JP3353221B2 - 非接触給電設備 - Google Patents

非接触給電設備

Info

Publication number
JP3353221B2
JP3353221B2 JP13276796A JP13276796A JP3353221B2 JP 3353221 B2 JP3353221 B2 JP 3353221B2 JP 13276796 A JP13276796 A JP 13276796A JP 13276796 A JP13276796 A JP 13276796A JP 3353221 B2 JP3353221 B2 JP 3353221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
power supply
moving body
auxiliary circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13276796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09298801A (ja
Inventor
隆幸 中山
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP13276796A priority Critical patent/JP3353221B2/ja
Publication of JPH09298801A publication Critical patent/JPH09298801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353221B2 publication Critical patent/JP3353221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体に非接触で
給電するための非接触給電設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自走搬送台車等の移動体に非接触で給電
するようにした非接触給電設備が、例えば特開平5−2
07603号公報に示されている如く従来から開発され
ている。
【0003】その概要を図7によって説明すると、自走
搬送台車等の移動体1には、モータ2によって回転駆動
される車輪3が取り付けられていて、床面4上を図示し
ないガイドに案内されながら所定の移動経路に沿って走
行するようになっている。
【0004】床面4側には、移動体1の移動経路に沿っ
て設けた図示しない溝内に、銅の撚線等を絶縁材で被覆
した導体5を敷設し、該導体5に高周波電流を流すこと
ができるようになっている。
【0005】移動体1側には、導体5に対し略直角とな
る横方向に向けコイル7を巻き付けた強磁性体のヨーク
6が、導体5の上方に対峙するように配設されており、
導体5に流れる高周波電流によって生ずる磁界により、
コイル7に交流の起電力が誘導されるようにしてある。
【0006】そして、コイル7に発生した交流の起電力
を所定の直流電圧に変換するコンバータ8が移動体1に
設けられていて、コントローラ9を介してモータ2を回
転させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来の非接触給電設備においては、図8に示す如く、高
周波電流が流される導体5が、交流電源10に対し閉じ
た回路として構成される為、例えば仮に既設の導体5に
対し二点鎖線で示す導体5’を継ぎ足して移動体1の移
動経路を拡張しようとしても、導体5に対する通電状態
から導体5’に対する通電状態に切替えた際にインダク
タンスが変化してしまうので、交流電源にインダクタン
スのマッチングを図り得るような機能を付加する等の技
術的に困難な改造を行わなければならない。
【0008】また、図9に示す如く、導体5の回路を別
に設けて移動体1の移動経路を拡張しようとしても、回
路相互間で乗り継ぎを行う際に給電が跡切れてしまい、
乗り継ぎが良好に行われないという不具合があった。
【0009】本発明は、上述の実情に鑑みて成したもの
で、移動体の移動経路を容易に拡張し得る非接触給電設
備を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波電流を
通電される導体により複数の主回路及び該各主回路間の
乗り継ぎ用補助回路を移動体の移動経路に沿うよう構成
し、コイルを巻き付けたヨークを前記主回路及び補助回
路の何れの導体に対しても対峙するよう前記移動体に設
けたことを特徴とする非接触給電設備、に係るものであ
る。
【0011】前記移動体に設けられるヨークは、コイル
を挟んだ一方の側に主回路の導体が対峙し且つ他方の側
に補助回路の導体が対峙するよう構成したり、或いは、
主回路の導体に対峙するヨークと、補助回路の導体に対
峙するヨークとを移動体に別個に設けるようにしても良
い。
【0012】このようにすれば、ある主回路から別の主
回路へと移動体が乗り継ぐ際に、一方の主回路からの給
電が跡切れても、補助回路から給電を受けることにより
給電状態を継続させながら他方の主回路へと乗り継ぐこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例を参照しつつ説明する。
【0014】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例を示すもので、図7と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしている。
【0015】図1に示す如く、本形態例においては、高
周波電流を通電される導体5により二つの主回路A,B
及び該主回路A,B間の乗り継ぎ用補助回路Cが構成さ
れており、前記主回路A,Bは移動体1の移動経路(図
示する例では「8」の字状に設定されている)の内側に
沿うように配置され且つ前記補助回路Cは主回路A,B
間の乗り継ぎ部分で移動経路の外側に沿うように配置さ
れている。
【0016】更に、図2に示す如く、主回路A,B及び
補助回路Cを構成する導体5は、何れも電車の送電線の
如く床面4の上方に架設されており、移動経路を走行す
る移動体1の上側には、縦方向にコイル11を巻き付け
た強磁性体のヨーク12が、前記コイル11を挟んだ一
方の側(図2中左側)において主回路A,Bの導体5と
対峙し且つ他方の側(図2中右側)において補助回路C
の導体5と対峙するように設けられている。
【0017】また、前記ヨーク12におけるコイル11
の上下端部には、移動体1の幅方向(図2における左右
方向)外側に張り出して主回路A,Bの導体5及び補助
回路Cの導体5を夫々上下から包囲するようにした突出
部13が突設されており、主回路A,Bの導体5及び補
助回路Cの導体5に高周波電流を流した際に発生する磁
界に対し効果的に磁路を閉じて、コイル11に対する鎖
交磁束を極力増やし得るようにしてある。
【0018】ここで、主回路A,B側の導体5を流れる
高周波電流と、補助回路C側の導体5を流れる高周波電
流とは、互いに逆の位相となるようにしておき、前記ヨ
ーク12の両側に主回路A,Bの導体5と補助回路Cの
導体5とが同時に対峙してもコイル11の起電力が相殺
されないようにしておくことは勿論である。
【0019】而して、このようにすれば、一方の主回路
Aから他方の主回路Bへと移動体1が乗り継ぐ際に、一
方の主回路Aから受けていた給電が跡切れても、補助回
路Cから給電を受けることにより給電状態を継続させな
がら他方の主回路Bへと乗り継ぐことが可能となる。
【0020】従って、上記形態例によれば、補助回路C
から給電を受けて給電状態を継続させながら両主回路
A,B間の乗り継ぎを行うことができるので、同様の補
助回路を介在させながら任意に主回路を増設することに
よって、移動経路を極めて容易に拡張することができ、
また、分岐箇所の多い複雑な移動経路に対しても極めて
容易に対応することが可能となる。
【0021】図3は本発明の他の形態例を示すもので、
主回路A,Bの導体5と補助回路Cの導体5との離間距
離を移動体1の幅寸法より大きく設定し且つ主回路A,
Bの導体5及び補助回路Cの導体5の配置高さを移動体
1より低くなるようにし、前記移動体1の幅方向(図3
における左右方向)の両側に、主回路A,Bの導体5に
対峙するヨーク12と、補助回路Cの導体5に対峙する
ヨーク12とを別個に設けるようにしたものである。
【0022】このようにしても、先に述べた形態例の場
合と同様に、補助回路Cから給電を受けて給電状態を継
続させながら両主回路A,B間の乗り継ぎを行うことが
できる。
【0023】また、この場合には、両方のヨーク12の
コイル11に対応してコンバータ8(図7参照)を二つ
備えておき、各コンバータ8を介した後に両方のコイル
11を結線するようにすれば、主回路A,B側の導体5
を流れる高周波電流と、補助回路C側の導体5を流れる
高周波電流との位相を逆にしなくても良い。
【0024】更に、前述した何れの形態例の場合におい
ても、図4に示すように、交流電源10から移動経路に
沿わせて配置した導体5を所要位置で折り返して再び移
動経路に沿わせて交流電源10に戻し、往路と復路が上
下に並走するようにした往復路が形成される如く主回路
A,B若しくは補助回路Cを構成することが可能であ
り、このように主回路A,B若しくは補助回路Cを構成
した場合には、図5及び図6に示す如く、上下二段にコ
イル11を巻き付け且つ該各コイル11の上下端部にお
いて導体5側に向け突出部13を張り出したヨーク12
を採用することによって、より大きな電力の非接触給電
を行わしめることができる。
【0025】尚、本発明の非接触給電設備は上述した実
施の形態にのみ限定されるものではなく、移動体は必ず
しも床面上を水平に走行するものでなくても良く、例え
ば上下方向に昇降するものであっても良いこと、移動体
に対するヨークの配置位置は図示する例に限定されない
こと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の非接触給電
設備によれば、ある主回路から別の主回路へと移動体が
乗り継ぐ際に、一方の主回路からの給電が跡切れても、
補助回路から給電を受けることにより給電状態を継続さ
せながら他方の主回路へと乗り継ぐことができるので、
補助回路を介在させながら任意に主回路を増設すること
によって、移動経路を極めて容易に拡張することがで
き、また、分岐箇所の多い複雑な移動経路に対しても極
めて容易に対応することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す平面図であ
る。
【図2】図1の移動体の正面図である。
【図3】本発明を実施する形態の他の例を示す正面図で
ある。
【図4】導体による主回路若しくは補助回路の別の構成
例を示す斜視図である。
【図5】図4の導体に対応したヨークの一例を示す正面
図である。
【図6】図4の導体に対応したヨークの他の例を示す正
面図である。
【図7】従来例における移動体の構造の概略を示す側面
図である。
【図8】従来例における移動経路を拡張する手段の一例
を示す平面図である。
【図9】従来例における移動経路を拡張する手段の他の
例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 移動体 5 導体 11 コイル 12 ヨーク A 主回路 B 主回路 C 補助回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 5/00 H01F 38/14 H02J 17/00 B60L 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流を通電される導体により複数
    の主回路及び該各主回路間の乗り継ぎ用補助回路を移動
    体の移動経路に沿うよう構成し、コイルを巻き付けたヨ
    ークを前記主回路及び補助回路の何れの導体に対しても
    対峙するよう前記移動体に設けたことを特徴とする非接
    触給電設備。
  2. 【請求項2】 移動体に設けたヨークにおけるコイルを
    挟んだ一方の側に主回路の導体が対峙し且つ他方の側に
    補助回路の導体が対峙するよう構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の非接触給電設備。
  3. 【請求項3】 主回路の導体に対峙するヨークと、補助
    回路の導体に対峙するヨークとを移動体に別個に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の非接触給電設備。
JP13276796A 1996-04-30 1996-04-30 非接触給電設備 Expired - Fee Related JP3353221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13276796A JP3353221B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 非接触給電設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13276796A JP3353221B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 非接触給電設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09298801A JPH09298801A (ja) 1997-11-18
JP3353221B2 true JP3353221B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15089084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13276796A Expired - Fee Related JP3353221B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 非接触給電設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353221B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399319B2 (ja) * 1997-10-17 2003-04-21 株式会社豊田自動織機 有軌道台車の非接触給電システム
JP3601454B2 (ja) 2001-02-07 2004-12-15 村田機械株式会社 無人搬送車システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09298801A (ja) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Boys et al. The inductive power transfer story at the University of Auckland
CN102083652B (zh) 用以将电能传送至交通工具的系统与方法
JP3295938B2 (ja) 直動型無接触給電装置
US20210166868A1 (en) Primary-sided and a secondary-sided arrangement of winding structures, a system for inductive power transfer and a method for inductively supplying power to a vehicle
US6286434B1 (en) Propulsion system for a magnetic levitation vehicle
JP2008539584A (ja) 誘導結合電力伝達システム
JP6002694B2 (ja) 誘導エネルギー伝送のための装置
JP2003528555A (ja) 非接触電力伝送を具備した電気テルハー
TW201233572A (en) Route for vehicles and method of building the route
JP3351264B2 (ja) 移動体の給電線重畳通信システム
JP4059828B2 (ja) 非接触給電装置
JP2010035300A (ja) 非接触給電装置
JP3353221B2 (ja) 非接触給電設備
JP2003244924A (ja) リニアアクチュエータ
JPH0993841A (ja) 地上移動体の非接触給電装置
US20180111489A1 (en) Circuit Arrangement and a Method of Operating a Circuit Arrangement for a System for Inductive Power Transfer
KR20180115834A (ko) 비대칭 양측식 선형유도전동기를 이용한 추진, 부상, 안내 일체형 시스템
JPH10225024A (ja) 非接触給電設備
CN113228463A (zh) 在导体装置内减少电磁相互作用的感应功率传输
JPH0669246B2 (ja) 誘導反撥式磁気浮上鉄道の浮上、案内、推進併用装置
JP2003092808A (ja) リニアモータ
JPH07297058A (ja) 誘導伝送装置及び移動体の無接触誘導伝送システム
JP3367291B2 (ja) 給電用ピックアップ装置
JP6894819B2 (ja) 非接触給電装置および電気回路モジュール
Onuki et al. Improvement of short primary member linear induction motor performance by partial adoption of the wound secondary

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees