JP3345253B2 - 圧接型半導体装置 - Google Patents

圧接型半導体装置

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JP3345253B2
JP3345253B2 JP05789796A JP5789796A JP3345253B2 JP 3345253 B2 JP3345253 B2 JP 3345253B2 JP 05789796 A JP05789796 A JP 05789796A JP 5789796 A JP5789796 A JP 5789796A JP 3345253 B2 JP3345253 B2 JP 3345253B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/33Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of a plurality of layer connectors
    • H01L2224/331Disposition
    • H01L2224/3318Disposition being disposed on at least two different sides of the body, e.g. dual array
    • H01L2224/33181On opposite sides of the body

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧接型半導体装置に
関し、特に半導体基体の位置ずれ防止の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は圧接型半導体装置の一つである従
来の光トリガ型サイリスタ100の構成を示す断面図で
ある。図8において、サイリスタ素子が作り込まれた半
導体基板を主材とする半導体基体1の上主面の中央部に
受光部1aが設けられている。この受光部1aには、外
部より入力される光信号(制御信号)を伝達するライト
ガイド(制御信号伝達経路)14の出光端面が対向して
いる。そして、ライトガイド14の出光端面はガイド1
5により受光部1aに位置決めされている。
【0003】半導体基体1の上主面および下主面には、
それぞれ半導体基体1の熱膨張係数と近似した熱膨張係
数を有する材料で形成された第1熱補償板2および第2
熱補償板3が当接している。これら第1および第2熱補
償板2および3は、いずれも半導体基板1にはろう付け
などによって接合されることなく、いわゆるアロイフリ
ーで半導体基体1の両主面に圧接される。
【0004】第1および第2熱補償板2および3は、そ
れぞれ陰極板4および陽極板5によって挟持されてい
る。陰極板4および陽極板5は、それぞれの基部が、円
環状の陰極フランジ7および陽極フランジ8を介して、
電気絶縁材で形成されたケーシング6に連結されてい
る。
【0005】ケーシング6は、沿面放電を抑えるための
凹凸部、あるいは外方突出部を外周に有している。ま
た、ケーシング6はその内周に沿って内方へ突出した突
起部6aを有している。
【0006】第2熱補償板3と陽極板5とは、位置決め
ピン16によって位置規制されている。すなわち、第2
熱補償板3の中央にピン挿入孔が設けられるとともに、
対応する陽極板5の中央にもピン挿入孔が設けられてお
り、両ピン挿入孔に位置決めピン16を挿入することに
よって、第2熱補償板3の半径方向の動きが規制される
ことになる。
【0007】陰極板4の外周側面と、第1熱補償板2の
外周側面および上主面の外縁部分とにかけて固定リング
9が配設されている。固定リング9は第1熱補償板2の
半径方向の動きを規制するためのもので、第1熱補償板
2が半導体基体1の主面上を移動することで半導体基体
1に損傷を与えたり、半導体基板1の外周の絶縁樹脂1
8を破損したりすることを防止する。
【0008】また陰極板4は、その外周端縁部の固定リ
ング9の上端面に対向する位置に弾性体収容部を有し、
弾性体収容部の下面と固定リング9の上端面との間にス
プリングコイル、波状リングバネなどのバネ(弾性体)
13が介挿されている。
【0009】このバネ13の弾性力によって、固定リン
グ9は第1および第2熱補償板2および3と半導体基体
1とを、陽極板5へ押圧している。
【0010】半導体基体1の半径方向の動きは、半導体
基体1の外周に固着され端部での接合表面の電界強度を
低減し絶縁を行うための絶縁樹脂18と、ケーシング6
内部の突起6aを接着材19で固着することによって規
制されている。
【0011】ケーシング6の側面には貫通孔が設けら
れ、その貫通孔には金属管131が固定的に嵌挿されて
いる。金属管131には、外部からの光信号が通過する
光透過性の光導入窓132が気密に固着されている。ラ
イトガイド14は、その入光端面が光導入窓132に対
向するように配置されている。そして、ライトガイド1
4の直線部周囲には保護のための保護管13が設けられ
ている。保護管13はその外周に、金属管131の内側
面に設けられた雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有してお
り、保護管13を締め込むことでOリング17が圧縮さ
れライトガイド14が固定されることになる。
【0012】以上のように構成された光トリガ型サイリ
スタ100は、外部に設けられたLEDあるいはレーザ
ーダイオードから与えられた光信号(制御信号)が、ラ
イトガイド14を通して半導体基体1の受光部1aに与
えられ、受光部1aにおいて光信号が電気信号に変換さ
れ、ゲート信号としてゲート電極に与えられ、サイリス
タ素子の主電流のスイッチング動作を制御する。
【0013】従って、光信号は確実に受光部1aに与え
られる必要がある。そのためには、バネ13の弾性力に
よって、第1および第2熱補償板2および3と半導体基
体1とを陽極板5へ押圧するとともに、絶縁樹脂18
と、ケーシング6内部の突起6aを接着材19で固着す
ることによって半導体基体1の半径方向の動きを規制
し、半導体基体1が半径方向に移動することでライトガ
イド14の出光端面と受光部1aとが相対的にずれるこ
とを防止していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の光トリガ型半導体装置100は半導体基体1をケ
ーシング6に固定する必要があり、そのために接着材1
9を用いていた。ここで、接着材19は粘性を有する樹
脂などを硬化させて形成するが、半導体基板1の外周の
絶縁樹脂18などに使用されるような熱硬化型の樹脂を
使用することができないので、常温硬化型の樹脂を使用
する。この型の樹脂は一般に加熱により低分子シロキサ
ンおよび水分などのガスを発生する成分を有している。
そして、半導体基板1は動作時には熱を発するので、接
着材19から低分子シロキサンおよび水分などが発生す
る。さらに、低分子シロキサンおよび水分などからは、
メチル基、水酸基(OH基)などの負電荷を帯びたイオ
ン(負イオン)が発生(揮発)する。
【0015】これらの負イオンが半導体基体1の端縁部
を覆っている絶縁樹脂18内に浸入し、半導体基体1の
端面のPN接合部に集中すると、N型半導体層の端縁部
表面においては負イオンが反発され、N型半導体層内に
おいては電子が部分的に希少になる。Pゲートサイリス
タの場合、N型半導体層(Nベース層)は2つのP型半
導体層(Pベース層およびPエミッタ層)に挟まれた構
成となっているので、Nベース層の電子が希少になった
部分に、Pベース層およびPエミッタ層からホールが侵
入し、部分的に反転してP型半導体層が形成される。こ
のような状態で電圧を印加すると、空亡層が伸びる余地
が少ないのでパンチスルーが発生しやすくなり、結果的
に耐電圧特性が劣化するという問題があった。
【0016】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、接着材を使用することなく半導体基
体を固定することができ、加熱によるガスの発生を防止
して、耐電圧特性の劣化を引き起こすことのない圧接型
半導体装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の圧接型半導体装置は、少なくとも1つのPN接合を
有する半導体基体と、該半導体基体の上下主面にそれぞ
れアロイフリーで接触する第1および第2の熱補償板
と、前記半導体基体および前記第1および第2の熱補償
板の周囲に設けられた電気絶縁性のケーシングと、前記
ケーシングに連結固定され、前記第2の熱補償板を載置
する主電極板とを備える圧接型半導体装置において、前
記ケーシングは、その内側が円筒形状であって、その内
周に沿って形成されたネジ部を有し、主面の平面視形状
が円環形状であって、内周端縁部が前記第1の熱補償板
の外周端縁に係合し、外周側面が前記ネジ部に螺合する
締付けリングを備えている。
【0018】本発明に係る請求項2記載の圧接型半導体
装置は、前記締付けリングが、有蓋無底の中空円筒形状
であって、その円筒部が前記半導体基体を覆うように配
置されている。
【0019】本発明に係る請求項3記載の圧接型半導体
装置は、外周側面が前記ネジ部に螺合し、前記締付けリ
ングの上主面に係合することで、前記締付けリングの上
方移動を規制するゆるみ止めリングをさらに備えてい
る。
【0020】本発明に係る請求項4記載の圧接型半導体
装置は、前記締付けリングが、前記上主面の外周端縁部
に沿って、下主面に向かう方向の段差部を有し、前記段
差部は、その高低差が前記ゆるみ止めリングの厚みにほ
ぼ等しく、その段差壁の外径が前記ゆるみ止リングの内
径よりも小さく、前記ゆるみ止めリングを収容可能に形
成されている。
【0021】本発明に係る請求項5記載の圧接型半導体
装置は、前記締付けリングが、前記主面内に、前記主面
に垂直な方向に形成された貫通孔を少なくとも1つ有し
ている。
【0022】本発明に係る請求項6記載の圧接型半導体
装置は、前記貫通孔は、前記ゆるみ止めリングが、前記
締付けリングの前記上主面に係合した際に、前記貫通孔
を塞がない位置に形成されている。
【0023】本発明に係る請求項7記載の圧接型半導体
装置は、前記締付けリングは、前記下主面の内周端縁部
に沿って、前記上主面に向かう方向の段差部を有し、該
段差部が前記第1の熱補償板の外周端縁部に係合してい
る。
【0024】本発明に係る請求項8記載の圧接型半導体
装置は、前記締付けリングの外径が、前記ゆるみ止めリ
ングの外径よりも小さく形成され、前記ネジ部は、前記
締付けリングの外径に合わせて形成された第1のネジ部
と、前記ゆるみ止めリングの外径に合わせて形成され、
前記第1のネジ部の内径よりも広い第2のネジ部とを含
んでいる。
【0025】本発明に係る請求項9記載の圧接型半導体
装置は、前記締付リングの前記円筒部内側に、少なくと
も前記半導体基体以下の部分を覆うように配置された有
底無蓋の中空円筒形状の絶縁筒をさらに備えている。
【0026】本発明に係る請求項10記載の圧接型半導
体装置は、前記絶縁筒が、その底部が前記主電極板側に
位置するように配置されている。
【0027】本発明に係る請求項11記載の圧接型半導
体装置は、前記絶縁筒が、その円筒部外径が、前記締付
リングの前記円筒部内径にほぼ等しく形成されている。
【0028】本発明に係る請求項12記載の圧接型半導
体装置は、前記締付けリングが、金属材料で形成されて
いる。
【0029】本発明に係る請求項13記載の圧接型半導
体装置は、前記締付けリングが、絶縁材料で形成されて
いる。
【0030】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>図1に本発明に係る圧接型半導体装置
の実施の形態1として、光トリガ型サイリスタ1000
の断面図を示す。図1において、サイリスタ素子が作り
込まれた半導体基板を主材とする半導体基体1の上主面
の中央部に受光部1aが設けられている。この受光部1
aには、外部より入力される光信号(制御信号)を伝達
するライトガイド(制御信号伝達経路)14の出光端面
が対向している。そして、ライトガイド14の出光端面
はガイド15により受光部1a上に位置決めされてい
る。
【0031】半導体基体1の上主面および下主面には、
それぞれ半導体基体1の熱膨張係数と近似した熱膨張係
数を有する材料(例えばモリブデン)で形成された第1
熱補償板2および第2熱補償板3が当接している。これ
ら第1および第2熱補償板2および3は、いずれも半導
体基板1にはろう付けなどによって接合されることな
く、第1および第2熱補償板2および3を挟持する陰極
板40および陽極板5の外側から付勢される外力によっ
ていわゆるアロイフリーで半導体基体1の両主面に圧接
される。また、半導体基体1の外周には、端部での接合
表面の電界強度を低減し絶縁を行うための絶縁樹脂18
が固着されている。
【0032】陰極板40および陽極板5は、それぞれの
基部が、円環状の陰極フランジ7および陽極フランジ8
を介して、電気絶縁材で形成されたケーシング60に連
結され、ケーシング60は密閉されている。なお、ケー
シング60には、ケーシング60内の不純ガスを排気す
るとともに、不活性ガス等を導入する導入管90が接続
されているが、不活性ガス導入後は封鎖される。また、
ケーシング60は、沿面放電を抑えるための凹凸部、あ
るいは外方突出部を外周に有している。
【0033】また、ケーシング60の側面には貫通孔が
設けられ、その貫通孔には金属管131が固定的に嵌挿
されている。金属管131には、外部からの光信号が通
過する光透過性の光導入窓132が気密に固着されてい
る。ライトガイド14は、その入光端面が光導入窓13
2に対向するように配置されている。そして、ライトガ
イド14の直線部周囲には保護のための保護管13が設
けられている。保護管13はその外周に、金属管131
の内側面に設けられた雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有
しており、保護管13を締め込むことでOリング17が
圧縮されライトガイド14が固定されることになる。
【0034】第2熱補償板3と陽極板5とは、位置決め
ピン16によって位置規制されている。すなわち、第2
熱補償板3の中央にピン挿入孔が設けられるとともに、
対応する陽極板5の中央にもピン挿入孔が設けられてお
り、両ピン挿入孔に位置決めピン16を挿入することに
よって、第2熱補償板3の半径方向の動きが規制される
ことになる。
【0035】そして、第1熱補償板2の外周側面および
上主面の外縁部分にかけてアルミニウムあるいはステン
レス鋼で形成された締付リング30が係合し、締付リン
グ30の上主面の外縁部分には、締付リング30の上方
への移動を規制して、締付リング30のゆるみを防止す
る、アルミニウムあるいはステンレス鋼で形成されたゆ
るみ止リング20が係合している。
【0036】図2に、ゆるみ止リング20および締付リ
ング30の係合部分の詳細図を示す。
【0037】図2において、ゆるみ止リング20および
締付リング30のそれぞれの外周側面には、ネジ部20
aおよび30bが設けられている。また、ケーシング6
0にはその内周に沿って、ゆるみ止リング20および締
付リング30のネジ部20aおよび30bに螺合するネ
ジ部60aおよび60bが設けられている。ここで、ネ
ジ部60bはネジ部60aよりもケーシング60の中心
方向に突出しており、締付リング30の外径はゆるみ止
リング20の外径よりも小さくなっている。
【0038】締付リング30とゆるみ止リング20の外
径に径差がある構成としたのは、締付リング30の螺合
するネジ部の長さを短くして、締付リング30の取付け
時の回転回数を低減し作業性を良くするものである。す
なわち、締付リング30とゆるみ止リング20の外径が
同じであった場合、締付リング30の螺合するネジ部の
長さはネジ部60bとネジ部60aを足した長さにな
る。従って、締付リング30を所定位置に取付るために
は、少なくともネジ部60aに螺合させて回転しながら
通過させる必要がある。この分だけ締付リング30を余
分に回転させる必要が生じ作業性が悪くなる。一方、締
付リング30とゆるみ止リング20の外径に径差を付け
ることで、締付リング30の回転回数を低減することが
できる。
【0039】なお、ケーシング60の製造コストを鑑み
れば、締付リング30とゆるみ止リング20の外径が同
じ方がコスト的に安価になるので、締付リング30を余
分に回転させる手間を惜しまないのであれば、締付リン
グ30とゆるみ止リング20の外径を同じにしても良
い。
【0040】次に、図2および、ゆるみ止リング20お
よび締付リング30とケーシング60の斜視断面図を示
す図3を用いて、光トリガ型サイリスタ1000の組み
立て工程について説明する。
【0041】まず、ケーシング60に陽極板5を陽極フ
ランジ8を介して連結する。そして、陽極板5のピン挿
入孔に位置決めピン16を挿入した後、第2熱補償板3
を陽極板5の上に載置する。
【0042】次に、外周部に絶縁樹脂18が固着され、
受光部1aにガイド15が固定された半導体基体1を第
2熱補償板3の上に載置する。そして、第1熱補償板2
を半導体基体1の上に載置する。
【0043】次に、図3に示すように、段差部30aが
第1熱補償板2の外周側面および上主面の外縁部分に係
合するように締付リング30をネジ部60bに螺合させ
る。陽極板5は陽極フランジ8を介してケーシング60
に連結されているので、締付リング30を締付けること
で、第1熱補償板2が陽極板5の方向に押付けられ、第
1熱補償板2と第2第2熱補償板3に挟持された固定さ
れることになる。
【0044】この際、締付リング30の主面に設けられ
た貫通孔30cに所定の治具を挿入して回転させるが、
この段階では仮止めであるので半導体基体1が動く程度
に緩く締める。なお、貫通孔30cはケーシング60内
の不純ガスを排気する際のガス抜き孔としての役目も果
たすので、ゆるみ止リング20によって塞がれない位置
に形成されている。
【0045】次にゆるみ止リング20をネジ部60bに
螺合させて締付ける。これも仮止めであるので緩く締め
る。
【0046】次に、ライトガイド14の直線部に保護管
13およびOリング17を通した状態で、金属管131
内に挿入し、保護管13を回転させてOリング17を締
付け、ライトガイド14を固定する。
【0047】次に、半導体基体1の位置を調整しながら
ライトガイド14の出光端面をガイド15に挿入する。
この工程以後は半導体基体1の位置ずれが発生しないよ
うに締付リング30およびゆるみ止リング20を固く締
付ける。最後に、ケーシング60に陰極板40を陰極フ
ランジ7を介して連結する。
【0048】以上説明した光トリガ型サイリスタ100
0によれば、締付リング30およびゆるみ止リング20
を締付けることで、半導体基体1が第1熱補償板2と第
2熱補償板3に挟持されて固定されることになり、接着
材を使用してケーシング60に固定する必要がなくな
る。従って、装置動作時に半導体基体1が発する熱によ
って低分子シロキサンおよび水分などのガスが発生する
ことが防止され、当該ガスによる耐電圧特性の劣化を引
き起こすことが防止される。
【0049】また、組立作業中および輸送中の非圧接時
にも半導体基体1が確実に固定されているので、外部か
らの衝撃などにより半導体基体1が移動してライトガイ
ドが破損したり、半導体基体1自身が破損することが防
止される。
【0050】なお、第1熱補償板2と陰極板40、およ
び第2熱補償板3と陽極板5の間に、それぞれ応力緩和
材を挿入することで、装置動作時に半導体基体1が熱膨
張係することによる応力を緩和する構成としても良い。
例えば第1熱補償板2および第2熱補償板3がモリブデ
ンで形成され、陰極板40および陽極板5が銅で形成さ
れている場合、応力緩和材の材質としては、銅あるいは
銀などの比較的展性の大きな材料を使用する。
【0051】また、締付リング30の締付けのみで半導
体基体1を固定でき、ゆるみが発生しないようにできる
のであればゆるみ止リング20は必ずしも使用する必要
はない。
【0052】<実施の形態2>図4に本発明に係る圧接
型半導体装置の実施の形態2として、光トリガ型サイリ
スタ2000の部分断面図を示す。図4は、ゆるみ止リ
ング21および締付リング31の係合部分の詳細図を示
す図であり、図1および図2を用いて説明した光トリガ
型サイリスタ1000と同一の構成については同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0053】図4において、ゆるみ止リング21および
締付リング31のそれぞれの外周側面には、ネジ部21
aおよび31bが設けられている。また、ケーシング6
1にはその内周に沿って、ゆるみ止リング21および締
付リング31のネジ部21aおよび31bに螺合するネ
ジ部61aおよび61bが設けられている。ここで、ネ
ジ部61bはネジ部61aよりもケーシング61の中心
方向に突出しており、締付リング31の外径はゆるみ止
リング21の外径よりも小さくなっている。
【0054】締付リング31は、外周端縁部に沿って段
差部31dが設けられている。段差部31dの高低差は
ゆるみ止リング21の板厚とほぼ同じであり、段差部3
1dの段差壁の外径はゆるみ止リング21の内径よりも
若干小さく形成されている。従って、ゆるみ止リング2
1をネジ部61aに螺合させると、ゆるみ止リング21
が段差部31dにほぼ収容されることになる。
【0055】以上説明した光トリガ型サイリスタ200
0によれば、ゆるみ止リング21および締付リング31
の締付け時には、ゆるみ止リング21が締付リング31
の段差部31dにほぼ収容されるので、ネジ部61aお
よび61bの形成幅をできるだけ短くしたい場合に適し
た構成が得られる。
【0056】例えば、ケーシング61におけるライトガ
イド14の取付位置と、半導体基体1の配置位置が近接
し、ネジ部61aおよび61bを形成する領域が十分に
得られない場合に、ネジ部61aおよび61bの形成幅
を低減するのに適している。すなわち、締付リング31
の厚みを光トリガ型サイリスタ1000において使用し
た締付リング30と同じとすれば、ネジ部61aおよび
61bの形成幅は、ケーシング60におけるネジ部60
bの形成幅とほぼ同じ長さで済むことになる。
【0057】<実施の形態3>図5に本発明に係る圧接
型半導体装置の実施の形態3として、光トリガ型サイリ
スタ3000の部分断面図を示す。図5は、ゆるみ止リ
ング22および締付リング32の係合部分の詳細図を示
す図であり、図1および図2を用いて説明した光トリガ
型サイリスタ1000と同一の構成については同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。また、図6に締付
リング32の断面斜視図を示す。
【0058】図6に示されるように、締付リング32は
有蓋、無底の円筒形状をなし、その円筒部側面にはネジ
部32bが設けられている。また、蓋部の中央は開口部
となっており、その直径は陰極板40を十分に貫通でき
る大きさを有している。また、開口部の下面側には端縁
に沿って段差部32aが形成され、蓋部の外周端縁部に
沿って段差部32dが設けられている。
【0059】締付リング32をこのような構造とするこ
とで、単なる円盤形状の場合に比べて剛性が高まり、機
械的強度を向上させることができる。
【0060】図5に示されるように、ゆるみ止リング2
2の外周側面には、ネジ部22aが設けられている。ま
たケーシング62にはその内周に沿って、ゆるみ止リン
グ22および締付リング32のネジ部22aおよび32
bに螺合するネジ部62aおよび62bが設けられてい
る。ここで、ネジ部62bはネジ部62aよりもケーシ
ング62の中心方向に突出しており、締付リング32の
外径はゆるみ止リング22の外径よりも小さくなってい
る。
【0061】締付リング32の段差部32dの高低差は
ゆるみ止リング22の板厚とほぼ同じであり、段差部3
2dの段差壁の外径はゆるみ止リング22の内径よりも
若干小さく形成されている。従って、ゆるみ止リング2
2をネジ部62aに螺合させると、ゆるみ止リング22
が段差部32dにほぼ収容されることになる。
【0062】さらに、締付リング32のネジ部32bを
円筒部側面の下方に設けることで、ネジ部62bはケー
シング62の下方に形成されることになり、ケーシング
62におけるライトガイド14の取付位置と、半導体基
体1の配置位置とが近接している場合であっても、ネジ
部62bの形成には制約を受けなくなる。
【0063】従って、その形成に制約を受けるのはネジ
部62aだけとなり、段差部32dに収容できる程度に
ゆるみ止リング22の板厚をできるだけ薄くすること
で、ネジ部62aの形成幅を極力短くすることができ、
ライトガイド14の取付位置と、半導体基体1の配置位
置とが近接している場合に適した構成が得られる。
【0064】<実施の形態4>図7に本発明に係る圧接
型半導体装置の実施の形態4として、光トリガ型サイリ
スタ4000の部分断面図を示す。図7は、ゆるみ止リ
ング23および締付リング33の係合部分の詳細図を示
す図であり、図1および図2を用いて説明した光トリガ
型サイリスタ1000と同一の構成については同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0065】図7において、締付リング33の円筒部内
側には、電気絶縁材で形成された有底、無蓋の円筒形状
の絶縁筒70が配置されている。絶縁筒70の底部の中
央は開口部となっており、その直径は陽極板5を十分に
貫通できる大きさを有している。また、絶縁筒70の円
筒部の外径は、締付リング33の円筒部の内径とほぼ等
しく形成されているので、締付リング33の仮締めを行
う工程において、絶縁筒70の位置を調整しながら、絶
縁筒70の円筒部を締付リング33の円筒部に挿入する
ことで、絶縁筒70の配置位置を定めることができる。
また、絶縁筒70の円筒部の高さは、締付リング33を
締付けた際にも、締付リング33の蓋部に接触しない高
さとなっている。
【0066】なお、絶縁筒70の材質としては、アルミ
ナなどのセラミックでも良いし、ポリイミドなどの耐熱
性高分子材料を用いても良い。
【0067】このような構成の絶縁筒70を、締付リン
グ33の円筒部内側に配置することで、締付リング33
の円筒部の内径を、絶縁筒70を配置しない場合に比べ
て小さくすることができる。
【0068】すなわち、締付リング33は第1熱補償板
2に接触しているので、電位的には陰極電位である。従
って、締付リング33の円筒部が第2熱補償板3および
陽極板5に近接していると、締付リング33の円筒部と
第2熱補償板3および陽極板5の間の電界強度が高ま
り、絶縁破壊を起こしやすくなる。そこで、先に説明し
た光トリガ型サイリスタ2000では、締付リング32
の円筒部と第2熱補償板3および陽極板5との間の距離
を絶縁破壊を起こさない程度に広く取っており、それに
よって締付リング32の円筒部の内径が決まるので、装
置全体の小型化が規制されていた。
【0069】一方、絶縁筒70を配置することで、絶縁
破壊を起こす距離を緩和することができ、締付リング3
3の円筒部と第2熱補償板3および陽極板5との間の距
離を短くすることができる。従って、締付リング33の
円筒部の内径を小さくでき、それに伴ってケーシング6
3の内径および外径を小さくできるので、装置全体を小
型化することができる。
【0070】また、半導体基体1に異常な過電流が流れ
て、半導体基体1が破損するような状態に陥っても、絶
縁筒70が半導体基体1を覆うように配置されているの
で、陽極フランジ8に影響が及ぶことが防止される。
【0071】すなわち、通常、半導体基体1が破損する
ほどに過電流が流れた場合には、陽極フランジ8が部分
的に溶融し、装置外部にも悪影響が及ぶことがある。絶
縁筒70は陽極フランジ8の溶融を防いで、半導体基体
1の破損に伴う装置外部への被害を防止することができ
る。
【0072】なお、以上説明した光トリガ型サイリスタ
4000では、絶縁筒70を、その底部の開口部に陽極
板5が貫通するように配置した例を示したが、逆向きに
配置して、開口部に第1熱補償板2が貫通するようにし
ても良い。その場合は、半導体基体1の絶縁樹脂18に
底部が接触して、半導体基体1に絶縁筒70の荷重がか
からないように、陽極フランジ8に円筒部が達するよう
に、円筒部を長くしなければならない。また、絶縁筒7
0の底部にもガス抜き孔を形成する。
【0073】<実施の形態の変形例1>以上説明した本
発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態1〜4では、
圧接型半導体装置として光トリガ型サイリスタを例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限られず、電気トリガ
型サイリスタや電力用トランジスタなどのゲート電極を
有する半導体装置に適用しても良い。また、ゲート電極
を有さない電力用ダイオードに適用しても良い。
【0074】すなわち、半導体基体の位置ずれを防止す
るために、半導体基体をなんらかの方法で固定する必要
がある構成の圧接型半導体装置であれば、本発明を適用
することで接着材を使用することなく半導体基体を固定
することが可能となる。
【0075】<実施の形態の変形例2>以上説明した本
発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態1〜4では、
締付リング(30〜33)をアルミニウムあるいはステ
ンレス鋼で形成した例について説明したが、締付リング
(30〜33)を電気絶縁材で形成しても良い。絶縁材
の種類としては、アルミナなどのセラミックでも良い
し、ポリイミドなどの耐熱性高分子材料を用いても良
い。
【0076】例えば、実施の形態3において説明した締
付リング32を電気絶縁材で形成すると、締付リング3
2と第2熱補償板3および陽極板5との間での絶縁破壊
を考慮する必要がなくなるので、締付リング32の円筒
部内径を小さくして装置全体を小型化することができ
る。なお、ゆるみ止リングは金属材料で形成しても良い
が、締付リングと同じ電気絶縁材で形成しても良い。
【0077】また、この構成において、実施の形態4に
おいて説明した絶縁筒70を併せて用いることで、半導
体基体1の破損に伴う装置外部への被害を防止すること
ができる。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の圧接型半導
体装置によれば、ケーシングのネジ部に螺合する締付け
リングを締付けることで、第1の熱補償板が半導体基体
の方向に押し付けられる。第2の熱補償板はケーシング
に連結固定された主電極板上に載置されているので、半
導体基体は第1と第2の熱補償板の間で固定される。従
って、接着材を使用せずに済むので、加熱によるガスの
発生を防止して、耐電圧特性の劣化を引き起こすことの
ない圧接型半導体装置装置が得られる。
【0079】本発明に係る請求項2記載の圧接型半導体
装置によれば、締付けリングが単なる円盤形状の場合に
比べて剛性が高まり、機械的強度を向上させることがで
きる。また、円筒部の外周側面下方に、ケーシングのネ
ジ部に螺合するネジ部を設けることで、ケーシングのネ
ジ部の形成位置の自由度が増すことになる。
【0080】本発明に係る請求項3記載の圧接型半導体
装置によれば、ゆるみ止めリングを締付けリングの上主
面に係合させることで、締付けリングの上方移動が規制
されるので、締付けリングがゆるんで、半導体基体が移
動することが防止される。
【0081】本発明に係る請求項4記載の圧接型半導体
装置によれば、締付けリングの外周端縁部に形成された
段差部にゆるみ止めリングを収容できるので、ネジ部の
形成幅を極力短くすることができ、ネジ部の形成領域が
制限されている圧接型半導体装置に適している。
【0082】本発明に係る請求項5記載の圧接型半導体
装置によれば、締付けリングの主面内に形成された貫通
孔から不純ガスが排気されるので、締付けリング以下の
部分に不純ガスが蓄積されることが防止され、絶縁耐圧
が低下することが防止される。
【0083】本発明に係る請求項6記載の圧接型半導体
装置によれば、貫通孔は、ゆるみ止めリングが締付けリ
ングの上主面に係合した際にも塞がれないので、不純ガ
スの排気孔としての役目が損なわれない。
【0084】本発明に係る請求項7記載の圧接型半導体
装置によれば、締付けリングと第1の熱補償板との係合
を下主面の内周端縁部に沿った段差部によって行うの
で、締付けリングの厚みを厚くすることができ、機械的
強度を向上させることができる。
【0085】本発明に係る請求項8記載の圧接型半導体
装置によれば、第2のネジ部の内径が第1のネジ部の内
径よりも広いので、締付けリングは第2のネジ部に螺合
させることなく第1のネジ部に螺合させることができる
ので、締付リングの取付け時の回転回数を低減し作業性
を向上させることができる。
【0086】本発明に係る請求項9記載の圧接型半導体
装置によれば、絶縁筒を備えることで、締付リングの円
筒部と、第2の熱補償板および主電極との間における絶
縁破壊距離を緩和できるので、締付リングの円筒部の内
径を小さくでき、それに伴ってケーシングの内径および
外径を小さくできるので、装置全体を小型化することが
できる。
【0087】本発明に係る請求項10記載の圧接型半導
体装置によれば、絶縁筒の底部を主電極板側に位置する
ように配置することで、半導体基体に異常な過電流が流
れて、半導体基体が破損するような状態に陥っても、陽
極フランジが破損することが防止される。
【0088】本発明に係る請求項11記載の圧接型半導
体装置によれば、絶縁筒の円筒部が締付リングの円筒部
に殆ど隙間無く挿入されることになるので、絶縁筒の位
置がほぼ自動的に決まることになる。
【0089】本発明に係る請求項12記載の圧接型半導
体装置によれば、耐熱性および機械的強度に優れた締付
けリングが得られる。
【0090】本発明に係る請求項13記載の圧接型半導
体装置によれば、締付リングと、第2の熱補償板および
主電極との間における絶縁破壊が発生しないので、ケー
シングの内径および外径を小さくできるので、装置全体
を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
1の構成を説明する断面図である。
【図2】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
1の構成を説明する部分断面図である。
【図3】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
1の構成部品の1つを説明する斜視断面図である。
【図4】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
2の構成を説明する部分断面図である。
【図5】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
3の構成を説明する部分断面図である。
【図6】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
3の構成部品の1つを説明する斜視断面図である。
【図7】 本発明に係る圧接型半導体装置の実施の形態
4の構成を説明する部分断面図である。
【図8】 従来の圧接型半導体装置の構成を説明する断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基体、2 第1熱補償板、3 第2熱補償
板、5 陽極板、40陰極板、20,21,22,23
ゆるみ止リング、30,31,32,33締付リン
グ、60 ケーシング、70 絶縁筒。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのPN接合を有する半導
    体基体と、該半導体基体の上下主面にそれぞれアロイフ
    リーで接触する第1および第2の熱補償板と、前記半導
    体基体および前記第1および第2の熱補償板の周囲に設
    けられた電気絶縁性のケーシングと、前記ケーシングに
    連結固定され、前記第2の熱補償板を載置する主電極板
    とを備える圧接型半導体装置において、 前記ケーシングは、その内側が円筒形状であって、その
    内周に沿って形成されたネジ部を有し、 主面の平面視形状が円環形状であって、内周端縁部が前
    記第1の熱補償板の外周端縁に係合し、外周側面が前記
    ネジ部に螺合する締付けリングを備える圧接型半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記締付けリングは、有蓋無底の中空円
    筒形状であって、その円筒部が前記半導体基体を覆うよ
    うに配置される請求項1記載の圧接型半導体装置。
  3. 【請求項3】 外周側面が前記ネジ部に螺合し、前記締
    付けリングの上主面に係合することで、前記締付けリン
    グの上方移動を規制するゆるみ止めリングをさらに備え
    る請求項1または請求項2記載の圧接型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記締付けリングは、前記上主面の外周
    端縁部に沿って、下主面に向かう方向の段差部を有し、 前記段差部は、その高低差が前記ゆるみ止めリングの厚
    みにほぼ等しく、その段差壁の外径が前記ゆるみ止リン
    グの内径よりも小さく、前記ゆるみ止めリングを収容可
    能に形成されている請求項3記載の圧接型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記締付けリングは、前記主面内に、前
    記主面に垂直な方向に形成された貫通孔を少なくとも1
    つ有する請求項3記載の圧接型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔は、前記ゆるみ止めリング
    が、前記締付けリングの前記上主面に係合した際に、前
    記貫通孔を塞がない位置に形成される請求項5記載の圧
    接型半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記締付けリングは、前記下主面の内周
    端縁部に沿って、前記上主面に向かう方向の段差部を有
    し、該段差部が前記第1の熱補償板の外周端縁部に係合
    する請求項3記載の圧接型半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記締付けリングの外径は、前記ゆるみ
    止めリングの外径よりも小さく形成され、 前記ネジ部は、前記締付けリングの外径に合わせて形成
    された第1のネジ部と、 前記ゆるみ止めリングの外径に合わせて形成され、前記
    第1のネジ部の内径よりも広い第2のネジ部とを含む請
    求項3記載の圧接型半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記締付リングの前記円筒部内側に、少
    なくとも前記半導体基体以下の部分を覆うように配置さ
    れた有底無蓋の中空円筒形状の絶縁筒をさらに備える請
    求項2記載の圧接型半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記絶縁筒は、その底部が前記主電極
    板側に位置するように配置された請求項9記載の圧接型
    半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記絶縁筒は、その円筒部外径が、前
    記締付リングの前記円筒部内径にほぼ等しく形成されて
    いる請求項9記載の圧接型半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記締付けリングは、金属材料で形成
    される請求項3記載の圧接型半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記締付けリングは、絶縁材料で形成
    される請求項3記載の圧接型半導体装置。
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