JP2000237286A - 家畜飼料の殺菌装置 - Google Patents

家畜飼料の殺菌装置

Info

Publication number
JP2000237286A
JP2000237286A JP11048263A JP4826399A JP2000237286A JP 2000237286 A JP2000237286 A JP 2000237286A JP 11048263 A JP11048263 A JP 11048263A JP 4826399 A JP4826399 A JP 4826399A JP 2000237286 A JP2000237286 A JP 2000237286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
livestock feed
pressurized
paddle
sterilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11048263A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunifumi Hiroshima
國史 広嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINMEI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHINMEI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINMEI SEISAKUSHO KK filed Critical SHINMEI SEISAKUSHO KK
Priority to JP11048263A priority Critical patent/JP2000237286A/ja
Publication of JP2000237286A publication Critical patent/JP2000237286A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サルモネラ菌等で汚染した家畜飼料を成分を
変性することなく、効率よく、簡単な機構で、安価な殺
菌装置を提供する。殺菌を行う際に、家畜飼料と蒸気ド
レーンとの接触を極力避けて家畜飼料のべと付きを防止
する。 【手段】加圧式パドル型殺菌機の上部側および下部側に
耐圧式スクリユー・プレスを連設し、加圧式パドル型殺
菌機内に過熱蒸気を1.2〜3kg/cm2を吹き込ん
で、上部側の耐圧式スクリユー・プレスより加圧式パド
ル型殺菌機内に供給した家畜飼料と2〜6分間接触させ
て、70〜130℃の温度に過熱することによって家蓄
飼料の成分を変成することなくサルモネラ菌、その他の
有害菌を殺菌する家蓄飼料の殺菌装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛、豚、鶏等の家
畜飼料(家畜飼料の原料または家畜飼料製品を含む)を
汚染しているサルモネラ菌、その他の有害菌(たとえ
ば、病原菌大腸菌0−157)の殺菌装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】牛、豚、鶏等の家畜飼料、たとえば肉骨
粉は肉加工工場から発生する肉片、肉屑、骨付き肉片等
を加熱処理した後に粉砕して製造するが、この肉骨粉
は、魚粉やフィッシュソリュブルと同様に、非常に豊か
な栄養源であるために、製造後においても各種の微生物
の汚染を受け、特に、サルモネラ菌、その他の有害菌に
よる汚染が問題になっている。
【0003】なお、肉類や卵等の畜産食品がサルモネラ
菌、その他の有害菌で汚染されるのは、屠殺前の家畜の
腸や糞尿に存在するサルモネラ菌、その他の有害菌が、
屠殺後に肉類や卵等が接する機会が多いことによるが、
その他に、生肉、生卵等の畜産食品は料理されるまで
に、加熱処理が行われることがなく、サルモネラ菌、そ
の他の有害菌への対応としては、水洗と冷蔵に依存して
いるために、対策として不充分であるといわれている。
【0004】しかし、最近の調査によると、肉類や卵等
の畜産食品のサルモネラ菌、その他の有害菌による汚染
問題として、家畜に提供される飼料の汚染が原因として
指摘されている。すなわち、動物性蛋白源である肉骨粉
や魚粉等の家畜飼料の製造工程においては、特別な殺菌
処理工程がないために、飼料は製造工程でサルモネラ
菌、その他の有害菌によって汚染された状態で、そのま
ま出荷され種々の問題を発生させている。
【0005】農林水産省肥飼料検査所が1786検体の
家畜飼料についてサルモネラ菌による汚染度を検査した
ところ、サルモネラ陽性率が18.0%(321検体)
であったと報告されており、その内訳としては、肉粉5
4%、肉骨粉24.9%、動物性蛋白混合物34.6
%、魚粉13.6%、家禽処理副産物14.3%、フェ
ザーミール8.2%、その他5.3%であって、肉粉や
肉骨粉等の動物性蛋白飼料の汚染率が高いことが実証さ
れた。
【0006】したがって、家畜飼料は加工工場に入荷さ
れるときに既にサルモネラ菌、その他の有害菌で汚染さ
れていることが多いために、飼料製造業界では家畜飼料
の殺菌が重要な問題になりつつあり、家畜飼料の適切な
殺菌装置が切望されている。
【0007】従来、家畜飼料のサルモネラ菌、その他の
有害菌の殺菌方法としては、物理的殺菌方法と化学的方
法があって、前者としては加熱空気または放射線照射に
よる殺菌等がもあるが、これらの方法は家畜飼料の栄養
成分を熱によって変成する欠点があり、また、後者とし
ては、殺菌剤の添加またはプロピオン酸や蟻酸等の有機
酸の添加等があるが、殺菌剤の添加は家畜やこれを摂取
する人間に全く無害であるといい切れない問題があり、
有機酸の添加は殺菌効果、費用、味覚等に難点がある。
【0008】 家畜飼料のサルモネラ菌、その他の有害
菌の殺菌装置としては、気流式殺菌装置、高速撹拌式殺
菌装置、タワー式殺菌装置等があるが、家畜飼料のサル
モネラ菌の殺菌条件に適合しないもの、家畜飼料に対し
て殺菌能力の低いものが多く、適切な家畜飼料の殺菌装
置はなかった。
【0009】特に、家畜飼料を殺菌装置内に単に充填し
て形成した家畜飼料層に蒸気を供給して殺菌を行う場合
には、家畜飼料層が厚いために、蒸気が家畜飼料層の全
体に達せずに殺菌力の低いものが多く、さらに、蒸気ド
レンの排出に努力しても、蒸気ドレンが家畜飼料層中に
残留することは避けられず、どうしても家畜飼料がべと
付くという欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家畜飼料を
汚染しているサルモネラ菌、その他の有害菌の殺菌装置
に関するもので、サルモネラ菌、その他の有害菌に対す
る殺菌能力が高く、効率よく殺菌を行うことができる簡
単な構造の家畜飼料の殺菌装置を提供することに目的が
ある。
【0011】また、本発明は、家畜飼料を汚染している
サルモネラ菌、その他の有害菌を蒸気によって殺菌する
際に、家畜飼料と蒸気ドレンとの接触を極力さけるとと
もに、蒸気ドレンを速やかに排出して、家畜飼料のべと
付きを防止することに目的がある。
【0012】さらに、本発明は、家畜飼料の性状や菌の
汚染状態に応じて、耐圧式スクリユー・プレスを連設し
た加圧式パドル型殺菌機殺菌機を二機以上並列ま直列に
配列し、家畜飼料を供給する速度、家畜飼料への蒸気供
給条件、接触滞留時間や温度等を調整させて、最適な家
畜飼料の殺菌を行うことに目的がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明は、家蓄飼料の
殺菌装置に関するものであり、加圧式パドル型殺菌機の
上部側および下部側に耐圧式スクリユー・プレスを連設
し、加圧式パドル型殺菌機内に過熱蒸気(170〜18
0℃)を1.2〜3kg/cm2吹き込んで、上部側の
耐圧式スクリユー・プレスより加圧式パドル型殺菌機内
に供給した家畜飼料と2〜6分間接触させて、70〜1
30℃の温度に過熱することによって家蓄飼料の成分を
変成することなくサルモネラ菌、その他の有害菌を効率
よく殺菌することに特徴がある。
【0014】また、本発明は、前述した家蓄飼料の殺菌
装置において、家畜飼料の性状、菌の汚染状態、殺菌目
的等に応じて、上部側および下部側に耐圧式スクリユー
・プレスを連設した加圧式パドル型殺菌機殺菌機を並列
ま直列に複数配列して加圧式パドル型殺菌機殺菌機内の
家畜飼料の殺菌条件を調整して、種種の家蓄飼料につい
て、その成分を変成することなくサルモネラ菌、その他
の有害菌を効率よく殺菌することに特徴がある。
【0015】
【発明の実施態様】本発明の家蓄飼料の殺菌装置の一例
を、図1に従って説明すると、菌で汚染された家畜飼料
を殺菌する加圧式パドル型殺菌機1の上部側に上部耐圧
式スクリュー・プレス2を連設するとともに、加圧式パ
ドル型殺菌機1の下部側に下部耐圧式スクリュー・プレ
ス3を連設し、上部耐圧式スクリュー・プレス2と下部
耐圧式スクリュー・プレス3の内部には、モーター4と
モーター14によって回転する送り羽根5と送り羽根1
5を付設する。
【0016】上部耐圧式スクリュー・プレス2と下部耐
圧式スクリュー・プレス3の送入側には家畜飼料の投入
口6と入口16を設け、その送出側にはコーン・バルブ
8とコーン・バルブ18を設けるが、このコーン・バル
ブ8とコーン・バルブ18は油圧シリンダー7と油圧シ
リンダー17に連結して先瑞に押さえ機構、すなわち、
搬送する家畜飼料自身で耐圧シールを形成ずるマテリア
ル・シール機能を具備している。
【0017】加圧式パドル型殺菌機1の内部には、複数
枚のバドル9を間隔を置いて取り付けた回転軸10を取
り付けて、この回転軸10をプリー24によって回転し
て、加圧式パドル型殺菌機1内に供給した家畜飼料を入
口12から落下口19に搬送するように構成し、さら
に、加圧式パドル型殺菌機1には、蒸気減圧ユニット2
2を付設した蒸気配管23を連通して、加圧式パドル型
殺菌機1内に供給した蒸気によって家畜飼料を70〜1
30℃の温度に過熱するように構成するとともに、加圧
式パドル型殺菌機1には、蒸気安全弁24と圧力計20
を付設する。
【0018】サルモネラ菌、その他の有害菌で汚染ざれ
た家畜飼料は、投入口6より上部耐圧式スクリュー・プ
レス2内に投入し、モーター4によって回転する送り羽
根5で家畜飼料をコーン・バルブ8に圧送して行くが、
コーン・バルブ8は油圧シリンダー7に連結して押さえ
機構になっており、家畜飼料の圧送力が一定以上になる
とコーン・バルブ8は押圧されて開口し、所定量の家畜
飼料を上部耐圧式スクリュー・プレス2の出口11より
加圧式パドル型殺菌機1の入口13に充填する。
【0019】加圧式パドル型殺菌機1内に充填した家畜
飼料は、回転軸10に間隔を置いて取り付けた複数枚の
パドル9の回転によって、加圧式パドル型殺菌機1内を
入口13から落下口19に順次搬送して行くが、この際
に、蒸気配管23より加圧式パドル型殺菌機1内に加熱
蒸気を1.2〜3kg/cm2吹き込んで、家畜飼料と
2〜6分間接触させて、家畜飼料を70〜130℃の温
度に過熱することによって家蓄飼料の成分を変成するこ
となくサルモネラ菌、その他の有害菌の殺菌を行う。
【0020】サルモネラ菌、その他の有害菌を殺菌した
家畜飼料は、加圧式パドル型殺菌機1の落下口19より
下部耐圧式供給フィーダ3の受口16に充填し、モータ
ー14によって回転する送り羽根15によって家畜飼料
を圧送して行くが、コーン・バルブ18は油圧シリンダ
ー17に連結して押さえ機構になっており、家畜飼料の
圧送力が一定以上になるとコーン・バルブ18は押圧さ
れて開口し、所定量の殺菌した家畜飼料を下部耐圧式ス
クリュー・プレス3の搬出口21よから外部に移送して
貯留する。
【0021】同時に家畜飼料の殺菌に使用した蒸気は液
化してドレンとして加圧式パドル型殺菌機1の底部に流
下させ、殺菌した家畜飼料と接触させないように、加圧
式パドル型殺菌機1より外部に速やかに廃棄する。
【0022】なお、コーン・バルブ8とコーン・バルブ
18には、油圧装置25によって作動する油圧シリンダ
ー7と油圧シリンダー17に連結しているが、油圧シリ
ンダー7と油圧シリンダー17代えてエアーシリンダー
や機械的なスプリング機構(図示せず)を使用して家畜
飼料の圧送量を調節してもよい。
【0023】なお、家畜飼料を加圧式バドル型殺菌機1
で加熱蒸気を吹き込んで殺菌する前に(殺菌処理開始前
の空運転時)、予め加圧式バドル型殺菌機1内に加熱蒸
気を吹き込んで予備加熱して、加圧式バドル型殺菌機1
の内面やバドル9を殺菌処理に適した温度にするととも
に、殺菌に使用して加圧式バドル型殺菌機1内に残留し
ている蒸気ドレーンを乾燥させて家畜飼料の濡れを防い
で、家畜飼料の殺菌効率や運転効率を高めてもよく、こ
の場合には、前述したコーン・バルブ8とコーン・バル
ブ18によって上部耐圧式スクリュー・プレス2と下部
耐圧式スクリュー・プレス3を閉じることによって、加
圧式バドル型殺菌機1を閉鎖状態にすればよい。
【0024】加圧式パドル型殺菌機1内に供給する加熱
蒸気は1.2〜3kg/cm2にする必要があり、蒸気
が1.2kg/cm2未満であると家畜飼料へのドレン
付着が増加し、また、家畜飼料の排出直後の瞬時再蒸に
よる水分発散が悪く、粉体性状が悪化するので不適当で
あり、また、3kg/cm2を超えると装置の耐圧強度
を更に求められて装置コストが高くなるばかりで、それ
ほど殺菌効果が上がらないので不適当である。
【0025】加圧式パドル型殺菌機1内における家畜飼
料と加熱蒸気の接触時間は2〜6分間にする必要があ
り、2分間未満であると蒸気によるサルモネラ菌等の殺
菌殺菌効果が不充分となるので不適当であり、また、6
分間を超えると家畜飼料に過剰ドレンが付着してべと付
が生じ、粉体性状が悪化するために不適当である。
【0026】加圧式パドル型殺菌機1内における家畜飼
料にたいする加熱温度は70〜130℃にする必要があ
り、70℃未満であると加熱が不充分になり殺菌効果が
悪くなるので不適当であり、また、130℃を超えると
サルモネラ菌等の殺菌殺菌効果は高まるが、家畜飼料の
含有成分が変性するので不適当である。
【0027】加圧式パドル型殺菌機1は、その直径が1
350〜3000mm、長さは3500〜60000m
mのものを使用するとよく、複数枚のバドル9を間隔を
置いて取り付けた回転軸10の回転速度は1.2〜3.
0m/minが適当であり、また、加圧式パドル型殺菌
機1に連通する上部耐圧式スクリュー・プレス2と下部
耐圧式スクリュー・プレス3の直径が150〜300m
m、長さは2000〜6000mmのものを使用すると
よく、送り羽根5と15の回転速度は30〜60r/m
inが適当である。
【0028】前述した殺菌用蒸気の供給量、家畜飼料と
蒸気との接触時間、家畜飼料に対する殺菌温度、加圧式
パドル型殺菌機1の形状、バドル9の形状や枚数、バド
ル9を取り付けた回転軸10の回転速度、上部耐圧式ス
クリュー・プレス2と下部耐圧式スクリュー・プレス3
の形状、送り羽根5と15のピッチや形状、送り羽根5
と15の回転速度等の条件は、家畜飼料の種類、汚染細
菌の種類と汚染度、殺菌目的等に応じて適宜決定すれば
よい。
【0029】
【実施例1】図1に示すような構造であって下記の仕様
の、上部耐圧式スクリュー・プレスと下部耐圧式供給フ
ィーダーとを連接した加圧式パドル型殺菌機内に飽和蒸
気を2kg/cm2 の条件で吹き込んで加圧式パドル型
殺菌機内を120度Cに予備加熱をした。
【0030】 (1)加圧式パドル型殺菌機 外径 270mm、 長さ 1500mm、 容積 全容 80L、 有効50L モーター 0.75kW × (0〜10r/m) 、 バドル 高さ20mm × 長さ80mm、 30枚、 ピッチ50mm 受口 150mm、 落下口 150mm、 (2)上部耐圧式スクリュー・プレス(下部耐圧式供給フィーダーも同じ) 外径 100mm、 長さ 1200mm、 モーター 11kW × 1〜60r/m、 送り羽根 可変ピッチ(100〜50P) 入口 150mm、 出口 150mm、
【0031】投入口から充填(150kg/h)したサ
ルモネラ菌で予め汚染させたマッシュを上部耐圧式スク
リュー・プレスを経て加圧式パドル型殺菌機内に供給
し、その際に、マッシュの充填率、加圧式パドル型殺菌
機内に吹き込むの蒸気供給量、マッシュと蒸気との接触
時間、マッシュの殺菌温度を下記のように変化させてマ
ッシュの殺菌処理を行い、下部耐圧式供給フィーダーか
ら搬出するマッシュのサルモネラ菌の殺菌状態を調べ
た。
【0032】 マッシュの充填率 10% 30% 40% 50% 70% 蒸気供給量 1kg/cm2 + + ++ ++ ++ 2kg/cm2 − − − − + 接触時間 殺菌温度 2分間 70度C + + ++ ++ ++ 4分間 70度C −− − − − + 3分間 100度C −− − − − ++ 3分間 120度C −− − − − + * 「−」はサルモネラ菌について陰性であることを示す。 * 「−−」はサルモネラ菌について陰性であるが、殺菌処理量 が少ないことを示す。 * 「+」はサルモネラ菌について陽性であることを示す。 * 「++」はサルモネラ菌について陽性であり、飼料として 使用できないことを示す。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、サルモネラ菌、その他
の有害菌で汚染している家畜飼料を成分を変成させるこ
となく、効率よく殺菌できる簡単な構造で安価な家畜飼
料の殺菌装置を提供することが可能である。
【0034】また、本発明によると、家畜飼料を汚染し
ているサルモネラ菌、その他の有害菌を蒸気によって殺
菌する際に、家畜飼料と蒸気ドレンとの接触を極力さけ
て速やかに排出することが可能であって、家畜飼料の含
水率を5〜10%低減でき、家畜飼料のべと付きを防止
できる。
【0035】さらに、本発明によると、家畜飼料の性
状、菌の汚染状態、殺菌目的に応じて、耐圧式スクリユ
ー・プレスを連設した加圧式パドル型殺菌機を二機以上
並列ま直列に配列し、家畜飼料を供給する速度、家畜飼
料への蒸気供給条件、接触滞留時間や温度等を調整させ
て、最適な家畜飼料の殺菌をを行って高品質の家畜飼料
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】菌によって汚染された家畜飼料を殺菌する加圧
式パドル型殺菌機の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加圧式パドル型殺菌機 2 上部耐圧式スクリュー・プレス 3 下部耐圧式スクリュー・プレス 4 モーター 5 送り羽根 6 投入口 7 油圧シリンダー 8 コーン・バルブ 9 バドル 10 回転軸 11 出口 12 受口 13 プーリー 14 モーター 15 送り羽根 16 入口 17 油圧シリンダー コーン・バルブ蒸気ドレン排出管 19 落下口 20 圧力計 21 搬出口 22 蒸気減圧ユニット 23 蒸気配管 24 蒸気安全弁 25 油圧装置
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日(1999.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 家飼料の殺菌装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】加圧式パドル型殺菌機1は、その直径が
00〜3000mm、長さは3500〜60000mm
のものを使用するとよく、複数枚のバドル9を間隔を置
いて取り付けた回転軸10の回転速度は1.2〜3.0
m/minが適当であり、また、加圧式パドル型殺菌機
1に連通する上部耐圧式スクリュー・プレス2と下部耐
圧式スクリュー・プレス3の直径が150〜300m
m、長さは2000〜6000mmのものを使用すると
よく、送り羽根5と15の回転速度は30〜60r/m
inが適当である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】さらに、本発明によると、家畜飼料の性
状、菌の汚染状態、殺菌目的に応じて、耐圧式スクリユ
ー・プレスを連設した加圧式パドル型殺菌機を二機以上
並列ま直列に配列し、家畜飼料を供給する速度、家畜飼
料への蒸気供給条件、接触滞留時間や温度等を調整させ
て、最適な家畜飼料の殺菌をを行って高品質の家畜飼料
を得ることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】菌によって汚染された家畜飼料を殺菌する加圧
式パドル型殺菌機の構造を示す断面図である。
【符号の説明】 1 加圧式パドル型殺菌機 2 上部耐圧式スクリュー・プレス 3 下部耐圧式スクリュー・プレス 4 モーター 5 送り羽根 6 投入口 7 油圧シリンダー 8 コーン・バルブ 9 バドル 10 回転軸 11 出口 12 受口 13 プーリー 14 モーター 15 送り羽根 16 入口 17 油圧シリンダー18 コーン・バルブ蒸気ドレン排出管 19 落下口 20 圧力計 21 搬出口 22 蒸気減圧ユニット 23 蒸気配管 24 蒸気安全弁 25 油圧装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧式パドル型殺菌機の上部側および下
    部側に耐圧式スクリユー・プレスを連設し、加圧式パド
    ル型殺菌機内に過熱蒸気を1.2〜3kg/cm2吹き
    込んで、上部側の耐圧式スクリユー・プレスより加圧式
    パドル型殺菌機内に供給した家畜飼料と2〜6分間接触
    させて、70〜130℃の温度に過熱することによって
    家蓄飼料の成分を変成することなくサルモネラ菌、その
    他の有害菌を殺菌する家蓄飼料の殺菌装置。
  2. 【請求項2】 家畜飼料の性状や菌の汚染状態に応じ
    て、上部側および下部側に耐圧式スクリユー・プレスを
    連設した加圧式パドル型殺菌機殺菌機を並列ま直列に複
    数配列して加圧式パドル型殺菌機殺菌機内の家畜飼料の
    殺菌条件を調整する請求項1記載の家蓄飼料の殺菌装
    置。
JP11048263A 1999-02-25 1999-02-25 家畜飼料の殺菌装置 Withdrawn JP2000237286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11048263A JP2000237286A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 家畜飼料の殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11048263A JP2000237286A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 家畜飼料の殺菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237286A true JP2000237286A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12798561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11048263A Withdrawn JP2000237286A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 家畜飼料の殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237286A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180679A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 株式会社サタケ 過熱蒸気殺菌装置、および、過熱蒸気殺菌装置用の回転軸部

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180679A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 株式会社サタケ 過熱蒸気殺菌装置、および、過熱蒸気殺菌装置用の回転軸部
JP6997414B2 (ja) 2018-04-06 2022-01-17 株式会社サタケ 過熱蒸気殺菌装置、および、過熱蒸気殺菌装置用の回転軸部

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1027344C (zh) 生植物产品的灭菌方法
US6534105B2 (en) Process for preparation of animal feed from food waste
KR100356101B1 (ko) 육류 또는 야채 또는 농산물 및 사료를 소독 또는 살균하기 위한 방법 및 장치.
US20150164108A1 (en) Methods of processing waste activated sludge
WO2016043656A1 (en) Apparatus for treating food waste
KR20040087812A (ko) 해산어류용 펠릿사료 제조장치
US9404073B2 (en) Apparatus for recycling of protein waste and fuel production
González et al. Pasteurization of agricultural substrates for edible mushroom production
CN109916158B (zh) 一种用于种子加工前的消毒干燥装置
JP2001103947A (ja) 家畜飼料の殺菌、乾燥冷却装置
JP2001286537A (ja) 家畜飼料の二重筒式殺菌装置
CN111533588A (zh) 一种有机肥生产方法及加工设备
JP2000237286A (ja) 家畜飼料の殺菌装置
US3545977A (en) Production of valuable animal feed components through processing of the rumen content of slaughtered cattle and products
JP3348016B2 (ja) 飼料の殺菌方法および殺菌装置
JP2001269153A (ja) 家畜飼料の低圧殺菌方法と低圧殺菌装置
KR20220023889A (ko) 곤충 사료를 제조하기 위한 유기성 폐기물 살균 이송 장치
JP3602820B2 (ja) 飼料の回分式加圧蒸気殺菌方法
WO2021000039A1 (en) Improved method and products using organic waste
KR100458454B1 (ko) 유기물의 멸균 및 건조시스템
CN109588609A (zh) 一种高静压场装置
Pelic et al. Health status and microbial quality of common carp reared in a pond fed with treated wastewater from a slaughterhouse
RU2294124C2 (ru) Способ стерилизации сушеных пищевых продуктов
JP2001514499A (ja) 栄養補助物質の製造方法
RU2366270C1 (ru) Способ приготовления обеззараженных жидких кормов и установка для его осуществления

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509