JP2908859B2 - 洗浄ボールと固形異物の分離方法および装置 - Google Patents

洗浄ボールと固形異物の分離方法および装置

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JP2908859B2 JP24410590A JP24410590A JP2908859B2 JP 2908859 B2 JP2908859 B2 JP 2908859B2 JP 24410590 A JP24410590 A JP 24410590A JP 24410590 A JP24410590 A JP 24410590A JP 2908859 B2 JP2908859 B2 JP 2908859B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗浄ボールと固形異物の分離方法および装
置に係り、特に復水器の伝熱管に、冷却媒体として海水
を通して冷却し、その伝熱管内にスポンジ製の洗浄ボー
ルを通過させて洗浄したのち、その洗浄ボールと貝等の
固形異物とを分離するために好適な洗浄ボールと固形異
物の分離方法と、これを実施するための装置に関する。
[従来の技術] 一般に大型の復水器は、伝熱管の冷却媒体として海水
を使用している。そして、伝熱管内の洗浄には多くの場
合、全自動ボール洗浄システムが採り入れられている。
そこで、まず前記復水器と、全自動ボール洗浄システ
ムについて説明する。
第7図は復水器と全自動ボール洗浄システムを復水器
の正面側から見て示した系統図、第8図〜第10図は同復
水器と全自動ボール洗浄システムを平面上に展開して示
した系統図であって、第8図,第9図および第10図はそ
れぞれ全自動ボール洗浄システムのボール循環運転状
態,ボール回収運転状態および一時逆洗運転状態を示す
図であり、第11図(a),(b)はバタフライ型ボール
カウンタの斜視図であって、第11図(a)は洗浄ボール
の非カウント状態を示す図、第11図(b)は洗浄ボール
のカウント状態を示す図、第12図,第13図および第14図
はそれぞれ第8図,第9図および第10図に対応するボー
ル循環運転時,ボール回収運転時および一時逆洗運転時
のフローチャートである。
第7図に示すように、復水器1は入口水室3aと、出口
水室3bと、入口水室側管板4aおよび出口水室側管板4b間
に多数配列された伝熱管5と、冷却水入口配管2aと、冷
却水出口配管2bと、入口水室3a側に設けられた管巣の入
口弁51a,51bと、出口水室3b側に設けられた管巣の出入
口弁52a,52bと、入口水室3aと出口水室3b間に設けられ
た水室連絡弁53a,53bと、洗浄ボール6を使用して実施
する全自動ボール洗浄システムとを備えて構成されてい
る。
そして、前記復水器1は第8図〜第10図に示す例では
(A),(B)および(C)の3台が並列に配置されて
いる。各復水器1は、第7図に示すように、多管式熱交
換器であり、胴体内に多数の伝熱管5を有している。復
水器1の冷却媒体は、主に海水であり、冷却水入口配管
2aから入口水室3aを通り、伝熱管5を経て出口水室3b、
出口配管2bを通って再び海洋へと戻される。
前記全自動ボール洗浄システムは、第7図〜第10図に
示すように、冷却水入口配管2aに接続されたボール投入
管8と、復水器1の出口配管2bに接続されたボール捕集
器7と、ボール循環ポンプ9と、ボールカウンタ11と、
ボール回収器12と、前記ボール循環ポンプ9とボールカ
ウンタ11間に設けられた3方弁54と、前記ボール回収器
12とボール投入管8間に設けられた3方弁56と、前記3
方弁54,56間に前記ボールカウンタ11とボール回収器12
をバイパスさせて接続されたボール循環ライン10と、ボ
ールストッカ15と、真空度計16および真空ポンプ17の組
と、各機器の状況を把握し制御するコントローラ100と
を備えている。
前記洗浄ボール6は、スポンジにより球形に形成され
ている。
前記ボール投入管8には、3方弁56が設けられてい
て、ボール洗浄運転時に、復水器1の入口水室3aに洗浄
ボール6を送り込むようになっている。
前記ボール捕集器7は、復水器1の伝熱管5を通過し
て出口水室3bに出てきた冷却水と洗浄ボール6との混合
物から、洗浄ボール6を分離し、捕集するようになって
いる。
前記ボール循環ポンプ9は、ボール捕集器7で捕集さ
れた洗浄ボール6を、3方弁54の切り替えに伴い、ボー
ル循環ライン10またはボールカウンタ11に送り込むよう
になっている。
前記ボールカウンタ11には、例えば特開昭59−98626
号公報に開示されているような、バタフライ弁型のもの
を使用すると都合がよい。この特開昭59−98626号公報
に開示のボールカウンタ11は、第11図(a),(b)に
示すように、中空のボディ18と、カウント用の複数の通
過孔20を有しかつボディ18内に非カウント姿勢とカウン
ト姿勢とに回転可能に収納された回転体19と、回転軸
(図示せず)を介して前記非カウント姿勢とカウント姿
勢とに姿勢制御するハンドル21と、前記各通過孔20を通
過した洗浄ボール6をカウントする超音波または光電装
置(図示せず)等とを備えている。そして、このボール
カウンタ11では、第11図(a)に示すように、回転体19
に設けられた通過孔20を洗浄ボール6の流れ方向と直交
する状態にセットしたときは、洗浄ボール6はボディ18
の内孔と回転体19の表,裏面間の空間部を通って流出
し、カウントされない。これに対して、第11図(b)に
示すように、回転体19に設けられた通過孔20を洗浄ボー
ル6の流れ方向と平行にセットしたときは、洗浄ボール
6が通過孔20を通って流出し、その間に超音波または光
電装置等によりカウントされ、各通過孔20を通った洗浄
ボール6の数がコントローラ100で合算されるようにな
っている。
前記ボール回収器12には、ボール回収弁57が設けられ
ている。このボール回収器12は、ボールカウンタ11から
出た洗浄ボール6を回収し、内部に貯留し、ボール洗浄
運転時にボール投入管8へ洗浄ボール6を送るようにな
っている。
前記ボールストッカ15には、第11図(a),(b)に
示すような構造のボールカウンタ11′が設けられてい
る。前記ボールストッカ15は、新しい洗浄ボール6を常
時一定数貯留している。そして、ボールカウント運転時
にボールカウンタ11によりカウントされた洗浄ボール6
が不足していると、ボールストッカ15からボール回収器
12へ新しい洗浄ボール6を不足分だけボールカウンタ1
1′でカウントして送給する。なお、洗浄ボール6は復
水器水室内の流れの滞留領域や、海棲生物の密生領域ま
たは冷却水配管内に停滞し、最初に投入したボール数に
対して回収されるボール数は約1〜2%少なくなる。前
記ボールストッカ15では、その不足分を補充する。
前記真空度計16と真空ポンプ17とは、新しい洗浄ボー
ル6に含水させる装置を構成している。前記ボールスト
ッカ15からボール回収器12に送給された新しい洗浄ボー
ル6の気孔には水を含んでいない。このままでは、洗浄
ボール6として所期の機能を発揮できない。このため、
ボール回収器12からボール投入管8に新しい洗浄ボール
6を投入する前に含水させる必要がある。そこで、真空
ポンプ17によりボール回収器12内を真空吸引し、真空度
計16で計測した結果が所定の真空度になった時点で、ボ
ール回収器12内に水を充填し、新しい洗浄ボール6の気
泡に含水させる。
ところで、前記全自動ボール洗浄システムは、ボール
洗浄運転時には第7図および第8図に示すように、洗浄
ボール6をボール投入管8から冷却水入口配管2aに投入
し、冷却水と一緒に入口水室3aに入れ、各伝熱管5内を
通過させ、出口水室3bに取り出す。これにより、各伝熱
管5の内壁面のスケール,スライム等が除去され、清浄
化される。
前記ボール洗浄運転時におけるボール循環運転時に
は、第8図および第12図に示すように、出口水室3bから
取り出された洗浄ボール6は冷却水と一緒に冷却水出口
配管2bを通ってボール捕集器7に入る。このボール捕集
器7で洗浄ボール6が冷却水と分離され、分離された大
部分の冷却水は海洋に戻され、洗浄ボール6はボール捕
集器7で捕集される。このボール循環運転時には、ボー
ル循環ポンプ9が起動され、3方弁54,56がボールカウ
ンタ11およびボール回収器12側閉でボール循環ライン10
開に切り替えられる。したがって、前記ボール捕集器7
で捕集された洗浄ボール6は、ボール循環ポンプ9によ
り積極的にボール循環ライン10内に押し込まれ、このボ
ール循環ライン10を経てボール投入管8に循環され、こ
のボール投入管8により再び冷却水入口配管2aへ投入さ
れる。以上のボール循環運転は、一般に1日1回〜3日
に1回程度の頻度で実施され、1回のボール洗浄時間は
約1時間である。
前記ボール循環運転終了後、ボール回収運転を行う。
このボール回収運転時には、第9図および第13図に示す
ように、3方弁54はボール循環ライン10側閉でかつボー
ルカウンタ11およびボール回収器12側開に切り替えら
れ、3方弁56はボール循環ライン10側閉でかつボール回
収器12の出口側開に切り替えられ、ボール回収器12に設
けられたボール回収弁57は、閉に切り替えられる。その
結果、ボール捕集器7で捕集された洗浄ボール6は、ボ
ール循環ポンプ9によりボールカウンタ11に送り込まれ
る。このボールカウンタ11では、洗浄ボール6をカウン
トしたのち、ボール回収器12に送る。このボール回収器
12では、洗浄ボール6を回収し、一時貯留する。このボ
ール回収運転に要する時間は、約30分である。前記ボー
ル回収器12で洗浄ボール6を回収後、ボール循環ポンプ
9を停止させ、またボール捕集器7を開放する。
一般に、洗浄ボール6は前述のごとく、最初に投入し
たボール数よりも回収されるボール数が1〜2%程度少
なくなる。したがって、ボール回収運転後、洗浄ボール
6の不足分だけ、ボールストッカ15からボール回収器12
内に新しい洗浄ボール6を補充する。このとき、ボール
ストッカ15に設けられたボールカウンタ11′によりカウ
ントして入れる。ボール回収器12内に新しい洗浄ボール
6を補充したのち、第7図に示す真空ポンプ17によりボ
ール回収器12内に真空吸引する。この真空吸引と同時に
真空度計16により真空度を計測し、所定の真空度になっ
たとき、真空ポンプ17を停止させる。ついで、ボール回
収器12内に水を供給し、新しい洗浄ボール6の気泡に水
分を含有させる。
以上のボール回収運転終了後、ボール回収弁57を開に
切り替え、このボール回収弁57から洗浄ボール6を取り
出し、ボール投入管8に供給する。
次に、第10図および第14図により一時逆洗運転につい
て説明する。この一時逆洗運転は、ボール循環時に、入
口水室3a側の管板4aの面に停滞している洗浄ボール6を
回収する目的で行われる運転である。この一時逆洗運転
では、水室連絡弁53a,53bを開け、片側の管巣の出入口
弁51a,52bを閉じて冷却水の一部を第10図の復水器1
(A)について矢印(逆洗)で表した方向に流して行
う。また、この一時逆洗運転は、通常ボール回収運転後
に、短時間一時的に行うもので、前述のボール回収運転
時と同様、ボールカウンタ11およびボール回収器12を働
かせ、ボール回収弁57を閉じた状態で行う。
以上の各運転制御は、第7図に示すコントローラ100
によって行われ、予め決められた頻度で自動的に行われ
る。
[発明が解決しようとする課題] 以上述べた従来技術は、ボール循環運転中に、復水器
1の水室内または冷却水配管系統内に付着し成長する貝
等の海棲生物がボール捕集器7を通過する際、洗浄ボー
ル6と一緒にボール循環ライン10に流れ込み、このボー
ル循環ライン10の管内を閉塞させたり、またはボール回
収運転中に、ボールカウンタ11の通過孔20を塞いだりす
る点について配慮されていない。このため、巨大な貝が
流入した場合、全自動ボール洗浄ボールの運用に支障を
来すという問題があった。
なお、従来の発電プラントにおける復水器は、前述の
ように、冷却媒体として主に自然の海水を使用してい
る。このため、海水中の生物や、木片,ごみ等の異物
を、冷却水入口配管の上流側の取水口に、予め分離,除
去する装置が取り付けられている。この異物を分離,除
去する装置には、例えばトラベルスクリーンが用いられ
る。しかしながら、海水取水口から発電所の建屋内まで
は短くしても50m、長い場合は300〜500mの長距離に及ぶ
ものもあり、この間の管路の内壁には、貝や藻等の海棲
生物が付着し成長する。これらが管路の内壁から脱落し
て海水とともに復水器の水室内へ流れ込むと、前述のご
ときボールカウンタ11の通過孔20を塞いでしまう等のト
ラブルの原因となる。
また、第7図に示すような復水器1の冷却水入口配管
2aの途中の、入口水室3aに極く近い位置にフィルタを取
り付け、冷却水入口配管2aの途中で成長した海棲生物を
海水から分離する技術もある。しかしながら、この技術
も海棲生物の幼虫や種子は、フィルタを通過し、復水器
1の水室の内壁面に付着し成長する。特に、出口水室3a
内は伝熱管5内で温められた20〜30℃の温度の海水が常
時通過するため、海棲生物の成長に最も適した条件とな
り、海棲生物が短時間のうちに成長し、巨大化する。
以上述べた条件により、復水器1の水室内や管路中で
成長した貝等の海棲生物がボール回収運転等でボール捕
集器7からボールカウンタ11へと流れ込み、全自動ボー
ル洗浄システムの運用に支障を来す場合があった。
特に、第10図および第14図に示すような一時逆洗運転
時のボール捕集においては、通常運転の際に冷却水入口
配管2a側から流入し、入口側管板4aの表面に停滞してい
た巨大な貝が水室連絡弁53bを通り、ボール捕集器7か
らボールカウンタ11へと流れ込み、ボールカウンタ11の
通過孔20を閉塞するといった不都合が発生していた。
前述の不都合は、第11図(a),(b)に示すバタフ
ライ弁型のボールカウンタ11を設置しておけば、ハンド
ル21を操作し、回転体19を回転させることにより、海棲
生物中の最も障害物となる貝を取り除くことができる。
しかしながら、従来技術ではボールカウンタ11から取り
除かれた貝はボール回収器12へ流れ込み、ボール循環運
転の際には再び冷却水配管系統に戻され、入口側管板4a
で停滞する。その結果、前記貝はボール循環系統外に流
出せず、徐々にその数を増して行き、ついにはボール循
環運転が不可能になる程、多量になることもあった。
本発明の第1の目的は、ボール循環系統内に流れ込ん
だ貝等の固形異物と、洗浄ボールとを自動的に分離し、
固形異物をボール循環系統外に取り出し得る洗浄ボール
と固形異物の分離方法を提供することにある。
そして、本発明の第2の目的は前記本発明方法を的確
に実施し得る洗浄ボールと固形異物の分離装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 前記第1の目的は、被洗浄物の入口配管に接続された
ボール投入管と、被洗浄物の出口配管に接続されたボー
ル捕集器との間に、ボール循環ポンプ,ボールカウン
タ,ボール回収器をそれぞれ循環流に沿って有するボー
ル回収ラインを接続するものにおいて、被洗浄物の洗浄
後、ボール回収ラインのボール回収器に流入すべき洗浄
ボール及び固形異物を含む液体を、分離容器に取り込
み、次いで分離容器内の液体及び洗浄ボールの湿分を除
去し、さらに、その分離容器内に液体を注入することに
より、洗浄ボールと固形異物とを攪拌させて洗浄ボール
を分離容器内のボール出口レベルまで浮上させ、浮上し
た洗浄ボールを溢れた液体と共にボール受けに流入し、
該液体をボール受けより排出させることにより達成され
る。
また、前記第2の目的は、ボール回収ラインに、ボー
ル回収器に流入すべき洗浄ボール及び固形異物を含む液
体を取り込む分離容器と、この分離容器に対し内部の液
体及び洗浄ボールの水分を除去する手段と、分離容器に
液体を注入し、分離容器内の洗浄ボールと固形異物とを
攪拌させかつ洗浄ボールをボール出口レベルまで浮上さ
せる液体注入手段と、その浮上した洗浄ボールを溢れた
液体と共に流入させ、該液体を外部に排出するボール受
けとを設置したことにより、達成される。
[作用] 本発明方法では、被洗浄物である例えば復水器の伝熱
管を通過して来た洗浄ボールと固形異物とがボール回収
ラインを通過しようとする。
その際、ボール回収ラインのボール回収器に流入すべ
き洗浄ボール及び固形異物を含む液体を、分離容器に入
れる。前記固形異物としては、例えば伝熱管の冷却水と
して海水を使用した場合には、その海水と一緒に入り込
んだ貝や、伝熱管の内壁面から除去されたスケールおよ
びスライムの固まり等がある。
次いで、分離容器内の液体及び洗浄ボールの湿分を除
去し、洗浄ボールの比重を小さくする。前記洗浄ボール
は、スポンジ製であり、気孔中に水分を含有している
と、液体中で必ずしも浮上しない。そこで、本発明方法
では、洗浄ボールの湿分を除去し、液体上に洗浄ボール
が浮上するようにする。
さらに、その分離容器内に液体を注入することによ
り、洗浄ボールと固形異物とを攪拌させて洗浄ボールを
分離容器内のボール出口レベルまで浮上させる。この液
体には、主に水を用いる。
その後、浮上した洗浄ボールを液体と共にボール受け
に流入し、該液体をボール受けより排出させる。
前述の如く、分離容器内で液体及び洗浄ボールの湿分
を除去した後、これに液体を注入することにより、洗浄
ボールと固形異物とを攪拌させて洗浄ボールを分離容器
内のボール出口レベルまで浮上させるので、固形異物中
に洗浄ボールが埋もれることがなく、また浮き上がった
洗浄ボールを液体と共にボール受けに流し、液体を外部
に排出することによりボール受けに洗浄ボールのみを確
保することができるので、洗浄ボールと固形異物とを自
動的にかつ確実に分離し、洗浄ボールを捕集することが
でき、固形異物がボール循環系統に流れ込むことによる
色々なトラブルを未然に防止することが可能となる。
前記ボール受けに確保した洗浄ボールは、再び伝熱管
等の被洗浄物に送り込まれ、洗浄に使用されることとな
る。
そして、本発明装置では、ボール回収ラインに、ボー
ル回収器に流入すべき洗浄ボール及び固形異物を含む液
体を取り込む分離容器と、この分離容器に対し内部の液
体及び洗浄ボールの水分を除去する手段と、分離容器に
液体を注入し、分離容器内の洗浄ボールと固形異物とを
攪拌させかつ洗浄ボールをボール出口レベルまで浮上さ
せる液体注入手段と、その浮上した洗浄ボールを溢れた
液体と共に流入させ、該液体を外部に排出するボール受
けとを設置して構成したので、上記方法発明を的確に実
施することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は復水器の伝熱管の全自動ボール洗浄システムに適
用した本発明方法を実施するための装置を示す系統図、
第2図は第1図に示した装置の拡大縦断面図、第3図
(a)〜(d)は本発明方法の一実施例の工程説明図、
第4図は同じくフローチャートである。
その第1図に示す装置において、復水器や全自動ボー
ル洗浄システムを構成している部材の従来技術と同じ部
材には同じ符号を付けて示し、これ以上の説明を省略す
る。
第1図および第2図に示す実施例の洗浄ボールと固形
異物の分離装置では、分離容器13と、この分離容器13に
接続された洗浄ボール6の湿分除去手段および液体注入
手段と、ボール受け14と、分離容器13からボール受け14
へ洗浄ボール6が移ったか,否かの検出手段とを備えて
構成されている。
前記分離容器13は、第2図に示すように、胴体23と、
これの内部に収納されたバスケット24と、胴体23の上部
開口に被せられた蓋25と、胴体23の上部一側に設けられ
たボール出口28と、胴体23の底部に設けられた液体抜き
弁29とを有して構成されている。前記胴体23は、断面
型に形成されている。前記バスケット24は、メッシュや
多孔板により形成され、洗浄ボール6と貝等の固形異物
22とを捕集し、液体を排出し得るようになっている。前
記蓋25には、フランジ26を介して取り込み配管27が接続
されている。この取り込み配管27は、この実施例では第
1図に示すように、ボールカウンタ11とボール回収器12
間に3方弁55を介して接続されていて、ボール循環系統
から洗浄ボール6と貝等の固形異物22とを一緒に取り込
み、これを前記バスケット24内に投入するようになって
いる。前記ボール出口28は、予め設定された液体面上に
浮上した洗浄ボール6をボール受け14に流すようになっ
ている。
前記洗浄ボール6の湿分除去手段は、この実施例では
第2図および第3図(a)〜(d)に示すように、ブロ
ワ30と、交流電源32に接続されかつブロワ30の空気吹き
出し方向に配置された電熱器31と、弁33とを有して構成
されている。そして、この湿分除去手段は、ブロワ30か
ら吹き出された空気を電熱器31で加熱し、その熱風を弁
33を通じて前記分離容器13内に吹き込み、洗浄ボール6
の気孔に含有して湿分を除去し、洗浄ボール6の比重を
小さくするようになっている。
なお、洗浄ボール6の湿分が浮上に十分な程度に湿分
が除去されたか,否かの検出手段を設けてもよい。この
検出手段としては、分離容器13に湿度検出器(図示せ
ず)を設けて湿度を検出するようにしてもよく、また予
め湿分除去に必要な時間を測定しておき、ブロワ30と電
熱器31が作動後、所定時間経過したときに湿分が除去さ
れたものと判断するようにしてもよい。
前記液体注入手段は、第1図および第2図に示すよう
に、ボール循環ポンプ9および3方弁54間と、分離容器
13の胴体23の底部とを結ぶ配管34と、この配管34に設け
られた弁35とを有して構成されている。したがって、こ
の実施例では液体として海水を使用する。この液体注入
手段は、ボール循環ポンプ9から吐出された海水を、配
管34および弁35を通じて分離容器13の胴体23の底部に供
給し、その海水により分離容器13のバスケット24内の洗
浄ボール6と貝等の固形異物22とを撹拌し、洗浄ボール
6を分離容器13のボール出口28から流出する位置へ浮上
させるようになっている。
前記分離容器13からボール受け14へ洗浄ボール6が移
ったか,否かの検出手段は、第2図に示すように、分離
容器13のボール出口28から洗浄ボール6が流出するレベ
ルに設けられた高水位検出器36を有している。そして、
この検出手段では、高水位検出器36により高水位を検出
後、所定時間、例えば5分経過したときに、分離容器13
からボール受け14に洗浄ボール6が移ったものと判断す
るようにしている。また、分離容器13の胴体23とバスケ
ット24を透明材料で形成し、目視で確認するようにして
もよい。
前記ボール受け14は、第2図に示すように、断面型
に形成された胴体37と、メッシュまたは多孔板で形成さ
れかつ胴体37の内部に収納されたバスケット38と、胴体
37の上部開口に被せられた蓋39と、胴体37の底部に設け
られた液抜き弁40とを有して構成されている。前記蓋39
には、前記ボール出口28の挿入口39′が設けられてい
る。そして、このボール受け14には前記分離容器13から
ボール出口28を通じて液体と一緒に洗浄ボール6が流入
し、バスケット38で洗浄ボール6を受けるようになって
いる。
次に、前記実施例の分離装置の作用に関連して本発明
方法の一例を説明する。
ボール回収運転に際して、第1図および第4図に示す
ごとく、ボール循環ポンプ9とボールカウンタ11間に設
けられた3方弁54をボール循環ライン10側閉−ボールカ
ウンタ11側開に切り替え、ボールカウンタ11とボール回
収器12間に設けられた3方弁55をボール回収器12側閉−
取り込み配管27側開に切り替え、分離容器13への液体注
入用の配管34に設けられた弁35を閉じ、分離容器13の液
抜き弁29を開き、湿分除去手段の弁33を閉じ、ボール受
け14の液抜き弁40を閉じる。なお、このボール回収運転
時には、ボール回収器12とボール投入管8間に設けられ
た3方弁56は、ボール回収器12側閉に切り替えられてい
る。
この状態で、ボールカウンタ11を第11図(a)に示す
ように、非カウント状態にセットすると、洗浄ボール6
と貝等の固形異物22と液体(ここでは海水)とが一緒に
ボール循環ポンプ9から3方弁54→ポールカウンタ11→
3方弁55→取り込み配管27→分離容器13に流入する。
前記分離容器13内に流入した洗浄ボール6と固形異物
22と液体のうちの、液体は分離容器13のバスケット24か
ら液抜き弁29を通り、外部に排出され、洗浄ボール6と
固形異物22は前記バスケット24により捕集される。
前記分離容器13のバスケット24に殆どの洗浄ボール6
と固形異物22を捕集したのち、第4図に示すように、前
記3方弁55を分離容器13側閉、3方弁54をポールカウン
タ11側閉−ボール循環ライン10側開に切り替え、取り込
み配管27を閉じ、分離容器13の液抜き弁29を閉じる。
なお、このボール回収運転時には、復水器1の例えば
入口側管板4a等に洗浄ボール6の幾つかが停滞する可能
性があり、その洗浄ボール6は前述のごとく、一時逆洗
運転により回収する。
次に、第3図(a)および第4図に示すように、湿分
除去手段の弁33を開け、電熱器31を作動し、ブロワ30を
起動し、分離容器13に湿分除去手段から熱風を吹き込
み、洗浄ボール6の気孔中に含有している湿分を除去
し、洗浄ボール6の比重を小さくし、液体注入により浮
上するように処理する。洗浄ボール6の湿分が充分除去
されたか,否かの判断は、分離容器13に予め設けられた
湿度検出器(図示せず)によって行ってもよく、予め十
分な湿分除去に必要な時間を測定しておき、ブロワ30と
電熱器31が作動後、所定時間経過したときに前記ブロワ
30と電熱器31を停止させるようにしてもよい。
洗浄ボール6の湿分除去後、電熱器31を停止し、ブロ
ワ30を停止させ、弁33を閉じる。
ついで、第3図(b)および第4図に示すように、ボ
ール循環ポンプ8の吐出側と分離容器13とを結ぶ配管34
に設けられた弁35を開け、ボール受け14に設けられた液
抜き弁40を開ける。この時点では、分離容器13に設けら
れた液抜き弁29はまだ閉じている。前述のごとく、配管
34の弁35を開け、ボール循環ポンプ9から配管34および
弁35を経て分離容器13に液体(ここでは海水)を注入す
る。そして、この液体により、分離容器13のバスケット
24内の洗浄ボール6と固形異物22を撹拌する。その結
果、前工程で湿分が除去された洗浄ボール6が次々と液
面上に浮上する。
前記液体の注入後、その液面がボール出口28のレベル
に達すると、第3図(c)および第4図に示すように、
浮上した洗浄ボール6と溢れた液体とがボール出口28か
らボール受け14に流入し、貝等の固形異物22は分離容器
13のバスケット24内に停留して捕獲される。
前記ボール出口28からボール受け14に一緒に流入した
洗浄ボール6と液体のうちの、液体はボール受け14のバ
スケット38を通り、液抜き弁40を経て外部に排出され、
洗浄ボール6はバスケット38内に捕集される。
洗浄ボール6の全部が分離容器13からボール受け14に
移ったか,否かの判断は、この実施例では分離容器13に
設けられた高水位検出器36により、ボール出口28から洗
浄ボール6が流出する高水位を検出したときから、全部
の洗浄ボール6が流出するまでの時間を予め測定してお
いた所定時間経過したとき、洗浄ボール6の全部が移っ
たものと推定する。
前記分離容器13からボール受け14へ全部の洗浄ボール
6を移し、捕集したのち、第3図(d)および第4図に
示すように、配管34に設けられた弁35を閉じ、分離容器
13に設けられた液抜き弁29を開け、分離容器13内の液体
を外部に排出する。
その後の処理としては、分離容器13の蓋25を開け、バ
スケット24に捕獲した貝等の固形異物22を廃棄処分し、
ボール受け14の蓋39を開け、バスケット38に捕集した洗
浄ボール6を、ボール回収器12に移し、新たに補充した
洗浄ボールと一緒にボール投入管8に供給する。また、
各部に設けられた弁を、ボール回収運転時の初期状態に
戻す。
この実施例によれば、洗浄ボール6の湿分を除去した
のち、分離容器13に液体を注入し、その液体により洗浄
ボール6と固形異物22とを撹拌するようにしているの
で、洗浄ボール6が固形異物22内に埋もれることなく、
確実に浮上する結果、洗浄ボール6と固形異物22とを的
確に分離することができる。
また、この実施例では洗浄ボール6と固形異物22とを
いったんボール循環系統外へ取り出し、洗浄ボール6と
固形異物22とを分離したうえで、洗浄ボール6のみボー
ル循環系統内へ戻すようにしているので、ボール循環系
統の、例えばボールカウンタ11とボール回収器12間に、
分離容器13およびボール受け14と、これらの付属部材と
からなるユニットを付設するのみで、既設の全自動ボー
ル洗浄システムにも簡単に適用することが可能である。
次に、第5図および第6図は本発明の他の実施例を示
すもので、第5図は分離容器とボール受けと洗浄ボール
の湿分除去手段部分の拡大一部縦断面図、第6図はこの
実施例におけるフローチャートである。
この実施例では、洗浄ボール6の湿分除去手段とし
て、第5図に示すように、真空ポンプ41が用いられてい
る。この真空ポンプ41は、吸引配管42を介して分離容器
13に接続されている。前記吸引配管42は、分離容器13の
胴体23に被せられた蓋25に取り付けられていて、分離容
器13の内部に臨んでいる。
なお、この真空ポンプ41には第1図に示すボール回収
器12内の新しい洗浄ボール6に含水させるための真空ポ
ンプ17を利用してもよい。
また、洗浄ボール6と固形異物22の取り込み配管27に
は第5図に示すように、仕切り弁43が設けられ、分離容
器13に設けられたボール出口28には仕切り弁44が設けら
れている。
この第5図および第6図に示す実施例では、分離容器
13に洗浄ボール6と固形異物22とを取り込むときは第6
図に示すように、仕切り弁43を開ける。
また、分離容器13内に洗浄ボール6と固形異物22と一
緒に流入した液体を抜いたのち、洗浄ボール6の湿分を
除去する処理工程では、仕切り弁43,44を閉じ、真空ポ
ンプ41を起動し、吸引配管42を通じて分離容器13内を真
空吸引する。これにより、洗浄ボール6の気孔中の湿分
が蒸発し、除去される。
洗浄ボール6の湿分を除去したのち、仕切り弁44を開
け、分離容器13に液体を注入し、洗浄ボール6と固形異
物22を撹拌し、洗浄ボール6を浮上させ、ボール出口28
を通じて分離容器13からボール受け14に洗浄ボール6を
流す。
この第5図および第6図に示す実施例の他の操作およ
び処理工程は、前記第1図〜第4図に示す実施例と同様
である。
なお、本発明では洗浄ボール6の湿分の除去は、図面
に示す実施例に限らず、要は分離容器13に液体を注入し
たとき、洗浄ボール6が確実に浮上する程度に、洗浄ボ
ール6の湿分を除去できるものであればよい。
さらに、本発明では必ずしもボール循環系統に分離容
器13を接続するものに限らず、例えば復水器の冷却水出
口配管等、被洗浄物の排出側に直接接続してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、ボール回収
ラインのボール回収器に流入すべき洗浄ボール及び固形
異物を含む液体を分離容器に取り込み、分離容器内で液
体及び洗浄ボールの湿分を除去した後、これに液体を注
入することにより、洗浄ボールと固形異物とを攪拌させ
て洗浄ボールを分離容器内のボール出口レベルまで浮上
させ、浮き上がった洗浄ボールを溢れた液体と共にボー
ル受けに流し、液体を外部に排出することによりボール
受けに洗浄ボールのみを確保することができるように構
成したので、洗浄ボールと固形異物とを自動的にかつ確
実に分離し、洗浄ボールを捕集することができ、固形異
物がボール循環系統に流れ込むことによる色々なトラブ
ルを未然に防止し得る効果がある。
また本発明装置によれば、ボール回収ラインに、ボー
ル回収器に流入すべき洗浄ボール及び固形異物を含む液
体を取り込む分離容器と、この分離容器に対し内部の液
体及び洗浄ボールの水分を除去する手段と、分離容器に
液体を注入し、分離容器内の洗浄ボールと固形異物とを
攪拌させかつ洗浄ボールをボール出口レベルまで浮上さ
せる液体注入手段と、この浮上した洗浄ボールを溢れた
液体と共に流入させ、該液体を外部に排出するボール受
けとを設置して構成したので、上記方法発明を的確に実
施することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は復水器の伝熱管の全自動ボール洗浄システムに適用
した本発明方法を実施するための装置を示す系統図、第
2図は第1図に示した装置の拡大縦断面図、第3図
(a)〜(d)は本発明方法の一実施例の工程説明図、
第4図は同じくフローチャート、第5図および第6図は
本発明の他の実施例を示すもので、第5図は分離容器と
ボール受けと洗浄ボールの湿分除去手段部分の拡大一部
縦断面図、第6図はこの実施例におけるフローチャート
である。第7図は復水器と全自動ボール洗浄システム
を、復水器の正面側から見て示した系統図、第8図〜第
10図は同復水器と全自動ボール洗浄システムを平面上に
展開して示した系統図であって、第8図,第9図および
第10図はそれぞれ全自動ボール洗浄システムのボール循
環運転状態,ボール回収運転状態および一時逆洗運転状
態を示す図であり、第11図(a),(b)はバタフライ
型ボールカウンタの斜視図であって、第11図(a)は洗
浄ボールの非カウント状態を示す図、第11図(b)は洗
浄ボールのカウント状態を示す図、第12図,第13図およ
び第14図はそれぞれ第8図,第9図および第10図に対応
するボール循環運転時,ボール回収運転時および一時逆
洗運転時のフローチャートである。 1……復水器、5……被洗浄物である伝熱管、6……洗
浄ボール、8……ボール投入管、9……ボール循環ポン
プ、10……ボール循環ライン、11……ボールカウンタ、
12……ボール回収器、13……分離容器、14……ボール受
け、22……固形異物、23……分離容器の胴体、24……同
バスケット、27……洗浄ボールと固形異物の取り込み配
管、28……ボール出口、29……液抜き弁、30……洗浄ボ
ールの湿分除去手段を構成しているブロワ、31……同電
熱器、33……同じく弁、34……ボール循環ポンプの吐出
側と分離容器とを結んでいる液体注入用の配管、35……
同じく弁、36……高水位検出器、37……ボール受けの胴
体、38……同バスケット、40……液抜き弁、54〜56……
3方弁、41……洗浄ボールの湿分除去手段を構成してい
る真空ポンプ、42……同吸引配管、43,44……同じく仕
切り弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 邦美 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 実開 平1−157982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28G 1/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄物の入口配管に接続されたボール投
    入管と、被洗浄物の出口配管に接続されたボール捕集器
    との間に、ボール循環ポンプ,ボールカウンタ,ボール
    回収器をそれぞれ循環流に沿って有するボール回収ライ
    ンを接続するものにおいて、被洗浄物の洗浄後、ボール
    回収ラインのボール回収器に流入すべき洗浄ボール及び
    固形異物を含む液体を、分離容器に取り込み、次いで分
    離容器内の液体及び洗浄ボールの湿分を除去し、さら
    に、その分離容器内に液体を注入することにより、洗浄
    ボールと固形異物とを攪拌させて洗浄ボールを分離容器
    内のボール出口レベルまで浮上させ、浮上した洗浄ボー
    ルを溢れた液体と共にボール受けに流入し、該液体をボ
    ール受けより排出させることを特徴とする洗浄ボールと
    固形異物の分離方法。
  2. 【請求項2】前記分離容器内の洗浄ボールの除湿時は、
    分離容器内に熱風を吹き込み、洗浄ボールの湿分を除去
    することを特徴とする請求項1記載の洗浄ボールと固形
    異物の分離方法。
  3. 【請求項3】前記分離容器内の洗浄ボールの除湿時は、
    真空吸引し、洗浄ボールの湿分を除去することを特徴と
    する請求項1記載の洗浄ボールと固形異物の分離方法。
  4. 【請求項4】被洗浄物の入口配管に接続されたボール投
    入管と、被洗浄物の出口配管に接続されたボール捕集器
    との間に、ボール循環ポンプ,ボールカウンタ,ボール
    回収器をそれぞれ循環流に沿って有するボール回収ライ
    ンを接続した装置において、前記ボール回収ラインに、
    ボール回収器に流入すべき洗浄ボール及び固形異物を含
    む液体を取り込む分離容器と、この分離容器に対し内部
    の液体及び洗浄ボールの水分を除去する手段と、分離容
    器に液体を注入し、分離容器内の洗浄ボールと固形異物
    とを攪拌させかつ洗浄ボールをボール出口レベルまで浮
    上させる液体注入手段と、その浮上した洗浄ボールを溢
    れた液体と共に流入させ、該液体を外部に排出するボー
    ル受けとを設置したことを特徴とする洗浄ボールと固形
    異物の分離装置。
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