JP3347272B2 - 排水管装置 - Google Patents

排水管装置

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JP3347272B2
JP3347272B2 JP09770597A JP9770597A JP3347272B2 JP 3347272 B2 JP3347272 B2 JP 3347272B2 JP 09770597 A JP09770597 A JP 09770597A JP 9770597 A JP9770597 A JP 9770597A JP 3347272 B2 JP3347272 B2 JP 3347272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中、高層集合住宅
等の建築物における汚水や洗濯排水を搬送するための排
水管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の排水管装置として、水洗便所の
汚水、台所排水、洗濯排水、浴室排水等の全ての排水を
同一の立配管にて流す一管式(例えば、特公平2ー52
053号公報参照)と、臭気の強い汚水と臭気の少ない
洗濯排水等とを区別して、別々の2本の立配管にて流す
二管式(例えば、特開昭48ー17060号公報、特公
昭59ー12818号公報参照)とがある。
【0003】一方、この種の排水システムの問題点とし
て、洗濯排水により生じる泡により、管内圧力変動が大
きくなるという問題があり、そして、この泡問題を解決
するために、立配管の下部と横主管の下流部とを通気管
で連通する等の対策が講じられている(例えば、特公平
2ー52053号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の二管式排水
管装置においては、2本の立配管は、同一の配管収納ス
ペース内に設けられていた。しかし、最近の高層住宅に
おいては、一戸当りの床面積が非常に広くなっており、
台所と洗面所等とが大変離れているため、各排水発生箇
所から、同一の配管収納スペースまで横枝管を床上配管
する場合、その横枝管の配管距離が長くなり、配管施工
が大変であるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、配管施工を容易とし、
かつ、洗濯排水の泡の問題を解消した排水管装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴とする
ところは、建物の各階からの排水を下方に流下させるべ
く第1立配管と第2立配管とからなる2系統の立配管が
設けられ、これら第1、第2立配管の下部が共通の横主
管に接続された排水管装置において、前記第1立配管に
は洗濯排水を流す横枝管が接続され、第2立配管には非
洗濯排水を流す横枝管が接続され、前記第2立配管の頂
部には、常時は閉じ、管内圧が負圧になると開く通気逆
止弁が設けられている点にある。
【0007】本発明によれば、第1立配管に洗濯排水が
流されるため、その下流の横主管内において泡が発生す
る。通常この泡は、洗濯排水が伴ってきた大量の空気流
れによって下流側へ吹き飛ばされるため、横主管の上部
には、通気空間が形成され、下層階にはさ程の大きなプ
ラス圧は生じず、排水トラップの封水が破壊されること
はない。
【0008】しかし、横主管に第2立配管が接続されて
いる場合、洗濯排水が伴ってきた空気流れが大気開放さ
れた第2立配管の頂部に向かって逃げるため、泡が下流
側へ搬送されなくなるだけでなく、その空気流れに乗っ
て前記泡が第2立配管側に押しやられるため、横主管内
の通気空間が塞がれてしまう恐れがあり、下層階に大き
なプラス圧が生じるおそれがある。
【0009】しかし本発明によれば、前記第2立配管の
頂部には、常時は閉じ、管内圧が負圧になると開く通気
逆止弁が設けられているので、洗濯排水が伴ってきた空
気流れが、第2立配管側へは逃げなくなるため、その結
果、泡か下流側へ搬送されると共に、泡の逆流も防止さ
れ、泡による横主管の閉塞が防止される。尚、本発明で
は、前記第1立配管と第2立配管とは、最下部の集合管
の下方で且つ脚部の上方において通気管で互いに接続す
るのが好ましい。
【0010】この様に通気管で接続することにより、万
一、両立配管共通の横主管が泡により閉塞されても、立
配管内にプラス圧力が発生することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1において、建物の各階からの排
水を下方に流下させるべく第1立配管1 と第2立配管2
とからなる2系統の立配管が設けられている。これら第
1、第2立配管1,2 の下部が共通の横主管3 に接続され
ている。前記第1立配管1 には洗濯排水を流す横枝管4
が接続され、第2立配管2 には非洗濯排水を流す横枝管
5 が接続され、前記第1立配管1 は第2立配管2 よりも
下流側において前記横主管3に接続されている。
【0012】即ち、図2に示すように、前記各立配管1,
2 は、立管6 と集合管7 とから構成されている。該集合
管7 は、上下部に前記立管6 を接続する立管接続口8,9
と、前記横枝管4,5 を接続する横枝管接続口10とを有す
る。横枝管接続口10は、立管6 よりも径大な大径部11に
設けられ、この大径部11の下部にテーパ部12が形成され
ている。
【0013】前記第1立配管1 の集合管7 に接続される
横枝管4 は、洗濯機14に接続されている。また、第1立
配管1 の集合管7 には、水洗便所15の排水、及び、浴室
16の排水等を流すべく横枝管が配管されている。第2立
配管2 の集合管7 に接続される横枝管5 は、台所の流し
17に接続されている。
【0014】第1立配管1 の最上部は大気に開放されて
いる。第2立配管2 の最上部には、常時は閉じ、管内圧
が負圧になると開く通気逆止弁18が設けられている。図
3に前記通気逆止弁18の詳細が示されている。同図の
(a)は第2立配管内が大気圧力若しくはプラス圧力に
より可動弁19が閉じている状態を示し、同(b)は、管
内マイナス圧力により、可動弁19が開いている状態を示
す。
【0015】このように、通気逆止弁18を設けることに
より、高い泡立ちの洗濯排水時における立配管最下階の
管内圧力変動を+50mmAq以下にすることができ
た。通気逆止弁16を設けない場合、横主管3 の上流側に
泡が入り込み、高い泡立ちの洗濯排水時における立配管
最下階の圧力変動は+140mmAqになった。尚、前
記第1立配管と第2立配管とは、建物の異なる配管スペ
ースA,B 内に設けられているため、横枝管4,5 の配管の
自由度が増している。
【0016】図4に示すものは、前記第1立配管1 と第
2立配管2 とを、最下部の集合管7の下方で且つ脚部13
の上方において通気管20で互いに接続したものである。
このように通気管20を設ければ、第2立配管2 の上部を
大気開放としてもよい。この図4に示すものでは、第1
及び第2立配管1,2 の間の横主管3 が泡で閉塞されても
第1立配管1 からの空気を第2立配管2 に逃がせるた
め、大きなプラス圧の発生は防止される。なお、この通
気管20には、泡も侵入する恐れがあるので太めの管を用
いるのがよい。
【0017】尚、本発明は、前記実施の形態に限定され
るものではなく、第1立配管を上流側に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、洗濯排水の泡による管
内圧力変動が有効に防止され、また、配管施工が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の排水管装置の実施の形態を示す
配管図である。
【図2】図2は、図1の要部拡大断面図である。
【図3】図3は通気逆止弁の詳細断面図であり、同図
(a)は弁が閉じた状態、同図(b)は開いた状態を示
す。
【図4】図4は他の実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第1立配管 2 第2立配管 3 横主管 4 洗濯排水用横枝管 5 非洗濯排水用横枝管 6 立管 7 集合管 13 脚部 18 通気逆止弁 20 通気管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の各階からの排水を下方に流下させ
    るべく第1立配管と第2立配管とからなる2系統の立配
    管が設けられ、これら第1、第2立配管の下部が共通の
    横主管に接続された排水管装置において、 前記第1立配管には洗濯排水を流す横枝管が接続され、
    第2立配管には非洗濯排水を流す横枝管が接続され、 前記第2立配管の頂部には、常時は閉じ、管内圧が負圧
    になると開く通気逆止弁が設けられていることを特徴と
    する排水管装置。
  2. 【請求項2】 前記第1立配管と第2立配管とは、最下
    部の集合管の下方で且つ脚部の上方において通気管で互
    いに接続されていることを特徴とする請求項1記載の排
    水管装置。
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