JP3353320B2 - 階調補正装置及びレーザ表示装置 - Google Patents

階調補正装置及びレーザ表示装置

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JP3353320B2
JP3353320B2 JP02974092A JP2974092A JP3353320B2 JP 3353320 B2 JP3353320 B2 JP 3353320B2 JP 02974092 A JP02974092 A JP 02974092A JP 2974092 A JP2974092 A JP 2974092A JP 3353320 B2 JP3353320 B2 JP 3353320B2
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    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
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    • HELECTRICITY
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/4078Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture using gradational references, e.g. grey-scale test pattern analysis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光の変調に電気光
学変調器や音響光学変調器等の光変調器を用いたレーザ
表示装置等の画面の階調補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からカラーレーザ表示装置は種々の
形式のものが提案されているが基本的には図4に示す様
に構成されている。即ち、図4は投射型カラーレーザ表
示装置を示すものである。
【0003】図4で1A及び1Bはレーザ源であり、レ
ーザ源1Bからのレーザ光は分光プリズム2を介して青
(B)光及び緑(G)光に分光しG光は光量可変減衰器
ATTを介してG光用の光変調器3Gに入射される。
又、分光プリズム2で分光されたB色はB用の光変調器
3Bに入射され、同様にレーザ源1AからのR光はR用
光変調器3Rに入射される。
【0004】これらR,B,G用の光変調器3R,3
B,3Gから成る光変調器3としては電気光学変調器と
してKDP(燐酸二水素カリウム)、DKDP(燐酸二
重水素カリウム)、ADP(燐酸二水素アンモニウム)
等の複屈折の電界依存性を利用して映像信号等で光変調
を行なうものや音響光学変調器を用いて光変調を行なう
ものが用いられる。この音響光学変調器は透明媒質の中
を伝搬する超音波によって生じた屈折率の周期的変化が
入射レーザ光に対し一種の回折格子として作用しレーザ
光の回折を生じることを利用するもので、回折光の強さ
は音波の強さ及び回折光の出射角度は超音波の周波数に
依存する。この音響光学変調器としては例えばTe
2 ,PbM0 4 等の結晶材料中に超音波を通すこと
で発生する音波の波長を周期とした屈折率の周期的変化
で回折格子を構成している。
【0005】これら光変調器3には光変調駆動増幅器4
からのR,B,G映像信号が供給され、これら映像信号
でレーザ光は光変調される。
【0006】カメラ等からのR,B,Gの映像信号は色
度変換マトリックス回路7でマトリックスされ輪郭補償
器6で映像信号の輪郭補償が行なわれ、非直線増幅器5
を介して光変調器駆動増幅器4に供給される。光変調器
駆動増幅器4からのR,B,G映像信号には黒レベル固
定回路8からのバイアス電圧が付加されている。
【0007】光変調器3R,3B,3Gからの変調光は
R,B,G用の検光子9R,9B,9Gを介してビーム
スプリッタ(BS)10RB,10BB,10GBで反
射されて黒レベル固定回路8に入射されてバイアス電圧
が定められ、BS10RB,10BB,10GBを透過
したレーザ光はダイクロイックミラー(DM1 ,D
2 )10R,10B並にミラー(M1 )10Gを介し
て光チョッパ11でチョピングされ、ミラー(M2 )1
2を介して水平及び垂直偏向器を構成する二次走査器1
3に入射する。
【0008】光チョッパ11からミラー(M2 )12を
介して反射されたレーザ光は走査線ピッチむら補正用の
シリンドリカルレンズ14(SL1 )を介して水平偏向
器用の回転多面鏡(RM)15に入射し、この回転多面
鏡15によって反射したレーザ光は第1のリレーレンズ
(L1 )16、シリンドリカルレンズ17並に第2のリ
レーレンズ(L2 )18を介して垂直偏向器を構成する
ガルバノメータ(G)19に焦点が合され、垂直偏向が
行なわれた後に投射レンズ(L3 及びL4 )20,21
を介してスクリーン22上に画像投影が行なわれる。
【0009】上述の如きカラーレーザ表示装置では光変
調器3(3R,3B,3G)が用いられ、これら変調器
3は電気光学変調器又は音響光学変調器等を用いても変
調光と変調電圧との関係は図5に示す様にsin2曲線
23の様に歪む問題があった。この様な歪を補正する最
も一般的な従来の構成はダイオード等による折れ線近似
回路を用いてアナログ的に歪を補正して表示画面上の階
調を補正することが行なわれいた。
【0010】図6はダイオードによる折れ線近似回路の
原理的構成を示すもので電流源I1に対し抵抗器の抵抗
値R0 を並列接続し、更にダイオードD1 、基準源電圧
1,抵抗器の抵抗値R1 の直列回路を電流源I1 に並
列接続させる。以下同様にダイオードD2 と基準源電圧
2 と抵抗器の抵抗値R2 の直列回路、ダイオードD 3
と基準源電圧E3 と抵抗器の抵抗器R3 の直列回路を夫
々電流源I1 に並列に接続させると、電流源I1 と出力
電圧V2 との関係はダイオードの電圧−電流特性が指数
関数となるので図7に示す様な折れ線曲線24を得るこ
とが出来る。即ち、所定の階調となる様に折れ線の角度
θ0 〜θ3 を選択して所定の折れ線曲線24を得ること
が出来る。
【0011】従来はこの様な複数の抵抗器とダイオード
からなる折れ線近似回路と、レーザ表示装置の階調特性
をモニタする測定装置をレーザ表示装置の外部に取り付
けて、階調補正を行なっていた。また、特開平3−11
6088には、レーザ表示装置の組み立て時に調整用の
輝度信号を用いて測定を行い、その測定値から演算され
た輝度補正値を記憶したROMを用いて、階調補正を行
う記載がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイオード等を
用いた折れ線近似回路では階調を細かく補正しようとす
れば折れ線の数だけダイオードD1 ,D2 ,D3 ‥‥や
抵抗器R1 ,R2 ,R3‥‥を必要とし回路の部品点数
が増大する。又、調整時には、近似する折れ線の数だけ
ダイオードに印加する電圧の調整を行わなければなら
ず、しかもその各々の電圧の調整は独立ではないので調
整も複雑なものとなる。又、個々のレーザ表示装置の階
調を厳密に補正するためには階調特性をモニタする測定
装置を外部に必要とする。さらに同一のレーザ表示装置
においても光変調器の経時変化により階調特性が変わっ
てくるので組み立て時に得られた補正データのみでは不
充分であり定期的に外部の測定装置により階調特性を測
定して補正してやる必要がある。更に、通常の状態でビ
デオ信号による映像を投影しながら自動的に階調を補正
することはできない等の問題があった。
【0013】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところは通常の状態でレ
ーザ表示装置等に画像投影を行ないながら外部に測定装
置や計算装置を設けることなく自動的に階調補正が可能
な階調補正装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の階調補正装置は
映像信号に基づいて光源からの光を変調し、映像表示装
置の画面に表示される映像の階調補正を行なう階調補正
装置であって、表示される映像の階調を補正するための
階調補正データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶
された階調補正データにより補正して光源からの光を変
調する変調手段と、映像信号の帰線期間に順次信号レベ
ルが変化する試験信号により変調手段で変調した変調光
量に対応する出力を検出する検出手段と、検出手段によ
って検出された変調光量に対応する出力と記憶手段に記
憶された階調補正データにより新たな階調補正データ演
算する演算手段とを備え、記憶手段には新たな階調補正
データが記憶され、帰線期間以外は映像信号を新たな階
調補正データにより補正する様に成したものである。
【0015】本発明のレーザ表示装置はレーザ光源から
のレーザ光を映像信号により変調して映像を表示するレ
ーザ表示装置であって、表示される映像の階調を補正す
るための階調補正データを記憶する記憶手段と、記憶手
段に記憶された階調補正データにより補正して光源から
の光を変調する変調手段と、映像信号から同期信号を分
離する同期分離手段と、同期信号に同期して変調手段に
出力される映像信号又は順次信号レベルが変化する試験
信号のいづれか1つを選択する選択手段と、選択手段で
選択された試験信号により階調補正データで補正した変
調手段で変調した変調光量に対応する出力を検出する検
出手段と、検出手段によって検出された変調光量に対応
する出力と記憶手段に記憶された階調補正データにより
新たな階調補正データ演算して新たな階調補正データを
記憶手段に記憶させると共に、選択手段が映像信号の帰
線期間には試験信号を選択し、帰線期間以外では映像信
号を選択するように制御する制御手段を具備したレーザ
表示装置として成るものである。
【0016】
【作用】本発明の階調補正装置及びレーザ表示装置によ
れば複合映像信号中の帰線期間中に試験信号を挿入して
変調光をモニタして、このモニタ変調光に基づいて得ら
れた階調と理想的な特性の差分を帰還させて階調を補正
するデータをマイクロプロセッサの如き演算手段で演算
して記憶手段に記憶させ、通常状態で装置を動作させて
階調の補正を自動的に行なう様にしたので、映像信号の
画像を表示させながら自動的に階調補正が可能な階調補
正装置及びレーザ表示装置が得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例をカラーレーザ表示
装置の階調補正装置に適用した場合について詳記する。
【0018】図1は本例の要部の系統図を示すものであ
る。図1では簡単のために1個の光変調器3の階調を補
正する回路しか示していないが、カラーのレーザ表示装
置においては図4に示した様にR,B,Gの3色ないし
それ以上のレーザ光をそれぞれ変調する光変調器3R,
3B,3Gの数だけこの回路を必要とする。ただし、光
変調器3R,3B,3Gごとに階調を補正する処理を時
分割で行うことにより、後述する受光回路35、A/D
変換器36並にマイクロプロセッサ等の演算回路37を
1組で済ませることが出来る。
【0019】図1で入力端子T1 にはG,B,R、或は
Y,Pb,Pr等のアナログコンポーネント映像信号V
Sが供給され、入力端子T2 にはNTSC方式の複合映
像信号CS等が供給される。
【0020】入力端子T1 に供給された映像信号VSは
A/D変換器31に供給してデジタルデータに変換し、
このデジタルデータはマルチプレクサ32に供給され
る。
【0021】マルチプレクサ32は映像信号VSと試験
信号TSとを垂直帰線信号発生器38からの垂直同期信
号の始めで切換えるスイッチ32Aを有し、この選択さ
れた映像信号VS或は試験信号TSは次段のスイッチ3
2Bに供給される。
【0022】スイッチ32Bはマイクロプロセッサ等の
演算回路(以下CPUと記す)37からアドレスセレク
ト信号CSが供給され、映像信号VS或は試験信号TS
かアドレス信号ADSが選択されて、次段の揮発性記憶
回路(以下RAMと記す)33に読み出しアドレス又は
書き込みアドレスとして供給される。
【0023】RAM33はスイッチ32Bからの読み出
アドレスADSにより、記憶させておいた階調補正デ
ータSCDを出力してD/A変換器34に供給する。D
/A変換器34ではデジタルデータをアナログ信号に変
換し、従来の図4で示した光変調器駆動増幅器4等を介
して、光変調器3に供給される。
【0024】1A(1B)はレーザ源でレーザ光Lは光
変調器3に入射され、このレーザ光LはD/A変換器
4でアナログ変換された信号で変調される。光変調器3
から出射した変調光MLはビームスプリッタ40を介し
て垂直、水平偏向器を構成する二次元走査器13(図4
参照)側に反射させると共に変調光をモニタするために
透過して受光回路35に設けたホトダイオード等に入射
される。
【0025】ビームスプリッタ40で反射された変調光
MLは二次元走査器の偏向器に達する前の光路にシャッ
タ41が設けられる。このシャッタ41は測定モード時
に変調光を遮断する様に垂直帰線信号発生器38からの
垂直帰線信号で制御される。
【0026】この垂直帰線信号発生器38は水平同期信
号発生器でもよく、この場合水平の帰線期間にシャッタ
41及びスイッチ32Aがコントロールされる。
【0027】これら垂直又は水平帰線信号は入力端子T
2 に供給された複合映像信号CSを同期分離器39で同
期信号を分離し、垂直又は水平帰線信号発生器38で垂
直帰線又は水平帰線信号が検出される。
【0028】受光回路35で変調光MLはホトダイオー
ドによって電気信号に変換され、このアナログ信号AS
はA/D変換器36でデジタル化される。このデジタル
データDDはCPU37に供給される。CPU37では
A/D変換器36からのデジタルデータDDをもとに階
調補正データCDを演算し、この階調補正データCDを
RAM33に記憶させると共に試験信号TS、アドレス
信号ADS並にアドレスセレクト信号CSを出力する様
に成されている。
【0029】上述の如き構成の階調補正回路に於いて、
測定モードでは図2に示す様に垂直帰線期間1V(又は
1H)中に例えば、所定レベルで順次レベルが上昇する
階段状のデジタル試験信号TSを挿入して、その時に光
変調器3から出力される変調光MLの光量を測定する。
この光量を基にCPU37で階調補正データを演算し、
RAM33にそのデータを記憶させ、1V(又は1H)
以外では映像信号に応じたデータをRAM33から読み
出して階調を補正する。
【0030】この為に以下の如く階調補正データを求め
る。図1で同期信号を分離する同期分離器39で複合映
像信号等から分離した同期信号に基づいて垂直帰線信号
発生器38で垂直(水平)帰線信号の帰線期間1V(1
H)の始めを検出し、マルチプレクサ32のスイッチ3
2Aを図示のモードに切換えて測定モードとし、CPU
37から供給される図2に示す試験信号TSをスイッチ
32Bに供給する。
【0031】この試験信号TSが階調を補正するRAM
33の読み出しアドレスADSとしてCPU37から与
えられる。この時スイッチ32Bは図示のモードと異な
るモードとされており、これらはCPU37からのアド
レスセレクト信号CSで切換え制御される。
【0032】このアドレスADSに対応したデータがR
AM33から出力される。この出力がD/A変換器34
でアナログ変換されてアナログ信号として光変調器3を
駆動する信号として入力される。
【0033】この入力信号に応じて変調された変調光M
Lが光変調器3から出射されビームスプリッタ40を透
過した変調光がモニタ用の受光回路35のホトダイオー
ドに入射して、電気信号に変換されたアナログ信号AS
はA/D変換器36でデジタルデータDDに変換されて
CPU37に供給される。
【0034】ビームスプリッタ40で反射した変調光M
Lはシャッタ41で遮断され、図4に示した二次元走査
器13の偏向器に入射しない様にしてスクリーン22等
に投影されない様に構成させる。
【0035】このシャッタ41の遮断は垂直帰線信号発
生器38からの1V(1H)のリトレス期間のみとなる
様にブランキング信号に同期して制御される。このシャ
ッタ41は電気的或はメカ的に構成可能であり、或はシ
ャッタ41を設けることなくブランキング期間に二次元
走査器13の垂直及び水平偏向をスクリーン28の画面
上に投影しない様に偏向させる様に制御してもよい。
【0036】この様にすることで表示装置のスクリーン
22の画面上に測定モードで斜めの線が挿入される画面
を視ないで済むことになる。
【0037】この様にしてCPU37に対するモニタ用
のデジタルデータDDから階調を補正するデータをCP
U37内のソフトウェアで演算する。以下、この演算方
法を説明する。
【0038】図3に変調器3を含めた映像信号系におい
て、正規化した試験信号TSと正規化した変調光MLの
モニタ信号(光量)との関係を模式的に示す。
【0039】図3で曲線25は実際の階調特性を示し、
直線26は理想的な階調特性を示している。この図の様
に曲線25が単調に増加している場合、正規化した試験
信号TSをVi(例えば、図3中の符号27)とし、こ
のViに対してRAM33から読み出された階調補正デ
ータSCD、即ち、光変調器3を駆動する変調駆動信号
をVcとし、実際の変調光MLのモニタ信号をVOR(図
3の符号28)とし、理想的な変調光MLのモニタ信号
をVOiと(図3の符号29)とすると、理想的直線26
はVOi=Vi で表せることから曲線25と直線26の変
調光のモニタ信号の差dVO (図3の符号30)は下式
の如く表せる。 dVO =VOR−VOi=VOR−Vi この差分dVO に定数K(0<K≦1)を掛けてK×d
O だけ試験信号Viに対する階調を補正するデータの
値をもとのデータの値から減少させて補正する。
【0040】即ち、CPU37を用いて、新しいデータ
の値Vc′をVc′=Vc−K×dVO という演算によ
り求める様にする。
【0041】この様に求めた補正用のデータCD=V
c′をCPU37からRAM33に格納して記憶させ
る。この時、スイッチ32Bは図示のモードに切り換え
られており、CPU37からのアドレス信号ADSが、
補正データCDをRAM33に記憶する際の書き込みア
ドレスとして供給される。
【0042】上式中でKの値は実験的に求められ、0.
5乃至0.7程度が良好である。
【0043】新しい補正データCD=Vc′を用いて再
度測定をし、変調光MLのモニタ電圧の差を求めて、更
に新しい階調を補正するデータを求める。以上の様な操
作を繰返してゆくことによって階調の補正データCDは
収束して行き、実際の階調特性は理想的な直線26に補
正されることになる。
【0044】垂直帰線期間或は水平期間以外は映像信号
VSはA/D変換器31によってデジタル変換され、マ
ルチプレクサ32のスイッチ32Aの可動片は図示モー
ドと反対に倒れてスイッチ32Bに供給される。この映
像信号VSをデジタル化したデータを読み出しアドレス
ADSとしたデータがスイッチ32BからRAM33に
与えられる。
【0045】RAM33からは光変調器3の階調特性を
補正する階調補正データSCDがD/A34に出力され
る。D/A34ではアナログ信号に変換して光変換器3
に入力されて、映像信号VSに応じた変調光MLを出力
することになる。
【0046】本発明は叙上の如く構成し、且つ動作させ
たので階調補正データが垂直又は水平のリトレス期間内
に自動的に演算し直されて行くので光変調器3の温度ド
リフトや経時変化によって階調特性が変化しても、その
変化に追従して階調の補正が行なわれるものが得られ
る。又、階調補正データを求める操作のうち試験信号に
対するモニタ信号の測定、およびRAM33へのデータ
の書き込みはVブランキング中あるいはHブランキング
中に画面上に投影されないようになっているので、通常
の状態でビデオ信号による画像を投影しながら階調の補
正を行うことができる。
【0047】尚、上述の実施例ではCPU37によって
ソフト的に演算を行なった例を説明したが、演算回路を
減算及び乗算回路でハード的に構成することも出来る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を有する階調
補正装置が得られる。 A.階調特性のモニタ回路、階調を補正するデータを演
算するCPUを備えているので、外部に測定装置、計算
装置等を必要としない。 B.自動的に階調の補正を行うことができるのでセット
組立時あるいはそれ以後に階調の補正のための調整をす
る必要がない。また、ブランキング中に階調特性の測定
をしているので、通常の状態でビデオ信号による画像を
投影しながら自動的に補正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階調補正装置及びレーザ表示装置の一
実施例を示す系統図である。
【図2】本発明の階調補正装置及びレーザ表示装置に用
いた試験信号波形図である。
【図3】本発明の階調補正装置及びレーザ表示装置の試
験信号とモニタ信号の関係を示す特性説明図である。
【図4】従来のレーザ表示装置の系統図である。
【図5】従来の光変調器の変調光と電圧との特性図であ
る。
【図6】従来のダイオードの折れ線近似回路図である。
【図7】ダイオードの折れ線曲線説明図である。
【符号の説明】
1A,1B レーザ 3(3R,3G,3B) 光変調器 31,36 A/D変換器 32 マルチプレクサ 33 RAM 34 D/A変換器 35 受光回路 37 CPU 41 シャッタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−116088(JP,A) 特開 昭47−22143(JP,A) 特開 昭61−256382(JP,A) 特開 昭50−93159(JP,A) 特開 昭58−100571(JP,A) 特開 昭57−131575(JP,A) 実開 昭56−152456(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 H04N 5/66 - 5/74 G02F 1/133 505 - 580

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に基づいて光源からの光を変調
    し、映像表示装置の画面に表示される映像の階調補正を
    行なう階調補正装置であって、 表示される上記映像の階調を補正するための階調補正デ
    ータを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された上記階調補正データにより補
    正して上記光源からの光を変調する変調手段と、 上記映像信号の帰線期間に順次信号レベルが変化する試
    験信号により上記変調手段で変調した変調光量に対応す
    る出力を検出する検出手段と、 上記検出手段によって検出された上記変調光量に対応す
    る出力と上記記憶手段に記憶された上記階調補正データ
    により新たな階調補正データを演算する演算手段とを備
    え、 上記記憶手段には上記新たな階調補正データが記憶さ
    れ、上記帰線期間以外は上記映像信号を当該新たな階調
    補正データにより補正することを特徴とする階調補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光源はレーザである請求項1記載の
    階調補正装置。
  3. 【請求項3】 前記映像信号の帰線期間の間、前記変調
    手段から表示装置のスクリーンに到達する変調光を阻止
    する阻止手段を有する請求項1記載の階調補正装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段の演算補正データVc′は
    Vc′=Vc−K×dV0 であり、ここでVcは原補正
    データ、Kは定数、dV0 は実際の変調光の検出信号と
    理想的な変調光の検出信号間の差であり、該定数Kは
    0.5乃至0.7である請求項1記載の階調補正装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光源からのレーザ光を映像信号に
    より変調して映像を表示するレーザ表示装置であって、 表示される上記映像の階調を補正するための階調補正デ
    ータを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された上記階調補正データにより補
    正して上記光源からの光を変調する変調手段と、 上記映像信号から同期信号を分離する同期分離手段と、 上記同期信号に同期して上記変調手段に出力される上記
    映像信号又は順次信号レベルが変化する試験信号のいづ
    れか1つを選択する選択手段と、 上記選択手段で選択された上記試験信号により上記階調
    補正データで補正した上記変調手段で変調した変調光量
    に対応する出力を検出する検出手段と、 上記検出手段によって検出された上記変調光量に対応す
    る出力と上記記憶手段に記憶された上記階調補正データ
    により新たな階調補正データを演算して当該新たな階調
    補正データを上記記憶手段に記憶させると共に、上記選
    択手段が上記映像信号の帰線期間には上記試験信号を選
    択し、該帰線期間以外では上記映像信号を選択するよう
    に制御する制御手段と、 を具備してなるレーザ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記同期信号に基づいて上記表示手段の
    スクリーンに到達する上記変調手段からの変調光を阻止
    する阻止手段を有することを特徴とする請求項5記載の
    レーザ表示装置。
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