JP3343062B2 - 部分メッキ装置 - Google Patents
部分メッキ装置Info
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Description
フレームに部分メッキを施すメッキ装置に関するもので
ある。
電気特性向上などの目的から金や銀などの貴金属メッキ
が施される。しかしこのような貴金属材料は高価である
ことから、近年では不必要な部分をマスキングし、真に
必要な部分にのみメッキ処理を行うのが一般的である。
図である。リードフレーム1は、半導体素子を搭載する
ためのパッド2と、パッド2を支持するサポートバー3
と、パッド2の周囲に配置され放射状に伸長するインナ
ーリード4と、インナーリード4を連結するタイバー5
と、インナーリード4それぞれに連接されるアウターリ
ード6と、アウターリード6を連結する枠体7とから構
成されている。このうち通常は半導体素子を搭載するパ
ッド2及びワイヤーボンディングを行うインナーリード
4の先端部の片面にのみ金や銀などの貴金属からなるメ
ッキ8が施される。なお、通常製造過程においては、リ
ードフレーム1は複数連結された短尺状の状態で形成さ
れ、各処理が施される。
みメッキ処理を行う部分メッキ装置及び部分メッキ方法
につき説明する。図4はポピュラーな部分メッキ装置の
一例である。ここで示すメッキ装置は短尺状に形成され
たリードフレーム1aにメッキ処理を施すためのもの
で、すなわち部分メッキ装置は、リードフレーム1aの
パターンに対応する複数個の開口部9を設けたガラスエ
ポキシ樹脂などの耐熱性及び耐薬品性を有する硬質材か
らなるマスクプレート10の表面に、シリコンゴムなど
の弾性部材11が貼着されてなるマスク板12と、マス
クプレート10と同様の硬質材からなるバックプレート
ホルダー13の表面にやはりゴムなどの弾性部材11a
を貼着してなる押圧板14とから構成されている。
メッキ方法について説明すると、まずマスク板12の弾
性部材11上にリードフレーム1aの被メッキ面側を当
接させて載置し、またリードフレーム1aのメッキされ
ない面側には、メッキ液が裏面に回り込まないように押
圧板14の弾性部材11aを当接させて、リードフレー
ム1aをはさみ込む。
12及び押圧板14の弾性部材11、11aをそれぞれ
リードフレーム1aに密着させて、リードフレーム1a
のメッキ不要領域をマスキングする。なお、この時リー
ドフレーム1aのメッキ必要領域、すなわちリードフレ
ーム1aのパッド2及びインナーリード4の先端部の被
メッキ面はマスキングされず、図5(a)に示すよう
に、マスク板12の開口部9内に突出せしめられてい
る。そしてマスク板12に設けられた複数個の開口部9
に対応したノズル(図示せず)から当該開口部9内にメ
ッキ液が噴出され、これにより当該開口部9内に突出せ
しめられているリードフレーム1aの被メッキ面の必要
領域、この例で言えば前述したパッド2及びインナーリ
ード4の先端部分に、所望する厚さでメッキ8を施すの
である。
合、メッキ不必要領域を良好にマスキングするためには
弾性部材11、11aとリードフレーム1aとを十分な
圧力をかけて密着させる必要があるが、図5(a)に示
すように、マスク板12の開口部9に位置するリードフ
レーム1aのメッキ必要領域においては、インナーリー
ド4はマスク板12にて支持されているけれども、パッ
ド2は下からの支えが何もなく、細く脆弱なサポートバ
ー3(図5においては図示していない)によってリード
フレーム1aに連結され支持されているだけであり、こ
のため前述したようにメッキ装置の押圧板14にて十分
な圧力を加えてメッキを施す場合、パッド2とそれ以外
のリード部で押圧力に差が生じてしまい、この結果押圧
板14表面に貼付された弾性部材11aの弾性力により
パッド2が下方(マスク板12側)に押し出されてしま
う。また、このような状態でメッキ装置を使用し続ける
と、弾性部材11aは、図5(b)に示すようにパッド
2当接部を頂上とした山形に変形してしまう。
でメッキを続けると、弾性部材11aとパッド2裏面の
間にすき間が生じて十分にマスキングすることができ
ず、この結果パッド2裏面にメッキ液がもれてしまう、
いわゆる裏もれと呼ばれる現象が発生していた。
ッド2裏面にメッキ液が裏もれしてしまうと、高価なメ
ッキ液の浪費という問題が発生するのはもちろんだが、
それ以外にも、その後の工程でリードフレーム1aを複
数枚積み重ねて搬送などを行う場合、パッド2表面に施
されたメッキ8とこのパッド2表面に当接しているパッ
ド2裏面に裏もれしたメッキ8とがくっついてしまうと
いう問題があった。このようにメッキ8同士がくっつい
てしまうと、例えば積み重ねられたリードフレーム1a
の中から一枚づつ取り出して各処理工程に搬送したい場
合にもリードフレーム1aが良好に分離されず、その結
果2枚送りなどが頻発してしまうという問題があった。
ディング工程やワイヤボンディング工程において、ヒー
トブロックにメッキ8が付着してヒートブロックを汚染
してしまい、リードフレーム1aの変形不良やワイヤ切
れ不良、送り不良などを誘発してしまうという問題もあ
った。本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、上記
問題を解決し、部分メッキの際に押圧板にてリードフレ
ームを加圧した場合においても、パッドが下方に押し出
されることなく、また押圧板表面に貼付された弾性部材
が劣化した場合でも、当該弾性部材とリードフレームと
の密着性を損なうことなく良好に部分メッキを施すこと
のできる部分メッキ装置を提供することを目的とするも
のである。
に、本発明の部分メッキ装置においては、押圧板を、バ
ックプレートホルダーと、バックプレートホルダー表面
のマスク板の開口部に対応する箇所に支持板が設けられ
ている第1の弾性材層と、前記第1の弾性材層の表面を
覆う第2の弾性材層とから構成するようにしている。
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、従来
例と同一の個所については同一の符号を用いて説明す
る。本実施形態においては、メッキ装置の基本的な構成
については従来例と同様であり、すなわち部分メッキ装
置は、短尺状に形成されたリードフレーム1aのパター
ンに対応する複数個の開口部9を設けたガラスエポキシ
樹脂などの耐熱性及び耐薬品性を有する硬質材からなる
マスクプレート10の表面に、シリコンゴムなどの弾性
部材11が貼着されてなるマスク板12と、マスクプレ
ート10と同様の硬質材からなるバックプレートホルダ
ー13の表面にやはりゴムなどの弾性部材を貼着してな
る押圧板とから構成されている。
圧板14aは、バックプレートホルダー13表面中央の
マスク板12の開口部9に対応する箇所に、複数の開口
部9をカバーする形でバックプレートホルダー13表面
の長手方向に通貫する、ガラスエポキシ樹脂製の長方形
状の一枚板からなる支持板15を設け、かつその両側に
弾性部材11bが貼付されている第1の弾性材層16
と、この第1の弾性材層16の表面全面を覆う第2の弾
性材層17とから構成されている。なお、この支持板1
5は、図2にその断面図を示すように、少なくともマス
ク板12の開口部9に位置するインナーリード4の先端
にかかる程度の幅を有している。
キ装置の部分メッキ方法については従来と同様であり、
すなわち、まずマスク板12の弾性部材11上にリード
フレーム1aの被メッキ面側を当接させて載置し、また
リードフレーム1aのメッキされない面側には、メッキ
液が裏面に回り込まないように押圧板14aの第2の弾
性材層17である弾性部材11cを当接させて、リード
フレーム1aをはさみ込む。そしてこの状態で押圧板1
4aを加圧し、マスク板12及び押圧板14aの弾性部
材11、11cをそれぞれリードフレーム1aに密着さ
せて、リードフレーム1aのメッキ不要領域をマスキン
グする。
第1の弾性材層16において、マスク板12の開口部9
内に位置するメッキ必要領域であるパッド2及びインナ
ーリード4先端部の位置する箇所に、少なくともインナ
ーリード4先端にかかる幅で支持板15が設けられてい
るので、リードフレーム1aを押圧板14a及びマスク
板12にてはさみ込み加圧する場合にも、この弾性材層
16の支持板15がマスク板12の開口部9内に突出し
ているインナーリード4先端部と干渉するので、パッド
2とその他のリード部との押圧力の差が生じず、これに
より押圧板14aのリードフレーム1aとの当接面に貼
付されている弾性部材11c(第2の弾性材層17)の
弾性力による下方(マスク板12側)へのせり出しを抑
制することができるので、従来のようにパッド2が下方
に押し出されることがなく、このため弾性部材11cが
劣化した場合においても従来例のように山形に変形する
ことがないので、この結果弾性部材11cが劣化した場
合においてもパッド2との密着性が損なわれることなく
良好にメッキを施すことができる。
た複数個の開口部9に対応したノズル(図示せず)から
当該開口部9内にメッキ液が噴出され、これにより当該
開口部9内に突出せしめられているリードフレーム1a
の被メッキ面の必要領域、この例で言えば前述したパッ
ド2及びインナーリード4の先端部分に、所望する厚さ
でメッキ8を施すのである。
ムを短尺状に形成した例につき説明したが、これに限定
されず、帯状に形成した状態または単体で形成した場合
にも適用することができる。また、本実施形態において
はリードが4方向に伸長するタイプのリードフレームに
つき説明したが、これに限定されることなく、例えばリ
ードの伸長方向が1方向のものや2方向のものなどにも
本発明は適用可能である。
ートホルダー13表面に設けたマスク板12の開口部9
に対応する支持板15を、幅はマスク板12の開口部9
内のインナーリード4先端にかかる程度で、かつバック
プレートホルダー13表面の長手方向に通貫する長方形
状の一枚板としたが、これに限定されず、例えば図3
(a)に示すようにマスク板12の各開口部9それぞれ
に対応するような形状としても、また図3(b)に示す
ように押圧板14aの長手方向に直交するような長方形
状としてもよい。更に、本実施形態においては支持板1
5とバックプレートホルダー13とは別体形成したが、
バックプレートホルダー13と支持板15を一体形成
し、その両側に弾性部材14bを設けて第1の弾性材層
16を形成してもよい。
材質としてガラスエポキシ樹脂を使用したが、これに限
定されず、例えばアクリル、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなど、耐薬品性や耐熱性、絶縁性を満足することが
できるものならばその他の材料によっても置換可能であ
り、マスクプレート10及びバックプレートホルダー1
3の材質についても同様である。また、弾性部材14、
14a、14b、14cの材質についても、シリコンゴ
ムや合成ゴム、天然ゴムなどが適用できる。
メッキ装置によれば、部分メッキの際に押圧板にてリー
ドフレームを加圧した場合においても、パッド部とリー
ド部の押圧力の差が生じないので、これによりパッドが
下方に押し出されることなく、また押圧板表面に貼付さ
れた弾性部材が劣化した場合でも、当該弾性部材とリー
ドフレームとの密着性を損なうことなく良好に部分メッ
キを施すことが可能となる。
示す断面図。
を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 被メッキ物の被メッキ面にはメッキ必要
領域に開口部を設けたマスク板を、また他方の面には押
圧板を密着させて、前記マスク板の開口部を介して被メ
ッキ物の必要領域に部分メッキを施す部分メッキ装置に
おいて、前記押圧板は、バックプレートホルダーと、バ
ックプレートホルダーのマスク板の開口部に対応する箇
所に支持板が設けられている第1の弾性材層と、前記第
1の弾性材層の表面を覆う第2の弾性材層とから構成さ
れることを特徴とする部分メッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24620997A JP3343062B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 部分メッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24620997A JP3343062B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 部分メッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161483A JPH1161483A (ja) | 1999-03-05 |
JP3343062B2 true JP3343062B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17145149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24620997A Expired - Fee Related JP3343062B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 部分メッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3343062B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP24620997A patent/JP3343062B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1161483A (ja) | 1999-03-05 |
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