JP3350541B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents
光学的情報読取装置Info
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- JP3350541B2 JP3350541B2 JP2002052164A JP2002052164A JP3350541B2 JP 3350541 B2 JP3350541 B2 JP 3350541B2 JP 2002052164 A JP2002052164 A JP 2002052164A JP 2002052164 A JP2002052164 A JP 2002052164A JP 3350541 B2 JP3350541 B2 JP 3350541B2
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Description
学的に読み取る光学的情報読取装置、詳しくは光学的情
報読取装置の構造に関するものである。
学的情報読取装置を設置し、そのラインに沿って搬送移
動する物体の表面に貼り付けあるいは印刷されたバーコ
ード(読取対象)を読み取り、読み取ったバーコードに
よって搬送移動している物体を識別することはよく知ら
れている。
ーコードにレーザ光を走査して照射するレーザ光照射
部、照射したレーザ光によるバーコードからの拡散反射
光を受光して受光量に応じた電圧信号を出力する受光
部、受光部からの電圧信号を増幅し2値化するアナログ
信号処理や2値化信号を入力しバーコードを解読するデ
ジタル信号処理などの信号処理回路部を主として有し、
各部を構成する部品を、照射および受光するレーザ光を
透過する窓を設けた直方体状の筐体内に収納して構成し
たものがある。
する部品を位置決め固定するためのたとえば凹凸などの
固定部が形成されており、各部品をこの固定部に合わせ
て位置決め配置し、工具などを挿入してたとえばねじ止
め固定するようにしている。
た固定部に光学的情報読取装置の各部を構成する部品を
位置決め固定する構造では、工具などを挿入するための
スペースを必要とし、光学的情報読取装置の更なる小型
化を図ることが困難であるという問題がある。
もので、使用時には必要としない無駄なスペースを低減
し、筐体内における光学的情報読取装置の各部を構成す
る部品の配置密度を高め、より小型化した光学的情報読
取装置を提供することを目的とする。
は、読取対象にレーザ光を走査し照射するレーザ光照射
部と、前記レーザ光照射部で照射したレーザ光の読取対
象からの反射光を受光する受光部と、前記受光部の信号
を処理し前記読取対象を解読するアナログ信号処理部と
デジタル信号処理部とを、前記レーザ光照射部からの照
射光ならびに読取対象からの反射光を透過する光透過窓
を有する筐体内に収納してなる光学的情報読取装置にお
いて、前記筐体内に固定される挿脱自在な枠体と、前記
アナログ信号処理部を構成する基板と、前記レーザ光照
射部を構成する基板と、前記デジタル信号処理部を構成
する基板とを有し、前記アナログ信号処理部を構成する
基板と前記レーザ光照射部を構成する基板と前記デジタ
ル信号処理部を構成する基板とを装着部品と干渉しない
接近した隙間を隔ててそれぞれの基板面を対向させて順
次配置し、前記順次配置した前記アナログ信号処理部を
構成する基板上に前記受光部を配置して前記枠体内に収
納し、前記各部を収納した前記枠体を前記筐体内に収納
してなることを特徴とする。
ザ光を走査し照射するレーザ光照射部と、前記レーザ光
照射部で照射したレーザ光の読取対象からの反射光を受
光する受光部と、前記受光部の信号を処理し前記読取対
象を解読するアナログ信号処理部とデジタル信号処理部
とを、前記レーザ光照射部からの照射光ならびに読取対
象からの反射光を透過する光透過窓を有する筐体内に収
納してなる光学的情報読取装置において、前記筐体は略
直方体状をなし、その筐体内に固定される挿脱自在な枠
体と、前記アナログ信号処理部を構成する基板と、前記
レーザ光照射部を構成する基板と、前記デジタル信号処
理部を構成する基板とを有し、前記アナログ信号処理部
を構成する基板と前記レーザ光照射部を構成する基板と
前記デジタル信号処理部を構成する基板とを装着部品と
干渉しない接近した隙間を隔ててそれぞれの基板面を対
向させて順次配置し、前記順次配置した前記アナログ信
号処理部を構成する基板上に前記受光部を配置して前記
枠体内に収納し、前記各部を収納した前記枠体を前記略
直方体状の筐体内に収納してなることを特徴とする。
ザ光を走査し照射するレーザ光照射部と、前記レーザ光
照射部で照射したレーザ光の読取対象からの反射光を受
光する受光部と、前記受光部の信号を処理し前記読取対
象を解読するアナログ信号処理部とデジタル信号処理部
とを、前記レーザ光照射部からの照射光ならびに読取対
象からの反射光を透過する光透過窓を有する筐体内に収
納してなる光学的情報読取装置において、前記筐体は略
直方体状をなし、その筐体内に固定される挿脱自在な枠
体と、前記受光部の信号を2値化するアナログ信号処理
部を構成する基板と、前記レーザ光照射部を構成する基
板と、前記アナログ信号処理部からの2値化信号を入力
し、読取対象を解読する前記デジタル信号処理部を構成
する基板とを有し、前記アナログ信号処理部を構成する
基板と前記レーザ光照射部を構成する基板と前記デジタ
ル信号処理部を構成する基板とを装着部品と干渉しない
接近した隙間を隔ててそれぞれの基板面を対向させ、前
記前記アナログ信号処理部を構成する基板を前記略直方
体状の筐体の底面側に位置するようにして順次配置し、
前記順次配置した前記アナログ信号処理部を構成する基
板上に前記受光部を配置して前記枠体内に収納し、前記
各部を収納した前記枠体を前記略直方体状の筐体内に収
納してなることを特徴とする。
求項2又は請求項4に係る本発明において、レーザ光照
射部が、レーザ光を発光するレーザダイオードとレンズ
とスリットからなるレーザ光形成モジュール、モータ駆
動回路、モータ駆動回路の駆動により回転するモータ、
モータの回転により回転し、前記レーザ光形成モジュー
ルから出射されたレーザ光を走査するポリゴンミラーな
らびにモータの回転位置に同期した同期信号を出力する
同期信号出力部を有することを特徴とする。
ザ光を走査し照射するレーザ光照射部と、前記レーザ光
照射部で照射したレーザ光の読取対象からの反射光を受
光する受光部と、前記受光部の信号を処理し前記読取対
象を解読するアナログ信号処理部とデジタル信号処理部
とを、前記レーザ光照射部からの照射光ならびに読取対
象からの反射光を透過する光透過窓を有する筐体内に収
納してなる光学的情報読取装置において、前記筐体は略
直方体状をなし、その筐体内に固定される挿脱自在な枠
体と、前記アナログ信号処理部を構成する基板と、レー
ザ光を発光するレーザダイオードとレンズとスリットか
らなるレーザ光形成モジュール、モータ駆動回路、モー
タ駆動回路の駆動により回転するモータ、モータの回転
により回転し、前記レーザ光形成モジュールから出射さ
れたレーザ光を走査するポリゴンミラーならびにモータ
の回転位置に同期した同期信号を出力する同期信号出力
部を有する前記レーザ光照射部を構成する基板と、前記
デジタル信号処理部を構成する基板とを有し、前記アナ
ログ信号処理部を構成する基板と前記レーザ光照射部を
構成する基板と前記デジタル信号処理部を構成する基板
とを装着部品と干渉しない接近した隙間を隔ててそれぞ
れの基板面を対向させて順次配置し、前記順次配置した
前記アナログ信号処理部を構成する基板上に前記受光部
を配置して前記枠体内に収納し、前記各部を収納した前
記枠体を前記略直方体状の筐体内に収納してなることを
特徴とする。
請求項5のいずれかに記載の本発明において、筐体が、
底面が開口している上部筐体と、底面を構成する下部筐
体とからなることを特徴とし、請求項7に係る本発明
は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の本発明
において、アナログ信号処理用回路基板に形成されるア
ナログ信号処理部が、前記受光部の信号を適正値に増幅
する前置増幅回路ならびに可変利得増幅回路と、前記増
幅された適正値を2値化する2値化回路から構成されて
なることを特徴とし、請求項8に係る本発明は、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の本発明において、
レーザ光形成モジュールが、レーザ光形成モジュールホ
ルダーに固定され、レーザ光形成モジュールホルダーが
レーザ光照射部を構成する基板に固定されてなることを
特徴とする。
請求項5のいずれかに記載の本発明において、レーザ光
照射部が、レーザ光を発光するレーザダイオードとレン
ズとスリットからなるレーザ光形成モジュールと、前記
モジュールから出射されたレーザ光を筐体の窓を介して
読取対象に走査するポリゴンミラーとを備え、前記モジ
ュールと前記ポリゴンミラーが、前記デジタル信号処理
部を構成する基板に面する側に配置されてなることを特
徴とする。
し請求項5のいずれかに記載の本発明において、筐体内
に設けられた信号処理部にケーブルが接続され、前記ケ
ーブルに固定されたブッシュが前記筐体の側面に形成さ
れた開口部に固定されてなることを特徴とする。
記載の本発明において、枠体が、前記枠体内に設けられ
るレーザ光照射部と受光部ならびに前記筐体に設けられ
た光透過窓に対応した位置と、前記筐体側面の前記ブッ
シュ固定用開口部に対応した位置に開口を有してなるこ
とを特徴とする。
は、筐体内を簡素に形成しこの筐体内に固定する枠体を
樹脂などで作成する。筐体外においてこの枠体に光学的
情報読取装置の各部を構成する部品を設け、これを筐体
内に挿入して固定する。各部を構成する部品の組み付け
を筐体外で行なうことができ、また枠体に組み付けるこ
とから全方向から部品の観察、操作ができ部品の組み付
け作業が容易であり、かつ部品の配置を高密度化するこ
とができる。
いて図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る光学的情報読取装置の組立て斜視図、図2はレー
ザ光照射部の斜視図、図3は回路基板の平面図、図4は
外乱光および外乱電磁波の遮断機構の拡大断面図、図5
は他の実施の形態に係る光学的情報読取装置の構造を示
す概略断面図、図6は図5の光学的情報読取装置の構造
の説明図、図7は本発明の実施の形態に係る光学的情報
読取装置の全体の回路構成の概略を示すブロック図であ
る。
置の全体の回路構成について、図7を参照して説明す
る。光学的情報読取装置は、バーコード8にレーザ光を
走査して照射するレーザ光照射部1と、バーコード8か
らの反射光を受光して受光量に応じた電圧信号を出力す
る受光部2と、受光部2の電圧信号を増幅して2値化す
るアナログ信号処理部3と、アナログ信号処理部3の2
値化信号を入力しバーコードを解読すると共に、各部の
制御信号を形成するデジタル信号処理部4と、デジタル
信号処理部4と外部機器とのやり取りをする外部インタ
フェース部5(5aは通信用のインタフェース、5bは
タイミング信号や読み取りOK、NGなどの入出力用の
インタフェース)と、テストスイッチ6a及び処理結果
等を表示するLED表示部6bを有する操作部6と、設
定データなどを格納するEEPROM7とにより構成さ
れている。
とレーザ駆動回路1aの駆動によりレーザ光を発光する
レーザダイオード1bとレンズ1cとスリット1dとか
らなるレーザ光形成モジュール1A(以下、LDモジュ
ール1Aという。)と、モータ駆動回路1eとモータ駆
動回路1eの駆動により回転する図示しないモータとモ
ータの回転により回転しLDモジュール1Aから出射さ
れたレーザ光を走査する8面からなるポリゴンミラー1
fと走査角を制御するために必要なモータの回転位置に
同期した同期信号を出力する同期信号出力部1gとによ
り構成されている。
にホトダイオードで検出、ポリゴンミラー1fの角部を
ホトインタラプタで検出、モーターロータ部に回転用に
用いている磁石の回転による磁束の変化を駆動用のコイ
ルあるいはホール素子で検出、モーターロータ部に回転
用とは別に埋め込んだ磁石の回転により磁束の変化をホ
ール素子で検出、あるいはモーターロータ部に光学的な
マーキングを施し、ホトインタラプタで検出などいずれ
でもよいが、この実施の形態では光学的情報読取装置の
さらなる小型化を図るために、モーターロータ部に埋め
込んだ磁石で検出するようにしている。
されたレーザ光の反射光を受光する。受光する反射光は
バーコード8の明暗に応じた光量を有し、受光部2はこ
の光量に応じた電圧信号を出力する。すなわち図示のよ
うに右から左に1回走査するとき、その走査開始から順
次バーコード8の明暗に応じた反射光量を受光し、この
光量に応じた電圧信号、たとえば明の場合には高く暗の
場合には低い電圧信号を出力し、その走査の終了時点で
バーコード8に対応した電圧信号が得られる。
信号は、アナログ信号処理部3に送られここで前置増幅
回路3a、可変利得増幅回路および増幅率設定可能の増
幅回路などからなる増幅処理部3bを介して2値化可能
の適正値に増幅し、適正値に増幅された増幅処理部3b
の出力電圧信号を2値化回路3cで2値化してデジタル
信号処理部4へ送る。
の同期信号を入力してレーザダイオード1bの点滅を制
御するなどの各部の制御、外部機器とのコマンドやデー
タのやり取り、EEPROM7への設定データの書込、
読出、アナログ信号処理部3のデジタルポテンショメー
タの抵抗値の変更、設定(各増幅回路の増幅率の調整)
などを行なうとともに、2値化回路3cの2値化信号を
入力してその信号に基づいてバーコードを解読し、その
結果をインタフェース部5を介して外部機器に転送し、
またLED表示部6bに表示する。
ード7に対応した信号が得られない場合には、バーコー
ド7の読み取り不良のNG信号をLED表示部6bに表
示し、インタフェース5aからNG出力を行なうととも
に、インタフェース5bから外部機器にNGコマンドな
どを転送し、解読した場合はバーコード7の読み取りO
K信号をLED表示部6bに表示し、インタフェース5
aからOK出力を行なうとともに、インタフェース5b
からバーコードデータなどを外部機器に転送する。
は、光学的情報読取装置に電源が投入されることによ
り、モータ駆動回路1eが駆動されモータが回転し、ポ
リゴンミラー1fが回転する。デジタル信号処理部4は
モータの同期信号を入力し、ポリゴンミラー1fの1つ
の面の所定の位置がレーザ光の反射位置(その面におけ
る走査開始点)となったとき、レーザ駆動回路1aに点
灯信号を送りレーザダイオード1bを点灯し、その面に
おける反射を終了する所定の位置(その面における走査
終了点)になったときレーザ駆動回路1aに消灯信号を
送りレーザダイオード1bを消灯する。
イオード1bの点灯・消灯信号を形成し、ポリゴンミラ
ー1fの1つの面でバーコード7を横切る1回の走査レ
ーザ光が形成され、その走査範囲θはこの実施の形態で
は60度に設定されている。
い照射したレーザ光の拡散反射光を受光し、受光光量に
応じた大きさの電圧信号に変換して出力する。その電圧
信号はアナログ信号処理部3に送られここで前置増幅回
路3a、可変利得増幅回路3bを介して適正値に増幅し
2値化回路3cで2値化してデジタル信号処理部4へ送
る。デジタル信号処理部4では通常2回の走査により一
致した場合にバーコード8に対応した信号と判断してバ
ーコード8を解読する。
ーザ光照射部1、受光部2およびアナログ信号処理部
3、デジタル信号処理部4、インタフェース部5、EE
PROM7などからなる信号処理回路部は、光透過窓を
有する筐体内に収納して構成される。この実施の形態に
係る光学的情報読取装置では、レーザ光照射部1は、図
2に示すように、モータ基板11に回転軸にポリゴンミ
ラー1fを固定したモータ14とLDモジュール1Aを
固定したLDモジュールホルダー13を固定する。LD
モジュール1Aは断面外形円形もしくは楕円形に形成さ
れ、長手方向の両側端部をLDモジュールホルダー13
に嵌め合わせて固定されている。
基板(回路基板)に実装するが、回路基板は図3に示す
ように、回路基板21a〜21eに5分割され、各回路
基板21a〜21eは折り曲げて底面側、後側面、左右
両側面および上面側に位置するようにフレキシブル回路
基板22により電気的機械的に連結されている。そして
例えば底面側に位置する回路基板21aにはアナログ信
号処理部3の回路部品が、上面に位置する回路基板21
cにはデジタル信号処理部4の回路部品が、後側面に位
置する回路基板21bには電線接続部が形成されてい
る。
る。図3に示す各回路基板21a〜21eに部品が装着
されると、底面側に位置する回路基板21aの上面に装
着部品と干渉しない隙間をあけて図2に示すLDモジュ
ール1Aおよびポリゴンミラー1fを固定したモータ基
板11を固定し、ブッシュ24を固定したケーブル23
を接続し、各回路基板21b〜21dをLDモジュール
1Aおよびポリゴンミラー1fを囲むようにフレキシブ
ル回路基板22部で折り曲げ、回路基板21eをLDモ
ジュール1Aに接続して装置本体25をコンパクト化す
る。
向から部品の観察や操作ができるように開口された樹脂
製のシャーシ(枠体)27に嵌めあわせて固定し、その
前面に受光素子モジュール2を固着した枠26を嵌め込
み固定される。受光素子モジュール2を固着した枠26
は、上部にレーザ光を透過する空間26bが形成され、
その下部に反射光を透過する窓が形成され、その窓の内
側にホトダイオード等の受光素子モジュール2を固定し
ている。そしてその窓には、外乱光および外乱電磁波を
遮断する機構26aが配置されている。
6aは、この実施の形態では図4の拡大図に示すよう
に、透明の薄いシリコンシート26b1と黒色の薄いシ
リコンシート26b2を交互に複数積み重ね、これを所
要の厚みに切断して形成した透明部および非透明部の間
隔の小さいルーバー26bと、このルーバー26bを覆
って透光性の導電性フィルムからなる電磁遮蔽体26c
を設けて形成されている。なお、電磁遮蔽体26cはル
ーバー26bの前面あるいは後面のいずれであってもよ
い。
非透明部の間隔を小さくすることにより、薄く、つまり
ルーバー26b内を通過する光路を短くして受光すべき
反射光の入射光路方向に対して斜め方向からの外乱光の
入射を遮断するようにしている。これにより外乱光を遮
断するに要するスペースを低減することができる。この
場合、このルーバー26bは絶縁体であるために、外乱
光に対しては遮断するが電磁波を透過して誤動作する恐
れがあり、この電磁波を遮断するために透光性の導電性
フィルム26cでルーバー26bの前面を覆っている。
なお、ルーバー26bを導電性部材で形成する場合ある
いは導電性部材でコーティングする場合には、導電性フ
ィルム26cを設けなくてもよいことは言うまでもな
い。また枠26の全外周面にはニッケルなどの導電性金
属による蒸着を施して電磁遮蔽されている。
ーザ光の照射および反射光を透過する窓28aが、側面
にケーブル23に固定したブッシュ24を固定する三角
状の開口28bが形成され、この開口28bと対向する
反対側の側面にキートップ35を装着する開口28cが
形成され底面は開口している。
の内側および上部筐体28の後面内側に絶縁シート31
および32が取り付けられる。34は底部筐体で受光素
子モジュール2が位置する下部に絶縁シート33を敷
き、装置本体25および受光素子モジュール2を装着し
た枠26を固定した枠体27を載置し、上部筐体28を
被せてねじ36で固定する。すなわち、枠体27に装置
本体を構成する各部品を固定した後、この枠体27を筐
体28内に嵌合収納する構造に構成する。
置の構造では、上部筐体28および底部筐体34で形成
される筐体は略直方体状に形成され、レーザ光照射部1
から出射されたレーザ光はそのまま直進して筐体の正面
に形成された窓28aから出射してバーコード8を照射
するように構成されている。しかし、このように構成す
ると、略直方体状の筐体の広い側面すなわち前記実施の
形態の底面を通常設置面とすることとなり、広い設置ス
ペースが必要である。この設置スペースを狭くするため
に、たとえば筐体の上面に光透過窓を形成し、筐体内に
ミラーを設置してレーザ光照射部1から出射されたレー
ザ光をミラーで曲げて、筐体の上面に形成した光透過窓
から出射するように構成し、略直方体状の筐体の狭い側
面を設置面とする場合がある。
情報読取装置の構造の概略を示すもので、この図におい
て、41は筐体、42は光透過窓、43はポリゴンミラ
ー、44はミラー、45は受光部、46は外乱光および
外乱電磁波を遮断する機構である。光透過窓42は、ポ
リゴンミラー43で走査されたレーザ光がミラー44に
到る光軸と平行する面、すなわち上面に対して傾斜さ
せ、ミラー44が位置する側の筐体41の端部41aの
高さ寸法をこれに対向する筐体41の端部41bの高さ
寸法よりも小さく形成されている。
光する(反射光量が大き過ぎる)ことを避けるために、
バーコードの直角方向に対して略15度傾斜した方向か
らバーコードにレーザ光を照射するが、直方体に形成さ
れた筐体の上面と面一に光透過窓42を形成すると、図
6に示すように、筐体41Aの寸法L1と長いが、光透
過窓42を傾斜させることによってその寸法をdだけ短
くしたLとすることができる。なお、図6に示す点線矢
印はラスタースキャンする場合のラスターの幅を示して
おり、このラスターの幅は筐体の寸法を短くしても確保
される。つまりラスターの幅を保持して筐体の寸法を短
くしている。
電磁波を遮断する機構46は、前記の実施の形態の外乱
光および外乱電磁波を遮断する機構26aと同様に形成
されるが、透明部材および非透明部材の積層は入射光と
平行するように斜めに積層されている。また、ポリゴン
ミラー43で走査したレーザ光をミラー44で曲げるの
で、光透過窓42面における走査幅(図6に示す紙面に
対して直角方向)が広くなっており、より光学的情報読
取装置に近いバーコードを読み取ることができる。
体内に固定される挿脱自在の枠体を形成し、レーザ光照
射部、受光部、信号処理回路部とを枠体に設け、これを
筐体内に収納するので、筐体内に部品を取り付けるため
の複雑な固定部等を形成する必要がなく、筐体が極めて
単純化され、また、筐体外で組み付けや調整などの作業
が容易であるとともに、工具などを筐体内に挿入する必
要がなく、したがって殆どデッドスペースのないきわめ
て小型の光学的情報読取装置を形成することができる。
の組み立て斜視図である。
のレーザ光照射部の斜視図である。
の回路基板の平面図である。
の外乱光および外乱電磁波の遮断機構の拡大断面図であ
る。
装置の構造を示す概略断面図である。
である。
の全体の回路構成を示すブロック図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 読取対象にレーザ光を走査し照射するレ
ーザ光照射部と、前記レーザ光照射部で照射したレーザ
光の読取対象からの反射光を受光する受光部と、前記受
光部の信号を処理し前記読取対象を解読するアナログ信
号処理部とデジタル信号処理部とを、前記レーザ光照射
部からの照射光ならびに読取対象からの反射光を透過す
る光透過窓を有する筐体内に収納してなる光学的情報読
取装置において、前記筐体内に固定される挿脱自在な枠
体と、前記アナログ信号処理部を構成する基板と、前記
レーザ光照射部を構成する基板と、前記デジタル信号処
理部を構成する基板とを有し、前記アナログ信号処理部
を構成する基板と前記レーザ光照射部を構成する基板と
前記デジタル信号処理部を構成する基板とを装着部品と
干渉しない接近した隙間を隔ててそれぞれの基板面を対
向させて順次配置し、前記順次配置した前記アナログ信
号処理部を構成する基板上に前記受光部を配置して前記
枠体内に収納し、前記各部を収納した前記枠体を前記筐
体内に収納してなることを特徴とする光学的情報読取装
置。 - 【請求項2】 読取対象にレーザ光を走査し照射するレ
ーザ光照射部と、前記レーザ光照射部で照射したレーザ
光の読取対象からの反射光を受光する受光部と、前記受
光部の信号を処理し前記読取対象を解読するアナログ信
号処理部とデジタル信号処理部とを、前記レーザ光照射
部からの照射光ならびに読取対象からの反射光を透過す
る光透過窓を有する筐体内に収納してなる光学的情報読
取装置において、前記筐体は略直方体状をなし、その筐
体内に固定される挿脱自在な枠体と、前記アナログ信号
処理部を構成する基板と、前記レーザ光照射部を構成す
る基板と、前記デジタル信号処理部を構成する基板とを
有し、前記アナログ信号処理部を構成する基板と前記レ
ーザ光照射部を構成する基板と前記デジタル信号処理部
を構成する基板とを装着部品と干渉しない接近した隙間
を隔ててそれぞれの基板面を対向させて順次配置し、前
記順次配置した前記アナログ信号処理部を構成する基板
上に前記受光部を配置して前記枠体内に収納し、前記各
部を収納した前記枠体を前記略直方体状の筐体内に収納
してなることを特徴とする光学的情報読取装置。 - 【請求項3】 読取対象にレーザ光を走査し照射するレ
ーザ光照射部と、前記レーザ光照射部で照射したレーザ
光の読取対象からの反射光を受光する受光部と、前記受
光部の信号を処理し前記読取対象を解読するアナログ信
号処理部とデジタル信号処理部とを、前記レーザ光照射
部からの照射光ならびに読取対象からの反射光を透過す
る光透過窓を有する筐体内に収納してなる光学的情報読
取装置において、前記筐体は略直方体状をなし、その筐
体内に固定される挿脱自在な枠体と、前記受光部の信号
を2値化するアナログ信号処理部を構成する基板と、前
記レーザ光照射部を構成する基板と、前記アナログ信号
処理部からの2値化信号を入力し、読取対象を解読する
前記デジタル信号処理部を構成する基板とを有し、前記
アナログ信号処理部を構成する基板と前記レーザ光照射
部を構成する基板と前記デジタル信号処理部を構成する
基板とを装着部品と干渉しない接近した隙間を隔ててそ
れぞれの基板面を対向させ、前記前記アナログ信号処理
部を構成する基板を前記略直方体状の筐体の底面側に位
置するようにして順次配置し、前記順次配置した前記ア
ナログ信号処理部を構成する基板上に前記受光部を配置
して前記枠体内に収納し、前記各部を収納した前記枠体
を前記略直方体状の筐体内に収納してなることを特徴と
する光学的情報読取装置。 - 【請求項4】 レーザ光照射部が、レーザ光を発光する
レーザダイオードとレンズとスリットからなるレーザ光
形成モジュール、モータ駆動回路、モータ駆動回路の駆
動により回転するモータ、モータの回転により回転し、
前記レーザ光形成モジュールから出射されたレーザ光を
走査するポリゴンミラーならびにモータの回転位置に同
期した同期信号を出力する同期信号出力部を有すること
を特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載
の光学的情報読取装置。 - 【請求項5】 読取対象にレーザ光を走査し照射するレ
ーザ光照射部と、前記レーザ光照射部で照射したレーザ
光の読取対象からの反射光を受光する受光部と、前記受
光部の信号を処理し前記読取対象を解読するアナログ信
号処理部とデジタル信号処理部とを、前記レーザ光照射
部からの照射光ならびに読取対象からの反射光を透過す
る光透過窓を有する筐体内に収納してなる光学的情報読
取装置において、前記筐体は略直方体状をなし、その筐
体内に固定される挿脱自在な枠体と、前記アナログ信号
処理部を構成する基板と、レーザ光を発光するレーザダ
イオードとレンズとスリットからなるレーザ光形成モジ
ュール、モータ駆動回路、モータ駆動回路の駆動により
回転するモータ、モータの回転により回転し、前記レー
ザ光形成モジュールから出射されたレーザ光を走査する
ポリゴンミラーならびにモータの回転位置に同期した同
期信号を出力する同期信号出力部を有する前記レーザ光
照射部を構成する基板と、前記デジタル信号処理部を構
成する基板とを有し、前記アナログ信号処理部を構成す
る基板と前記レーザ光照射部を構成する基板と前記デジ
タル信号処理部を構成する基板とを装着部品と干渉しな
い接近した隙間を隔ててそれぞれの基板面を対向させて
順次配置し、前記順次配置した前記アナログ信号処理部
を構成する基板上に前記受光部を配置して前記枠体内に
収納し、前記各部を収納した前記枠体を前記略直方体状
の筐体内に収納してなることを特徴とする光学的情報読
取装置。 - 【請求項6】 筐体が、底面が開口している上部筐体
と、底面を構成する下部筐体とからなることを特徴とす
る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光学的情
報読取装置。 - 【請求項7】 前記アナログ信号処理用回路基板に形成
されるアナログ信号処理部が、前記受光部の信号を適正
値に増幅する前置増幅回路ならびに可変利得増幅回路
と、前記増幅された適正値を2値化する2値化回路から
構成されてなる、請求項1ないし請求項5のいずれかに
記載の光学的情報読取装置。 - 【請求項8】 レーザ光形成モジュールが、レーザ光形
成モジュールホルダーに固定され、レーザ光形成モジュ
ールホルダーがレーザ光照射部を構成する基板に固定さ
れてなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光
学的情報読取装置。 - 【請求項9】 レーザ光照射部が、レーザ光を発光する
レーザダイオードとレンズとスリットからなるレーザ光
形成モジュールと、前記モジュールから出射されたレー
ザ光を筐体の窓を介して読取対象に走査するポリゴンミ
ラーとを備え、前記モジュールと前記ポリゴンミラー
が、前記デジタル信号処理部を構成する基板に面する側
に配置されてなる、請求項1ないし請求項5のいずれか
に記載の光学的情報読取装置。 - 【請求項10】 筐体内に設けられた信号処理部にケー
ブルが接続され、前記ケーブルに固定されたブッシュが
前記筐体の側面に形成された開口部に固定されてなる、
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光学的情報
読取装置。 - 【請求項11】 枠体が、前記枠体内に設けられるレー
ザ光照射部と受光部ならびに前記筐体に設けられた光透
過窓に対応した位置と、前記筐体側面の前記ブッシュ固
定用開口部に対応した位置に開口を有してなる、請求項
10に記載の光学的情報読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002052164A JP3350541B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 光学的情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002052164A JP3350541B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 光学的情報読取装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11111080A Division JP2000306038A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 光学的情報読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002304593A JP2002304593A (ja) | 2002-10-18 |
JP3350541B2 true JP3350541B2 (ja) | 2002-11-25 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002052164A Expired - Fee Related JP3350541B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 光学的情報読取装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3350541B2 (ja) |
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DE112006004127B4 (de) | 2006-11-09 | 2014-11-06 | Opticon Inc. | Kompakte Strichcode-Abtasteranordnung |
BR112018003132B1 (pt) * | 2015-08-19 | 2022-12-20 | Diebold Nixdorf, Incorporated | Invólucro para dispositivo óptico |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002052164A patent/JP3350541B2/ja not_active Expired - Fee Related
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