JP3349414B2 - 電気自動車充電用コネクタ - Google Patents

電気自動車充電用コネクタ

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JP3349414B2
JP3349414B2 JP29457497A JP29457497A JP3349414B2 JP 3349414 B2 JP3349414 B2 JP 3349414B2 JP 29457497 A JP29457497 A JP 29457497A JP 29457497 A JP29457497 A JP 29457497A JP 3349414 B2 JP3349414 B2 JP 3349414B2
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車を充電
するためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車を充電するためには、電気自
動車に備えた受電用コネクタと、外部電源に連なった給
電用コネクタとを結合させ、両コネクタの間で充電情報
の授受を行いながら電力を供給する。そして、この充電
情報の授受のために光通信素子を備えたコネクタが知ら
れており、それが特開平7−227050号公報に記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光通信は、
ノイズに強いという長所を有する反面、光通信素子の汚
れによって通信の信頼性に悪影響を受けるという問題を
有する。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、汚れ易い環境においても光通信の信頼性が高い電気
自動車充電用コネクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、電気自動車の蓄電装置を充
電するために相互に結合される一対のコネクタハウジン
グと、両コネクタハウジングの夫々に収容され、その両
者間で蓄電装置の充電に関する情報の光信号を送受信す
る光通信素子と、両コネクタハウジングの相互の対向面
に位置し、光通信素子の光信号を相手コネクタハウジン
グ側に挿通可能な通信用開口と、両コネクタハウジング
の夫々に設けられ、両コネクタハウジングの相互の対向
面に沿って回転して通信用開口を開閉すると共に、常に
は通信用開口を閉鎖するように付勢された一対の回転式
シャッタと、両コネクタハウジングのうちいずれか一方
に設けられ、回転式シャッタを回転軸方向にスライド可
能として、そのスライドに伴って回転式シャッタを開状
態に回動させようにしたカム機構とを備え、両回転式
シャッタを相互の回転軸が一直線上に並ぶ配置とし、そ
の両回転式シャッタの間に、少なくとも一方から他方へ
と突出し、両コネクタハウジングの結合時に相互に突き
当たって回転式シャッタをスライドさせると共に、カム
機構を備えた側の回転式シャッタの回転力を相手側の回
転式シャッタに伝達するジョイント機構を備えたところ
に特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の電気自
動車充電用コネクタにおいて、一方の回転式シャッタの
回転軸を、一方のコネクタハウジングから他方のコネク
タハウジング側へと突出させて、その突出部分の断面形
状を非円形に形成すると共に、他方の回転式シャッタ
に、突出部分の外周面に嵌合可能でかつ突出部分の先端
面に突き当て可能な奥面を備えた凹部を設けてジョイン
ト機構を構成し、その凹部を他方のコネクタハウジング
のうち一方のコネクタハウジングとの対向面から奥側に
延びるように配置したところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用・効果】請求項1の構成によれば、コネク
タハウジングの一方を他方に押し付けると、両回転式シ
ャッタ間に備えたジョイント機構が突き当て状態とな
り、回転式シャッタがスライドする。すると、一方のハ
ウジングに備えたカム機構によって一方の回転式シャッ
タが開状態へと回転し、その回転力をジョイント機構が
他方の回転式シャッタに伝達して他方の回転式シャッタ
も開状態へと回転する。また、両コネクタハウジングを
相互に離脱させると、付勢力によって回転式シャッタが
閉状態に戻る。このように、本発明によれば回転式シャ
ッタの開閉によって、光通信素子を不使用時に外部に露
出させないから、光通信素子が汚れの影響を受けずに良
好な状態に保たれ、光通信の信頼性が向上する。しか
も、両回転式シャッタをジョイント機構で連動回転可能
としてあるから、両コネクタハウジングのいずれか一方
にだけ回転式シャッタを回転させるためのカム機構を備
えればよく、他方をカム機構を備えない簡単な構造にで
きる。
【0008】請求項2の構成によれば、両コネクタハウ
ジングを結合させると、突出部分と凹部とが嵌合して奥
部で突き当て状態となり、相互に押し合ってスライドす
ると共に、突出突部と凹部とは共に断面非円形だから、
両者間で回転力が伝達されて回転式シャッタが連動回転
する。ここで、両コネクタハウジングのうちの一方に
は、回転軸が突出していないから、コネクタハウジング
の一方を小スペースに収めなければならない場合に、突
出部分を回避するための空間を設けずに済む。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態を、
図1〜図10を参照しつつ以下説明する。電気自動車の
車体外側面には、外向きに開放する受電側コネクタハウ
ジング10(以下、「受電側ハウジング10」という)
が備えられ、その開放面が蓋11によって開閉可能にさ
れており、ここに図1の矢印A方向に沿って給電側コネ
クタハウジング12(以下、「給電側ハウジング12」
という)を挿入して装着できるようになっている。そし
て、この受電側ハウジング10と給電側ハウジング12
とから本発明を適用した充電用コネクタ13が構成され
る。
【0010】給電側ハウジング12は、アルミ製の一次
側ベース部14を備え、それを覆う外部ケース15の後
面にハンドル部15Aを有した構成となっている。一次
側ベース部14は受電側ハウジング10との対向側から
見ると矩形形状をなし、その対向方向の前面14Aに形
成した凹所14Bの内部に例えばフェライト製の一次コ
ア16を収容している。一次コア16は、全体として円
盤状に形成され、その前面が受電側ハウジング10に設
けた二次コア21との接合面16Aをなし(図1参
照)、一次側ベース部14の前面14Aと面一になって
いる。
【0011】また、接合面16Aには同心円環状のコイ
ル収容部16Bが形成され、ここに一次コイル17が巻
回された状態で収容されている。この一次コイル17の
出力端子は、図2に示すように商用電源71を電源とし
たインバータ装置72に接続され、そのインバータ装置
72によって一次コイル17に高周波電流が流される。
なお、そのインバータ装置72は後述するようにインバ
ータ制御回路73によって一次コイル17に印加する電
圧を制御できるようになっている。
【0012】一方、受電側ハウジング10は(図1参
照)、電気自動車の車体に一体に設けた支持ケース18
の奥部に、前記一次側ベース部14に対応したアルミ製
の二次側ベース部20を備えている。この二次側ベース
部20は、やはり、前面に形成された凹所20Aの内部
に一次コア16と同一形状の二次コア21を収容し、そ
の二次コア21に二次コイル22を巻装させてある。こ
の二次コイル22の出力端子は、図2に示すように、電
気自動車の動力用の蓄電装置である動力用バッテリー7
4を充電するための充電回路75に接続されていて、二
次コイル22に誘導される高周波起電力を整流してその
動力用バッテリー74を充電できる。なお、同図に示す
ように充電回路75には充電状態検出回路76が接続さ
れ、これにて動力用バッテリー74の充電状態を検出で
きるようになっている。
【0013】給電側と受電側の両ハウジング10,12
には、相互に対向位置に通信ユニット23,24がそれ
ぞれ設けられている(図9参照)。給電側の通信ユニッ
ト23は、図3に示すように、一次側ベース部14の同
図右下の角部に組み付けられており、ユニット本体23
Aにパッキン23Bを介して蓋23Cをネジ締め固定
(ネジは示さず)した構成をなし、内部には図4に示す
ように素子配置室30が形成されている。そして、素子
配置室30の前面壁30Aには、長円形の通信用開口3
1が貫通形成され、この通信用開口31と対向するよう
に素子配置室30の後面壁30Bには凹部32が設けら
れている。
【0014】凹部32の内周壁には、図5に示すように
一対の溝33,33が形成され、この溝33に沿って基
板34が凹部32内に挿入される。基板34のうち挿入
方向の中間部には、赤外線型の発光素子50A及び受光
素子50Bとが横並びにして(図5においては、上下に
並べて)取り付けられている。より詳細には、発光素子
50Aは、図5に示すように、略円柱体の本体52の一
端に半球状の発光面53を備えると共に、他端に一対の
接続脚54,54を備えたタイプのものであり、基板3
4に半田付した接続脚54を90度に屈曲させて、発光
面53が前記通信用開口31を指向した状態となってい
る。また、受光素子50Bは、扁平矩形型の本体55の
下端に一対の接続脚56,56を備えて、本体55の一
側面に備えた受光面57が前記通信用開口31を指向し
た状態となっている。
【0015】凹部32の開口面には、インナキャップ3
5が図示しないネジによって取り付けられる。インナキ
ャップ35は、図5に示すように、平板状の主部35A
に前記素子50A,50Bの光信号を挿通させるための
一対の貫通孔36A,37Aを備え、その両貫通孔36
A,37Aの開口縁から各素子50A,50Bに向けて
一対の筒壁36,37が延ばされた構成となっている。
そして、図4に示すように、一方の筒壁36の端部に発
光素子50Aの本体52が収容され、他方の筒壁37の
端部に受光素子50Bの本体55が収容されている。
【0016】素子配置室30の内部には、通信用開口3
1を開閉するための回転式シャッタ40が設けられてい
る。回転式シャッタ40は図5の上下方向に長い長円形
状をなすと共に、その長円の下端寄りに回転軸41を一
体に備え、この回転軸41が素子配置室30の前面壁3
0Aと後面壁30Bとにスライド可能に支持されてい
る。
【0017】回転軸41は、回転式シャッタ40から素
子配置室30の前面壁30Aに向かって延びた側はカム
ピン43と、その反対側に向かって延びた丸棒42とか
らなる。ここで、カムピン43は、例えば図6に示すよ
うに丸棒形状の部材Xの周面に、螺旋平面Yを形成した
構成としてもよいが、加工性を考慮して図5に示したよ
うな擬似的な螺旋形状としてある。即ち、カムピン43
の先端部43Aと基端部43Bは共に円柱の一部を切除
して平面44Aと平面44Bを備えた形状をなすが、先
端部43Aの平面44Aは横を向き、基端部43Bの平
面44Bは上を向いている。そして、両平面44A,4
4Bは、その一部がカムピン43の中間で直交し、先端
又は基端に向かって互い直交部分側へと徐々に狭まった
形状をなし、その徐々に狭まった部分に沿ってテーパ面
45A,45Bが形成されている。
【0018】カムピン43は、図3に示したように、前
面壁30Aのうち通信用開口31の下方に貫通形成した
カム孔46にスライド可能に支持されている。カム孔4
6は、カムピン43の断面形状に対応して円形の上側を
切除して平面46Aを備えた形状となっている。これに
より、カムピン43の基端部43Bがカム孔46内に位
置した場合には(図3参照)、回転式シャッタ40の長
円の長軸が図5の上下方向を向いて通信用開口31を塞
ぎ、回転式シャッタ40をスライドさせてカムピン43
の先端部43Aがカム孔46内に位置した場合には(図
8参照)、長円の長軸が水平方向を向いて通信用開口3
1が開放される(図10参照)。また、カムピン43
は、基端部43Bがカム孔46に収容された状態で、先
端部43A側が前面壁30Aから突出する(図4参
照)。
【0019】丸棒42は、図4に示すように、その外周
面に圧縮コイルバネ47が挿通された状態で、後面壁3
0Bに形成された軸受孔48に収容されている。また、
図5に示すように、圧縮コイルバネ47の両端には、長
手方向と直交する方向に一対の直線部47A,47Bが
相互に90度位相を変えて延設されている。そして、一
方の直線部47Aが回転式シャッタ40に設けた係止突
起49に係止されると共に、他方の直線部47Bが軸受
孔48に連通させて設けた溝部48Aに係止されてお
り、回転式シャッタ40が回転すると直線部47A,4
7B間の位相が変化して圧縮コイルバネ47がねじり変
形される。また、圧縮コイルバネ47は、軸受孔48の
奥面48Bとシャッタ40との間に挟まれて圧縮状態と
なっており、これにより回転式シャッタ40が前面壁3
0Aに押し付けられるように付勢される。
【0020】回転式シャッタ40と前面壁30Aとの間
には、図4に示すように、両ハウジング10,12の離
脱状態で素子配置室30を防水状態とするためのシール
部60が設けられている。シール部60は、前面壁30
Aの内側面に通信用開口31とカム孔46とを取り囲む
環状溝61を形成し、そこにOリング62を収容した構
成となっている(図5参照)。詳細には、この環状溝6
1は、図7に示すようにあり溝状をなして開放側が狭ま
ってOリング62の脱落を防ぐと共に、その開放側から
Oリング62が部分的に突出してここに回転式シャッタ
40が密接するようになっている。
【0021】一方、受電側の通信ユニット24は、後述
する回転軸91の構成を除いて前記した給電側の通信ユ
ニット23とほぼ同じ構成となっている。これを、同じ
構成に関して詳細を省略し、以下に説明する。図4に示
すように、通信ユニット24は、やはりユニット本体2
4Aにパッキン24Bを介して蓋24Cを固定した構成
をなし、内部には素子配置室80が形成されている。そ
して、素子配置室80の前面壁80Aに形成した通信用
開口81が給電側の通信用開口31と対面し、かつ、そ
の通信用開口81を開閉する回転式シャッタ90の回転
軸91が給電側の回転軸41と一直線上に並べて配置さ
れている。素子配置室80の後面壁80Bに形成した凹
部82には、発光素子51Aと受光素子51Bが収容さ
れており、発光素子51Aが給電側の受光素子50Bと
対面し、受光素子51Bが給電側の発光素子50Aと対
面するように配置されている。また、凹部32の開放面
に取り付けられたインナキャップ85からは、一対の筒
壁86,87が各素子51A,51Bに向かって延びて
いる。さらに、回転式シャッタ90は、圧縮コイルバネ
97によって前面壁80Aに押し付けられており、閉鎖
状態で前面壁80Aに設けたシール部63に密着してい
る。
【0022】さて、回転式シャッタ90に一体に備えた
回転軸91は、後面壁30Bに向かって延びた丸棒92
と、前面壁80Aに向かって突出したエンボス93とか
らなる。丸棒92は、前記した給電側の丸棒42よりも
長く形成されて、後面壁80Bに形成した軸受孔98に
圧縮コイルバネ97と共に収容されており、給電側の丸
棒42よりも少ないスライド量で丸棒92の先端が軸受
孔98の奥面98Bに突き当たるようになっている。エ
ンボス93は、回転式シャッタ90が閉鎖状態のとき、
前面壁80Aに貫通形成した丸孔96に収まる程度に短
く形成され、前面壁80Aから突出しないようになって
いる。エンボス93には、その前面に開放するように結
合孔94が形成されている。結合孔94は、図9に示す
ように、丸孔の一部に平面95を設けた形状をなし、そ
の平面95が前記したカムピン43の先端部43Aの平
面44Aと同じ方向を向いている。また、結合孔94
は、図4に示すように回転式シャッタ90まで達して、
平坦な奥面95Aによって閉鎖され、カムピン43を結
合孔94の奥まで挿入すると、カムピン43の前面45
Cが前記奥面95Aに突き当たる。
【0023】各素子の電気的な接続は、図2に示されて
おり、受電側の発光素子51A及び受光素子51Bは充
電状態検出回路76に接続されており、給電側からの光
信号を受光素子51Bにて受けて動力用バッテリー74
の充電状態を検出し、それに応じて発光素子51Aを駆
動することで給電側に光信号を出力する。また、前記給
電側の発光素子50A及び受光素子50Bはインバータ
制御回路73に接続されており、受光素子50Bで受け
た光信号を光電変換してインバータ制御回路73に与
え、動力用バッテリー74の充電が適切に行われるよう
に同回路73によってインバータ装置72を制御するよ
うになっている。
【0024】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。電気自動車の充電を行うには、受電側
ハウジング10の蓋11を開放してここに給電側ハウジ
ング12を挿入する。すると、給電側ハウジング12の
前面から突出したカムピン43が、その受電側ハウジン
グ10の前面に開口した結合孔94に挿入され、その奥
面95A(図4参照)に突き当たる。この状態で、給電
側ハウジング12を更に押し込むと、カムピン43の突
き当てよりて両回転式シャッタ40,90が夫々のハウ
ジング12,10の奥側にスライドする。そして、受電
側の回転式シャッタ90の丸棒92が先に奥面98Bに
突き当たってスライド不能となり、その状態でさらに給
電側ハウジング12を押し込むと、給電側の回転式シャ
ッタ40がさらに奥側へとスライドする。
【0025】この給電側の回転式シャッタ40のスライ
ドに伴って、カムピン43のカム孔46による収容位置
が変わり、両者間のカム作用によって回転式シャッタ4
0が回転する。ここで、両回転式シャッタ40,90の
間では、非円形断面のカムピン43と結合孔94とが嵌
合結合しているから、受電側の回転式シャッタ90は、
給電側の回転式シャッタ40に連動して回転する。
【0026】両回転式シャッタ40,90は、カムピン
43のカム孔46による収容位置の変化に伴って以下の
ように回転する。即ち、回転式シャッタ40,90のス
ライド初期段階では、カムピン43の基端部43Bから
中間まで延びた平面44Bとカム孔46の平面46A
(図3参照)とが摺接するから、回転式シャッタ40,
90は回転を伴わずにスライドする。これにより、シー
ル部60,63と回転式シャッタ40,90とが擦れ合
うことが防がれる。そして、スライド途中段階からカム
ピン43のテーパ面45Aがカム孔46の縁部に摺接し
てカムピン43が回転し(図8参照)、ハウジング1
0,12同士が完全に突き合わさてスライド終わるとカ
ムピン43の先端部43Aがカム孔46に収容され、回
転式シャッタ40,90が初期段階の位相から90度回
転した状態となり(図10参照)、通信用開口31,8
1が開放される。
【0027】そして、受電側の発光素子51Aと給電側
の受光素子50Bとが対面し、かつ、受電側の受光素子
51Bと給電側の発光素子50Aとが対面する。このと
き、一次コア16と二次コア21との接合面同士が接合
され、一次、二次の両コイル17,22間に閉ループの
磁気回路が構成される。この状態で図示しない充電開始
スイッチをオン操作すると、受電側ハウジング10と給
電側ハウジング12との間で、充電に関する情報が光信
号として送受信され、この情報に基づいてインバータ制
御回路73が例えば出力電圧等を制御し、両コイル1
7,22間の電磁誘導によりバッテリー74の適切な充
電が行われる。
【0028】充電完了後は、給電側ハウジング12を受
電側ハウジング10から引き抜く。すると、コイルバネ
47,97によって回転式シャッタ40,90が前方に
押し戻されつつ回転して通信用開口31,81を閉鎖
し、最後に無回転でスライド移動して回転式シャッタ4
0,90が前面壁30A,80Aのシール部60,63
に密着する。
【0029】さて、充電作業の前後では、給電側ハウジ
ング12及び受電側ハウジング10の夫々の前面が露出
状態となり、そこが泥や塵等にさらされる場合がある。
ところが、本実施形態のコネクタ13では、ハウジング
10,12の両方で、通信用開口31,81を回転式シ
ャッタ40,90で閉じて素子を外部に露出させないよ
うにできる。これにより、送信及び受信を行う素子の両
者が汚れの影響を受けずに良好な状態に保たれ、光通信
の信頼性が向上する。しかも、その回転式シャッタ4
0,90は両ハウジング10,12の接離操作に伴って
自動的に開閉されるから、逐一、回転式シャッタ40,
90の開閉操作しなくて済み、操作性がよい。さらに、
本コネクタ13では、カムピン43と結合孔94とから
なるジョイント機構によって両回転式シャッタ40,9
0を連動回転させているから、受電側ハウジング10
を、カム機構(カムピン43とカム孔46)を備えない
簡単な構造にできる。
【0030】ところで、電気自動車は、図1に示すよう
に、一般に受電側ハウジング10の前面を蓋11で覆う
構造となっている。ここで、仮に、受電側ハウジングか
ら回転式シャッタ90の回転軸が突出した構造となって
いると、その突出部分を回避するための空間を設けなけ
ればならない。ところが、本コネクタ13では、受電側
ハウジング10から回転軸が突出していないから、突出
部分を回避するための空間を設けずにすみ、小スペース
化が図られると共に、蓋11の設計が容易となる。
【0031】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施の形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範囲
に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施することができる。 (1)前記実施形態では、カムピン43をカム孔46に
通してカム機構を構成していたが、例えば、丸棒の周面
に螺旋溝を形成し、その螺旋溝に案内されるカムフォロ
アを素子配置室の壁面から突出させた構成とすることも
できる。 (2)前記実施形態では、カムピン43の先端部43A
と結合孔94との断面非円形のもの同士の嵌合結合によ
って、回転力を伝達できる構成としたが、例えば、回転
軸の先端同士をクラッチ盤をもうけて、摩擦によって両
者間で回転力を伝達する構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の受電側及び給電側ハウジン
グの側断面図
【図2】充電システムのブロック図
【図3】給電側の通信ユニットを示した斜視図
【図4】素子配置室を示す両ハウジングの拡大側断面図
【図5】給電側の通信ユニットの分解斜視図
【図6】カムピンの変形例
【図7】シール部の拡大断面図
【図8】回転式シャッタの開状態を示す斜視図
【図9】カムピンと結合孔を示す斜視図
【図10】両ハウジングが結合された状態の素子配置室
を示す拡大側断面図
【符号の説明】
12,10…ハウジング(コネクタハウジング) 13…コネクタ(電気自動車充電用コネクタ) 31,81…通信用開口 40,90…回転式シャッタ 41,91…回転軸 43…カムピン(カム機構、ジョイント機構) 46…カム孔(カム機構) 47,97…コイルバネ 50A,51A…発光素子 50B,51B…受光素子 94…結合孔(ジョイント機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−183064(JP,A) 特開 平7−227050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/36 B60L 11/18 H01R 13/66 H04B 10/00 - 10/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車の蓄電装置を充電するために
    相互に結合される一対のコネクタハウジングと、 両コネクタハウジングの夫々に収容され、その両者間で
    前記蓄電装置の充電に関する情報の光信号を送受信する
    光通信素子と、 前記両コネクタハウジングの相互の対向面に位置し、前
    記光通信素子の光信号を相手コネクタハウジング側に挿
    通可能な通信用開口と、 前記両コネクタハウジングの夫々に設けられ、前記両コ
    ネクタハウジングの相互の対向面に沿って回転して前記
    通信用開口を開閉すると共に、常には前記通信用開口を
    閉鎖するように付勢された一対の回転式シャッタと、 両コネクタハウジングのうちいずれか一方に設けられ、
    前記回転式シャッタを回転軸方向にスライド可能とし
    て、そのスライドに伴って前記回転式シャッタを開状態
    に回動させようにしたカム機構とを備え、 前記両回転式シャッタを相互の回転軸が一直線上に並ぶ
    配置とし、その両回転式シャッタの間に、少なくとも一
    方から他方へと突出し、前記両コネクタハウジングの結
    合時に相互に突き当たって前記回転式シャッタをスライ
    ドさせると共に、前記カム機構を備えた側の回転式シャ
    ッタの回転力を相手側の回転式シャッタに伝達するジョ
    イント機構を備えたことを特徴とする電気自動車充電用
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 一方の回転式シャッタの回転軸を、一方
    のコネクタハウジングから他方のコネクタハウジング側
    へと突出させて、その突出部分の断面形状を非円形に形
    成すると共に、 他方の回転式シャッタに、前記突出部分の外周面に嵌合
    可能でかつ前記突出部分の先端面に突き当て可能な奥面
    を備えた凹部を設けて前記ジョイント機構を構成し、 その凹部を前記他方のコネクタハウジングのうち前記一
    方のコネクタハウジングとの対向面から奥側に延びるよ
    うに配置したことを特徴とする請求項1記載の電気自動
    車充電用コネクタ。
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