JP3349073B2 - X線マスクのパターン測定装置 - Google Patents

X線マスクのパターン測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線リソグラフィ
ーに用いるX線マスクのパターン測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線マスクのパターン位置を
測定する装置として、光露光に使用されるレチクルある
いは半導体基板上に形成されたパターン位置を測定する
ために開発された光干渉式位置座標測定装置が使用され
ている。光干渉式位置座標測定装置では、集光した光を
所望のパターンに照射・走査し、散乱あるいは反射され
た光の強度分布からパターンエッジ位置を決定する。ま
た、決定されたエッジ位置間隔からパターン幅を決定
し、決定されたパターンエッジ位置座標、あるいはパタ
ーン両側の2つのエッジ位置の中点座標を算出すること
によりパターン位置座標を決定する。
【0003】散乱光あるいは反射光の強度とコントラス
トを高くするためには、試料に照射する光を試料表面で
最適に集光することが必要である。照射光を試料面で最
適に集光するためには、試料の高さを正確に測定し、試
料面に焦点を合わせる必要がある。光干渉式位置座標測
定装置には自動焦点調整機構が装備されており、自動的
に試料表面の高さを測定し、焦点を自動調整することが
できる。また、試料に照射する光としては、通常レーザ
ー光を用いている。
【0004】近年開発されたパターン位置測定装置に
は、測定するパターンに焦点を合わせてパターンとその
近傍の画像を取り込み、この画像を処理することにより
パターン位置あるいはパターン寸法を決定する装置もあ
る。この装置では、数年前までは1μm程度のパターン
を測定できたのに対して、0.5μm程度の微細なパタ
ーンを測定できるようになった。このため、位置を測定
するだけでなくパターン線幅を測定するために、位置座
標測定装置が使用されることが多くなってきている。し
かし、いずれの装置においても、装置と測定の簡便さの
点から、大気中で試料を測定する機構になっている。
【0005】X線マスクは図7に示すように、マスク基
板であるガラスフレーム1上にSi支持体2を設け、そ
の上にX線を透過する数μm厚のX線透過膜(一般的に
はメンブレンと呼ばれる)3と、このメンブレン3上に
形成されたX線を吸収する吸収体パターン4とからな
り、ガラスフレーム1に開口5を設け、Si支持体2の
裏面側にエッチングによって凹部6を設けている。
【0006】このようなX線マスク7のパターン位置精
度を測定するためには、各パターン位置を測定しなけれ
ばならない。また、マスク作製途中のパターン位置精度
を測定するためには、各工程でのマスク基板の状態でパ
ターン位置を測定する必要がある。例えば、Si支持体
2のバックエッチング工程後の位置精度を測定するため
には、図7に示したガラスフレーム1を取り付けていな
い状態でパターン位置を測定しなければならない。
【0007】X線マスク7は構造的に外力が印加される
と変形し易く、振動が伝わった場合には数μm厚と薄い
メンブレン3が振動し易い。特に大気中では、大気の僅
かな振動によりメンブレン3が振動する。光干渉式位置
座標測定装置では、大気中でX線マスク7のパターンの
形状、位置あるいは幅を測定するため、X線マスク7に
特異な現象として、メンブレン3の振動による測定精度
の低下が問題となる。
【0008】光干渉式位置座標測定装置の測定原理から
考えられる測定精度の低下の要因として、(1)焦点調
整時にメンブレン3が振動しているために焦点がずれ
る、(2)パターン測定時にメンブレン3が振動してパ
ターンエッジ位置が誤検出される、(3)上記(1)と
(2)の現象が同時に起こる、などが考えられる。
【0009】メンブレン3を振動させる要因としては、
ステージ移動時のメンブレン表裏面での大気流速あるい
は局所的な大気圧の差、ステージ移動時のステージから
の振動の伝達、装置内の大気流などがある。
【0010】実際に2mm厚のシリコン基板上に形成し
たパターンと、X線マスクのパターンとを、光干渉式位
置座標測定装置で寸法測定した結果を図8と図9にそれ
ぞれ示す。この場合、測定に用いたシリコン基板とは、
図7に示したSi支持体2に相当するものであるが、全
体が2mmの板厚とされることによりバックエッチング
されておらず、またガラスフレーム1に固着されていな
いものである。一方、X線マスクは図7に示したガラス
フレーム1を備えないものである。これらの図におい
て、横軸は測定したパターンの基板中心あるいはメンブ
レン中心からの距離を、縦軸は測定したパターン線幅の
測定再現精度を示す。測定再現精度は、同一パターンを
複数回測定し、得られた線幅データを母集団として算出
した3σ値で定義した。2mm厚のシリコン基板上では
基板上のいずれの点においても、高い再現精度でパター
ン寸法を測定できることが判明した(図8)。これに対
して、マスク基板上では、メンブレン中心に近い程パタ
ーン線幅の測定再現精度が低い(図9)。これは測定中
にX線マスク7のメンブレン3が振動しており、メンブ
レン中心に近い程その振動の影響が大きいことを示して
いる。
【0011】上記したように、X線マスク7では、バッ
クエッチングのためにSi支持体2の裏面側に凹部6が
あり、ステージ移動を行うとこの凹部6内で空気の乱流
が生じ、メンブレン3が振動する。さらにX線マスク7
では補強のためにSi支持体2を、中央に開口部5を有
するガラスフレーム1に接着して用いることがある(図
7)。この場合、凹部6の容積が大きくなって乱流が発
生し易くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、X線マ
スク上のパターン形状、位置あるいは幅を大気中で測定
する際には、メンブレン3の振動により測定精度が低下
するという問題があった。このため、光干渉式位置座標
測定装置を用いて大気中でX線マスクのパターン形状、
位置あるいは幅を高精度に測定するためには、メンブレ
ン3の振動を低減する必要がある。
【0013】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、ステー
ジの移動によるマスク表裏面での大気流の速度差による
メンブレンの振動あるいは装置内での大気の振動の伝達
によるメンブレンの振動を低減することにより、X線マ
スクのパターン形状、位置あるいは幅を高精度に測定す
ることができるようにしたX線マスクのパターン測定装
を提供することにある。
【0014】
【0015】第1の発明は、X線マスクをステージ上に
装着し、このステージを連続もしくは断続的に移動させ
て前記X線マスクの表面に形成されたパターンの寸法、
位置あるいは幅を測定するX線マスクのパターン測定装
置において、X線マスクの裏面に近接しX線マスクのメ
ンブレン領域に直接空気あるいはその他の気体の流れが
当たらないようにする板を含むX線マスク保持機構を備
えたことを特徴とする。
【0016】また、第2の発明は、X線マスクをステー
ジ上に装着し、このステージを連続もしくは断続的に移
動させて前記X線マスクの表面に形成されたパターンの
寸法、位置あるいは幅を測定するX線マスクのパターン
測定装置において、X線マスクの側面あるいは側面と裏
面の両方に近接しX線マスクのメンブレン領域に直接空
気あるいはその他の気体の流れが当たらないようにする
板を含むX線マスク保持機構を備えたことを特徴とす
る。
【0017】また、第3の発明は、X線マスクをステー
ジ上に装着し、このステージを連続もしくは断続的に移
動させて前記X線マスクの表面に形成されたパターンの
寸法、位置あるいは幅を測定するX線マスクのパターン
測定装置において、X線マスクの表面に近接しX線マス
クのメンブレン領域に直接空気あるいはその他の気体の
流れが当たらないようにする板を含むX線マスク保持機
構を備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、第4の発明は、X線マスクをステ
ージ上に装着し、このステージを連続もしくは断続的に
移動させて前記X線マスクの表面に形成されたパターン
の寸法、位置あるいは幅を測定するX線マスクのパター
ン測定装置において、X線マスクを収納するケースと、
このケース内に配置され前記X線マスクを吸引保持する
吸着手段とを含むX線マスク保持機構を備えたことを特
徴とする。
【0019】メンブレンの振動は、ステージ移動時のメ
ンブレン表裏面での大気流速の差、ステージ移動時のス
テージからの振動の伝達、装置内の大気流などにより発
生する。このうち、ステージからの振動の伝達によるメ
ンブレンの振動は、メンブレンの引張応力を適当に選択
することにより、ステージから伝達される振動の周波数
と異なるメンブレンの共振周波数を選択することで低減
できる。ステージ移動時には、マスク表面と裏面に大気
の流れが発生し、その流れの速度差からメンブレンを振
動させる力が発生する。そこで、本発明においては、メ
ンブレン領域に空気やその他の気体が直接当たらないよ
うにしているので、メンブレンが振動せず、高精度な測
定を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る
X線マスクのパターン測定装置の一実施の形態を示す図
である。本実施の形態では、ガラスフレームなしのX線
マスクに適用した例を示す。なお、従来技術の欄で示し
た構成部材等と同一のものについては同一符号をもって
示し、その説明を適宜省略する。X線マスク7のパター
ン形状、位置または幅を測定する際には、メンブレン3
の振動を低減して測定精度の低下を防ぐことはもちろん
のこと、X線マスク7を変形させることなく支持して測
定することが大切である。そのため、本実施の形態にお
いては、光干渉式位置座標測定装置の一部を構成するX
線マスク保持機構20を備えている。
【0021】X線マスク7は、メンブレン3を備えたS
i支持体2、メンブレン3上に形成された吸収体パター
ン4等で構成され、前記X線マスク保持機構20によっ
て保持される。
【0022】前記X線マスク保持機構20は、Si支持
体2がエッチング除去されて形成された凹部6内に存在
する大気の量を一定に保持し、ステップ移動あるいはス
テージ移動中に流路24からX線マスク7の裏面側に流
れ込む大気の量を減じるための機構であり、X線マスク
7が設置される水平な板21と、この板21の両端部に
対向して立設されX線マスク7の側面から裏面側に流れ
込む空気や他の気体の量を減じる一対の垂直な板22
と、前記板21上に設けられX線マスク7を真空吸着し
て保持する吸着手段23とを備えている。
【0023】前記板21は、X線マスク7の裏面に対し
て略平行な相対位置関係にある。ここでは厳密に平行で
ある必要はない。板22は、X線マスク保持機構20の
働きを高めるためのものであり、X線マスク7の側面に
略垂直な相対位置関係にある。これも厳密には垂直であ
る必要はない。また、板22は板21に密着して強固に
固定されることにより、ステージ移動中の減加速時に働
く力で振動しないように十分な強度を有し、かつステー
ジ移動中にマスク側面に接触しないようになっている。
この場合、板22とX線マスク7の側面との間隔が狭け
れば狭い程流路24に流入する、あるいは流出する大気
の量を滅じる効果が高くなる。なお、板21,22の材
質は特に制限がない。
【0024】前記吸着手段23は、板21に設けた穴を
通って図示しない真空ポンプに接続され、Si支持体2
を吸引保持する。吸着手段23の高さは、できるだけ低
い方がよい。この高さが低い程X線マスク7の裏面と板
21との間隔が狭くなり、Si支持体2がエッチング除
去されて形成された凹部6に流入・流出する大気の量を
減じる効果が高い。
【0025】図2はガラスフレーム付きX線マスクに適
用した例を示す図である。X線マスク7のX線マスク保
持機構20としては、図1に示したものと同様なものを
使用することができる。ただし、板21はガラスフレー
ム1の大きさに合わせて大きく形成され、吸着手段23
によりガラスフレーム1を吸引保持する。また、吸着手
段23の位置は、ガラスフレーム1の大きさに合わせて
外側に位置している。
【0026】図1に示したX線マスク保持機構を使用し
てX線マスクのパターン寸法を測定した結果を図3に示
す。横軸は測定したパターンのメンブレン中心からの距
離を、縦軸は測定した線幅の再現精度を示す。本発明に
係る測定装置を使用した場合には、2mm厚のシリコン
基板上での測定精度と同程度の高い測定再現精度を実現
できることが図から明かである。
【0027】図4は本発明の他の実施の形態を示す断面
図である。この実施の形態においては、X線マスク7の
測定精度を低下させないためにメンブレン3の振動を低
減し測定精度を向上させるためのX線マスク保持機構2
0として、Si支持体2を変形なく吸引保持する吸着手
段23と、Si支持体2の凹部6を覆う板30とを備え
ている。板30は、Si支持体2がエッチング除去され
て形成された凹部6に流れ込むあるいは凹部6から流れ
出す大気の量を低減することで凹部6内で大気の乱流が
生じないようにしている。
【0028】このようなX線マスク保持機構20におい
ては、ステップ移動あるいはステージ移動中にX線マス
ク7の裏面側からSi支持体2の凹部6内に空気または
他の気体が流入したり流出するのを確実に防止すること
ができるので、測定精度を一層向上させることができ
る。
【0029】ここで、板30は、X線マスク7に対して
略平行な相対位置関係にあるが、厳密に平行である必要
はなく、またX線マスク7の裏面と板30とが間隙なく
接しているか、あるいはSi支持体2がエッチング除去
されて形成された凹部6へ流入する、あるいは凹部6か
ら流出する大気の量が無視できる程度にX線マスク7の
裏面と板30との間隙が狭ければよい。
【0030】重要な点は、Si支持体2がエッチング除
去されて形成された凹部6への大気の流入と流出を防
ぎ、かつ、X線マスク7を歪ませるような力をX線マス
ク7に与えないことである。この2点が達成できれば、
X線マスク7の裏面と板30が接するか否かは問題では
ない。X線マスク7の裏面と板30の間に、X線マスク
7を変形させるような力をX線マスク保持機構20が伝
達せず、かつX線マスク7の裏面と板30との間隙をな
くすために、例えばシリコングリスなどを使用してもよ
い。
【0031】本発明では、シリコングリスを使用し、メ
ンブレン3を裏側からふたをするように凹部6のサイズ
よりも少しだけ大きなシリコン小片を貼付けた。シリコ
ングリスを固化させずにパターン位置とパターン寸法を
測定したため、シリコン小片を貼付けることによる試料
の変形は確認されなかった。
【0032】凹部6を覆うための板30の材質は、本発
明で使用したシリコン小片に限ることなく、凹部6に大
気が流れ込むあるいは凹部6から大気が流れ出すのを防
ぐことができる程度の堅い材質であり、貼付けることで
マスクの変形を生じさせない重量の材質であればどんな
材質のものであってもよい。
【0033】図4に示したX線マスク保持機構を使用し
てX線マスクを測定した結果を図5に示す。X線マスク
の裏面とSi支持体2がエッチング除去されて形成され
た凹部6に大気が流入あるいは流出することを防ぐため
の板30とSi支持体2との間にはシリコングリスを使
用した。横軸は測定したパターンのメンブレン中心から
の距離、縦軸は測定した線幅の再現精度を示す。
【0034】本実施の形態においては、2mm厚のシリ
コン基板上での測定精度と同程度の高い測定再現精度を
実現できることが図から明かである。また、本実施の形
態の場合、上記した実施の形態に示した方法あるいは装
置よりも簡便にメンブレン3の振動を低減することがで
きる。
【0035】図6は本発明のさらに他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態においては、X線マスク保
持機構20を、X線マスク7全体を覆うケース40と、
X線マスク7を吸引保持する吸着手段23とで構成して
いる。ケース40は、パターン形状、位置または幅を測
定するための光を効率よく透過する透明な材料によって
形成される。また、大気の振動により容易に振動あるい
は変形しない程度の強度を有するもので、パターンエッ
ジ位置検出のためにマスクに照射される光を散乱させる
ことのない形状と表面状態を有する。また、ケース40
としては、密閉性が高いもの程、X線マスク7のメンブ
レン3の振動を抑制する効果が高い。なお、本実施の形
態においては、ケース40の材質としてガラス板を使用
した。
【0036】このようなX線マスク保持機構20におい
ては、X線マスク7の凹部6に流入・流出する大気を確
実に防止することができるので、測定精度をより一層向
上させることができる。また、本実施の形態において
は、X線マスク7全体をケース40によって覆えばよい
ので、X線マスク7とケース40との隙間を大きくする
ことができ、ケース40の作製が容易である。また同様
の理由により、ケース40内にX線マスク7を収納する
際の簡便性が増す。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように発明に係るX線マス
クのパターン測定装置によれば、X線マスクのパターン
形状、位置または幅を測定する際にステージが移動する
ことにより発生する大気流が、エッチング除去によって
Si支持体の裏面側に形成されている凹部内に流入した
り、あるいは凹部から流出するのを防止することができ
る。その結果、大気もしくはその他の気体によるメンブ
レンの振動を抑制することができ、メンブレンの振動に
起因するX線マスクにおけるパターン測定精度を向上さ
せることができる。また、X線マスク保持機構は、板と
吸着手段とで構成することができるので、X線マスク保
持機構の構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るX線マスクのパターン測定装置
を説明するための図である。
【図2】 本発明をフレーム付きX線マスクに適用した
実施の形態を示す図である。
【図3】 図1に示した実施の形態において測定したX
線マスクのパターン寸法の測定再現精度を示す図であ
る。
【図4】 本発明のさらに実施の形態の形態を示す図で
ある。
【図5】 図4に示した実施の形態において測定したX
線マスクのパターン寸法の測定再現精度を示す図であ
る。
【図6】 本発明のさらに実施の形態の形態を示す図で
ある。
【図7】 X線マスクの構造を示す図である。
【図8】 従来の測定機構を使用して測定した2mm厚
のシリコン基板上でのパターン寸法測定再現精度を示す
図である。
【図9】 従来の測定機構を使用して測定したX線マス
クのパターン寸法測定再現精度を示す図である。
【符号の説明】
1…ガラスフレーム、2…Si支持体、3…メンブレ
ン、4…吸収体パターン、5…開口、6…凹部、7…X
線マスク、20…X線マスク保持機構、21…基板、2
2…板、23…吸着手段、24…通路、30…板、40
…ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−22131(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/00 - 11/30 102 G01B 21/00 - 21/32 H01L 21/027

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線マスクをステージ上に装着し、この
    ステージを連続もしくは断続的に移動させて前記X線マ
    スクの表面に形成されたパターンの寸法、位置あるいは
    幅を測定するX線マスクのパターン測定装置において、 X線マスクの裏面に近接しX線マスクのメンブレン領域
    に直接空気あるいはその他の気体の流れが当たらないよ
    うにする板を含むX線マスク保持機構を備えたことを特
    徴とするX線マスクのパターン測定装置。
  2. 【請求項2】 X線マスクをステージ上に装着し、この
    ステージを連続もしくは断続的に移動させて前記X線マ
    スクの表面に形成されたパターンの寸法、位置あるいは
    幅を測定するX線マスクのパターン測定装置において、 X線マスクの側面あるいは側面と裏面の両方に近接しX
    線マスクのメンブレン領域に直接空気あるいはその他の
    気体の流れが当たらないようにする板を含むX線マスク
    保持機構を備えたことを特徴とするX線マスクのパター
    ン測定装置。
  3. 【請求項3】 X線マスクをステージ上に装着し、この
    ステージを連続もしくは断続的に移動させて前記X線マ
    スクの表面に形成されたパターンの寸法、位置あるいは
    幅を測定するX線マスクのパターン測定装置において、 X線マスクの表面に近接しX線マスクのメンブレン領域
    に直接空気あるいはその他の気体の流れが当たらないよ
    うにする板を含むX線マスク保持機構を備えたことを特
    徴とするX線マスクのパターン測定装置。
  4. 【請求項4】 X線マスクをステージ上に装着し、この
    ステージを連続もしくは断続的に移動させて前記X線マ
    スクの表面に形成されたパターンの寸法、位置あるいは
    幅を測定するX線マスクのパターン測定装置において、 X線マスクを収納するケースと、このケース内に配置さ
    れ前記X線マスクを吸引保持する吸着手段とを含むX線
    マスク保持機構を備えたことを特徴とするX線マスクの
    パターン測定装置。
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