPU101内部の図16のMPU1011のアクセス
アドレスの履歴である。二行目は図15のサーボI/F
105内部にサブMPUを持っているシステムにおいて
付加されるもので、そのサブMPUのアクセスアドレス
の履歴である。2016は動作中の加工プログラム表示
である。2017は操作履歴表示である。
する図である。図5は図1の画面表示を実現するための
具体的なハードウェア構成を説明するブロック図であ
る。11Aは環境条件表示するために改良された安定化
電源装置たるAVR、112は温度センサ、101Aは
メインCPU101内部のMPU1011のアクセス履
歴を実現するように改良されたCPU、1051Aはア
クセスアドレス履歴回路、105AはサブCPUのアク
セスアドレスの履歴を実現するように改良されたサーボ
I/F、1051はアクセスアドレス履歴回路である。
図6は環境条件表示を実現するために改良されたAVR
11Aの構成を説明するブロック図である。
整流回路、152、152A、152B、152Cは平
滑回路、153はスイッチング手段、154、154
A、154Bはレギュレータ、155、155Aは電流
検出回路、156は電圧検出回路、158はTTLやC
MOS IC(図示せず)等のディジタルICとOPア
ンプ等のアナログICよりなるシーケンス回路、157
はシーケンス回路158に電力を与える補助電源、15
9はトランス、160は絶縁AMPである。シーケンス
回路158には外部よりONスイッチ、OFFスイッチ
が入力され、更にバッテリと温度センサが接続されてい
る。
は、CPU101AにAC入力断等によりDC出力がも
うすぐ無くなる事を知らせるAC入力断信号、AC入力
断信号出力後暫くの時間経過後に出力されるメモリ保護
に使用されるメモリ保護信号、AVRの異常をCPU1
01Aに知らせるAVR異常信号、バッテリ電圧が低下
した事をCPU101Aに知らせるバッテリ異常信号が
ある。更に、シーケンス回路158はシステムBUS1
11に接続されている。その他の入出力信号はAVR1
1A内部で使用される。
説明するブロック図である。158Aは通常の電源とし
ての機能を司る標準シーケンス回路部分で1581は内
部にマイクロコンピュータMCU、ROM、RAM、タ
イマ、A/D変換器、パラレル入力、パラレル出力等を
含むワンチップマイコン、1582はCMOSディレー
回路、1583は入力信号の雑音を除去するために設け
られたフィルタ回路、1584は不揮発性RAM(以後
NVRAMと云う)である。
ンス回路で、1585はノイズ検知回路、1586は2
PORT RAMである。図8、図9はシーケンス回路
158の動作を説明するフローチャートであり、太線で
囲ったブロックが本発明に関する部分である。図10と
図11は本発明のアクセスアドレス履歴表示を実現する
ハードウェア構成を示すブロック図であり、図10はC
PU101Aのブロック図である。図11はサーボI/
F105Aのブロック図である。図10の1051A,
図11の1051はアドレス履歴回路、10507はM
PU1011のアドレスをラッチしアドレス履歴を記憶
しておくn個のラッチ、10508はラッチしたn段の
アドレス履歴をMPU1011が読み出すためのn個の
バッファである。1052A、1052はWatch
dog error、Parity error、Bu
s errorが発生した事を検知するアラーム検知回
路である。
示動作について説明する。説明の順序は、原因推定図表
示2011、故障発生時刻表示2012、環境条件表示
2013、バッテリ電圧表示2014、アクセスアドレ
ス履歴表示2015の順で行う。Parity err
orが発生して機械が停止したとする。Parity
errorの検知はアラーム検知部1033が行うが、
前述したように実際の数値制御装置においてアラーム検
知部1033は独立した回路ブロックを持っているので
はなく、図5の全ての回路ブロックに分散されており、
Parity errorのようなハードウェアで検知
できるアラームの場合図10のアラーム検知回路105
2A、及び図11のアラーム検知回路1052がこれを
行う。
orが発生したとする。アラーム検知回路1052Aは
Parity errorを検出し、アラーム信号を出
力し、割込制御回路1017で割込みを発生させMPU
1011に知らせる。この割込みを受けたMPU101
1は図5の通常のNCソフトウェア1031による運転
を停止し、制御を推論ソフトウェア1032に渡す。知
識ベース部1062には、通常のエキスパートシステム
の知識ベースとは別に、通常のエキスパートシステムで
は対応できない難解な故障に対して、サービス部門にて
蓄積された知識を元に、図4に示すように結果とその推
定原因の接続図と推定原因の確率の形態で蓄積されてい
る。
従来例において述べたように、確率の代わりに条件が来
る。ここで、通常のエキスパートシステムでは対応でき
ない難解な故障とは、条件を満足しているか調べるため
に特別な測定器を必要としたり、のソフトウェア不正
アクセスやノイズのように、条件自体をそもそも設定す
ることができない接続を含むものである。
良にしても、条件としては、結局、「AVRを交換して
正常に動作しますか?」とか、「プリント板を1枚1枚
交換して正常に動作しますか?」程度の条件となってし
まい、こういう接続を含むものもやや難解な故障と云え
る。推論ソフトウェアは図4のとを組み合わせて、
図1の原因推定図表示2011に示すようにParit
y errorの原因として考えられる原因を故障Tr
eeの形で原因推定図表示2011として表示画面20
1に表示する。
与えられている数字はその右側のブロックが原因である
場合の推定確率である。この推定確率は今までの出荷台
数と受けつけたクレームを元にサービス部門にて作成さ
れ、常に更新される性質のものである。そしてこの推定
確率は知識ベース1062に入っており、サービス部門
より供給される。Parity errorはハイライ
トされており、現在発生している不具合はParity
errorであることをオペレータは認識する。
ロックより右側に6つの枝が延びており、確率の高い順
序で6つの推定原因のブロック図が表示されている。不
揮発性RAM106のParity errorが70
%と最も高いので先ずこのプリント板に関連した不良で
ある事を疑う。不揮発性RAM106は通常バッテリ
(図示せず)でバックアップされているので、不揮発性
RAM106の不良としてはプリント板自身の不良以外
にこのバッテリの容量抜けが考えられ、このブロックの
右側は2つに枝分かれしている。実は、バッテリ電圧表
示2014を実現する回路においてバッテリ電圧を検出
しているので、この2つの枝の推定確率は、サービス部
門より供給される知識ベース1062の値そのものでは
ない。
062とこのバッテリ電圧測定値より計算して、バッテ
リ不良確率を表示する。つまり、バッテリ不良確率はバ
ッテリ電圧の関数として与えられる。ここで、バッテリ
電圧が2.5Vでバッテリバックアップ保証電圧2.6
V以下であり、バッテリ不良確率が90%であるので、
バッテリ不良である確率が非常に高いのである。オペレ
ータは、この画面の処置の欄に表示されたメッセージに
従ってバッテリを交換する。
発性RAM106へのデータの再ローディング等の適切
な処置を実施した後、電源を再投入するなどして、NC
運転のモードに戻し、運転を再開する。この処置が当た
りであれば、通常のNC運転を実施するが、外れの場合
は再び、Parity errorが発生し、アラーム
表示画面が現れる。但し、今度はバッテリを正常なもの
と交換したので、バッテリ電圧表示は3.2Vとなり正
常であるので、全体の推定確率もがらりと変わった図2
の画面になる。
たものである。旧不良確率は、 バッテリ不良・・・・・63% 不揮発性RAMプリント板不良・・・・・7% CPU内揮発性RAM不良・・・・・15% AVR不良・・・・・5% その他のプリント板不良・・・・・5% ソフトウェアアクセス不良・・・・・4% ノイズ・・・・・1% であるが、バッテリを交換した事により、バッテリ不良
の63%は消滅し、但しバッテリ自身の不良はなくなっ
たものの接触不良等が残りこれが3%とすると、 3+7+15+5+5+4+1=40% となり、それぞれの推定原因確率を0.4で除し、合計
が100%になるように適当に丸めることにより求めら
れる。
されたメッセージに従ってCPUプリント板を交換す
る。この処置が当たりであれば、通常のNC運転を実施
するが、外れの場合は再び、Parity error
が発生し、再び図2のアラーム表示画面が現れる。しか
も、今度はバッテリ電圧が変わっていないため、CPU
プリント板を良品と交換したにもかかわらず故障Tre
eの推定確率はほとんど図2と同じものである。
示2011の処置欄の下のメッセージで、メッセージ
「前回実施した処置に対応する番号をKEYでインプッ
トしてください」に従って、オペレータは前回処置した
内容に応じた番号を図17のテンキー203から入力す
る。今の場合は”1”を入力する。すると、表示画面の
内容が変化して図3の表示画面に変わる。オペレータ
は、この画面の処置の欄に表示されたメッセージに従っ
て不揮発性RAMプリント板を交換する。次に、故障発
生時刻表示2012について図10を参照して説明す
る。アラーム検出回路1052Aの出力であるアラーム
信号による割り込みにより、MPU1011は時計10
161の現在時刻を読み取り、故障発生時刻表示を行
う。
〜図9を参照して説明する。この方法は著者が最近提案
した、電源シーケンス可変なAVRで使用した方法の拡
張である。図6、図7、図8、図9で太線で示した部分
が環境条件表示に関連する部分である。本実施例では、
ワンチップマイコン1581を使用し、A/D変換器で
アナログデータからディジタルデータに変換するのに時
間を要するため、図9に示すようなサブルーティンを使
用したが、図8で必要なStepでその都度読み込んで
もよい。先ず、サブルーティン図9より説明する。この
サブルーティンは5msec毎に起動する。5msec
にしたのは通常のAVRにおいて、瞬時停電許容時間が
20msecであるため、20msec以下の瞬時停電
を検知するため、それより一桁低い値にする必要がある
ためである。
タのA/D変換値をReadし、図7の2PORT R
AM1586に書き込む。ここでACモニタとはAC入
力電圧を直接ワンチップマイコンに入力するわけにはい
かないため、図6の補助電源157にてレベル変換する
と共に整流、平滑した入力の事である。但し、ノイズの
測定は実施しないため、高周波はパスさせるものとす
る。高周波カットは図7のフィルタ回路1583で行う
ものとする。これが、AC入力記録処理であり、図1の
環境条件表示2013の「AC入力125V」はこのル
ーティンによって得られたデータである。
値をReadし、不足電圧か過電圧の場合、AC電圧不
足FLAG又は、AC電圧過電圧FLAGをONする。
Step123でAC入力が無くなったと診断される場
合、瞬時停電PARAに1を加えて瞬時停電FLAGに
挿入する。さらに、図7のNVRAM1584と2PO
RT RAM1586に瞬時停電が起こった旨を知らせ
るため瞬時停電時間(5×瞬時停電PARA)を記憶す
る。これが、瞬時停電記録処理であり、図1の環境条件
表示2013の「瞬時停電’92 6−19 AM0:
00 15msec」はこのルーティンによって得られ
たデータである。Step124で瞬時停電PARAが
規定値(例えば5×4=20msec)以上になつた
ら、AC入力断FLAGをONする。
電源ノイズを検出する回路を説明する。図7のノイズ検
知回路1585はAC電源ノイズ検出に使用される回路
で、予めワンチップマイコン1581にてこれ以上の電
圧をノイズと見なす値をラッチ15181にセットして
あるとする。この値はD/Aコンバータ15182でD
/A変換されコンパレータ15183の端子に入力され
基準電圧となる。AC入力にノイズが乗って、コンパレ
ータ15183の出力がONするとフリップフロップ1
5184をセットする。
トされているかチェックし、セットされていたらその旨
をNVRAM1584と2PORT RAM1586に
記録する。これが、AC電源ノイズ記録処理であり、図
1の環境条件表示2013の「AC電源ノイズ1KV以
上 ’93−6−21 AM9:00」はこのルーティ
ンによって得られたデータである。周囲温度検知におい
て、温度センサがフィルタ回路1583に入力され、ノ
イズを除去される。そして、ワンチップマイコン158
1のA/D変換器に入力され、ディジタル量に変換され
る。
定時間が来たら、例えば1時間ごとに、周囲温度A/D
変換値をReadし、NVRAMと2PORT RAM
に記録する。これが、周囲温度記録処理であり、図1の
環境条件表示2013の「周囲温度変化・・・・・」は
このルーティンによって得られたデータである。Ste
p127で5V、+12V、−12VのA/D変換値を
Readし、不足電圧か過電圧の場合、5V電圧不足F
LAG、5V電圧過電圧FLAG、12V電圧不足FL
AG、/12V電圧過電圧FLAG、−12V電圧不足
FLAG又は、−12V電圧過電圧FLAGをONす
る。Step123で24V絶縁電圧のA/D変換値を
Readし、不足電圧か過電圧の場合、24V電圧不足
FLAG又は24V電圧過電圧FLAGをONする。
ンルーティンを図8に従って説明する。AC入力が入力
されるとワンチップマイコン1581はリセット解除さ
れ、Step100に進む。Step100は環境条件
表示のための初期ルーティンであり、前記の瞬時停電P
ARAの初期化とか、ACノイズ測定のためのスレッシ
ョルド値のラッチ15181へのセット等を行う。例え
ば、ACノイズ測定のためのスレッショルド値はNVR
AM1584に予め書き込まれており、この値を利用す
るものとする。勿論、2PORT RAM1586を介
してCPU101Aより設定できるようにすれば、オペ
レータがパラメータ等により操作ボード20によりいつ
でも設定変更できるのでよりよいが、この方法はソフト
ウェアが複雑になるので説明の都合上省略する。
AC入力が入っている状態で、Step101でONス
イッチが押されるとStep102に進む。Step1
02でOFFスイッチが押されていないとStep10
3に進む。Step102でOFFスイッチが押されて
いるとOFFスイッチ優先によりStep101に戻り
ONスイッチが押されるのを待つ。
トしてスイッチング手段153をONする。すると、整
流回路151、平滑回路152にて直流に変換された電
力はスイッチング手段153でスイッチングされ、トラ
ンス159、整流回路151C、平滑回路152Cを経
て5Vが、整流回路151A、平滑回路152A、レギ
ュレータ154、154Aを経て±12Vが出力され始
める。出力を5Vにするための制御は電圧検出回路15
6で検出した電圧をフィードバックするフィードバック
制御で行っている。5V出力がショートされた状態でス
イッチング手段153がONされると電流検出回路15
5Aの出力がスイッチング手段153にオーヴァカレン
トである事を知らせスイッチング手段153の出力を遮
断する。STEP104で5V、±12V出力が正常に
立ち上がるまで待つ。このためには5V、±12V出力
が定格値になりDCアラーム(5V、±12V出力それ
ぞれの不足電圧/過電圧アラームの論理和)が無くなる
まで待てばよい。
ートすると共に24V ONをアサートする。すると、
レギュレータ154Bを0Nし整流回路151B、平滑
回路152Bを経てレギュレータ154Bに入力されて
いた直流電力がレギュレータ154Bで24Vに調節さ
れ24Vが出力され始める。この場合も24V出力がシ
ョートされた状態でレギュレータ154BがONされる
と電流検出回路155が過電流である事を検知し、レギ
ュレータ154Bの出力を遮断する。尚、数値制御装置
では一般に5Vと±12Vは図5の制御ユニット10内
部で使用し、24Vは操作ボード20や機械40の接点
入力402や接点出力403で使用されるため、24V
は負荷によっては相当の突入電流がある場合がある。
24Vにアラームがあっても無視するために設けられ、
一定時間待つ。Step107は負荷に定格電流を越え
た電流が流れ、電圧が定格より低い、即ち不足電圧にな
っていないかチェックする。不足電圧になっている場合
はStep116に進む。
完了した。バッテリ電圧が正常かどうかチェックし電圧
不足の場合、バッテリ異常信号をアサートする。Ste
p111以降は正常に立ち上がった後のルーチンであ
る。Step111ではAC入力が電圧不足又は過電圧
になってないかチェックし電圧不足又は過電圧の場合S
tep112でAVR異常信号をアサートする。
足または過電圧になってないかチェックし5、±12V
電圧が不足または過電圧になっている場合Step11
4にてON/OFFをネゲートしスイッチング手段をO
FFする。即ちDC出力を全てOFFする。Step1
15では24V電圧が不足または過電圧になってないか
チェックし24V電圧が不足または過電圧になっていれ
ばStep116で24V ONをネゲートし24V出
力をOFFする。Step117ではAC入力断又はO
FFスイッチが押されてないかチェックしAC入力断又
はOFFスイッチが押された場合Step118で電源
OFF処理をする。
て図7、図8、図10を参照して説明する。図7におい
て、バッテリ電圧はフィルタ回路1583を介してワン
チップマイコン1581に入力され、その内部のA/D
コンバータによりディジタルデータに変換される構成に
なっている。図8においては、この値を電源立ち上げ時
にReadしている。アラーム検知回路1052Aの出
力であるアラーム信号による割り込みにより、MPU1
011はこの値を図7の2PORT RAM1586経
由で読み取り、バッテリ電圧表示2014を行う。次い
で、アクセスアドレス履歴に関して、図10、図11を
参照して説明する。
されるアドレス信号はn段のラッチ10507の最初の
ラッチ1に入力される。MPU1011の出力信号には
通常アドレスBUSに正しいアドレスが出力されている
事を示すアドレスストローブがあり、正常運転時におい
て、アラーム検知回路1052Aはこの信号をそのまま
アドレスラッチ信号としてラッチ1〜ラッチnのクロッ
ク端子に入力する。すると、現在のMPUアドレスはラ
ツチ1に保持されると共にバッファ1に入力される。
ると、上記と同様な方法で新たなアドレスがラッチ1に
保持されると共に、ラッチ1に保持された前回のMPU
BUSサイクルにおけるアドレスがラッチ2に移動す
る。以下同様にしてラッチ1には最新MPUアドレス
が、ラッチ2にはその直前のMPUアドレスが、という
具合に、nサイクルのMPUアドレスの履歴がラッチ1
〜ラッチnに記憶され、その出力がバッファ1〜バッフ
ァnに入力される。アラーム検知回路1052AがWa
tch dog error、Parity erro
r、Bus error等のアラームを検出すると、ラ
ッチ1〜ラッチnのクロック端子へのアドレスラッチ信
号ラインへのアドレスストローブ信号の通過を阻止す
る。
スはアドレス履歴回路1051Aのラッチ1にはラッチ
されないし、ラッチ1に保持されたMPUアドレスがラ
ッチ2に移動することもない。アラーム検出回路105
2Aより出力されるアラーム信号は割り込み制御回路1
017に入力されMPU1011に割り込みをかける。
すると、割り込み処理ルーティンが起動され、バッファ
nからバッファ1に至るバッファ10508のゲート端
子(図示せず)を順番にEnableにし、ラッチnに
保持されたnサイクル前のアドレスからラッチ1に保持
された最新のアドレスまで順番にReadし、これを図
1のアクセスアドレス履歴2015のCPUの欄に表示
する。
PU101Aの場合と異なる点を中心に説明する。図1
1におけるサーボI/F105Aの場合もCPU101
Aの場合と同様にしてアラーム検知直前のnサイクルの
MPUサイクルのアドレスがアドレス履歴回路1051
のラッチn〜ラッチ1に記憶されるのであるが、アラー
ム検知回路1052より出力されるアラーム信号はMP
U10501に対して割り込みをかけるのではなく、シ
ステムBUSコネクタ10510と図10のシステムB
USコネクタ1018を経由して割り込み制御回路10
17に入力されCPU側のMPU1011に割り込みを
かける。そして、割り込み処理ルーティンが起動され、
バッファnからバッファ1に至るバッファ10508の
ゲート端子(図示せず)を順番にEnableにし、ラ
ッチnに保持されたnサイクル前のアドレスからラッチ
1に保持された最新のアドレスまで順番にシステム側の
CPUがReadし、これを図1のアクセスアドレス履
歴2015のサーボI/Fの欄に表示する。
の仕方が激しくてMPU10501自身が内部的に誤動
作して割り込みすら受け付けないという場合において
も、CPU101A側においてアクセスアドレス履歴を
Readできる点である。勿論、図10のCPU101
Aの場合のように、アラーム信号をサーボI/F105
A側の割り込み制御回路10511に入力し、サーボI
/F105A側の割り込みルーティンを起動し、アクセ
スアドレス履歴をPORT RAM10502経由でC
PU101Aに渡す事も可能である。
ボI/F105Aが同格で、共にバスマスタになりうる
システムにおいては、つまり図11のようにサーボI/
F105Aと2PORT RAM10502で通信する
のでなく、コモンメモリ(図示せず)経由で通信するシ
ステムにおいては、CPU101A側のアラーム発生時
におけるアクセスアドレス履歴をサーボI/F105A
側がReadし、図1のアクセスアドレス履歴2015
のCPUの欄に表示する事も可能である。
る程度数値制御装置に関する知識を持ったサービスマン
や保守担当者を対象にした故障診断表示であるが、実施
例2では、より素人に分かり易い故障診断表示を提供す
る。そのために、実施例1の原因推定図表示2011の
代わりに、より実際の形状に近い形の表示形態をとる。
図12は本発明の数値制御装置の他の実施例の故障部位
表示画面を表す図である。この図は図5のブロック図を
オペレータに分かりやすいように実際の形状に合わせて
いる。1101はバッテリ、30Aは主軸AMP、40
1Aは主軸モータ、4011は検出器である。
動作について説明する。故障部位表示自身はコピー機等
にて既に実施されているので、ここでは、それらとの違
いを中心に説明する。数値制御装置とコピー機の構成の
主な違いは数値制御装置においては工作機械の機種毎に
サーボAMP、主軸AMPの軸数が異なり、制御ユニッ
トの内部構成も異なり、操作ボードも色々な種類がある
点である。つまり、仕様により図12の図面自体が異な
り、コピー機のように機種対応の標準図を準備しておい
て、CRTや液晶表示装置等に表示し、故障部位を表示
させる事が出来ない。
があるが、これを自動的に行うために、著者が以前に提
案した「制御装置 特開平4−120129」に示すシ
リアル方式のハードウェア実装判別の方法を応用する。
つまり、制御ユニット10の内部構成を知る方式とは、
制御ユニット10内部の全てのプリント板をシリアルの
通信ラインで接続し、CPU101をホストとしてこの
通信ラインに実装位置(制御ユニット10内部左から何
番目に実装されるかを示すスロット番号)を示す実装位
置アドレス信号を送り、この実装位置に対応するプリン
ト板は自身のプリント板名称をアンサーとして返すこと
により、実装位置に対応するプリント板名称を知る方式
である。実装位置アドレスに対応する実装位置に何も実
装されていなければ、アンサーは返らないため、その位
置に対応するプリント板は実装されていない事が分か
る。
MP30、複数の主軸AMP30Aに対しても、接続ケ
ーブル99A、99B内部にこの実装判別用の通信ライ
ンを入れ、上記と同様な方法で、仮想の実装位置を示す
実装位置アドレス信号を送り、この実装位置に対応する
ユニット名称をアンサーとして返す事により、ユニット
名称、具体的には、操作ボード名称、サーボAMP名
称、主軸AMP名称を知る。尚、サーボモータ401と
検出器4011はサーボAMPに必ず1:1で接続され
るため、自動的に決まる。主軸モータ401Aについて
も同様である。図12の画面表示は、このようにして得
られた実装情報に基づきなされたものである。
アラームを検出すると、アラーム診断画面に図12が表
示される。具体的に、Parity errorが発生
したとすると、図1の確率に応じて、図12の対応する
構成要素の部分が色付けされる。ここで、ハードウェア
関連推定原因を赤、ソフトウェア関連推定原因を青、そ
の他の推定原因を緑で表し、推定確率の高い順序に濃い
色で表すとしよう。
色、CPU101は濃い赤色、不揮発性RAM106は
普通の赤色、AVR11は淡い赤色、システムメモリ1
03は淡い青色、外部環境”ノイズ”が淡い緑色に色付
けされる。オペレータは、この色情報に従ってバッテリ
を交換する。以後の操作は実施例1の原因推定図表示2
011で説明した操作と同様にして行われ、実施例1の
原因推定図表示2011では推定原因確率が変化した代
わりに故障推定部位の色が変化する。
断に関する構成要素を独立した故障診断ユニットとし、
故障発生時にこの故障診断ユニットを制御ユニット10
に取り付けて故障診断を実施する。図13は本発明の数
値制御装置の故障診断ユニットの構成を説明するブロッ
ク図である。158Cは故障診断ユニットであり、基本
的には実施例1で制御ユニット各部にバラバラに存在し
ていた故障診断に関する構成要素を、アドレス履歴回路
を除いて追加シーケンス回路に集約して、独立したユニ
ット形態としたものである。1032Aは推論ソフトウ
ェア、1062Aは知識ベースである。
を数値制御装置の制御ユニット10に取り付けた状態を
説明する図である。図に示すように、この故障診断ユニ
ット158Cは数値制御装置の制御ユニット10の最も
左のAVR11の横にAVR11とバックパネル(図示
せず)に設けられたコネクタに差し込む方式で取り付け
られる。図15は、この故障診断ユニット158CをA
VR11に取り付ける方式を示す図である。
ユニット10より取り外す。そして、故障診断ユニット
158Cのコネクタ1588とAVR11のコネクタ1
588Aを嵌合させる形でAVRに装着する。そして、
AVR11と故障診断ユニット158Cのセットを制御
ユニット10のバックパネル(図示せず)に挿入する。
尚、制御ユニット10のバックパネルは故障診断ユニッ
ト158C用のコネクタが余分に取り付けられているも
のとする。動作については、実施例1、実施例2と全く
同一であるので省略する。
台ネットワークでホスト計算機55に接続された場合の
故障診断に関する構成を説明するブロック図である。1
091はネットワークである。図21における1軸NC
においては、ラインにおいて数十台の数値制御装置1が
ホストと接続されホスト側の指示により運転される。こ
こでホストとしては、計算機55やシーケンサ54やセ
ルコントローラのような機器が相当する。このような構
成において、故障診断システムを数値制御装置一台一台
にもつのは不経済であり、図5のホスト計算機55に推
論ソフトウェアと知識ベースをもち、数値制御装置1に
故障が発生した場合、ネットワーク1091を介してホ
スト計算機55の推論ソフトウェアを起動し、ホスト計
算機55の画面上で実施例1や実施例2で行った故障診
断を実施する。
識ベースの確率は、サービス部門より供給されたものを
そのまま使用して、故障診断の過程においては、環境条
件、処置等により確率を変更していた。しかし、ベース
となる確率は変更しなかった。これは、数値制御装置が
一台のみの場合は、そもそも故障自体の発生する可能性
が極めて低いことによる。他方、数十台の数値制御装置
1がホストと接続される場合は、故障自体の発生する頻
度も高くなるし、そのラインに特有の故障モードがある
はずである。実施例4ではベースとなる確率を故障発生
毎に更新するように推論ソフトウェアを構築する。具体
的には図4の知識ベースにおける基本接続における枝に
付属した確率を故障が発生し、原因が特定される度に変
更し、新たな知識ベースとする。
れば、故障の発生時に結果と原因を結ぶ故障木の形態で
配置した原因推定図と、故障木における推定原因の確率
とを画面表示し、さらに外部環境条件、内部条件に応じ
て、推定原因の確率を変更して画面表示したので、個々
の機械固有の状態を反映でき、精度の高い故障診断が実
現できる。また、故障の発生時に実施した処置に応じて
推定原因の確率を変更して画面表示したので、故障修復
作業が容易になる。
障の発生時に、外部環境条件を画面表示したので、難解
な故障に対して、有益な情報を得る事が出来る。
々安定化電源装置自身の直流出力を制御するために備え
られたマイクロコンピュータで外部環境条件が監視で
き、別の外部条件を監視する専用のマイクロコンピュー
タを設ける必要がないので、コストが安くでき、メイン
CPUが外部環境条件を監視する場合のように、メイン
側の処理時間が余分にかかり、数値制御装置の性能が落
ちる怖れもない。
障の発生時における外部環境条件の監視機能を安定化電
源装置に付属させ、NVRAMに記憶させたので、AV
R出力がOFFの場合でも外部環境状態検出が可能にな
るので、夜間における外部環境条件の変化も記憶出来、
電源投入時における外部環境急変による数値制御装置へ
の影響も記録出来る。
障の発生時におけるメインCPUのアクセスアドレス履
歴を画面表示したので、再現性の低い難解な故障に対し
て、極めて有益な情報を得る事が出来る。
ルチCPU型数値制御装置において、故障の発生時にお
けるサブCPUのアクセスアドレス履歴をメインCPU
側より読めるように構成したので、サブCPU側が完全
に暴走した状態においても、サブCPUのアクセスアド
レス履歴を画面表示できるため、サブCPU側が関連す
る、再現性の低い難解な故障に対して、極めて有益な情
報を得る事が出来る。
障部位を、推定要因と、原因の確率に応じて色分けして
表示したので、経験の少ない人でも故障修復が可能にな
る。
障診断ユニットを安定化電源装置に接続する構成にした
ので、数値制御装置本体のコストアップが妨げる。
ュータと接続されるシステムにおいて、ホスト側に故障
診断システムを設け、原因推定確率のベースデータを、
そのシステムにおいて、故障が発生する度に変更できる
ように、即ち学習型の故障診断システムに構成したの
で、そのシステム固有の癖を反映した故障診断システム
が実現出来る。
示画面を示す図である。
障表示画面を示す図である。
別の故障表示画面を示す図である。
る。
ハードウェア構成を示すブロック図である。
R11Aの構成を示すブロック図である。
成を説明するブロック図である。
チャートである。
チャートである。
改良されたCPU101Aのハードウェア構成を示すブ
ック図である。
改良されたサーボI/F105Aのハードウェア構成を
示すブロック図である。
部位表示画面を示す図である。
構成を示すブロック図である。
数値制御装置の制御ユニットに取り付けた状態の説明図
である。
安定化電源装置に取り付ける方式を示す図である。
台ホストコンピュータに接続されるシステムにおける、
故障診断に関する構成を示すブロック図である。
図である。
ック図である。
うなマニュアル類の原因推定図である。
障診断方法を実現するための、ハードウェア構成を示す
ブロック図である。
障診断方法を実現するための、CPU101のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
障診断方法における、故障診断画面を示す図である。
障診断方法における故障診断画面を示す図である。
障診断方法における、故障診断画面を示す図である。
障診断方法における別の、故障診断画面を示す図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 種々の故障に対する原因の究明について
の専門知識が蓄えられた知識ベース部と、知識ベース部
の専門知識に基き外部環境条件及び内部条件に応じて故
障の原因及び故障の確率を指定し、故障対策に応じて故
障の確率を変更する推論機構部と、推論機構部で推定さ
れた故障原因と故障内容とを木の形態で配置した原因推
定図並びに各故障原因の確率を表示するとともに、故障
対策に応じて少なくとも故障の確率を変更表示する画面
表示部とを備えたことを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】前記画面表示部は、故障発生時に交流電源
電圧、交流電源のノイズ、周囲温度変化のような数値制
御装置に対する外部環境条件を表示するものとしたこと
を特徴とする請求項1記載の数値制御装置。 - 【請求項3】 故障原因に係る安定化電源装置を制御す
るシーケンス回路は、前記外部環境条件を監視するマイ
クロコンピュータと、マイクロコンピュータと数値制御
装置全体を制御するメインCPUとの通信を媒介する2
ポートRAMとから成ることを特徴とする請求項2記載
の数値制御装置。 - 【請求項4】 故障原因に係る安定化電源装置を制御す
るシーケンス回路は、安定化電源装置のON.OFFに
かかわらず前記外部環境条件を監視するマイクロコンピ
ュータと、前記外部環境条件を記憶するNVRAMと、
安定化電源装置のON時にマイクロコンピュータと数値
制御装置全体を制御するメインCPUとの通信を媒介す
る2ポートRAMとから成ることを特徴とする請求項2
記載の数値制御装置。 - 【請求項5】 数値制御装置全体を制御するメインCP
Uの内部のマイクロプロセッサのアクセスするアドレス
履歴を保持する手段と、そのアドレス履歴の内容を故障
発生時に読み出す手段と、読み出したアクセスアドレス
履歴を表示する画面表示部とを備えたことを特徴とする
数値制御装置。 - 【請求項6】 サブCPU内部のマイクロプロセッサの
アクセスするアドレス履歴を保持する手段と、数値制御
装置全体を制御するメインCPU側でそのアドレス履歴
の内容を故障発生時に読み出す手段と、読み出したサブ
CPUのマイクロプロセッサのアクセスアドレス履歴を
表示する画面表示部とを備えたことを特徴とする数値制
御装置。 - 【請求項7】 種々の故障に対する原因の究明について
の専門知識が蓄えられた知識ベース部と、知識ベース部
の専門知識に基づいて故障部位及びその故障確率を推定
する推論機構部と、推論機構部で推定された故障部位を
要因分類に応じて色分けし、更に故障推定確率に応じて
色の濃淡をつけて表示する画面表示部とを備えたことを
特徴とする数値制御装置。 - 【請求項8】 種々の故障に対する原因の究明について
の専門知識が蓄えられた知識ベース部と、知識ベース部
の専門知識に基づいて故障の原因を推定する推論機構部
と、交流電源電圧、交流電源のノイズ・周囲温度のよう
な数値制御装置に対する外部環境条件を監視するマイク
ロコンピュータと、マイクロコンピュータと数値制御装
置全体を制御するメインCPUとの通信を媒介する2ポ
ートRAMとから成る故障診断ユニットを、故障原因に
係る安定化電源装置に接続したことを特徴とする数値制
御装置。 - 【請求項9】 複数の数値制御装置をホストコンピュー
タに接続し、故障診断をホストコンピュータ側で行うシ
ステムにおいて、ホストコンピュータに、種々の故障に
対する原因の究明についての専門知識が蓄えられた知識
ベース部と、知識ベース部の専門知識に基づいて故障の
原因及びその確率並びに各数値制御装置で発生した故障
内容をもとに故障原因の確率を変更する推論機構部とを
備えたことを特徴とする数値制御装置の故障診断システ
ム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02440594A JP3353441B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 数値制御装置及びその故障診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02440594A JP3353441B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 数値制御装置及びその故障診断システム |
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---|---|
JPH07234987A JPH07234987A (ja) | 1995-09-05 |
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Family
ID=12137267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02440594A Expired - Lifetime JP3353441B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 数値制御装置及びその故障診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
1994
- 1994-02-22 JP JP02440594A patent/JP3353441B2/ja not_active Expired - Lifetime
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