JP3342476B2 - 高架索道システム - Google Patents

高架索道システム

Info

Publication number
JP3342476B2
JP3342476B2 JP2000524518A JP2000524518A JP3342476B2 JP 3342476 B2 JP3342476 B2 JP 3342476B2 JP 2000524518 A JP2000524518 A JP 2000524518A JP 2000524518 A JP2000524518 A JP 2000524518A JP 3342476 B2 JP3342476 B2 JP 3342476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable system
suspension
cable
track
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000524518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001526334A (ja
Inventor
ベン ラモレオークス,
ハンズ ウェットスタイン,
パー アーシェイム,
アンドレ, オー パギン,
Original Assignee
エアロバス インターナショナル, インク.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エアロバス インターナショナル, インク. filed Critical エアロバス インターナショナル, インク.
Publication of JP2001526334A publication Critical patent/JP2001526334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3342476B2 publication Critical patent/JP3342476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01BPERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
    • E01B25/00Tracks for special kinds of railways
    • E01B25/16Tracks for aerial rope railways with a stationary rope
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61B3/00Elevated railway systems with suspended vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大量輸送システ
ム等に使用される高架索道システムに関し、特にそのよ
うなシステムのための改良された索道に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの種類の高架索道システムが、大量
輸送システムに使用されて来たし、また提案されて来
た。一つのその種のシステムは、1978年1月24日
にガーハード ミュラー氏に付与された米国特許第4,
069,765号に開示されており、また特許請求され
ている。このシステムは、懸架ブリッジや、又はケーブ
ル支持されたブリッジでもなければ、空中索道でもな
い。結果的に、どの標準的な設計基準もミュラー氏の’
765号特許のシステムに必ずしも当てはまるとは限ら
ない。
【0003】かくして、ミュラー氏の’765号特許
は、非標準的なアプローチを開示しており、本出願の図
1−図5は、ミュラー氏の’765号特許の図1−図7
に相当している。図1は、乗物12が吊架ケーブル又は
支持ケーブル16から懸架された軌道ケーブルシステム
14に沿って移動するように成っている高架索道システ
ム10を全体的に図解している。図2−図3及び図5に
示されているように、軌道ケーブルシステム14は、錠
締めコイル式鋼製ケーブル14a−dから構成されてお
り、また吊架ケーブルシステム16は、錠締めコイル式
鋼製ケーブル16a−dから構成されている。図1に戻
ると、複数の支柱18は、システム10のターミナル2
0間において軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブル
システム16を高架で支持している。軌道ケーブルシス
テム14と吊架ケーブルシステム16は、好ましくは、
大地19にアンカーされており、水平方向のケーブル力
を維持して、それらを大地19に伝達している。
【0004】ミュラー氏の基本的アプローチの一つは、
図1−図2に図解されている。乗物12の重量によって
惹起される軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブルシ
ステム16における『たるみ』に関連した応力負荷は、
図1に示されたような’765号特許出願をミュラー氏
が出願した時点では索道システムにとっての問題であっ
た。’765号特許に開示されているように、ミューラ
ー氏は、軌道ケーブルシステム14が図1に示されてい
るように乗物の重量の下で水平に維持されるように軌道
ケーブルシステム14に予め張力を加えたり、予め応力
を加えることでこれらの問題に対処することを提案し
た。
【0005】ミュラー氏の提案した設計の一部は、吊架
ケーブルシステム16から軌道ケーブルシステム14を
懸架するために新しい交差結合線15とハンガー又は間
隔片7とを有していた。その当時新規であったこれら交
差結合線15とハンガー7は図2−3に図解されてい
る。この懸架システムを介して、軌道ケーブルシステム
14は上述のように張られ、結果的に、乗物12によっ
て重量が加えられていない時には上方に『湾曲されてい
た』。このアプローチは、うまく作動しており、以下に
述べるように、本発明に組み込まれている。
【0006】ミュラー氏は、更に、図4に示されている
ように、点22において支柱18の間で軌道ケーブルシ
ステム14と吊架ケーブルシステム16とを共に結合す
ることを提案した。ミュラー氏は、それらケーブルをク
ランプ板26と楔28とで協同して均力化板24によっ
て結合していた。均力化板24は、更に、索道システム
における負荷応力の分散を改善し、張設軌道ケーブルシ
ステム14との組合わせで実質的に当業界を進歩させ
た。
【0007】ミュラー氏は、更に、米国特許第3,75
3,406号により以前に開示された支柱構造を採用し
ていた。’765号特許のコラム1の65行からコラム
2の3行にかけて述べられているように、そのようなシ
ステムにおける支柱は『剛直』でなければならないと考
えられていた。『自動調心する』又は『自動調節する』
支柱は、吊架ケーブルと軌道ケーブルとの間に望ましく
ない長手方向のずれをもたらすと考えられていた。しか
し、現在我々は、長手方向のずれを最少に抑制したり、
又は無くする対策をとれば、『自動調心する』又は『自
動調節する』支柱は、実質的な設計上の利点をもたらす
ことを知っている。
【0008】ミュラー氏の設計は、当業界全体を大幅に
進歩させたとは言え、実施に際して幾つかの問題も現れ
てきた: (1)吊架ケーブルシステム16は、支柱18の頂部上
のローラに掛け渡されていて、乗物12が索道を移動す
るとローラを横切る動きから摩耗が始まった。 (2)均等化板24の設計も、或る条件下でケーブルエ
レメント16a−b、14a−dを捩じれさせることで
問題を惹起した。 (3)ケーブルエレメント14a−dは、乗物のホィー
ルによって係合される上面を、均等化板がそのような係
合を準備していなかったために持つる必要があった。 更に、負荷応力は、特に新しい支柱設計を考えること
で、均等化組立体及びハンガーや交差結合線の再設計を
通してより良く配分されることが実現されるようになっ
た。
【0009】バルテンスパーガー氏とフィスター氏によ
る米国特許第4,264,996号は、塔の頂部に吊架
ケーブルを支持し、且つ塔に旋回可能に接続された『応
力梁』で軌道ケーブルを支持する塔ワーを備えた懸架鉄
道システムを説明している。’996号システムは、し
かし、本発明よりも明らかに能力が小さい。例えば、’
996号特許は、塔の頂部上の支持体で吊架ケーブルを
把持するようにはしていない。従って、’996号特許
で説明されているように、ケーブルは、支持体のノッチ
内でスリップできるようになっている。このスリップ
は、ケーブルに摩耗を必然的に惹起することになる。
【0010】更に、応力梁は、軌道ケーブル支持体にお
いて重量を再分配する或る手段を与えてくれるが、ただ
一つの梁しか存在していない言う事実と、梁がただ単に
単一点周りでのみ旋回すると言う事実とでは、確実には
支持体を越えて行く乗物の支持体に関する衝撃が殆ど低
減されないことになる。重量が梁の一端に加えられる
と、梁の他方端は、必然的に上方に傾かなければなら
ず、それによって軌道を移動する乗物が登る斜面を作る
ことになる。ただ一つの梁に関しては、梁の傾きは、乗
物が梁に沿った各点を通過するまで低減されない。も
し、梁が本発明のようにそれに第2と第3の梁を接続し
ていれば、中央旋回点周りのモーメントは乗物の進行で
低減されよう。第2と第3の梁に関しては、負荷の加え
られる点は、第2梁が主梁に取り付けている点であっ
て、乗物が通過している点ではない。
【0011】従って、高架索道システム用に改良された
支柱設計を提供するのが本発明の特長である。更に、吊
架ケーブルシステムが支柱の頂部上で直接摺動したり、
転動したりできないようにして、改良された支柱設計が
吊架ケーブルシステム上の摩耗を低減することがこの発
明の特長である。
【0012】更に、改良された支柱は、軌道ケーブルシ
ステムを移動する乗物によって加えられる負荷の下で撓
わむことによって、吊架ケーブルシステムに加えられる
応力を解放しつつも、吊架ケーブルシステムを支持する
新しい撓わむ上部サドルを有しているのがこの発明の特
長である。更に、改良された支柱は、乗物が索道を移動
する時に力をより良く伝達し且つ索道システムを通して
負荷応力をより良く分散する改良された旋回可能な下部
サドルを有しているのがこの発明の特長である。
【0013】更に、負荷応力は、改良されたハンガーと
間隔片の設計を介して配分されるのがこの発明の特長で
ある。更に、改良された均力化組立体を設けることで、
吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムの間の組
合わせに対してより大きな横方向支持を行う改良された
索道システムを提供するのがこの発明の特長である。
【0014】更に、吊架ケーブルシステムと軌道ケーブ
ルシステムの間で力が伝達されると、ケーブルが互いに
対して制御自在に撓わむことができるようにすること
で、それら吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステ
ム上の摩耗を低減する代替の均力化組立体を提供するの
がこの発明の特長である。
【0015】
【発明の大要】上述の特長や、他の特長及び効果は、支
柱と上部サドルと下部サドルとを有した改良された索道
システムによって与えられる。支柱は、基礎支柱を有し
ており、また下部サドルは、軌道ケーブルが張られる基
礎支柱に搭載されている。吊架ケーブルシステムが張ら
れる上部サドルは、軌道ケーブルシステムを移動する乗
り物の重量に応答して撓わむように基礎支柱に移動可能
に搭載されている。
【0016】改良された支柱は、更に、幾つかの実施例
で、第1垂直面で回転するように長手方向軸線の中心で
支柱に旋回可能に搭載された主梁を含んだ新しい下部サ
ドルを有している。一対の第2梁は、第1垂直面で回転
するように、各々その長手方向主軸の中心で主梁のほぼ
各端で主梁に旋回可能に搭載されている。4本の第3梁
は、各々第1垂直面で回転するように、その長手方向軸
線の中心で、一方の第2梁のほぼ各端で各第2梁の一方
に旋回可能に搭載されている。8本の懸架ロッドは、各
々第1垂直面で回転するようにその端の一方において、
一方の第3梁のほぼ各端で各々の第3梁の一つに旋回可
能に搭載されている。各懸架ロッドの他方端は、第1垂
直面に直交している第2垂直面で交差結合線が回転する
ように、交差結合線の長手方向軸線の中心で交差結合線
に旋回可能に接続されている。交差結合線は、第2ケー
ブルを支持している。4組のショックアブゾーバは、各
々その端の一方において各々の第3梁の一つに旋回可能
に搭載されており、また各ショックアブゾーバの他方端
は、ショックアブゾーバの一端が接続されている第3梁
のほぼ他方端に接続されている懸架ロッドのもう一方端
近くで交差結合線に旋回可能に接続されている。4本の
補強ロッドは、各々その端の一方において交差結合線に
第1懸架ロッドの下方端近くで旋回可能に搭載されてい
る。各補強ロッドのもう一端は、交差結合線に、第1懸
架ロッドを吊っている第3梁の反対側に接続されている
第2接続の下方端で且つその近くで旋回可能に接続され
ている。
【0017】改良された索道システムは、更に、一端に
よって吊架ケーブルシステムから懸架されたハンガー部
材から構成された改良されたハンガーと交差結合線を有
している。交差結合線は、吊架ケーブルシステムに対し
て遠位の端でハンガー部材に旋回可能に搭載されてい
る。軌道ケーブル案内は、交差結合線に取り付けられて
おり、また動力レール案内は、交差結合線に搭載されて
いる。
【0018】吊架ケーブルシステムを支柱間の途中で軌
道ケーブルシステムに連結する均力化組立体も、支持ケ
ーブルシステムと軌道ケーブルシステムとの間の張力を
均等化するために設けられている。その組立体は、その
面の長さに沿って形成され且つ中央チャンネルに支持ケ
ーブルを、また外側チャンネルに軌道ケーブルシステム
を受け入れるために設けられた少なくとも3本の平行な
チャンネルを備えた均力化板を有している。チャンネル
は、その端部が外側にフレア加工されている点を除い
て、各々のケーブル周囲のほぼ2/1まで成形されてい
る。チャンネルの形成されたクランプ板は、その第1面
の長さに沿って形成され且つ中央チャンネルに支持ケー
ブルを、外側チャンネルに軌道ケーブルシステムを受け
入れるために設けられた少なくとも3本の平行なチャン
ネルを有している。クランプ板のチャンネルは、その端
部が外側にフレア加工されている点を除いて、各々のケ
ーブル周囲のほぼ2/1まで成形されている。チャンネ
ルの形成されたクランプ板は、ケーブルカーのホィール
によって係合されるようになっている第1面に対向した
第2面を有している。均力化板とクランプ板のチャンネ
ルの形成された面は、それら板が支持ケーブルシステム
と軌道ケーブルシステムにおける張力を均等化するため
に各々のチャンネル内にケーブルを摩擦力でロックする
ようにケーブル周りで組み立られるように相補形状に成
っている。組み立られた板におけるチャンネルの各々の
フレア加工された端部は、それら板の端によるケーブル
上の摩耗を低減するために、ケーブルの各々の周りの組
立体の各端に円錐台形状の腔所を形成している。
【0019】均力化組立体のもう一つ別の改良された実
施例では、吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステ
ムのケーブルは、ケーブル被覆部材のケーブル接続部に
よってそれらの周面周りで把持されている。それによっ
て、ケーブルは力をケーブルシステムの中に分散するよ
うに、ケーブル接続部を介してケーブル被覆部材のシス
テムのフレームに接続されている。均力化板は、フレー
ムの長手方向軸線に対して鋭角度から、またそれに平行
に両方でケーブルの接続部を受け入れるようになってい
る。
【0020】均力化組立体のもう一つ別の改良された実
施例では、吊架ケーブルシステムのクランプは、吊架ケ
ーブルシステムを把持し、また複数の軌道ケーブルシス
テムのクランプは一対の軌道ケーブルシステムを把持し
ている。軌道ケーブルシステムのクランプは、それらケ
ーブルシステム間で制御された力の配分を行うために吊
架ケーブルシステムのクランプに撓わむことができるよ
うに取り付けられている。複数の軌道ケーブルシステム
のクランプの頂面は、高架索道システムを移動する乗物
のホィールによって係合されるようになっている。
【0021】上記の短く要約された発明のより具体的説
明を、上記の引用した特長や明らかになる他の特長が得
られ且つ詳細に理解されるようにこの明細書に図示され
た好適な実施例を参照して行う。図面は、本発明の好適
な実施例をただ図示しているだけであり、本発明が他の
同等に有効な実施例に及ぶその技術的範囲を制限するも
のとは考えていない。
【0022】
【好適な実施例の説明】図6は、高架索道システムの好
適な実施例における支柱17の一つを図解しており、そ
の支柱は、吊架ケーブルシステム16が張られている上
部サドル30と、軌道ケーブルシステム14が張られて
いる下部サドル200と、下部サドル200を搭載して
いる基礎支柱21とを有している。上述のように、ハン
ガー27は、吊架ケーブルシステム16から軌道ケーブ
ルシステム14を吊っており、また軌道ケーブルシステ
ム14を事前張設している。支柱17は、当業界に知ら
れている公知の適当な技術によって大地19に取り付け
られている。高さや幅のような支柱17の正確な寸法
は、乗物やケーブル重量等の構造負荷と、風や地震活
動、沈下及び温度等の環境条件から生じる負荷に対処す
る上での公知の構築原則に基づいた工学設計事項となろ
う。
【0023】図7A−Cにより詳しく示されている上部
サドル30は、支柱17の頂部で相対自由運動をできる
ようにしており、乗物12からの垂直方向負荷と事前張
設力とを支柱17に伝達している。上部サドル30は、
吊架ケーブルシステム16の疲労を減じて、ただ限定さ
れた保守のみを必要とするだけであり、支柱17の所望
の7゜のずれが容易にできるようにしている。上部サド
ル30は、基礎34上に旋回可能に搭載された垂直材3
2から構成されており、ケーブルコネクター42と係合
された継手40によってキャップがかぶされている。
【0024】さて図7Bに目を転じると、継手40と、
ケーブルコネクター42と、上部サドル30の頂部のピ
ン44とが、拡大された一部切り欠き図で示されてい
る。支持体50は、継手40上の負荷の支承を助け、そ
の負荷を垂直材32への配分を助けている。カバー52
は、継手40とコネクター42を色々なエレメントから
防護している。ケーブルコネクター42と係合された継
手40のソケットやピンの接続は、ミュラー氏の’76
5号特許におけるシステムの支柱18を横切った吊架ケ
ーブルシステム16のシフトによって惹起される吊架ケ
ーブルシステム16への疲労のリスクを低減する。図7
A−Cの実施例は、それによって、曲げ疲労応力を排除
して吊架ケーブルシステム16における疲労故障のリス
クを低減し、かくして、吊架ケーブルシステム16にた
だ張力−張力の疲労応力のみを残すようにしている。こ
の接続は、更に、より短いケーブル長さで本システムの
輸送と、取扱いと、構築とをより容易にできるようにし
ている。
【0025】好適な実施例における継手40は、図7B
に示されているように、ベースプレート46と、該ベー
スプレート46からほぼ直角に延びた少なくとも2枚の
メンバープレート48とを有した溶接プレート組立体と
なっている。ケーブルコネクター42は、継手40に係
合するために一端でソケット接続されている。ケーブル
コネクター42と継手40とが係合される時に、ピン4
4は、フォーク状コネクター42と継手40のフォーク
歯43の整合した孔を通してケーブルコネクター42を
継手40に結合している。ケーブルコネクター42によ
って与えられるソケットとピンの接続は、吊架ケーブル
システム16上の負荷と環境条件からの負荷とに耐える
ように十分に強度がなければならない。ケーブル16a
−bは、ケーブルコネクター42の非接続端から第1方
向に通されている。継手40は、更に、図7Bに示され
ているように、第2方向においてケーブル16a−bに
ケーブル接続を行う第2ケーブルコネクター42にも結
合されている。
【0026】ケーブル16a−bは、好ましくは、ケー
ブルコネクター42とハンガー27の内の最初のものと
の間で、クランプ49を使って所定の間隔で図7Eに示
されているように共にクランプされている。クランプ4
9は、図7F−Gにより良く図解されており、クランプ
部材53a−dを結合するピン51から構成されてい
る。クランプ部材53a−dは、ケーブル部材16a−
bが通る通路53a−bを画定している。
【0027】通路55a−bは、吊架ケーブルクランプ
85と均等化ロック300との関連で説明されているフ
レア加工された開口を、それらの一端部又は両端部に有
することができる。通路55a−bのフレア加工された
開口は、図10Cに最も良く示されており、そこでは通
路55a−bの点57における小径部は、開口の喉を形
成し、また点59における大径部は、フレアを形成して
いる。これらフレア加工された開口は、クランプされた
ケーブルが梁として構造的挙動を行う『梁効果』を最少
化する。
【0028】依然として図7Bを参照にすると、垂直材
32は、二重のV−形状基礎34に旋回可能に搭載され
ている。好適な実施例では、基礎34は、継手40のよ
うに溶接プレート組立体であり、底プレート54と側部
プレート56とから構成されている。側部プレート56
は、図7Cに示されているように、底プレート54の各
端部のスロット付きチャンネルに取り付けられており、
舌状体58が垂直材32の底から延びて入り込むスロッ
トを画定している。摩擦を減らすために、好ましくは真
鍮から造られたピン60は、側部プレート56と舌状体
58の互いに整合した孔を貫通している。垂直材32
は、継手40を介して受けた力を支持し、垂直材32が
周りで回転するピン60にそれらを伝達する。
【0029】基礎34は、更に、垂直材32の負荷を支
承する付加手段を有している。これら手段の各々は、分
割されたフランジ付きスリーブ64、66を通って延び
ている支承ピン62を有している。フランジ付きスリー
ブ64は、舌状体58から延びており、またフランジ付
きスリーブ66は、対を成した側板56の内面に溶接さ
れている。支承ピン62は、スリーブ64の上方及び下
方の両方でピン62の周りのネジ付きナットによって所
定位置に保持されていて、スリーブ66内で往復動す
る。上述の上部サドル30の設計は、基本的には『プー
リ』を装備している。ピン60は、この『プーリ』に対
する回転中心となっており、また垂直材32の長さは、
その半径を画定している。『プーリ』の直径は、変えら
れ、好適な実施例では、吊架ケーブルシステム16の直
径の150倍となっている。本設計は、プーリが行うよ
うに概念的に力を扱っているが、明らかな構造上の差異
が存在している。例えば、ピン60周りでの垂直材32
の回転は、垂直ノルムから7゜のずれまで制約されてい
る。上部サドル30におけるこの回転は、ミュラー氏
の’765号特許に開示されたシステムの剛直支柱18
に対して存在している高いモーメントを支柱17に持ち
込むのを防止するものである。
【0030】好適な実施例では、下部サドル200は、
垂直材32の撓わみを調整して軌道ケーブルシステム1
4の一部分に渡って加えられる垂直方向と横方向の負荷
を支柱17に伝達するように設計されており、その支柱
17は、最後に負荷を大地に伝達する。このように、下
部サドルは、乗物12や、ケーブル14や、環境条件
や、上部サドル30のずれ(各方向に7゜まで)によっ
て発生される負荷を伝達する。更に、下部サドル200
は、以前使用されているものよりもよりスムースに一方
の支柱からもう一つ別の支柱への移行手段を与え、軌道
ケーブルシステム14の曲率を減らすことで乗物の乗客
の乗り心地を高めている。
【0031】図7H−7Xによって詳細に示されている
下部サドル200は、横断支柱梁202によって支柱垂
直材32の下方で支柱基礎21に接続されており、その
梁202は、基礎支柱21のいずれの側にも横断方向に
搭載され、且つそれらいずれの側からも外側に延びてい
る。下部サドルと支柱基礎21との間のこのような接続
は、更に図6にも図解されている。
【0032】U−形状の横断方向の接続フレーム204
は、横断支柱梁202の一端に接続されていて、そこか
ら下方向に延びて横方向と垂直方向の力を受けて支柱1
7に伝達している。第2の同様な横断方向の接続フレー
ムが横断支柱梁202の他方端から下方向に延びてい
て、各支柱の他方側に第2の案内路を与えているが、し
かしただ一つのそのようなフレーム204のみが重複を
回避するためにここで説明されている。図7Mと7Nを
参照すると、横断方向の接続フレーム204は、横断支
柱梁202に接続され且つそれから下方向に延びた2本
の垂直懸架梁206A、206Bを有している。懸架梁
206A、206Bは、ボルト締めされた接続部208
Aによって、水平に位置決めされた横断支柱梁208に
よって接続されている。ウェブ210は、安定性を高め
るために横断支柱支持梁208に溶接され且つ横断支柱
支持梁208を横切って垂直に延びている。支承板21
2A、212Bは、横断支持梁208に溶接され、それ
から上方向に延びている。水平な、また垂直な梁や、他
の関連したハードウェアの組立体は、かくして、横断接
続フレーム204の構造骨格を形成している。
【0033】下部サドルを基礎支柱梁201に接続する
代替手段は、上述の支持梁208と機能的に類似してお
り、図7Yと7Zに図解されている。少なくとも一対の
接続板203は、基礎支柱梁に取り付けられており、そ
の基礎支柱梁をほぼ包囲している。キャップ板207
は、接続板203の頂部に接続されている。上部取付け
板209は、複数のボルトによってキャップ板207に
取り外し可能に接続されている。取付け板は、上述の横
断支持梁への支承板212A、212Bの取り付けと同
様な方式で支承板212A、212Bに固定されてい
る。ハンガー板211は、接続板203の底に接続され
ている。ハンガー板は、下記のように付加構造体を取り
外し可能に接続するためのボルトを受け入れる孔を備え
ている。
【0034】垂直負荷伝達システムは、乗物やケーブル
によって発生される垂直負荷と上部サドルのたわみによ
って発生されるそれら負荷を基礎支柱21に伝達するた
めに、図7Mに示されているように横断接続フレーム2
04に、又は代わりに図7Yに示されているように基礎
支柱梁201に旋回可能に接続されている。垂直負荷伝
達システムの主要な必要条件は、本システムによって伝
達される垂直負荷がケーブルにおける損傷発生湾曲たわ
みを回避するために、軌道ケーブルシステムの一部に渡
って良く分散されるべきであると言う事である。従っ
て、垂直負荷伝達システムは、好ましくは、序列的方式
で配列され相互接続された梁と棒の平衡システムとなっ
ている。
【0035】より具体的には、図7Hと7Lを参照する
と、主梁214は、矩形横断面に形成された溶接プレー
ト組立体であり、垂直面において回転するようにその側
壁を介してその長手方向軸線の中心において支承板21
2A、212Bに旋回可能に搭載されている。主梁21
4は、左右相称となっており、旋回搭載点の直接上方の
中心でピークを成し且つその端部214Eに向かって下
方向に傾斜した傾斜上面によって画定される可変高さを
有している。主梁の下面214Lは、平坦で、端部21
4E間で水平に延びている。
【0036】ダンベル形状のカラー216は、図7Nに
示されているように、そのディスク状端部216A、2
16Bで各々円形開口218A、218Bにおける主梁
の側面を横切って搭載されている。軸220は、カラー
216の長手方向軸線を通って搭載されていて、端部2
16A、216Bからそこの円筒状開口220A、22
0Bを通って延びている。軸220の端部は、更に、図
7Hと7Nに示されているように、横断支柱梁接続フレ
ームの支承板212A、212Bの開口222と関連し
たラジアルベアリング222Aを通って延びており、そ
れによって主梁を支柱に対して回転するように支持して
いる。ベアリング222Aは、摩擦を減らすために真鍮
となっている。
【0037】一対の第2梁224は、それらの各々の長
手方向軸線の中心において、主梁の各端部214Eに接
続され且つそれに近い場所から下方向に延びたフランジ
226に旋回可能に搭載されており、主梁が回転可能と
なっている同じ垂直面において主梁に対して第2梁を回
転できるようにしている。フランジ226には、図7L
と7Qに表示されているように、各々内部に軸234を
搭載する開口232A、232Bが設けられている。軸
234は、各第2梁224の円形開口内に搭載されたデ
ィスク236A、236Bを貫通しており、第2梁を主
梁の各端部近くでフランジ226に旋回可能に接続して
いる。リング230は、軸234を所定位置に保持して
いる。主梁214と同様に、第2梁は、可変高さで且つ
矩形横断面と結果的に成っている溶接プレート組立体か
ら形成されている。
【0038】4本の第3梁238は、その長手方向軸線
の中心で、主梁と第2梁とが回転可能となっている同じ
垂直面で回転するように、ほぼ第2梁の各端部において
各第2梁224の一つに各々旋回可能に搭載されてい
る。図7Sと7Uを参照すると、第3梁238は円形開
口240A内にカラー240を担持している。これらの
カラーは、各々2組の相補形状ディスク242A、24
2Bと整合されており、一組のディスク242A、24
2Bは、第2梁224の各端部近くで円形開口内に搭載
されている。軸244は、各々のデイスク−カラー−デ
ィスクの組立体242A、240、242Bにおいて整
合された開口を貫通しており、第3梁238の中心を従
来方式で第2梁224の各端部に旋回可能に接続してい
る。第2梁224の上面と下面の端部は、第3梁238
が邪魔されずに動くことができるように幾分開放加工さ
れている。
【0039】8本の懸架ロッド246は、各々それらの
上端部において、垂直面で回転するように第3梁の各端
部238Eに旋回可能に搭載されている。ボルト248
は、懸架ロッドの半分体246A、246Bの各々の円
形開口と、第3梁238の各端部の円形開口とを貫通し
ている。円筒状ベアリング250は、ボルト248の周
りに位置決めされており、懸架ロッドと第3梁との間で
の相対回転が容易にでき、また懸架ロッドの半分体間で
間隔を維持するようにしている。同様なベアリングは、
構成要素が従来方式で下部サドルに渡って互いに対して
回転する他の中間面に設けられている。
【0040】各懸架ロッド246の他方端部は、接続板
259から上方に延びたフランジ258によって旋回可
能に交差結合線256に接続されている。交差結合線2
56は、それによって担持されたレールと乗物ホィール
との係合を介して、垂直方向と横方向の負荷伝達システ
ムに垂直方向と横方向の乗物負荷を伝達する働きをす
る。接続板259は、均等化梁(下記で説明する)の軸
線と交差結合線の長手方向軸線との交差点周りで4本の
ボルト259Aを介してボルト締めされていて、懸架ロ
ッドに対して垂直面で交差結合線256が回転できるよ
うにしている。図7Hに示されているように、ボルト2
59Aは、実際には、下部サドル200を横切った均等
化梁の異なった厚さに合わせるように長さの変わった4
組のボルトから構成されている。
【0041】ボルト252は、懸架ロッド半分体246
A、246Bの底部の円形開口とフランジ258を貫通
した開口とを貫通している。懸架ロッド半分体は、懸架
ロッドにおける不安定のリスクを最少化するI状断面を
効果的に提供する溶接ウェブ257と接続されている。
円筒状ベアリング254は、再度、相対回転を容易に
し、また懸架ロッド半分体間の間隔を維持する。ロッド
半分体246A、236Bは、図7Rに示されているよ
うに、第3梁と交差結合線とに各々旋回接続するように
それらの端部の各々で拡大されている。両端部における
懸架ロッドのこの回転は、以下に説明するように、均等
化梁に集中される横方向力によるいかなるモーメントを
もロッドが受けるのを防止する。
【0042】図7Yと7Zに示されている下部サドルの
垂直方向負荷の伝達手段のもう一つ別の好適な実施例で
は、補強ロッドの対247とショックアブゾーバ249
とが、代替の第3梁239と懸架ロッド246とに付加
され、懸架ロッドと第3梁とが互いに対して回転する速
度を低下することで軌道ケーブルシステムに加えられる
垂直方向負荷の衝撃の更に弱めるようにしている。図
は、第2と第3の梁が低い部材をより高い部材に接続す
るために使用されているハンガー板となっている実施例
を開示している。第2ハンガー板229は、代替の第3
梁239を支持するために代替の第2梁225から吊ら
れた状態で示されている。第3ハンガー板241は、懸
架ロッド246を支持するために代替の第3梁239か
ら吊られた状態で示されている。更に、幾つかの組の懸
架ロッド246が、各第3梁の各端部では1本の懸架ロ
ッド246よりもむしろ使用されている。
【0043】補強ロッドの対247は、ボルト253が
貫通している孔をいずれの端部にも有していて、それに
よって補強ロッド対を組立体の残りの部分に旋回可能に
接続している。懸架ロッドの下方端部に隣接したショッ
クアブゾーバ249の端部は、更に、ショックアブゾー
バを懸架ロッド246と補強ロッド対247と代替の交
差結合線255とに旋回可能に接続するためにボルト2
53によってピン接続されている。代替交差結合線は、
図7Tに示されているように、下記の交差結合線256
にほぼ類似しているが、しかし一つよりはむしろ二つの
フランジ258を有している。付加フランジは、図7Z
に見受けられるように、フランジ間にショックアブゾー
バを取り付けられるようにしている。ショックアブゾー
バの両端部は、即ち上端部は、ハンガー板241と懸架
ロッド246とを貫通したボルト251でショックアブ
ゾーバをピン接続することで隣接した第3梁に旋回可能
に接続されている。当業者は、補強ロッド対247とシ
ョックアブゾーバ249とが第1の開示された梁とハン
ガー構造に追加され得ることは察知できよう。
【0044】交差結合線256は、下記の支柱スパン上
の交差結合線25とは異なっている。交差結合線256
は、上向きの垂直力を軌道ケーブルシステムに伝達し、
それらを支柱間の中間点で支持している。交差結合線2
5は、上向きの垂直力を軌道ケーブルシステムに伝達
し、それらを下部サドル200から支持している。図7
Xを参照すると、交差結合線256は、軌道ケーブルシ
ステム14に対する支承体としての働きをするように、
溝付きブロック257Aが溶接されている平板257を
有している。レールは、キャリヤーケーブルを交差結合
線256にクランプするのに使用される第2の溝付きブ
ロックRの形で設けられている。3列のボルトが、図7
Wに示されているように、溝付きブロックRを平板25
7に取り付けるのに使用されている。仮のケーブル軌道
支持部257A’は、交差結合線256の間に設けられ
ており、また溝付きブロック257Aに接続されてお
り、軌道ケーブルシステム14用の連続した支承架台を
形成している。溝付きブロックRは、図7Iに見受けら
れるように、各端部に切削加工された対称溝から結果的
に生まれる蝶形状に成形されている。仮のレール部は、
図示されていないが、ブロックRの溝付き端部に係合す
る舌状端部を有していて、それに接続され、下部サドル
の長さに沿って乗物ホィールを支持する連続レールを形
成している。
【0045】下部サドル200は、更に、図7Hと7V
に示されているように、交差結合線256を横切って担
持された均等化梁260と、横断接続フレーム204に
よって担持された横支持間柱282とを含んだ横方向負
荷伝達システムを有している。かくして、均等化梁26
0は、下部サドルの交差結合線256を横切って横断方
向に股がっており、横方向力を横支持間柱282に伝達
する。均等化梁は、更に、横方向力に向かって懸架ロッ
ド246を安定化する働きをする。均等化梁は、垂直方
向負荷伝達システムが平衡システムとして効果的に作動
するように垂直方向に可撓に成っていなければならない
が、しかし、更に横方向力を伝達するために横方向に適
度に剛直でなければならない。
【0046】これらの表面上矛盾した必要条件を満足す
るために、均等化梁260は、図7Vと7Wに表示され
ているように、異なった長さと厚さの重ねられた板26
4、266、268、270を有している。更に、具体
的に図7Wに示されているように、板の幅は、それらの
長手方向軸線の中心で最大となっており、それらの端部
の各々に向かって板の長さに沿って狭くなっている。重
なった板のスタックの変更可能な厚さに加えて、この変
更可能な幅は、曲げ強度が一番少く必要とされているそ
の端部で均等化梁の横方向と垂直方向の慣性モーメント
を減じている。
【0047】横方向と垂直方向の負荷は、交差結合線を
互いから独立して作動する垂直方向と横方向の両方の負
荷伝達システムに接続する4本のボルト259Aによっ
て交差結合線256において伝達されている。かくし
て、上記で説明したように、交差結合線256は、ボル
ト259Aを使って懸架ロッド246と均等化梁260
とに接続されている。図7Aと7Tを参照すると、ボル
トは、ナットで固定される場合よりも横方向力をより良
く伝達するために交差結合線のネジ孔259Bに固定さ
れている。
【0048】均等化梁260の上記板は、図7Wの一番
左側の均等化梁256に表示されているように、ボルト
259Aを使って一番中心側の交差結合線256と懸架
ロッド246と共に該板をボルト締めすることでそれら
の中心近くで共に連結されている。均等化梁の板は、そ
れ以外では、即ち中心側のもの以外では、自由に長手方
向に移動できるべきである。この自由移動は、最大の垂
直可撓性を与えるテフロンコーティングを板の間に使用
することで、且つ長手方向にスロット形成された他の交
差結合線と整合されているボルト孔を該板に造ることで
実現される。ボルトスリーブ259Bは、均等化梁の板
のスタックよりも若干高く成っているこれらのスロット
付きボルト孔内に設けられており、図7Rの下方部に示
されているように、それらの中心部以外で板をクランプ
しないようにしている。これで、交差結合線256から
懸架ロッド246に伝達される垂直方向負荷が均等化梁
260を効果的にバイパスできるようにしている。
【0049】図7Nを参照すると、横方向負荷伝達シス
テムは、更に、横断方向の接続フレーム204に接続さ
れ且つそれから下方向に横方向支持間柱282の形で延
びており、軌道ケーブルシステムの横方向剛性を与え且
つ環境条件による負荷に耐える。横方向の支持ハウジン
グ276は、横断支持梁208に接続され且つその下で
下方向に延びている。横方向支持間柱282は、ハウジ
ング276内に包囲されており、その中心部を通って下
方向に延びている。
【0050】鋼製の横方向支持間柱282の下部は、図
7Jと7Kに示されているように、テーパを成してお
り、クランプ板262と均等化梁の各板に形成された各
々の整合溝286を通って下方に延びている。間柱の外
部接触面は、クロムメッキされており、また例えば焼き
入れされて焼鈍された鋼等の硬化された鋼材から造られ
た板282Aでキャップが被されている。クランプ板2
62には、横方向支持間柱板282Aに係合し且つ溝2
86内での間柱282の動きを均等化梁の軸線に沿った
直線運動に制限する案内ブロック284が設けられてい
る。案内ブロック284も、横方向支持間柱板での高い
接触圧に耐えるために硬化された鋼材から造られてい
る。複数のボルト286Aは、溝286の周りでのクラ
ンプ板262と案内ブロック284と均等化梁260と
の組立体を貫通した整合孔内に位置決めされており、該
組立体をクランプするためにナットで固定されている。
このように、交差結合線と、各端部で支持された軌道ケ
ーブルシステム14との横方向動きは制御されている。
【0051】かくして、環境条件や上部サドルのずれ
(いずれの方向にも7゜まで)から生ずる横方向負荷
は、交差結合線256と均等化梁260を介して横方向
支持間柱282に加えられる。横方向力は、次に、横断
接続フレーム204を介して、又は基礎支柱梁201に
替わるものとして、それが横方向支持間柱を担持して、
基礎支柱に伝達される。
【0052】図7Yと7Zに関連して上述のように下部
サドルを基礎支柱梁201に接続する代替手段では、支
持間柱282も使用される。支持間柱は、下部取り付け
板281に固定されている。下部取り付け板は、ハンガ
ー板211の孔と整合する孔を有しており、ボルトをそ
れら孔に入れることで、取り外し可能にハンガー板に、
かくして支持梁201に固定される。最初に説明した下
部サドルの取付けにおけるように、支持間柱282に対
して横方向支持を行うのにハウジング276が使用され
ている。
【0053】再び図6と7Bを参照すると、ピン60上
で旋回可能で且つ垂直材32を有した上部サドル30
は、吊架ケーブルシステム16上の負荷に応答して厳密
に垂直な向きからいずれの方向にも7゜までずれる可撓
な脚を構成している。継手40と係合され且つピン44
によって結合されると、ケーブルコネクター42は、継
手40に対して回転できる。ケーブルコネクター42と
継手40との相対回転は、吊架ケーブルシステム16を
介して受け取られる上部サドル30上の負荷に対する反
応であり、可撓な脚がずれることができるようにしてい
る。上述のように、底部サドル200はこのずれを調整
するように設計されると共に、均等化梁260を介し
て:(1)面での剛性を最少にし、(2)環境負荷と厳
密に垂直な向きからの支柱17のずれ力に耐える横方向
剛性を与えるように設計されている。この可撓な脚と上
述の底部サドルを通して、本発明は、自己調節支柱17
を設けることで当業界技術を無視し、規制ガイドライン
に従って本システムを横切って乗物12がスムースに移
行する手段を提供している。
【0054】本発明は、更に、上部サドルと基礎支柱の
組合わせについて2つの付加実施例を企図している。図
7AAは、一つの代替実施例を示している。そこでは、
管状垂直材33は、垂直材の下方端35が貫通して延び
ている開口を上方端部に有した管状基礎支柱23によっ
て支持されている。本構成は、吊架ケーブルシステムに
加えられる力に応答して上部サドル31が回転できるよ
うにしているが、しかし、管状基礎支柱23の内面に対
する垂直材33の下方端部35の干渉によって回転を制
限している。継手41は、上述の継手40にほぼ類似し
ている。
【0055】図7AB−7AEは、上部サドルと基礎支
柱についての第2の代替実施を図解している。図7AB
に示されているように、基礎支柱29は、支承組立体1
35とケーブル取付け組立体140から成る上部サドル
を支持している。支承組立体135は、下方で基礎支柱
29に接続するボルトを受け入れる孔を提供する基礎板
136と、上方で付加構成要素の接続を行う台とから構
成されている。支持部材137は、基礎板136から垂
直に延びて、基礎板と上方に支持された吊架ケーブルシ
ステム16との間で垂直分離を行っている。ローラベー
ス138は、支持部材137の頂部上に支持されてい
て、上方でケーブル取付け組立体140の移動パターン
を画定する面を提供している。図示例では、画定された
移動パターンは、所定負荷の下で吊架ケーブルシステム
16の自然のカーブに近い曲線パターンとなっている。
図7ACは、ローラベース138の頂部上に支持された
2本のクレーンレール139を示しており、上でケーブ
ル取付け組立体140が移動できるホィール支承面を提
供している。
【0056】ケーブル取付け組立体140の構成要素
は、図7AC−7AEに図解されている。各ケーブル取
付け組立体は、軸142に同軸状に取り付けられたホィ
ール141によってクレーンレール139上に支持され
ている。軸142は、軸保持具143によって吊架ケー
ブルシステムをクランプするのに使用される付加構成要
素に取り付けられている。軸保持具143は、上部チャ
ンネル部材144にボルト締めされている。上部チャン
ネル部材144は、プレート146とアングル147と
に溶接されており、吊架ケーブルシステムをクランプす
るのに使用される構成要素の半分の上部を造っている。
下部チャンネル部材145は、同様にプレート146と
アングル147とに溶接されており、吊架ケーブルシス
テムをクランプするために使用される構成要素の下部半
分を形成している。上部と下部の半分は、それらの端部
でアングル147を介して、またそれらの中心近くでプ
レート146を介して共にボルト締めされている。テフ
ロンライニング148は、2つの半分を接続するボルト
が締着されると、適当な圧力が吊架ケーブル上に発揮さ
れてケーブルをケーブル取付け組立体に接続するよう
に、2つの半分間で吊架ケーブルシステム16(ケーブ
ル16a、16b)の周りに取り付けられている。しか
し、テフロンの可撓性は、加えられた圧力がケーブルを
潰したり、損傷する程大きくならないように保証する上
で頼りにされることになる。
【0057】高架索道システムのケーブル、レール及び
交差結合線は、図8A−10Cに図解されている。図8
Aは、図2に描かれたミュラー氏の’765号特許の相
対物に代わる本発明のハンガー27a−b、交差結合線
25及びキャリヤーレール14の等角部分展開図であ
る。図8Bは、長いハンガー27aと交差結合線25の
正面立面図であり、一つのその種のハンガー/交差結合
線の組合わせに対する乗物12の関係を仮想線で示して
いる。
【0058】図9Aと9Bは、ハンガー27aの付加図
を提供しており;図9Aは、図8Bの線9A−9Aに沿
った断面で、一部切り欠いており;図9Bは、図9Aの
線9B−9Bに沿った断面である。図10A−Cは、レ
ール100と、ケーブル14c−dと、差結合線25を
描いている。図10Aは、部分頂面図であり、図10B
は部分切り欠きして図10Aの線10B−10Bに沿っ
て取られた断面であり、図10Cはレール100と底部
案内102の正面図である。
【0059】図8Aに戻ると、ハンガー27に対する2
つの代替実施例:長いハンガー27aと短いハンガー2
7bが示されている。図2及び4に示されているよう
に、長いハンガーと短いハンガーの両方が、支柱17と
スパン中央点22からのハンガーの距離に基づいて使用
される。異なった長さに加えて、ハンガー27a−b
は、ハンガー27aのハンガー部材91が錠締め−コイ
ル鋼ケーブルである点で異なっているが、しかしハンガ
ー27bでは棒になっている。更に、短いハンガー27
bは、同じ構造を使用して異なった長さで使用される。
2つの異なった長さは、好適な実施例において単一の6
00mスパンでの短いハンガー27bに対して使用され
ている。
【0060】ハンガー27a−bの長さは、上述のよう
に、軌道ケーブルシステム14に事前張力をかけ、垂直
方向の事前張力を支柱17に伝達し、吊架ケーブルクラ
ンプ65と乗物12との間に強風でも隙間を確保するた
めに算定されるものであり、そのようにして、それらの
長さは、所定の実施例に対する特定用途によって左右さ
れることになる。ハンガー27a−bの有効長さは、事
前張力を調節するために下記説明のようにハンガー部材
91のネジ端部68上のナット70、72を締めたり、
弛めたりして調節される。ネジ端部68上のネジ長さ
は、結果的に所望の範囲の張力に合わせるのに十分でな
ければならない。長いハンガー27aでは、これは、呼
称上0−300mmとなり、短いハンガー27bでは、
長さは変化するが、少なくとも50mmより大きくな
る。
【0061】ハンガー27a−bは、図8Aに示されて
いる懸架クランプ85の開口87a−b内にケーブル1
6a−bをクランプすることによって吊架ケーブルシス
テム16から吊られている。懸架クランプ85は、ピボ
ット76においてハンガー部材91に旋回可能に搭載さ
れている。懸架クランプ85は、図9A−Bに示されて
いるように、下部案内部材88にボルト締めされた第1
案内部材86から構成されている。懸架クランプ85
は、ハンガー部材91のネジ端部68が貫通している通
路106と、吊架ケーブルシステム16と懸架クランプ
85とが図9Dに示されているように水平な法線に対し
て16゜だけハンガー部材91に対して旋回するように
ピボット76で第1案内部材86に連結されたブロック
78とを有している。ブロック78は、ハンガー部材9
1のネジ端部68が貫通している孔を有している。ブロ
ック78は、ネジ端部68上に形成された肩部上に着座
しており、ナット70、72とワッシャー74によって
それに対し固定されている。
【0062】ケーブル16をクランプする上で不利な点
は、一般に、ケーブル疲労と、ケーブルが梁として構造
的に振る舞う『梁効果』とを有している点である。懸架
クランプ85は、図9A−9Bに示されているように溝
87a−bにフレア加工された開口89を設けることで
これらの不利な点を最少化している。フレア加工された
開口は、後で説明される均等化ロック300にも採用さ
れており、また図11A−Dに示されている。
【0063】図8A−Bに示されているように、長いハ
ンガー27aのハンガー部材91は、結合されており、
また互いに対して移動する上部片92、基本的にはネジ
付きフォーク部材と、下部片94の鋼ケーブルとを有し
ていて;短いハンガー27bのハンガー部材91は結合
されていない。継手96とピボット76によって与えら
れる関節運動は、電力レール90と乗物12の負荷や他
の力から生じるそこの曲げモーメントを低減する可撓性
をハンガー27aに与えている。従って、ハンガー部材
91がより短い長さなので曲げモーメントが小さな関心
と成っているハンガー27bにおいて継手96を排除
し、ピボット76を組み入れることで、吊架ケーブルシ
ステム16からハンガー27bを懸架ができるようにし
ている。
【0064】依然として図8A−Bを参照すると、交差
結合線25は、長いハンガー27aと短いハンガー27
bの両方において、吊架ケーブルシステム16に対して
遠位と成っているハンガー部材91のカラー93におけ
るピボット98で、ハンガー部材91に搭載された非対
称なI形状梁となっている。ピボット98は、可撓性を
与える円筒状の単純な軸受となっており、それによって
ケーブル14、16における撓わみ作用を低減してい
る。交差結合線25は、好ましくは、鋳鋼から造られて
おり、また図8Aの等角図及び図10Bの横断面図に示
されているように横断面がI形状となっている。開口9
5は、交差結合線25に鋳造か又はフライス加工で形成
されており、重量を、結果的には吊架ケーブルシステム
16上の負荷を軽減している。
【0065】軌道ケーブルシステム14のケーブル14
a−dは、図8Aにおいて仮想線で示されている。図1
0A−Cにより完全に示されているように、結合された
底部案内部材104とレール100とから構成された軌
道ケーブル案内102は、図10A−Bに示されている
ように交差結合線25の両端部に搭載されている。案内
部材104は、交差結合線25に一体に形成されるか、
又は図10Bと10Cに最も良く示されているように、
孔116を貫通したボルト114によって且つナットと
ワッシャーの組合わせ118によって交差結合線25に
ボルト締めされているかのいずれかである。依然として
図10A−Cを参照すると、レール100は、次に、レ
ール100のスロット120とボルト114とを合わせ
て、また図10Cに示されているように正しく位置決め
されるまでレール100を摺動させることで搭載され
る。レール100が案内部材104に対して正しく位置
決めされると、レール100と案内部材104とは、図
10A−Bにまた図8Aで仮想線で最も良く示されてい
るように、ケーブル14a−dが通される図10Cに示
された溝122を画定することに成る。
【0066】アルミニウムから造られたレール100
は、一般に、ハンガー27間の全距離にまたがるのに十
分な大きさのモジュール区分体から構成されている。各
区分体の一端部は、上述したようにボルト114をスロ
ット120に合わせることで所定位置に相対的に固定さ
れるが、他方端部は、溝122をケーブル14a−dに
合わせることで剛直というよりはむしろソフトに固定さ
れることになる。それによって許される動きは、区分体
の熱膨張を吸収するもので、従って望ましいものであ
る。かくして、熱膨張継手127は、図8Aと図10A
−Bに示されている区分体129間の継手127のよう
にレール区分体間に造り出されている。継手127は、
好ましくはレール100の長手方向軸線に対して45゜
の角度を成している。レール100は、更に下記のよう
に好適な実施例において滑らかな案内部材面を乗物12
に提供する上面132と側面134とを有している。図
示されていないが、好適な実施例は、レール100とケ
ーブル14a−dとの間に絶縁層を有していて腐食を回
避し且つ騒音を低減している。
【0067】レール100の設計には他の改造も行われ
得る。例えば、孔124が重量軽減のためにレール10
0の個々の区分体にフライス加工され、またもしレール
100の区分体を傾斜させる必要があれば、ボルト11
4の頭を交差結合線25の上方で一様な高さにする必要
がない。更に、特に寒冷気候で使用するためにレール1
00を加熱する或る手段を用意することもできよう。こ
れらの、また他のそのような改造は、本発明の技術的範
囲によって、また、その技術的範囲以内で予想されるも
のである。
【0068】当業者に知られているように、乗物12
は、本システムを移動するのに電力が供給されなければ
ならず、そのような用意は、図8Bと10Bに示されて
いるように電力レール90として供されている。電力レ
ール90は、図8Bと10Bにおいて仮想線で図示され
ているように交差結合線25に搭載される。電力レール
90は、プレート112にボルト締めされた電力レール
案内84によって把持されており、そのプレート112
は、次に交差結合線25の底にボルト締めされている。
図8Bに示されているように、電力レール90と電力レ
ール案内84は、好ましくは、この実施例において交差
結合線25の各端部に搭載されている。更に、当業界で
知られているように、電力レール90は、安全上の理由
で本システムの他の全ての部品から電気的に絶縁されて
いなければならない。
【0069】ハンガー27と交差結合線25と軌道ケー
ブルシステム14の組合わせに対する乗物12の関係
は、図8Bに最も良く示されている。いずれかの従来方
式で乗物の両側でその屋根128の上方に搭載されたキ
ャリヤホィール126は、垂直面で回転し、レール10
0の上面上に乗っており、乗物12の重量を搬送する。
案内部材ホィール130は、水平面で回転し、レール1
00の側面134に接触し、キャリヤレールに対して乗
物12の横方向位置を維持している。
【0070】さて、図11A−Dを参照すると、均等化
ロックとしても知られている均力化組立体300は、支
柱間で吊架ケーブルシステム16を軌道ケーブルシステ
ム14に結合するために設けられており、吊架ケーブル
システムと軌道ケーブルシステムとの間での張力を均等
化させる。均力化組立体300は、吊架ケーブルシステ
ム16と軌道ケーブルシステム14との間の相対動きを
実質的に防止し、それらの間でケーブル上の摩擦力を介
して力を配分する。そのようにして、均力化組立体は、
ケーブル間での相対動きを防止することで案内路の最大
撓わみを低減する。均力化組立体300は、中央の2つ
のチャンネル302Bに吊架ケーブルシステム16を、
外側の4つのチャンネル302Aに軌道ケーブルシステ
ム14を受け入れるために3組の平行なチャンネルをそ
の上面の長さに沿って形成した均力化板302を有して
いる。かくして、チャンネルは、図11Cと11Dに図
解されているように、チャンネルの端部が外側にフレア
加工されている点を除いて、各々のケーブルの周囲の約
1/2まで成形されている。
【0071】クランプ板304も、中央チャンネル30
4Bに吊架ケーブルシステム16を、外側チャンネル3
04Aに軌道ケーブルシステム14を受け入れるために
その下面の長さに沿って3組の平行チャンネルを形成し
ている。均力化板のチャンネルと同様に、クランプ板の
チャンネルは、チャンネルの端部が外側にフレア加工さ
れている点を除いて、各々のケーブルの周囲の約1/2
まで成形されている。
【0072】図11Cと11Dに示されているように、
各々の均力化板302とクランプ板304のチャンネル
形成面は、それら板が各チャンネル内にケーブルを摩擦
力でロックするためにケーブル周りで組立られて吊架ケ
ーブルシステムと軌道ケーブルシステムにおける張力を
均等化させるように相補形状となっている。組み立てら
れた板におけるチャンネルの各々のフレア加工された端
部は、係合を制限することで、従ってミュラー氏の開示
に欠けていた特長であるプレート端部に関する曲げ応力
を制限することでケーブル上の摩耗を低減するように、
ケーブルの各々の周りにおける組立体の各端部に円錐台
形状の腔所を形成している。フレア加工された端部は、
図11Dに最も良く示されているように、組立体を貫通
したチャンネルの開口においてより狭い直径部307と
より大きな直径部309とによって画定されている。
【0073】板302、304は、チャンネルの側面に
沿って板に形成された各々の複数の相補形状孔308に
複数のボルト306を挿入することで組立られる。ボル
ト306は、適切な締着力を確保するための高強度ボル
トとなっており、またそれらの頭がクランプ板304の
上面と面一となるように孔に埋められている。ボルト3
06は、各々のナット310によって保持されている。
ボルトを面一と成るように搭載することで、乗物のホィ
ールがそれらの一つと衝突する可能性を防止するように
している。
【0074】クランプ板304は、最大の応力領域によ
り大きな横断面積を与えるように2本の中央チャンネル
304Bの上方にその中心部(図示していない)で高く
された上面を有することができる。板304の上面は、
更にケーブルカーのホィールによって係合されるように
成っている。
【0075】均力化組立体は、連続して通った軌道を確
保するためにレールプロフィルと調和している。従っ
て、レールプロフィルは、均等化ロック300のプロフ
ィル、即ち形状に合わなければならない。それに従っ
て、レールにおける45゜の膨張隙間は、均力化組立体
とのレールの係合部には使用できなく成る。
【0076】本発明は、更に、吊架ケーブルシステムト
と軌道ケーブルシステムとを接続して、それらの間に力
を配分するためのケーブル被覆部材の均力化組立体の2
つの代替実施例を企図している。第1の代替の均力化組
立体、又は均等化ブロックは、図11Eに図解されてい
る。幾つかのホィール支持レール350、354は、レ
ール下方の構成要素をはっきりと示すために図では取り
外されている。ケーブル被覆部材の組立体は、それへの
接続部と共にフレーム333から造られている。ケーブ
ルの接続部は、図示されているように亜鉛ソケット33
4で、又は当業者に知られた他のケーブル被覆接続体に
よって造られている。フレーム333は、U−形状端部
338を有した細長い板となっている基礎フレーム33
6から造られている。図示例のU−形状端部338は、
異なった長さの脚340、342から構成されている。
脚340、342は、異なった長さとなっているので、
隙間が接続部の間に造られていてケーブル上の所定の引
っ張り負荷に対して『U』状基礎においてより少ないモ
ーメント応力が生じるようにしている。即ち、もし、脚
が異なった長さでなかったならば、接続部は並設してい
ることになる。並設接続部が互いに干渉しないために
は、脚340、342は更に離れていなければならない
であろう。脚が更に離れることになると、フレームの残
り部分に対するそれら各々の接続部近くにより大きなモ
ーメントが発生するであろう。異なった長さの脚は、こ
の条件を回避する。
【0077】複数の斜めの接続板344は、基礎フレー
ム336の垂直面から基礎フレームの長手方向軸線に対
して鋭角度で延びており、軌道ケーブルシステム14に
対して接続点を与えている。基礎フレーム336の両側
において、交差部材346が基礎フレーム336の面か
ら延びていて間隔板348とホィール支持レール350
とを担持している。補強棒352は、交差部材346か
ら直交状に延びており、交差部材に対して横方向支持を
与えている。
【0078】ホィール支持レール350は、交差部材3
46間を跨いでおり、またレールと交差部材との間に間
隔板348を有してレールに付加的高さを与えることが
できる。ホィール支持レール350は、一般にそれらの
下には軌道ケーブルを通していない。しかし、軌道ケー
ブルが支持レールの下を通ってそれに入らなければなら
ない移行点近くのホィール支持レールは、軌道ケーブル
との干渉を回避するために変えられなければならない。
かくして、移行ホィール支持レール354は、それらの
下面と側面にチャンネルを切削加工して軌道ケーブルシ
ステム14のケーブルがホィール支持レールの側面を貫
通できるようにしている。
【0079】第2の代替均力化組立体は、図11F−L
に図解されている。図11Fと11Gに図解されている
ように、ケーブル被覆部材の組立体は、組立本体367
と、吊架ケーブルシステムクランプ370と、一対の軌
道ケーブルシステムクランプ368とから造られてい
る。
【0080】好適な実施例では、組立体367は、複数
の交差延長部を支持する均力化組立体の長さに延びた一
対の平行な管状梁372を有しており、その交差延長部
は、次に吊架ケーブルシステムクランプ370と軌道ケ
ーブルシステムクランプ368とを支持している。
【0081】交差延長部は、図11Gと11Iに示され
ているように管状コラム374と、横方向補強板376
と、間隔板378a−bと、ウィングプレート380と
から造られている。複数の管状コラム374は、管状梁
372から垂直に延びており、間隔板378a−bを支
持している。横方向補強板376は、連続した管状コラ
ム374の間に設けられており、コラムに支持を与えて
いる。間隔板378a−bは、横方向に隣接した管状コ
ラム374の間に接続されており、吊架ケーブルシステ
ムクランプ370を支持している。間隔板378Aは、
管状コラム374の頂部上に着座するためにノッチが形
成されている。間隔板378bは、ノッチが形成されて
おらず、他の横方向に隣接した組ごとの管状コラム37
4の側面に取り付けられている。間隔板378aは、均
力化組立体のいずれの端部においても管状コラム374
に取り付けられている。複数対の間隔板378bは、そ
れらの間において、他の横方向に隣接した組毎の管状コ
ラム374に取り付けられている。複数対の間隔板37
8aは、間隔板378bによって接続されていない他の
横方向に隣接した組毎の管状コラムに取り付けられてい
る。吊架ケーブルシステムクランプ370は、吊架ケー
ブル反作用板382の間で吊架クランプ溝379内で摺
動する。吊架ケーブル反作用板382は、交互の複数対
の隣接した間隔板378a間に取り付けられている。従
って、各吊架ケーブルシステムクランプ370は、他の
対毎の間隔板378a間で溝379内で摺動する。吊架
ケーブルスプリング384は、吊架ケーブルシステムク
ランプ370と反作用板382との間に設置されてお
り、吊架ケーブルシステムクランプ370と反作用板3
82との間で可撓的に力を移すようにしている。
【0082】図11Jと11Kに図示されているよう
に、吊架ケーブル反作用板382は、逆T形状本体38
5と挿入可能な逆T形状楔386から造られており、そ
れらの各々は、それらの各々のウィングの両方に貫通し
たボルトによって他方に接続されている。逆T形状楔3
86は、均力化組立体の組立を容易にするために使用さ
れる。全ての吊架ケーブルシステムクランプ370が、
吊架ケーブルシステム16の周りで、組立体367内部
の所定位置に設置された後に、逆T形状楔386は、逆
T形状本体385内に挿入され且つ所定位置にボルト締
めされる。楔の機能は、吊架ケーブルスプリング384
を活性化させることである。当業者は、もし、スプリン
グが組立工程中に作動可能な負荷まで活性化されたり、
又は圧縮されたならば、吊架ケーブルシステムクランプ
370をケーブル16の周りで組立てて調節することが
不可能に成ることは理解できよう。従って、全ての吊架
ケーブルシステムクランプ370は組立体367の所定
位置に設置された後に楔386を吊架ケーブルスプリン
グ384間に挿入することで、均力化組立体はうまく組
立てられることに成る。
【0083】さて、組立体367の説明に続いて、ウィ
ングプレート380は、均力化組立体の両側で管状梁3
72に取り付けられており、軌道ケーブルシステムクラ
ンプ368に対して支持を与える。吊架ケーブルシステ
ムクランプ368は、軌道ケーブル反作用板388間の
軌道ケーブルクランプ溝381内で摺動する。軌道ケー
ブル反作用板388は、図11Hに見受けられるよう
に、交互の複数対のウィングプレート380の間に取り
付けられている。従って、各軌道ケーブルシステムクラ
ンプ368は、他の対毎のウィングプレート380の間
の溝381内で摺動する。軌道ケーブルスプリング39
0は、軌道ケーブルシステムクランプ368と反作用板
388との間に設置され、可撓状態で軌道ケーブルシス
テムクランプ368と反作用板388との間で力を移
す。
【0084】図11Jと11Kに図解されているよう
に、軌道ケーブル反作用板388は、T形状体391と
挿入可能なT形状楔392とから造られており、それら
の各々は、それら各ウィングの両方を貫通したボルトに
よって他方に接続されている。上述した吊架ケーブルク
ランプの逆T形状楔386とほぼ同様に、軌道ケーブル
クランプのT形状楔392は、均力化組立体の組立を容
易にするために使用される。
【0085】図11Gと11Iに図解されているよう
に、各吊架ケーブルシステムクランプ370は、クラン
プ摺動体394と吊架クランプ板396とによって形成
されている。クランプ摺動体394と吊架クランプ板3
96は、吊架ケーブルシステム16のケーブルがクラン
プ摺動体394と吊架クランプ板396を共にボルト締
めすることで取り付けられる相補形状チャンネルを有し
ている。図11Iも、逆T形状体385内に挿入される
逆形状楔386によって形成されているように、吊架反
作用板382の横断面を示している。楔386と吊架ケ
ーブルシステムクランプ370との間で活性化された吊
架ケーブルスプリング384も図解されている。
【0086】同様に、図11Gと11Hに図解されてい
るように、軌道ケーブルシステムクランプ386は、ク
ランプ摺動体398と軌道クランプ板399とによって
形成されている。クランプ摺動体398と軌道クランプ
板399は、軌道ケーブルシステム14のケーブルがク
ランプ摺動体398と軌道クランプ板399とを共にボ
ルト締めすることで取り付けられる相補形状チャンネル
を有している。上記図11Iと同様に、図11Hは、軌
道反作用板388と軌道スプリング390の配列を示し
ている。
【0087】本実施例の均力化組立体のような大形のケ
ーブルクランプ機構に関しては、ケーブルが負荷のかか
る所に最も近いクランプ端近くでスリップしなければ、
クランプの一番遠い端近くのクランプ圧力は完全には利
用できないという問題がある。即ち、もし加わる力に最
も近いクランプ端近くでのクランプ圧力がスリップ無し
でケーブルを保持するのに十分に大きければ、加わる力
から最も遠いクランプ端におけるクランプ圧力は利用さ
れないと言うことである。ここで説明されている好適な
実施例では、この限界は、ケーブルを間欠的に把持する
が、互いに対して、また固定体、特に組立体367に対
して撓わむようにされた複数のクランプを使用して克服
されている。クランプ間での制御された相対移動を達成
する手段は、組立体のクランプと交差延長部との間にス
プリングを設置することである。異なったバネ定数を有
したスプリングを使うことで、異なった度合いの抵抗
が、選択されたクランプ間に発生される。負荷が加えら
れるケーブル端に最も近くにより低いバネ定数のスプリ
ングを設けることで、これらのクランプは、所定負荷以
下でより大きく撓わむことができるようになる。その最
も近い端でのクランプは、より大きく撓わむことができ
るので、より大きな負荷がより遠いクランプに伝えられ
ることになる。このメカニズムによって、各々のクラン
プによって必要とされるクランプ圧力は均等化される。
【0088】上述の構成は、吊架ケーブルスプリング3
84及び吊架ケーブルシステムクランプ370と共に、
また軌道ケーブルスプリング390及び軌道ケーブルシ
ステムクランプ368と共に使用される。各種スプリン
グの数とバネ定数とは、所定の負荷に対する設計者の判
断に残された事項となろう。
【0089】ケーブルのクランプに関する基本的問題
は、大きな応力が、ケーブルがクランプを出る個所近く
で発生される傾向がある点である。更に、もしケーブル
が、横方向負荷によって誘起される曲げによって出口点
でケーブルに付加的に歪ませる横方向負荷を受ければ、
応力は倍加されることになる。本発明の好適な実施例で
は、図11Fと11Lに図解されているように、延長部
材案内400がこの問題に対処するために均力化組立体
に加えられている。
【0090】延長部材案内400は、吊架ケーブルシス
テム16の入口端と出口端において組立体367にボル
ト締めされている。延長部材案内400は、吊架ケーブ
ルシステムクランプ370内への吊架ケーブルシステム
16の案内をし、吊架ケーブルシステムクランプ370
内への入口点における吊架流ーブルシステムクランプ1
6の組合わさった張力と曲げによる吊架ケーブルシステ
ム16上の摩耗を低減している。
【0091】好適な実施例では、延長部材案内400
は、上部案内402と下部案内404とによって形成さ
れており、それら案内の組み合わされたプロフィルは、
吊架ケーブルシステム16の周囲に適合している。上部
案内402と下部案内404とには、それらが複数のボ
ルトによって共にクランプされるように相補形状孔が形
成されている。
【0092】延長部材案内400を貫通して吊架ケーブ
ルシステム16用に形成された孔は、吊架ケーブルシス
テム16のケーブルよりも若干大きくなっている。拡大
された孔の目的は、クランプの外端部に望ましくない応
力を発生させずに吊架ケーブルシステム16のクランプ
を限定するものである。延長部材案内400は、基本的
に吊架ケーブルシステム16をよりしっかりと吊架ケー
ブル組立体クランプ370内に案内するものである。そ
れによって、ケーブルの引張りと曲げの組み合わせによ
って発生されるより極端な応力は、経験していない。延
長部材案内400の好適な実施例では、ライニング40
6が延長部材案内400とケーブルシステム16との間
に取り付けられており、それらの間に摩耗を誘発せずに
それらの間でのクランプ摩耗を限定するものである。
【0093】従って、ここで特許請求されている発明
は、その精神や必須の特徴から逸脱しない限り多くの代
替の同等に満足のいく実施例を有していることは明らか
である。ここでの教示の利益を受ける当業者は、上記パ
ラグラフで説明されているように、ここで開示された好
適な実施例に関する有利な変更や改造を素早く実施する
ことになるが、それらの全ては本発明の技術的範囲内に
入るものと考えられる。例えば、好適な実施例での全て
のケーブルは、それらの高い腐食抵抗性や密度や弾性係
数や、またそれらの支承圧力に対するより低い感受性に
よって錠締めコイル鋼となっている。しかし、他のタイ
プのケーブルも、幾つかの実施例には適用できよう。上
記の好適な実施例は、結果的に図解のためと考えるべき
であり、本発明の技術的範囲を制限するものではないと
考えるべきである。 [図面の簡単な説明]
【図1−5】ガーハード ミュラー氏に1978年1月
24日に付与された米国特許第4,069,765号に
開示され、特許請求された従来技術の索道システムを示
しており、ここでの図3−7に対応している。
【図6】ここで説明されている本発明の索道システムの
上部サドルと下部サドルを有した支柱を示す立面図であ
る。
【図7A−G】新しい支柱の上部サドルを示しており;
図7A、図7B、図7C−Dは、各々部分断面の上部サ
ドルの基礎の側部立面図;破断等角図;立面図及び平面
図である。
【図7H−L】図7Hは図6の支柱の下部サドルの立面
図を示しており;図7Iは図7Hの平面図;図7Jは図
7Hにおいて断面7J−7Jに沿って取られた平面図;
図7Kは図7Hにおいて断面7K−7Kに沿って取られ
た立面図;図7Lは図7Hにおいて7L−7Lに沿って
取られた立面図である。
【図7M−N,P−Q】図7M−N、Pは、下部サドル
の横断方向の接続フレームと主梁とを示しており;図7
Mは部分立面図;図7Nは図7Mにおける断面7N−7
Nに沿って取られた側立面図;図7Pは図7Mの部分平
面図;図7Qは図7Mの断面7Q−7Qに沿って取られ
た立面図である。
【図7R−7U】下部サドルの第3梁と懸架ロッド/交
差結合線の組立体を示しており;図7Rは立面図;図7
Sは図7Rにおいて断面7S−7Sに沿って取られた側
部立面図;図7Tは図7Rにおいて断面7T−7Tに沿
って取られた側部立面図;図7Uは図7Rにおいて断面
7U−7Uに沿って取られた平面図である。
【図7V−7X】下部サドルの均等化梁を示しており;
図7Vは立面図;図7Wは図7Vの平面図;図7Xは図
7Wにおける断面7X−7Xに沿って取られた側部立面
図である。
【図7V−7X】下部サドルの均等化梁を示しており;
図7Vは立面図;図7Wは図7Vの平面図;図7Xは図
7Wにおいて断面7X−7Xに沿って取られた側部立面
図である。
【図7Y,Z】図7Yは安定化ショックアブゾーバと補
強棒を付加した管状支柱支持梁に接続された下部サドル
の代替実施例の側部立面図であり、図7Zは管状支柱支
持梁に接続された下部サドルの代替実施例の部分等角図
である。
【図7AA】垂直材の下方端が貫通している開口を上方
端に有した管状基礎支柱によって支持された上部サドル
を示した支持支柱の側部立面図である。
【図7AB−7AE】一組のケーブルクランプホィール
組立体を介して基礎支柱の頂部上に吊架ケーブルを支持
する代替上部サドルを示しており;図7ABは基礎支柱
の頂部上に搭載された代替上部サドルの側部立面図;図
7ACはローラベースとホィール支承部材の頂部に支持
されたケーブルクランプホィール組立体の一つの端部立
面図;図7ADはケーブルクランプホィール組立体の一
つの平面図;図7AEはケーブルクランプホィール組立
体の一つの側部立面図である。
【図8A−B】新しいシステムにおける軌道ケーブルシ
ステムのハンガー、交差結合線及びレールを等角図で示
しており;図8Aは部分展開斜視図;図8Bは立面図で
ある。
【図9A−B】図8Aの線9A−9Aに沿った断面で且
つ部分的に切り欠いて、新しいシステムのハンガー、交
差結合線及び電力レールを示しており;図9Aは吊架ケ
ーブルシステムの水平断面図を示し;図9Bは吊架ケー
ブルシステムの傾斜断面を示している。
【図10A−C】新しいシステムにおける軌道ケーブル
システムの交差結合線、ケーブル及びレールを示してお
り;図10Aは仮想線での頂面図;図10Bは図10A
において線10B−10Bに沿った断面で部分的に切り
欠いて示しており;図10Cは端面図である。
【図11A−D】スパンの中間点で吊架ケーブルシステ
ムと軌道ケーブルシステムとを締着する均力化組立体を
示している。
【図11E】代替均力化組立体の等角図を示している。
【図11F−11L】第2の代替の均力化組立体を示し
ており;図11Fは第2の代替の均力化組立体の等角図
を示し;図11Gは均力化組立体の中央部分を通った横
断面を示し;図11Hは図11Gに示されているように
線A−Aに沿って取られた横断面図;図11Iは図11
Gに示されているように線B−Bに沿って取られた横断
面図;図11Jは均力化組立体の一部分の平面図;図1
1Kは図11Jに示されているように線C−Cに沿って
取られた横断面;図11Lは第2の代替の均力化組立体
の端部立面図を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェットスタイン, ハンズ スイス連邦, フィスリスバッハ シー エイチ−5442, クララスストラッセ 12 (72)発明者 アーシェイム, パー スイス連邦, ヴェヴェイ シーエイチ −1800, アヴェニュー デ コールシ アー 1, ピー.オー.ボックス 59 (72)発明者 パギン, アンドレ, オー スイス連邦, コールセオークス シー エイチ−1802, ペティット センテナ イレ 2 (56)参考文献 特開 昭51−85138(JP,A) 実公 昭47−5124(JP,Y1) 米国特許4264996(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01B 25/18

Claims (59)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物が移動して行く軌道を提供する高架
    索道システムであって: 吊架ケーブルシステム16と; 上記高架索道システムを移動する乗物12のホイールを
    支持するために上記吊架ケーブルシステム16から吊ら
    れた一対の軌道ケーブルシステム14と; 上記吊架ケーブルシステム16から上記軌道ケーブルシ
    ステム14を吊るための複数のハンガー27と; 上記吊架ケーブルシステム16と上記一対の軌道ケーブ
    ルシステム14を支持する複数の支柱17と、から構成
    されており、該支持支柱17の少なくとも一つは: 基礎支柱21と、 上記一対の軌道ケーブルシステム14を支持するために
    基礎支柱21によって支持された下部サドル200であ
    って、該下部サドル200が、上記軌道ケーブルシステ
    ムを移動する乗物12によって加えられ、上記軌道ケー
    ブルシステム14の一部分を横切って加えられる負荷を
    上記一つの支柱17に伝達するために基礎支柱21に旋
    回可能に搭載されたリンク手段を有しているものと、 上記吊架ケーブルシステム16を支持し且つ上記索道シ
    ステムに加えられる力に応答して上記吊架ケーブルシス
    テムの撓みに対処するように基礎支柱21によって支持
    された上部サドル30と、から構成されている高架索道
    システムにおいて、 上記一つの支柱17の下部サドル200は: 基礎支柱21,23,29に搭載された横断支柱梁20
    2と; 負荷の垂直方向成分を上記横断支柱梁202に伝達する
    ために上記横断支柱梁に旋回可能に接続された手段20
    4と; 上記垂直負荷伝達手段によって担持された複数の交差結
    合線255,256と; 負荷の横方向成分を上記横断支柱梁202に伝達するた
    めに上記交差結合線255,256によって部分的に支
    持された手段260と、から構成され、 上記上部サドルは、それに吊架ケーブルシステムのケー
    ブルをしっかり取り付けるケーブル取付け組立体を有す
    る高架索道システム。
  2. 【請求項2】 上記一つのハンガー27は: 上部片92及び下部片94と、それらの間で相対移動す
    るようにそれら上部片92と下部片94を連結する継手
    96とを有したハンガー部材91であって、上記少なく
    とも一つのハンガー27がハンガー部材91の第一端に
    よって上記吊架ケーブルシステム16から吊られるよう
    になっているものと; 上記軌道ケーブルシステム14を支持するために、上記
    吊架ケーブル16に対して遠位の第2端において旋回可
    能にハンガー部材91に搭載されたハンガー交差結合線
    25と; ハンガー交差結合線25に取り付けられた軌道ケーブル
    案内102と、から構成されている請求項1記載の高架
    索道システム。
  3. 【請求項3】 更に、上記吊架ケーブルシステム16と
    上記軌道ケーブルシステム14の間において張力を均等
    化させるために高架索道システムにおける支持支柱17
    間の幾つかの点で上記吊架ケーブルシステム16を上記
    一対の軌道ケーブルシステムに結合する均力化組立体3
    00であって、上記吊架ケーブルシステム16と上記軌
    道ケーブルシステムのケーブルをそれらの各々の周面の
    周りで摩擦係合し且つ上記吊架ケーブルシステム16と
    上記軌道ケーブルシステム14によって加えられる力を
    上記吊架ケーブルシステム16のケーブルと上記軌道ケ
    ーブルシステム14のケーブルの中に伝達するケーブル
    被覆部材304,302のシステムから構成されている
    均力化組立体から構成されている請求項1記載の高架索
    道システム。
  4. 【請求項4】 一対の軌道ケーブルシステム14を支持
    するために高架索道システムに使用する下部サドルであ
    って、そこで、該下部サドル200が、軌道ケーブルシ
    ステムを移動する乗物によって加えられ、軌道ケーブル
    システムの一部分を横切って加えられる負荷を支柱に伝
    達するようになっているものであり、該下部サドル20
    0は: 基礎支柱に搭載された横断支柱梁202と; 負荷の垂直方向成分を上記横断支柱梁202に伝達する
    ために上記横断支柱梁に旋回可能に接続された第一負荷
    伝達部材214,224,246,225,238,2
    39と; 該垂直方向負荷伝達手段によって担持された複数の交差
    結合線255,256と; 負荷の横方向成分を上記横断支柱梁202に伝達するた
    めに上記交差結合線255,256によって部分的に支
    持された第二負荷伝達部材260と、から構成されてい
    ることを特徴とする下部サドル。
  5. 【請求項5】 上記第一負荷伝達部材214,224,
    246,225,235,238,239は、上記第二
    負荷伝達部材から独立して作動する負荷緩和システムと
    なっている請求項4記載の下部サドル。
  6. 【請求項6】 上記第一負荷伝達部材は: 第1垂直面で回転するように長手方向軸線の中心で旋回
    可能に横断支柱梁202に搭載された主梁214と; 第1垂直面で回転するように主梁214のほぼ各端で各
    々長手方向軸線の中心で旋回可能に主梁214に搭載さ
    れた一対の第2梁224,225と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁224,22
    5のほぼ各端で各第2梁224,225の一本に各々長
    手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁
    238,239と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁のほぼ各端で
    各々の第3梁の一本に、各々端の一方で旋回可能に搭載
    された8本の懸架ロッド246であって、各懸架ロッド
    246の他方端が第1垂直面で交差結合線255,25
    6が回転するように交差結合線255,256の長手方
    向軸線の中心で旋回可能に交差結合線255,256に
    接続されていて、交差結合線が軌道ケーブルシステム1
    4を支持しているものと、から構成されている請求項5
    記載の下部サドル。
  7. 【請求項7】 上記横方向負荷伝達手段は: 上記交差結合線255,256を横切って横断方向に担
    持された均等化梁260と; 該均等化梁と係合するように上記横断支柱梁202によ
    って担持された横支持間柱282と、から構成されてい
    る請求項4記載の下部サドル。
  8. 【請求項8】 均等化梁260は、異なった長さの重ね
    板264,266,268,270を有している請求項
    7記載の下部サドル。
  9. 【請求項9】 均等化梁260の幅は、その長さ方向に
    渡って変化している請求項7記載の下部サドル。
  10. 【請求項10】 一対の軌道ケーブルシステム14を支
    持するために高架索道システムに使用する下部サドル2
    00であって、そこで、該下部サドルが、軌道ケーブル
    システム14を移動する乗物12によって加えられ、軌
    道ケーブルシステム14の一部分を横切って加えられる
    負荷を支柱17に伝達するようになっているものであ
    り、該下部サドル200は: 基礎支柱21に搭載された横断支柱梁202と; 上記横断支柱梁202の一端近くに接続されていて且つ
    それから下方向に延びて負荷を支柱17に伝達する横断
    接続フレーム204と; 負荷の垂直方向成分を上記横断接続フレーム204に伝
    達するために上記横断接続フレーム204に旋回可能に
    接続された手段214,224,246,225,23
    8,239と; 上記垂直方向負荷伝達手段によって担持された複数の交
    差結合線255,256と; 負荷の横方向成分を上記横断接続フレーム204に伝達
    するために上記交差結合線255,256によって部分
    的に支持された手段260と、から構成されていること
    を特徴とする下部サドル。
  11. 【請求項11】 上記横方向負荷伝達手段は: 上記交差結合線255,256を横切って横断方向に担
    持された均等化梁260と; 均等化梁と係合するように上記横断接続フレーム204
    によって担持された横支持間柱285と、から構成され
    ている請求項10記載の下部サドル。
  12. 【請求項12】 上記垂直負荷伝達手段は: 第1垂直面で回転するように横断接続フレーム204に
    長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された主梁214
    と; 第1垂直面で回転するように主梁214のほぼ各端で各
    々長手方向軸線の中心で旋回可能に主梁214に搭載さ
    れた一対の第2梁224,225と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁224,22
    5のほぼ各端で各第2梁224,225の一本に各々長
    手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁
    238,239と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁238,23
    9のほぼ各端で各々の第3梁の一本に、各々端の一方で
    旋回可能に搭載された8本の懸架ロッド246であっ
    て、各懸架ロッド246の他方端が第1垂直面で交差結
    合線255,256が回転するように交差結合線の長手
    方向軸線の中心で旋回可能に交差結合線255,256
    に接続されていて、交差結合線255,256が軌道ケ
    ーブルシステムを支持しているものと、から構成されて
    いる請求項10記載の下部サドル。
  13. 【請求項13】 高架索道システムにおいて一対の軌道
    ケーブルシステム14を支持し且つ軌道ケーブルシステ
    ム14を移動する乗物12によって加えられる力に応答
    して軌道ケーブルシステム14の撓みに対処する下部サ
    ドル200であって: 基礎支柱21に横断方向に搭載された横断支柱梁202
    と、 第1垂直面で回転するように横断支柱梁202に長手方
    向軸線の中心で旋回可能に搭載された主梁214と、 第1垂直面で回転するように主梁214のほぼ各端で各
    々長手方向軸線の中心で旋回可能に主梁214に搭載さ
    れた一対の第2梁224,225と、 第1垂直面で回転するように一本の第2梁224,22
    5のほぼ各端で各第2梁224,225の一本に各々長
    手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁
    238,239と、 第1垂直面で回転するように一本の第3梁238,23
    9のほぼ各端で各々の第3梁238,239の一本に、
    各々端の一方で旋回可能に搭載された8本の懸架ロッド
    246であって、各懸架ロッド246の他方端が第1垂
    直面で懸架交差結合線255,256が回転するように
    懸架交差結合線255,256の長手方向軸線の中心で
    旋回可能に懸架交差結合線に接続されていて、懸架交差
    結合線255,256が軌道ケーブルシステムを支持し
    ているものと、 上記軌道ケーブルシステム14に渡って乗物12によっ
    て加えられる力を更に均等化するために交差結合線25
    5,256に跨る異なった長さの重ね板264,26
    6,268,270を有し、長さ方向に渡って幅を変え
    ている均等化梁260と; 均等化梁260と係合するように上記横断接続フレーム
    204によって担持された横支持間柱282と、から構
    成されていることを特徴とする下部サドル。
  14. 【請求項14】 高架索道システムにおける一対の軌道
    ケーブルシステム14に加えられる垂直方向負荷を支柱
    17に伝達するシステムであって: 第1垂直面で回転するように支柱21に長手方向軸線の
    中心で旋回可能に搭載された主梁24と; 第1垂直面で回転するように主梁214のほぼ各端で各
    々長手方向軸線の中心で旋回可能に主梁214に搭載さ
    れた一対の第2梁224,225と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁のほぼ各端で
    各第2梁224,225の一本に各々長手方向軸線の中
    心で旋回可能に搭載された4本の第3梁238,239
    と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁238,23
    9のほぼ各端で各々の第3梁238,239の一本に、
    各々端の一方で旋回可能に搭載された8組の懸架ロッド
    246であって、各懸架ロッド246の他方端が第1垂
    直面に直交している第2垂直面で交差結合線255,2
    56が回転するように交差結合線255,256の長手
    方向軸線の中心で旋回可能に交差結合線255,256
    に接続されていて、交差結合線255,256が軌道ケ
    ーブルシステム14を垂直方向で支持しているものと、
    から構成されていることを特徴とする垂直方向負荷伝達
    システム。
  15. 【請求項15】 更に、上記軌道ケーブルシステム14
    に加えられる横方向負荷を伝達するシステムから構成さ
    れており、該横方向負荷伝達システムは: 上記軌道ケーブルシステム14を横方向で支持するため
    に上記交差結合線255,256を横切って横断方向に
    担持された均等化梁260と; 該均等化梁260と係合するように上記支柱17に接続
    された横支持間柱286と、を有している請求項14記
    載の垂直方向負荷伝達システム。
  16. 【請求項16】 更に、8組の懸架ロッド246の1組
    の搭載端近くの1本の第3梁239のほぼ各端において
    各々の第3梁239の一本に各々端の一方で旋回可能に
    搭載された4組のショックアブゾーバ249から構成さ
    れており、各ショックアブゾーバ249の他方端は、シ
    ョックアブゾーバの一方端が接続されている第3梁23
    9のほぼ他方端で接続されている懸架ロッド246の組
    の他方端近くで交差結合線255に旋回可能に接続され
    ており、かくして、ショックアブゾーバ249は、懸架
    ロッド246と第3梁239とが互いに相対的に回転す
    る割合を低下させることで軌道ケーブルシステム14に
    加えられる垂直方向負荷の衝撃を更に低減するようにし
    ている請求項14記載の垂直方向負荷伝達システム。
  17. 【請求項17】 更に、各々端の一方で交差結合線25
    5,256に第1懸架ロッドの下方端近くで旋回可能に
    搭載された4本の補強ロッド247から構成されてお
    り、各補強ロッド247のもう一つ別の端は、第1懸架
    ロッド246が吊り下がっている第3梁239の対向端
    に接続されている第2懸架ロッド246の下方端とその
    ロッド近くで交差結合線255,256に旋回可能に接
    続されている請求項14記載の垂直方向負荷伝達システ
    ム。
  18. 【請求項18】 高架索道システムにおける吊架ケーブ
    ルシステム16を支持し且つ吊架ケーブルシステム16
    から支持された一対の軌道ケーブルシステム14を移動
    する乗物12によって加えられる力に応答して上記吊架
    ケーブルシステム16の撓みに対処するように基礎支柱
    21によって支持された上部サドル30,31であっ
    て: 基礎支柱21に取り付けられた支承組立体35,60,
    135と; 上記基礎支柱21の周りで旋回可能となるように該支承
    組立体に取り付けられたケーブル取付け組立体40,4
    1,42,140であって、該ケーブル取付け組立体
    は、吊架ケーブルシステム16を支持するために吊架ケ
    ーブルシステム16のケーブルをそこに結合し、吊架ケ
    ーブルシステム16は、上記支承組立体35,60,1
    35に対して移動可能である、ケーブル取付け組立体
    と、から構成されている上部サドル。
  19. 【請求項19】 上記支承組立体35,60,135
    は、垂直材を旋回可能に基礎支柱に搭載する組立材から
    構成されている請求項18記載の上部サドル。
  20. 【請求項20】 上記ケーブル取付け組立体40,4
    1,42,140は: 上記支承組立体35,60,135に旋回可能に搭載さ
    れた垂直材32,33と; 吊架ケーブルシステム16を支持するために垂直材に搭
    載され且つそれを覆う継手40,41と、から構成され
    ている請求項19記載の上部サドル。
  21. 【請求項21】 更に、軌道ケーブルシステムを移動す
    る乗物12によって加えられる力に応答して垂直材3
    2,33が撓むと垂直材に生じる動的負荷を支承する手
    段66から構成されている請求項20記載の上部サド
    ル。
  22. 【請求項22】 上記の垂直材32,33を旋回可能に
    搭載する組立体は、軌道ケーブルシステム14を移動す
    る乗物12によって加えられる力に応答して垂直材が撓
    むと垂直材に生じる動的負荷を支承する手段66を有し
    ている請求項20記載の上部サドル。
  23. 【請求項23】 上記継手46は: 継手基礎46と; 継手基礎46に取り付けられ且つ継手基礎46からほぼ
    垂直に延び、隔設された少なくとも2つの支持部材48
    と; 一端で該支持部材48に係合するために且つ第2端でケ
    ーブルを受け入れるためにソケットが取り付けられたケ
    ーブルコネクター42と; ケーブルコネクター42が上記継手に対して旋回できる
    ようにケーブルコネクターを支持部材48に結合する手
    段と、から構成されている請求項20記載の上部サド
    ル。
  24. 【請求項24】 上部サドル31は、垂直材の下方端が
    貫通して延びている開口を上方端に有した管状基礎支柱
    23によって支持されており、また搭載組立体は、軌道
    ケーブルシステム14を移動する乗物12によって加え
    られる力に応答して、基礎支柱内の枢支点の周りで垂直
    材33が回転できるようにしている請求項20記載の上
    部サドル。
  25. 【請求項25】 上記支承組立体135は: 基礎支柱の上部に接続するベースプレート136であっ
    て、該ベースプレートが支承組立体135の付加部品を
    支持する台を提供するものと; 上記ベースプレート136と支持された吊架ケーブルシ
    ステム16との間で垂直に分離するために上記ベースプ
    レート136から垂直に延びた支持部材137と; 頂部が吊架ケーブルシステム16をしっかり取り付ける
    上記ケーブル取付け組立体140の移動パターンを画定
    する基礎面を提供するために上記垂直支持部材138の
    頂部で支持されたローラベース138と; 上記ケーブル取付け組立体140が移行する面を提供す
    るために上記ローラベース138の頂部上に支持された
    少なくとも一つのホィール支承部材139と、から構成
    されている請求項18記載の上部サドル。
  26. 【請求項26】 上記ケーブル取付け組立体140は、
    吊架ケーブルシステム16上にクランプし且つ上記の少
    なくとも一つのホィール支承材139に対して吊架ケー
    ブルシステム16が撓めるようにする複数のケーブルク
    ランプホィール組立体141,144,145から構成
    されている請求項25記載の上部サドル。
  27. 【請求項27】 垂直に延びている上記支持部材137
    は、アーチ状ローラベースを支持するアーチ状上面を有
    している請求項26記載の上部サドル。
  28. 【請求項28】 上記ローラベース138は、上記支持
    部材137の頂部に嵌合するために上記支持部材137
    の曲率と一致した曲率に湾曲されたプレートとなってい
    る請求項27記載の上部サドル。
  29. 【請求項29】 上記の少なくとも一つのホィール支承
    部材139は、上記アーチ状ローラベース138の頂部
    に嵌合するために上記アーチ状ローラベース138の曲
    率と一致した曲率に主軸線周りで湾曲されたクレーンレ
    ールとなっている請求項28記載の上部サドル。
  30. 【請求項30】 少なくとも一つのホィール支承面に対
    して吊架ケーブルシステム16が撓むことができるよう
    にするための上記ケーブルクランプホィール組立体14
    1,144,145の各々は: 少なくとも一つのホィール141と; 該少なくとも一つのホィールに141取り付けられた軸
    142と; 該軸142に隣接して配置されたケーブルクランプ部材
    144,145と; 該ケーブルクランプ部材144,145に取り付けられ
    且つ上記ケーブルクランプ部材54と確実に回転可能関
    係で上記軸142を取り付けるために該軸142を捕獲
    する少なくとも一つの軸リテーナ143と; 上記ケーブルクランプ部材144,145内に嵌合され
    且つ吊架ケーブルシステム16の周りに嵌合され、また
    上記ケーブルクランプ部材144,145の完成時に上
    記ケーブルクランプ部材144,145を吊架ケーブル
    システムに吊架ケーブルシステム16を押し潰さずに接
    続するためにテフロンのライニング148と吊架ケーブ
    ルシステムとの間に適切な摩擦を与える少なくとも一つ
    のテフロンライニング148と、から構成されている請
    求項26記載の上部サドル。
  31. 【請求項31】 各ケーブルクランプ部材144,14
    5は、チャンネル、アングル及びプレートから構成され
    ている請求項30記載の上部サドル。
  32. 【請求項32】 吊架ケーブルシステムを移動する乗物
    12によって吊架ケーブルシステム16に加えられる負
    荷を低減する下部サドル200は、基礎支柱21に接続
    されている請求項18記載の上部サドル。
  33. 【請求項33】 吊架ケーブルシステム16と軌道ケー
    ブルシステム14との間で張力を均等化するために、高
    架索道システムにおける支持支柱17間の箇所で吊架ケ
    ーブルシステム16を一対の軌道ケーブルシステム14
    に結合する力均等化組立体300であって、吊架ケーブ
    ルシステム16と軌道ケーブルシステム14のケーブル
    をそれらの各々の周面周りで摩擦係合し且つ吊架ケーブ
    ルシステム16と軌道ケーブルシステム14によって加
    えられる力を吊架ケーブルシステム16のケーブルと軌
    道ケーブルシステム14のケーブルとの中に分散するた
    めのケーブル被覆部材302,304のシステムから構
    成されている均力化組立体300であって、 上記のケーブル被覆部材302,304のシステムは: 吊架ケーブルシステム16を中央チャンネル302B
    に、また上記軌道ケーブルシステム14を外側チャンネ
    ル302Aに受け入れるために表面長さに沿って少なく
    とも3本の平行チャンネル302A,302Bを形成し
    た均等化板302であって、チャンネル302A,30
    2Bの端部が外側にフレア加工されている点を除いて、
    チャンネルが各々のケーブルの周囲の約半分まで成形さ
    れているものと; 吊架ケーブルシステム16を中央チャンネル304B
    に、また上記軌道ケーブルシステム14を外側チャンネ
    ル304Aに受け入れるために第1表面の長さに沿って
    少なくとも3本の平行なチャンネル304A、304B
    を形成したクランプ板304であって、チャンネル30
    4A,304Bの端部が外側にフレア加工されている点
    を除いて、チャンネル304A,304Bが各々のケー
    ブルの周囲の約他の半分まで成形されていて、チャンネ
    ルの形成されたクランプ板304がケーブルカーのホィ
    ールによって係合されるようになっている第1面に対向
    した第2面を有していて、第2面がケーブルシステム1
    4,16によって加えられる応力に対処するために中央
    チャンネル304Bに対向して持ち上げられているもの
    と、から構成されており、 均力化板302のチャンネルの形成された面と、クラン
    プ板304の第一面とは、それら板が上記各々の吊架ケ
    ーブルシステムと軌道ケーブルシステムにおいて力を均
    等化するために、各チャンネル302A,302B,3
    04A,304B内に吊架ケーブルシステム16と軌道
    ケーブルシステム14を摩擦力でロックするように各々
    の孔を通して共にボルト308で固定できるように相補
    形になっており、組み立てられた板302,304のチ
    ャンネル302A,302B,304A,304Bの各
    々のフレア加工された端は、それら板302、304の
    端によるケーブル上の摩耗を低減するために上記各々の
    吊架ケーブルシステム16と軌道ケーブルシステム14
    の各々の周りの組立体の各端部に円錐台形状の腔所を形
    成している均力化組立体。
  34. 【請求項34】 上記ケーブル被覆部材302,304
    のシステム300は、均力化板302とクランプ板30
    4における各々の複数の相補形状孔308を貫通し且つ
    それら板302,304を共にクランプする複数のボル
    ト306を有している請求項33記載の均力化組立体。
  35. 【請求項35】 均力化板302とクランプ板304
    は、それら板302,304が組み立てられると、各々
    中心の2つの各チャンネル302B,304Bに2本の
    吊架ケーブル16を、また外側の4つの各チャンネル3
    02B,304Bに4本の軌道ケーブルを摩擦力でロッ
    クするように各表面の長さに沿って6つの平行なチャン
    ネル302A,302B,304A,304Bを形成し
    ている請求項33記載の均力化組立体。
  36. 【請求項36】 チャンネルの形成された面と対向した
    クランプ板304の面は、クランプされたケーブルシス
    テム14,16によって加えられる応力に対処するため
    に、中心の2つのチャンネル304Bに対向して持ち上
    げられている請求項35記載の均力化組立体。
  37. 【請求項37】 吊架ケーブルシステム16と軌道ケー
    ブルシステム14との間で張力を均等化するために、吊
    架ケーブルシステム16を軌道ケーブルシステム14に
    支持支柱17間の複数箇所で結合する力均等化組立体で
    あって、該力均等化組立体300は: 吊架ケーブルシステム16と軌道ケーブルシステム14
    のケーブルをそれらの各々の周面周りで摩擦係合し且つ
    吊架ケーブルシステム16と軌道ケーブルシステム14
    によって加えられる力を吊架ケーブルシステムのケーブ
    ル16と軌道ケーブルシステム14のケーブルとの中に
    分散するためのケーブル被覆部材302,304のシス
    テムから構成され、 ケーブル被覆部材は: ケーブルをピン接続部に接続すめための複数の亜鉛ソケ
    ット334と; フレームの長手方向軸線に対して鋭角度から、またフレ
    ームの長手方向軸線と平行なケーブル接続部から亜鉛ソ
    ケット334のピン接続部を受け入れ、それらを介して
    力を吊架ケーブルシステム16と一対の軌道ケーブルシ
    ステム14の中に分散するケーブル接続部を有したフレ
    ーム333と、を有している均力化組立体。
  38. 【請求項38】 吊架ケーブルシステム16と軌道ケー
    ブルシステム14との間で張力を均等化するために、吊
    架ケーブルシステム16を軌道ケーブルシステム14支
    持支柱17間の複数箇所で結合する力均等化組立体であ
    って、該力均等化組立体300は、吊架ケーブルシステ
    ム16と軌道ケーブルシステムのケーブルをそれらの各
    々の周面周りで摩擦係合し且つ吊架ケーブルシステムと
    軌道ケーブルシステム14によって加えられる力を吊架
    ケーブルシステムのケーブルと軌道ケーブルシステムの
    ケーブルとの中に分散するためのケーブル被覆部材30
    2,304のシステムから構成され、 上記ケーブル被覆部材は、フレーム333の長手方向軸
    線に対して鋭角度から、またフレームの長手方向軸線と
    平行なケーブル接続部から亜鉛ソケット334のピン接
    続部を受け入れ、それらを介して力を吊架ケーブルシス
    テム16と一対の軌道ケーブルシステム14の中に分散
    するケーブル接続部を備えたフレーム333を有してい
    る均力化組立体。
  39. 【請求項39】 上記フレーム333は: 吊架ケーブルシステム16を各端に接続するためにU−
    形状端部338を備えた細長い板を有した基礎フレーム
    336と、 軌道ケーブルシステムのケーブル14を接続するために
    上記基礎フレーム336の長手方向軸線に対して鋭角度
    で上記基礎フレーム336の細長い板の垂直面に取り付
    けられた複数の斜め接続板344と、 交差部材346の外端にホィール支持レール350,3
    54を担持するために細長い板の両面上において上記基
    礎フレームの細長い板の面から延びた複数の交差部材3
    46と、から構成されている請求項38記載の均力化組
    立体。
  40. 【請求項40】 上記フレーム333は、更に、上記交
    差部材346を横方向で支持するために上記交差部材の
    間で該交差部材から直角に延びた複数の補強棒352か
    ら構成されている請求項39記載の均力化組立体。
  41. 【請求項41】 上記基礎フレーム336の各々のU−
    形状端338は、上でケーブル接続が行われている脚3
    40,342を有しており、これらの脚は、吊架ケーブ
    ルシステム16の各ケーブルの脚340,342への接
    続部間に隙間を与えるように異なった長さを有している
    請求項39記載の均力化組立体。
  42. 【請求項42】 上記基礎フレーム336のU−形状端
    338の各脚340,342は、吊架ケーブルシステム
    16のケーブルに接続された接続ピンを受け入れる孔を
    有している請求項39記載の均力化組立体。
  43. 【請求項43】 上記基礎フレーム336のU−形状端
    338の各脚340,342は、吊架ケーブルシステム
    16のケーブルに接続された接続ピンを受け入れる孔を
    有している請求項41記載の均力化組立体。
  44. 【請求項44】 各斜めの接続板344は、軌道ケーブ
    ルシステム14のケーブルに接続される接続ピンを受け
    入れる孔を有している請求項39記載の均力化組立体。
  45. 【請求項45】 各上記交差部材346は、上記ホィー
    ル支持レールを高くするために上記交差部材346と上
    記ホィール支持レール350,354との間に間隔板3
    48をその端で支持している請求項39記載の均力化組
    立体。
  46. 【請求項46】 上記ホィール支持レール350,35
    4は、高架索道システムを移動する乗物12のホィール
    を支持するために上記フレーム333の頂部に接続され
    ている請求項39記載の均力化組立体。
  47. 【請求項47】 上記ホィール支持レール350,35
    4は、軌道ケーブルシステム14のケーブルがホィール
    支持レール350,354の側面を貫通できるようにす
    るために、それらの底側にチャンネルを切削形成してい
    る請求項46記載の均力化組立体。
  48. 【請求項48】 吊架ケーブルシステム16と軌道ケー
    ブルシステム14との間で張力を均等化するために、高
    架索道システムにおける支持支柱17間の箇所で吊架ケ
    ーブルシステム16を一対の軌道ケーブルシステム14
    に結合する力均等化組立体300であって、該力均等化
    組立体300は: 組立体367と、 吊架ケーブルシステム16を把持し、且つ吊架ケーブル
    システムクランプ370と組立体367との間で配分さ
    れた力を低下させるように移動可能に組立体367に取
    り付けられている吊架ケーブルシステムのクランプと、 一対の軌道ケーブルシステムを把持し、且つ軌道ケーブ
    ルシステム14のクランプ368と組立体との間に配分
    された力を低下させるために移動可能に組立体367に
    取り付けられている一対の軌道ケーブルシステムのクラ
    ンプ368であって、該一対の軌道ケーブルシステムの
    クランプ368の頂面が、高架索道システムを移動する
    乗物12のホィールによって係合されるようになってい
    るものと、から構成されている均力化組立体。
  49. 【請求項49】 均力化組立体300は: 縦長フレーム372と、 中央近くで吊架ケーブルクランプ370を、また交差延
    長部374,376,378,380の両端近くで軌道
    ケーブルクランプ368を支持するように各々縦長フレ
    ーム372に取り付けられた複数の交差延長部374,
    376,378,380と、 間で移動可能で且つ減衰された係合を行うために交差延
    長部374,376,378,380と軌道ケーブルシ
    ステムクランプ368との間に配置された複数のスプリ
    ング390と、 間で移動可能で且つ減衰された係合を行うために交差延
    長部374,376,378,380と吊架ケーブルシ
    ステムクランプ370との間に配置された複数のスプリ
    ング390と、から構成されている請求項48記載の均
    力化組立体。
  50. 【請求項50】 縦長フレーム372は、交差延長部3
    74,376,378,380を支持するために均力化
    組立体300の長さ方向に渡って延びた一対の平行梁3
    72から構成されている請求項49記載の均力化組立
    体。
  51. 【請求項51】 交差延長部374,376,378,
    380は: 縦長フレーム372から垂直に延びたコラム374と、 コラム374に横方向支持を与えるために連続コラム3
    74間に取り付けられた横方向補強板376と、 吊架ケーブルシステムのクランプ370を摺動可能に支
    持するためにコラム374の頂部近くに取り付けられた
    間隔板378A,378Bと、 反作用板382と隣接した吊架ケーブルシステム370
    のクランプとの間に配置されたスプリングに支承面を与
    えるために交互の一対の隣接間隔板378A,378B
    間に取り付けられた吊架ケーブル反作用板382と、 縦長フレーム372の各側で軌道ケーブルシステムクラ
    ンプ368を摺動支持するために縦長フレーム372に
    取り付けられたウイング板380と、 各反作用板388と隣接軌道ケーブルシステムクランプ
    368との間に配置されたスプリング390に支承面を
    与えるために隣接ウイング板380の交互した一対の隣
    接ウイング板間に取り付けられた軌道ケーブル反作用板
    388と、から構成されている請求項50記載の均力化
    組立体。
  52. 【請求項52】 吊架ケーブルシステムのクランプ37
    0は: 吊架ケーブルシステム16を受け入れるためにチャンネ
    ルを備えた組立体367部分間に配置されたクランプ摺
    動体394と、 吊架クランプ摺動体394にボルト締めし且つ吊架ケー
    ブルシステム16を間にしっかりと取り付けるために吊
    架クランプ摺動体394の平行チャンネルと相補形状を
    成したチャンネルを備えたクランプ板396とから構成
    されている請求項48記載の均力化組立体。
  53. 【請求項53】 一対の軌道ケーブルシステムクランプ
    368の各々は: 軌道ケーブルシステム14を受け入れるために少なくと
    も2本の平行なチャンネルを備えた組立体367部分間
    に配置されたクランプ摺動体394と、 軌道クランプ摺動体394にボルト締めし且つ軌道ケー
    ブルシステム394を間にしっかりと取り付けるために
    軌道クランプ摺動体394の平行チャンネルと相補形状
    を成した少なくとも2本の平行チャンネルを備えたクラ
    ンプ板396と、から構成されている請求項48記載の
    均力化組立体。
  54. 【請求項54】 交差延長部374,376、378、
    380と軌道ケーブルシステムクランプ368との間に
    配置されたスプリング390のバネ定数は、軌道ケーブ
    ル14に加えられる力を軌道ケーブルシステムクランプ
    360の各々により等しく分散するため変えられる請求
    項49記載の均力化組立体。
  55. 【請求項55】 交差延長部374,376、378、
    380と吊架ケーブルシステムクランプ370との間に
    配置されたスプリング384のバネ定数は、吊架ケーブ
    ルに加えられる力を吊架ケーブルシステムクランプの各
    々により等しく分散するため変えられる請求項49記載
    の均力化組立体。
  56. 【請求項56】 吊架ケーブル反作用板382は: T−形状楔386を受け入れるために中央脚を貫通した
    腔所を、またスプリング384を受け入れるために面に
    孔を備えたT−形状体385と、 T−形状体385内への挿入のために、且つ吊架ケーブ
    ルシステムクランプ370と吊架ケーブル反作用板38
    2との間に配置されたスプリング384をそれによって
    圧縮し且つ活性化させるために二重面取りされた前縁を
    備えたT−形状楔386と、から構成されている請求項
    51記載の均力化組立体。
  57. 【請求項57】 軌道ケーブル反作用板388は: T−形状楔392を受け入れるために中央脚を貫通した
    腔所を、またスプリングを受け入れるために面に孔を備
    えたT−形状体391と、 T−形状391体内への挿入のために、且つ吊架ケーブ
    ルシステムクランプ370と吊架ケーブル反作用板38
    2との間に配置されたスプリング390をそれによって
    圧縮し且つ活性化させるために二重面取りされた前縁を
    備えたT−形状楔392とから構成されている請求項5
    1記載の均力化組立体。
  58. 【請求項58】 組立体367は、更に吊架ケーブルシ
    ステムクランプ370への接続部における吊架ケーブル
    システム16の湾曲による吊架ケーブルシステム16上
    の摩耗を低減するために、吊架ケーブルシステム16の
    吊架ケーブルシステムクランプ370内への摺動案内を
    行う延長部材案内400から構成されている請求項48
    記載の均力化組立体。
  59. 【請求項59】 上記延長部材案内400は: 吊架ケーブルシステム16の周りに嵌合するように組立
    体367の各長手方向端から外側に延びた一対の対向部
    材402,404と、 一対の対向部材と吊架ケーブルシステム16との間に嵌
    合し、また間における摩耗を低減しつつ、間にクランプ
    摩擦力を与える複数のライニング406と、から構成さ
    れている請求項58記載の均力化組立体。
JP2000524518A 1997-12-05 1997-12-05 高架索道システム Expired - Fee Related JP3342476B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1997/022323 WO1999029960A1 (en) 1997-12-05 1997-12-05 Elevated cableway system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001526334A JP2001526334A (ja) 2001-12-18
JP3342476B2 true JP3342476B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=22262211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000524518A Expired - Fee Related JP3342476B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 高架索道システム

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP1036238B1 (ja)
JP (1) JP3342476B2 (ja)
KR (1) KR100294270B1 (ja)
CN (1) CN1103395C (ja)
AT (1) ATE235605T1 (ja)
AU (1) AU734946C (ja)
CA (1) CA2311762C (ja)
DE (1) DE69720296T2 (ja)
HK (1) HK1027605A1 (ja)
WO (1) WO1999029960A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10051513A1 (de) * 2000-10-17 2002-04-25 Aloys Wobben Windpark
CN101063285B (zh) * 2007-05-11 2011-05-11 中国电力科学研究院 塔架高度可调的双承载索货运索道
CN101367166B (zh) * 2008-09-28 2010-06-02 武汉船用机械有限责任公司 一种悬索桥主索鞍的加工方法
CN101664876B (zh) * 2009-09-09 2011-08-24 四川天元机械工程股份有限公司 大型悬索桥散索鞍加工方法
CN101935978B (zh) * 2010-08-16 2013-02-13 同济大学 索轨高架及其专用轨道行车
CN101941440B (zh) * 2010-09-19 2012-11-14 湖南路桥建设集团公司 一种用于索道运输系统的吊鞍
CN103523024A (zh) * 2013-10-31 2014-01-22 戴长虹 城际空中轨道交通系统
CN112581560B (zh) * 2020-12-15 2022-09-20 卡斯柯信号有限公司 一种电子地图中的坡度信息自动生成方法
CN113638306B (zh) * 2021-08-20 2023-06-02 湖南科技大学 一种桥梁吊杆阻尼索减振装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2553746C3 (de) * 1974-12-10 1980-01-17 Gerhard Dietlikon Mueller (Schweiz) Tragsystem für eine Hängebahn
CH592206A5 (en) * 1975-04-22 1977-10-14 Mueller Gerhard Cableway anchoring for cables and supports - connects cables with slope ensuring smooth vehicle passage over anchors
CH626021A5 (ja) * 1977-11-14 1981-10-30 Rudolf Baltensperger
EP0207887A1 (fr) * 1985-06-27 1987-01-07 Ateliers de Constructions Mecaniques de Vevey S.A. Installation de transport public roulant sur une voie suspendue

Also Published As

Publication number Publication date
CN1103395C (zh) 2003-03-19
EP1036238A1 (en) 2000-09-20
AU734946B2 (en) 2001-06-28
EP1036238B1 (en) 2003-03-26
WO1999029960A1 (en) 1999-06-17
CA2311762A1 (en) 1999-06-17
JP2001526334A (ja) 2001-12-18
DE69720296D1 (de) 2003-04-30
CN1218748A (zh) 1999-06-09
DE69720296T2 (de) 2004-04-01
AU5374498A (en) 1999-06-28
AU734946C (en) 2004-03-25
KR100294270B1 (ko) 2001-09-17
HK1027605A1 (en) 2001-01-19
CA2311762C (en) 2005-05-03
ATE235605T1 (de) 2003-04-15
KR19990076760A (ko) 1999-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3342476B2 (ja) 高架索道システム
US6606954B1 (en) Elevated cableway system
JPS6071492A (ja) オ−バ−ヘツドトロリ−コンベヤ及びクレ−ンのための支持レ−ル装置
US6272999B1 (en) Elevated cableway system
US6302030B1 (en) Elevated cableway system
AU750771B2 (en) A system for transmitting vertical loads in an elevated cableway system
US6324990B1 (en) Elevated cableway system
US5720225A (en) Elevated cableway system
EP1054104B1 (en) Elevated cableway system
US20220063681A1 (en) Cable guiding device for urban or peri-urban aerial cableway system
NZ533577A (en) A force equalizing assembly for use in an elevated cableway system
NZ533578A (en) A force equalizing assembly for use in an elevated cableway system
NZ524529A (en) A system for transmitting vertical loads in an elevated cableway system
NZ524530A (en) An upper saddle for use in an elevated cableway system
KR20220000294U (ko) 강체전차선용 지지클램프

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees