JP3353241B2 - 橋形クレーン - Google Patents

橋形クレーン

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JP3353241B2 JP12794194A JP12794194A JP3353241B2 JP 3353241 B2 JP3353241 B2 JP 3353241B2 JP 12794194 A JP12794194 A JP 12794194A JP 12794194 A JP12794194 A JP 12794194A JP 3353241 B2 JP3353241 B2 JP 3353241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊り上げ、吊り下げ時に
吊り荷の始動位置と終動位置が水平方向に変化しない橋
形クレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】橋形クレーンの形式はガーダと脚との取
り合い、横行トロリの自走式と他走式等その組み合わせ
に色々あるが、一般には図13、図15の正面図で示す
ように脚13,14とガーダ2で門形構造を構成し、図
2に示すようにこの門形構造を2個所定の間隔で結合し
て箱形構造とし、走行レール6上を走行するように構成
されている。図13に示す橋形クレーンは、ガーダ2と
ピン12で結合された揺脚13と、ガーダ2と一体に構
成された剛脚14を有し、ガーダ2上に自走式横行トロ
リ3を乗架した揺脚・剛脚タイプのもので、最も一般的
な形式である。図15に示す橋形クレーンは、左右いず
れの脚も剛脚14を有し、ガーダ2と一体に構成され、
ガーダ2上に自走式横行トロリ3を乗架した剛脚タイプ
のもので、吊り容量が小さなものに用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す揺脚部・
剛脚タイプの場合、吊り荷9を巻き上げる時、図14に
示すようにガーダ2が撓み、揺脚13が横移動するた
め、吊り荷9の地切れ前(吊り上げ前)の位置Aが吊り
荷9の地切れ後(吊り上げ後)の位置Bに移動する。こ
れは吊り荷9を吊り下ろす場合も同様で、位置Bで吊ら
れてきた吊り荷9を、これを受ける構造物に移してゆく
に従い、吊り位置が位置Aに移動してゆく。このような
横移動が生じると重量物を垂直に吊り上げたり吊り下ろ
すことが困難になるという問題があった。また、地震、
強風、温度伸縮等の自然現象に対して剛脚側の走行レー
ル6のみで横荷重を受けなければならないという問題点
もあった。また、図15に示す剛脚タイプの場合、剛脚
部14は左右対称に構成されているので、図16に示す
ように吊り上げ、吊り降ろしの際、吊り荷9の横移動は
発生しないが、ガーダ2の撓みにより剛脚14の下端が
矢印で示すように開き、図17に示すように走行車輪5
aのフランジ5bが矢印で示す横荷重を受け、走行レー
ル6に押し付けられ走行に支障をきたすようになる。
【0004】これらの問題は吊り荷9の重量が軽い場合
は、技術的に容易に処理できるが、吊り荷9が数千トン
と言う大荷重の場合、ガーダ2が長スパンの場合、また
は脚が長い超高脚式の場合、技術的に解決が困難とな
る。特に走行レール6に大きな横荷重が加わると、走行
が不可能になるという問題も発生する。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、ガーダの曲げモーメントを脚に伝達しないように
して、吊り荷の横変位および吊り荷による走行レールへ
の横荷重の発生を防止する橋形クレーンを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は、左右の脚の各頂部にガーダを設けて門
形構造とし、この門形構造を前後方向に2個所定の間隔
で結合して箱形とし、各脚下部に前後方向に走行する車
輪を設け、前記ガーダの上面に左右方向に移動可能な横
行トロリを備えた橋形クレーンにおいて、前記門形構造
は、左右の脚と、両端下部が各脚の頂部とピボット結合
したガーダと、各脚の上部に一端が固着され他端が両脚
の中心位置まで伸びた脚支持梁と、この脚支持梁を両脚
の中心でピン結合するピンと、を備えたものである。
【0007】また、第2発明は、左右の脚の各頂部にガ
ーダを設けて門形構造とし、この門形構造を前後方向に
2個所定の間隔で結合して箱形とし、各脚下部に前後方
向に走行する車輪を設け、前記ガーダの上面に左右方向
に移動可能な横行トロリを備えた橋形クレーンにおい
て、前記門形構造は、左右の脚と、両端下部が各脚の頂
部とピボット結合したガーダと、各脚の高さ方向中間部
に一端がピン結合され、他端が両脚の中心位置まで伸び
た脚支持梁と、この両脚支持梁を両脚の中心でピン結合
するピン結合部と、このピン結合部を上下方向のみ移動
可能に案内するガーダに設けられた案内部とを備えたも
のである。
【0008】また、第3発明は、左右の脚の各頂部にガ
ーダを設けて門形構造とし、この門形構造を前後方向に
2個所定の間隔で結合して箱形とし、各脚下部に前後方
向に走行する車輪を設け、前記ガーダの上面に左右方向
に移動可能な横行トロリを備えた橋形クレーンにおい
て、前記門形構造は、左右の脚と、一方の脚の頂部と一
端でピン結合し、他方の脚の頂部より所定長さ下がった
位置で他端がピン結合するガーダと、一方の脚の頂部よ
り前記所定長さ下がった位置で一端がピン結合し、他方
の脚の頂部で他端がピン結合する脚支持梁と、を備えた
ものである。
【0009】
【作用】第1発明においては、ガーダの両端は左右の脚
の頂部とピボット結合しているので、脚に荷重は伝達す
るが、曲げモーメントは伝達されない。このため図14
で説明した吊り荷の横変位は発生しない。また、図16
で説明した走行レールへの横荷重も発生しない。両脚
は、上部に脚支持梁が固着され、先端が互いにピン結合
されており、かつ頂部はガーダとピポット結合されてい
るので、地震、強風等の横荷重を受けてもガーダと共に
門形構造を保持し、横荷重を走行レールに伝達する。こ
の場合、脚は左右対称の構造であるので、横荷重を左右
の走行レールに均等に伝達するので、一方の走行レール
にのみ横荷重が加わることはない。また、温度変化によ
り各部材が伸縮しても各部材はピン結合やピボット結合
されているので、拘束は生ぜず、走行レールに横荷重を
与えることはない。
【0010】第2発明においても、ガーダの両端は左右
の脚の頂部とピボット結合しているので脚に荷重は伝達
されるが、曲げモーメントは伝達しないので、吊り荷の
横移動、および吊り荷による走行レールへの横荷重は発
生しない。各脚には高さ方向中間部に一端がピン結合さ
れた脚支持梁があり、左右脚の脚支持梁は、両脚の中心
で他端がピン結合され、このピン結合位置はガーダに設
けられた案内部によって横方向の移動を拘束されてお
り、かつ脚の頂部はガーダとピボット結合しているた
め、地震、強風等の横荷重を受けても、ガーダと共に門
形構造を保持し、横荷重を走行レールに伝達する。この
場合、脚は左右対称の構造であるので、横荷重を左右の
走行レールに均等に伝達する。また、温度変化により各
部材が伸縮しても各部材はピン結合やピボット結合され
ているので拘束は生ぜず、走行レールに横荷重を与える
ことはない。
【0011】第3発明においては、ガーダの一端は一方
の脚の頂部とピン結合し、ガーダの他端は他方の脚の頂
部より所定長さ下った位置でピン結合しているのでガー
ダからの曲げモーメントは脚に伝達されない。このため
吊り荷の横移動および吊り荷による走行レールへの横荷
重は発生しない。また、一方の脚の頂部より所定長さ下
った位置で一端がピン結合し、他方の脚の頂部で他端が
ピン結合する脚支持梁を設けているので、この脚支持梁
とガーダがたすきがけ構造を構成している。これにより
地震、強風等の横荷重を受けても脚とガーダは門形構造
を保持し、横荷重を走行レールに伝達する。この場合、
脚は機能的に左右対称の構造であるので、横荷重を左右
の走行レールに均等に伝達する。また、温度変化により
各部材が伸縮しても各部材はピン結合されているので拘
束は生ぜず、走行レールに横荷重を与えることはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第1実施例の正面図を示し、図2は
側面図を示す。図1において、左右の脚1には上部に両
脚1の中心に向かうトラス状の片持梁を構成する脚支持
梁20が固着されており、この脚支持梁20の先端は両
脚1の中心でピン21により結合されている。ガーダ2
は各脚1の頂部とピボット結合している。ガーダ2の上
面にはトロリレール4が設けられ、横行トロリ3が図に
おいて左右方向に走行する。脚1、ガーダ2、脚支持梁
20は門形構造10を構成し、図2に示すようにこの門
形構造10を連結部材11a〜11eで連結することに
より箱形の橋形クレーンを形成する。各脚1の下部には
走行装置5を設け、走行装置5の車輪5aにより走行レ
ール6上を走行する。横行トロリ3には電動機で駆動さ
れる巻上げドラム7が設けられ、吊り具8を昇降させ、
吊り荷9の吊り上げ吊り下げを行う。
【0013】図3は図1のA−A断面図を示す。脚支持
梁20がガーダ2の中央でピン21により結合されてい
る状態を示す。
【0014】図4は脚1頂部とガーダ2の両端を結合す
るピボット継手22を示す。ピボット継手22はガーダ
2の端部に設けられた半球状の雄形継手22aと、脚1
の頂部に設けられた半球状に窪んだ雌形継手22bより
構成され、垂直力、水平力は伝達するが、曲げモーメン
トは伝達しない。
【0015】次に動作について説明する。吊り荷9は吊
り具8に取り付けられ、吊り具8は横行トロリ3上の巻
上ドラム7によって巻き上げ、巻き下げが行われる。こ
のように吊り荷9を吊った状態で横行トロリ3は左右に
移動し、これに合わせて吊り荷9も移動する。また、図
2に示すように走行レール6上を走行装置5により走行
する。
【0016】次に吊り荷9を吊る時の荷重について説明
する。図11はガーダ2のスパン中央にある横行トロリ
3に吊り荷9の荷重Wが加わった時の荷重分布を示した
図である。ガーダ2は荷重Wにより撓むが、ガーダ2の
両端はピボット継手22により支持されているので各脚
1には垂直荷重が働き、水平荷重は働かない。各脚1に
加わる荷重は横行トロリ3の移動位置により変化するが
常に垂直荷重のみ加わる。このため吊り上げ、吊り下ろ
し時、吊り荷9の横変位は発生しない。なお、地震、強
風時には橋形クレーンは横荷重(水平荷重)を受ける
が、脚1は左右対称な構造となっているので横荷重を左
右の脚1で均等に分担して受けることになり、各脚1の
走行レール6に伝達される。また温度変化による構成部
材の伸縮があっても、これを拘束しない構造となってい
るので、走行レール6に横荷重が加わることはない。
【0017】次に第2実施例を説明する。図5は第2実
施例の正面図を示す。図5において、脚1の高さ方向中
央部には脚支持梁25の一端がピン結合されており、脚
支持梁25の他端は、他の脚支持梁25の他端とガーダ
2のスパン中心でピン26により結合されている。各脚
支持梁25の端部とこれを結合するピン26は、ピン結
合部27を構成する。このピン結合部27はガーダ2に
設けられた案内部24によって上下方向のみ移動する。
ガーダ2は両脚1頂部でピボット結合されている。な
お、他の構造は第1実施例と同じである。
【0018】図6は図5のA−A矢視図である。脚支持
梁25とそのピン結合部27を示す。図7は案内部を示
し、図8は図7のB−B矢視図である。図7において、
案内部24は、脚支持梁25を結合するピン26の両側
それぞれ設けられたガイドローラ28と、このガイドロ
ーラ28を上下に案内するガイドレール29と、このガ
イドレール29を上下方向にガーダ2に取り付ける取付
板30から構成されている。この構成により図8に示す
ように脚支持梁25のピン結合部27は水平方向の移動
を拘束され、上下方向のみ移動できるようになってい
る。
【0019】次に吊り荷9の荷重が加わった場合の動作
について説明する。ガーダ2に横行トロリ3から荷重が
加わると、ガーダ2は撓み、ガイドローラ28はガーダ
スパンの中央位置で左右に振れることなく停止してお
り、ガーダ2がその撓みに応じてガイドローラ28に対
して上下に移動する。ガーダ2に中央に位置する横行ト
ロリ3から荷重が加わった場合の荷重分布は、第1実施
例と同じく図11に示す通りで、ガーダ2と脚1がピボ
ット継手となっているので、脚1には垂直荷重のみ加わ
り、水平荷重は加わらない。横行トロリ3が移動した時
は、その位置に応じて脚1に加わる垂直荷重が変化す
る。なお、地震、強風等の水平荷重が加わった場合、水
平荷重は左右の脚1に均等に分担され、各走行レール6
に伝達される。このため吊り上げ、吊り下ろし時、吊り
荷9の横変位は発生せず、地震、強風による水平荷重が
加わった場合は、左右の脚1および脚1を通して左右の
走行レールに均等に分散される。また温度変化による伸
びに対してもこれを拘束しない構造となっているので、
走行レールに横荷重が加わることはない。
【0020】次に第3実施例について説明する。図9は
第3実施例の正面図を示す。図10は図9のA−A断面
を示す。一方の脚1は、頂部でガーダ2とガーダ2の上
面に近い位置でガーダ支持ピン36によりピン結合さ
れ、他方の脚1はガーダ2の下面に近い位置でガーダ2
とガーダ支持ピン36により結合されている。脚支持梁
35が両脚1を結んでおり、一方の脚1の頂部よりL下
った位置で一方の脚1とピン37により結合され、他方
の脚1の頂部とピン37によって結合されている。他方
の脚1の頂部とガーダ支持ピン36との距離もLとす
る。脚支持梁35はその中間においてガーダ2に取り付
けられた撓み防止用ローラ38によって撓みを押さえら
れている。他の構成は図1に示す第1実施例と同様であ
る。
【0021】図12は第3実施例の構成を示した図であ
る。ガーダ2は両脚1とガーダ支持ピン36により結合
されているが、結合位置が左右の脚1で長さL異なるた
め斜材として働く。また脚支持梁35がピン37で両脚
1と結合されているが高さ方向の結合位置が左右の脚1
で長さL異なるため、ガーダ2と交差する斜材として働
く。ガーダ2は脚1とガーダ支持ピン36で結合されて
いるので、吊り荷9によって発生する曲げモーメントは
脚1に伝達されない。また、ガーダ2の撓みによって水
平荷重が発生しても脚支持梁35とたすきがけに結ばれ
ているので脚支持梁35で相殺されることになり、脚1
には垂直力のみ働き水平力は働かない。これにより吊り
上げ、吊り下し時に吊り荷9が横変位することはない。
また、地震、強風などの水平荷重を受けても、たすきが
け構造より左右の脚1は均等に荷重を分担するので、左
右の走行レール6にも均等な荷重が加わる。また、両脚
1と、ガーダ2と、脚支持梁35とはピン結合されてい
るので、温度変化によって部材が伸縮しても拘束を与え
ることなく走行レール6に横荷重が発生することはな
い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はガーダと脚の結合にピポット結合やピン結合を用いる
ことにより、ガーダの曲げモーメントを脚に伝達しない
構造とし、また、地震、強風などの横荷重に対しても、
左右の脚で均等に荷重を分担するようにしたので、次の
ような効果を有する。特に大荷重を受ける場合、長スパ
ンのガーダや長い脚を有する場合において顕著な効果を
奏する。 荷役時に吊り荷が横変位することがないので、吊り荷
の横ぶれによる損傷が防止できる。 吊り荷重による走行車輪への横荷重の発生がないの
で、走行が円滑に行われ、荷役作業が容易となる。 吊り荷重による走行車輪への横荷重の発生がないの
で、走行装置の横荷重用構造物が不要となり、走行装置
の設計、製作ならびに基礎工事が容易となる。 地震、強風により横荷重を受けても、左右の脚で均等
に分担するので、左右の走行レールにも均等に荷重が加
わることになり、従来のように何れか一方の走行レール
で横荷重を受ける場合に比べ走行レールの横荷重を半減
できる。 温度変化により各部材が伸縮してもこれを拘束しない
構造としているので、これにより走行レールに横荷重を
与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】第1実施例の側面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】脚1とガーダを結合するピボット継手を示す図
である。
【図5】第2実施例の正面図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】案内部を示す図である。
【図8】図7のB−B矢視図である。
【図9】第3実施例の正面図である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】第1実施例、第2実施例の荷重分布図であ
る。
【図12】第3実施例の構成を説明する図である。
【図13】従来の一般に用いられている橋形クレーンの
正面図である。
【図14】図13に示す橋形クレーンの吊り荷の横変位
を示す図である。
【図15】従来の小容量の橋形クレーンの正面図であ
る。
【図16】図15に示す橋形クレーンの吊り荷による変
形を示す図である。
【図17】横荷重が加わった場合の走行車輪と走行レー
ルの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 脚 2 ガーダ 3 横行トロリ 4 トロリレール 5 走行装置 5a 走行車輪 5b 走行車輪のフランジ 6 走行レール 7 巻上げドラム 8 吊り具 9 吊り荷 10 門形構造 11a,11b,11c,11d,11e 連結部材 20,25,35 脚支持梁 21,26,37 ピン 22 ピボット継手 22a 雄形継手 22b 雌形継手 24 案内部 27 ピン結合部 28 ガイドローラ 29 ガイドレール 30 取付板 36 ガーダ支持ピン 38 撓み防止ローラ A 地切り前の吊り荷の位置 B 地切り後の吊り荷の位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の脚の各頂部にガーダを設けて門形
    構造とし、この門形構造を前後方向に2個所定の間隔で
    結合して箱形とし、各脚下部に前後方向に走行する車輪
    を設け、前記ガーダの上面に左右方向に移動可能な横行
    トロリを備えた橋形クレーンにおいて、 前記門形構造は、左右の脚と、両端下部が各脚の頂部と
    ピボット結合したガーダと、各脚の上部に一端が固着さ
    れ他端が両脚の中心位置まで伸びた脚支持梁と、この脚
    支持梁を両脚の中心でピン結合するピンと、を備えたこ
    とを特徴とする橋形クレーン。
  2. 【請求項2】 左右の脚の各頂部にガーダを設けて門形
    構造とし、この門形構造を前後方向に2個所定の間隔で
    結合して箱形とし、各脚下部に前後方向に走行する車輪
    を設け、前記ガーダの上面に左右方向に移動可能な横行
    トロリを備えた橋形クレーンにおいて、 前記門形構造は、左右の脚と、両端下部が各脚の頂部と
    ピボット結合したガーダと、各脚の高さ方向中間部に一
    端がピン結合され、他端が両脚の中心位置まで伸びた脚
    支持梁と、この両脚支持梁を両脚の中心でピン結合する
    ピン結合部と、このピン結合部を上下方向のみ移動可能
    に案内するガーダに設けられた案内部と、を備えたこと
    を特徴とする橋形クレーン。
  3. 【請求項3】 左右の脚の各頂部にガーダを設けて門形
    構造とし、この門形構造を前後方向に2個所定の間隔で
    結合して箱形とし、各脚下部に前後方向に走行する車輪
    を設け、前記ガーダの上面に左右方向に移動可能な横行
    トロリを備えた橋形クレーンにおいて、 前記門形構造は、左右の脚と、一方の脚の頂部と一端で
    ピン結合し、他方の脚の頂部より所定長さ下がった位置
    で他端がピン結合するガーダと、一方の脚の頂部より前
    記所定長さ下がった位置で一端がピン結合し、他方の脚
    の頂部で他端がピン結合する脚支持梁と、を備えること
    を特徴とする橋形クレーン。
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