JP3348829B2 - プラズマアドレス型表示装置 - Google Patents
プラズマアドレス型表示装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型表示装置、特に、プラズマアドレス型表示装置に
関する。
クス型表示装置、特に、プラズマアドレス型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アクティブマトリックス型液晶表
示装置が、パーソナルコンピュータや薄型テレビ等の表
示装置として、広く利用されている。しかしながら、現
在主流のアクティブマトリクス型液晶表示装置は薄膜ト
ランジスタ等のスイッチング素子を多数形成する必要が
あり、特に大面積の表示装置に適用した場合に、歩留ま
りが低下するという問題がある。
示装置が、パーソナルコンピュータや薄型テレビ等の表
示装置として、広く利用されている。しかしながら、現
在主流のアクティブマトリクス型液晶表示装置は薄膜ト
ランジスタ等のスイッチング素子を多数形成する必要が
あり、特に大面積の表示装置に適用した場合に、歩留ま
りが低下するという問題がある。
【0003】スイッチング素子の代わりに放電プラズマ
スイッチを用いたアドレス方式が、例えば、特開平1−
217396号公報に開示されている。この方式を利用
したプラズマアドレス型液晶表示装置は、大型の薄型表
示装置として注目されている。
スイッチを用いたアドレス方式が、例えば、特開平1−
217396号公報に開示されている。この方式を利用
したプラズマアドレス型液晶表示装置は、大型の薄型表
示装置として注目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラズマアドレス型液晶表示装置は、例えば、静止画像
を表示し続けた後に別の画像を表示した際に、前の静止
画像が薄く残って表示されるという問題点がある。この
ように前の静止画像が薄く残って表示される現象は、通
常”焼き付け”と称される。この焼き付け現象を低減ま
たは抑制するために、特別な液晶材料、特別な配向膜材
料、または特別な駆動方法が提案されているが、適用の
範囲が制限されたり、構成が複雑になる等の問題があ
る。この問題は、表示材料として液晶材料以外の電気光
学材料を用いたプラズマアドレス型表示装置においても
発生する問題であり、対策が望まれている。
プラズマアドレス型液晶表示装置は、例えば、静止画像
を表示し続けた後に別の画像を表示した際に、前の静止
画像が薄く残って表示されるという問題点がある。この
ように前の静止画像が薄く残って表示される現象は、通
常”焼き付け”と称される。この焼き付け現象を低減ま
たは抑制するために、特別な液晶材料、特別な配向膜材
料、または特別な駆動方法が提案されているが、適用の
範囲が制限されたり、構成が複雑になる等の問題があ
る。この問題は、表示材料として液晶材料以外の電気光
学材料を用いたプラズマアドレス型表示装置においても
発生する問題であり、対策が望まれている。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、比較的簡単な構成により、画像表示にお
ける焼き付けを十分に低減できるプラズマアドレス型表
示装置を提供することにある。
たものであり、比較的簡単な構成により、画像表示にお
ける焼き付けを十分に低減できるプラズマアドレス型表
示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマアドレ
ス型表示装置は、プラズマセル基板と、対向基板と、該
プラズマセル基板と該対向基板とに挟持された表示媒体
層とを有し、該プラズマセル基板は、第1基板と、該表
示媒体層側に設けられた中間シートと、該第1基板と該
中間シートとの間隙に形成された複数の中間シートによ
って包囲された複数のストライプ状の放電チャネルとを
有し、該対向基板は、第2基板と、該第2基板上に形成
された該複数のストライプ状の放電チャネルと直交する
方向に延びる複数のストライプ状電極とを有し、該複数
の放電チャネルと該複数のストライプ電極とが交差する
領域が絵素を構成するプラズマアドレス型表示装置にお
いて、該表示媒体層と該複数の放電チャネルとの間に半
導電層を有し、そのことによって、上記目的が達成され
る。
ス型表示装置は、プラズマセル基板と、対向基板と、該
プラズマセル基板と該対向基板とに挟持された表示媒体
層とを有し、該プラズマセル基板は、第1基板と、該表
示媒体層側に設けられた中間シートと、該第1基板と該
中間シートとの間隙に形成された複数の中間シートによ
って包囲された複数のストライプ状の放電チャネルとを
有し、該対向基板は、第2基板と、該第2基板上に形成
された該複数のストライプ状の放電チャネルと直交する
方向に延びる複数のストライプ状電極とを有し、該複数
の放電チャネルと該複数のストライプ電極とが交差する
領域が絵素を構成するプラズマアドレス型表示装置にお
いて、該表示媒体層と該複数の放電チャネルとの間に半
導電層を有し、そのことによって、上記目的が達成され
る。
【0007】前記中間シートが前記半導電層を有する構
成としてもよい。
成としてもよい。
【0008】前記中間シートは誘電体からなり、前記表
示媒体層と該中間シートとの間に、前記半導電層を有す
る構成としてもよい。
示媒体層と該中間シートとの間に、前記半導電層を有す
る構成としてもよい。
【0009】前記中間シートは誘電体からなり、前記表
示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート側
に配向膜を有し、該配向膜が前記半導電層である構成と
してもよい。
示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート側
に配向膜を有し、該配向膜が前記半導電層である構成と
してもよい。
【0010】前記中間シートは誘電体からなり、前記表
示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート側
に配向膜を有し、さらに、該配向膜と該中間シートとの
間に前記半導電層を有する構成としてもよい。
示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート側
に配向膜を有し、さらに、該配向膜と該中間シートとの
間に前記半導電層を有する構成としてもよい。
【0011】前記半導電層の体積抵抗率が107〜10
10Ω・cmであることが好ましく、前記半導電層の膜厚
が、30〜300nmであることが好ましい。
10Ω・cmであることが好ましく、前記半導電層の膜厚
が、30〜300nmであることが好ましい。
【0012】以下、プラズマアドレス型液晶表示装置を
例に本願発明の作用を説明する。
例に本願発明の作用を説明する。
【0013】液晶表示装置における画像表示の焼き付け
は、以下のようにして発生すると考えられる。画像を表
示するために液晶層に所定の電圧を印加すると、分極に
より液晶層に電荷が発生する。この電荷が、次の画像を
表示する期間まで液晶層に残留すると(残留電荷)、液
晶層に印加される電圧が残留電荷の影響を受けて、次の
画像を表示するための所定の電圧からずれる。この電圧
のずれは、残留電荷の量、即ち前の画像を表示するため
の電圧に依存するので、前の画像が薄く表示されたよう
に観察される。
は、以下のようにして発生すると考えられる。画像を表
示するために液晶層に所定の電圧を印加すると、分極に
より液晶層に電荷が発生する。この電荷が、次の画像を
表示する期間まで液晶層に残留すると(残留電荷)、液
晶層に印加される電圧が残留電荷の影響を受けて、次の
画像を表示するための所定の電圧からずれる。この電圧
のずれは、残留電荷の量、即ち前の画像を表示するため
の電圧に依存するので、前の画像が薄く表示されたよう
に観察される。
【0014】液晶層と放電チャネルとの間に設けられた
半導電層によって、液晶層に発生した電荷は二次元に拡
散し、電荷量は比較的短時間で減少し、次の画像表示期
間まで電荷が残留することが実質的に無くなり、焼き付
きを抑制または防止することができる。半導電層の体積
抵抗率は、表示装置の構成(絵素の大きさ、駆動電圧の
幅、電圧印加の時定数など)に応じて決定すればよい。
半導電層の体積抵抗率が低く過ぎると、例えば、半導電
層に代えて導電層を形成すると、隣接する絵素に印加さ
れる信号電圧が互いに影響し、クロストークが起こり、
表示品質が低下する。
半導電層によって、液晶層に発生した電荷は二次元に拡
散し、電荷量は比較的短時間で減少し、次の画像表示期
間まで電荷が残留することが実質的に無くなり、焼き付
きを抑制または防止することができる。半導電層の体積
抵抗率は、表示装置の構成(絵素の大きさ、駆動電圧の
幅、電圧印加の時定数など)に応じて決定すればよい。
半導電層の体積抵抗率が低く過ぎると、例えば、半導電
層に代えて導電層を形成すると、隣接する絵素に印加さ
れる信号電圧が互いに影響し、クロストークが起こり、
表示品質が低下する。
【0015】上述したように、表示媒体層と放電チャネ
ルとの間に設けられた半導電層は、クロストークを生じ
させずに、焼き付きを抑制または防止するように作用す
る。半導電層を形成する位置は、残留電荷を減少するよ
うに作用する位置であれば良く、液晶層に接するように
設けても良いし、配向膜と放電チャネルとの間に設けて
も良い。
ルとの間に設けられた半導電層は、クロストークを生じ
させずに、焼き付きを抑制または防止するように作用す
る。半導電層を形成する位置は、残留電荷を減少するよ
うに作用する位置であれば良く、液晶層に接するように
設けても良いし、配向膜と放電チャネルとの間に設けて
も良い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によるプラズマアドレス型
液晶表示装置100を模式的に図1に示す。プラズマア
ドレス型液晶表示装置100は、対向基板10と、プラ
ズマセル基板20と、液晶層30とを有する。液晶層3
0は、プラズマセル基板20の中間シート23と対向基
板10との間に挟持されている。プラズマセル基板20
の外側には、バックライト40が設けられている。
液晶表示装置100を模式的に図1に示す。プラズマア
ドレス型液晶表示装置100は、対向基板10と、プラ
ズマセル基板20と、液晶層30とを有する。液晶層3
0は、プラズマセル基板20の中間シート23と対向基
板10との間に挟持されている。プラズマセル基板20
の外側には、バックライト40が設けられている。
【0017】プラズマセル基板20は、透明な基板21
(例えば、厚さ0.7mmのガラス基板)と中間シート
23との間隙に形成された複数の隔壁27によって包囲
された複数のストライプ状の放電チャネル26を有す
る。複数の放電チャネル26は、互いに平行で、内部に
電離用ガス(例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴンこれ
らの混合ガス)が封入されている。放電チャネル26内
には、電離用ガスをイオン化するためのストライプ状の
アノード電極24およびカソード電極25とを有してい
る。アノード電極24およびカソード電極25は、スク
リーン印刷法を用いてガラス基板21上にパターン形成
し、焼成することにって形成することが出来る。スクリ
ーン印刷法等を用いて、アノード電極24上に隔壁27
が形成される。隔壁27の頂部は中間シート23の一方
の面に当接し、中間シート23を支持する。
(例えば、厚さ0.7mmのガラス基板)と中間シート
23との間隙に形成された複数の隔壁27によって包囲
された複数のストライプ状の放電チャネル26を有す
る。複数の放電チャネル26は、互いに平行で、内部に
電離用ガス(例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴンこれ
らの混合ガス)が封入されている。放電チャネル26内
には、電離用ガスをイオン化するためのストライプ状の
アノード電極24およびカソード電極25とを有してい
る。アノード電極24およびカソード電極25は、スク
リーン印刷法を用いてガラス基板21上にパターン形成
し、焼成することにって形成することが出来る。スクリ
ーン印刷法等を用いて、アノード電極24上に隔壁27
が形成される。隔壁27の頂部は中間シート23の一方
の面に当接し、中間シート23を支持する。
【0018】中間シート23は、極薄の板ガラスなどの
誘電体から形成され、マイクロシートと呼ばれる。中間
シート23の厚さは、約20μmから約100μm程度
で、ここでは、約50μmのガラスシートを用いた。中
間シート23は、液晶層30と放電チャネル26とを絶
縁する層として機能するものであり、ガラス、雲母、プ
ラスチック(樹脂材料を含む)等の誘電体材料により形
成され、それ自身がキャパシタとして機能し、液晶層3
0と放電チャネル26との容量結合を十分に確保し、且
つ電荷の2次元的な拡散を抑制するため、なるべく薄い
方が良い。
誘電体から形成され、マイクロシートと呼ばれる。中間
シート23の厚さは、約20μmから約100μm程度
で、ここでは、約50μmのガラスシートを用いた。中
間シート23は、液晶層30と放電チャネル26とを絶
縁する層として機能するものであり、ガラス、雲母、プ
ラスチック(樹脂材料を含む)等の誘電体材料により形
成され、それ自身がキャパシタとして機能し、液晶層3
0と放電チャネル26との容量結合を十分に確保し、且
つ電荷の2次元的な拡散を抑制するため、なるべく薄い
方が良い。
【0019】なお、必要に応じて、中間シート23の液
晶層30側の表面に各絵素に対応するように電極を形成
してもよい。中間シート23とガラス基板21とは、ガ
ラスフリットなどを用いて接合されている。中間シート
23の液晶層30側表面には、半導電層28と配向膜2
9がこの順で形成されている。
晶層30側の表面に各絵素に対応するように電極を形成
してもよい。中間シート23とガラス基板21とは、ガ
ラスフリットなどを用いて接合されている。中間シート
23の液晶層30側表面には、半導電層28と配向膜2
9がこの順で形成されている。
【0020】対向基板10は、ガラス基板11の液晶層
30側表面に、カラーフィルタ層13、信号電極12と
配向膜15をこの順に有する。ストライプ状の複数の信
号電極12は、放電チャネル26が延びる方向と垂直な
方向に延び、信号電極12と放電チャネル26との交差
部が絵素を規定する。信号電極12は、ITO(インジ
ウム錫酸化物)などの透明導電材料を用いて、公知の方
法で形成することができる。信号電極12にデータ信号
を供給し、走査信号を放電チャネル26に供給すること
によって、絵素をアドレスすることが出来る。勿論、信
号電極12に走査信号を供給し、データ信号を放電チャ
ネル26に供給しても良い。カラーフィルタ層13は、
例えば、各絵素毎に、R、G、Bに対応するように形成
しても良いし、省略してもよい。
30側表面に、カラーフィルタ層13、信号電極12と
配向膜15をこの順に有する。ストライプ状の複数の信
号電極12は、放電チャネル26が延びる方向と垂直な
方向に延び、信号電極12と放電チャネル26との交差
部が絵素を規定する。信号電極12は、ITO(インジ
ウム錫酸化物)などの透明導電材料を用いて、公知の方
法で形成することができる。信号電極12にデータ信号
を供給し、走査信号を放電チャネル26に供給すること
によって、絵素をアドレスすることが出来る。勿論、信
号電極12に走査信号を供給し、データ信号を放電チャ
ネル26に供給しても良い。カラーフィルタ層13は、
例えば、各絵素毎に、R、G、Bに対応するように形成
しても良いし、省略してもよい。
【0021】ガラス基板11及び21の外側表面に偏光
板14及び偏光板22が配置されている。偏光板22の
偏光軸方向は、対向基板10側の偏光板14の偏光軸と
直交(クロスニコル)するように配置されている。勿
論、表示モードに応じて、偏光軸を互いに平行(パラレ
ルニコル)に配置して良い。本実施形態の液晶層30内
の液晶分子(不図示)は、液晶層30に接する配向膜1
5及び29によって所定の配向状態に設定される。表示
モードに応じて、公知の種々の配向状態の液晶層30を
利用することができる。液晶層30の厚さは、プラズマ
セル基板20と対向基板10との間に設けられたスペー
サ(不図示)によって規定される。典型的には、約6μ
mに設定される。
板14及び偏光板22が配置されている。偏光板22の
偏光軸方向は、対向基板10側の偏光板14の偏光軸と
直交(クロスニコル)するように配置されている。勿
論、表示モードに応じて、偏光軸を互いに平行(パラレ
ルニコル)に配置して良い。本実施形態の液晶層30内
の液晶分子(不図示)は、液晶層30に接する配向膜1
5及び29によって所定の配向状態に設定される。表示
モードに応じて、公知の種々の配向状態の液晶層30を
利用することができる。液晶層30の厚さは、プラズマ
セル基板20と対向基板10との間に設けられたスペー
サ(不図示)によって規定される。典型的には、約6μ
mに設定される。
【0022】半導電層28は、中間シート23と配向膜
8の間に形成されるが、信号電極12とアノード電極2
4との間の駆動電圧は、中間シート23及び半導電層2
8を介して液晶層30に印加される。クロストークを発
生させず、焼き付きを抑制または防止するためには、半
導電層28の体積抵抗率は107〜1010Ω・cmの範
囲にあることが好ましい。また、半導電層28の膜厚
は、中間シート23に比べて特に薄いほうが好ましく、
約30〜300nm程度が効果的である。体積抵抗率や膜
厚は、表示装置の構成(絵素の大きさ、駆動電圧の幅、
電圧印加の時定数など)に応じて決定すればよい。
8の間に形成されるが、信号電極12とアノード電極2
4との間の駆動電圧は、中間シート23及び半導電層2
8を介して液晶層30に印加される。クロストークを発
生させず、焼き付きを抑制または防止するためには、半
導電層28の体積抵抗率は107〜1010Ω・cmの範
囲にあることが好ましい。また、半導電層28の膜厚
は、中間シート23に比べて特に薄いほうが好ましく、
約30〜300nm程度が効果的である。体積抵抗率や膜
厚は、表示装置の構成(絵素の大きさ、駆動電圧の幅、
電圧印加の時定数など)に応じて決定すればよい。
【0023】上記の半導電層28は、例えば、導電性微
粒子およびマトリックス材料が含有された塗布液を用い
て形成される。導電性微粒子およびマトリックス材料は
特に限定されないが、溶媒として、水や有機溶媒、及び
これらの混合溶媒を用いたマトリックス溶液中に導電性
微粒子が分散されている塗布液が好ましい。例えば、半
導電層28は、上述の塗布液を、ディッピング法、スピ
ンコート法、フレキソ印刷法などの方法で、中間シート
23の表面に塗布し、常温から90℃で乾燥し、さらに
200℃以上に加熱して硬化するなどの方法により形成
される。例えば、半導電層28をスピンコート法で成膜
する場合、膜厚30nmから300nmで大画面の半導
電膜28を精度よく形成することが出来る。
粒子およびマトリックス材料が含有された塗布液を用い
て形成される。導電性微粒子およびマトリックス材料は
特に限定されないが、溶媒として、水や有機溶媒、及び
これらの混合溶媒を用いたマトリックス溶液中に導電性
微粒子が分散されている塗布液が好ましい。例えば、半
導電層28は、上述の塗布液を、ディッピング法、スピ
ンコート法、フレキソ印刷法などの方法で、中間シート
23の表面に塗布し、常温から90℃で乾燥し、さらに
200℃以上に加熱して硬化するなどの方法により形成
される。例えば、半導電層28をスピンコート法で成膜
する場合、膜厚30nmから300nmで大画面の半導
電膜28を精度よく形成することが出来る。
【0024】上記塗布液に用いられるマトリックス材料
は、被膜形成性を有していれば特に限定されない。塗布
液中の導電性微粒子としては、例えば、酸化亜鉛、酸化
錫、酸化インジウム、ITOを用いることが出来る。こ
れらの導電性微粒子は、塗布液を調製する際に、溶液中
に分散した状態で混合されることが好ましく、導電性微
粒子の平均粒径は、約30nm以下であることが好まし
い。粒径が約30nmを越えると半導電層28の表面に凹
凸が形成され、液晶分子の配向が乱れる等の不具合を生
じる場合がある。
は、被膜形成性を有していれば特に限定されない。塗布
液中の導電性微粒子としては、例えば、酸化亜鉛、酸化
錫、酸化インジウム、ITOを用いることが出来る。こ
れらの導電性微粒子は、塗布液を調製する際に、溶液中
に分散した状態で混合されることが好ましく、導電性微
粒子の平均粒径は、約30nm以下であることが好まし
い。粒径が約30nmを越えると半導電層28の表面に凹
凸が形成され、液晶分子の配向が乱れる等の不具合を生
じる場合がある。
【0025】なお、半導電層28を設けること以外は、
上記の例に限られず、公知のプラズマアドレス型液晶表
示装置の構成を用いることができるし、公知の方法で製
造することができる。例えば、本実施形態において、放
電チャネル26は個々に分離した構成となっている。し
かしながら、必ずしも分離する必要は無く、隔壁27を
除去し、所謂オープンセル構造(例えば、特開平4-2659
30号公報)としても良い。この場合には、放電チャネル
26が画像全体で連続した空間となるので、プラズマ放
電によって発生するイオンの拡散による解像度の劣化が
懸念される。しかしながら、これは以下のようにして、
解決することができる。放電チャネル26に封入される
ガスの圧力を高くする程イオンの平均自由工程が小さく
なり、プラズマが局在化される。従って、封入ガス圧力
をある程度高く設定することにより、隔壁27が無くて
も、放電プラズマを実質的に放電チャネル26に局在化
させることが可能となる。
上記の例に限られず、公知のプラズマアドレス型液晶表
示装置の構成を用いることができるし、公知の方法で製
造することができる。例えば、本実施形態において、放
電チャネル26は個々に分離した構成となっている。し
かしながら、必ずしも分離する必要は無く、隔壁27を
除去し、所謂オープンセル構造(例えば、特開平4-2659
30号公報)としても良い。この場合には、放電チャネル
26が画像全体で連続した空間となるので、プラズマ放
電によって発生するイオンの拡散による解像度の劣化が
懸念される。しかしながら、これは以下のようにして、
解決することができる。放電チャネル26に封入される
ガスの圧力を高くする程イオンの平均自由工程が小さく
なり、プラズマが局在化される。従って、封入ガス圧力
をある程度高く設定することにより、隔壁27が無くて
も、放電プラズマを実質的に放電チャネル26に局在化
させることが可能となる。
【0026】次に、プラズマアドレス型液晶表示装置1
00の動作を説明する。図2は、図1に示したプラズマ
アドレス型液晶表示装置100の駆動回路を示す模式的
なブロック図である。駆動回路は信号回路42と、走査
回路44と、制御回路46とを有する。信号回路42に
は各々バッファを介してm本の信号電極121〜12mが
接続されている。走査回路44にはn本のカソード電極
251〜25nが各々バッファを介して接続されている。
一方、n本のアノード電極241〜24nは共通に接地
されている。制御回路46は信号回路42及び走査回路
44を同期的に制御するものである。走査回路44に接
続されたカソード電極25は線順次で走査され、対応す
るアノード電極25との間に放電電圧を印加し、プラズ
マチャネル26にプラズマ放電を発生させる。即ち、カ
ソード電極25に印加される走査信号電圧によってプラ
ズマチャネル26の放電状態の有無が制御され、プラズ
マチャネル26はプラズマスイッチとして機能する(図
3のS1、S2)。一方、信号回路42に接続されたm本
の信号電極121〜12mには、線順次走査に同期してア
ナログ駆動電圧が印加される。列駆動単位となる信号電
極12と行走査単位となる放電チャネル26との交差部
で個々の絵素50が規定される。
00の動作を説明する。図2は、図1に示したプラズマ
アドレス型液晶表示装置100の駆動回路を示す模式的
なブロック図である。駆動回路は信号回路42と、走査
回路44と、制御回路46とを有する。信号回路42に
は各々バッファを介してm本の信号電極121〜12mが
接続されている。走査回路44にはn本のカソード電極
251〜25nが各々バッファを介して接続されている。
一方、n本のアノード電極241〜24nは共通に接地
されている。制御回路46は信号回路42及び走査回路
44を同期的に制御するものである。走査回路44に接
続されたカソード電極25は線順次で走査され、対応す
るアノード電極25との間に放電電圧を印加し、プラズ
マチャネル26にプラズマ放電を発生させる。即ち、カ
ソード電極25に印加される走査信号電圧によってプラ
ズマチャネル26の放電状態の有無が制御され、プラズ
マチャネル26はプラズマスイッチとして機能する(図
3のS1、S2)。一方、信号回路42に接続されたm本
の信号電極121〜12mには、線順次走査に同期してア
ナログ駆動電圧が印加される。列駆動単位となる信号電
極12と行走査単位となる放電チャネル26との交差部
で個々の絵素50が規定される。
【0027】図3は、4個の絵素50を模式的に示した
もので、2本の信号電極121、122と2つの放電チャ
ネル261と262(それぞれ、アノード電極及びカソー
ド電極241と251と242、252を含む)を示す。絵
素50は、図3の上から順に信号電極(121、1
22)、液晶層30、中間シート23、プラズマスイッ
チ(S1、S2)の様に重ねられている。なお、プラズマ
スイッチS1、S2は放電チャネル261、262の機能を
模式的に表現したものである。例えば2番目のカソード
電極252に走査信号が印加されると対応する放電チャ
ネル262が活性化され(プラズマスイッチS2が導通状
態)、アノード電極242の接地電位に接続される。隣
のプラズマスイッチS1は放電チャネル261が活性化さ
れておらず、プラズマスイッチS1は非導通状態にあ
る。プラズマスイッチS2が導通している期間に信号電
極121、122に所定の表示信号電圧(例えば、アナロ
グ駆動電圧)が印加されると、絵素50はこの表示信号
電圧に応じた表示状態を呈する。各絵素50に含まれる
液晶層30、配向膜15、29、中間シート23及び半
導電層28はサンプリングキャパシタの一部を構成し、
対応するプラズマスイッチがサンプリングスイッチとな
る。サンプリングキャパシタに蓄積された電荷は、サン
プリングスイッチが非導通状態となった後にも保持され
る(サンプリングホールド)。
もので、2本の信号電極121、122と2つの放電チャ
ネル261と262(それぞれ、アノード電極及びカソー
ド電極241と251と242、252を含む)を示す。絵
素50は、図3の上から順に信号電極(121、1
22)、液晶層30、中間シート23、プラズマスイッ
チ(S1、S2)の様に重ねられている。なお、プラズマ
スイッチS1、S2は放電チャネル261、262の機能を
模式的に表現したものである。例えば2番目のカソード
電極252に走査信号が印加されると対応する放電チャ
ネル262が活性化され(プラズマスイッチS2が導通状
態)、アノード電極242の接地電位に接続される。隣
のプラズマスイッチS1は放電チャネル261が活性化さ
れておらず、プラズマスイッチS1は非導通状態にあ
る。プラズマスイッチS2が導通している期間に信号電
極121、122に所定の表示信号電圧(例えば、アナロ
グ駆動電圧)が印加されると、絵素50はこの表示信号
電圧に応じた表示状態を呈する。各絵素50に含まれる
液晶層30、配向膜15、29、中間シート23及び半
導電層28はサンプリングキャパシタの一部を構成し、
対応するプラズマスイッチがサンプリングスイッチとな
る。サンプリングキャパシタに蓄積された電荷は、サン
プリングスイッチが非導通状態となった後にも保持され
る(サンプリングホールド)。
【0028】次に図4を参照しながら、半導電層28に
よって、クロストークを発生させずに、焼き付きを抑制
・防止するメカニズムを説明する。
よって、クロストークを発生させずに、焼き付きを抑制
・防止するメカニズムを説明する。
【0029】図4に4個の絵素50を模式的に示す。絵
素50の大きさは、放電チャネル26の幅L1と信号電
極12の幅L2で規定される。絵素50の上下左右の繰
り返し間隔L4、L3が、L4≧L3の場合について説明す
る。
素50の大きさは、放電チャネル26の幅L1と信号電
極12の幅L2で規定される。絵素50の上下左右の繰
り返し間隔L4、L3が、L4≧L3の場合について説明す
る。
【0030】L4≧L3であるから、絵素50の電荷が、
間隔L3の間で漏れない(クロストークが発生しない)
場合、間隔L4の間での電荷の漏れ(クロストーク)は
ない。
間隔L3の間で漏れない(クロストークが発生しない)
場合、間隔L4の間での電荷の漏れ(クロストーク)は
ない。
【0031】間隔L3での絵素50間の静電容量C、抵
抗値Rを、下記の式(1)、式(2)で示す。
抗値Rを、下記の式(1)、式(2)で示す。
【0032】
【数1】 C=Er×E0×L1×L2÷D1 (1)
【0033】
【数2】 R=σ×L3÷(L1×D2) (2) Er:液晶の比誘電率 3.3 E0:真空の誘電率 8.854×10-14(F/cm) σ :半導電層28の体積抵抗率 L1:放電チャネル26の幅 〔例えば、912×10-4cm〕 L2:信号電極15の幅 〔例えば、319×10-4cm〕 L3:絵素50の間隔 〔例えば、45×10-4cm〕 D1:液晶層30の厚さ 〔例えば、6×10-4cm〕 D2:半導電層28の厚さ 〔例えば、30×10-7〜300×10-7cm〕 従って、絵素50間の時定数CRは、下記の式(3)で
示される。
示される。
【0034】
【数3】 CR=σ×Er×E0×L2×L3÷(D1×D2) (3) 1フレーム期間(1/60秒間)に電荷を99%保持す
るための時定数τは、1.658秒であり、D2を30
nm〜300nmの範囲とし、上記の設計値を用いて式
(3)で計算すると、体積抵抗率σは7.7×107〜
7.7×108Ω・cmになる。また、1フレーム期間
に電荷を99.9%保持するための時定数τは、16.
58秒であり、上記の設計値を用いて式(3)で計算す
ると、体積抵抗率は、7.7×108〜7.7×109Ω
・cmになる。
るための時定数τは、1.658秒であり、D2を30
nm〜300nmの範囲とし、上記の設計値を用いて式
(3)で計算すると、体積抵抗率σは7.7×107〜
7.7×108Ω・cmになる。また、1フレーム期間
に電荷を99.9%保持するための時定数τは、16.
58秒であり、上記の設計値を用いて式(3)で計算す
ると、体積抵抗率は、7.7×108〜7.7×109Ω
・cmになる。
【0035】液晶層30に生じた電荷を効率よく拡散す
るためには、電荷の保持能力が約99%から約99.9
%であることが好ましく、約99.9%を越えると、焼
き付きが顕著となり、約99%より低いとクロストーク
が顕著となる。現在使用されている液晶表示装置の構成
を考慮すると、半導電層の体積抵抗率は約107〜10
10Ω・cmであることが好ましい。なお、半導電層28
の体積抵抗率の条件に厚さを乗算することによって表面
抵抗の条件に換算できる。例えば、厚さを100nmと
すると、表面抵抗の条件は約1012〜1015Ω/□とな
る。体積抵抗率や表面抵抗は公知の方法によって測定す
ることができる(例えば、4端子法を用いる)。また、
半導電層28の厚さとしては、約30nm〜約300n
mが好ましい。約30nmよりも薄いと均一な膜の形成
が困難であり、約300nmよりも厚いと電荷の2次元
的な拡散の影響によってクロストークが発生することが
ある。約30nm〜約300nmの膜厚の半導電層は、
スピンコート法を用いて安定に均一に形成できる。
るためには、電荷の保持能力が約99%から約99.9
%であることが好ましく、約99.9%を越えると、焼
き付きが顕著となり、約99%より低いとクロストーク
が顕著となる。現在使用されている液晶表示装置の構成
を考慮すると、半導電層の体積抵抗率は約107〜10
10Ω・cmであることが好ましい。なお、半導電層28
の体積抵抗率の条件に厚さを乗算することによって表面
抵抗の条件に換算できる。例えば、厚さを100nmと
すると、表面抵抗の条件は約1012〜1015Ω/□とな
る。体積抵抗率や表面抵抗は公知の方法によって測定す
ることができる(例えば、4端子法を用いる)。また、
半導電層28の厚さとしては、約30nm〜約300n
mが好ましい。約30nmよりも薄いと均一な膜の形成
が困難であり、約300nmよりも厚いと電荷の2次元
的な拡散の影響によってクロストークが発生することが
ある。約30nm〜約300nmの膜厚の半導電層は、
スピンコート法を用いて安定に均一に形成できる。
【0036】上記の例では、半導電層28を新たに形成
した例について説明したが、本発明は、上記の例に限定
されない。例えば、図5に示すように、配向膜29(お
よび配向膜15)が上記半導電層28の機能を有すれ
ば、新たに半導電層28を形成する必要がない。なお、
配向膜29に用いる材料は、上記半導電層として機能す
るとともに、DCストレスを印加した場合に、配向膜と
液晶材料との界面にDC電圧を発生しない材料を用いる
ことが好ましい。例えば、ITO電極上に所定の配向膜
を形成した基板で所定の液晶材料を挟持した標準セルを
作製し、ITO電極間に±2.5、+1VのDCオフセ
ットを印加し、70℃で20時間エージングした後の配
向膜と液晶材料との界面のDC電圧が実質的に0mVの
材料が好ましい。
した例について説明したが、本発明は、上記の例に限定
されない。例えば、図5に示すように、配向膜29(お
よび配向膜15)が上記半導電層28の機能を有すれ
ば、新たに半導電層28を形成する必要がない。なお、
配向膜29に用いる材料は、上記半導電層として機能す
るとともに、DCストレスを印加した場合に、配向膜と
液晶材料との界面にDC電圧を発生しない材料を用いる
ことが好ましい。例えば、ITO電極上に所定の配向膜
を形成した基板で所定の液晶材料を挟持した標準セルを
作製し、ITO電極間に±2.5、+1VのDCオフセ
ットを印加し、70℃で20時間エージングした後の配
向膜と液晶材料との界面のDC電圧が実質的に0mVの
材料が好ましい。
【0037】また、本発明の他の変形例として、中間シ
ート23(少なくとも中間シート23の液晶層側表面)
が上記半導電層として機能する材料を用いれば、半導電
層を新たに形成する必要がない。例えば、特開平5−7
2517号公報に開示されているポリイミドやポリサル
ホンなどのプラスチック材料を用いて、所望の体積抵抗
を有する中間シート23を形成してもよい。プラスチッ
ク材料からなる中間シートを用いる場合に、放電チャネ
ル26の機密性を向上するために、中間シート23の放
電チャネル26側表面に、無機薄膜を形成することが好
ましい。例えば、無機薄膜としては、SiO2やSiN
をプラズマCVD等で約50nm〜約10μm堆積した
膜を用いることができる。
ート23(少なくとも中間シート23の液晶層側表面)
が上記半導電層として機能する材料を用いれば、半導電
層を新たに形成する必要がない。例えば、特開平5−7
2517号公報に開示されているポリイミドやポリサル
ホンなどのプラスチック材料を用いて、所望の体積抵抗
を有する中間シート23を形成してもよい。プラスチッ
ク材料からなる中間シートを用いる場合に、放電チャネ
ル26の機密性を向上するために、中間シート23の放
電チャネル26側表面に、無機薄膜を形成することが好
ましい。例えば、無機薄膜としては、SiO2やSiN
をプラズマCVD等で約50nm〜約10μm堆積した
膜を用いることができる。
【0038】
【発明の効果】上述した様に、本発明によれば、表示媒
体層と該複数の放電チャネルとの間に半導電層を設けた
比較的簡単な構成で、画像表示における焼き付けを十分
に低減できるプラズマアドレス型表示装置を提供する。
体層と該複数の放電チャネルとの間に半導電層を設けた
比較的簡単な構成で、画像表示における焼き付けを十分
に低減できるプラズマアドレス型表示装置を提供する。
【0039】本発明は、液晶表示装置に好適に適用され
るが、液晶材料以外の電気光学材料を用いた表示装置に
適用できる。上記の実施形態においては、透過型表示装
置を例示したが、本発明は反射型表示装置にも適用でき
る。
るが、液晶材料以外の電気光学材料を用いた表示装置に
適用できる。上記の実施形態においては、透過型表示装
置を例示したが、本発明は反射型表示装置にも適用でき
る。
【図1】本発明によるプラズマアドレス型液晶表示装置
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明によるプラズマアドレス型液晶表示装置
に用いられる駆動回路の例を模式的に示す図である。
に用いられる駆動回路の例を模式的に示す図である。
【図3】本発明によるプラズマアドレス型液晶表示装置
の絵素を模式的に示す図である。
の絵素を模式的に示す図である。
【図4】本発明によるプラズマアドレス型液晶表示装置
の半導電層の機能を説明するための模式図である。
の半導電層の機能を説明するための模式図である。
【図5】本発明によるプラズマアドレス型液晶表示装置
の他の例を模式的に示す断面図である。
の他の例を模式的に示す断面図である。
10 対向基板 11、21 ガラス基板 12 信号電極 13 カラーフィルタ層 14、22 偏光板 15、29 配向膜 20 プラズマセル基板 23 中間シート 24 アノード電極 25 カソード電極 26 放電チャネル 27 隔壁 28 半導電層 30 液晶層 40 バックライト 100 プラズマアドレス型液晶表示装置
Claims (7)
- 【請求項1】 プラズマセル基板と、対向基板と、該プ
ラズマセル基板と該対向基板とに挟持された表示媒体層
とを有し、 該プラズマセル基板は、第1基板と、該表示媒体層側に
設けられた中間シートと、該第1基板と該中間シートと
の間隙に形成された複数の中間シートによって包囲され
た複数のストライプ状の放電チャネルとを有し、 該対向基板は、第2基板と、該第2基板上に形成された
該複数のストライプ状の放電チャネルと直交する方向に
延びる複数のストライプ状電極とを有し、 該複数の放電チャネルと該複数のストライプ電極とが交
差する領域が絵素を構成するプラズマアドレス型表示装
置において、 該表示媒体層と該複数の放電チャネルとの間に半導電層
を有するプラズマアドレス型表示装置。 - 【請求項2】 前記中間シートが前記半導電層を有する
請求項1に記載のプラズマアドレス型表示装置。 - 【請求項3】 前記中間シートは誘電体からなり、前記
表示媒体層と該中間シートとの間に、前記半導電層を有
する請求項1に記載のプラズマアドレス型表示装置。 - 【請求項4】 前記中間シートは誘電体からなり、前記
表示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート
側に配向膜を有し、該配向膜が前記半導電層である請求
項1に記載のプラズマアドレス型表示装置。 - 【請求項5】 前記中間シートは誘電体からなり、前記
表示媒体層は液晶層であって、該液晶層の該中間シート
側に配向膜を有し、さらに、該配向膜と該中間シートと
の間に前記半導電層を有する請求項1に記載のプラズマ
アドレス型表示装置。 - 【請求項6】 前記半導電層の体積抵抗率が107〜1
010Ω・cmである請求項1から5のいずれかに記載の
プラズマアドレス型表示装置。 - 【請求項7】 前記半導電層の膜厚が、30〜300n
mである請求項1から6のいずれかに記載のプラズマア
ドレス型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5556798A JP3348829B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | プラズマアドレス型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5556798A JP3348829B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | プラズマアドレス型表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249114A JPH11249114A (ja) | 1999-09-17 |
JP3348829B2 true JP3348829B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=13002301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5556798A Expired - Fee Related JP3348829B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | プラズマアドレス型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348829B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP5556798A patent/JP3348829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11249114A (ja) | 1999-09-17 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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