JP3351226B2 - 熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法Info
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- JP3351226B2 JP3351226B2 JP04258096A JP4258096A JP3351226B2 JP 3351226 B2 JP3351226 B2 JP 3351226B2 JP 04258096 A JP04258096 A JP 04258096A JP 4258096 A JP4258096 A JP 4258096A JP 3351226 B2 JP3351226 B2 JP 3351226B2
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- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/18—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles
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- B29C43/203—Making multilayered articles
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒータ線を内蔵した
熱硬化性樹脂成形体に関する。
熱硬化性樹脂成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒータ付き熱硬化性樹脂成形体に
ついては、以下に述べる2つの製造方法で得ていた。
ついては、以下に述べる2つの製造方法で得ていた。
【0003】1つはハンドレイアップ法によるもので、
その部分断面図を図4に示す。表面から、不飽和ポリエ
ステル樹脂からなるゲルコート層1、繊維強化プラスチ
ック層(以下、FRP層と略す)2、ヒータ線3を装着
した基材シート4に樹脂を含浸して構成したヒータ層
5、ベニア板6、FRP層7により構成されている。
その部分断面図を図4に示す。表面から、不飽和ポリエ
ステル樹脂からなるゲルコート層1、繊維強化プラスチ
ック層(以下、FRP層と略す)2、ヒータ線3を装着
した基材シート4に樹脂を含浸して構成したヒータ層
5、ベニア板6、FRP層7により構成されている。
【0004】2つ目は、レジンインジェクション法によ
るもので、成形体の積層構成は図4で示す構成とほぼ同
様である。方法としては、ヒータ線を装着した基材シー
トをベニア板に予め固着させ、一方の型にゲルコート層
を塗布した後、前記ベニア板とガラス繊維のプリフォー
ムを型の中に閉じ込め、不飽和ポリエステル樹脂を型内
に注入し、熱硬化性樹脂成形体を得るものである。
るもので、成形体の積層構成は図4で示す構成とほぼ同
様である。方法としては、ヒータ線を装着した基材シー
トをベニア板に予め固着させ、一方の型にゲルコート層
を塗布した後、前記ベニア板とガラス繊維のプリフォー
ムを型の中に閉じ込め、不飽和ポリエステル樹脂を型内
に注入し、熱硬化性樹脂成形体を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものはいずれも生産性が悪く、したがって金型を用
い、高温高圧でプレス成形した、ヒータ線内蔵型の熱硬
化性樹脂成形体を得ることが課題であった。また、この
ような金型成形する場合、プレス成形する際の加圧力に
よりヒータ線に力がかかるが、これを極力少なくし、任
意の目的とする位置にいかにヒータ線を配置することが
できるかが課題であった。
のものはいずれも生産性が悪く、したがって金型を用
い、高温高圧でプレス成形した、ヒータ線内蔵型の熱硬
化性樹脂成形体を得ることが課題であった。また、この
ような金型成形する場合、プレス成形する際の加圧力に
よりヒータ線に力がかかるが、これを極力少なくし、任
意の目的とする位置にいかにヒータ線を配置することが
できるかが課題であった。
【0006】さらに、ヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂
成形体において、ヒータ線を表面近くに配置することに
よるヒータ線のヒケや巣穴を防止することが課題であっ
た。
成形体において、ヒータ線を表面近くに配置することに
よるヒータ線のヒケや巣穴を防止することが課題であっ
た。
【0007】そして、ヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂
成形体の表面意匠を向上させることが課題であった。
成形体の表面意匠を向上させることが課題であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため熱硬化性樹脂を含浸あるいは含浸可能とした厚
み0.03〜0.5mmの表面シート層を金型に固着させ
る工程と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材シー
トと熱硬化性樹脂からなる複合材料を同時に金型に置く
工程と、その後高温高圧でプレス成形する工程とで熱硬
化性樹脂が成形体を製造する。そしてこのようにして製
造された熱硬化性樹脂成形体は、表面から、表面シート
層とヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材シート層と
熱硬化性樹脂からなる複合材料層とから構成される。
するため熱硬化性樹脂を含浸あるいは含浸可能とした厚
み0.03〜0.5mmの表面シート層を金型に固着させ
る工程と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材シー
トと熱硬化性樹脂からなる複合材料を同時に金型に置く
工程と、その後高温高圧でプレス成形する工程とで熱硬
化性樹脂が成形体を製造する。そしてこのようにして製
造された熱硬化性樹脂成形体は、表面から、表面シート
層とヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材シート層と
熱硬化性樹脂からなる複合材料層とから構成される。
【0009】上記発明によれば、表面シート層を金型に
固着させる工程により、表面シート層は、金型の目的と
する位置に固着し、厚みが0.03〜0.5mmと薄いの
でプレス成形の際の加圧力により移動することはない。
その表面シートにヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基
材シートを重ね合わせているので、プレス成形する際の
加圧力によるヒータ線にかかる力は極力少なくなって、
任意の目的とする位置にヒータ線を配置した熱硬化性樹
脂成形体を得ることができる。
固着させる工程により、表面シート層は、金型の目的と
する位置に固着し、厚みが0.03〜0.5mmと薄いの
でプレス成形の際の加圧力により移動することはない。
その表面シートにヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基
材シートを重ね合わせているので、プレス成形する際の
加圧力によるヒータ線にかかる力は極力少なくなって、
任意の目的とする位置にヒータ線を配置した熱硬化性樹
脂成形体を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、表面から、熱硬化性樹
脂を含浸あるいは含浸可能とした厚み0.03〜0.5
mmのシート層と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基
材シート層と、熱硬化性樹脂からなる複合材料層から構
成することによりヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂成形
体を得るものである。
脂を含浸あるいは含浸可能とした厚み0.03〜0.5
mmのシート層と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基
材シート層と、熱硬化性樹脂からなる複合材料層から構
成することによりヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂成形
体を得るものである。
【0011】そして、製造法として、熱硬化性樹脂を含
浸あるいは含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmのシ
ート層を金型に固着させる工程と、ヒータ線を装着した
樹脂含浸可能な基材シートと熱硬化性樹脂からなる複合
材料を同時に金型に置く工程と、その後高温高圧でプレ
ス成形する工程とにより熱硬化性樹脂成形体を得るもの
である。
浸あるいは含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmのシ
ート層を金型に固着させる工程と、ヒータ線を装着した
樹脂含浸可能な基材シートと熱硬化性樹脂からなる複合
材料を同時に金型に置く工程と、その後高温高圧でプレ
ス成形する工程とにより熱硬化性樹脂成形体を得るもの
である。
【0012】さらに、表面シート層に含浸した熱硬化性
樹脂はジアリルフタレート樹脂を主成分とする樹脂とす
ることにより、ヒータ線がジアリルフタレート樹脂を主
成分とするシート層に固着し、プレス成形する際の加圧
力に左右されず、任意の目的とする位置にヒータ線を配
置することができる。
樹脂はジアリルフタレート樹脂を主成分とする樹脂とす
ることにより、ヒータ線がジアリルフタレート樹脂を主
成分とするシート層に固着し、プレス成形する際の加圧
力に左右されず、任意の目的とする位置にヒータ線を配
置することができる。
【0013】さらに、表面シート層は紙または不織布か
らなるシート材を用いてある。 また、表面シート層の
次に、第2シート層として熱硬化性樹脂を含浸あるいは
含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmのシート層を加
え、ヒータ線を表面近くに配置することによるヒータ線
のヒケや巣穴を防止してある。
らなるシート材を用いてある。 また、表面シート層の
次に、第2シート層として熱硬化性樹脂を含浸あるいは
含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmのシート層を加
え、ヒータ線を表面近くに配置することによるヒータ線
のヒケや巣穴を防止してある。
【0014】また、表面シート層に任意の模様を印刷し
たシート材を用いることにより、表面意匠を向上させる
ことができる。
たシート材を用いることにより、表面意匠を向上させる
ことができる。
【0015】以下、本発明の実施例について、図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0016】図1は、本発明のヒータ線を内蔵した熱硬
化性樹脂成形体の部分断面図である。表面から、11は
厚み0.03〜0.5mmからなる熱硬化性樹脂を含浸し
た表面シート層であり、12はヒータ線、13はヒータ
線12を固定するために用いられる樹脂含浸可能な基材
シート層である。さらに、14は熱硬化性樹脂からなる
複合材料層である。
化性樹脂成形体の部分断面図である。表面から、11は
厚み0.03〜0.5mmからなる熱硬化性樹脂を含浸し
た表面シート層であり、12はヒータ線、13はヒータ
線12を固定するために用いられる樹脂含浸可能な基材
シート層である。さらに、14は熱硬化性樹脂からなる
複合材料層である。
【0017】表面シート層11は、熱硬化性樹脂とシー
トとの組合せで得ることができる。熱硬化性樹脂として
は、ジアリルフタレート樹脂・不飽和ポリエステル樹脂
・フェノール樹脂・エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂か
らなる群から選定することができる。一方、シートとし
ては、前記熱硬化性樹脂が含浸可能なものを選定するこ
とが必要であり、紙・ポリエステル不織布・ガラス不織
布・クラフト紙などの群から選定することができる。
トとの組合せで得ることができる。熱硬化性樹脂として
は、ジアリルフタレート樹脂・不飽和ポリエステル樹脂
・フェノール樹脂・エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂か
らなる群から選定することができる。一方、シートとし
ては、前記熱硬化性樹脂が含浸可能なものを選定するこ
とが必要であり、紙・ポリエステル不織布・ガラス不織
布・クラフト紙などの群から選定することができる。
【0018】ヒータ線12を装着した樹脂含浸可能な基
材シート層13は、ヒータ線12と基材シート13aと
から構成される。ヒータ線12としては、青銅線に絶縁
のためエチレンテトラフルオロエチレンの被膜を形成し
たもの用いた。さらに、ヒータ線12の補強として引張
強度の強い芳香族ポリアミド繊維からなる芯線を加える
こともできる。ヒータ線12の直径としては約1.0mm
のものを用いた。このヒータ線12を予め任意の目的と
する位置に配置するために基材シート13a上に縫って
おく。このようにすることにより、取扱いがしやすくな
る。基材シート13aとしては、表面シート層11に用
いられる熱硬化性樹脂および複合材料層14に用いられ
る熱硬化性樹脂に含浸可能なことが必要条件であり、紙
・ポリエステル不織布・ガラス不織布などの群から選定
することができる。
材シート層13は、ヒータ線12と基材シート13aと
から構成される。ヒータ線12としては、青銅線に絶縁
のためエチレンテトラフルオロエチレンの被膜を形成し
たもの用いた。さらに、ヒータ線12の補強として引張
強度の強い芳香族ポリアミド繊維からなる芯線を加える
こともできる。ヒータ線12の直径としては約1.0mm
のものを用いた。このヒータ線12を予め任意の目的と
する位置に配置するために基材シート13a上に縫って
おく。このようにすることにより、取扱いがしやすくな
る。基材シート13aとしては、表面シート層11に用
いられる熱硬化性樹脂および複合材料層14に用いられ
る熱硬化性樹脂に含浸可能なことが必要条件であり、紙
・ポリエステル不織布・ガラス不織布などの群から選定
することができる。
【0019】熱硬化性樹脂からなる複合材料層14は、
一般的にプレス成形に用いられている不飽和ポリエステ
ル樹脂と炭酸カルシウムなどの充填材とガラス繊維で構
成されるシートモールディングコンパウンド(以下、S
MCと略す)、または不飽和ポリエステル樹脂と炭酸カ
ルシウム・ガラスフリット・水酸化アルミニウムなどの
充填材で構成されるバルクモールディングコンパウンド
(以下、BMCと略す)により形成することができる。
一般的にプレス成形に用いられている不飽和ポリエステ
ル樹脂と炭酸カルシウムなどの充填材とガラス繊維で構
成されるシートモールディングコンパウンド(以下、S
MCと略す)、または不飽和ポリエステル樹脂と炭酸カ
ルシウム・ガラスフリット・水酸化アルミニウムなどの
充填材で構成されるバルクモールディングコンパウンド
(以下、BMCと略す)により形成することができる。
【0020】以下に詳細な実施例を述べる。
【0021】(実施例1) 図2に成形状態を示す。まず厚み0.08mmのチタン紙
をジアリルフタレート樹脂を主成分とする含浸液に浸
け、約150g/m2の割合で樹脂を含浸させ、表面シー
ト材111(厚み約0.10mm)を得た。前記表面シー
ト材111を下金型115(30cm角の大きさ)に置
き、ローラを用い下金型表面に固着させた。引き続き直
径約1.0mmのヒータ線12を基材シート13aとして
ポリエステル不織布(厚み約0.10mm・目付60g/m
2)に縫いつけた基材シート材113とイソビス系不飽
和ポリエステル樹脂の複合材料層となるSMC材料11
4を同時に表面シート材111を固着させた下金型11
5の上に置いた。その後、下金型115と上金型116
を締めて温度140度、成形圧70kg/cm2の条件で高
温高圧でプレス成形し、目的とする厚み5mmの成形物を
得た。
をジアリルフタレート樹脂を主成分とする含浸液に浸
け、約150g/m2の割合で樹脂を含浸させ、表面シー
ト材111(厚み約0.10mm)を得た。前記表面シー
ト材111を下金型115(30cm角の大きさ)に置
き、ローラを用い下金型表面に固着させた。引き続き直
径約1.0mmのヒータ線12を基材シート13aとして
ポリエステル不織布(厚み約0.10mm・目付60g/m
2)に縫いつけた基材シート材113とイソビス系不飽
和ポリエステル樹脂の複合材料層となるSMC材料11
4を同時に表面シート材111を固着させた下金型11
5の上に置いた。その後、下金型115と上金型116
を締めて温度140度、成形圧70kg/cm2の条件で高
温高圧でプレス成形し、目的とする厚み5mmの成形物を
得た。
【0022】この成形体は、表面からチタン紙にジアリ
ルフタレート樹脂を含浸した表面シート層11、ヒータ
線12をポリエステル不織布に縫いつけた基材シート層
13、および不飽和ポリエステル樹脂からなる複合材料
層14から構成される。
ルフタレート樹脂を含浸した表面シート層11、ヒータ
線12をポリエステル不織布に縫いつけた基材シート層
13、および不飽和ポリエステル樹脂からなる複合材料
層14から構成される。
【0023】表面シート材111は、下金型115に固
着しているのでプレス成形時のSMC材料114の流動
による影響でずれることはなかった。これは、表面シー
ト材111が厚み約0.10mmと薄く選定したことによ
る。すなわち、表面シート材111は、金型の目的とす
る位置に固着し、厚みが薄いのでプレス成形の際にSM
C材料114への熱伝導が良く流動化が速いため流動摩
擦抵抗が低くSMC材料114の流動によって移動を防
がれるのである。
着しているのでプレス成形時のSMC材料114の流動
による影響でずれることはなかった。これは、表面シー
ト材111が厚み約0.10mmと薄く選定したことによ
る。すなわち、表面シート材111は、金型の目的とす
る位置に固着し、厚みが薄いのでプレス成形の際にSM
C材料114への熱伝導が良く流動化が速いため流動摩
擦抵抗が低くSMC材料114の流動によって移動を防
がれるのである。
【0024】一方、ヒータ線12も同様にプレス成形時
のSMC材料114の流動による影響で大きくずれるこ
とはなかった。これは、ヒータ線12をポリエステル不
織布からなる基材シート材113に縫いつけてこれが、
SMC材料114の流動に影響されないように厚みの薄
い表面シート材111の次の層になるように構成してい
ることによる。すなわち、ヒータ線12を装着した樹脂
含浸可能な基材シート材113は、表面シート材111
上に置くと同時に表面シート材111に固着され、下金
型面に強力に固定されるためSMC材料114の流動に
よる位置ずれを起こすことがなく、任意の目的とする位
置にヒータ線12を配置することができる。
のSMC材料114の流動による影響で大きくずれるこ
とはなかった。これは、ヒータ線12をポリエステル不
織布からなる基材シート材113に縫いつけてこれが、
SMC材料114の流動に影響されないように厚みの薄
い表面シート材111の次の層になるように構成してい
ることによる。すなわち、ヒータ線12を装着した樹脂
含浸可能な基材シート材113は、表面シート材111
上に置くと同時に表面シート材111に固着され、下金
型面に強力に固定されるためSMC材料114の流動に
よる位置ずれを起こすことがなく、任意の目的とする位
置にヒータ線12を配置することができる。
【0025】さらに、付け加えて表面シート材111の
熱硬化性樹脂としてジアリルフタレート樹脂を主成分と
することにより、ヒータ線12がジアリルフタレート樹
脂を主成分とする表面シート材111に固着し、SMC
材料114の流動に影響されなかったと考えられる。
熱硬化性樹脂としてジアリルフタレート樹脂を主成分と
することにより、ヒータ線12がジアリルフタレート樹
脂を主成分とする表面シート材111に固着し、SMC
材料114の流動に影響されなかったと考えられる。
【0026】さらに、ヒータ線12をポリエステル不織
布に縫いつけた基材シート材113は、成形時に表面シ
ート材111のジアリルフタレート樹脂およびSMC材
料114の不飽和ポリエステル樹脂が流れることによ
り、表面シート材111とSMC材料114と強固に密
着していた。これは、基材シート材113として、樹脂
含浸可能なポリエステル不織布を用いたことによる。
布に縫いつけた基材シート材113は、成形時に表面シ
ート材111のジアリルフタレート樹脂およびSMC材
料114の不飽和ポリエステル樹脂が流れることによ
り、表面シート材111とSMC材料114と強固に密
着していた。これは、基材シート材113として、樹脂
含浸可能なポリエステル不織布を用いたことによる。
【0027】表面シート材111の厚みについて鋭意検
討した結果、0.03mmより薄くなると、取扱いがしに
くくまたヒータ線12が表面近傍にきすぎる課題があり
好ましくない。さらに、0.5mmより厚い場合には、含
浸した樹脂の流動性が大きくなり成形中でのヒータ線1
2の移動が起こり好ましくなかった。
討した結果、0.03mmより薄くなると、取扱いがしに
くくまたヒータ線12が表面近傍にきすぎる課題があり
好ましくない。さらに、0.5mmより厚い場合には、含
浸した樹脂の流動性が大きくなり成形中でのヒータ線1
2の移動が起こり好ましくなかった。
【0028】(実施例2) 厚み0.10mmポリエステル不織布をエポキシ樹脂を主
成分とする含浸液に浸け、約200g/m2の割合で樹脂
を含浸させ、表面シート材(厚み約0.15mm)を得
た。その後、実施例1と同様に成形し、目的とする厚み
5mmの成形物を得た。
成分とする含浸液に浸け、約200g/m2の割合で樹脂
を含浸させ、表面シート材(厚み約0.15mm)を得
た。その後、実施例1と同様に成形し、目的とする厚み
5mmの成形物を得た。
【0029】(実施例3) 厚み0.10mmガラス不織布をエポキシ樹脂を主成分と
する含浸液に浸け、約200g/m2の割合で樹脂を含浸
させ、表面シート材(厚み約0.15mm)を得た。その
後、実施例1と同様に成形し、目的とする厚み5mmの成
形物を得た。
する含浸液に浸け、約200g/m2の割合で樹脂を含浸
させ、表面シート材(厚み約0.15mm)を得た。その
後、実施例1と同様に成形し、目的とする厚み5mmの成
形物を得た。
【0030】(実施例4) 実施例1において、イソビス系不飽和ポリエステル樹脂
からなるSMC材料のかわりに、ビス系不飽和ポリエス
テル樹脂からなるBMC材料を用い、実施例1と同様に
成形し、目的とする厚み5mmの成形物を得た。
からなるSMC材料のかわりに、ビス系不飽和ポリエス
テル樹脂からなるBMC材料を用い、実施例1と同様に
成形し、目的とする厚み5mmの成形物を得た。
【0031】実施例2〜4における成形物についても、
実施例1に記載した作用効果を得ることができた。
実施例1に記載した作用効果を得ることができた。
【0032】(実施例5) 実施例1で述べた表面シート材を下金型(30cm角の大
きさ)に置き、さらに引き続き第2シート層として同じ
シート材を重ねローラを用い下金型表面に固着させた。
引き続き直径約1.0mmのヒータ線をポリエステル不織
布(厚み約0.20mm・目付120g/m2)に縫いつけ
た基材シート材とイソビス系不飽和ポリエステル樹脂か
らなるSMC材料とを同時に表面シート材を固着させた
下金型の上に置いた。その後、下金型と上金型を締めて
温度140度、成形圧70kg/cm2の条件で高温高圧で
プレス成形し、目的とする厚み5mmの成形物を得た。
きさ)に置き、さらに引き続き第2シート層として同じ
シート材を重ねローラを用い下金型表面に固着させた。
引き続き直径約1.0mmのヒータ線をポリエステル不織
布(厚み約0.20mm・目付120g/m2)に縫いつけ
た基材シート材とイソビス系不飽和ポリエステル樹脂か
らなるSMC材料とを同時に表面シート材を固着させた
下金型の上に置いた。その後、下金型と上金型を締めて
温度140度、成形圧70kg/cm2の条件で高温高圧で
プレス成形し、目的とする厚み5mmの成形物を得た。
【0033】この成形体の、部分断面図を図3に示す。
表面から、11はチタン紙にジアリルフタレート樹脂を
含浸した表面シート層、15は第2シート層、13はヒ
ータ線12をポリエステル不織布からなる基材シート1
3aに縫いつけた基材シート層、14は不飽和ポリエス
テル樹脂からなるSMCの複合材料層14層である。こ
のような構成にすることにより、実施例1に記載した作
用効果を得るとともに、ヒータ線12部の圧力集中を分
散緩和することができ、表面近くに配置することによる
ヒータ線12のヒケや巣穴を防止することができた。こ
れは、第2シート層15を用いることにより表面からの
厚みをある程度保つことにより、プレス成形における表
面への加圧力を緩和する作用や成形による収縮などによ
るヒケが表面に出てこない作用のためであると考えられ
る。なお第2シート層15の厚みについては、0.03
mmから0.2mmの範囲で選定すると上記作用効果を効果
的に得られる。
表面から、11はチタン紙にジアリルフタレート樹脂を
含浸した表面シート層、15は第2シート層、13はヒ
ータ線12をポリエステル不織布からなる基材シート1
3aに縫いつけた基材シート層、14は不飽和ポリエス
テル樹脂からなるSMCの複合材料層14層である。こ
のような構成にすることにより、実施例1に記載した作
用効果を得るとともに、ヒータ線12部の圧力集中を分
散緩和することができ、表面近くに配置することによる
ヒータ線12のヒケや巣穴を防止することができた。こ
れは、第2シート層15を用いることにより表面からの
厚みをある程度保つことにより、プレス成形における表
面への加圧力を緩和する作用や成形による収縮などによ
るヒケが表面に出てこない作用のためであると考えられ
る。なお第2シート層15の厚みについては、0.03
mmから0.2mmの範囲で選定すると上記作用効果を効果
的に得られる。
【0034】(実施例6) 実施例5において、第2シート層として、厚み0.10
mmのポリエステル不織布をエポキシ樹脂を主成分とする
含浸液に浸け、200g/m2の割合で樹脂を含浸させた
シート材(厚み約0.15mm)を用い、実施例5と同様
に成形物を得た。
mmのポリエステル不織布をエポキシ樹脂を主成分とする
含浸液に浸け、200g/m2の割合で樹脂を含浸させた
シート材(厚み約0.15mm)を用い、実施例5と同様
に成形物を得た。
【0035】(実施例7) 実施例5において、第2シート層として、0.10mmの
ガラス不織布をエポキシ樹脂を主成分とする含浸液に浸
け、200g/m2の割合で樹脂を含浸させたシート材
(厚み約0.15mm)を用い、実施例5と同様に成形物
を得た。
ガラス不織布をエポキシ樹脂を主成分とする含浸液に浸
け、200g/m2の割合で樹脂を含浸させたシート材
(厚み約0.15mm)を用い、実施例5と同様に成形物
を得た。
【0036】実施例6、7における成形物についても、
実施例5に記載した作用効果を得ることができた。
実施例5に記載した作用効果を得ることができた。
【0037】(実施例8) 実施例1で述べた表面シート材を下金型(30cm角の大
きさ)に置き、さらに引き続きチタン紙(厚み0.08
mm)を重ねローラを用い下金型表面に固着させた。引き
続き直径約1.0mmのヒータ線をポリエステル不織布
(厚み0.10mm)に縫いつけた基材シート材とイソビ
ス系不飽和ポリエステル樹脂からなるSMC材料を同時
に表面シート材を固着させた下金型の上に置いた。その
後、下金型と上金型を締めて温度140度、成形圧70
kg/cm2の条件で高温高圧でプレス成形し、目的とする
厚み5mmの成形物を得た。
きさ)に置き、さらに引き続きチタン紙(厚み0.08
mm)を重ねローラを用い下金型表面に固着させた。引き
続き直径約1.0mmのヒータ線をポリエステル不織布
(厚み0.10mm)に縫いつけた基材シート材とイソビ
ス系不飽和ポリエステル樹脂からなるSMC材料を同時
に表面シート材を固着させた下金型の上に置いた。その
後、下金型と上金型を締めて温度140度、成形圧70
kg/cm2の条件で高温高圧でプレス成形し、目的とする
厚み5mmの成形物を得た。
【0038】本実施例のように、第2シート層におい
て、樹脂を含浸していない樹脂含浸可能なシートを用い
ても、実施例5で記載した作用効果を得ることができ
た。樹脂を含浸していない第2基材シート層の厚みにつ
いては、0.03mmから0.2mmの範囲で選定すると上
記作用効果を効果的に得られる。
て、樹脂を含浸していない樹脂含浸可能なシートを用い
ても、実施例5で記載した作用効果を得ることができ
た。樹脂を含浸していない第2基材シート層の厚みにつ
いては、0.03mmから0.2mmの範囲で選定すると上
記作用効果を効果的に得られる。
【0039】本実施例の第2基材シート層として厚み
0.08mmのチタン紙を用いたが、その他の紙・ポリエ
ステル不織布・ガラス繊維などの樹脂含浸可能な厚み
0.03mmから0.2mmのシートを選定すれば、同様の
作用効果が得られる。
0.08mmのチタン紙を用いたが、その他の紙・ポリエ
ステル不織布・ガラス繊維などの樹脂含浸可能な厚み
0.03mmから0.2mmのシートを選定すれば、同様の
作用効果が得られる。
【0040】(実施例9) 厚み0.08mmのチタン紙に予め御影模様の印刷を施
し、さらにジアリルフタレート樹脂を主成分とする含浸
液に浸け、150g/m2の割合で樹脂を含浸させ、表面
シート材(厚み約0.10mm)を得た。これを用い、実
施例1と同様の方法で、目的とする厚み5mmの成形物を
得た。
し、さらにジアリルフタレート樹脂を主成分とする含浸
液に浸け、150g/m2の割合で樹脂を含浸させ、表面
シート材(厚み約0.10mm)を得た。これを用い、実
施例1と同様の方法で、目的とする厚み5mmの成形物を
得た。
【0041】(実施例10) 厚み0.10mmのガラス繊維からなる不織布に予め御影
模様の印刷を施し、さらにジアリルフタレート樹脂を主
成分とする含浸液に浸け、150g/m2の割合で樹脂を
含浸させ、表面シート材(厚み約0.10mm)を得た。
これを用い、実施例1と同様の方法で、目的とする厚み
5mmの成形物を得た。
模様の印刷を施し、さらにジアリルフタレート樹脂を主
成分とする含浸液に浸け、150g/m2の割合で樹脂を
含浸させ、表面シート材(厚み約0.10mm)を得た。
これを用い、実施例1と同様の方法で、目的とする厚み
5mmの成形物を得た。
【0042】実施例9および10においては、表面シー
ト層において、シートに御影模様を印刷した熱硬化性樹
脂を含浸したシート層から構成しているので、ヒータ線
を内蔵した御影模様の熱硬化性樹脂成形体を得ることが
できる。印刷模様の付与については、御影模様の例を示
したが、任意の表面意匠を得ることがてきる。
ト層において、シートに御影模様を印刷した熱硬化性樹
脂を含浸したシート層から構成しているので、ヒータ線
を内蔵した御影模様の熱硬化性樹脂成形体を得ることが
できる。印刷模様の付与については、御影模様の例を示
したが、任意の表面意匠を得ることがてきる。
【0043】(実施例11) 実施例1と同様の方法を用い、金型を用いた高温高圧で
のプレス成形により、目的とする浴室ユニットの洗い場
を得た。洗い場という大きな成形物においても、実施例
1に記載した作用効果を得ることができた。
のプレス成形により、目的とする浴室ユニットの洗い場
を得た。洗い場という大きな成形物においても、実施例
1に記載した作用効果を得ることができた。
【0044】さらに、実施例2〜10で示した方法と同
様の方法を用い、金型を用いた高温高圧でのプレス成形
により目的とする洗い場を得、同様の作用効果を得た。
様の方法を用い、金型を用いた高温高圧でのプレス成形
により目的とする洗い場を得、同様の作用効果を得た。
【0045】(実施例12) 実施例1と同様の方法を用い、金型を用いた高温高圧で
のプレス成形により、目的とする浴室ユニットの浴槽を
得た。浴槽という大きな成形物においても、実施例1に
記載した作用効果を得ることができた。
のプレス成形により、目的とする浴室ユニットの浴槽を
得た。浴槽という大きな成形物においても、実施例1に
記載した作用効果を得ることができた。
【0046】さらに、実施例2〜10で示した方法と同
様の方法を用い、金型を用いた高温高圧でのプレス成形
により目的とする浴槽を得、同様の作用効果を得た。
様の方法を用い、金型を用いた高温高圧でのプレス成形
により目的とする浴槽を得、同様の作用効果を得た。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法によれば、次の
効果が得られる。
熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法によれば、次の
効果が得られる。
【0048】(1)金型を用いたプレス成形で得られる
ので生産性が著しく向上する。
ので生産性が著しく向上する。
【0049】(2)表面シート層は、プレス成形の際に
複合材料層への熱伝導が良く流動化が速いため流動摩擦
抵抗が低く複合材料層の流動によって移動を防ぐことが
でき、品質の向上が図れる。
複合材料層への熱伝導が良く流動化が速いため流動摩擦
抵抗が低く複合材料層の流動によって移動を防ぐことが
でき、品質の向上が図れる。
【0050】(3)ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な
基材シートは表面シート上に置くと同時に表面シート層
に固着され、下金型面に強力に固定されるため複合材料
層の流動による位置ずれを起こすことがない。
基材シートは表面シート上に置くと同時に表面シート層
に固着され、下金型面に強力に固定されるため複合材料
層の流動による位置ずれを起こすことがない。
【0051】(4)表面シート層の次に、さらに、厚み
0.03〜0.2mmからなる熱硬化性樹脂を含浸あるい
は含浸可能とした第2シート層を加えたものは、ヒータ
線部の圧力集中を分散緩和することができ、表面近くに
配置することによるヒータ線のヒケや巣穴を防止するこ
とができる。
0.03〜0.2mmからなる熱硬化性樹脂を含浸あるい
は含浸可能とした第2シート層を加えたものは、ヒータ
線部の圧力集中を分散緩和することができ、表面近くに
配置することによるヒータ線のヒケや巣穴を防止するこ
とができる。
【0052】(5)表面シート層のシート材に任意の模
様を印刷したものはヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂成
形体の表面意匠を向上させることができる。
様を印刷したものはヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂成
形体の表面意匠を向上させることができる。
【図1】本発明のヒータ線を内蔵した熱硬化性樹脂成形
体の実施例を示す部分断面図
体の実施例を示す部分断面図
【図2】同熱硬化性樹脂成形体の成形状態を示す図
【図3】本発明の他の実施例を示す熱硬化性樹脂成形体
の部分断面
の部分断面
【図4】従来例のヒータ付き熱硬化性樹脂成形体の部分
断面図
断面図
11 表面シート層 12 ヒータ線 13 基材シート 13a 基材シート 14 複合材料層 15 第2シート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 3/20 315 H05B 3/20 315 // B29K 101:10 B29K 101:10 105:22 105:22 B29L 31:34 B29L 31:34 (72)発明者 柳 真介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 浜田 賢 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−366324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/00 - 43/58 B32B 1/00 - 35/00 A47K 4/00 H05B 3/20
Claims (8)
- 【請求項1】表面から、熱硬化性樹脂を含浸あるいは含
浸可能とした厚み0.03〜0.5mmの表面シート層
と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材シート層
と、熱硬化性樹脂の複合材料層とから構成したヒータ線
を内蔵する熱硬化性樹脂成形体。 - 【請求項2】表面シート層に含浸した熱硬化性樹脂がジ
アリルフタレート樹脂を主成分とする請求項1記載の熱
硬化性樹脂成形体。 - 【請求項3】表面シート層のシート材が紙または不織布
からなる請求項1または2記載の熱硬化性樹脂成形体。 - 【請求項4】表面シート層の次に熱硬化性樹脂を含浸あ
るいは含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmのシート
層を加えて構成した請求項1または2記載の熱硬化性樹
脂成形体。 - 【請求項5】表面シート層のシート材に任意の模様を印
刷した請求項1、2または4記載の熱硬化性樹脂成形
体。 - 【請求項6】ヒータ線を内蔵する熱硬化性樹脂成形体
が、浴室ユニットの部材として構成される洗い場または
浴槽からなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の熱
硬化性樹脂成形体。 - 【請求項7】熱硬化性樹脂を含浸あるいは含浸可能とし
た厚み0.03〜0.5mmの表面シート層を金型に固着
させる工程と、ヒータ線を装着した樹脂含浸可能な基材
シートと熱硬化性樹脂からなる複合材料を同時に金型に
置く工程と、その後高温高圧でプレス成形する工程とか
らなるヒータ線を内蔵する熱硬化性樹脂成形体の製造方
法。 - 【請求項8】表面シート層の次に、熱硬化性樹脂を含浸
あるいは含浸可能とした厚み0.03〜0.2mmの第2
シート層を加える工程を有する請求項7記載の熱硬化性
樹脂成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04258096A JP3351226B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04258096A JP3351226B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234753A JPH09234753A (ja) | 1997-09-09 |
JP3351226B2 true JP3351226B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=12640017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04258096A Expired - Fee Related JP3351226B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 熱硬化性樹脂成形体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10015158B4 (de) * | 2000-03-27 | 2011-05-05 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Formträgerteil mit integriertem Heizelement und Verfahren zur Herstellung desselben |
JP6256454B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-01-10 | 株式会社デンソー | ヒータプレート、このヒータプレートを用いる熱流束センサの製造装置、このヒータプレートの製造方法、及び、このヒータプレートの製造装置 |
JP2021089840A (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 株式会社フジクラ | 面状発熱体 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP04258096A patent/JP3351226B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09234753A (ja) | 1997-09-09 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |