JP3348016B2 - 飼料の殺菌方法および殺菌装置 - Google Patents

飼料の殺菌方法および殺菌装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛、豚、鶏等の家
畜飼料(家畜飼料の原料または家畜飼料製品を含む)を
汚染しているサルモネラ菌、その他の有害菌(たとえ
ば、病原菌大腸菌0−157)の殺菌方法および殺菌装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術]牛、豚、鶏等の家畜飼料、
たとえば肉骨粉は肉加工工場から発生する肉片、肉屑、
骨付き肉片等を加熱処理した後に粉砕して製造するが、
この肉骨粉は、魚粉やフィッシュソリュブルと同様に、
非常に豊かな栄養源であるために、製造後においても各
種の微生物の汚染を受け、特に、サルモネラ菌、その他
の有害菌による汚染が問題になっている。 【0003】なお、肉類や卵等の畜産食品がサルモネラ
菌、その他の有害菌で汚染されるのは、屠殺前の家畜の
腸や糞尿に存在するサルモネラ菌、その他の有害菌が、
屠殺後に肉類や卵等が接する機会が多いことによるが、
その他に、生肉、生卵等の畜産食品は料理されるまで
に、加熱処理が行われることがなく、サルモネラ菌、そ
の他の有害菌への対応としては、水洗と冷蔵に依存して
いるために、対策として不充分であるといわれている。
【0004】しかし、最近の調査によると、肉類や卵等
の畜産食品のサルモネラ菌、その他の有害菌による汚染
問題として、家畜に提供される飼料の汚染が原因として
指摘されている。すなわち、動物性蛋白源である肉骨粉
や魚粉等の家畜飼料の製造工程においては、特別な殺菌
処理工程がないために、飼料は製造工程でサルモネラ
菌、その他の有害菌によって汚染された状態で、そのま
ま出荷され種々の問題を発生させている。
【0005】農林水産省肥飼料検査所が1786検体の
家畜飼料についてサルモネラ菌による汚染度を検査した
ところ、サルモネラ陽性率が18.0%(321検体)
であったと報告されており、その内訳としては、肉粉5
4%、肉骨粉24.9%、動物性蛋白混合物34.6
%、魚粉13.6%、家禽処理副産物14.3%、フェ
ザーミール8.2%、その他5.3%であって、肉粉や
肉骨粉等の動物性蛋白飼料の汚染率が高いことが実証さ
れた。
【0006】したがって、家畜飼料は加工工場に入荷さ
れるときに既にサルモネラ菌、その他の有害菌で汚染さ
れていることが多いために、飼料製造業界では家畜飼料
の殺菌が重要な問題になりつつあり、家畜飼料の適切な
殺菌方法と殺菌装置が切望されている。
【0007】従来、家畜飼料のサルモネラ菌、その他の
有害菌の殺菌方法としては、物理的殺菌方法と化学的方
法があって、前者としては加熱空気または放射線照射に
よる殺菌等もあるが、これらの方法は家畜飼料の栄養成
分を熱によって変成する欠点があり、また、後者として
は、殺菌剤の添加またはプロピオン酸や蟻酸等の有機酸
の添加等があるが、殺菌剤の添加は家畜やこれを摂取す
る人間に全く無害であるといい切れない問題があり、有
機酸の添加は殺菌効果、費用、味覚等に難点がある。
【0008】家畜飼料のサルモネラ菌、その他の有害菌
の殺菌装置としては、気流式殺菌装置、高速攪拌式殺菌
装置、タワー式殺菌装置等があるが、家畜飼料のサルモ
ネラ菌の殺菌条件に適合しないもの、家畜飼料に対して
殺菌能力の低いものが多く、適切な家畜飼料の殺菌装置
はなかった。
【0009】特に、家畜飼料を殺菌装置内に単に充填し
て形成した飼料層に蒸気を供給して殺菌を行う場合に
は、飼料層が厚いために、蒸気が飼料層の全体に達せず
に殺菌力の低いものが多く、さらに、蒸気ドレーンの排
出に努力しても、蒸気ドレーンが飼料層中に残留するこ
とは避けられず、どうしても家畜飼料がべと付くという
欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家畜飼料を
汚染しているサルモネラ菌、その他の有害菌の殺菌方法
および殺菌装置に関するもので、サルモネラ菌、その他
の有害菌の殺菌能力を高めて、効率よく殺菌を行うこと
に目的がある。
【0011】また、本発明は、家畜飼料を汚染している
サルモネラ菌、その他の有害菌を蒸気によって殺菌する
際に、家畜飼料と蒸気ドレーンとの接触を極力さけると
ともに、蒸気ドレーンを速やかに排出して、家畜飼料の
べと付きを防止することに目的がある。
【0012】さらに、本発明は、家畜飼料の種類やサル
モネラ菌、その他の有害菌による汚染度等に応じて、家
畜飼料を供給するコンベヤーの搬送手段の速度、家畜飼
料の層厚、蒸気供給条件、接触時間や温度等を変化させ
て、最適な家畜飼料の殺菌を行うことに目的がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、家畜飼料の殺
菌方法に関するもので、サルモネラ菌、その他の有害菌
で汚染された家畜飼料を、コンベヤーの搬送手段に層厚
80〜120mmの状態で供給し、2〜3kg/cm2
で供給する蒸気と4〜6分間接触させて、家畜飼料を8
0〜130度Cに加熱することによって、家畜飼料の成
分を変成することなくサルモネラ菌、その他の有害菌を
殺菌することに特徴がある。
【0014】また、本発明は、家畜飼料の殺菌装置に関
するもので、圧力型殺菌缶内にコンベヤーの搬送手段を
多段に配設し、この圧力型殺菌缶に、サルモネラ菌、そ
の他の有害菌で汚染された家畜飼料の供給機構とサルモ
ネラ菌、その他の有害菌を殺菌した家畜飼料の搬出機構
と蒸気を2〜3kg/cm2 で圧入する蒸気供給管と蒸
気ドレン排出管とを接続したことに特徴がある。
【0015】さらに、本発明は、前述した家畜飼料の殺
菌装置において、サルモネラ菌、その他の有害菌で汚染
された家畜飼料の供給機構として、エアーシリンダーで
または油圧作動するバルブを付設した上部耐圧式供給フ
ィーダーを圧力型殺菌缶に接続し、さらに、サルモネラ
菌、その他の有害菌を殺菌した家畜飼料の搬出機構とし
て、エアーシリンダーまたは油圧で作動するバルブを付
設した下部耐圧式供給フィーダーを圧力型殺菌缶に接続
してことに特徴がある。
【0016】
【発明の実施態様】本発明の一例を、図1に従って説明
すると、先ず、サルモネラ菌、その他の有害菌で汚染さ
れた家畜飼料を、圧力型殺菌缶1の前段に設けた上部耐
圧式供給フィーダー2に投入口3より供給し、モーター
4によって回転するスクリュー羽根5によって家畜飼料
を耐圧式供給フィーダー2内を圧送して行き、耐圧式供
給フィーダー2より家畜飼料を殺菌缶1内に供給する。
【0017】なお、圧密した家畜飼料を殺菌缶1内に供
給するについては、上部耐圧式供給フィーダー2に付設
したエアーシリンダー6に連結したコーンバルブ7を前
後動を変更して、家畜飼料の圧力殺菌缶1への供給量を
殺菌処理目的に応じて調節してもよく、また、このシリ
ンダー6に代えて油圧機構(図示せず)を設けてもよ
い。
【0018】なお、家畜飼料を殺菌缶1内に供給する前
(殺菌処理開始前の空運転時)、予め、殺菌缶1内に蒸
気を供給して殺菌缶1を予備加熱しておくと殺菌効率や
運転効率を高めることが可能で、たとえば、前述したコ
ーンバルブ7によって殺菌缶1を閉鎖状態にして蒸気を
吹き込んで、殺菌缶1内の壁面、コンベヤー9、缶内温
度を殺菌処理に適した状態に設定し、また、耐圧式供給
フィーダー2の閉鎖状態を保持したままで殺菌缶1内に
発生した蒸気ドレーンを外部へ除去して、乾いた状態を
維持して飼料原料の殺菌処理を開始するとよい。
【0019】殺菌缶1に搬送する家畜飼料は、殺菌缶1
の入り口8に近い上段コンベヤー9aに供給し、以後、
多段に設置した中段コンベヤー9b、下段コンベヤー9
cに順次搬送して行くが、この際に、殺菌缶1に接続し
ている蒸気管10より家畜飼料に対して、蒸気を吹き込
んで連続的に加熱して、サルモネラ菌、その他の有害菌
の殺菌を行う。
【0020】サルモネラ菌、その他の有害菌を殺菌した
家畜飼料は、下段コンベヤー9cより落下口11より下
部耐圧式供給フィーダ12に落下させ、モーター14に
よって回転するスクリュー羽根15によって家畜飼料を
圧送して行き、搬出管13から外部に搬出して貯留し、
同時に家畜飼料の殺菌に使用した蒸気は液化して蒸気ド
レンとして殺菌缶1の底部に流下させ、殺菌した家畜飼
料と接触させないように、殺菌缶1に接続した蒸気ドレ
ン排出管18より外部に速やかに廃棄する。
【0021】なお、下部耐圧式供給フィーダー12内の
家畜飼料を搬出管13から外部に搬出するについては、
下部耐圧式供給フィーダー12に付設したエアーシリン
ダー16に連結したコーンバルブ17の前後動を変更し
て、家畜飼料の搬出量を調節してもよく、また、このシ
リンダー6に代えて油圧機構(図示せず)を設けてもよ
い。
【0022】殺菌缶1の各コンベヤー9に供給する家畜
飼料の層厚は80〜120mmにすることを要し、家畜
飼料の層厚を80mm未満であると、蒸気が家畜飼料の
中まで通ってサルモネラ菌、その他の有害菌の殺菌効果
は高まるが、家畜飼料の殺菌処理量が低下して能率が悪
くなるので不適当であり、また、家畜飼料の層厚が12
0mmを超えると、蒸気が家畜飼料の中まで通らず、サ
ルモネラ菌、その他の有害菌の殺菌効果は低下するので
不適当である。
【0023】殺菌缶1の各コンベヤー9を搬送している
家畜飼料を殺菌するために吹き込む蒸気は、2〜3kg
/cm2 の範囲の条件で供給することを要し、蒸気が2
kg/cm2 未満であると、家畜飼料へのドレン付着が
増加し、また、家畜飼料の搬出直後の瞬時再蒸による水
分発散が弱い等の点で不都合であり、また、蒸気が3k
g/cm2を超えると、機器の耐圧強度が更に要求され
る割には殺菌効果が変わらず不得策である。
【0024】殺菌缶1内における家畜飼料と蒸気との接
触時間は4〜6分間にすることを要し、接触時間が4分
未満であると、蒸気による家畜飼料のサルモネラ菌、そ
の他の有害菌の殺菌効果不充分となるので不適当であ
り、また、接触時間が6分を超えると、過剰ドレンが付
着して家畜飼料にべと付きが生じて、再度、乾燥をする
工程が必要となる等の不都合を生じる。
【0025】蒸気による殺菌温度は80〜120度Cに
することを要し、殺菌温度が80度C未満であると、接
触時間が急激に増加し、家畜飼料の殺菌が不十分であ
り、また、120度Cを超えると、家畜飼料の含有成分
の変成等が起こるので不適当である。
【0026】家畜飼料に対する殺菌時間は3分〜8分に
することを要し、殺菌時間が3分未満であると、家畜飼
料に対する殺菌が不十分であり、また、殺菌時間が8分
を超えると、家畜飼料の栄養成分が変成する恐れがある
ので不適当である。
【0027】殺菌缶1は耐圧圧力型であって、その直径
が1350〜3000mm、長さは3500〜6000
0mmのものを使用するとよく、また、殺菌缶1内に配
置するコンベヤー9は、幅200〜2000mm、長さ
2800〜4800mmのものを、3〜5段に多段にし
て使用するとよく、さらに、コンベヤー9の速度は1.
2〜3.6m/minが適当である。
【0028】また、殺菌缶1への家畜飼料の供給を効率
的に行うには、殺菌缶1の家畜飼料の供給側に、スクリ
ュー羽根5を付設した上部耐圧式供給フィーダー2を付
設するとよく、さらに、殺菌缶1からの家畜飼料の搬出
を効率的に行うには、殺菌缶1の家畜飼料の搬出側に、
スクリュー羽根15を付設した下部耐圧式供給フィーダ
ー12を付設するとよいが、これらの上部耐圧式供給フ
ィーダー2と下部耐圧式供給フィーダー12は必ずしも
設けずに、殺菌缶1にロータリー・ロッカー・バルブ等
の開閉蓋(図示せず)を設けてもかまわない。
【0029】前述した家畜飼料の層厚、コンベヤーの段
数と速度、家畜飼料の供給量、殺菌用蒸気の供給量、家
畜飼料と蒸気との接触時間、家畜飼料に対する殺菌温度
等の条件は、家畜飼料の種類、汚染細菌の種類と汚染
度、殺菌目的等に応じて適宜決定すればよい。
【0030】
【実施例1】図1に示すような、上部耐圧式供給フィー
ダーと下部耐圧式供給フィーダーとを付設した殺菌缶
(直径500mm、直胴部2330mm)内に、コンベ
ヤー(長さ1750mm、幅150mm)を上下3段に
配置するとともに、殺菌缶内に飽和蒸気を2kg/cm
2 の条件で吹き込んで殺菌缶内を120度Cに予備加熱
をした。
【0031】次いで、上段、中段および下段のコンベヤ
ーを1.4/minの速度で駆動して、上部耐圧式供給
フィーダーから投入(700〜800kg/h)したサ
ルモネラ菌で予め汚染させた肉骨粉(ミートボンミー
ル)を、上段、中段および下段のコンベヤーの順に供給
し、その際に、肉骨粉の層厚、殺菌缶内に吹き込むの蒸
気供給量、肉骨粉と蒸気との接触時間、肉骨粉の殺菌温
度を下記のように変化させて肉骨粉の殺菌処理を行い、
殺菌缶の下部耐圧式供給フィーダーから搬出する肉骨粉
のサルモネラ菌の殺菌状態を調べた。
【0032】 肉骨粉の層厚 50mm 80mm 100mm 120mm 150mm 蒸気供給量 1kg/cm2 + + ++ ++ ++ 2kg/cm2 − − − − + 接触時間 2分間 + + ++ ++ ++ 5分間 −− − − − + 殺菌温度 70度C + + ++ ++ ++ 100度C −− − − − ++ 120度C −− − − − + * 「−」はサルモネラ菌について陰性であることを示す。 * 「−−」はサルモネラ菌について陰性であるが、殺菌処理量 が少ないことを示す。 * 「+」はサルモネラ菌について陽性であることを示す。 * 「++」はサルモネラ菌について陽性であり、飼料として 使用できないことを示す。
【0033】
【実施例2】前述した実施例1で述べた本発明の殺菌方
法と殺菌装置でサルモネラ菌の殺菌処理を行った肉骨粉
のうち、「−」を示したサルモネラ菌が陰性である肉骨
粉について、含水率を調べたところ、15%であってべ
と付きが認められなかった。また、従来装置として、前
述の実施例1で使用した圧力型殺菌缶とは構造が相違す
るが、一般に販売されている大気圧(常圧)パドル型殺
菌機は、多段式のコンベヤーを装填するのではなく、パ
ドル(回転羽根板)式のコンベヤーを付設した機種で、
この殺菌缶内に飽和蒸気を2kg/cm2 吹き込ん
で、さらに、殺菌缶のジャケットの間接加熱で90度C
に予備加熱をしておき、次いで、大気圧殺菌缶の供給管
からサルモネラ菌で予め汚染させた肉骨粉(60kg)
を充填して充填率40%の肉骨粉層を形成し、5分間接
触させて95度Cに加熱して殺菌を行ったところ、大気
殺菌缶から搬出されてくる肉骨粉のサルモネラ菌は死
滅せずに陽性であり、さらに、この処理を行った肉骨粉
の含水率は30%以上であって、べと付きが認められ
た。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、サルモネラ菌、その他
の有害菌で汚染している家畜飼料を成分を変成させるこ
となく、殺菌することが可能であって、従来の場合に比
較して、その殺菌能力を3〜4倍向上でき、歩留も2〜
3倍向上させることができるという優れた効果を達成す
ることができる。
【0035】また、本発明によると、家畜飼料を汚染し
ているサルモネラ菌、その他の有害菌を蒸気によって殺
菌する際に、家畜飼料と蒸気ドレンとの接触を極力さけ
て速やかに排出することが可能であって、従来の場合に
比較して、家畜飼料の含水率を5〜10%低減でき、家
畜飼料のべと付きを防止できるという利点がある。
【0036】さらに、本発明によると、家畜飼料の種類
やサルモネラ菌、その他の有害菌による汚染度等の条件
に応じて、家畜飼料を供給するコンベヤーの搬送手段の
速度、家畜飼料の層厚、蒸気供給量、蒸気との接触時
間、蒸気による加熱温度等を変化させて、最適な家畜飼
料の殺菌を行って高品質の家畜飼料を得ることができる
メリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】サルモネラ菌等によって汚染された家畜飼料の
殺菌装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧力型殺菌缶 2 上部耐圧式供給フィーダー 3 投入口 4 モーター 5 スクリュー羽根 6 エアーシリンダー 7 コーンバルブ 8 入り口 9 コンベヤー 10 蒸気管 11 落下口 12 下部圧式供給フィーダ 13 搬出管 14 モーター 15 スクリュー羽根 16 エアーシリンダー 17 コーンバルブ 18 蒸気ドレン排出管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サルモネラ菌、その他の有害菌で汚染さ
    れた家畜飼料を、コンベヤーの搬送手段に層厚80〜1
    20mmの状態で供給し、2〜3kg/cm2 で供給す
    る蒸気と4〜6分間接触させて、家畜飼料を80〜13
    0度Cに加熱することによって、家畜飼料の成分を変成
    することなくサルモネラ菌、その他の有害菌を殺菌する
    飼料の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 圧力型殺菌缶に、サルモネラ菌、その他
    の有害菌で汚染された家畜飼料の供給機構としてエアー
    シリンダーまたは油圧で作動するバルブを付設した上部
    耐圧式供給フィーダーに接続するとともに、サルモネラ
    菌、その他の有害菌を殺菌した家畜飼料の搬出機構とし
    てエアーシリンダーまたは油圧で作動するバルブを付設
    した下部耐圧式供給フィーダーを接続して圧力型殺菌缶
    内を耐圧密閉状態に構成し、また、圧力型殺菌缶に、
    気を2〜3kg/cm2 で圧入する蒸気供給管と蒸気ド
    レン排出管とを接続し、さらに、圧力型殺菌缶内に
    1.2〜3.6m/minの速度で駆動するコンベヤー
    の搬送手段を多段に配設して、サルモネラ菌、その他の
    有害菌で汚染された家畜飼料を層厚80〜120mmの
    状態で搬送して蒸気と4〜6分間接触させて家畜飼料を
    80〜130度Cで加熱細菌処理を行う飼料の殺菌装
    置。
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