JP3352590B2 - 粉末成形機のホッパー - Google Patents
粉末成形機のホッパーInfo
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- JP3352590B2 JP3352590B2 JP11491796A JP11491796A JP3352590B2 JP 3352590 B2 JP3352590 B2 JP 3352590B2 JP 11491796 A JP11491796 A JP 11491796A JP 11491796 A JP11491796 A JP 11491796A JP 3352590 B2 JP3352590 B2 JP 3352590B2
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- JP
- Japan
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- pipe
- hopper
- powder
- powder molding
- molding machine
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉末成形機に装
備されている原料粉末ホッパーにしばしば生じる架橋
（ブリッジング）の防止に関するものである。
備されている原料粉末ホッパーにしばしば生じる架橋
（ブリッジング）の防止に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】粉末成形機のホッパーは、一般には円筒
形の胴部に続く円錐形の底部の中央に排出管を備える形
状で、粉末成形機の後部上方に装備される。そして、排
出管とフィード・シューをフレキシブル・ホースで接続
し、フィード・シューから成形金型内に、ホッパー内の
原料粉末を供給するようになっている。なお、排出管に
開閉弁を設けて粉末の供給を制御することは慣用手段な
ので、以下の説明および図面には開閉弁を省略した。
形の胴部に続く円錐形の底部の中央に排出管を備える形
状で、粉末成形機の後部上方に装備される。そして、排
出管とフィード・シューをフレキシブル・ホースで接続
し、フィード・シューから成形金型内に、ホッパー内の
原料粉末を供給するようになっている。なお、排出管に
開閉弁を設けて粉末の供給を制御することは慣用手段な
ので、以下の説明および図面には開閉弁を省略した。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】粉末冶金用の原料粉末
は一般に形状が不規則で、しかも粒度および粒度分布，
比重あるいは材質の異なる数種の粉末の混合物なので相
互の摩擦抵抗が大きく、そのためホッパーからの流出中
にしばしば、排出管の入口付近で詰まってしまうことが
ある。この現象はホッパーの縦断面ではあたかも断崖に
橋を架けたように見えるために架橋（ブリッジング）と
よばれ、その効果的で且つ簡便な防止策が求められてい
た。
は一般に形状が不規則で、しかも粒度および粒度分布，
比重あるいは材質の異なる数種の粉末の混合物なので相
互の摩擦抵抗が大きく、そのためホッパーからの流出中
にしばしば、排出管の入口付近で詰まってしまうことが
ある。この現象はホッパーの縦断面ではあたかも断崖に
橋を架けたように見えるために架橋（ブリッジング）と
よばれ、その効果的で且つ簡便な防止策が求められてい
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】架橋を防ぐためには、詰
まりかけた粉体に攪拌，振動，加・減圧などの外力を与
えて解すのが有効であるが、それも外部のエネルギーに
よらず、粉体の流動を利用して自動的に作動する方式の
ものが望ましい。
まりかけた粉体に攪拌，振動，加・減圧などの外力を与
えて解すのが有効であるが、それも外部のエネルギーに
よらず、粉体の流動を利用して自動的に作動する方式の
ものが望ましい。
【０００５】そこでこの発明はホッパー内に、下端が漏
斗状に開いたパイプをコイルバネで懸垂させてその下端
を排出管の真上に臨ませ、このパイプが粉体の流下圧お
よびコイルバネの反発力の作用で上下動を反復するよう
構成した。
斗状に開いたパイプをコイルバネで懸垂させてその下端
を排出管の真上に臨ませ、このパイプが粉体の流下圧お
よびコイルバネの反発力の作用で上下動を反復するよう
構成した。
【０００６】この構成により、パイプ下端の漏斗状部の
上下動に伴う外力が架橋を生じ易い部位の粉体に作用し
て架橋の発生を未然に防ぎ、若し出来かけても直ちに解
してしまう。そのため架橋発生に伴う作業効率の低下や
粉末の偏析などのトラブルを解消することができる。
上下動に伴う外力が架橋を生じ易い部位の粉体に作用し
て架橋の発生を未然に防ぎ、若し出来かけても直ちに解
してしまう。そのため架橋発生に伴う作業効率の低下や
粉末の偏析などのトラブルを解消することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例に係るホッパ
ーの縦断面主要部を図１に示す。図において１は粉末
（Ａ）を貯えたホッパーの本体で、その底部の中央に排
出管２を備え、上部は蓋３で覆われている。ホッパーの
中心には下端に末広がりの漏斗状部Ｆを備えるパイプ４
がその下端を排出管２の真上に臨ませ、蓋から突き出た
上端部に装着したバネ抑え６および蓋に載せたコイルバ
ネ５によって、ホッパー内に昇降自在に懸垂されてい
る。バネ抑えはねじ込み式で、その位置を調整可能にな
っている。
ーの縦断面主要部を図１に示す。図において１は粉末
（Ａ）を貯えたホッパーの本体で、その底部の中央に排
出管２を備え、上部は蓋３で覆われている。ホッパーの
中心には下端に末広がりの漏斗状部Ｆを備えるパイプ４
がその下端を排出管２の真上に臨ませ、蓋から突き出た
上端部に装着したバネ抑え６および蓋に載せたコイルバ
ネ５によって、ホッパー内に昇降自在に懸垂されてい
る。バネ抑えはねじ込み式で、その位置を調整可能にな
っている。
【０００８】パイプ４が蓋３の上に突き出た部分は案内
筒７で囲まれ、その内面に滑合するスライダー９がパイ
プ４の上端に載っている。このスライダー９は、少なく
ともその下面のパイプ４と接する部分はゴム様物質で作
られ、パイプ４の上端を気密に封じる。そしてパイプの
上昇時にはその先端で押し上げられ、パイプの下降時に
は、自重によりパイプとの接触を保ったまま一緒に下降
する。そして案内筒の内面に設けられているフランジ８
に当接した時点でスライダー９は停止するが、パイプ４
はスライダーを残して、更に下降を続けることができ
る。なお案内筒の内部は、常に大気と連通している。
筒７で囲まれ、その内面に滑合するスライダー９がパイ
プ４の上端に載っている。このスライダー９は、少なく
ともその下面のパイプ４と接する部分はゴム様物質で作
られ、パイプ４の上端を気密に封じる。そしてパイプの
上昇時にはその先端で押し上げられ、パイプの下降時に
は、自重によりパイプとの接触を保ったまま一緒に下降
する。そして案内筒の内面に設けられているフランジ８
に当接した時点でスライダー９は停止するが、パイプ４
はスライダーを残して、更に下降を続けることができ
る。なお案内筒の内部は、常に大気と連通している。
【０００９】図２はこのホッパーの原理を模式的に説明
する作動工程図で、白抜きの矢印が示す向きに順次移行
する。図２の左側が第一段階で、この状態から粉末の排
出を始めると、流下する粉体の圧力がパイプ４およびそ
の漏斗状部Ｆの外面に働き、パイプ４はコイルバネ５を
圧縮しつつ下降を始める。
する作動工程図で、白抜きの矢印が示す向きに順次移行
する。図２の左側が第一段階で、この状態から粉末の排
出を始めると、流下する粉体の圧力がパイプ４およびそ
の漏斗状部Ｆの外面に働き、パイプ４はコイルバネ５を
圧縮しつつ下降を始める。
【００１０】同時に、パイプ４の内部は空気が粉末の流
れに吸い出されて負圧傾向になり、パイプ４に吸着され
たスライダー９は、その自重と相俟ってパイプと一体に
下降する。そしてフランジ８に当接して止まるが、その
時点におけるコイルバネ５の反発力を粉体の流下圧より
僅かに弱く設定してあるので、（図２の中央）パイプ４
は更に下降し、その上端がスライダー９から離れる。
れに吸い出されて負圧傾向になり、パイプ４に吸着され
たスライダー９は、その自重と相俟ってパイプと一体に
下降する。そしてフランジ８に当接して止まるが、その
時点におけるコイルバネ５の反発力を粉体の流下圧より
僅かに弱く設定してあるので、（図２の中央）パイプ４
は更に下降し、その上端がスライダー９から離れる。
【００１１】スライダー９から離れると同時に大気が流
れ込んでパイプ４内が常圧に戻り、それが切っ掛けとな
って圧縮されていたコイルバネ５が反発し、（図２の右
側）パイプ４を上昇させる。これに伴い、フランジ８で
停止していたスライダー９もパイプに押し上げられて上
昇し、パイプ４の昇降の１サイクルが終了する。
れ込んでパイプ４内が常圧に戻り、それが切っ掛けとな
って圧縮されていたコイルバネ５が反発し、（図２の右
側）パイプ４を上昇させる。これに伴い、フランジ８で
停止していたスライダー９もパイプに押し上げられて上
昇し、パイプ４の昇降の１サイクルが終了する。
【００１２】かくして、ホッパーから粉末を排出させて
いる間はパイプ４の昇降も、外力の供給を要せずに自動
的に反復される。そしてその度に排出管の入口付近の粉
末が漏斗状部Ｆで撹拌され解される結果、架橋の発生を
未然に防ぐことができる。
いる間はパイプ４の昇降も、外力の供給を要せずに自動
的に反復される。そしてその度に排出管の入口付近の粉
末が漏斗状部Ｆで撹拌され解される結果、架橋の発生を
未然に防ぐことができる。
【００１３】
【発明の効果】この発明によればホッパーに組み付ける
撹拌装置が簡単な構造のもので済み、しかも、その装置
の駆動に外部からの動力供給を要しないため、極めて経
済的に架橋防止の目的を達成することができる。
撹拌装置が簡単な構造のもので済み、しかも、その装置
の駆動に外部からの動力供給を要しないため、極めて経
済的に架橋防止の目的を達成することができる。
【図１】この発明に係るホッパーの、一実施例を説明す
る図面である。
る図面である。
【図２】図１に示したホッパーの作動を説明する図面で
ある。
ある。
Ａ…原料粉末 １…ホッパー，２…排出管，３…蓋 ４…パイプ，Ｆ…漏斗状部 ５…コイルバネ，６…バネ抑え ７…案内筒，８…フランジ，９…スライダー
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒形の胴部に続く円錐形の底部の中央
に排出管（２）を備える粉末成形機のホッパー（１）内
に、下端が漏斗状に開いたパイプ（４）を、その上端部
に装着したバネ抑え（６）およびホッパーの蓋（３）に
載せたコイルバネ（５）により昇降自在に懸垂させ、そ
の下端を排出管（２）の真上に臨ませてある粉末成形機
のホッパーにおいて、パイプ（４）の上端部が案内筒
（７）で囲まれ、その内面に滑合して所定の範囲で昇降
可能なスライダー（９）がパイプ（４）の上端に離接可
能に載っていることを特徴とする粉末成形機のホッパ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11491796A JP3352590B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 粉末成形機のホッパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11491796A JP3352590B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 粉末成形機のホッパー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301486A JPH09301486A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3352590B2 true JP3352590B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=14649870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11491796A Expired - Fee Related JP3352590B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 粉末成形機のホッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3352590B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101813910B1 (ko) * | 2017-09-06 | 2018-01-02 | 김인관 | 약품 투입장치 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104670746A (zh) * | 2013-11-27 | 2015-06-03 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 一种防止料仓堵料的方法及料仓 |
| CN103964086A (zh) * | 2014-05-12 | 2014-08-06 | 张家港市贝尔机械有限公司 | 一种提升式破桥装置 |
| CN114768404A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-07-22 | 山东联投工具股份有限公司 | 一种高频抖动式防爆布袋除尘器 |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP11491796A patent/JP3352590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101813910B1 (ko) * | 2017-09-06 | 2018-01-02 | 김인관 | 약품 투입장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09301486A (ja) | 1997-11-25 |
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