JP3346785B2 - 埋設型供給器 - Google Patents

埋設型供給器

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JP3346785B2 JP29475491A JP29475491A JP3346785B2 JP 3346785 B2 JP3346785 B2 JP 3346785B2 JP 29475491 A JP29475491 A JP 29475491A JP 29475491 A JP29475491 A JP 29475491A JP 3346785 B2 JP3346785 B2 JP 3346785B2
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正記 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋設型供給器に関し、
更に詳しくは、外蓋にて地面部が施蓋された縦坑の位置
に設けられ且つ大気との通気手段にて通気されて大気圧
とされる防水空間内に、大気圧との差圧によって開閉作
動する機構を含む弁装置を収容し、その弁装置を介し
て、埋設状態の供給管と埋設状態の分岐管とを接続して
ある埋設型供給器に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる埋設型供給器は、例えば、中圧管
等の供給管を経て供給されてくる都市ガスを一般家庭等
の消費先へ分岐供給すべく、前記供給管から前記分岐管
を分岐状態に接続する分岐部に設けられている。その分
岐部には、前記分岐管側のガス圧を減じること、前記分
岐管側のガス圧が異常上昇したときに緊急遮断すること
等を目的として前記弁装置が配置されている。その弁装
置には、大気圧との差圧によって開閉作動する機構が含
まれているため、その周囲空間(即ち、前記防水空間)
を大気圧となすべく、前記通気手段が設けられている。
具体的には、上端が地上大気中に開口し、且つ、下端が
前記防水空間に開口する大気導入管が土中に立上げ配管
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる埋設型供給器に
おいて、前記大気導入管が他の工事等によって破壊・閉
塞されると、前記大気導入管が前記通気手段として機能
しなくなるため、前記弁装置が正常に作動しないという
問題があった。また、前記大気導入管の上端開口が冠水
状態になると、その大気導入管内に水が浸入してその大
気導入管が前記通気手段として機能しなくなるため、前
記弁装置が正常に作動しないという問題もあった。ま
た、前記大気導入管の上端を地上大気中に開口させるた
めの地上スペースが必要になるという問題もあった。本
発明は、かかる実情に着目してなされたものであり、上
述の問題を一挙に解消し得る手段を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る埋設型供給
器は、前記縦坑に据え付けられた上面開口の防水ケース
の上部開口部、又は、防水処理が施された前記縦坑の上
部開口部に、内蓋を防水状態に施蓋して前記防水空間を
構成し、前記内蓋に上方への突出部を形成し、その突出
部に前記通気手段としての通気孔を形成し、その通気孔
に、通水は阻止し且つ通気は許容する通気性膜を装着し
てあることを特徴構成としている。
【0005】
【作用】前記縦坑に据え付けられ且つ前記内蓋が施され
た防水ケース、又は、前記防水処理が施され且つ前記内
蓋が施された縦坑自体によって構成される空間へは、従
来の大気導入管を設けなくても、前記通気孔経由で大気
が導かれるようになるので、その空間は、大気圧とされ
て前記弁装置を正常に作動させる空間となる。また、前
記通気孔は前記内蓋の上方への突出部に形成され、且
つ、その通気孔に前記通気性膜が装着されているので、
前記縦坑内へ至った水が前記通気孔から前記空間へ浸入
しようとしても、その水は、前記通気孔よりも下方へ流
れ落ちる傾向にあり、その水が仮に前記通気孔の高さに
至ったとしても前記通気性膜によって前記空間への浸入
が阻止され、もって、前記空間への浸入が確実に抑えら
れるようになる。
【0006】
【発明の効果】かくして、前記弁装置を正常に作動させ
る防水空間を形成するのに従来必要であった大気導入管
を廃することができ、その存在に起因して生じていた従
来の各問題、即ち、大気導入管が破壊・閉塞されたとき
の問題、大気導入管内に水が浸入したときの問題、及
び、大気導入管の上端を開口させるための地上スペース
の問題が一挙に解消されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係る埋設型供給器の一実施例
が示されており、その埋設型供給器は、中圧管等の供給
管1(地中埋設状態の供給管1)を経て供給されてくる
都市ガスを一般家庭等の消費先へ分岐供給すべく、その
消費先に通じる分岐管2(地中埋設状態の分岐管2)を
前記供給管1と分岐状態に接続する分岐部に設けられ
る。
【0008】その分岐部には、地面から縦向きに縦坑H
が掘り下げ形成され、その縦坑Hの最上部は外蓋5にて
施蓋されている。その外蓋5は、通気は許容する状態で
前記開口部に取り付けられており、前記縦坑H内は、前
記外蓋5の施蓋後においても大気が入り込んで大気圧と
なる。
【0009】前記縦坑H内には、上面開口の防水ケース
4が据え付けられ、その防水ケース4の上面開口部は内
蓋3にて施蓋されている。その内蓋3の前記上面開口部
への施蓋部分には防水シール10が介装され、その施蓋
は防水状態に行われるようになっている。その内蓋3に
は、図2に示す如く上方へ突出した突出部3A(更に詳
しくは、四角錐状に上方へ突出した突出部3A)が形成
され、その突出部3Aの最上部(即ち、前記四角錐状に
突出した突出部3Aの頂部)には、前記防水ケース4内
へ前記縦坑H内の大気を導く通気手段Aとしての、平面
視円径の通気孔3Bが形成されている。そして、その通
気孔3Bには、通水は阻止し且つ通気は許容する通気性
膜3Cが装着されている。尚、その通気性膜3Cは、金
属や合成樹脂よりなるメッシュ3Dと一体的に設けら
れ、前記通気性膜3Cは前記メッシュ3Dによって補強
されている。かくして、前記内蓋3にて施蓋された前記
防水ケース4内は、前記通気性膜3C付きの通気孔3B
経由で大気が入り込んで大気圧となり、且つ、前記防水
シール10及び前記通気性膜3Cの存在によって水の浸
入が阻止された防水空間Sとなっている。尚、前記防水
ケース4の上面開口部が前記内蓋3にて施蓋された部分
の裾部には、排水口11が形成されている。また、前記
内蓋3には、その傾斜面の途中に把手3Eが取り付けら
れている。尚、前記通気孔3Bも、前記通気性膜3C及
びメッシュ3Dを外した状態では把手として利用でき
る。
【0010】その防水空間S内には、前記分岐管2側の
ガス圧を減じるべく大気圧との差圧によって開閉作動す
る機構(圧力調整弁VG)と、前記分岐管2側のガス圧
が異常上昇したときに緊急遮断すべく大気圧との差圧に
よって開閉作動する機構(緊急遮断弁VS)との組み合
わせよりなる弁装置Vが設けられている。
【0011】前記防水ケース4の側壁部には、前記弁装
置Vの被供給部と連通する第一継手部8が防水状態に設
けられている。また、前記防水ケース4の側壁部には、
前記弁装置Vの送り出し部と連通する第二継手部9が防
水状態に設けられている。そして、前記弁装置Vの被供
給部に連通する第一継手部8に前記供給管1が接続さ
れ、且つ、前記弁装置Vの送り出し部に連通する第二継
手部9に前記分岐管2が接続され、もって、前記供給管
1と前記分岐管2との間に前記弁装置Vが介装されてい
る。
【0012】前記弁装置Vは、流路上手側の緊急遮断弁
VSと、その下手側の圧力調整弁VGとの組み合わせよ
りなる。前記緊急遮断弁VSは、弁ケース内の弁座に着
座・離座自在な弁体を、バネの付勢力にて着座方向へ常
時付勢すると共に、大気圧と二次圧(前記分岐管2側の
圧力)との差圧によって変形するダイヤフラムにて通常
離座姿勢に保持(前記付勢力に打ち勝って保持)するよ
うに構成し、二次圧の異常上昇に基づく前記ダイヤフラ
ムの変形に応じて、前記弁体に前記付勢力を十分に作用
させるようにしてその弁体を着座させ、もって、緊急遮
断操作が行われるようになっている。前記圧力調整弁V
Gは、弁ケース内の弁座からの離座姿勢が変更自在な弁
体を設けると共に、大気圧と二次圧(前記分岐管2側の
圧力)との差圧によって変形するダイヤフラムを設け、
そのダイヤフラムの二次圧変動に基づく変形に応じて前
記離座姿勢が変更されるように構成し、その変更に基づ
いて、二次圧を一定に維持するようになっている。
【0013】次に、別実施例について説明する。前記内
蓋3に形成される上方への突出部3Aは、上述の実施例
のような四角錐面状のもの以外にも種々考えられる。例
えば、円錐面状のものであってもよく、図3に示すよう
な円筒状突出部3Aであってもよい。また、図2におけ
る突出部3Aへの前記通気孔3Bの形成位置は、前記突
出部3Aの最上部でなくてもよく、途中の高さ部分であ
ってもよい。
【0014】上述の実施例は、前記縦坑Hに上面開口の
防水ケース4を据え付け、その上面開口部に前記内蓋3
を防水状態に施すことによって前記防水空間Sを形成す
るものであったが、その防水空間Sは、上面開口の人孔
(例えば、前記縦坑H自体)に防水処理を施し、その上
部開口部に前記内蓋3を防水状態に施して前記防水空間
Sを形成してもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋設型供給器の一実施例を示す縦
断面図
【図2】その埋設型供給器の一部を構成する内蓋を示す
平面図
【図3】本発明に係る埋設型供給器の別実施例を示す縦
断面図
【符号の説明】
1 供給管 2 分岐管 3 内蓋 3A 突出部 3B 通気孔 3C 通気性膜 4 防水ケース 5 外蓋 A 通気手段 H 縦坑 S 防水空間 V 弁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 - 27/12 F16K 17/22 F16K 24/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外蓋(5)にて地面部が施蓋された縦坑
    (H)の位置に設けられ且つ大気との通気手段(A)に
    て通気されて大気圧とされる防水空間(S)内に、大気
    圧との差圧によって開閉作動する機構を含む弁装置
    (V)を収容し、その弁装置(V)を介して、埋設状態
    の供給管(1)と埋設状態の分岐管(2)とを接続して
    ある埋設型供給器であって、 前記縦坑(H)に据え付けられた上面開口の防水ケース
    (4)の上部開口部、又は、防水処理が施された前記縦
    坑(H)の上部開口部に、内蓋(3)を防水状態に施蓋
    して前記防水空間(S)を構成し、前記内蓋(3)に上
    方への突出部(3A)を形成し、その突出部(3A)に
    前記通気手段(A)としての通気孔(3B)を形成し、
    その通気孔(3B)に、通水は阻止し且つ通気は許容す
    る通気性膜(3C)を装着してある埋設型供給器。
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