JP3349260B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3349260B2
JP3349260B2 JP13710794A JP13710794A JP3349260B2 JP 3349260 B2 JP3349260 B2 JP 3349260B2 JP 13710794 A JP13710794 A JP 13710794A JP 13710794 A JP13710794 A JP 13710794A JP 3349260 B2 JP3349260 B2 JP 3349260B2
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守正 油浦
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パルス電子技術株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1次電圧の変動に対す
る2次電圧の安定化を図った電源装置に係り、特にパル
スレーザ電源やPFN(パルスフォーミングネットワー
ク)を用いたパルス電源等の充電回路に好適なものに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の高周波トランスを用いた
トランジスタスイッチングによる共振型コンデンサ充電
電源の回路図である。図4(A)に1次側充電電流波形
を、図4(B)にそれに対する2次側充電電圧波形を示
す。
【0003】図3において、トランジスタ5または6の
スイッチングにより、共振コイル9を介し高周波トラン
ス10の1次側に充電電流i1 が図3(A)のように流
れ、トランス10の2次側の負荷のコンデンサ16を充
電する。そのとき充電電圧v2 は図3(B)のようにな
る。
【0004】充電電圧v2 は、検出電圧v0 と設定電圧
s との差に応じてトランジスタ5、6を制御すること
によって定電圧に制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の制御
方式で1次電圧が変動した場合、その変動量だけ充電電
流i1 の波高値も変化する。例えば図3(A)において
充電電流波形ia がibに変化すると、それに対する充
電電圧波形は図3(B)に示すようにva およびvB
変化する。そこで、設定電圧Vs を一定にしておくと、
充電電圧のA点およびB点でトランジスタ5はオフされ
る。
【0006】ところが、充電電流はその時点では切れず
に、共振コイル9に流れていた蓄積電荷が過渡電流を形
成し、電流はなおも斜線部のように流れる。この過渡電
流により、充電電圧v2 は設定電圧Vs とは等しくなら
ず、設定電圧Vs よりそれぞれΔVa 、ΔVb の電圧上
昇が起こり、その上昇差電圧 ΔV0 =ΔVa −ΔVb (1) が、1次電圧の変動によってもたらされる充電電圧の変
動分として現れる。
【0007】そこで、このような変動分を除去するため
に、従来、1次側に定電圧トランス等の定電圧回路を設
けることが行われている。しかし、定電圧トランス等の
定電圧回路は、装置が大型化し、重量も増加するため好
ましくなかった。
【0008】本発明の目的は、1次電圧の変動分により
設定電圧を補正することによって、上述した従来技術の
欠点を解消して、1次側に定電圧トランス等の定電圧回
路を設けなくとも、簡単に1次電圧変動による2次電圧
変動分の低減が図れる電源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波トラン
スの1次側にスイッチングトランジスタとコイルとを有
し、2次側に充放電コンデンサを有する共振型コンデン
サ充電電源であって、2次側のコンデンサの充電電圧を
検出し、その検出電圧と設定電圧とを比較して1次側の
スイッチングトランジスタをオン/オフ制御することに
より2次側の充電電圧を制御する電源装置において、1
次電圧を検出しその変動電圧を上記設定電圧より減算し
て基準電圧となし、該基準電圧と2次側のコンデンサの
充電電圧とを比較して上記トランジスタのオン/オフを
制御するようにしたものである。
【0010】
【作用】1次電圧の変動量を設定電圧より減算して基準
電圧とすることにより、スイッチングトランジスタオフ
時の過渡電流による充電電圧上昇差が補正され、充電電
圧を一定に保つことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による電源装置の一実施例を図
1の共振型コンデンサ充電電源回路図を用いて説明す
る。高周波トランス10の1次側には、入力電源30の
1次電圧v1 を整流・平滑化する整流ダイオード1、2
と平滑用コンデンサ3、4からなる整流・平滑回路が設
けられ、その回路出力には、スイッチングトランジスタ
5、6と共振コイル9が接続される。2次側には、ブリ
ッジダイオード11に充電抵抗12、充放電コンデンサ
16、および放電抵抗17が直列接続され、このうち充
放電コンデンサ16と放電抵抗17との直列回路と並列
に放電スイッチ15および分圧抵抗13、14が接続さ
れる。
【0012】分圧抵抗13、14の分圧点は基準電圧V
s を一方の入力とするコンパレータ19の他方の入力に
接続され、コンパレータ19の出力は、充電トリガ信号
発生回路20によってセットされる双安定マルチ回路2
1に接続される。この双安定マルチ回路21の出力はゲ
ートドライブ回路22、23を介してそれぞれスイッチ
ングトランジスタ5、6に加えられる。なお、7、8は
ダイオードである。
【0013】充電トリガ信号発生回路20から充電トリ
ガ信号が双安定マルチ回路21のセット信号として加え
られると、その双安定マルチ回路21からの充電信号は
ゲートドライブ回路22または23を介して、高周波ト
ランス10の1次側に設けられたスイッチングトランジ
スタ5、または6に加えられ、トランジスタ5、6がオ
ン/オフ制御される。
【0014】一方、1次電圧v1 はダイオード1、2に
より整流され、コンデンサ3、4で平滑される。トラン
ジスタ5または6のスイッチングにより、共振コイル9
を介し高周波トランス10の1次側に充電電流i1 が流
れ、トランス10の2次側のブリッジダイオード11お
よび充電抵抗12を介して負荷のコンデンサ16を充電
する。
【0015】充電電圧検出抵抗13、14で分圧された
検出電圧v0 と基準電圧Vs とをコンパレータ19にて
比較し、その比較出力によって前記双安定マルチ回路2
1のデューティ比を変えてトランジスタ5、6のオン/
オフ時間を制御し、これにより充電電圧v2 は定電圧に
制御される。
【0016】このような回路において、1次電圧の変動
分によって設定電圧Vs を補正する補償回路31を設け
る。すなわち、補償回路31は、入力電源30に1次側
を接続した絶縁トランス24と、この絶縁トランス24
の2次側に接続された整流ダイオード25および平滑コ
ンデンサ26と、この平滑コンデンサ26と電圧が逆極
性となるように直列に接続した基準電源18と、平滑コ
ンデンサ26と基準電源18との減算電圧を取り出しコ
ンパレータ19の基準電圧側入力端子に加えるポテンシ
ョメータ27とから構成される。
【0017】入力電源30の1次電圧v1 を絶縁トラン
ス24、整流ダイオード25を介し、平滑コンデンサ2
6の端子間に直流電圧V3 として検出し、そのコンデン
サ26と基準電源18の電圧V4 との差電圧V4 −V3
をポテンショメータ27を介しコンパレータ19の基準
電圧Vs として入力している。
【0018】図3および図4にて説明したごとく、補償
回路31を含まない場合の1次電圧変動におけるトラン
ジスタオフ時の過渡電流による充電上昇差の分圧抵抗1
3、14による分圧電圧 ΔV0 ′=ΔVa ′−ΔVb ′ (2) を、前記1次電圧の変動量の直流変換値ΔV3 (V3
変動値)と等しくなるように選ぶ。
【0019】尚かつ基準電圧Vs を Vs =V4 −V3 (3) となるように選ぶ。すると、1次電圧の変動による充電
電圧の変動分はなくなり、定電圧充電が可能となる。
【0020】これは具体的にはこうである。従来のVs
一定の場合、入力電圧v1 が±10%変動すると出力電
圧v2 は約±5%変動すると仮定する。この変動をなく
すには、出力電圧v2 は基準電圧Vs と略等しくなるよ
うに制御されるのであるから、入力が+10%上昇した
時、基準電圧Vs が−5%下がるようにし、逆に入力が
−10%下降した時、基準電圧Vs が+5%上がるよう
にしておけばよい。
【0021】すなわち、式3で、V3 が±10%変化し
た時、Vs が−5%から+5%変化するように選べばよ
い。
【0022】例えば、V4 =15Vで、V3 =5V±
0.5V(±10%変化)とすれば、 Vs =10V−0.5V〜Vs =10V+0.5V となり、基準電圧Vs は5%変化する。
【0023】このように1次電圧の変動分によって設定
電圧Vs を補正する補償回路31を設けているため、図
2(A)に示すようにvb を基準側にして設定すると、
aのときの基準電圧Vs は従来の位置よりも下がるか
ら、va との交点Aの位置も下がるため、ΔVa は低減
されΔVb と等しくなって、結局、トランジスタオフ後
のva はvb と等しくなる。また図2(B)に示すよう
に、逆にva を基準側にして設定すると、vb のときの
基準電圧Vs は従来の位置よりも上がるから、vb との
交点Bの位置も上がるため、ΔVb は増加しΔVa と等
しくなって、結局、トランジスタオフ後のvb はva
等しくなる。このようにして1次電圧変動による2次電
圧変動分の低減が図れる。
【0024】なお、本発明の電源装置は図1のものに限
定されない。コイルを備えた共振型で、トランジスタオ
フ時にコイルに生じる逆起電力により過渡電流が流れる
ものであれば、いずれにも適用できる。また、1次電圧
を検出する手段に絶縁トランスを用いたが、フォトカプ
ラその他の公知の手段を用いてもよい。特に、本発明
は、安定度が高いので非常に厳しい安定精度が要求され
るパルスレーザ用電源に好適である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、1次電圧の変動分によ
って設定電圧を補正することにより、簡単に1次電圧変
動にともなう2次側の充電電圧の変動をなくし、充電電
圧の安定化を図ることができる。また、定電圧トランス
等の大型の定電圧回路を設ける必要がないので、小形、
軽量化が可能となり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の実施例を説明するための共
振型コンデンサ充電電源の回路構成図である。
【図2】本実施例による充電電圧波形図である
【図3】従来の共振型コンデンサ充電電源の回路構成図
である。
【図4】図3の回路動作を説明するための充電電流およ
び充電電圧波形図。
【符号の説明】
5、6 トランジスタ 9 共振コイル 10 高周波トランス 16 充放電コンデンサ 18 基準電源 19 コンパレータ 24 絶縁トランス 25 整流ダイオード 26 コンデンサ 27 ポテンショメータ 30 入力電源 v0 検出電圧 v1 1次電圧 i1 1次充電電流 v2 充電電圧 V3 コンデンサ端子間の直流電圧 V4 基準電源の電圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波トランスの1次側にスイッチングト
    ランジスタとコイルとを有し、2次側に充放電コンデン
    サを有する共振型コンデンサ充電電源であって、2次側
    のコンデンサの充電電圧を検出し、その検出電圧と設定
    電圧とを比較して1次側のスイッチングトランジスタを
    オン/オフ制御することにより2次側のコンデンサの充
    電電圧を制御する電源装置において、 1次電圧を検出しその変動電圧を上記設定電圧より減算
    して基準電圧となし、該基準電圧と2次側の充電電圧と
    を比較して上記トランジスタのオン/オフを制御するよ
    うにしたことを特徴とする電源装置。
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