JP3348050B2 - センサ埋設外構構成部材及びセンサ埋設外構構造体 - Google Patents

センサ埋設外構構成部材及びセンサ埋設外構構造体

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JP3348050B2
JP3348050B2 JP24765899A JP24765899A JP3348050B2 JP 3348050 B2 JP3348050 B2 JP 3348050B2 JP 24765899 A JP24765899 A JP 24765899A JP 24765899 A JP24765899 A JP 24765899A JP 3348050 B2 JP3348050 B2 JP 3348050B2
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貞夫 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塀、フェンス、門
等の外構に設置される防犯装置に関し、特に、外構を構
成する外構構成部材に防犯用のセンサが埋設されたセン
サ埋設外構部材、及び、このようなセンサ埋設外構部材
から構成されたセンサ埋設外構構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物騒な事件が多発している社会背
景から、住宅の防犯セキュリティーシステムの重要性が
認識され、ドアや窓等に近接して各種の防犯機器の導
入、設置が徐々普及し始めている。防犯機器としては、
ビデオカメラ等を利用した光学的監視モニタ装置や、住
宅内への侵入者を検知する赤外線センサ、超音波セン
サ、静電容量や磁気の変化を利用したセンサ等のいわゆ
る人感センサ等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防犯セキュリティーシステムは、建物内への侵入者のア
クセスを検出するシステムが殆どであり、住宅の敷地内
への侵入者を監視し、検出する警報システムは余り普及
していない。今後、侵入者は、建物内への侵入を容易化
するために各種のハイテク知識を身につけていくような
傾向からすると、建物の防犯セキュリティーシステムの
みでは防犯対策対策としては十分ではない。建物だけで
なく、敷地内への侵入から監視し、二重、三重の防犯セ
キュリティーシステムを採用する必要性が求められてい
る。
【0004】確かに、大使館、VIPの住居、特殊の施
設等ではフェンスや門等に各種のセンサや監視モニタ等
が配備され侵入防止措置が図られているが、このような
防犯設備は、物々しく見た目のイメージとしては必ずし
も好ましくなく、侵入者も充分観察することがでそれを
くぐり抜ける対策がたてやすい、しかもその防犯設備に
かかる費用は決して安価のものではない。従って、一般
の住宅に導入し、普及させるに適切なものではない。
【0005】本発明は、フェンス、塀、門等の外構を乗
り越えたり、すり抜けたりして侵入してくる侵入者に対
する従来の防犯セキュリティーシステムの問題点を解決
することを目的とするものであり、次の点をその課題と
している。 (1)構成が簡単で、外構工事の際に設置作業が簡単
で、かつ低コストで設置できるようにした外構用の防犯
を可能とする。 (2)従来の外構用の防犯装置のように、物々しく目立
たなく、侵入者にも気づかれにくい構成として、しかも
住環境イメージを悪くすることのないアメニティ性に優
れた外構用の防犯を可能とする。 (3)一般の一戸建住宅にも簡単かつ低コストの普及型
防犯設備として導入でき、建物用防犯セキュリティシス
テムとともに、一般住宅の防犯機能を向上させる。 (4)既設のフェンス等の外構構造体に、簡単且つ低コ
ストで防犯機能を付与する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、外構構造体であるフェンス、塀、門又は
門扉を構成する要素となり、センサを有する外構構成部
材であって、上記センサは、接近して横切る人を検出す
ることのできるセンサであり、しかも該センサの検出側
の面が露出して上記外構構成要素部材内に埋設されてい
ることを特徴とするセンサ埋設外構構成部材を提供す
る。
【0007】上記センサは、該センサに電力を供給する
電源に接続された電力供給線又は内蔵太陽電池を付設す
るとともに、上記センサで検出した検出信号を警報装置
に伝送する検出信号伝送線を付設して成る。
【0008】上記外構構成要素部材は、例えば、フェン
スの笠木、フェンスの桟、フェンスの柱、ブロック、ブ
ロック間に充填される目地材、塀のパネル、塀の頂部の
和瓦、門柱、門の框、門扉の桟、門扉の框又は門扉の取
っ手である。
【0009】本発明は、上記課題を解決するために、セ
ンサを備えた外構構造体であるフェンス、塀、門又は門
扉であって、上記フェンス、塀、門又は門扉を構成する
外構構成部材には、検出側の面が露出するようにセンサ
が埋設されており、上記センサは、接近して横切る人を
検出することのできるセンサであり、該センサに電力を
供給する電源に接続された電力供給線又は内蔵太陽電池
を付設するとともに、上記センサで検出した検出信号を
警報装置に伝送する検出信号伝送線を付設して成ること
を特徴とする外構構造体であるフェンス、塀、門又は門
扉を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るセンサ埋設外構部材
及びセンサ埋設外構構造体を、実施例に基づいて図面を
参照して説明する。本発明の特徴を一言で言うと、フェ
ンス、塀、門、門扉等の外構を構成する、外構構成部材
に防犯用のセンサを埋設して成る構成である。
【0011】この防犯用のセンサは、人がその前方に接
近し遮ると、その人を検出して検出出力を生じる周知の
いわゆる人感スイッチであり、赤外センサによるもの、
超音波センサ等の周知なものでよい。センサの電源は、
外部電源を利用してもよいし、太陽電池センサに一体に
付設したものでもよい。その検出出力は、検出伝送線に
より屋内等に設けた警報監視制御装置に伝送する、又は
センサの近辺に設けた警報装置に伝送するような構成と
してもよい。
【0012】(実施例1)図1は、本発明に係るセンサ
埋設外構部材及びセンサ埋設外構構造体の実施例1を説
明する図である。この実施例1は、外構部材をブロック
とし、外構構造体をブロック塀とした例である。
【0013】図1(a)において、笠置ブロックの上面
に、防犯用のセンサ2がその検出側の面が上方に露出す
るように埋設されて、センサ埋設外構部材の一態様であ
るセンサ埋設笠置ブロック1が形成されている。このセ
ンサ2には、電源供給線(太陽電池一体型の場合は不要
である。)と検出信号伝送線を含む引き出し線3が笠置
ブロック1の端面から引き出されるように付設されてい
る。引き出し線3の端部は、むき出しでもよいが、コネ
クタ4が取り付けられていると、設置作業に際して結線
が簡単となる。
【0014】センサ2は、笠置ブロック1を鋳込んで製
造する際に引き出し線3と同時に埋め込んでもよいし、
製造済みの笠置ブロック1の上面に埋め込み用凹部及び
引き出し線3用の溝を切削等で形成して、これに装入し
て接着剤で埋め込み、センサを除いて塗装され引き出し
線3が隠されるような構成としてもよい。又、引き出し
線3は、図1(b)に示すように、センサ2の両端部に
おいて笠置ブロック1の側面6から引き出すように取り
付けてもよい。
【0015】この笠置ブロック1を利用する場合は、図
1(c)に示すとおり、通常の状態で施工されたブロッ
ク構造体の最上段に、センサ2が上方に向くように、セ
ンサ埋設笠置ブロック1が固定され、センサ埋設ブロッ
ク塀5が形成される。横方向に隣接するセンサ埋設ブロ
ック1の引き出し線3は、互いにコネクタ4を介して結
合することにより、簡単な結線作業で、互いに直列又は
並列に接続される。
【0016】センサ埋設ブロック塀5の長手方向の端部
(図示せず。)に引き出される引き出し線3のコネクタ
4は、夫々屋内等適所に設けた電源、非常用電源及び警
報監視制御装置に適宜配線を介して結合される。このよ
うにして、センサ埋設外構構造体の一つの態様であるセ
ンサ埋設ブロック塀5が形成される。
【0017】なお、以上は、笠置ブロックの上面にセン
サ2を埋設したセンサ埋設笠置ブロック1及びセンサ埋
設ブロック塀5を説明したが、図1(d)に示すよう
に、笠置ブロック1の側面6にセンサ2を埋設してもよ
い。そして、この側面型センサ埋設笠置ブロック1を利
用してセンサ埋設ブロック塀1を施工する場合は、セン
サ2がブロック塀1の内側(住居側)に来るようにし
て、侵入者に気づかれないように又道路側の通常の歩行
者を検出しないようにするとよい。
【0018】又、笠置ブロックの上面又は側面にセンサ
を埋設したセンサ埋設笠置ブロック1及びセンサ埋設ブ
ロック塀を説明したが、図1(e)に示すように、横筋
ブロックの上面(又は側面)にセンサ2を埋設してセン
サ埋設横筋ブロック7を形成してもよい。この場合もセ
ンサ埋設横筋ブロック7をブロック塀の最上段(側面に
センサを有するものは必ずしも最上段でなくてもよ
い。)に配設して固定する。
【0019】以上のような構成のセンサ埋設ブロック塀
5によれば、侵入者がこのブロック塀5をよじ登って越
えると、センサ2の前方を侵入者が横切ることとなるの
で、侵入者を検出し、この検出出力を警報監視制御装置
に検出伝送線により伝送し、警報信号を発生する。この
警報信号により、警報音を鳴らしたり、あるいは警備管
理を委託している警備会社に侵入情報を伝送することが
できる。
【0020】(実施例2)図2は、本発明に係るセンサ
埋設外構部材及びセンサ埋設外構構造体の実施例2を説
明する図である。この実施例2は、外構構成部材をフェ
ンス構成部材とし、外構構造体をフェンス構造体とした
例である。
【0021】図2(a)において、フェンスの上部横桟
8の上面に、長手方向に凹溝9が形成されており、この
凹溝9内に幅広く検知可能なワイドタイプのセンサ10
が、その検出側の面が上方に向くように装入、埋設され
て、センサ埋設フェンス部材11が形成されている。
【0022】図2(b)に示すように、フェンスの上部
横桟8の上面に形成される凹溝が、1つではなく2以上
形成され、これらの凹溝12、13内に幅広い領域を検
知可能なワイドタイプのセンサ14、15を2以上装入
して埋設した構成としてもよい。なお図3(c)に示す
ように、横桟8の側面(建物側である内側側面)にセン
サ16が面するように埋設してもよい。
【0023】センサには、実施例1同様に、検出出力線
と電源線(太陽電池一体型の場合は不要)を含む引き出
し線3がセンサの端部に付設されている。この引き出し
線3は、フェンスの上部横桟の製造時に、横桟8内に埋
設して端部から引き出すような構成としてもよいし、図
2(d)に示すように、横桟8の側面から引き出すよう
な構成としてもよい。
【0024】このようなセンサ埋設フェンス部材11を
利用して組立てたセンサ埋設フェンス構造体17を図2
(e)に示す。引き出し線3は、実施例1同様に隣接す
るセンサ埋設フェンス部材11の引き出し線3とコネク
タ4を介してあるいは介さずに連結するか、家屋内の警
報監視制御装置内に適宜配線を介して接続される。
【0025】なお、図示はしないが、すでに施工されて
いる既設のフェンスの上部横桟上に、既設のフェンスと
同じ材料で形成された本発明のセンサ埋設フェンス部材
11を載置し、ネジ、ボルト等の固着部材で固定して取
り付けて利用してもよい。これにより、新たにフェンス
を施工しなくても、簡単な取付工事により、低コストで
既設フェンスをセンサ埋設フェンス構造体として利用す
ることができる。
【0026】侵入者が、このようなセンサ埋設フェンス
構造体17を乗り越えると、侵入者がセンサ10の前方
を横切ることとなるから、侵入者を検知し、検出出力を
警報監視制御装置に送り、警報信号を発生する。この警
報信号により、警報音を鳴らしたり、警備管理を委託し
ている警備会社に侵入情報を伝送することができる。
【0027】(実施例3)図3は、本発明に係るセンサ
埋設外構部材及びセンサ埋設外構構造体の実施例2を説
明する図である。この実施例2は、外構構成部材を門扉
構成部材とし、外構構造体を門扉構造体とした例であ
る。
【0028】図3(a)において、この実施例3の門扉
の左右の横框18はアーチ状に形成されている。これら
の左右の横框18の夫々の上面には、図3(b)に示す
ように、長手方向に凹溝19が形成されており、この凹
溝19内に沿って、幅広い領域検知可能なワイドタイプ
のアーチ状のセンサ20がその上面が上方に露出するよ
うに向けて埋設され、センサ埋設門扉部材21が形成さ
れている。センサ20には、実施例1同様に、検出伝送
線と電源供給線(太陽電池一体型の場合は不要)を含む
引き出し線3がセンサの端部に付設されている。
【0029】この引き出し線3は、横框18の製造時に
横框18内に埋設して一端部の側面か又は端面から引き
出すような構成となっており、この引き出し線3は、コ
ネクタ4を介してあるいは介さずに、適宜配線により屋
内の警報監視制御装置に接続されている。なお、横框1
8の側面(住居側である内側側面)にセンサが面するよ
うに埋設してもよい。
【0030】このようなセンサ埋設門扉部材21を利用
した、図3(a)に示すようなセンサ埋設門扉構造体2
2を、侵入者が乗り越えると、侵入者がセンサ20の前
方を横切ることとなるから、侵入者を検知し、検出出力
を検出伝送線により警報監視制御装置に送り、警報信号
を発生する。この警報信号により、警報音を鳴らした
り、警備管理を委託している警備会社に侵入情報を伝送
することができる。
【0031】図3(c)は、門扉の左右の取っ手23、
24の互いに対向する夫々の面にセンサ25を埋設した
例を示している。センサ25には、検出伝送線と電源供
給線(太陽電池一体型の場合は不要)を含む引き出し線
3がセンサの一端部に付設されている。このようなセン
サ埋設取っ手23、24を利用したセンサ埋設門扉構造
体22によれば、無断で門扉を開けて侵入する侵入者を
検出し、警報監視をすることができる。
【0032】(実施例4)図4は、本発明に係るセンサ
埋設外構部材及びセンサ埋設外構構造体の実施例4を説
明する図である。この実施例4は、センサを、互いに隣
接するブロックの間の目地材に埋設して、センサ埋設ブ
ロック塀を形成するものである。
【0033】実施例4では、目地に埋設されるセンサ
は、図4(a)、(b)に示すような平板状のセンサ2
6、27を利用する。このセンサ26は、図4(d)、
(e)に示すように、互いに隣接する笠置ブロック2
8、28の間の目地29内に上方に検出する面を向けて
埋設される。センサ27は、図4(d)、(e)に示す
ように、笠置ブロック28と横筋ブロック30の間の目
地31内に、検出する面を側方(住居側)に向けて配設
される。
【0034】センサ26、27は、目地の厚みがほぼ1
cm位であるから、1cm程度の厚みに形成される。そ
して、センサ26、27は、実施例1同様の検出伝送線
及び電源供給線を含む引き出し線3を両端に有する。引
き出し線3の先端にコネクタを設け、隣接して目地に埋
設されるセンサをコネクタを介して接続してもよいが、
図4(b)に示すように、予め引き出し線3を介して接
続された複数のセンサ26、27を用意して、これを利
用してもよい。
【0035】このようなセンサ26、27を利用してセ
ンサ埋設ブロック塀32を施工する場合には、図4
(d)、(e)に示すように、ブロック構造体33の上
に配設される複数の笠置ブロック28の間に、センサ2
6が上方に露出されるようにモルタルが充填され埋め込
んで目地31内に埋設する。センサ27は、その検出側
の面がブロック構造体33の内側(住居側)に露出する
ように笠置ブロック28と横筋ブロック30との間にモ
ルタルが充填されて埋設される。
【0036】引き出し線3は、図4(d)、(e)に示
されるように、目地29の間に埋設されてセンサ埋設ブ
ロック塀32内に伸設される。そして、センサ埋設ブロ
ック塀32の端部において、引き出し線3はセンサ埋設
ブロック塀32から外側に伸び、適宜配線を介して屋内
の警報監視制御装置に接続されている。
【0037】実施例4に係るセンサ埋設ブロック塀によ
れば、実施例1同様に、その上を乗り越えようとする侵
入者があれば、侵入者を検出し検出出力が検出伝送線に
より警報監視制御装置に伝送される。
【0038】なお、図5(a)に示すように、前面及び
左右両側面に検出部34’を有するセンサ34を、図5
(b)に示すように、ブロック塀の端部における上下方
向の互いに隣接するブロック36、36間の目地37に
埋設することにより、センサ埋設ブロック塀35を形成
し、その端部近辺を通過する侵入者を検出することがで
きる。
【0039】図6は、実施例1〜4に説明したようなセ
ンサ埋設外構構造体と警報監視制御装置とから成る警報
監視システム全体の一例を示す図である。実施例1〜4
に示したような、笠置ブロックセンサ、フェンス横桟セ
ンサ、門扉横框センサ、門扉取っ手センサ、目地センサ
等、各外構構造体に埋設されたセンサと屋内等に設置さ
れる警報監視制御装置の間には、電源供給線及び検出伝
送線が配設されている。
【0040】警報監視制御装置は、スイッチを介して通
常電源及び非常電源に接続され、警報制御装置及び各セ
ンサの電力を供給している。そして、制御監視装置は、
屋内等に配設された警報ベルや警報灯に接続され、さら
に場合によっては警備会社の監視装置に接続されてい
る。
【0041】このような警報監視システムにより、各セ
ンサからの検出出力は、検出伝送線を介して警報監視制
御装置に伝送され、警報ベルや警報灯を点灯したり、あ
るいは警備会社に侵入情報を伝送したりする。警報監視
システム用に通常の電源に加えて、非常用の非常電源が
設置されているから、各センサ及び警報監視制御装置
は、停電時などの非常時でも必ず動作可能な構成となっ
ている。
【0042】上記外構構成要素部材は、上記実施例1〜
4に示すような、フェンスの笠置、フェンスの横桟、ブ
ロック、ブロック間に充填される目地材、門扉の框又は
門扉の取っ手等だけでなく、フェンス、塀、門又は門扉
等の外構構造体を構成する以外に、構構成要素部材であ
れば、門の框、フェンスの柱、フェンスの縦桟、門柱、
門扉の縦桟、塀のパネル、塀の頂部の和瓦、エントラン
スポール等いろいろな構成要素部材がある。
【0043】上記実施例1〜4では、検出信号を検出線
により住宅内に配設された警報管理装置に伝送している
が、センサに検出信号発信装置を付設して、この検出信
号発信装置により、検出信号を警報管理装置に伝送する
構成としてもよい。
【0044】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて説明したが、本発明は、このような実施例の構成に
限定されることなく、上記特許請求の範囲に記載されて
いる技術的事項の範囲でいろいろな構成が考えられるこ
とは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるか
ら、 (1)構成が簡単で、外構工事の際に施工作業が簡単か
つ低コストで設置できる。 (2)従来の外構用の防犯装置のように、物々しく目立
つことがなく、侵入者にも気づかれにくいので防犯性能
が向上する。しかも、設置しても住環境イメージを悪く
することがなく、アメニティ性に優れている。 (3)従って、一般の一戸建て住宅にも簡単かつ低コス
トで導入できる、一般家庭への侵入者に対して、建物の
ドアや窓等に付設された防犯セキュリティーシステムと
ともに、二重、三重の防犯を可能とすることができる。 (4)既設のフェンスの横桟等外構部材に、同じ材料で
形成されたセンサ埋設外構部材を固定することにより、
既設の外構構造体に簡単且つ低コストで防犯機能を付与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係り、ブロック塀にブロッ
ク適用した例を説明する図である。
【図2】本発明の実施例2に係り、フェンスの横桟に適
用した例を説明する図である。
【図3】本発明の実施例3に係り、門扉の横框に適用し
た例を説明する図である。
【図4】本発明の実施例4に係り、ブロック塀の目地に
適用した例を説明する図である。
【図5】本発明の実施例4に係り、ブロック塀の目地に
適用した別の例を説明する図である。
【図6】本発明のセンサを利用した防犯監視システム全
体を説明する図である。
【符号の説明】
1 センサ埋設笠置ブロック 2、10、14、15、16、20、25、26、2
7、34 センサ 3 引き出し線 4 コネクタ 5、32、35 センサ埋設ブロック塀 7 センサ埋設横筋ブロック 8 フェンスの横桟 11 センサ埋設フェンス部材 17 センサ埋設フェンス構造体 18 (門扉の)横框 21 センサ埋設門扉部材 22 センサ埋設門扉構造体 23、24 取っ手 28 笠置ブロック 29、31、37 目地
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 17/14 E06B 11/02 G08B 13/00 G08B 19/00 - 21/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック構造体の最上段に、センサ埋
    設笠置ブロックが固定されて成る外構構造体であるセン
    サ埋設ブロック塀であって、 上記センサ埋設笠置ブロックは、上記笠置ブロックの上
    面の埋め込み用凹部に、センサがその検出側の面が上方
    に露出するように埋設され、上記センサには引き出し線
    が上記笠置ブロックの端面から引き出されるように付設
    されており、 横方向に隣接するセンサ埋設笠置ブロックの引き出し線
    は互いにコネクタを介して接続され、 上記センサ埋設ブロック塀の長手方向端部に引き出され
    る引き出し線は、配線を介して警報監視制御装置に結合
    され、 上記センサは、該センサを横切る侵入者を検出し、該検
    出出力を上記警報監視制御装置に伝送し、警報信号を発
    生することを特徴とする外構構造体であるセンサ埋設ブ
    ロック塀。
  2. 【請求項2】 センサ埋設フェンス部材が組み立てら
    れて成る外構構造体であるセンサ埋設フェンス構造体で
    あって、 上記センサ埋設フェンス部材は、フェンスの上部横桟上
    に載置し固着部材で固定して取り付けられるものであ
    り、上記フェンスと同じ材料で形成され、長手方向に形
    成された凹溝内にセンサが、その検出側の面が上方に向
    くように埋設されて形成されており、 上記センサの端部に引き出し線が付設され、該引き出し
    線が上記フェンスの上部横桟内に埋設され端部から引き
    出されており、 隣接するセンサ埋設フェンス部材の上記引き出し線は互
    いにコネクタを介して結線され、警報監視制御装置に配
    線を介して結合され、 上記センサは、該センサを横切る侵入者を検出し、該検
    出出力を上記警報監視制御装置に送り、警報信号を発生
    することを特徴とする外構構造体であるフェンス構造
    体。
  3. 【請求項3】 ブロック構造体の上に配設される複数
    の笠置ブロックの間の目地内にセンサが埋設して成る外
    構構造体であるセンサ埋設ブロック塀であって、 上記センサは、平板状のセンサであり、互いに隣接する
    笠置ブロックの間の目地内に上方に検出する面を向けて
    露出されるように埋設されるセンサと、互いに隣接する
    笠置ブロックの間の目地内に住居側に検出する面を向け
    て露出されるように埋設されるセンサとが配設され、 上記センサの両端には引き出し線を有し、該引き出し線
    は、コネクタを介して隣接して目地に埋設されるセンサ
    と接続され、上記センサ埋設ブロック塀から外側に伸
    び、配線を介して警報監視制御装置に接続されており、 上記センサは、該センサを横切る侵入者を検出し、該検
    出出力を上記警報監視制御装置に送り、警報信号を発生
    することを特徴とする外構構造体であるセンサ埋設ブロ
    ック塀。
  4. 【請求項4】 外構構造体であるセンサ埋設ブロック
    塀を構成する要素となり、ブロック構造体の最上段に固
    定されるセンサ埋設笠置ブロックであって、 上記センサ
    埋設笠置ブロックは、上記笠置ブロックの上面の埋め込
    み用凹部に、センサがその検出側の面が上方に露出する
    ように埋設され、 上記センサには引き出し線が上記笠置ブロックの端面か
    ら引き出されるように付設されており、 該引き出し線は、横方向に隣接するセンサ埋設笠置ブロ
    ックの引き出し線と、コネクタを介して接続され、配線
    を介して警報監視制御装置に結合され、 上記センサは、該センサを横切る侵入者を検出し、該検
    出出力を上記警報監視制御装置に伝送し、警報信号を発
    生することを特徴とするセンサ埋設笠置ブロック。
  5. 【請求項5】 外構構造体であるセンサ埋設フェンス
    構造体を構成する要素となるセンサ埋設フェンス部材で
    あって、上記センサ埋設フェンス部材は、フェンスの上部横桟上
    に載置し固着部材で固定して取り付けられるものであ
    り、上記フェンスと同じ材料で形成され、長手方向に形
    成された凹溝内にセンサが、その検出側の面が上方に向
    くように埋設されて形成されており、 上記センサの端部に引き出し線が付設され、 該引き出し線は、上記フェンスの上部横桟内に埋設され
    端部から引き出されて おり、隣接するセンサ埋設フェン
    ス部材の引き出し線と、コネクタを介して結線され、警
    報監視制御装置に配線を介して結合されるものであり、 上記センサは、該センサを横切る侵入者を検出し、該検
    出出力を上記警報監視制御装置に送り、警報信号を発生
    するものであることを特徴とするセンサ埋設フェンス部
    材。
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