JP3346189B2 - 車両運動量検出装置 - Google Patents

車両運動量検出装置

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JP3346189B2
JP3346189B2 JP28220696A JP28220696A JP3346189B2 JP 3346189 B2 JP3346189 B2 JP 3346189B2 JP 28220696 A JP28220696 A JP 28220696A JP 28220696 A JP28220696 A JP 28220696A JP 3346189 B2 JP3346189 B2 JP 3346189B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P13/00Indicating or recording presence, absence, or direction, of movement
    • G01P13/02Indicating direction only, e.g. by weather vane
    • G01P13/04Indicating positive or negative direction of a linear movement or clockwise or anti-clockwise direction of a rotational movement
    • G01P13/045Indicating positive or negative direction of a linear movement or clockwise or anti-clockwise direction of a rotational movement with speed indication
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/64Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance
    • G01P3/68Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance using optical means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両運動量検出装置
に関し、車両の各種運動量を検出する車両運動量検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光学的に車両運動量を検出する
装置が提案されている。例えば、特開昭52−1033
56号公報には、地上側にオプティカルガイドを設け、
車両側に光源と2つの受光器を設け、受光器の受光時間
及び受光地点に基づき車両の速度及び位置を検出するこ
とが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では地上側に
オプティカルガイドを設けなければならないためコスト
が高い。また得られる情報が車両の速度と位置に限られ
るため、実用性に欠けるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
車両に搭載する装置だけで車両の各種の運動量を正確に
検出できる車両運動量検出装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1に示すように車両に搭載され、路面に少なくと
も2つのマークを形成するマーク形成手段M1と、上記
路面に形成されたマークを所定時間間隔で撮像する撮像
手段M2と、複数の撮像画像から上記マークの所定時間
の位置変化を検出して上記車両の運動量として車高情報
とピッチング情報とローリング情報とを算出する演算手
段M3とを有する。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】このように、3つのマークの時間変化から
車高情報とピッチング情報とローリング情報のように車
両の3次元運動の運動量を得ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
車両運動量検出装置において、前記マーク形成手段は、
車速が大なるほど短かい時間間隔でマークを形成する。
【0011】このように車速が大なるほど短かい時間間
隔でマークを形成するため、マークの間隔を車速に拘ら
ず略一定とすることができ、複数のマークを撮像範囲内
に形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例の概略構
成図である。同図中、マーク形成手段M1としてのレー
ザ光源10は例えば赤外レーザ光を出射するレーザダイ
オードであり、電子制御回路(ECU)12の駆動制御
によってパルス状のレーザ光を出射する。レーザ光源1
0から出射されたレーザ光はビームスプリッタ14を透
過し、レンズ16を通して路面に照射される。また、路
面の映像はレンズ16を通し、ビームスプリッタ14で
反射され、レンズ18でIR−CCD等の撮像手段M2
としての赤外線撮像素子20上に結像される。この赤外
線撮像素子20の出力する路面の画像データは演算手段
M3としてのECU12に供給される。上記のレーザ光
源10から撮像素子20までの全ては車両に搭載され
る。
【0013】電子制御装置12は図3に示すようにマイ
クロコンピュータで構成され、中央処理ユニット(CP
U)22と、リードオンリメモリ(ROM)24と、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)26と、ビテオランダ
ムメモリ(ビテオRAM)28と、入力ホート回路30
と、出力ポート回路32とを有し、これらの間はコモン
バス34で相互に接続されている。
【0014】入力ポート回路30には赤外線撮像素子2
0から画像データが供給され、この画像データはビデオ
RAM28に格納される。CPU22はRAM24に格
納されている制御プログラムに基づいて後述する種々の
演算を行い、その際にRAM26が作業領域として使用
される。またCPU22は出力ポート32を介して駆動
回路36に制御信号を供給し、駆動回路36からレーザ
光源10に駆動電流を流させる。
【0015】ここで、レーザ光源10から路面に赤外レ
ーザ光を照射すると、路面の照射点の温度が上昇し、こ
の路面の赤外線撮像画像上では上記の照射点が熱点とし
てマークされる。このため、車両が運動しているときに
パルス状の赤外レーザ光を路面に照射すると、図4
(A),(B)に示すように、路面上に車両40の運動
に従って周囲よりも温度の高い点のマークが形成され、
図5に示すような熱点P0〜P3の赤外線撮像画像が得
られる。
【0016】次に、単一の熱点について時間間隔Δtで
撮像した2つの画像から車両運動情報を得る場合につい
て説明する。図6に示す2つの画像の合成画像におい
て、点P0 ’は時刻t0 における画面上の熱点位置、点
0 は時刻t0 から時間Δt経過後の時刻t1 における
画面上の熱点位置である。点P0 ’,P0 夫々の画面上
でのXY座標をP0'=(P0'x ,P0'y ),P0 =(P
0x,P0y)とすると対地速度情報としての車速V,移動
方向情報である移動方向θは次のように表わされる。
【0017】
【数1】
【0018】Y軸がθ=0のときの車両移動方向であ
り、一般に車両では(P0y−P0'y )≫(P0x
0'x )であるため、次式が得られる。
【0019】
【数2】
【0020】時刻t0 における車速をV0 とすると加速
度αは次式で表わされる。 α=(V−V0 )/Δt …(3) また、走行距離LはV・Δtを積算して求めることがで
きる。図7は単一の熱点から車両運動量を算出する際の
ECU12が実行する処理のフローチャートを示す。同
図中、ステップS10でレーザ光源10にパルス状の電
流を供給して熱点P0 を形成する。次にステップS12
で赤外線撮像素子20からの画像データを読み込んで、
その画面上での熱点P0 のXY座標を熱点P0'として保
存する。また、タイマtをゼロにリセットする。
【0021】次にステップS14でタイマtが単位時間
Δtとなるまで計時を行い、t=Δtとなった時点でス
テップS16に進む。ステップS16では赤外線撮像素
子20からの画像データを読み込んで、その画面上での
熱点のXY座標を熱点P0 とする。ステップS18では
(1)式,(2)式,(3)式の演算を行って移動方向
θ,車速V,加速度α夫々を求める。更にステップS2
0で車両走行距離Xを次式により積算する。なお、Δ
t’はステップS10及びS12の実行時間である。
【0022】X=X+V×(Δt+Δt’) また車速Vを前回の車速V0 に設定してステップS10
に進む。このように、路面に形成された熱点の時間変化
から車両の運動量を検出するため、路面に対する車両の
運動量を正確に検出でき、路側等に地上側設備を設ける
必要がなく、またコストを低くでき、1つの熱点の時間
変化から対地速度情報と移動方向情報とを算出すること
ができ、また対地速度情報から加速度及び走行距離を得
ることができる。また、赤外レーザ光で路面に熱点をマ
ークとして形成し、これを赤外線画像により検出するた
め、路面を汚染することなくマークを形成できる。
【0023】なお、上記実施例では熱点P0',P0 の位
置からθ,V,αの演算を行っているが、図5における
隣接する2つの熱点P0,P1等によってθ,V,αを
求めても良い。ところで、ステップS20におけるV・
Δtを単位時間当りの移動距離x(=V・Δt)とす
る。この距離xは図8(A)に×印で示すように時間変
化し、この時間変化はピッチング及びローリングでレー
ザ光及び撮像素子の光軸の路面に対する角度が変化する
ために生じたものである。車両は4輪のサスペンション
機構のスプリングの定数をバネ上重量によって固有振動
数が決まり、ピッチング及びローリングはこの固有振動
数で大きく振動する。バネ上重量は乗車人員及び荷物の
量によって変化し、その値は1Hz程度である。
【0024】ここで、一定の時間間隔τで標本化した信
号x(n)に対し離散的フーリエ変換(DFT)した信
号をX(k)とする。但し、ω=(2π/τ)・kであ
る。サンプル数をN、(0≦k≦N−1)とするとX
(k)は次式で表わされ、ωs=2π/τ間隔で表わさ
れる図8(B)に示すようなスペクトルとなる。
【0025】
【数3】
【0026】今、求める周波数範囲が既知である場合、
求めるX(k)はその周波数範囲にある。X(k)の最
大値及びkを求めれば周波数成分の振幅及び固有振動数
が求まる。 fmin <f<fmax ∵ω=2πf k=(ω・τ)/2π kmin =Round Down (fmin ・τ) fmin ・τの切り捨てた整数 kmax =Round Up (fmax ・τ) fmax ・τの切り上げた整数 ここで、サンプル数NはKmax ≠1以上必要であり、計
測時間はτ・(N−1)必要である。そしてX
(Kmin )〜X(Kmax )を計算し、その範囲のX
(k)の最大値Max〔X(k)〕が振幅(ローリング
量,ピッチング量)となり、その時のkから固有周波数
f(=k/τ)が得られる。
【0027】図6に基づいてVy =(P0y−P0'y )、
x =(P0x−P0'x )、τ=Δtとする。そしてN個
のVy (n),Vx (n)からP(k),R(k)を求
める。
【0028】
【数4】
【0029】上記の各式においてk=kmin 〜kmax
中の下式で示すP(k),R(k)の最大値がピッチン
グ量P,ローリング量Rである。
【0030】
【数5】
【0031】P,R夫々が得られたときのKをKP ,K
R とすると、ピッチング,ローリング夫々の固有振動周
波数fP ,fR はfP =kP /τ,fR =kR /τで求
められる。図9はECU12で実行するピッチング量及
びローリング量を求める処理のフローチャートを示す。
同図中、ステップS50で連続するN個のVy ,Vx
求める。次にステップS52でkmin からkmax の間の
P(k)を求める。そして、ステップS54でP(k)
の最大値をピッチング量Pとし、そのときのkP からピ
ッチング固有振動周波数fP を求める。次に同様にして
ステップS56でk min からkmax の間のR(k)を求
め、ステップS58でR(k)の最大値をローリング量
Rとし、そのときのKR からローリング固有振動数fR
を求める。
【0032】また、図6の移動方向θは撮像素子20の
取り付け精度によって車両の直進時に必ずしもθ=0と
はならない。このため、ハンドル操舵角が0で直進走行
している期間に上記移動方向θの値を平均し、その平均
値を0とするうに補正すれば良い。
【0033】更に上記の移動方向θの微分値θ/dtは
ヨーレートとして使用することができる。また、タイヤ
の操舵角θH から移動方向θを減算してタイヤ滑り角
(θH−θ)を得ることができる。車速センサで検出し
た車速VS と、(2)式で得た車速Vとに差がある場
合、車速センサは車輪又は車軸の回転量から車速を推定
しているため、タイヤ径つまりタイヤ空気圧の変化が原
因の1つと考えられ、また、坂の傾斜によって前後輪の
タイヤへの重量配分が変化して車両が路面に対して傾い
ていることが原因の1つと考えられる。
【0034】そこで、ECU12において次の図10に
示す処理によってタイヤ空気圧及び路面傾斜角を判定す
ることができる。図9において、ステップS60で車速
Sと車速Vとの差の絶対値が所定の閾値を越えたか否
かを判別し、越えてなければ処理を終了する。越えた場
合にはステップS62で坂道判別を行う。ここではアク
セル開度と車速VS 及びVとの関係から登坂路又は下り
坂の坂道か否かを判別する。坂道ではない場合はステッ
プS64のタイヤ空気圧判定ルーチンに進み、略一定ア
クセルかつ略一定車速時の車速VS ,V夫々を得て比較
し、VS −Vの値からタイヤ空気圧を判定する。また坂
道の場合はステップS66の傾斜角演算ルーチンに進
み、車速VS ,V夫々を得てVS −Vの値から傾斜角を
演算する。
【0035】また、ナビゲーションシステムでは車両の
進行方向を正確に検出する必要がある。コンパスにより
検出される方位は外乱ノイズのため常時正確に検出する
ことが困難であり、GPSによる方法は数百メートルの
位置誤差があるため、狭い範囲で進行方向を正確に検出
できない。従って現状ではハンドル操舵角と車速とから
得られる走行距離と、上記コンパス及びGPSにより得
られる情報とを組み合わせて車両の進行方向を算出し、
地図データとのマッチング(マップマッチング)を行っ
ている。しかるに上記実施例で得られる車両移動方向θ
をハンドル操舵角の代りに用いれば移動方向θは実際の
移動方向であるため、より正確なナビゲーションを行う
ことができる。
【0036】図11(A)に示すように曲率半径Rのカ
ーブを車両40が走行してカーブを90度公転する場
合、車両40は矢印で示す進行方向を90度自転させる
ことになる。車両40の自転と公転とは別々の運動であ
るが、従来のヨーレートセンサはコリオリの力を利用し
てヨーレートを検出するため、自転と公転とを同時に検
出することになり、これらを独立して検出することはで
きなかった。
【0037】2つの熱点について時間間隔Δtで撮像し
た2つの画像を用いれば上記の自転と公転とを別々に検
出できる。図11(B)に示す2つの画像の合成画像に
おいて、点P0 ’,P1 ’は時刻t0 での画面上の熱点
位置、点P0 ,P1 は時刻t 0 から単位時間Δt後の時
刻t1 での画面上の熱点位置である。公転では車両の移
動方向が変化しないため、時刻t1 での移動方向θ
2 と、時刻t0 での移動方向θ'2とが異なることは車両
の自転(スピン)によるものである。従って、自転情報
としてのスピン角θs 及びスピンレートβは次式で表わ
される。
【0038】
【数6】
【0039】ところで、図12(A)の示す自転角θs
と同図(B)に示す公転による回転角θk があった場
合、スピン角θs と公転情報としての公転による回転角
θk の回転の向きは逆である。図11(B)の画像にお
いて、時刻t0 の2点P0',P 1'の中点(P0'+P1')
/2と、時刻t1 の2点P0 ,P1 の中点(P0
1)/2との成す角θはθ=θk −θs …(5)と表
わされると共に次式で表わされる。
【0040】
【数7】
【0041】公転角2・θk による2点P0',P0 間距
離はV・Δtであるので曲率半径Rは次式で与えられ
る。
【0042】
【数8】
【0043】図13は2つの熱点から車両運動量を算出
する際のECU12が実行する処理のフローチャートを
示す。同図中、ステップS30でレーザ光源10にパル
ス状の電流を供給して熱点P0 ,P1 を形成する。次に
ステップS32で赤外線撮像素子20からの画像データ
を読み込んで、その画面上での熱点P0 ,P1 のXY座
標を熱点P0 ’,P1 ’として保存する。また、タイマ
tをゼロにリセットする。
【0044】次にステップS34でタイマtが単位時間
Δtとなるまで計時を行い、t=Δtとなった時点でス
テップS36に進む。ステップS36では赤外線撮像素
子20からの画像データを読み込んで、その画面上での
熱点P0 ,P1 のXY座標を熱点P0 ,P1 とする。ス
テップS38では(4)式の演算を行ってスピン量θ s
及びスピンレートθs /Δt夫々を求める。更にステッ
プS40で(6)式の演算を行って中点の成す角θを求
める。更にステップS42で(5)式を用いて公転角2
・θk を求め、(7)式の演算で曲率半径Rを求めた
後、ステップS30に進む。
【0045】このように、2つのマークの時間変化か
ら、従来のヨーレートセンサで分離して検出できなかっ
た車両の自転情報と公転情報とを分離して検出でき、こ
れらの情報から横風等の外乱の大きさを推定できる。こ
のようにして、従来のヨーレートセンサでは分離できな
かった車両の自転角θs と交換角2・θk とを分離して
検出できると共に、カーブの曲率半径Rを求めることも
可能となる。ここで、直進時に車両に横風が当り、図1
4に示すように車両40がP0 ’からP0 に変化する
と、図10(A),(B)と比較して明らかなように、
車両40には回転角θs =0で、公転角2・θk が加わ
ることになる。つまり、横風力Fは次式のように角度2
・θk −θs に比例する。F=k 1 (2・θk −θs
但しk1 は定数である。このように、横風の力を推定す
ることも可能となる。
【0046】ところで、図6における角度θ、又は
(6)式で表わされる角度θは車両の実際の移動方向で
ある。このため、タイヤの操舵角θT を検出することに
より、タイヤ滑り角θHSを次式により求めることができ
る。 θHS=θT −θ なお、タイヤ操舵角θT はハンドル角θH と比例関係
(θT =k2 ・θH 但し、k2 は定数)にある。
【0047】次に、熱点間、(例えば、P0 ,P1 間)
距離を変化させる要因としては車高変化、ローリング,
ピッチングがある。まず、車高変化については、図15
に示す、車高hにおいて長さlの線分が撮像面上では長
さl1 となって結像する。車高変化Δhがあると、焦点
距離h1 は一定であるので、このときの撮像面上での長
さl2 は次式で表わされる。
【0048】
【数9】
【0049】ここで、h≫hとすると、 l2 =l1 ×(1+Δh/h) つまり、Δh/hに比例して撮像された画像上での線分
の長さが変化する。次に、ピッチングについて考える
と、ピッチングは車両重心を中心とする前後方向の回転
である。このピッチングによる変化は、図16に示すよ
うに画像上では路面が傾いたと考えられる。この運動に
よって地上の長さlのものはピッチングによる回転角θ
P と重心からの距離によって高さΔhP だけ変化する。
【0050】図17(A)に示すように長さl3 の熱点
P'0,P'1がピッチング角θP によりP0 ,P1 に移動
したものとする。これは高さの変化と回転による写像で
ある。高さの変化は長さl3 の線分が熱点P0 ,P1
中点位置まで移動したとみなす。そのときの画像の変化
はl3 ・(1+Δh/h)である。図17(B)に示す
ようにΔhは回転中心からの距離a(既知の値)によっ
てatan θP であるため、長さl3 がl4 =l3 ×〔1
+(a・tan θ)/h〕に変化する。また、ピッチング
角θP によって長さl4 のものが、図17(C)に示す
ように長さl5=l4 ×cos θP に見える。つまり次式
のように表わされる。
【0051】
【数10】
【0052】同様にして、ローリング角θr 、ロール中
心からの距離bを用いると、ローリングにより長さl6
の線分が長さl7 に変化する。
【0053】
【数11】
【0054】一般的に車高,ピッチング,ローリングは
車両運動において同時に起こる。車高,ピッチング,ロ
ーリング夫々の変化の係数dh 、dp 、dr を次式のよ
うに置く。
【0055】
【数12】
【0056】つまり、a,b,hは既知であり、dh
p ,dr が解ければΔh,θP ,θ r が次式により一
義的に決定される。
【0057】
【数13】
【0058】同様にして
【0059】
【数14】
【0060】3つの熱点P0 ,P1 ,P2 について時間
間隔Δtで撮像した2つの画像を用いれば上記の車高,
ピッチング,ローリング夫々を検出できる。図18に示
す2つの画像の合成画像において、点P0 ’,P1 ’,
2 ’は時刻t0 での画面上の熱点位置、点P0
1 ,P2 は時刻t0 から単位時間Δt後の時刻t1
の画面上の熱点位置である。
【0061】ここで、ピッチング情報としてのピッチン
グ角θP 検出のため、次のようにl 0 ’,l1 ’,
0 ,l1 を決める。 l0 ’=P1'y −P0'y 1 ’=P2'y −P1'y0 =P1y−P0y1 =P2y−P1y このとき、l0 ’,l1 ’からl0 ,l1 への移動時に
車高,ローリングの変化は、l0 ’からl0 ,l1 ’か
らl1 夫々の変化に対して共通である。しかし、ピッチ
ングはl0 ’からl0 ,l1 ’からl1 夫々の変化に対
してピッチング量は共通だが重心点からの距離が異なる
ため、dp が異なる。このため、
【0062】
【数15】
【0063】但し、a0 はP0yとP1yの中点での重心点
からの距離(既知)であり、a1 はP 1yとP2yの中点で
の重心点からの距離(既知)である。
【0064】
【数16】
【0065】とおくと、
【0066】
【数17】
【0067】となり、−90°<θ<90とする次式が
得られる。
【0068】
【数18】
【0069】ローリング情報としてのローリング角θr
の検出もピッチングと同様の手順で行う。ローリングは
X方向であるので次のように定義する。 l0 ’=P1'x −P0'x 1 ’=P2'x −P1'x0 =P1x−P0x1 =P2x−P1x これによって同様にして次式が得られる。
【0070】
【数19】
【0071】但し、b0 はP0x,,P1xの中点での重心
点からの距離(既知)、b1 はP1xとP2xの中点での重
心点からの距離(既知)である。車高情報としての車高
変化量dh については、l0 ’・dh ・dr ・dp0=l
0 又はl1 ’・dh ・dr ・dp1=l1 のいずれかを用
いてdh を求める。
【0072】
【数20】
【0073】車速V及び移動方向θにも車高,ピッチン
グ,ローリングの変化による影響が現われ、この影響を
除去する必要がある。3点P0 ’,P1 ’,P2 ’の重
心をP’=(Px ’,Py ’)とし、3点P0 ,P1
2 の重心PをP=(Px ,Py )とする。
【0074】
【数21】
【0075】ここで、Lx ,Ly をlx ,ly の車高,
ピッチング,ローリングの影響を除去したものとして定
義する。 lX ・dh ・dr ・dp =lxy ・dh ・dr ・dp =ly 従って、
【0076】
【数22】
【0077】これから補正した車速V及び移動方向θが
次式で表される。
【0078】
【数23】
【0079】図19は3つの熱点から車両運動量を算出
するためのECU12が実行する処理のフローチャート
を示す。同図中、ステップS70でレーザ光源10にパ
ルス状の電流を供給して熱点P0 ,P1 ,P2 を形成す
る。次にステップS72で赤外線撮像素子20からの画
像データを読み込んで、その画面上での熱点P0
1 ,P2 のXY座標を熱点P0',P1',P2'として保
存する。また、タイマtをゼロにリセットする。
【0080】次にステップS74でタイマtが単位時間
Δtとなるまで計時を行い、t=Δtとなった時点でス
テップS76に進む。ステップS76では赤外線撮像素
子20からの画像データを読み込んで、その画面上での
熱点P0 ,P1 ,P2 のXY座標を熱点P0 ,P1 ,P
2 とする。ステップS78では(14)式、(15)
式、(16)式の演算を行って、ピッチング角θP 、ロ
ーリング角θr 、車高変化量dh 夫々を算出する。更に
ステップS80で(17)式、(18)式の演算を行っ
て上記dh ,θP ,θr の影響を除去した車速V及び移
動方向θを算出しステップS70に進む。
【0081】このようにして、3つのマークの時間変化
から車高情報とピッチング情報とローリング情報のよう
に車両の3次元運動の運動量を得ることができる。な
お、レーザ光源10を駆動するパルス間隔は一定であっ
ても良いが、パルス間隔を車速と反比例させ隣接する熱
点P0 ,P1 ,P2 夫々の間隔が略一定となるようにし
ても良い。このように車速が大なるほど短かい時間間隔
でマークを形成するため、マークの間隔を車速に拘らず
略一定とすることができ、複数のマークを撮像範囲内に
形成することができる。
【0082】また、上記実施例では赤外レーザ光によっ
て路面に熱点を形成し、赤外線撮像素子で上記熱点を検
出しているが、これは可視レーザ光を用いて熱点を形成
しても良く、赤外線フィルタを設けた可視光の撮像素子
により熱点を検出しても良い。更にはインクジェット装
置等を用いて路面に染料を噴射してマークを形成し、こ
のマークを可視光の撮像素子により検出しても良く、こ
の他にも水等を噴射して路面に反射率又は温度で区別さ
れるマークを形成しても良い。
【0083】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、3つのマークの時間変化から車高情報とピッチン
グ情報とローリング情報のように車両の3次元運動の運
動量を得ることができる。
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】また、請求項に記載の発明によれば、車
速が大なるほど短かい時間間隔でマークを形成するた
め、マークの間隔を車速に拘らず略一定とすることがで
き、複数のマークを撮像範囲内に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明装置の概略構成図である。
【図3】本発明装置のブロック図である。
【図4】本発明を説明するための図である。
【図5】本発明を説明するための図である。
【図6】本発明を説明するための図である。
【図7】本発明のフローチャートである。
【図8】本発明を説明するための図である。
【図9】本発明のフローチャートである。
【図10】本発明のフローチャートである。
【図11】本発明を説明するための図である。
【図12】本発明を説明するための図である。
【図13】本発明のフローチャートである。
【図14】本発明を説明するための図である。
【図15】本発明を説明するための図である。
【図16】本発明を説明するための図である。
【図17】本発明を説明するための図である。
【図18】本発明を説明するための図である。
【図19】本発明のフローチャートである。
【符号の説明】
10 レーザ光源 12 ECU 14 ビームスプリッタ 16,18 レンズ 20 赤外線撮像素子 22 CPU 24 ROM 26 RAM 28 ビデオRAM 30 入力ポート 32 出力ポート 34 バス 36 駆動回路 40 車両 M1 マーク形成手段 M2 撮像手段 M3 演算手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、路面に少なくとも3つ
    のマークを形成するマーク形成手段と、 上記路面に形成されたマークを所定時間間隔で撮像する
    撮像手段と、 複数の撮像画像から上記マークの所定時間の位置変化を
    検出して上記車両の運動量として車高情報とピッチング
    情報とローリング情報とを算出する演算手段とを有する
    ことを特徴とする車両運動量検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両運動量検出装置にお
    いて、 前記マーク形成手段は、車速が大なるほど短かい時間間
    隔でマークを形成する ことを特徴とする車両運動量検出
    装置。
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