JP3346253B2 - ボール洗浄装置 - Google Patents

ボール洗浄装置

Info

Publication number
JP3346253B2
JP3346253B2 JP32986097A JP32986097A JP3346253B2 JP 3346253 B2 JP3346253 B2 JP 3346253B2 JP 32986097 A JP32986097 A JP 32986097A JP 32986097 A JP32986097 A JP 32986097A JP 3346253 B2 JP3346253 B2 JP 3346253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
cleaning
foreign matter
solid foreign
basket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32986097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11159995A (ja
Inventor
卓也 小山
繁夫 織田
祥二 雨堤
剛 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP32986097A priority Critical patent/JP3346253B2/ja
Publication of JPH11159995A publication Critical patent/JPH11159995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346253B2 publication Critical patent/JP3346253B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄ボールにより
熱交換器を洗浄するボール洗浄装置に係り、特に、冷却
媒体として海水等を通して冷却し、熱交換器内にスポン
ジ等の洗浄ボールにより貝等の固形異物の付着を防止す
るボール洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器(例えば復水器)におけるボー
ル洗浄装置は、ボール捕集器,ボール循環ポンプ,ボー
ル回収器等を備え、熱交換器を備えた系統内をボールを
循環させることにより熱交換器伝熱管内を洗浄する。例
えば、特開平4−124597 号公報では、ボール洗浄装置が
記載され、ボール回収器とは別に、洗浄ボールと固形異
物とを分離する分離容器や分離したボールを入れるボー
ル受け等を設置して、洗浄ボールと固形異物とを分離す
ることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公知例で
は、ボール回収と別置の分離装置及びこれに付随する
設備が必要で、大規模な追設が必要である。また、洗浄
ボールと固形異物を異端ボール循環系統外へ取り出して
から洗浄ボールと固形異物とを分離し、分離後は洗浄ボ
ールを人手等によりボール回収器等へ戻して次のボール
洗浄時に備えなければならないため、間隔をおいて繰り
返し行うボール洗浄作業が大変であった。このように、
洗浄ボールと固形異物の分離機能を有するボール洗浄装
置で、構造が複雑化すると共に、洗浄運転が容易ではな
かった。
【0004】そこで、本発明は、洗浄ボールと固形異物
との分離ができると共に、構造が簡単で容易にボール洗
浄作業ができるボール洗浄装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱交換器に冷
却水を供給する冷却水入口配管と、該熱交換器を流れた
冷却水を排出する冷却水出口配管とに連絡するバイパス
経路と、該パイパス経路に設置され、該バイパス経路の
一方側から流れ込む洗浄用ボールを回収し、該バイパス
経路の他方側に洗浄用ボールを供給する、内部に前記ボ
ール及び固形異物を捕獲する捕獲手段を備えたボール回
収器と、該バイパス経路に配置され、洗浄用ボールを循
環させる循環ポンプと、冷却水入口配管或いは冷却水出
口配管を流れる洗浄用ボールを前記バイパス経路に導く
洗浄用ボール捕集器と、を有するボール洗浄装置であっ
て、前記ボール回収器は、捕獲された洗浄ボール及び固
形異物を、洗浄ボールを該ボール回収器内に保持しつつ
固形異物を回収容器外に排出する排出手段を備えること
を特徴とする。具体的に、例えば、洗浄ボールの通過又
は不通過の切り替え操作が可能な網篭(仕切手段)を備
え、洗浄ボールの湿分を除去した後に、ボール回収器内
に液体を注入し、洗浄ボールを浮上させた後に、前記網
篭を洗浄ボール不通過の状態にし、液体及び固形異物排
出後に洗浄ボールのみをボール回収器内に保持するよう
に構成する。
【0006】または、本発明は、熱交換器に冷却水を供
給する冷却水入口配管と、該熱交換器を流れた冷却水を
排出する冷却水出口配管とに連絡するバイパス経路と、
該パイパス経路に設置され、該バイパス経路の一方側か
ら流れ込む洗浄用ボールを回収し、該バイパス経路の他
方側に洗浄用ボールを供給するボール回収器と、該バイ
パス経路に配置され、洗浄用ボールを循環させる循環ポ
ンプと、冷却水入口配管或いは冷却水出口配管を流れる
洗浄用ボールを前記バイパス経路に導く洗浄用ボール捕
集器と、を有するボール洗浄装置であって、前記ボール
回収器は、ボール捕集器を経てバイパス経路を流れる前
記ボール及び固形異物が流入する取入口と、該取入口に
連絡して設置され、前記ボール及び固形異物を捕獲する
と共に、液体を通すバスケットと、前記ボール回収器内
に設置され、前記捕獲された前記ボールと固形異物とを
隔離する仕切手段と、該仕切手段により仕切られた固形
異物を系外に排出する排出手段と、を有することを特徴
とする。
【0007】または、前記ボール洗浄装置において、前
記バスケットの下方側に設置され、バスケットに捕獲さ
れた洗浄ボール或いは固形異物のバスケット外への流通
を制御し、前記バイパス経路の他方側に連絡する弁を配
置し、前記仕切手段は、バスケット内に設置され、前記
隔離時に前記弁を含む領域と前記弁を含まない領域とを
隔て、非隔離時には該両領域を連通させるよう可動する
可動機構を備えることを特徴とする。
【0008】または、前記ボール洗浄装置において、前
記ボール回収器は、前記捕獲した洗浄ボールの湿分除去
手段と、を有することを特徴とする。
【0009】または、本発明は、熱交換器に冷却水を供
給する冷却水入口配管と、該熱交換器を流れた冷却水を
排出する冷却水出口配管とに連絡するバイパス経路と、
該パイパス経路に設置され、該バイパス経路の一方側か
ら流れ込む洗浄用ボールを回収し、該バイパス経路の他
方側に洗浄用ボールを供給する、内部に前記ボール及び
固形異物を捕獲する捕獲手段を備えたボール回収器と、
該バイパス経路に配置され、洗浄用ボールを循環させる
循環ポンプと、冷却水入口配管或いは冷却水出口配管を
流れる洗浄用ボールを前記バイパス経路に導く洗浄用ボ
ール捕集器と、を有するボール洗浄装置の運転方法であ
って、復水器から排出され前記冷却水出口管を流れる洗
浄用ボールを前記ボール捕集器により前記バイパス経路
に導き、前記ボール回収器内のバスケットに捕獲する捕
獲行程と、前記捕獲後に、前記ボール回収器内の水を排
出する水排出行程と、前記水排出後に、前記ボールに含
まれる水分を減少させる除湿行程と、前記除湿後に、前
記ボール回収器内に水を注水して、バスケットの下方側
に固形異物とバスケットの上方側に前記ボールとを分離
させる分離行程と、該分離後に、前記固形異物と前記ボ
ールとを前記回収器内で隔離する仕切行程と、該仕切後
に前記ボールをボール回収器内に保持すると共に、固形
異物をボール回遊器外に排出する排出行程と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の実施
例1を図面により説明する。図1〜図5及び図11は本
発明の一実施例を示すもので、図1は復水器の伝熱管の
ボール洗浄系統に適用した一実施例を示す系統図、図2
は図1に示した固形異物排出装置の拡大縦断面図、図3
(a)〜(d)は本発明方法の一実施例の工程説明図、
図4及び図5は同じくフローチャートである。また図1
1は図2記載の固形異物排出装置の変形例である。
【0011】図1に示す実施例1のボール洗浄系統は入
口水室3a及び出口水室3bを備えた復水器1と、これ
に接続された冷却水出口配管2bと、これに接続された
ボール捕集器6と、これの下流側に接続されたボール循
環ポンプ7及び3方向弁50と、これらの下流側に設置
されたボール回収器8と、ボール回収器8に接続された
弁57,真空タンク11,弁58及び真空ポンプ12を
有した含水装置と、ボール回収器8の下流側に接続され
た弁55と、弁55よりさらに下流側に接続され、かつ
入口水室3aに接続された冷却水入口配管2aと、3方
向弁50と冷却水入口配管2aを接続するボール循環ラ
インである配管9を備える。含水装置は、新しい洗浄ボ
ール5に含水させる。図示していない、新しい洗浄ボー
ルを供給するボールストッカからボール回収器8に送球
された新しい洗浄ボール5の気孔には水を含んでいな
い。このままでは、洗浄ボール5として十分な機能を発
揮し難い。このため、ボール回収器8から冷却水入口配
管2aに新しい洗浄ボール5を投入する前に含水させ
る。そこで、真空ポンプ12によりボール回収器8内を
真空吸引し、減圧して所定の真空度になった時点で、ボ
ール回収器8内に水を充填し、新しい洗浄ボール5の気
孔に含水させる。
【0012】尚、弁50からボール回収器8に向かう経
路をボール回収ラインと称し、弁50から配管9を介し
て冷却水入口配管2aに接続される経路をボール循環ラ
インと称し、ボール洗浄運転中は弁50をボール循環ラ
イン側に切り替えて液体(ここでは海水)及び洗浄ボー
ル5を循環させ、ボール回収時には弁50をボール回収
ライン側に切り替えて洗浄ボール5をボール回収器8に
て回収する。
【0013】図1,図2及び図3(a)〜(d)に示す
実施例1の固形異物排出装置は、ボール回収器8と、ボ
ール回収器8に接続された洗浄ボール5の湿分除去手段
及び液体注入手段と、固形異物排出手段を備える。
【0014】前記ボール回収器8は、図2及び図3
(a)〜(d)に示すように胴体29と、これに接続さ
れた液体入口25と、バスケット22と、網篭23と、
バスケット22に接続されたボール回収3方向弁24
と、これに接続された液体出口28及び固形異物排出口
32と、胴体29の上部に設けられた真空吸引兼空気抜
き口26と、胴体29の下部に設けられた含水用注水兼
ドレン抜き口27を有する。前記胴体29は、断面U型
に形成されている。胴体29の上方側に設置される前記
液体入口25は、配管を介して3方向弁50に接続され
ている。前記バスケット22はメッシュや多孔板により
形成され、液体入口25に連通して、洗浄ボール5と貝
等の固形異物30とを捕集し、液体を通過させて排出し
得るようになっている。ボール回収器内で洗浄ボールの
湿分を除去して洗浄ボールの比重を小さくする。前記洗
浄ボールは、スポンジ製であり、気孔中に水分を含有し
ていると、液体中で必ずも浮上しない。そこで、本発明
方法では、洗浄ボールの湿分を除去し、液面上に洗浄ボ
ールが浮上するようにする。
【0015】バスケット22内に設置される前記網篭2
3はボールを通過させない程度のメッシュや多孔板によ
り形成され、洗浄ボール5の通過又は不通過の切り替え
可能な構造となっている。本実施例1では胴体29に接
続された軸を中心に回転可能なもので、前記バスケット
22との間隙が洗浄ボール5の径以下であるようなバス
ケット22の横断面と相似な形状である。また、胴体2
9内に設置され、上側にボール5、下側(弁24側)に
固形異物30がくるように隔てるようにすることができ
る。また、ボールと固形異物の仕切操作後に、網篭23
を回転させてもボール及び固形異物に接触しない位置に
設置されており、簡素な構造となっている。バスケット
22の下方側に設置される前記ボール回収3方向弁24
は、ボール回収時には液体出口28より液体を流出する
が洗浄ボール5の流出は防ぎ、ボール流出時には洗浄ボ
ール5及び液体を液体出口28より通過させ、固形異物
排出時には固形異物30を固形異物出口32より排出で
きるような切替可能な構造であれば特に限定されない。
かかる弁であれば、一つの弁のみで各切り替えが簡単に
行える。前記液体出口28は配管を介して弁55に接続
されている。前記真空吸引兼空気抜き口26は弁57及
び弁59に接続されている。前記含水用注水兼ドレン抜
き口27は、弁52及び弁53に接続されており、液体
出口28から水を排出する。
【0016】また図11のようにボール回収3方向弁2
4のかわりに、ボール回収時には液体出口28より液体
を流出するが洗浄ボール5の流出は防ぎ、ボール流出時
及び固形異物排出時には洗浄ボール5,固形異物30及
び液体を液体出口28より排出できるような切替可能な
構造の弁33を設け、かつ弁33−弁55間の配管より
分岐した配管に弁82を設けてもよい。
【0017】ボール回収器8は、ボール回収3方向弁2
4が設置されている。このボール回収器8は、洗浄ボー
ル5を回収し、バスケット22内部に貯留し、ボール洗
浄運転時に冷却水入口配管2a等へ洗浄ボールを送るよ
うになっている。新しい洗浄ボールを供給するボールス
トッカが、図示していないがボール回収器8に連絡して
いる。前記ボールストッカは、新しいボール5を常時一
定数貯留している。そして、洗浄ボール5が不足してい
ると、ボールストッカからボール回収器8へ新しい洗浄
ボールを不足分だけ送給する。なお、洗浄ボール5は復
水器水質内の流れの滞留領域や、海棲生物の密生領域ま
たは流下中配管内に停滞し、最初に投入したボールに対
して回収されるボールが数%減少する場合がある。前記
ボールストッカではかかる不足が生じた場合に不足を補
う。
【0018】また、前記洗浄ボール5の湿分除去手段を
備える。この実施例1では図1に示すように、含水装置
を使用して達成させられ、含水装置は、真空ポンプ12
と、弁58,真空タンク11及び弁57を備える。そし
て、この湿分除去手段は、真空ポンプ12により、弁5
7,真空タンク11及び弁58を介して、前記ボール回
収器8内を真空にすることにより、洗浄使用後の洗浄ボ
ール5の気孔に含有している湿分を除去し、洗浄ボール
の比重を小さくするようになっている。さらに、洗浄ボ
ール5の湿分を除去した後に、弁59を開の状態にして
ボール回収器8内を大気圧とすることができる。尚、洗
浄ボール5の湿分除去手段に含水装置を使用することに
より、新たな装置の設置が必要なくなる。
【0019】また、前記ボール回収器8への液体注水手
段を備える。この実施例1では図1に示すように、冷却
水出口配管2b,ボール捕集器6,ボール循環ポンプ7
及び3方向弁50を有する。したがって、この実施例で
は液体として海水を使用する。この液体注水手段は冷却
水出口配管2b内の海水を、ボール捕集器6,ボール循
環ポンプ7及び3方向弁50を介してボール回収器8内
に供給し、その海水により、ボール回収器8内の洗浄ボ
ール5を、網篭23が回転しても洗浄ボール5と接触し
ない位置まで浮上させることができる。
【0020】また、前記固形異物30の排出手段を備え
る。この実施例では図1,図2及び図3(a)〜(d)
に示すように、ボール回収3方向弁24に連絡する固形
異物出口32と、これに接続された配管の下方に設置さ
れたメッシュや多孔板により形成された固形異物捕集バ
スケット10を有する。そして、この固形異物30の排
出手段は、洗浄ボール5と固形異物30を網篭23によ
って仕切った後に、ボール回収3方向弁24を固形異物
排出可能状態にすることにより、ボール回収器8内の液
体及びバスケット22の底部に沈殿した固形異物30は
ボール回収3方向弁24,固形異物出口32を介して固
形異物捕集バスケット10に排出できる。
【0021】尚、図11のように、固形異物30の排出
手段の構成をボール回収弁33と、液体出口28と、弁
33−弁55間の配管により分岐した配管に接続された
弁82と、この弁82に接続された配管の下方に設置さ
れた固形異物捕集バスケット10としてもよい。そし
て、固形異物30の排出手段は、洗浄ボール5と固形異
物30を網篭23によって仕切った後に、ボール回収弁
33及び弁82を開の状態にすることにより、ボール回
収器8内の液体及びバスケット22の底部に沈殿した固
形異物30はボール回収弁33、液体出口28及び弁8
2を介して固形異物捕集バスケット10に排出できる。
【0022】前記ボール洗浄運転時におけるボール循環
運転時には、出口水質3bから取り出された洗浄ボール
5は冷却水と一緒に冷却水出口配管2bを通ってボール
捕集器6にいる。このボール捕集器6で洗浄ボール5が
冷却水出口配管2b冷却水と分離され、分離された大部
分の冷却水は海洋等に戻され、洗浄ボール5はボール捕
集器6で捕集される。ボール捕集運転時には、ボール循
環ポンプ7が起動され、弁50,55はボール回収器8
側閉でボール循環ライン9側開に切り替えられている。
したがって、前記ボール捕集器6で捕集された洗浄ボー
ル5は、ボール循環ポンプ7により積極的にボール循環
ライン9内に押し込まれ、このボール循環ライン9を経
て、再び冷却水入口配管2aへ投入される。このような
ボール循環運転は、例えばチタンを含む材料からなる電
熱管では、一日一回程度行い、一回のボール洗浄時間は
1時間程度回収時間は30分から1時間程度で行う。ま
た、例えば黄銅を含む材料からなる電熱管では2〜3日
に一回程度の頻度で実施され、1回のボール洗浄時間は
30分程度、回収時間は30分から1時間程度で行う。
ボール洗浄運転時には洗浄ボール5を冷却水管(例えば
冷却水入口配管2a)に投入し、冷却水と一緒に入口水
室3aに入れ、各電熱管4内を通過させ、出口水室3b
に取り出す。これにより、各伝熱管4の内壁面のスケー
ル,スライム等が除去され、清浄化される。
【0023】次に、洗浄ボール5と固形異物30との分
離に関する手順を以下説明する。
【0024】ボール回収運転に際して、図1,図2及び
図4に示す如く、ボール回収3方向弁24を洗浄ボール
及び固形異物が不通過となる状態にした後、弁55を開
け、さらに3方向弁50をボール回収ラインに切り替え
る。
【0025】この状態でボール循環ポンプ7を起動する
ことにより、ボール捕集器6で捕集された系統内の洗浄
ボール5及び固形異物30が、液体(ここでは海水)と
一緒にボール回収器8に流入する。洗浄ボール5及び固
形異物30はバスケット22に捕集され、液体は弁2
4,弁55を介して系統内を循環していく。
【0026】一定時間経過し、前記ボール回収器8内の
バスケット22に洗浄ボール5と固形異物30が捕集し
きった後、3方向弁50をボール循環ラインに切り替
え、弁55を閉じる。
【0027】次に、弁53を開き、ボール回収器8内の
ドレンを抜き、所定時間経過してボール回収器内の水を
抜いた後、再度弁53を閉じる。
【0028】固形異物排出のために、洗浄ボール及び固
形異物の回収容器としてボール回収器を使用することに
より、固形異物排出のために新たに容器を追設しなくて
よい。
【0029】次に固形異物排出に際して、図1,図3
(a)〜(d)及び図5に示す如く、湿分除去手段の弁
57及び58を開け、真空ポンプ12を起動し、前記ボ
ール回収器8内を減圧状態にし、洗浄ボール5の気孔中
に含有している湿分を除去して、洗浄ボールの比重を小
さくする。前記洗浄ボールは、スポンジ製であり、気孔
中に水分を含有していると、液体中で必ずも浮上しな
い。そこで、本発明方法では、洗浄ボールの湿分を除去
し、液面上に洗浄ボールが浮上するようにする。
【0030】さらに、洗浄ボール5の湿分を除去した後
に、弁59を開の状態にしてボール回収器8内を大気圧
とする。湿分除去として、含水装置を使用して真空吸引
を行うことにより、従来の系統を簡単に適用し得る効果
がある。
【0031】尚、湿分除去手段として熱風を利用して湿
分を除去してもよい。
【0032】また、洗浄ボール5の湿分が浮上に十分な
程度に湿分が除去されたか、否かの検出手段を設けても
よい。この検出手段としては、湿度検出器を設けて湿度
を検出するようにしてもよく、また予め湿分除去に必要
な時間を測定しておき、所定時間経過したときに湿分が
除去されたものと判断するようにしてもよい。
【0033】次に、洗浄ボール5の湿分の除去をし、ボ
ール回収器8内を大気圧とした後、3方向弁50をボー
ル回収ラインに切り替え、前記ボール回収器8内に液体
(ここでは海水)を注水する。その液体により、ボール
回収器8内の洗浄ボール5を、網篭23が回転しても洗
浄ボール5と接触しない位置まで浮上させ、一方固形異
物30は前記バスケット22の底部に沈殿する。ボール
回収器8内に液体が充填されたら再び3方向弁をボール
循環ラインに戻す。或いは、弁50でなく液体(水等)
を供給するようにしてもよい。
【0034】洗浄ボール5と固形異物30が胴体29内
で上下に分離したのを確認後、篭網23を洗浄ボール捕
集可能な状態(ここでは網篭23を回転させ水平にし、
洗浄ボール5が不通過となる状態)にし、バスケット2
2内で網篭23を介してボール5と固形異物30とを分
離する。このとき固形異物30が弁24側に隔離される
ようにし、ボール5が弁24側と網篭23を介して位置
する(弁24を有さない側に隔離される)。ボール回収
3方向弁24を固形異物排出可能な状態に切り替える
と、ボール回収器8内の液体及びバスケット22の底部
に沈殿した固形異物30はボール回収3方向弁24,固
形異物出口32を介して固形異物捕集バスケット10に
排出される。このように網篭23を介して洗浄ボール5
と固形異物30を分離後、洗浄ボール5をボール回収器
内に保持し、固形異物30及び液体をボール回収器8の
外に排出する。
【0035】また、排出を良好にするため、液体入口2
5より液体を注水しながら固形異物30を排出してもよ
い。
【0036】その後の処理としては、各弁及び網篭23
をボール回収運転終了状態に戻す。また、固形異物捕集
バスケット10に捕集された固形異物30を廃棄処分す
る。固形異物排出作業後、固形異物は系統外に排出さ
れ、かつ洗浄ボールは胴体29内に保持されたままの状
態にあるので、洗浄ボール循環の可能な状態に戻る。網
篭23に確保した洗浄ボール5は再びボール洗浄に使用
される。ボール洗浄が必要となったら弁24,弁55を
介して洗浄ボール5が系統内に流れるように開して、3
方向弁50をボール回収器8側に液体が流れるようにし
て流体供給し、ボールを液体と共に系統内に運ぶ。この
ように、ボール洗浄作業が容易且つ迅速にできる。ボー
ル回収器8に、洗浄ボール8と固形異物30との分離機
能を有し、ボール回収,供給及び固形異物30分離が容
易となる。分離後にボールが回収器8内に配置されてい
るため、固形異物30除去後、次のボール洗浄の準備が
容易となる。定期的に洗浄を行う場合であっても容易に
洗浄運転ができる。また、本ボール洗浄装置は構造がシ
ンプルで、メンテナンスが容易となる。
【0037】さらに、制御装置100を設けることによ
り、洗浄ボール循環→洗浄ボール回収→固形異物排出→
洗浄ボール循環の繰り返し作業の自動化が可能となる。
【0038】このように、被洗浄物の洗浄後に取り出し
た洗浄ボールと固形異物とを一緒に回収したボール回収
器において、洗浄ボールの通過又は不通過の切り替え操
作が可能な網篭を備え、洗浄ボールの湿分を除去した後
に、ボール回収器内に液体を注入し、洗浄ボールを浮上
させた後に、網篭を洗浄ボール不通過の状態にし、液体
排出後に洗浄ボールのみをボール回収器内に保持し、固
形異物をボール洗浄系統外に排出するようにしているの
で、固形異物がボール洗浄系統に流れ込むことによるボ
ール回収器内面ライニングの損傷,ボール循環配管エル
ボ等の損傷及び弁での固形異物のかみ込み等のトラブル
を未然に防止し得る効果がある。
【0039】さらに、洗浄ボールの湿分除去に含水装置
を使用してボール回収器内の真空吸引を行うことによ
り、システムを簡単にできる。
【0040】(実施例2)以下、本発明の実施例2を図
面により説明する。図6〜図10及び図12は本発明の
一実施例である実施例2を示すもので、図6は復水器の
伝熱管のボール洗浄系統に適用した一実施例を示す系統
図、図7は図6に示した固形異物排出装置の拡大縦断面
図、図8(a)〜(d)は本発明方法の一実施例である
実施例2の工程説明図、図9及び図10は同じくフロー
チャートである。また図12は図7記載の固形異物排出
装置の変形例である。
【0041】図6に示す実施例2のボール洗浄系統は入
口水室3a及び出口水室3bを備えた復水器1と、これ
に接続された冷却水出口配管2bと、これに接続された
ボール捕集器6と、これの下流側に接続されたボール循
環ポンプ7及び弁80と、これらの下流側に設置された
ボール回収器8と、ボール回収器8の下流側に接続され
た弁55と、弁55よりさらに下流側に接続され、かつ
入口水室3aに接続された冷却水配管(冷却水入口配管
2a)を備えている。
【0042】図6,図7及び図8(a)〜(d)に示す
実施例2の固形異物排出装置は、ボール回収器8と、ボ
ール回収器8に接続された洗浄ボール5の湿分除去手段
及び液体注入手段と、固形異物排出手段を備えている。
【0043】前記ボール回収器8は、図7及び図8
(a)〜(d)に示すように胴体29と、これに接続さ
れた液体入口25と、バスケット22と、網篭23と、
バスケット22に接続されたボール回収弁33と、これ
に接続された液体出口28と、胴体に接続された熱風吐
出口85と、胴体29の下部に設けられたドレン抜き口
27を有する。尚、胴体に空気抜き口を設けてもよい。
【0044】前記胴体29は、断面U型に形成されてい
る。胴体29の上方側に設置される前記液体入口25は
配管を介して弁80に接続されている。前記バスケット
22はメッシュや多孔板により形成され、液体入口25
に連通し、洗浄ボール5と貝等の固形異物30とを捕集
し、液体を排出し得るようになっている。前記網篭23
について、本実施例2では実施例1と同一の構造として
いるので、説明を省略する。前記ボール回収弁33は、
ボール回収時には液体出口28より液体を流出するが洗
浄ボール5の流出は防ぎ、ボール流出時には洗浄ボール
5,固形異物30及び液体を液体出口28より排出でき
るような切替可能な簡素な構造となっている。前記液体
出口28は配管を介して弁55及び固形異物排出弁82
に接続されており、ドレン抜き口27は弁53に接続さ
れている。
【0045】また図12のようにボール回収弁33のか
わりに、ボール回収時には液体出口28より液体を流出
するが洗浄ボール5の流出は防ぎ、ボール流出時には洗
浄ボール5及び液体を液体出口28より通過させ、固形
異物排出時には固形異物30を固形異物出口32より排
出できるボール回収3方向弁24を設け、かつ固形異物
出口32を設けてもよい。
【0046】また、前記洗浄ボール5の湿分除去手段を
備える。この実施例2では図6,図7及び図8(a)〜
(d)に示すように、ブロワ71と、交流電源72に接
続されたブロワ71の空気吹き出し方向に配置された電
熱器70と、弁81を有している。そしてこの湿分除去
手段は、ブロワ71から吹き出された空気を電熱器70
で加熱し、その熱風を弁81を通じて前記ボール回収器
8内に吹き込み、洗浄ボール5の気孔に含有している湿
分を除去し、洗浄ボール5の比重を小さくするようにな
っており、簡素な装置を追設するだけで湿分除去が可能
となる。
【0047】尚、湿分除去手段としてボール回収器8内
を真空吸引することによって湿分を除去してもよい。
【0048】また、前記ボール回収器8への液体注水手
段を備える。この実施例2では図6に示すように、冷却
水出口配管2b,ボール捕集器6,ボール循環ポンプ7
及び弁80を有する。したがって、この実施例では液体
として海水を使用する。この液体注水手段は冷却水出口
配管2b内の海水を、ボール捕集器6,ボール循環ポン
プ7及び弁80を介してボール回収器8内に供給し、そ
の海水により、ボール回収器8内の洗浄ボール5を、網
篭23が回転しても洗浄ボール5と接触しない位置まで
浮上させる。
【0049】また、前記固形異物30の排出手段を備え
る。この実施例では図6,図7及び図8(a)〜(d)
に示すように、ボール回収弁33に連絡する液体出口2
8と、ボール回収弁33−弁55間の配管から分岐した
配管に接続された弁82と、弁82に接続された配管の
下方に設置されたメッシュや多孔板により形成された固
形異物捕集バスケット10を有する。そして、この固形
異物30の排出手段は、実施例1と同様にしてバスケッ
ト22に収集した洗浄ボール5と固形異物30を網篭2
3によって仕切る。その後、ボール回収弁33及び弁8
2を開の状態にすることにより、ボール回収器8内の液
体及びバスケット22の底部に沈殿した固形異物30は
ボール回収弁33,液体出口28及び弁82を介して固
形異物捕集バスケット10の排出できる。
【0050】尚、図12のように、固形異物30の排出
手段の構成をボール回収3方向弁24と、固形異物出口
32と、これに接続された配管の下方に設置された固形
異物捕集バスケット10としてもよい。そして固形異物
30の排出手段は、洗浄ボール5と固形異物30を網篭
23によって仕切った後に、ボール回収3方向弁24を
固形異物排出可能な状態にすることにより、ボール回収
器8内の液体及びバスケット22の底部に沈殿した固形
異物30はボール回収3方向弁24,固形異物出口32
を介して固形異物捕集バスケット10に排出できる。
【0051】そして、洗浄ボール5のみを胴体29内に
残す。
【0052】洗浄ボール5と固形異物30と分離に関し
て以下手順を説明する。
【0053】ボール回収運転に際して、図6,図7及び
図9に示す如く、ボール回収弁33を洗浄ボール5及び
固形異物30が不通過となる状態にする。洗浄ボール5
及び固形異物30はバスケット22に捕集され、液体は
弁33,弁55を介して系統内を循環していく。
【0054】一定時間経過し、前記ボール回収器8内の
バスケット22に洗浄ボール5と固形異物30が捕集し
きった後、循環ポンプ7を停止し、弁80及び弁55を
閉じる。さらに弁53を開き、ボール回収器8内のドレ
ンを抜き、再度弁53を閉じる。
【0055】固形異物排出のために、洗浄ボール5及び
固形異物30の回収容器としてボール回収器を使用する
ことにより、固形異物排出のために新たに容器を追設し
なくてよい。
【0056】次に固形異物排出に際して、図6,図8
(a)〜(d)及び図10に示す如く、湿分除去手段の
弁81を開け、電熱器70を作動し、ブロワ71を起動
しボール回収器8に湿分除去手段から熱風を吹き込み、
洗浄ボール5の気孔中に含有している湿分を除去して、
洗浄ボールの比重を小さし、液体注入により浮上するよ
うに処理する。
【0057】尚、湿分除去手段として、真空吸引を利用
してもよい。
【0058】また、洗浄ボール5の湿分が浮上に十分な
程度に湿分が除去されたか、否かの検出手段を設けても
よい。この検出手段としては、湿度検出器を設けて湿度
を検出するようにしてもよく、また予め湿分除去に必要
な時間を測定しておき、所定時間経過したときに湿分が
除去されたものと判断するようにしてもよい。
【0059】洗浄ボール5の湿分の除去をした後、循環
ポンプ7を起動し、さらに弁80を開け、前記ボール回
収器8内に液体(ここでは海水)を注水する。その液体
により、ボール回収器8内の洗浄ボール5を、網篭23
が回転しても洗浄ボール5と接触しない位置まで浮上さ
せ、一方固形異物30は前記バスケット22の底部に沈
殿する。ボール回収器8内に液体が充填されたら循環ポ
ンプ7を停止し、弁80を閉じる。
【0060】次に洗浄ボール5と固形異物30が分離し
たのを確認後、網篭23を洗浄ボール捕集可能な状態
(ここでは網篭23を回転させ水平にし、洗浄ボール5
が不通過となる状態)にする。これによりバスケット2
2内で洗浄ボール5と固形異物30とを網篭23を介し
て分離する。固形異物30は弁30側に隔離する。次
に、固形異物排出弁82及びボール回収弁33を開ける
と、ボール回収器8内の液体及びバスケット22の底部
に沈殿した固形異物30はボール回収弁33,液体出口
28,固形異物排出弁82を介して固形異物捕集バスケ
ット10に自動的に排出される。
【0061】また、液体入口25より液体を注水しなが
ら固形異物30を排出してもよい。その後の処理として
は、各弁及び網篭23をボール回収運転終了状態に戻
す。また、固形異物捕集バスケット10に捕集された固
形異物30を廃棄処分する。固形異物排出作業後、固形
異物は系統外に排出され、かつ洗浄ボールは胴体29内
に保持されたままの状態にあるので、洗浄ボール循環の
可能な状態に戻る。網篭23に確保した洗浄ボール5は
再びボール洗浄に使用される。ボール洗浄が必要となっ
たら弁24,弁55を介して洗浄ボール5が系統内に流
れるように開して、3方向弁50をボール回収器8側に
液体が流れるようにして流体供給し、ボールを液体と共
に系統内に運ぶ。このように、ボール洗浄作業が容易且
つ迅速にできる。ボール回収器8に、洗浄ボール5と固
形異物30との分離機能を有し、ボール回収,供給及び
固形異物30分離が容易となる。分離後にボール回収器
8内に配置されているため、固形異物30除去後、次の
ボール洗浄の準備が容易となる。定期的に洗浄を行う場
合であっても容易に洗浄運転ができる。また、本ボール
洗浄装置は構造がシンプルで、メンテナンスが容易とな
る。
【0062】さらに、制御装置100を設けることによ
り、洗浄ボール循環→洗浄ボール回収→固形異物排出→
洗浄ボール循環の繰り返し作業の自動化が可能となる。
【0063】このように、被洗浄物の洗浄後に取り出し
た洗浄ボールと固形異物とを一緒に回収したボール回収
器において、洗浄ボールの通過又は不通過の切り替え操
作が可能な網篭を備え、洗浄ボールの湿分を除去した後
に、ボール回収器内に液体を注入し、洗浄ボールを浮上
させた後に、網篭を洗浄ボール不通過の状態にし、液体
排出後に洗浄ボールのみをボール回収器内に保持し、固
形異物をボール洗浄系統外に排出するようにしているの
で、固形異物がボール洗浄系統に流れ込むことによるボ
ール回収器内面ライニングの損傷,ボール循環配管エル
ボ等の損傷及び弁での固形異物のかみ込み等のトラブル
を未然に防止し得る効果がある。
【0064】さらに、洗浄ボールの湿分除去に含水装置
を使用してボール回収器内の真空吸引を行うことによ
り、システムを簡単にできる。
【0065】
【発明の効果】本発明により、洗浄ボールと固形異物と
の分離ができると共に、構造が簡単で容易にボール洗浄
作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】復水器の伝熱管の全自動ボール洗浄系統に適用
した一実施例を示す系統図。
【図2】固形異物排出装置の拡大縦断面図。
【図3】洗浄ボール及び固形異物分離工程説明図。
【図4】洗浄ボール及び固形異物分離フローチャート
(前半)。
【図5】洗浄ボール及び固形異物分離フローチャート
(後半)。
【図6】復水器の伝熱管の全自動ボール洗浄系統に適用
した一実施例を示す系統図。
【図7】固形異物排出装置の拡大縦断面図。
【図8】洗浄ボール及び固形異物分離工程説明図。
【図9】洗浄ボール及び固形異物分離フローチャート
(前半)。
【図10】洗浄ボール及び固形異物分離フローチャート
(後半)。
【図11】固形異物排出装置の変形例の拡大断面図。
【図12】固形異物排出装置の変形例の拡大断面図。
【符号の説明】
1…復水器、2a…冷却水入口配管、2b…冷却水出口
配管、3a…入口水室、3b…出口水室、4…伝熱管、
5…洗浄ボール、6…ボール捕集器、7…ボール循環ポ
ンプ、8…ボール回収器、9…ボール循環ライン、10
…固形異物捕集バスケット、11…真空タンク、12…
真空ポンプ、22…バスケット、23…網篭、24…ボ
ール回収3方向弁、25…液体入口、26…真空吸引ま
たは空気抜き口、27…ドレン抜き口、28…液体出
口、29…胴体、30…固形異物、33…ボール回収
弁、50,51…3方向弁、52〜55,57,58,
80〜82…弁、70…電熱器、71…ブロワ、72…
交流電源、85…熱風吐出口、100…制御装置。
フロントページの続き (72)発明者 相原 剛 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平4−124597(JP,A) 実開 平1−157982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28G 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に冷却水を供給する冷却水入口配
    管と、該熱交換器を流れた冷却水を排出する冷却水出口
    配管とに連絡するバイパス経路と、該バイパス経路に設
    置され、該バイパス経路の一方側から流れ込む洗浄用ボ
    ールを回収し、該バイパス経路の他方側に洗浄用ボール
    を供給する、内部に前記ボール及び固形異物を捕獲する
    捕獲手段を備えたボール回収器と、該バイパス経路に配
    置され、洗浄用ボールを循環させる循環ポンプと、冷却
    水入口配管或いは冷却水出口配管を流れる洗浄用ボール
    を前記バイパス経路に導く洗浄用ボール捕集器とを有す
    るボール洗浄装置であって、前記ボール回収器は、ボー
    ル捕集器を経てバイパス経路を流れる前記ボール及び固
    形異物が流入する取入口と、該取入口に連絡して設置さ
    れ、前記ボール及び固形異物を捕獲すると共に、液体を
    通すバスケットと、前記ボール回収器内に設置され、前
    記捕獲された前記ボールと固形異物とを隔離する仕切手
    段と、該仕切手段により仕切られた固形異物を系外に排
    出する排出手段とを有し、 前記バスケットの下方側に設
    置され、バスケットに捕獲された洗浄ボール或いは固形
    異物のバスケット外への流通を制御し、前記バイパス経
    路の他方側に連絡する弁を配置し、前記仕切手段は、バ
    スケット内に設置され、前記隔離時に前記弁を含む領域
    と前記弁を含まない領域とを隔て、非隔離時には該両領
    域を連通させるよう可動する可動機構を備えることを特
    徴とするボール洗浄装置。
  2. 【請求項2】 熱交換器に冷却水を供給する冷却水入口配
    管と、該熱交換器を流れた冷却水を排出する冷却水出口
    配管とに連絡するバイパス経路と、該バイパス経路に設
    置され、該バイパス経路の一方側から流れ込む洗浄用ボ
    ールを回収し、該バイパス経路の他方側に洗浄用ボール
    を供給する、内部に前記ボール及び固形異物を捕獲する
    捕獲手段を備えたボール回収器と、該バイパス経路に配
    置され、洗浄用ボールを循環させる循環ポンプと、冷却
    水入口配管或いは冷却水出口配管を流れる洗浄用ボール
    を前記バイパス経路に導く洗浄用ボール捕集器と、を有
    するボール洗浄装置の運転方法であって、復水器から排
    出され前記冷却水出口管を流れる洗浄用ボールを前記ボ
    ール捕集器により前記バイパス経路に導き、前記ボール
    回収器内のバスケットに捕獲する捕獲行程と、前記捕獲
    後に、前記ボール回収器内の水を排出する水排出行程
    と、前記水排出後に、前記ボールに含まれる水分を減少
    させる除湿行程と、前記除湿後に、前記ボール回収器内
    に水を注水して、バスケットの下方側に固形異物とバス
    ケットの上方側に前記ボールとを分離させる分離行程
    と、該分離後に、前記固形異物と前記ボールとを前記回
    収器内で隔離する仕切行程と、該仕切後に前記ボールを
    ボール回収器内に保持すると共に、固形異物をボール回
    器外に排出する排出行程と、を有することを特徴とす
    るボール洗浄装置の運転方法。
JP32986097A 1997-12-01 1997-12-01 ボール洗浄装置 Expired - Fee Related JP3346253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32986097A JP3346253B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボール洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32986097A JP3346253B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボール洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11159995A JPH11159995A (ja) 1999-06-15
JP3346253B2 true JP3346253B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=18226052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32986097A Expired - Fee Related JP3346253B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 ボール洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346253B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11159995A (ja) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4601181A (en) Installation for cleaning clothes and removal of particulate contaminants especially from clothing contaminated by radioactive particles
US7882716B2 (en) Dry-cleaning machine
CN102257206B (zh) 衣服处置装置及其控制方法
JP2010236819A (ja) 熱交換器伝熱管洗浄装置
JP2002320964A (ja) 分離器デバイス
TWI361237B (en) Washing machine
US3872920A (en) Descaling system for the cooling tubes of a steam condenser
US4984629A (en) Ball collector and filling apparatus for circulating ball cleaning system
US7357260B2 (en) Solid material separator
JP2595049Y2 (ja) 膜脱気装置における結露水除去装置
JP3346253B2 (ja) ボール洗浄装置
JPH06210220A (ja) ペンキスプレーブースの空気供給ハウジング装置
DK179189B1 (en) Method for restoring damaged electronic devices by cleaning and apparatus
JP3321636B2 (ja) 精密洗浄装置
JP3363557B2 (ja) 一槽式処理装置
JP4215584B2 (ja) 油水分離装置
JP2908859B2 (ja) 洗浄ボールと固形異物の分離方法および装置
JP7466384B2 (ja) 放射性固体廃棄物の貯蔵方法及び貯蔵容器
JP3608975B2 (ja) 洗浄体回収装置
JP2946321B1 (ja) 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法
RU2043430C1 (ru) Бессточный модуль гальванохимической обработки деталей
JPH01171611A (ja) サンプリング用液処理装置
KR101923902B1 (ko) 모듈형 연마 폐수 처리장치
JP3424119B2 (ja) 処理装置
JPH09117753A (ja) 多段フラッシュ蒸発による海水淡水化装置およびその運用方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees