JP3345146B2 - ノンリニア映像編集装置 - Google Patents

ノンリニア映像編集装置

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JP3345146B2
JP3345146B2 JP35281893A JP35281893A JP3345146B2 JP 3345146 B2 JP3345146 B2 JP 3345146B2 JP 35281893 A JP35281893 A JP 35281893A JP 35281893 A JP35281893 A JP 35281893A JP 3345146 B2 JP3345146 B2 JP 3345146B2
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留美 坪田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上利用分野】本発明は、主にディジタル化された
データを対象としたノンリニア映像編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル化された映像の編
集作業においては、素材のチャネル(テレビ、ラジオ放
送での周波数帯という意味に限定されず、番組あるいは
一の目的のための一連の記録とでもいう概念)中の複数
のカット(単一若しくは複数のフレーム(映像における
一のコマやこれに類似した概念)からなるいわば場面)
を編集の目的に応じて採取し、各チャネル、カット(シ
ーン、場面)の間をワイプ等の映像効果をかけて接続す
ることを繰り返し行うことで一つの作品を完成させる技
術が開発されてきている。
【0003】図29に、従来の映像編集装置の構成図を
示す。今、A1,A2,B1及びB2の4つのカットを
図5に示すように編集する場合を例にとって、この従来
の映像編集装置を説明する。。図5は、A,B2つのチ
ャネル(既述のごとく、A、Bは記録的に別の意図で作
成された映像等)を対象として編集を行うものであり、
Aチャネルの一の場面たるカットA1からBチャネルの
一の場合たるカットB1へ、カットB1からカットA2
へ、カットA2からカットB2へと表示される場合が少
しずつかわっていくワイプ(WIPE)効果で表示場面
が次々に切り替わっていく編集の一例である。
【0004】映像記憶部2903は、図22に示すよう
に1の記憶媒体上にカットA1、A2、B1、B2を記
憶している。本図において、斜線部は編集の対象外のフ
レームである。また、各カットは原則として両端のフレ
ームのみ番号を記している。そして、これは他の図にお
いてもほぼ同様である。Aチャネルカット接続メモリ2
901、Bチャネルカット接続メモリ2902はそれぞ
れAチャネル、Bチャネルにおけるカットの再生情報を
記憶している。
【0005】図8にAチャネルカット接続情報メモリ2
901が記憶しているAチャネルカット再生情報、図9
にBチャネルカット接続情報メモリ2902が記憶して
いるBチャネルカット再生情報の一例を示す。図8、図
9における元開始フレーム番号、元終了フレーム番号は
各々、記憶媒体におけるカットの記憶領域を特定し得る
フレームの開始番号と終了番号である。再生開始フレー
ム、再生終了フレームは各々、映像編集の作品の開始か
ら当該カットが再生されるまでの経過フレーム数と再生
が終了するまでの経過フレーム数を表している。
【0006】図10に、カット間効果情報メモリ290
6が記憶しているカット間効果情報を示す。本図におけ
るイン点、アウト点とは、各々作品の開始から効果を施
すのを開始するまでの経過フレーム数と同じく終了する
までの経過フレーム数である。効果番号は、フェードイ
ン、フェードアウト、ワイプ等の効果の内容を表してい
る。本図では全てワイプであり、05、14、07は更
にそのワイプの内容を表している。
【0007】まず、映像記憶部2903はAチャネルカ
ット接続情報メモリ2901から送られてきたAチャネ
ルカット再生情報からカットA1を再生する情報を得、
カットA1を再生する時間になった時点で、カットA1
の読み出しを行なう。スイッチ2904はAチャネルカ
ット接続情報メモリ2901から送られてきたAチャネ
ルカット再生情報を解釈し、カットA1を再生する時間
になった時点でスイッチをオンにし、映像記憶部290
3から出力されたカットA1をミックス効果部2907
に送り、再生が終了した時点でスイッチをオフにする。
【0008】次に、映像記憶部2903はBチャネルカ
ット接続情報メモリ2902から送られてきたBチャネ
ルカット再生情報を解釈し、カットB1を再生する情報
を得、カットB1を再生する時間になった時点で、カッ
トB1の読み出しを行なう。スイッチ2905は、Bチ
ャネルカット接続情報メモリ2902から送られてきた
Bチャネルカット再生情報を解釈し、カットB1を再生
する時間になった時点でスイッチをオンにし、映像記憶
部2903から出力されたカットB1をミックス効果部
2907に送り、再生が終了した時点でスイッチをオフ
にする。
【0009】ミックス効果部2907は、カット間効果
情報メモリ2906より得られるカット間効果情報をも
とに、効果開始時間になった時点で送られてきた2つの
カットA1、B1に対して、図5に示すようにカットA
1からカットB1にワイプ効果で切り替わる編集を施
す。さらに、映像記憶部2903はAチャネルカット接
続情報メモリ2901から送られてきたAチャネルカッ
ト再生情報からカットA2を再生する情報を得、カット
A2を再生する時間になった時点で、カットA2の読み
出しを行なう。
【0010】スイッチ2904は、Aチャネルカット接
続情報メモリ2901から送られてきたAチャネルカッ
ト再生情報を解釈し、カットA2が再生される時間にな
った時点でスイッチをオンにし、映像記憶部2903か
ら出力されたカットA2をミックス効果部2907に送
り、再生が終了した時点でスイッチをオフにする。ミッ
クス効果部2907は、カット間効果情報メモリ290
6より得られるカット間効果情報より、効果開始時間に
なった時点で、送られてきた2つのカットB1、A2に
対して、図5に示すようにカットB1からカットA2に
ワイプ効果で切り替わる編集を施す。
【0011】映像記憶部2903は、Bチャネルカット
接続情報メモリ2902から送られてきたBチャネルカ
ット再生情報からカットB2を再生する情報を得、カッ
トB2を再生する時間になった時点で、カットB2の読
み出しを行なう。スイッチ2905は、Bチャネルカッ
ト接続情報メモリ2902から送られてきたBチャネル
カット再生情報を解釈し、カットB2が再生される時間
になった時点で、スイッチをオンにし、映像記憶部29
03から出力されたカットB2をミックス効果部290
7に送り、再生が終了した時点でスイッチをオフにす
る。
【0012】ミックス効果部2907はカット間効果情
報メモリより得られるカット間効果情報より、効果開始
時間になった時点で、送られてきた2つのカットA2、
B2に対して、図5に示すようにカットA2からカット
B2にワイプ効果で切り替わる編集を施す。以上の処理
によって図5に示すような編集がなされる。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来技術に係る映像編集装置においては、複数のカッ
トを目的に応じて並べ替え、その間を映像効果をかけて
接続することを繰り返し行なう編集をする場合には、各
カット毎の再生開始時間、再生終了時間を正確にするた
めにスイッチの切替えを頻繁に行なう必要がある。ひい
ては、スイッチ部分にタイマーの装備や各種配線等が必
要となり装置の規模が増大する。
【0014】本発明はかかる点に鑑み、装置規模の増大
なしに、複数のチャネルを対象に、多数のカット間を映
像効果をかけて接続することが容易な映像編集装置を提
供する目的でなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においてはチャネルの映像を構成す
る一定の規則で配列された各カットをカット毎に該カッ
トを特定する位置情報と対応づけて記憶しかつそのカッ
ト位置情報をもとに対応するカットを構成するフレーム
を順に出力可能な複数の各チャネル専用映像記憶部と、
複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の
上表示するに際して異なるチャネルの接続部に施す映像
効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャネルの
識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対象
とするカットの位置情報からなる表示映像効果情報を記
憶する表示映像効果情報記憶部と、前記表示映像効果情
報記憶部から必要な情報を読み出した上で各チャネル毎
に相前後して表示若しくは映像効果の対象とされるカッ
ト間に他チャネルのカットのみが対象とされるため、表
示若しくは映像効果を施すにあたって時間間隔が存在す
ることとなるか否かを各チャネル毎に調べる時間間隔検
出部と、前記時間間隔検出部が時間間隔が存在すると判
断した場合には、同じく前記表示映像効果情報記憶部か
ら必要な情報を読み出した上で当該時間間隔を有する二
つのカット間で表示若しくは映像効果を施すに際しての
時間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの順に表示
若しくは映像効果の対象とされる2つのカット毎に算出
するフレーム数算出部と、前記表示映像効果情報記憶部
の記憶する情報をもとに前記各チャネル専用映像記憶部
から表示若しくは映像効果の対象となるカットをその順
に出力させる際に、前記フレーム数算出部の算出したフ
レーム数をもとに前記相前後して表示若しくは映像効果
の対象となる2つのカット毎に対して先行するカットの
最後部のフレームに後続して記憶されている表示若しく
は映像効果の対象とされないカット(他の時刻では表示
等に使用されるが編集の対象としている時刻が異なるた
め、結果的に表示等されないこととなるカットやフレー
ムを含む)を所定数併せて連続させて出力させるか後行
するカットの先端のフレームに先立って記憶されている
フレームを所定数併せて連続させて出力させるかの少な
くも一を行うことにより前記表示若しくは映像効果を施
すに際しての時間間隔に相応するフレーム数のカットを
間在させることとなるようにした上で出力させる各チャ
ネル専用の映像記憶部用出力調整部と、前記各チャネル
専用の映像記憶部用出力調整部の作用のもとで出力され
るフレームを順に記憶した上で、順に出力する各チャネ
ル専用のFIFO(First In First O
ut、先入れ先出し)記憶部と、前記各チャネル専用の
FIFO記憶部からチャネル毎に区分けされた上で順に
出力されてくるカット対して前記表示映像効果情報記憶
部の記憶する情報をもとに、表示対象とされるカットは
順に出力しこの際映像効果の対象とされているカットに
対して定められた映像効果を施し、表示若しくは映像効
果の対象とされていない間在させられたカットは断にす
ることにより複数のチャネルの映像から一のチャネルの
映像を合成の上出力する映像効果部と、前記映像効果部
の出力する映像を表示する表示部とを有していることを
特徴としている。
【0016】請求項2の発明においては、映像を構成す
る配列された各カットをカット毎に該カットの所属する
チャネルの識別情報及び位置情報からなるカット特定情
報と対応づけて記憶しかつそのカット特定情報をもとに
対応するフレームを出力可能な複数チャネル用の映像記
憶部と、複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像
を合成の上表示するに際して異なるチャネルの接続部に
施す映像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチ
ャネルの識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効
果の対象とするカットのカット特定情報からなる表示映
像効果情報を記憶する表示映像効果情報記憶部と、前記
表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み出した上
で各チャネル毎に相前後して表示若しくは映像効果の対
象とされるカット間に他チャネルのカットのみが対象と
されるため表示若しくは映像効果を施すにあたって時間
間隔が存在することとなるか否かを各チャネル毎に調べ
る時間間隔検出部と、前記時間間隔検出部が時間間隔が
存在すると判断した場合には同じく前記表示映像効果情
報記憶部から必要な情報を読み出した上で、当該時間間
隔を有する二つのカット間で表示若しくは映像効果を施
すに際しての時間間隔に相応するフレーム数を各チャネ
ルの順に表示若しくは映像効果の対象とされる2つのカ
ット毎に算出するフレーム数算出部と、前記表示映像効
果情報記憶部の記憶する情報をもとに前記映像記憶部か
ら表示若しくは映像効果の対象となるカットを同一チャ
ネル内では先に表示若しくは映像効果の対象とされる順
に出力させる際に前記フレーム数算出部の算出したフレ
ーム数をもとに前記相前後して表示若しくは映像効果の
対象となる同一チャネルの2つのカット毎に先行するカ
ットに後続して記憶されている表示若しくは映像効果の
対象とされないフレームを所定数併せて当該チャネルの
フレームとして連続させて出力させるか後行するカット
に先立って記憶されているフレームを所定数併せて当該
チャネルのカットとして(2つのカットの時間つなぎで
あるため、他チャネルのカットやフレームでもよい)連
続させて出力させるのか少なくも一を行うことにより前
記表示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に相
応するフレーム数のカットを間在させることとなるよう
にした上で出力させる映像記憶部用出力調整部と、前記
映像記憶部用出力調整部の作用のもとで順に出力される
フレームを各チャネル毎に区分けして出力するチャネル
区分け部と、前記チャネル区分け部の作用のもとで区分
けされたカットを順に記憶した上で順に出力する各チャ
ネル専用のFIFO記憶部と、前記各チャネル専用のF
IFO記憶部からチャネル毎に区分けされた上で順に出
力されてくるカット対して前記表示映像効果情報記憶部
の記憶する情報をもとに、表示対象とされるカットは順
に出力し、この際映像効果の対象とされているカットに
対して定められた映像効果を施し表示若しくは映像効果
の対象とされていない間在させられたカットは断にする
ことにより複数のチャネルの映像から一のチャネルの映
像を合成の上出力する映像効果部と、前記映像効果部の
出力する映像を表示する表示部とを有していることを特
徴としている。
【0017】請求項3の発明においては、チャネルの映
像を構成する配列された各カットをカット毎に該カット
の所属するチャネルの識別情報及び位置情報からなるカ
ット特定情報と対応づけて記憶しかつそのカット特定情
報をもとに対応するカットを出力可能な複数の映像記憶
部と、複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を
合成の上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に
施す映像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチ
ャネルの識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効
果の対象とするカットを特定する情報と記憶されている
映像記憶部の識別番号からなる表示映像効果情報を記憶
する表示映像効果情報記憶部と、前記表示映像効果情報
記憶部から必要な情報を読み出した上で、各チャネル毎
に相前後して表示若しくは映像効果の対象とされるカッ
ト間に他チャネルのカットのみが対象とされるため表示
若しくは映像効果を施すにあたって時間間隔が存在する
こととなるか否かを各チャネル毎に調べる時間間隔検出
部と、前記時間間隔検出部が時間間隔が存在すると判断
した場合には、同じく前記表示映像効果情報記憶部から
必要な情報を読み出した上で、当該時間間隔を有する二
つのカット間で表示若しくは映像効果を施すに際しての
時間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの順に表示
若しくは映像効果の対象とされる2つのカット毎に算出
するフレーム数算出部と、前記表示映像効果情報記憶部
の記憶する情報をもとに前記複数の映像記憶部から表示
若しくは映像効果の対象となるカットを同一チャネル内
では表示若しくは映像効果の対象とされる順に出力させ
る際に、前記フレーム数算出部の算出したフレーム数を
もとに、前記相前後して表示若しくは映像効果の対象と
なる同一チャネルの2つのカット毎に対して先行するカ
ットに後続して記憶されている表示若しくは映像効果の
対象とされないフレームを所定数併せて当該チャネルの
フレームとして連続させて出力させるか後行するカット
に先立って記憶されているフレームを所定数併せて当該
チャネルのフレームとして連続させて出力させるかの少
なくも一を行うことにより前記表示若しくは映像効果を
施すに際しての時間間隔に相応するフレーム数のカット
を間在させることとなるようにした上で出力させる各チ
ャネルと各映像記憶部を作用対象とする映像記憶部用出
力調整部と、前記映像記憶部用出力調整部の作用のもと
で順に出力されるフレームを各チャネル毎に区分けして
出力するチャネル区分け部と、前記チャネル区分け部の
作用のもとで区分けされたカットを順に記憶した上で順
に出力する各チャネル専用のFIFO記憶部と、前記各
チャネル専用のFIFO記憶部からチャネル毎に区分け
された上で順に出力されてくるカット対して前記表示映
像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに表示対象とさ
れるカットは順に出力しこの際映像効果の対象とされて
いるカットに対して定められた映像効果を施し表示若し
くは映像効果の対象とされていない間在させられたカッ
トは断にすることにより複数のチャネルの映像から一の
チャネルの映像を合成の上出力する映像効果部と、前記
映像効果部の出力する映像を表示する表示部とを有して
いることを特徴としている。
【0018】
【0019】請求項及び請求項の発明においては、
前記各チャネル専用映像記憶部は、ディジタル化された
映像を記憶し、かつ任意に(ランダム、Random、
必要な時点に必要な順序で)必要な記憶内容を出力可能
であることを特徴としている。
【0020】
【0021】請求項の発明においては、前記請求項1
から請求項の発明において、表示映像効果情報変更部
は、前記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報のう
ち、施す映像効果の種類、表示及び映像効果の対象とす
るチャネルの少なくも一については、ひいてはチャネル
の識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対
象とするカット若しくは分割カットの位置情報の少なく
も一の少なくも一部については手動により変更可能とす
ることを特徴としている。
【0022】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
カットを出力可能な複数の各チャネル専用映像記憶部
は、チャネルの映像を構成する配列された各カットをカ
ット毎に該カットを直接的、間接的を問わず特定する位
置情報と対応づけて記憶し、かつそのカット位置情報を
もとに対応するカットを出力する。表示映像効果情報記
憶部は複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を
合成の上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に
施す映像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチ
ャネルの識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効
果の対象とするカットの位置情報からなる表示映像効果
情報を記憶する。時間間隔検出部は前記表示映像効果情
報記憶部から必要な情報を読み出した上で、各チャネル
毎に相前後して表示若しくは映像効果の対象とされるカ
ット間に他チャネルのカットのみが対象とされるため、
表示若しくは映像効果を施すにあたっていわば待ち時間
となる時間間隔が存在することとなるか否かを各チャネ
ル毎に調べる。フレーム数算出部は、時間間隔検出部が
そのような時間間隔が存在すると判断した場合には、同
じく前記表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み
出した上で、当該時間間隔を有する二つのカット間で、
表示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に相応
するフレーム数を各チャネルの順に表示若しくは映像効
果の対象とされる2つのカット毎に算出する。各チャネ
ル専用の映像記憶部用出力調整部は、表示映像効果情報
記憶部の記憶する情報をもとに、各チャネル専用映像記
憶部から表示若しくは映像効果の対象となるカットをそ
の順に、かつそれを構成するフレーム順に出力させる際
に、フレーム数算出部の算出したフレーム数をもとに前
記相前後して表示若しくは映像効果の対象となる2つの
カット毎に対して、先行するカットに後続して記憶され
ている表示若しくは映像効果の対象とされないフレーム
を所定数併せて連続させて出力させるか、後行するカッ
トに先立って記憶されているフレームを所定数併せて連
続させて出力させるかの少なくも一を行うことにより、
前記表示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に
相応するフレーム数のカットを間在させることとなるよ
うにした上で出力させる。各チャネル専用のFIFO記
憶部は、各チャネル専用の映像記憶部用出力調整部の作
用のもとで出力されるカットを順に記憶した上で順に出
力する。映像効果部は、各チャネル専用のFIFO記憶
部からチャネル毎に区分けされた上で順かつそれを構成
するフレーム順に出力されてくるカット対して、表示映
像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、表示対象と
されるカットは順に出力し、この際、単に表示されるだ
けでなく映像効果の対象とされているカットに対しては
定められた映像効果を施し、表示若しくは映像効果の対
象とされていない間在させられたカットは断にして表示
されないようにすることにより複数のチャネルの映像か
ら一のチャネルの映像を合成の上出力する。表示部は、
映像効果部の出力する映像を表示する。
【0023】請求項2の発明においては、複数チャネル
用の映像記憶部は、映像を構成する一定の規則で配列さ
れた各カットをカット毎に該カットの所属するチャネル
の識別情報及び位置情報からなるカット特定情報と対応
づけて記憶し、かつそのカット特定情報をもとに対応す
るカットを出力可能である。表示映像効果情報記憶部
は、複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合
成の上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に施
す映像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャ
ネルの識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果
の対象とするカットのカット特定情報からなる表示映像
効果情報を記憶する。時間間隔検出部は、前記表示映像
効果情報記憶部から必要な情報を読み出した上で、各チ
ャネル毎に相前後して表示若しくは映像効果の対象とさ
れるカット間に、他チャネルのカットのみが対象とされ
るため、表示若しくは映像効果を施すにあたって時間間
隔が存在することとなるか否かを各チャネル毎に調べ
る。フレーム数算出部は、時間間隔検出部が時間間隔が
存在すると判断した場合には、前記表示映像効果情報記
憶部から必要な情報を読み出した上で、当該時間間隔を
有する二つのカット間で表示若しくは映像効果を施すに
際しての時間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの
順に表示若しくは映像効果の対象とされる2つのカット
毎に算出する。映像記憶部用出力調整部は、表示映像効
果情報記憶部の記憶する情報をもとに、前記映像記憶部
から表示若しくは映像効果の対象となるカットを同一チ
ャネル内では先に表示若しくは映像効果の対象とされる
順に出力させる際に、前記フレーム数算出部の算出した
フレーム数をもとに、前記相前後して表示若しくは映像
効果の対象となる同一チャネルの2つのカット毎に先行
するカットに後続して記憶されている表示若しくは映像
効果の対象とされないフレーム(結果的にそうなるフレ
ームを含む)を所定数併せて当該チャネルのフレームと
して連続させて出力させるか、後行するカットに先立っ
て記憶されているフレームを所定数併せて当該チャネル
のフレームとして連続させて出力させるのか少なくも一
を行うことにより、表示若しくは映像効果を施すに際し
ての時間間隔に相応するフレーム数のカットを間在させ
ることとなるようにした上で出力させる。チャネル区分
け部は、映像記憶部用出力調整部の作用のもとで順に出
力されるカットを直接的、間接的に表示映像結果情報記
憶部の記憶内容を読み込んだりカットやフレームに付さ
れたチャネル識別記号を識別したりして、この上で各チ
ャネル毎に区分けして出力する。各チャネル専用のFI
FO記憶部は、チャネル区分け部の作用のもとで区分け
されたカットを順に記憶した上でその順に出力する。映
像効果部は前記各チャネル専用のFIFO記憶部からチ
ャネル毎に区分けされた上で順に出力されてくるカット
に対して、前記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報
をもとに、表示対象とされるカットは順に出力し、この
際映像効果の対象とされているカットに対して定められ
た映像効果を施し、表示若しくは映像効果の対象とされ
ていない間在させられたカットは断にすることにより複
数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の上
出力する。表示部は、映像効果部の出力する映像を表示
する。請求項3の発明においては、複数の映像記憶部
は、チャネルの映像を構成する配列された各カットをカ
ット毎に該フレームの所属するチャネルの識別情報及び
位置情報からなるカット特定情報と対応づけて記憶し、
かつそのカット特定情報をもとに対応するカットを出力
可能である。表示映像効果情報記憶部は、複数のチャネ
ルの映像から一のチャネルの映像を合成の上表示するに
際して、異なるチャネルの接続部に施す映像効果の種
類、表示及び映像効果の対象とするチャネルの識別情報
並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対象とするカ
ットを特定する情報と記憶されている映像記憶部の識別
番号からなる表示映像効果情報を記憶する。時間間隔検
出部は、表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み
出した上で、各チャネル毎に相前後して表示若しくは映
像効果の対象とされるカット間に他チャネルのカットの
みが対象とされるため、表示若しくは映像効果を施すに
あたって時間間隔が存在することとなるか否かを各チャ
ネル毎に調べる。フレーム数算出部は、時間間隔検出部
が時間間隔が存在すると判断した場合には、同じく表示
映像効果情報記憶部から必要な情報を読み出した上で、
当該時間間隔を有する二つのカット間で表示若しくは映
像効果を施すに際しての時間間隔に相応するフレーム数
を各チャネルの順に表示若しくは映像効果の対象とされ
る2つのカット毎に算出する。各チャネルと各映像記憶
部を作用対象とする映像記憶部用出力調整部は、表示映
像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに前記複数の映
像記憶部から表示若しくは映像効果の対象となるカット
を同一チャネル内では表示若しくは映像効果の対象とさ
れる順に出力させる際に、前記フレーム数算出部の算出
したフレーム数をもとに前記相前後して表示若しくは映
像効果の対象となる同一チャネルの2つのカット毎に対
して、先行するカットに後続して記憶されている表示若
しくは映像効果の対象とされないフレームを所定数併せ
て当該チャネルのフレームとして連続させて出力させる
か、後行するカットに先立って記憶されているフレーム
を所定数併せて当該チャネルのフレームとして連続させ
て出力させるかの少なくも一を行うことにより、前記表
示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に相応す
るフレーム数のカットを間在させることとなるようにし
た上で出力させる。チャネル区分け部は、前記映像記憶
部用出力調整部の作用のもとで順に出力されるカットを
直接的、間接的に表示映像効果情報記憶部の記憶を読み
込んだり、カットに付されたチャネル識別情報をもとに
各チャネル毎に区分けして出力する。各チャネル専用の
FIFO記憶部は、チャネル区分け部の作用のもとで区
分けされたフレームを順に記憶した上で順に出力する。
映像効果部は、前記各チャネル専用のFIFO記憶部か
らチャネル毎に区分けされた上で順に出力されてくるカ
ット対して、表示映像効果情報記憶部の記憶する情報を
もとに、表示対象とされるカットは順に出力し、この際
映像効果の対象とされているカットに対しては定められ
た映像効果を施し、表示若しくは映像効果の対象とされ
ていない間在させられたカットは断にすることにより複
数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の上
出力する。表示部は、映像効果部の出力する映像を表示
する。
【0024】
【0025】請求項及び請求項の発明においては、
各チャネル専用映像記憶部は、ディジタル化された映像
を記憶し、かつ任意に(必要な時期、必要な順序で)必
要な記憶内容を出力可能である。
【0026】請求項の発明においては、前記請求項1
から請求項の発明において、表示映像情報変更部は、
表示映像効果情報記憶部の記憶する情報のうち、施す映
像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャネル
の少なくも一については、ひいてはチャネルの識別情報
並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対象とするフ
レーム若しくは分割フレームの位置情報の少なくも一部
については手動により変更可能とする。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
なお、以下の実施例は本発明の内容を理解し易いよう
に、全て2つのチャネルを対象としたものとする。ま
た、機器の制御、作用等はフレーム単位でさなれること
が多いが、実際問題としてユーザが映像持続時間が1/
30秒程度のフレーム単位で直接映像効果の対象とする
フレームを入力することはありえず、複数のフレームか
ら構成されるカットで入力することとなるため、特許請
求の範囲のみならず各実施例でも映像効果や表示の対象
は原則としてカット単位とする。しかし、前後に順に表
示や映像効果を施すカット間の充填に伴う作用ついては
フレームを中心に説明する。(第1実施例)図1は、本
発明に係るノンリニア映像編集装置の第1の実施例の構
成図である。
【0028】本図において、101はAチャネルカット
接続情報メモリであり、102はBチャネルカット接続
情報メモリであり、103はAチャネルカット間隙充填
部であり、104はBチャネルカット間隙充填部であ
り、105はランダムアクセス(必要な時期に必要な部
分の読み出し)可能なAチャネル映像記憶部であり、1
06はランダムアクセス可能なBチャネル映像記憶部で
あり、107はAチャネルデータFIFO(First
In,First Out,先入れ先出しの記憶部)
であり、108はBチャネルデータFIFOであり、1
09はカット間効果情報メモリであり、110はA、B
両チャネルを対象に映像効果の一種たるワイプを施すミ
ックス効果部である。
【0029】次に、上記各部のハード面であるが、各映
像記憶部105、106はハードディスク等であり、各
フレームが番地を与えられた上で番地順に記憶されてい
る。各チャネルカット接続メモリ101、102、各チ
ャネルデータFIFO107、108及びカット間効果
情報メモリ109は高速半導体メモリよりなる。各チャ
ネルカット間隙充填部103、104、ミックス効果部
110の作用は本映像編集装置に内蔵の小型計算機(M
CPU)(図示せず)があらかじめ定められたプログラ
ムに従って必要なメモリ内容を読み出した上行う。
【0030】更に、本映像編集装置はその機能発揮のた
めに既述のマイクロコンピュータの他、各部の処理速度
の調整を図るための記憶部や処理速度調整装置、CRT
等の表示装置、カレンダー付電子時計、ユーザによるカ
ット間効果情報メモリ109及び各チャネルカット接続
情報メモリ101、102への所望の情報の入力を可能
とする操作盤、またユーザによる所望の情報の入力に伴
い関連する各部の記憶するデータを変更するミックス
(映像効果)調整部、必要に応じてディジタルデータを
人が知覚しえるようアナログ化するD/A情報変換部、
更にはオプションとしてのアナログデータをディジタル
データ化するA/D情報変換部等を有している。更に、
FIFO、映像記憶部、表示部等の容量や寸法は適宜最
適なものが選定される。ただし、これらはいわば自明の
ことであり、また本発明の要旨そのものではない上煩雑
となるので、図示等は省略する。
【0031】次に、上記各部のソフト面、実現性あるい
はユーザによる操作面について説明する。ユーザは、あ
らかじめ表示、映像効果の対象とするフレーム、カット
がどのチャネルのどの位置に存在するかを知っており、
また映像効果の内容も理解している。この上で、表示、
映像効果の対象とするフレーム、カット、チャネルや映
像効果の内容等からなる表示映像効果情報、本実施例で
はA、Bチャネル接続情報、カット間効果情報メモリ
等、を入力することとなる。ただし、実際問題としては
既述のごとくフレーム単位(約1/30秒程度の映像)
の入力はありえず、カット単位の入力となろう。ユーザ
によるこの入力をもとに、必要なチャネルの必要なフレ
ームの出力がなされる。これは、出力と録画(入力)と
いう作用そのものは真反対ではあるが、丁度多番組入力
可能な家庭用のプログラムつきVTRが、ユーザの設定
した時刻になると設定したチャネルのテレビジョン放送
を設定された時間だけ録画していくようなものである。
【0032】次に、ユーザに入力された表示及び映像効
果についての情報から、同一チャネルの2つのフレーム
間に表示、映像効果に際しての時間間隙が存在するか否
か、存在すればフレーム数に換算していくつかが求めら
れることとなるが、これはあらかじめ定められたプログ
ラムに従ってMCPUが計算することとなる。その手法
は、映像の合成開始から当該前後2つのカットの間で前
のカットの処理が終了後、後のカットの処理が開始され
るまでの経過時間が1のフレームの処理時間より長いか
否かを判断することによりなされる。このため、このM
CPUのプログラムには、あらかじめ1のフレームを表
示若しくは映像効果を施すにあたって必要となる時間が
入力(インプット、Input)されているのは勿論で
ある。更に、ユーザがミックス調整部を操作することに
より、表示や映像効果の内容が変更された場合には、読
み出すチャネルやフレームは勿論Aチャネルカット間隙
充填部101等により付加して出力されるフレーム数も
変更されるが、この場合にもミックス効果部110の処
理速度の変更が生じれば当然これもこの充填フレーム数
もMCPUによる計算の上反映されることとなる。具体
的には、AチャネルからBチャネルへ4つのフレームに
またがってワイプをかけて切り換えていたのを、Aチャ
ネルのみの表示を2フレーム後方へのばしBチャネルの
みの表示を2フレーム前方へのばし、ワイプをかけずい
きなり切り換えるものとすれば、表示対象のフレームは
Aチャネルは2フレーム後部が切り捨てられ、またBチ
ャネルは2フレーム前部が切り捨てられることとなる。
このため、これに伴いA,Bチャネルとも表示対象のフ
レームが各々2つ減増され、ひいては充填されるフレー
ムも各々2つ増減となる。なお、これも丁度新聞紙に印
刷されたテレビジョン番組の番号でタイマー録画可能な
家庭用VTRにおいて、ユーザが番組の番号を変更すれ
ば、VTR内蔵のMCPUが録画すべきチャネル、録画
開始時刻及び終了時刻の設定を自動的に変更するような
ものである。
【0033】次に、ミックス効果部110の作用原理で
あるが、AチャネルとBチャネルとも視覚情報ではある
がその搬送周波数が異なる場合には、Bチャネルの搬送
周波数を一旦Aチャネルの搬送周波数に変換の上両チャ
ネルを同一周波数とした上で、処理を施す方法、一旦表
示用の記憶部に表示すべき映像を書き込むものとし、こ
の際表示すべき各フレーム毎に映像効果の内容に応じて
Aチャネル及びBチャネルの記憶される領域及び両チャ
ネルの各フレーム毎のVRAMに記憶される画素の位置
を定めていく方法等がある。本実施例では、後者の方法
を採用している。これは、映像の表示の方が記憶部から
の読み出しや映像のための処理に比較して速いため、表
示のためにはどのみち記憶部が必要なこと、この記憶部
に合成された上記憶されている映像の複製等を考慮した
ものである。
【0034】A/D変換部であるが、これは音声信号な
らば各周波数(HZ )領域毎にその領域内の音声の大小
をデシベルを基準に区分けして数値化する、視覚信号な
らば各フレームの平面を網目(メッシュ)分割した上各
網目(画素)毎に、赤、青、黄の色彩毎にその輝度を区
分けして数値化することによりなされる。D/A変化
は、いわばこの逆の操作がなされる。
【0035】しかしながら、ミックス効果部、FIF
O、A/D情報変換部、D/A情報変換部等の原理等は
「オーム社刊 情報処理学会編 情報処理ハンドブッ
ク」、「オーム社刊 渡辺 茂他二名編 マイクロコン
ピュータハンドブック」等に記載されており、また本発
明の採用するソフト面も日常のテレビジョン放送におけ
る旧い映画の放送や片隅における裏番組の表示、CDデ
ィスクによる映像や音声の再生等にも採用されているも
のである。このため、これらについての図示や説明は省
略し、本発明の要旨に関係する固有の機能に関係する部
分についてのみ、その内容、構成、作用等を記す。そし
て、これは後に続く他の実施例でも同様である。
【0036】Aチャネル映像記憶部105、Bチャネル
映像記憶部106は、例えば米国マクスター社(Max
tor Corporation)のMXT−1240
S(注、商品名)に見られるように、セクタ(一定の定
まった単位)単位でアクセス(読み込み等のため近接す
ること)できる。そして各セクタにはユニークな(固有
の)番地(アドレス)が表で割り当てられている。視覚
映像の場合、1フレームのデータ量は20セクタ(51
2バイト/セクタ)程度が普通である。しかしながら、
説明図との関係でわかりやすいため本実施例において
は、1フレームのデータ量が1セクタする。
【0037】以上のように構成された本実施例につい
て、まず、図5に示すように4つのカットを編集する際
の動作を説明する。図5は、既述のごとくカットA1→
カットB1→カットA2→カットB2とワイプ効果で切
り替えていく編集である。Aチャネル映像記憶部105
は、図6に示すようにカットA1、A2を記憶してい
る。
【0038】Bチャネル映像記憶部106は、図7に示
すようにカットB1、B2を記憶している。Aチャネル
カット接続情報メモリ101、Bチャネルカット接続情
報メモリ102はそれぞれ、元Aチャネルカット再生情
報、元Bチャネルカット再生情報と名付けられた、各チ
ャネルにおけるカットの開始フレーム番号などを含んだ
再生情報を記憶している。
【0039】図8に、このAチャネルカット接続情報メ
モリ101が記憶している元Aチャネルカット再生情報
の一例を、図9にBチャネルカット接続情報メモリ10
2が記憶している元Bチャネルカット再生情報の一例を
示す。図8、図9における元開始フレーム番号、元終了
フレーム番号は各々記憶媒体におけるカットの開始位
置、終了位置を示し、元再生開始フレーム、元再生終了
フレームは各々作品の開始からカットが再生されるまで
の経過フレーム数と再生が終了するまでの経過フレーム
数を表している。
【0040】図10に、カット間効果情報メモリ109
が記憶している映像に施される効果の内容等を含むカッ
ト間効果情報の一例を示す。本図におけるイン点、アウ
ト点は、各々作品の開始から効果を開始するまでの経過
フレーム数と終了するまでの経過フレーム数を示し、効
果番号は、映像効果の内容を示し、WIPEはワイプと
いう種類の映像効果が施されることを、その後の数字は
更にWIPEの内でもどの種類のワイプが施されるかを
表している。
【0041】Aチャネルカット間隙充填部103は、A
チャネルカット接続情報メモリ101から送られてきた
元Aチャネルカット再生情報の中で連続する2つのカッ
トの元Aチャネルカット再生情報について、先に再生す
るカットであるA1の元Aチャネルカット再生情報の元
再生終了フレームと次に再生するカットであるA2の元
Aチャネルカット再生情報の元再生開始フレーム間にフ
レーム間隙が、すなわち時間的に間隙があるか否かを調
べる。そして、ある場合には、この時間間隔に相当する
フレーム数を算出する。
【0042】この場合、作品の開始から再生時間順にカ
ットA1、A2を時間軸上に並べると、図11のように
なり、2つのカット間に斜線部で示すような間隙が存在
する。図11の斜線部を拡大し、フレーム単位で表した
ものを図12に示す。図12における数字は作品の開始
からカットが再生されるまでの経過フレーム数ある。図
12に示すように、2つのカットA1、A2の間には1
0フレームの間隙がある。
【0043】Aチャネルカット間隙充填部103は、図
13に示すように、カットA1の元終了フレームを5フ
レーム後ろに、カットA2の元開始フレームを5フレー
ム前にずらすことで、2つのカットA1、A2間の間隙
をなくし、元開始フレーム番号、元終了フレーム番号を
各々開始フレーム番号、終了フレーム番号に変換してA
チャネルカット再生情報を生成することにより、Aチャ
ネル映像記憶部105からの映像記憶の出力を調整す
る。
【0044】ここに、本実施例において、元開始フレー
ム番号から開始フレーム番号への変換は次の式で求めら
れる。 開始フレーム番号=元開始フレーム番号=最初の元開始
フレーム番号−前にずらしたフレーム数 本実施例において、元終了フレーム番号から終了フレー
ム番号への変換は次の式で求められる。
【0045】終了フレーム番号=元終了フレーム番号=
最初の元終了フレーム番号+後ろにずらしたフレーム数 図14にAチャネルカット再生情報を示す。本図に示す
ように、カットA1は後方へ5フレーム伸ばされ30フ
レームとなり、カットA2は前方に5フレームのばされ
29フレームとなっている。そして、後に説明するが、
AチャネルFIFO107では、この状態でフレーム0
からフレーム58まで記憶されることとなる。
【0046】Bチャネルカット間隙充填部104は、B
チャネルカット接続情報メモリ102から送られてきた
元Bチャネルカット再生情報の中で連続する2つのカッ
トの元Bチャネルカット再生情報について、先行するカ
ットの元Bチャネルカット再生情報の元再生終了フレー
ムと次のカットの元Bチャネルカット再生情報の元再生
開始フレーム間の時間的間隙の有無を調べる。
【0047】この場合、作品の開始から再生時間順にカ
ットB1、B2を時間軸上に並べると、図15のように
なり、斜線部で示すように作品の開始時間とカットB1
間、2つのカットB1、B2間に間隙が存在する。図1
5の斜線部を拡大し、フレーム単位で表したものを図1
6に示す。図16における数字は作品の開始からカット
が再生されるまでの経過フレーム数である。図16に示
すように、作品の開始時間からカットB1間に19フレ
ーム、カットB1、B2間に10フレーム間隙が存在す
る。
【0048】Bチャネルカット間隙充填部104は、図
17に示すように、カットB1の元開始フレームを19
フレーム前に、元終了フレームを5フレーム後ろに、カ
ットB2の元開始フレームを5フレーム前に伸ばすこと
で、作品の開始時間からカットB1間と2つのカットB
1、B2間の間隙をなくし、元開始フレーム番号、元終
了フレーム番号を開始フレーム番号、終了フレーム番号
に変換して、Bチャネルカット再生情報を生成する。
【0049】本実施例において、元開始フレーム番号か
ら開始フレーム番号、元終了フレーム番号から終了フレ
ーム番号はAチャネルカット間隙充填部における式を使
って変換する。図18に、Bチャネルカット再生情報を
示す。図14、18における開始フレーム番号、終了フ
レーム番号は各々Aチャネル映像記憶部においてカット
の記憶領域を特定し得るフレーム開始番号とフレーム終
了番号であり、再生開始フレーム、再生終了フレームは
各々作品の開始からカットが再生されるまでの経過フレ
ーム数と再生が終了するまでの経過フレーム数を表して
いる。
【0050】Aチャネル映像記憶部105は、Aチャネ
ルカット間隙充填部103から送られてきたAチャネル
カット再生情報より、カットA1、カットA2の媒体に
おける記録位置を順次取得した上でAチャネルデータF
IFOに出力する。この場合、Aチャネル映像記憶部1
05から読み出される領域を図19のように示す。図1
9における上下二本の太線部は、Aチャネルカット間隙
充填部103において間隙をなくすためにカット長を伸
ばされた領域である。
【0051】AチャネルデータFIFO107は、Aチ
ャネル映像記憶部のフレーム50から79まで、次いで
17から198までの映像を入力された上、表示や映
像効果にあたっては高速でこれをミックス効果部110
に出力する。Bチャネル映像記憶部106は、Bチャネ
ルカット間隙充填部104から送られてきたBチャネル
カット再生情報より、カットB1、カットB2の媒体に
おける記録位置を順次取得した上でBチャネルデータF
IFOに、出力する。この場合、Bチャネル映像記憶部
106の媒体から読み出される領域を図20のように示
す。図20における上下二本の太線部はBチャネルカッ
ト間隙充填部104において間隙をなくすためにカット
長を伸ばされた領域である。
【0052】BチャネルデータFIFO108は、Bチ
ャネル映像記憶部のフレーム3から48まで、次いで1
08から132までの映像を入力された上高速でこれを
ミックス効果部110に出力する。ミックス効果部11
0は、カット間効果情報メモリ109から図10に示す
カット間効果情報を得、この上で作品開始時間からの経
過フレーム数がイン点と一致した時点から、効果番号で
指定された効果を開始し、アウト点と一致した時点で効
果を終了する。図5の場合、スイッチのオン、オフ操作
なく3回効果を施している。効果を施された映像は効果
映像として出力されることとなる。出力結果を時間軸上
に表現したものを図21に示す。図21における斜線部
は映像効果が施されるところを表しており、この場合、
カットA1とB1間、同じくB1とA2間、同じくA2
とB2間には数字に相応したワイプが施されている。 (第2実施例)図2は、本発明に係るノンリニア映像編
集装置の第2実施例の構成図である。
【0053】本図において、201はAチャネルカット
接続情報メモリであり、202はBチャネルカット接続
情報メモリであり、203はAチャネルカット間隙充填
部であり、204はBチャネルカット間隙充填部であ
り、205は転送コマンド保持部であり、206はラン
ダムアクセス可能な映像記憶部であり、207は1のチ
ャネルとして入力されたデータを複数のチャネルとして
出力可能なセレクタであり、208は映像記憶部206
とセレクタ207で構成された2チャネル再生の映像記
憶部であり、209はAチャネルデータFIFOであ
り、210はBチャネルデータFIFOであり、211
はカット間効果情報メモリであり、212はミックス効
果部である。
【0054】次に、先の実施例では存在しなかったセレ
クタ207の作用原理について説明しておく。本実施例
では、Aチャネル、Bチャネルとも搬送周波数は同一で
ある。このため送信されたきたフレームがA,Bいずれ
のチャネルのものかを区別する必要がある。この場合、
あらかじめフレームが所属するチャネルを示す符号をフ
レームの信号の内部に付加しておく直接的な方法と、フ
レームを取り出した映像記憶部206内のセクタの位置
あるいは事実上等価であるが取り出し時間から判別する
等の間接的な方法がある。本実施例では、編集対象の映
像に柔軟性を持たせるべく後者を採用している。
【0055】映像記憶部20は、先の実施例と同様の
ものであり、セクタ単位でアクセス可能、そして各セク
タにはユニークなアドレスが割り当てられており、また
1フレームのデータ量が1セクタを占有する。以上のよ
うに構成された本実施例の動作について、第1実施例と
同じく図5に示すように4つのカットを編集する場合を
例にとって説明する。
【0056】映像記憶部20は、図22に示すように
相互に離れ離れとなるセクタ(位置、番地)にカットA
1、A2、B1、B2を記憶している。Aチャネルカッ
ト接続情報メモリ201、Bチャネルカット接続情報メ
モリ202、Aチャネルカット間隙充填部203及びB
チャネルカット間隙充填部204は、先の第1の実施例
と同様の動作を行ない、Aチャネルカット再生情報、B
チャネルカット再生情報を転送コマンド保持部205に
送る。
【0057】図14にAチャネルカット再生情報の一例
を図18にBチャネル再生情報の一例を示す。図14及
び図18における開始フレーム番号、終了フレーム番号
は各々記憶媒体におけるカットの記憶領域を特定し得る
フレーム開始番号、フレーム終了番号を示し、再生開始
フレーム、再生終了フレームは各々作品の開始からカッ
トが再生されるまでの経過フレーム数と再生が終了する
までの経過フレーム数を表している。
【0058】転送コマンド保持部205は、Aチャネル
カット間隙充填部203から送られてきたAチャネルカ
ット再生情報、Bチャネルカット間隙充填部204から
送られてきたBチャネルカット再生情報をそれぞれの再
生開始フレームを参照して、再生開始順に並べ替え、こ
の上でカット再生情報を生成する。図23にカット再生
情報を示す。本図における開始フレーム番号、終了フレ
ーム番号は各々記録媒体上におけるカットの記憶領域を
特定し得るフレーム開始番号とフレーム終了番号を示
し、再生開始フレーム、再生終了フレームは各々作品の
開始からカットが再生されるまでの経過フレーム数と再
生が終了するまでの経過フレーム数を表している。図2
3では、再生開始フレーム順にカットA1、B1、A
2、B2の再生情報がならんでいる。
【0059】2チャネル再生の映像記憶部208では、
まず、転送コマンド保持部205から送られてきたカッ
ト再生情報をもとに、カットA1、B1、A2、B2の
記憶媒体上における記録位置を順次取得し、この上で出
力する。この場合、映像記憶部206から読み出される
領域を図24に示す。図24における上下二本の太線部
はAチャネルカット間隙充填部203及びBチャネルカ
ット間隙充填部204において間隙をなくすためにカッ
ト長を伸ばされた領域である。図22と比較した場合、
先の第1実施例と同じくカットB1は先へ19フレーム
のばされ、後方へは5フレームのばされている。同じく
カットA1は、後へ5フレームのばされている。B2カ
ット、A2カットも同様である。
【0060】次に、セレクタ207は転送コマンド保持
部205からカット再生情報がAチャネルのカット再生
情報である旨の通知があった場合には、映像記憶部20
6から送られてきた映像をAチャネルの再生映像として
AチャネルデータFIFO209へ出力し、Bチャネル
のカット再生情報である場合はBチャネルの再生映像と
してBチャネルデータFIFO210へ出力する。この
ため、カットA1とA2はAチャネルの映像として、カ
ットB1とB2はBチャネルの映像として出力される。
そして、AチャネルデータFIFO209とBチャネル
データFIFO内の各フレーム再生開始と再生終了につ
いての情報の内容は図23に示すようになる。
【0061】AチャネルデータFIFO209、Bチャ
ネルデータFIFO210、カット間効果情報メモリ2
11及びミックス効果部212は先の第1実施例と同様
の動作を行ない、図21に示す出力結果を得る。ここに
図21における斜線部は先の第1実施例と同じく映像効
果が施されるところを表している。 (第3実施例)図3は、本発明に係るノンリニア映像編
集装置の第3実施例の構成図である。
【0062】本図において、301はAチャネルカット
接続情報メモリであり、302はBチャネルカット接続
情報メモリであり、303はAチャネルカット間隙充填
部であり、304はBチャネルカット間隙充填部であ
り、305は転送コマンド保持部であり、306及び3
07はランダムアクセス可能で並列動作可能なサブ映像
(分割映像)記憶部であり、308は1入力複数出力可
能なセレクタであり、309はサブ映像記憶部306、
307とセレクタ308で構成された映像記憶部であ
り、310はAチャネルデータFIFOであり、311
はBチャネルデータFIFOであり、312はカット間
効果情報メモリであり、313はミックス効果部であ
る。サブ映像記憶部306、307は、先の実施例と同
様のものであり、セクタ単位でアクセス可能、そして各
セクタにはユニークなアドレスが割り当てられており、
また本実施例では1フレームのデータ量が2セクタを占
有するものとする。
【0063】以上のように構成された本実施例につい
て、先の実施例と同じく図5に示すように4つのカット
を編集する場合を例にとって説明する。サブ映像記憶部
306、307は各々図25に示すようにカットA1、
A2、B1及びB2を奇数走査線と偶数走査線に分割し
た上で、これらを分担して部分的に記録している。
【0064】Aチャネルカット接続情報メモリ301、
Bチャネルカット接続メモリ302、Aチャネルカット
間隙充填部303及びBチャネルカット間隙充填部30
4は各々先の第1実施例と同様の動作を行い、転送コマ
ンド保持部305は先の第2実施例と同様の動作を行な
い、この上でカット再生情報を映像記憶部309に送ら
れることとなる。
【0065】図23にカット再生情報を示す。そして、
これは、先の第2実施例と同じである。映像記憶部30
9の動作を以下に示す。サブ映像記憶部306は、転送
コマンド保持部305から送られてきたカット再生情報
より、カットA1、B1、A2、B2の媒体における記
録位置を順次取得した上でこれらを出力する。この場
合、サブ映像記憶部306から読み出される領域を図2
6のように示す。図26における上下二本の太線部はA
チャネルカット間隙充填部303及びBチャネルカット
間隙充填部304にて間隙をなくすためにカット長を伸
ばされた領域である。
【0066】サブ映像記憶部307は、転送コマンド保
持部305から送られてきたカット再生情報より、各カ
ットA1、B1、A2及びB2の記憶媒体上における位
置を順次取得し、これを出力する。この場合、サブ映像
記憶部307から読み出される領域を図26のように示
す。図26における上下二本の太線部はBチャネルカッ
ト間隙充填部304において間隙をなくすためにカット
長を伸ばされた領域である。
【0067】セレクタ308は、サブ映像記憶部30
6、307から送られてきた映像を奇数走査線の映像と
偶数走査線の映像を合体の上1つの映像に合成し、転送
コマンド保持部305からカット再生情報が、Aチャネ
ルのカット再生情報である旨の通知があった場合にはA
チャネルの再生映像としてAチャネルFIFO310へ
出力し、同じくBチャネルのカット再生情報である場合
はBチャネルの再生映像としてBチャネルFIFO31
1へ出力する。なお、分割された映像情報から元の映像
情報を復元するのは、カラーテレビジョン放送等でも採
用されている周知技術であるため、その説明は省略す
る。カットA1、A2はAチャネルの映像としてAチャ
ネルFIFO310へ、カットB1、B2はBチャネル
の映像としてBチャネルFIFO311へ出力される
が、この際の再生開始フレームと再生終了フレームは図
23に示すようになる。
【0068】AチャネルデータFIFO310、Bチャ
ネルデータFIFO311、カット間効果情報メモリ3
12、ミックス効果部313は先の第一実施例と同様の
動作を行ない、図21に示す出力結果を得る。ここに図
21における斜線部は映像効果が施されるところを示し
ている。 (第4実施例)図4は、本発明に係るノンリニア映像編
集装置の第4実施例の構成図である。
【0069】本図において、401はAチャネルカット
接続情報メモリであり、402はBチャネルカット接続
情報メモリであり、403はAチャネルカット間隙充填
部であり、404はBチャネルカット間隙充填部であ
り、405は転送コマンド保持部であり、406と40
7はランダムアクセス可能で択一動作の可能なサブ映像
記憶部であり、408は複数入力を複数出力の1つに出
力し得るセレクタであり、409はサブ映像記憶部40
6、407とセレクタ408で構成された映像記憶部で
あり、410はAチャネルデータFIFOであり、41
1はBチャネルデータFIFOであり、412はカット
間効果情報メモリであり、413はミックス効果部であ
る。
【0070】サブ映像記憶部406、407は、先の実
施例と同じくセクタ単位でアクセス可能、そして各セク
タにはユニークなアドレスが割り当てられており、また
1フレームのデータ量が1セクタを占有する。以上のよ
うに構成された本実施例の動作について、先の実施例と
同じく図5に示すように4つのカットを編集する場合を
例にとって説明する。
【0071】サブ映像記憶部406は図27に示すよう
にカットA1、B2を、同じくサブ映像記憶部407は
カットB,A2を記憶している。Aチャネルカット接
続情報メモリ401、Bチャネルカット接続メモリ40
2、Aチャネルカット間隙充填部403及びBチャネル
カット間隙充填部404は各々先の第1実施例と同様の
動作を行い、転送コマンド保持部405は先の第2実施
例と同様の動作を行なう。そして、この上でカット再生
情報を映像記憶部409に送る。
【0072】図23にカット再生情報を示す。そしてこ
れは、先の第2、第3実施例と同様である。映像記憶部
409の動作を以下に示す。サブ映像記憶部406は、
転送コマンド保持部405から送られてきたカット再生
情報より、各カットA1、B2の記憶媒体上における記
憶位置を順次取得した上で、これらを出力する。この場
合、サブ映像記憶部406から読み出される領域を図2
8に示す。図28における上下二本の太線部は、Aチャ
ネルカット間隙充填部403及びBチャネルカット間隙
充填部404において間隙をなくすためにカット長を伸
ばされた領域である。
【0073】サブ映像記憶部407は、転送コマンド保
持部405から送られてきたカット再生情報より、各カ
ットB1、A2の記憶媒体上における位置を順次取得
し、出力する。この場合、サブ映像記憶部407の媒体
から読み出される領域を図28に示す。図28における
上下二本の太い線の間の部分はAチャネルカット間隙充
填部403とBチャネルカット間隙充填部404により
間隙をなくすためにカット長を伸ばされた領域である。
【0074】セレクタ408は、サブ映像記憶部40
6、407から送られてきた映像を、転送コマンド保持
部305からカット再生情報がAチャネルのカット再生
情報である旨の通知を受けた場合にはAチャネルの再生
映像としてAチャネルデータFIFO410へ出力し、
Bチャネルのカット再生情報である場合はBチャネルの
再生映像としてBチャネルデータFIFO411へ出力
する。この場合、カットA1とA2はAチャネルの映像
として出力され、カットB1とB2はBチャネルの映像
として出力される。
【0075】AチャネルデータFIFO410、Bチャ
ネルデータFIFO411、カット間効果情報メモリ4
12及びミックス効果部413は先の第1実施例と同様
の動作を行ない、図21に示す出力結果を得る。図21
における斜線部は映像効果が施されることを表してい
る。以上、本発明を実施例に基づいて説明してきたが、
本発明は何も上記実施例に限定されないのは勿論であ
る。すなわち、例えば以下のようなものも本発明に含ま
れる。 (1)実施例では、転送パラメータはフレーム番号で表
し、実際のハードディスクのセクタ番号への変換はAチ
ャネルカット間隙充填部、Bチャネルカット間隙充填部
で行なったが、予めAチャネルカット接続情報メモリ、
Bチャネルカット接続情報メモリ中にフレーム番号と対
応するセクタを記述しておく、あるいは映像記憶部でフ
レーム番号からセクタ番号への変換を行うようにしてい
る。 (2)映像効果や表示に際しての該当するフレーム(カ
ット)の特定は、ミックス効果部での作用に際して全チ
ャネル用のFIFOを同時に起動かつ同速で出力させる
ようにした上で、起動開始からの時間情報であたえるよ
うにし、映像記憶部からの所定のフレーム(カット)の
出力に際しては位置情報を出力時間情報とする等、フレ
ーム(カット)を特定する情報は多種でなく原則として
時間情報としている。チャネルの特定についても、同様
の手法を採用している。 (3)各チャネル毎にフレームを特定する情報に統一し
た時間情報を採用せず、FIFOの起動は当該チャネル
で一番最初に必要となったフレーム(カットの先端のフ
レーム)を出力する際の時間を基準に出力するものとし
ている。これは、表示や映像効果の対象となるフレーム
(カット)数が少ないチャネルが多数ある場合に、FI
FOの記憶資源を節約するのに有効である。 (4)実施例では、映像記憶部としてハードディスクを
用いたが、同等の性能をもつランダムアクセス可能な媒
体として例えば光磁気ディスク等を使用する。 (5)第3実施例における一つのサブ映像記憶部を第4
実施例に示す択一動作可能な複数のサブ映像記憶部で構
成する。 (6)実施例では、本発明の理解を容易にするため視覚
的映像の編集に関して述べたが、映像と音声を合わせ持
つものの編集や、音声だけの編集を対象としている。す
なわち、本発明にいう映像とは人間の視覚に対する情報
に限定されず、聴覚のみの情報、聴覚と視覚をあわせて
情報をも包む。そして、この場合、表示部とはスピーカ
ー等をも含むこととなるのは勿論である。なお、聴覚情
報の編集の具体的内容としては、映像におけるワイプに
相当する2種の音声場面の接続であり、一方の音声場面
を少しずつ小さくしてゆき、他方の音声場面は逆に少し
ずつ大きくしてゆき、最終的には一の音声場面から他の
音声場面に切り換わる音声型のワイプや、更には映像と
全く異なり一方の音声場面を流しつつ、そのバックグラ
ウンドとして他方の音声場面をある時間流すようなこと
をあげられよう。 (7)視覚的な映像の接続に際しての効果とは、ワイプ
や単純な接続の他、黒又は白の画面から次第に映像があ
らわれるフェードイン、逆に映像が消えていくフェード
アウト、一の映像が少しずつうすくなりつつ消えていく
一方で他の映像が逆に濃くなりつつ表れてくるディゾル
ブ、絵画的な映像に文字を入れるDSK(ダウンストリ
ームキーセー)、一の映像が最初他の映像の中に小さく
表示された後だんだん大きく表示されておきかわる置
換、格子状に一の映像を切った上で配列を変更するモザ
イク等である。なお、モザイクの場合には、一のチャネ
ルのみ使用することとなるが、その開始点及び終了点に
はやはり本発明の技術が使用される。 (8)複数チャネルの合成に際しては、視覚情報の場合
には、CRT用の記憶部(VRAM)の画素に対応する
記憶素子の所定の位置にミックス効果の内容に相応して
各チャネルのビット情報を記憶させていくこととなる
が、音声情報の場合には単一のマイクロフォン用の単一
の記憶部にかかる操作を施すのではなく、複数のマイク
ロフォンと各マイクロフォン用の記憶部にかかる操作を
する、あるいは各チャネル専用のマイクロフォンを有す
るようにし、FIFOから非表示等の音声情報が入力さ
れた場合には、当該チャネル用のマイクロフォン用記憶
部には入力しないものとしている。 (9)一のフレームの映像を分割する場合、走査線の奇
数、偶数によるものではなく、カラーテレビジョン放送
等のごとくR(赤)、B(青)、G(緑)によるものと
している。 (10)一のフレームの映像を分割して記憶する場合
に、各フレーム(カット)毎に分割フレーム(分割カッ
ト)の各映像記憶部内の記憶位置を同一若しくは調整を
図った上で、当該フレーム(カット)の表示映像効果情
報としては一の分割フレームのみ記憶しており、他の分
割フレーム(分割カット)はこの記憶されている情報を
そのまま流用する若しくは調整した分だけ修正した上流
用するようにしている。 (11)表示部は映像効果部と物理的、機械的に別体と
し、映像効果部の出力を一旦レーザディスクや磁気ディ
スク等に出力の上、該ディスクを映像効果部から取り出
した上で表示部に組み込み、この上で編集結果を人が認
識しえるようにしている。 (12)映像効果部における表示しないチャネルやカッ
トやフレームの断は、スイッチを切り替える等ハード的
なものとしている、あるいは、送られてくるフレーム
(カット)のビット情報に0をかける等ソフト的なもの
としている、断の時間が長い場合は前者、短い場合は後
者を採用する等している。 (13)同一チャネルの同一カット(フレーム)を複数
回表示や映像効果に使用する。 (14)同一チャネルのカット(フレーム)のみを段々
表示領域が小さくなる等の映像効果の対象としている。 (15)同一チャネルの同一カットの同一フレームを複
製の上2つに分岐させ、分岐した一方を縮小した上で他
方にカットインカットの形式で採り入れる等している。
またこのため、必要に応じて大きな方の映像に、他方の
映像を縮小等するに必要な処理時間だけ遅延して映像効
果部に入力されるような機能を付加している。 (16)表示映像効果情報記憶部の記憶するカットを特
定する情報とは、実施例のごとく各カットの先端のフレ
ームと後端のフレームを特定する情報及び当該両フレー
ム間のフレームは連続する旨の情報とし、時間間隔検出
部やフレーム数算出部の作用も原則としてカット単位の
情報しているのではなく、全て各フレーム単位としてい
る。 (17)製造、製作の都合上、本発明の一の構成要素
(要件)を物理的、機械的に複数としている、逆に複数
の構成要素(要件)を物理的、機械的に一体としてい
る、あるいはこれらを適宜組み合わせている、同じく、
ハード的なものとソフト的なものを一体としている。例
えば、表示部として、CRTとマイクロフォンを有する
等である。
【0076】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のディ
ジタル映像を主対象とした映像編集装置においては、任
意にアクセス可能な映像記憶部と、処理対象がディジタ
ル信号であるのを考慮の上各チャネル用のカット間隙充
填部及び転送コマンド保持部を備えることにより、各種
スイッチやその作動のための配線、タイマーの設置等装
置規模の増大なしに複数のカットを目的に応じて並べ替
え等しその間を映像効果をかけて接続することにより編
集することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像編集装置の第1実施例の構成
図である。
【図2】本発明に係る映像編集装置の第2実施例の構成
図である。
【図3】本発明に係る映像編集装置の第3実施例の構成
図である。
【図4】本発明に係る映像編集装置の第4実施例の構成
図である。
【図5】各実施例におけるワイプ効果等を採用した上で
カットを切り換えて編集する際の映像の変化を概念的に
示す図である。
【図6】第1実施例におけるAチャネル映像記憶部の記
憶するカット(フレーム)の様子を示す図である。
【図7】同じく、Bチャネル映像記憶部の記憶するカッ
ト(フレーム)の様子を示す図である。
【図8】第1実施例におけるAチャネルカット接続情報
メモリが記憶しているAチャネルカット再生情報の様子
を示す図である。
【図9】同じく、Bチャネルカット接続情報メモリが記
憶しているBチャネルカット再生情報の様子を示す図で
ある。
【図10】第1実施例における、カット間効果情報メモ
リが記憶しているカット間効果情報の様子を示す図であ
る。
【図11】第1実施例におけるAチャネルの2つのカッ
ト間の間隙の様子を示す図である。
【図12】図11に示す間隙の内容の詳細図である。
【図13】図11に示す間隙にカットが充填された様子
を示す図である。
【図14】第1実施例におけるAチャネルのカット再生
情報の様子を示す図である。
【図15】第1実施例におけるBチャネルの2つのカッ
ト間の間隙の様子を示す図である。
【図16】図15に示す間隙の内容の詳細図である。
【図17】図15に示す間隙にカットが充填された様子
を示す図である。
【図18】第1実施例におけるBチャネルのカット再生
情報の様子を示す図である。
【図19】第1実施例におけるAチャネル映像記憶部か
ら読み出される領域を示す図である。
【図20】同じくBチャネル映像記憶部から読み出され
る領域を示す図である。
【図21】第1実施例における編集結果の様子を示す図
である。
【図22】第2実施例における映像記憶部の記録するカ
ットの様子を示す図である。
【図23】図22による各カットの再生情報の様子を示
す図である。
【図24】第2実施例における映像記憶部から読み出さ
れる領域を示す図である。
【図25】第3実施例におけるサブ映像記憶部の部分的
に記憶しているカットの様子を示す図である。
【図26】第3実施例において、間隙をなくすためカッ
ト長が伸ばされた領域の様子を示す図である。
【図27】第4実施例における、サブ映像記憶部の記録
するカットの様子を示す図である。
【図28】第4実施例において、間隙をなくすためカッ
ト長が伸ばされた領域の様子を示す図である。
【図29】従来技術に係る映像編集装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
101、201、301、4、1 Aチャネルカット接
続情報メモリ 102、202、302、402 Bチャネルカット接
続情報メモリ 103、203、303、403 Aチャネルカット間
隙充填部 104、204、304、404 Bチャネルカット間
隙充填部 105 Aチャネル映像記憶
部 106 Bチャネル映像記憶
部 107、209、310、410 AチャネルデータF
IFO 108、210、311、411 BチャネルデータF
IFO 109、211、312、412 カット間効果情報メ
モリ 110、212、313、413 ミックス効果部 205、305、405 転送コマンド保持部 206 映像記憶部 207、308、408 セレクタ 208、409 2チャネル再生の映
像記憶部 306、307、406、407 サブ映像記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/262 H04N 5/91

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルの映像を構成する配列された各
    カットをカット毎に該カットを特定する位置情報と対応
    づけて記憶し、かつそのカット位置情報をもとに対応す
    るカットを出力可能な複数の各チャネル専用映像記憶部
    と、 複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の
    上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に施す映
    像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャネル
    の識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対
    象とするカットの位置情報からなる表示映像効果情報を
    記憶する表示映像効果情報記憶部と、 前記表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み出し
    た上で、各チャネル毎に相前後して表示若しくは映像効
    果の対象とされるカット間に、他チャネルのカットのみ
    が対象とされるため、表示若しくは映像効果を施すにあ
    たって時間間隔が存在することとなるか否かを各チャネ
    ル毎に調べる時間間隔検出部と、 前記時間間隔検出部が、時間間隔が存在すると判断した
    場合には、同じく前記表示映像効果情報記憶部から必要
    な情報を読み出した上で、当該時間間隔を有する二つの
    カット間で、表示若しくは映像効果を施すに際しての時
    間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの順に表示若
    しくは映像効果の対象とされる2つのカット毎に算出す
    るフレーム数算出部と、 前記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、
    前記各チャネル専用映像記憶部から表示若しくは映像効
    果の対象となるカットをその順に出力させる際に、前記
    フレーム数算出部の算出したフレーム数をもとに、前記
    相前後して表示若しくは映像効果の対象となる2つのカ
    ット毎に対して、先行するカットに後続して記憶されて
    いる表示若しくは映像効果の対象とされないフレームを
    所定数併せて連続させて出力させるか、後行するカット
    に先立って記憶されているフレームを所定数併せて連続
    させて出力させるかの少なくも一を行うことにより、前
    記表示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に相
    応するフレーム数のカットを間在させることとなるよう
    にした上で出力させる各チャネル専用の映像記憶部用出
    力調整部と、 前記各チャネル専用の映像記憶部用出力調整部の作用の
    もとで出力されるカットを順に記憶した上で、順に出力
    する各チャネル専用のFIFO記憶部と、 前記各チャネル専用のFIFO記憶部からチャネル毎に
    区分けされた上で順に出力されてくるカット対して、前
    記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、表
    示対象とされるカットは順に出力し、この際映像効果の
    対象とされているカットに対して定められた映像効果を
    施し、表示若しくは映像効果の対象とされていない間在
    させられたカットは断にすることにより複数のチャネル
    の映像から一のチャネルの映像を合成の上出力する映像
    効果部と、 前記映像効果部の出力する映像を表示する表示部とを有
    していることを特徴とするノンリニア映像編集装置。
  2. 【請求項2】 映像を構成する配列された各カットをカ
    ット毎に該カットの所属するチャネルの識別情報及び位
    置情報からなるカット特定情報と対応づけて記憶し、か
    つそのカット特定情報をもとに対応するカットを出力可
    能な複数チャネル用の映像記憶部と、 複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の
    上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に施す映
    像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャネル
    の識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対
    象とするカットのカット特定情報からなる表示映像効果
    情報を記憶する表示映像効果情報記憶部と、 前記表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み出し
    た上で、各チャネル毎に相前後して表示若しくは映像効
    果の対象とされるカット間に、他チャネルのカットのみ
    が対象とされるため、表示若しくは映像効果を施すにあ
    たって時間間隔が存在することとなるか否かを各チャネ
    ル毎に調べる時間間隔検出部と、 前記時間間隔検出部が、時間間隔が存在すると判断した
    場合には、同じく前記表示映像効果情報記憶部から必要
    な情報を読み出した上で、当該時間間隔を有する二つの
    カット間で、表示若しくは映像効果を施すに際しての時
    間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの順に表示若
    しくは映像効果の対象とされる2つのカット毎に算出す
    るフレーム数算出部と、 前記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、
    前記映像記憶部から表示若しくは映像効果の対象となる
    カットを同一チャネル内では先に表示若しくは映像効果
    の対象とされる順に出力させる際に、前記フレーム数算
    出部の算出したフレーム数をもとに、前記相前後して表
    示若しくは映像効果の対象となる同一チャネルの2つの
    カット毎に先行するカットに後続して記憶されている表
    示若しくは映像効果の対象とされないフレームを所定数
    併せて当該チャネルのフレームとして連続させて出力さ
    せるか、後行するカットに先立って記憶されているフレ
    ームを所定数併せて当該チャネルのフレームとして連続
    させて出力させるかの少なくも一を行うことにより、前
    記表示若しくは映像効果を施すに際しての時間間隔に相
    応するフレーム数のカットを間在させることとなるよう
    にした上で出力させる映像記憶部用出力調整部と、 前記映像記憶部用出力調整部の作用のもとで順に出力さ
    れるカットを各チャネル毎に区分けして出力するチャネ
    ル区分け部と、 前記チャネル区分け部の作用のもとで区分けされたカッ
    トを順に記憶した上で、順に出力する各チャネル専用の
    FIFO記憶部と、 前記各チャネル専用のFIFO記憶部からチャネル毎に
    区分けされた上で順に出力されてくるカット対して、前
    記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、表
    示対象とされるカットは順に出力し、この際映像効果の
    対象とされているカットに対して定められた映像効果を
    施し、表示若しくは映像効果の対象とされていない間在
    させられたカットは断にすることにより複数のチャネル
    の映像から一のチャネルの映像を合成の上出力する映像
    効果部と、 前記映像効果部の出力する映像を表示する表示部とを有
    していることを特徴とするノンリニア映像編集装置。
  3. 【請求項3】 チャネルの映像を構成する配列された各
    カットをカット毎に該カットの所属するチャネルの識別
    情報及び位置情報からなるカット特定情報と対応づけて
    記憶し、かつそのカット特定情報をもとに対応するカッ
    トを出力可能な複数の映像記憶部と、 複数のチャネルの映像から一のチャネルの映像を合成の
    上表示するに際して、異なるチャネルの接続部に施す映
    像効果の種類、表示及び映像効果の対象とするチャネル
    の識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像効果の対
    象とするカットを特定する情報と記憶されている映像記
    憶部の識別番号からなる表示映像効果情報を記憶する表
    示映像効果情報記憶部と、 前記表示映像効果情報記憶部から必要な情報を読み出し
    た上で、各チャネル毎に相前後して表示若しくは映像効
    果の対象とされるカット間に他チャネルのカットのみが
    対象とされるため、表示若しくは映像効果を施すにあた
    って時間間隔が存在することとなるか否かを各チャネル
    毎に調べる時間間隔検出部と、 前記時間間隔検出部が、時間間隔が存在すると判断した
    場合には、同じく前記表示映像効果情報記憶部から必要
    な情報を読み出した上で、当該時間間隔を有する二つの
    カット間で、表示若しくは映像効果を施すに際しての時
    間間隔に相応するフレーム数を各チャネルの順に表示若
    しくは映像効果の対象とされる2つのカット毎に算出す
    るフレーム数算出部と、 前記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、
    前記複数の映像記憶部から表示若しくは映像効果の対象
    となるフレームを同一チャネル内では表示若しくは映像
    効果の対象とされる順に出力させる際に、前記フレーム
    数算出部の算出したフレーム数をもとに、前記相前後し
    て表示若しくは映像効果の対象となる同一チャネルの2
    つのカット毎に対して、先行するカットに後続して記憶
    されている表示若しくは映像効果の対象とされないフレ
    ームを所定数併せて当該チャネルのフレームとして連続
    させて出力させるか、後行するカットに先立って記憶さ
    れているフレームを所定数併せて当該チャネルのフレー
    ムとして連続させて出力させるかの少なくも一を行うこ
    とにより、前記表示若しくは映像効果を施すに際しての
    時間間隔に相応するフレーム数のカットを間在させるこ
    ととなるようにした上で出力させる各チャネルと各映像
    記憶部を作用対象とする映像記憶部用出力調整部と、 前記映像記憶部用出力調整部の作用のもとで順に出力さ
    れるカットを各チャネル毎に区分けして出力するチャネ
    ル区分け部と、 前記チャネル区分け部の作用のもとで区分けされたカッ
    トを順に記憶した上で、順に出力する各チャネル専用の
    FIFO記憶部と、 前記各チャネル専用のFIFO記憶部からチャネル毎に
    区分けされた上で順に出力されてくるカット対して、前
    記表示映像効果情報記憶部の記憶する情報をもとに、表
    示対象とされるカットは順に出力し、この際映像効果の
    対象とされているカットに対して定められた映像効果を
    施し、表示若しくは映像効果の対象とされていない間在
    させられたカットは断にすることにより複数のチャネル
    の映像から一のチャネルの映像を合成の上出力する映像
    効果部と、 前記映像効果部の出力する映像を表示する表示部とを有
    していることを特徴とするノンリニア映像編集装置。
  4. 【請求項4】 前記各チャネル専用映像記憶部は、ディ
    ジタル化された映像を記憶し、かつ任意に必要な記憶内
    容を出力可能であることを特徴とする請求項1記載のノ
    ンリニア映像編集装置。
  5. 【請求項5】 前記映像記憶部は、ディジタル化された
    映像を記憶し、かつ任意に必要な記憶内容を出力可能で
    あることを特徴とする請求項2は請求項3記載のノン
    リニア映像編集装置。
  6. 【請求項6】 前記表示映像効果情報記憶部の記憶する
    情報のうち、施す映像効果の種類、表示及び映像効果の
    対象とするチャネルの少なくも一については、ひいては
    チャネルの識別情報並びに各チャネル毎の表示及び映像
    効果の対象とするカット若しくは分割カットの位置情報
    の少なくも一部については手動により変更可能とする表
    示映像効果情報変更部を有していることを特徴とする前
    記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のノンリニア
    映像編集装置。
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