JP2001526334A - 高架索道システム - Google Patents

高架索道システム

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JP2001526334A JP2000524518A JP2000524518A JP2001526334A JP 2001526334 A JP2001526334 A JP 2001526334A JP 2000524518 A JP2000524518 A JP 2000524518A JP 2000524518 A JP2000524518 A JP 2000524518A JP 2001526334 A JP2001526334 A JP 2001526334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 乗物が移動して行く軌道を提供する改良された索道システムが開示されている。改良されたシステムは、吊架ケーブルシステム(16)と軌道ケーブルシステム(14)とを有している。軌道ケーブルシステム(14)は、吊架ケーブルシステム(16)から吊られており、また乗物(12)が移動する軌道を支持している。複数のハンガー(27)が軌道ケーブルシステム(14)を吊架ケーブルシステム(16)から吊るために使用されている。複数の支柱(17)は、吊架と軌道のケーブルシステム(14、16)を支持している。支柱(17)は、基礎支柱(21)と、下部サドル(200)と、上部サドル(30)とを有している。下部サドル(200)は基礎支柱(21)に旋回可能に搭載されており、軌道ケーブルシステム(14)を支持している。下部サドル(200)の好適な実施例は、本システムを移動する乗物(12)によって支柱(17)に加えられる負荷を緩和する装置を有している。上部サドル(30)は、基礎支柱(21)によって支持されており、吊架ケーブルシステム(16)を支持しつつも他方で索道システムに加えられる力に応答して吊架ケーブルシステム(16)の撓わみを与えている。索道システムの好適な実施例は、ケーブルにおける引張り力を多くのケーブルの中で均等化させるために支持支柱(17)間の点で吊架ケーブルシステム(16)を軌道ケーブルシステム(14)に結合する均力化組立体(300)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、大量輸送システム等に使用される高架索道システムに関し、特に
そのようなシステムのための改良された索道に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの種類の高架索道システムが、大量輸送システムに使用されて来たし、ま
た提案されて来た。一つのその種のシステムは、1978年1月24日にガーハ
ード ミュラー氏に付与された米国特許第4,069,765号に開示されてお
り、また特許請求されている。このシステムは、懸架ブリッジや、又はケーブル
支持されたブリッジでもなければ、空中索道でもない。結果的に、どの標準的な
設計基準もミュラー氏の’765号特許のシステムに必ずしも当てはまるとは限
らない。
【0003】 かくして、ミュラー氏の’765号特許は、非標準的なアプローチを開示して
おり、本出願の図1−図5は、ミュラー氏の’765号特許の図1−図7に相当
している。図1は、乗物12が吊架ケーブル又は支持ケーブル16から懸架され
た軌道ケーブルシステム14に沿って移動するように成っている高架索道システ
ム10を全体的に図解している。図2−図3及び図5に示されているように、軌
道ケーブルシステム14は、錠締めコイル式鋼製ケーブル14a−dから構成さ
れており、また吊架ケーブルシステム16は、錠締めコイル式鋼製ケーブル16
a−dから構成されている。図1に戻ると、複数の支柱18は、システム10の
ターミナル20間において軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブルシステム1
6を高架で支持している。軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブルシステム1
6は、好ましくは、大地19にアンカーされており、水平方向のケーブル力を維
持して、それらを大地19に伝達している。
【0004】 ミュラー氏の基本的アプローチの一つは、図1−図2に図解されている。乗物
12の重量によって惹起される軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブルシステ
ム16における『たるみ』に関連した応力負荷は、図1に示されたような’76
5号特許出願をミュラー氏が出願した時点では索道システムにとっての問題であ
った。’765号特許に開示されているように、ミューラー氏は、軌道ケーブル
システム14が図1に示されているように乗物の重量の下で水平に維持されるよ
うに軌道ケーブルシステム14に予め張力を加えたり、予め応力を加えることで
これらの問題に対処することを提案した。
【0005】 ミュラー氏の提案した設計の一部は、吊架ケーブルシステム16から軌道ケー
ブルシステム14を懸架するために新しい交差結合線15とハンガー又は間隔片
7とを有していた。その当時新規であったこれら交差結合線15とハンガー7は
図2−3に図解されている。この懸架システムを介して、軌道ケーブルシステム
14は上述のように張られ、結果的に、乗物12によって重量が加えられていな
い時には上方に『湾曲されていた』。このアプローチは、うまく作動しており、
以下に述べるように、本発明に組み込まれている。
【0006】 ミュラー氏は、更に、図4に示されているように、点22において支柱18の
間で軌道ケーブルシステム14と吊架ケーブルシステム16とを共に結合するこ
とを提案した。ミュラー氏は、それらケーブルをクランプ板26と楔28とで協
同して均力化板24によって結合していた。均力化板24は、更に、索道システ
ムにおける負荷応力の分散を改善し、張設軌道ケーブルシステム14との組合わ
せで実質的に当業界を進歩させた。
【0007】 ミュラー氏は、更に、米国特許第3,753,406号により以前に開示され
た支柱構造を採用していた。’765号特許のコラム1の65行からコラム2の
3行にかけて述べられているように、そのようなシステムにおける支柱は『剛直
』でなければならないと考えられていた。『自動調心する』又は『自動調節する
』支柱は、吊架ケーブルと軌道ケーブルとの間に望ましくない長手方向のずれを
もたらすと考えられていた。しかし、現在我々は、長手方向のずれを最少に抑制
したり、又は無くする対策をとれば、『自動調心する』又は『自動調節する』支
柱は、実質的な設計上の利点をもたらすことを知っている。
【0008】 ミュラー氏の設計は、当業界全体を大幅に進歩させたとは言え、実施に際して
幾つかの問題も現れてきた: (1)吊架ケーブルシステム16は、支柱18の頂部上のローラに掛け渡され
ていて、乗物12が索道を移動するとローラを横切る動きから摩耗が始まった。 (2)均等化板24の設計も、或る条件下でケーブルエレメント16a−b、
14a−dを捩じれさせることで問題を惹起した。 (3)ケーブルエレメント14a−dは、乗物のホィールによって係合される
上面を、均等化板がそのような係合を準備していなかったために持つる必要があ
った。 更に、負荷応力は、特に新しい支柱設計を考えることで、均等化組立体及びハ
ンガーや交差結合線の再設計を通してより良く配分されることが実現されるよう
になった。
【0009】 バルテンスパーガー氏とフィスター氏による米国特許第4,264,996号
は、塔の頂部に吊架ケーブルを支持し、且つ塔に旋回可能に接続された『応力梁
』で軌道ケーブルを支持する塔ワーを備えた懸架鉄道システムを説明している。
’996号システムは、しかし、本発明よりも明らかに能力が小さい。例えば、
’996号特許は、塔の頂部上の支持体で吊架ケーブルを把持するようにはして
いない。従って、’996号特許で説明されているように、ケーブルは、支持体
のノッチ内でスリップできるようになっている。このスリップは、ケーブルに摩
耗を必然的に惹起することになる。
【0010】 更に、応力梁は、軌道ケーブル支持体において重量を再分配する或る手段を与
えてくれるが、ただ一つの梁しか存在していない言う事実と、梁がただ単に単一
点周りでのみ旋回すると言う事実とでは、確実には支持体を越えて行く乗物の支
持体に関する衝撃が殆ど低減されないことになる。重量が梁の一端に加えられる
と、梁の他方端は、必然的に上方に傾かなければならず、それによって軌道を移
動する乗物が登る斜面を作ることになる。ただ一つの梁に関しては、梁の傾きは
、乗物が梁に沿った各点を通過するまで低減されない。もし、梁が本発明のよう
にそれに第2と第3の梁を接続していれば、中央旋回点周りのモーメントは乗物
の進行で低減されよう。第2と第3の梁に関しては、負荷の加えられる点は、第
2梁が主梁に取り付けている点であって、乗物が通過している点ではない。
【0011】 従って、高架索道システム用に改良された支柱設計を提供するのが本発明の特
長である。 更に、吊架ケーブルシステムが支柱の頂部上で直接摺動したり、転動したりで
きないようにして、改良された支柱設計が吊架ケーブルシステム上の摩耗を低減
することがこの発明の特長である。
【0012】 更に、改良された支柱は、軌道ケーブルシステムを移動する乗物によって加え
られる負荷の下で撓わむことによって、吊架ケーブルシステムに加えられる応力
を解放しつつも、吊架ケーブルシステムを支持する新しい撓わむ上部サドルを有
しているのがこの発明の特長である。 更に、改良された支柱は、乗物が索道を移動する時に力をより良く伝達し且つ
索道システムを通して負荷応力をより良く分散する改良された旋回可能な下部サ
ドルを有しているのがこの発明の特長である。
【0013】 更に、負荷応力は、改良されたハンガーと間隔片の設計を介して配分されるの
がこの発明の特長である。 更に、改良された均力化組立体を設けることで、吊架ケーブルシステムと軌道
ケーブルシステムの間の組合わせに対してより大きな横方向支持を行う改良され
た索道システムを提供するのがこの発明の特長である。
【0014】 更に、吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムの間で力が伝達されると
、ケーブルが互いに対して制御自在に撓わむことができるようにすることで、そ
れら吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステム上の摩耗を低減する代替の均
力化組立体を提供するのがこの発明の特長である。
【0015】
【発明の大要】
上述の特長や、他の特長及び効果は、支柱と上部サドルと下部サドルとを有し
た改良された索道システムによって与えられる。支柱は、基礎支柱を有しており
、また下部サドルは、軌道ケーブルが張られる基礎支柱に搭載されている。吊架
ケーブルシステムが張られる上部サドルは、軌道ケーブルシステムを移動する乗
り物の重量に応答して撓わむように基礎支柱に移動可能に搭載されている。
【0016】 改良された支柱は、更に、幾つかの実施例で、第1垂直面で回転するように長
手方向軸線の中心で支柱に旋回可能に搭載された主梁を含んだ新しい下部サドル
を有している。一対の第2梁は、第1垂直面で回転するように、各々その長手方
向主軸の中心で主梁のほぼ各端で主梁に旋回可能に搭載されている。4本の第3
梁は、各々第1垂直面で回転するように、その長手方向軸線の中心で、一方の第
2梁のほぼ各端で各第2梁の一方に旋回可能に搭載されている。8本の懸架ロッ
ドは、各々第1垂直面で回転するようにその端の一方において、一方の第3梁の
ほぼ各端で各々の第3梁の一つに旋回可能に搭載されている。各懸架ロッドの他
方端は、第1垂直面に直交している第2垂直面で交差結合線が回転するように、
交差結合線の長手方向軸線の中心で交差結合線に旋回可能に接続されている。交
差結合線は、第2ケーブルを支持している。4組のショックアブゾーバは、各々
その端の一方において各々の第3梁の一つに旋回可能に搭載されており、また各
ショックアブゾーバの他方端は、ショックアブゾーバの一端が接続されている第
3梁のほぼ他方端に接続されている懸架ロッドのもう一方端近くで交差結合線に
旋回可能に接続されている。4本の補強ロッドは、各々その端の一方において交
差結合線に第1懸架ロッドの下方端近くで旋回可能に搭載されている。各補強ロ
ッドのもう一端は、交差結合線に、第1懸架ロッドを吊っている第3梁の反対側
端に接続されている第2接続の下方端で且つその近くで旋回可能に接続されてい
る。
【0017】 改良された索道システムは、更に、一端によって吊架ケーブルシステムから懸
架されたハンガー部材から構成された改良されたハンガーと交差結合線を有して
いる。交差結合線は、吊架ケーブルシステムに対して遠位の端でハンガー部材に
旋回可能に搭載されている。軌道ケーブル案内は、交差結合線に取り付けられて
おり、また動力レール案内は、交差結合線に搭載されている。
【0018】 吊架ケーブルシステムを支柱間の途中で軌道ケーブルシステムに連結する均力
化組立体も、支持ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムとの間の張力を均等
化するために設けられている。その組立体は、その面の長さに沿って形成され且
つ中央チャンネルに支持ケーブルを、また外側チャンネルに軌道ケーブルシステ
ムを受け入れるために設けられた少なくとも3本の平行なチャンネルを備えた均
力化板を有している。チャンネルは、その端部が外側にフレア加工されている点
を除いて、各々のケーブル周囲のほぼ2/1まで成形されている。チャンネルの
形成されたクランプ板は、その第1面の長さに沿って形成され且つ中央チャンネ
ルに支持ケーブルを、外側チャンネルに軌道ケーブルシステムを受け入れるため
に設けられた少なくとも3本の平行なチャンネルを有している。クランプ板のチ
ャンネルは、その端部が外側にフレア加工されている点を除いて、各々のケーブ
ル周囲のほぼ2/1まで成形されている。チャンネルの形成されたクランプ板は
、ケーブルカーのホィールによって係合されるようになっている第1面に対向し
た第2面を有している。均力化板とクランプ板のチャンネルの形成された面は、
それら板が支持ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムにおける張力を均等化
するために各々のチャンネル内にケーブルを摩擦力でロックするようにケーブル
周りで組み立られるように相補形状に成っている。組み立られた板におけるチャ
ンネルの各々のフレア加工された端部は、それら板の端によるケーブル上の摩耗
を低減するために、ケーブルの各々の周りの組立体の各端に円錐台形状の腔所を
形成している。
【0019】 均力化組立体のもう一つ別の改良された実施例では、吊架ケーブルシステムと
軌道ケーブルシステムのケーブルは、ケーブル被覆部材のケーブル接続部によっ
てそれらの周面周りで把持されている。それによって、ケーブルは力をケーブル
システムの中に分散するように、ケーブル接続部を介してケーブル被覆部材のシ
ステムのフレームに接続されている。均力化板は、フレームの長手方向軸線に対
して鋭角度から、またそれに平行に両方でケーブルの接続部を受け入れるように
なっている。
【0020】 均力化組立体のもう一つ別の改良された実施例では、吊架ケーブルシステムの
クランプは、吊架ケーブルシステムを把持し、また複数の軌道ケーブルシステム
のクランプは一対の軌道ケーブルシステムを把持している。軌道ケーブルシステ
ムのクランプは、それらケーブルシステム間で制御された力の配分を行うために
吊架ケーブルシステムのクランプに撓わむことができるように取り付けられてい
る。複数の軌道ケーブルシステムのクランプの頂面は、高架索道システムを移動
する乗物のホィールによって係合されるようになっている。
【0021】 上記の短く要約された発明のより具体的説明を、上記の引用した特長や明らか
になる他の特長が得られ且つ詳細に理解されるようにこの明細書に図示された好
適な実施例を参照して行う。図面は、本発明の好適な実施例をただ図示している
だけであり、本発明が他の同等に有効な実施例に及ぶその技術的範囲を制限する
ものとは考えていない。
【0022】
【好適な実施例の説明】
図6は、高架索道システムの好適な実施例における支柱17の一つを図解して
おり、その支柱は、吊架ケーブルシステム16が張られている上部サドル30と
、軌道ケーブルシステム14が張られている下部サドル200と、下部サドル2
00を搭載している基礎支柱21とを有している。上述のように、ハンガー27
は、吊架ケーブルシステム16から軌道ケーブルシステム14を吊っており、ま
た軌道ケーブルシステム14を事前張設している。支柱17は、当業界に知られ
ている公知の適当な技術によって大地19に取り付けられている。高さや幅のよ
うな支柱17の正確な寸法は、乗物やケーブル重量等の構造負荷と、風や地震活
動、沈下及び温度等の環境条件から生じる負荷に対処する上での公知の構築原則
に基づいた工学設計事項となろう。
【0023】 図7A−Cにより詳しく示されている上部サドル30は、支柱17の頂部で相
対自由運動をできるようにしており、乗物12からの垂直方向負荷と事前張設力
とを支柱17に伝達している。上部サドル30は、吊架ケーブルシステム16の
疲労を減じて、ただ限定された保守のみを必要とするだけであり、支柱17の所
望の7°のずれが容易にできるようにしている。上部サドル30は、基礎34上
に旋回可能に搭載された垂直材32から構成されており、ケーブルコネクター4
2と係合された継手40によってキャップがかぶされている。
【0024】 さて図7Bに目を転じると、継手40と、ケーブルコネクター42と、上部サ
ドル30の頂部のピン44とが、拡大された一部切り欠き図で示されている。支
持体50は、継手40上の負荷の支承を助け、その負荷を垂直材32への配分を
助けている。カバー52は、継手40とコネクター42を色々なエレメントから
防護している。ケーブルコネクター42と係合された継手40のソケットやピン
の接続は、ミュラー氏の’765号特許におけるシステムの支柱18を横切った
吊架ケーブルシステム16のシフトによって惹起される吊架ケーブルシステム1
6への疲労のリスクを低減する。図7A−Cの実施例は、それによって、曲げ疲
労応力を排除して吊架ケーブルシステム16における疲労故障のリスクを低減し
、かくして、吊架ケーブルシステム16にただ張力−張力の疲労応力のみを残す
ようにしている。この接続は、更に、より短いケーブル長さで本システムの輸送
と、取扱いと、構築とをより容易にできるようにしている。
【0025】 好適な実施例における継手40は、図7Bに示されているように、ベースプレ
ート46と、該ベースプレート46からほぼ直角に延びた少なくとも2枚のメン
バープレート48とを有した溶接プレート組立体となっている。ケーブルコネク
ター42は、継手40に係合するために一端でソケット接続されている。ケーブ
ルコネクター42と継手40とが係合される時に、ピン44は、フォーク状コネ
クター42と継手40のフォーク歯43の整合した孔を通してケーブルコネクタ
ー42を継手40に結合している。ケーブルコネクター42によって与えられる
ソケットとピンの接続は、吊架ケーブルシステム16上の負荷と環境条件からの
負荷とに耐えるように十分に強度がなければならない。ケーブル16a−bは、
ケーブルコネクター42の非接続端から第1方向に通されている。継手40は、
更に、図7Bに示されているように、第2方向においてケーブル16a−bにケ
ーブル接続を行う第2ケーブルコネクター42にも結合されている。
【0026】 ケーブル16a−bは、好ましくは、ケーブルコネクター42とハンガー27
の内の最初のものとの間で、クランプ49を使って所定の間隔で図7Eに示され
ているように共にクランプされている。クランプ49は、図7F−Gにより良く
図解されており、クランプ部材53a−dを結合するピン51から構成されてい
る。クランプ部材53a−dは、ケーブル部材16a−bが通る通路53a−b
を画定している。
【0027】 通路55a−bは、吊架ケーブルクランプ85と均等化ロック300との関連
で説明されているフレア加工された開口を、それらの一端部又は両端部に有する
ことができる。通路55a−bのフレア加工された開口は、図10Cに最も良く
示されており、そこでは通路55a−bの点57における小径部は、開口の喉を
形成し、また点59における大径部は、フレアを形成している。これらフレア加
工された開口は、クランプされたケーブルが梁として構造的挙動を行う『梁効果
』を最少化する。
【0028】 依然として図7Bを参照にすると、垂直材32は、二重のV−形状基礎34に
旋回可能に搭載されている。好適な実施例では、基礎34は、継手40のように
溶接プレート組立体であり、底プレート54と側部プレート56とから構成され
ている。側部プレート56は、図7Cに示されているように、底プレート54の
各端部のスロット付きチャンネルに取り付けられており、舌状体58が垂直材3
2の底から延びて入り込むスロットを画定している。摩擦を減らすために、好ま
しくは真鍮から造られたピン60は、側部プレート56と舌状体58の互いに整
合した孔を貫通している。垂直材32は、継手40を介して受けた力を支持し、
垂直材32が周りで回転するピン60にそれらを伝達する。
【0029】 基礎34は、更に、垂直材32の負荷を支承する付加手段を有している。これ
ら手段の各々は、分割されたフランジ付きスリーブ64、66を通って延びてい
る支承ピン62を有している。フランジ付きスリーブ64は、舌状体58から延
びており、またフランジ付きスリーブ66は、対を成した側板56の内面に溶接
されている。支承ピン62は、スリーブ64の上方及び下方の両方でピン62の
周りのネジ付きナットによって所定位置に保持されていて、スリーブ66内で往
復動する。上述の上部サドル30の設計は、基本的には『プーリ』を装備してい
る。ピン60は、この『プーリ』に対する回転中心となっており、また垂直材3
2の長さは、その半径を画定している。『プーリ』の直径は、変えられ、好適な
実施例では、吊架ケーブルシステム16の直径の150倍となっている。本設計
は、プーリが行うように概念的に力を扱っているが、明らかな構造上の差異が存
在している。例えば、ピン60周りでの垂直材32の回転は、垂直ノルムから7
°のずれまで制約されている。上部サドル30におけるこの回転は、ミュラー氏
の’765号特許に開示されたシステムの剛直支柱18に対して存在している高
いモーメントを支柱17に持ち込むのを防止するものである。
【0030】 好適な実施例では、下部サドル200は、垂直材32の撓わみを調整して軌道
ケーブルシステム14の一部分に渡って加えられる垂直方向と横方向の負荷を支
柱17に伝達するように設計されており、その支柱17は、最後に負荷を大地に
伝達する。このように、下部サドルは、乗物12や、ケーブル14や、環境条件
や、上部サドル30のずれ(各方向に7°まで)によって発生される負荷を伝達
する。更に、下部サドル200は、以前使用されているものよりもよりスムース
に一方の支柱からもう一つ別の支柱への移行手段を与え、軌道ケーブルシステム
14の曲率を減らすことで乗物の乗客の乗り心地を高めている。
【0031】 図7H−7Xによって詳細に示されている下部サドル200は、横断支柱梁2
02によって支柱垂直材32の下方で支柱基礎21に接続されており、その梁2
02は、基礎支柱21のいずれの側にも横断方向に搭載され、且つそれらいずれ
の側からも外側に延びている。下部サドルと支柱基礎21との間のこのような接
続は、更に図6にも図解されている。
【0032】 U−形状の横断方向の接続フレーム204は、横断支柱梁202の一端に接続
されていて、そこから下方向に延びて横方向と垂直方向の力を受けて支柱17に
伝達している。第2の同様な横断方向の接続フレームが横断支柱梁202の他方
端から下方向に延びていて、各支柱の他方側に第2の案内路を与えているが、し
かしただ一つのそのようなフレーム204のみが重複を回避するためにここで説
明されている。図7Mと7Nを参照すると、横断方向の接続フレーム204は、
横断支柱梁202に接続され且つそれから下方向に延びた2本の垂直懸架梁20
6A、206Bを有している。懸架梁206A、206Bは、ボルト締めされた
接続部208Aによって、水平に位置決めされた横断支柱梁208によって接続
されている。ウェブ210は、安定性を高めるために横断支柱支持梁208に溶
接され且つ横断支柱支持梁208を横切って垂直に延びている。支承板212A
、212Bは、横断支持梁208に溶接され、それから上方向に延びている。水
平な、また垂直な梁や、他の関連したハードウェアの組立体は、かくして、横断
接続フレーム204の構造骨格を形成している。
【0033】 下部サドルを基礎支柱梁201に接続する代替手段は、上述の支持梁208と
機能的に類似しており、図7Yと7Zに図解されている。少なくとも一対の接続
板203は、基礎支柱梁に取り付けられており、その基礎支柱梁をほぼ包囲して
いる。キャップ板207は、接続板203の頂部に接続されている。上部取付け
板209は、複数のボルトによってキャップ板207に取り外し可能に接続され
ている。取付け板は、上述の横断支持梁への支承板212A、212Bの取り付
けと同様な方式で支承板212A、212Bに固定されている。ハンガー板21
1は、接続板203の底に接続されている。ハンガー板は、下記のように付加構
造体を取り外し可能に接続するためのボルトを受け入れる孔を備えている。
【0034】 垂直負荷伝達システムは、乗物やケーブルによって発生される垂直負荷と上部
サドルのたわみによって発生されるそれら負荷を基礎支柱21に伝達するために
、図7Mに示されているように横断接続フレーム204に、又は代わりに図7Y
に示されているように基礎支柱梁201に旋回可能に接続されている。垂直負荷
伝達システムの主要な必要条件は、本システムによって伝達される垂直負荷がケ
ーブルにおける損傷発生湾曲たわみを回避するために、軌道ケーブルシステムの
一部に渡って良く分散されるべきであると言う事である。従って、垂直負荷伝達
システムは、好ましくは、序列的方式で配列され相互接続された梁と棒の平衡シ
ステムとなっている。
【0035】 より具体的には、図7Hと7Lを参照すると、主梁214は、矩形横断面に形
成された溶接プレート組立体であり、垂直面において回転するようにその側壁を
介してその長手方向軸線の中心において支承板212A、212Bに旋回可能に
搭載されている。主梁214は、左右相称となっており、旋回搭載点の直接上方
の中心でピークを成し且つその端部214Eに向かって下方向に傾斜した傾斜上
面によって画定される可変高さを有している。主梁の下面214Lは、平坦で、
端部214E間で水平に延びている。
【0036】 ダンベル形状のカラー216は、図7Nに示されているように、そのディスク
状端部216A、216Bで各々円形開口218A、218Bにおける主梁の側
面を横切って搭載されている。軸220は、カラー216の長手方向軸線を通っ
て搭載されていて、端部216A、216Bからそこの円筒状開口220A、2
20Bを通って延びている。軸220の端部は、更に、図7Hと7Nに示されて
いるように、横断支柱梁接続フレームの支承板212A、212Bの開口222
と関連したラジアルベアリング222Aを通って延びており、それによって主梁
を支柱に対して回転するように支持している。ベアリング222Aは、摩擦を減
らすために真鍮となっている。
【0037】 一対の第2梁224は、それらの各々の長手方向軸線の中心において、主梁の
各端部214Eに接続され且つそれに近い場所から下方向に延びたフランジ22
6に旋回可能に搭載されており、主梁が回転可能となっている同じ垂直面におい
て主梁に対して第2梁を回転できるようにしている。フランジ226には、図7
Lと7Qに表示されているように、各々内部に軸234を搭載する開口232A
、232Bが設けられている。軸234は、各第2梁224の円形開口内に搭載
されたディスク236A、236Bを貫通しており、第2梁を主梁の各端部近く
でフランジ226に旋回可能に接続している。リング230は、軸234を所定
位置に保持している。主梁214と同様に、第2梁は、可変高さで且つ矩形横断
面と結果的に成っている溶接プレート組立体から形成されている。
【0038】 4本の第3梁238は、その長手方向軸線の中心で、主梁と第2梁とが回転可
能となっている同じ垂直面で回転するように、ほぼ第2梁の各端部において各第
2梁224の一つに各々旋回可能に搭載されている。図7Sと7Uを参照すると
、第3梁238は円形開口240A内にカラー240を担持している。これらの
カラーは、各々2組の相補形状ディスク242A、242Bと整合されており、
一組のディスク242A、242Bは、第2梁224の各端部近くで円形開口内
に搭載されている。軸244は、各々のデイスク−カラー−ディスクの組立体2
42A、240、242Bにおいて整合された開口を貫通しており、第3梁23
8の中心を従来方式で第2梁224の各端部に旋回可能に接続している。第2梁
224の上面と下面の端部は、第3梁238が邪魔されずに動くことができるよ
うに幾分開放加工されている。
【0039】 8本の懸架ロッド246は、各々それらの上端部において、垂直面で回転する
ように第3梁の各端部238Eに旋回可能に搭載されている。ボルト248は、
懸架ロッドの半分体246A、246Bの各々の円形開口と、第3梁238の各
端部の円形開口とを貫通している。円筒状ベアリング250は、ボルト248の
周りに位置決めされており、懸架ロッドと第3梁との間での相対回転が容易にで
き、また懸架ロッドの半分体間で間隔を維持するようにしている。同様なベアリ
ングは、構成要素が従来方式で下部サドルに渡って互いに対して回転する他の中
間面に設けられている。
【0040】 各懸架ロッド246の他方端部は、接続板259から上方に延びたフランジ2
58によって旋回可能に交差結合線256に接続されている。交差結合線256
は、それによって担持されたレールと乗物ホィールとの係合を介して、垂直方向
と横方向の負荷伝達システムに垂直方向と横方向の乗物負荷を伝達する働きをす
る。接続板259は、均等化梁(下記で説明する)の軸線と交差結合線の長手方
向軸線との交差点周りで4本のボルト259Aを介してボルト締めされていて、
懸架ロッドに対して垂直面で交差結合線256が回転できるようにしている。図
7Hに示されているように、ボルト259Aは、実際には、下部サドル200を
横切った均等化梁の異なった厚さに合わせるように長さの変わった4組のボルト
から構成されている。
【0041】 ボルト252は、懸架ロッド半分体246A、246Bの底部の円形開口とフ
ランジ258を貫通した開口とを貫通している。懸架ロッド半分体は、懸架ロッ
ドにおける不安定のリスクを最少化するI状断面を効果的に提供する溶接ウェブ
257と接続されている。円筒状ベアリング254は、再度、相対回転を容易に
し、また懸架ロッド半分体間の間隔を維持する。ロッド半分体246A、236
Bは、図7Rに示されているように、第3梁と交差結合線とに各々旋回接続する
ようにそれらの端部の各々で拡大されている。両端部における懸架ロッドのこの
回転は、以下に説明するように、均等化梁に集中される横方向力によるいかなる
モーメントをもロッドが受けるのを防止する。
【0042】 図7Yと7Zに示されている下部サドルの垂直方向負荷の伝達手段のもう一つ
別の好適な実施例では、補強ロッドの対247とショックアブゾーバ249とが
、代替の第3梁239と懸架ロッド246とに付加され、懸架ロッドと第3梁と
が互いに対して回転する速度を低下することで軌道ケーブルシステムに加えられ
る垂直方向負荷の衝撃を更に弱めるようにしている。図は、第2と第3の梁が低
い部材をより高い部材に接続するために使用されているハンガー板となっている
実施例を開示している。第2ハンガー板229は、代替の第3梁239を支持す
るために代替の第2梁225から吊られた状態で示されている。第3ハンガー板
241は、懸架ロッド246を支持するために代替の第3梁239から吊られた
状態で示されている。更に、幾つかの組の懸架ロッド246が、各第3梁の各端
部では1本の懸架ロッド246よりもむしろ使用されている。
【0043】 補強ロッドの対247は、ボルト253が貫通している孔をいずれの端部にも
有していて、それによって補強ロッド対を組立体の残りの部分に旋回可能に接続
している。懸架ロッドの下方端部に隣接したショックアブゾーバ249の端部は
、更に、ショックアブゾーバを懸架ロッド246と補強ロッド対247と代替の
交差結合線255とに旋回可能に接続するためにボルト253によってピン接続
されている。代替交差結合線は、図7Tに示されているように、下記の交差結合
線256にほぼ類似しているが、しかし一つよりはむしろ二つのフランジ258
を有している。付加フランジは、図7Zに見受けられるように、フランジ間にシ
ョックアブゾーバを取り付けられるようにしている。ショックアブゾーバの両端
部は、即ち上端部は、ハンガー板241と懸架ロッド246とを貫通したボルト
251でショックアブゾーバをピン接続することで隣接した第3梁に旋回可能に
接続されている。当業者は、補強ロッド対247とショックアブゾーバ249と
が第1の開示された梁とハンガー構造に追加され得ることは察知できよう。
【0044】 交差結合線256は、下記の支柱スパン上の交差結合線256とは異なってい
る。交差結合線256は、上向きの垂直力を軌道ケーブルシステムに伝達し、そ
れらを支柱間の中間点で支持している。交差結合線25は、上向きの垂直力を軌
道ケーブルシステムに伝達し、それらを下部サドル200から支持している。図
7Xを参照すると、交差結合線256は、軌道ケーブルシステム14に対する支
承体としての働きをするように、溝付きブロック257Aが溶接されている平板
257を有している。レールは、キャリヤーケーブルを交差結合線256にクラ
ンプするのに使用される第2の溝付きブロックRの形で設けられている。3列の
ボルトが、図7Wに示されているように、溝付きブロックRを平板257に取り
付けるのに使用されている。仮のケーブル軌道支持部257A’は、交差結合線
256の間に設けられており、また溝付きブロック257Aに接続されており、
軌道ケーブルシステム14用の連続した支承架台を形成している。溝付きブロッ
クRは、図7Iに見受けられるように、各端部に切削加工された対称溝から結果
的に生まれる蝶形状に成形されている。仮のレール部は、図示されていないが、
ブロックRの溝付き端部に係合する舌状端部を有していて、それに接続され、下
部サドルの長さに沿って乗物ホィールを支持する連続レールを形成している。
【0045】 下部サドル200は、更に、図7Hと7Vに示されているように、交差結合線
256を横切って担持された均等化梁260と、横断接続フレーム204によっ
て担持された横支持間柱282とを含んだ横方向負荷伝達システムを有している
。かくして、均等化梁260は、下部サドルの交差結合線256を横切って横断
方向に股がっており、横方向力を横支持間柱282に伝達する。均等化梁は、更
に、横方向力に向かって懸架ロッド246を安定化する働きをする。均等化梁は
、垂直方向負荷伝達システムが平衡システムとして効果的に作動するように垂直
方向に可撓に成っていなければならないが、しかし、更に横方向力を伝達するた
めに横方向に適度に剛直でなければならない。
【0046】 これらの表面上矛盾した必要条件を満足するために、均等化梁260は、図7
Vと7Wに表示されているように、異なった長さと厚さの重ねられた板264、
266、268、270を有している。更に、具体的に図7Wに示されているよ
うに、板の幅は、それらの長手方向軸線の中心で最大となっており、それらの端
部の各々に向かって板の長さに沿って狭くなっている。重なった板のスタックの
変更可能な厚さに加えて、この変更可能な幅は、曲げ強度が一番少く必要とされ
ているその端部で均等化梁の横方向と垂直方向の慣性モーメントを減じている。
【0047】 横方向と垂直方向の負荷は、交差結合線を互いから独立して作動する垂直方向
と横方向の両方の負荷伝達システムに接続する4本のボルト259Aによって交
差結合線256において伝達されている。かくして、上記で説明したように、交
差結合線256は、ボルト259Aを使って懸架ロッド246と均等化梁260
とに接続されている。図7Aと7Tを参照すると、ボルトは、ナットで固定され
る場合よりも横方向力をより良く伝達するために交差結合線のネジ孔259Bに
固定されている。
【0048】 均等化梁260の上記板は、図7Wの一番左側の均等化梁256に表示されて
いるように、ボルト259Aを使って一番中心側の交差結合線256と懸架ロッ
ド246と共に該板をボルト締めすることでそれらの中心近くで共に連結されて
いる。均等化梁の板は、それ以外では、即ち中心側のもの以外では、自由に長手
方向に移動できるべきである。この自由移動は、最大の垂直可撓性を与えるテフ
ロンコーティングを板の間に使用することで、且つ長手方向にスロット形成され
た他の交差結合線と整合されているボルト孔を該板に造ることで実現される。ボ
ルトスリーブ259Bは、均等化梁の板のスタックよりも若干高く成っているこ
れらのスロット付きボルト孔内に設けられており、図7Rの下方部に示されてい
るように、それらの中心部以外で板をクランプしないようにしている。これで、
交差結合線256から懸架ロッド246に伝達される垂直方向負荷が均等化梁2
60を効果的にバイパスできるようにしている。
【0049】 図7Nを参照すると、横方向負荷伝達システムは、更に、横断方向の接続フレ
ーム204に接続され且つそれから下方向に横方向支持間柱282の形で延びて
おり、軌道ケーブルシステムの横方向剛性を与え且つ環境条件による負荷に耐え
る。横方向の支持ハウジング276は、横断支持梁208に接続され且つその下
で下方向に延びている。横方向支持間柱282は、ハウジング276内に包囲さ
れており、その中心部を通って下方向に延びている。
【0050】 鋼製の横方向支持間柱282の下部は、図7Jと7Kに示されているように、
テーパを成しており、クランプ板262と均等化梁の各板に形成された各々の整
合溝286を通って下方に延びている。間柱の外部接触面は、クロムメッキされ
ており、また例えば焼き入れされて焼鈍された鋼等の硬化された鋼材から造られ
た板282Aでキャップが被されている。クランプ板262には、横方向支持間
柱板282Aに係合し且つ溝286内での間柱282の動きを均等化梁の軸線に
沿った直線運動に制限する案内ブロック284が設けられている。案内ブロック
284も、横方向支持間柱板での高い接触圧に耐えるために硬化された鋼材から
造られている。複数のボルト286Aは、溝286の周りでのクランプ板262
と案内ブロック284と均等化梁260との組立体を貫通した整合孔内に位置決
めされており、該組立体をクランプするためにナットで固定されている。このよ
うに、交差結合線と、各端部で支持された軌道ケーブルシステム14との横方向
動きは制御されている。
【0051】 かくして、環境条件や上部サドルのずれ(いずれの方向にも7°まで)から生
ずる横方向負荷は、交差結合線256と均等化梁260を介して横方向支持間柱
282に加えられる。横方向力は、次に、横断接続フレーム204を介して、又
は基礎支柱梁201に替わるものとして、それが横方向支持間柱を担持して、基
礎支柱に伝達される。
【0052】 図7Yと7Zに関連して上述のように下部サドルを基礎支柱梁201に接続す
る代替手段では、支持間柱282も使用される。支持間柱は、下部取り付け板2
81に固定されている。下部取り付け板は、ハンガー板211の孔と整合する孔
を有しており、ボルトをそれら孔に入れることで、取り外し可能にハンガー板に
、かくして支柱梁201に固定される。最初に説明した下部サドルの取付けにお
けるように、支持間柱282に対して横方向支持を行うのにハウジング276が
使用されている。
【0053】 再び図6と7Bを参照すると、ピン60上で旋回可能で且つ垂直材32を有し
た上部サドル30は、吊架ケーブルシステム16上の負荷に応答して厳密に垂直
な向きからいずれの方向にも7°までずれる可撓な脚を構成している。継手40
と係合され且つピン44によって結合されると、ケーブルコネクター42は、継
手40に対して回転できる。ケーブルコネクター42と継手40との相対回転は
、吊架ケーブルシステム16を介して受け取られる上部サドル30上の負荷に対
する反応であり、可撓な脚がずれることができるようにしている。上述のように
、底部サドル200はこのずれを調整するように設計されると共に、均等化梁2
60を介して:(1)面での剛性を最少にし、(2)環境負荷と厳密に垂直な向
きからの支柱17のずれ力に耐える横方向剛性を与えるように設計されている。
この可撓な脚と上述の底部サドルを通して、本発明は、自己調節支柱17を設け
ることで当業界技術を無視し、規制ガイドラインに従って本システムを横切って
乗物12がスムースに移行する手段を提供している。
【0054】 本発明は、更に、上部サドルと基礎支柱の組合わせについて2つの付加実施例
を企図している。図7Aは、一つの代替実施例を示している。そこでは、管状垂
直材33は、垂直材の下方端35が貫通して延びている開口を上方端部に有した
管状基礎支柱23によって支持されている。本構成は、吊架ケーブルシステムに
加えられる力に応答して上部サドル31が回転できるようにしているが、しかし
、管状基礎支柱23の内面に対する垂直材33の下方端部35の干渉によって回
転を制限している。継手41は、上述の継手40にほぼ類似している。
【0055】 図7AB−7AEは、上部サドルと基礎支柱についての第2の代替実施を図解
している。図7ABに示されているように、基礎支柱29は、支承組立体135
とケーブル取付け組立体140から成る上部サドルを支持している。支承組立体
135は、下方で基礎支柱29に接続するボルトを受け入れる孔を提供する基礎
板136と、上方で付加構成要素の接続を行う台とから構成されている。支持部
材137は、基礎板136から垂直に延びて、基礎板と上方に支持された吊架ケ
ーブルシステム16との間で垂直分離を行っている。ローラベース138は、支
持部材137の頂部上に支持されていて、上方でケーブル取付け組立体140の
移動パターンを画定する面を提供している。図示例では、画定された移動パター
ンは、所定負荷の下で吊架ケーブルシステム16の自然のカーブに近い曲線パタ
ーンとなっている。図7ACは、ローラベース138の頂部上に支持された2本
のクレーンレール139を示しており、上でケーブル取付け組立体140が移動
できるホィール支承面を提供している。
【0056】 ケーブル取付け組立体140の構成要素は、図7AC−7AEに図解されてい
る。各ケーブル取付け組立体は、軸142に同軸状に取り付けられたホィール1
41によってクレーンレール139上に支持されている。軸142は、軸保持具
143によって吊架ケーブルシステムをクランプするのに使用される付加構成要
素に取り付けられている。軸保持具143は、上部チャンネル部材144にボル
ト締めされている。上部チャンネル部材144は、プレート146とアングル1
47とに溶接されており、吊架ケーブルシステムをクランプするのに使用される
構成要素の半分の上部を造っている。下部チャンネル部材145は、同様にプレ
ート146とアングル147とに溶接されており、吊架ケーブルシステムをクラ
ンプするために使用される構成要素の下部半分を形成している。上部と下部の半
分は、それらの端部でアングル147を介して、またそれらの中心近くでプレー
ト146を介して共にボルト締めされている。テフロンライニング148は、2
つの半分を接続するボルトが締着されると、適当な圧力が吊架ケーブル上に発揮
されてケーブルをケーブル取付け組立体に接続するように、2つの半分間で吊架
ケーブルシステム16(ケーブル16a、16b)の周りに取り付けられている
。しかし、テフロンの可撓性は、加えられた圧力がケーブルを潰したり、損傷す
る程大きくならないように保証する上で頼りにされることになる。
【0057】 高架索道システムのケーブル、レール及び交差結合線は、図8A−10Cに図
解されている。図8Aは、図2に描かれたミュラー氏の’765号特許の相対物
に代わる本発明のハンガー27a−b、交差結合線25及びキャリヤーレール1
4の等角部分展開図である。図8Bは、長いハンガー27aと交差結合線25の
正面立面図であり、一つのその種のハンガー/交差結合線の組合わせに対する乗
物12の関係を仮想線で示している。
【0058】 図9Aと9Bは、ハンガー27aの付加図を提供しており;図9Aは、図8B
の線9A−9Aに沿った断面で、一部切り欠いており;図9Bは、図9Aの線9
B−9Bに沿った断面である。図10A−Cは、レール100と、ケーブル14
c−dと、差結合線25を描いている。図10Aは、部分頂面図であり、図10
Bは部分切り欠きして図10Aの線10B−10Bに沿って取られた断面であり
、図10Cはレール100と底部案内102の正面図である。
【0059】 図8Aに戻ると、ハンガー27に対する2つの代替実施例:長いハンガー27
aと短いハンガー27bが示されている。図2及び4に示されているように、長
いハンガーと短いハンガーの両方が、支柱17とスパン中央点22からのハンガ
ーの距離に基づいて使用される。異なった長さに加えて、ハンガー27a−bは
、ハンガー27aのハンガー部材91が錠締め−コイル鋼ケーブルである点で異
なっているが、しかしハンガー27bでは棒になっている。更に、短いハンガー
27bは、同じ構造を使用して異なった長さで使用される。2つの異なった長さ
は、好適な実施例において単一の600mスパンでの短いハンガー27bに対し
て使用されている。
【0060】 ハンガー27a−bの長さは、上述のように、軌道ケーブルシステム14に事
前張力をかけ、垂直方向の事前張力を支柱17に伝達し、吊架ケーブルクランプ
65と乗物12との間に強風でも隙間を確保するために算定されるものであり、
そのようにして、それらの長さは、所定の実施例に対する特定用途によって左右
されることになる。ハンガー27a−bの有効長さは、事前張力を調節するため
に下記説明のようにハンガー部材91のネジ端部68上のナット70、72を締
めたり、弛めたりして調節される。ネジ端部68上のネジ長さは、結果的に所望
の範囲の張力に合わせるのに十分でなければならない。長いハンガー27aでは
、これは、呼称上0−300mmとなり、短いハンガー27bでは、長さは変化
するが、少なくとも50mmより大きくなる。
【0061】 ハンガー27a−bは、図8Aに示されている懸架クランプ85の開口87a
−b内にケーブル16a−bをクランプすることによって吊架ケーブルシステム
16から吊られている。懸架クランプ85は、ピボット76においてハンガー部
材91に旋回可能に搭載されている。懸架クランプ85は、図9A−Bに示され
ているように、下部案内部材88にボルト締めされた第1案内部材86から構成
されている。懸架クランプ85は、ハンガー部材91のネジ端部68が貫通して
いる通路106と、吊架ケーブルシステム16と懸架クランプ85とが図9Dに
示されているように水平な法線に対して16°だけハンガー部材91に対して旋
回するようにピボット76で第1案内部材86に連結されたブロック78とを有
している。ブロック78は、ハンガー部材91のネジ端部68が貫通している孔
を有している。ブロック78は、ネジ端部68上に形成された肩部上に着座して
おり、ナット70、72とワッシャー74によってそれに対し固定されている。
【0062】 ケーブル16をクランプする上で不利な点は、一般に、ケーブル疲労と、ケー
ブルが梁として構造的に振る舞う『梁効果』とを有している点である。懸架クラ
ンプ85は、図9A−9Bに示されているように溝87a−bにフレア加工され
た開口89を設けることでこれらの不利な点を最少化している。フレア加工され
た開口は、後で説明される均等化ロック300にも採用されており、また図11
A−Dに示されている。
【0063】 図8A−Bに示されているように、長いハンガー27aのハンガー部材91は
、結合されており、また互いに対して移動する上部片92、基本的にはネジ付き
フォーク部材と、下部片94の鋼ケーブルとを有していて;短いハンガー27b
のハンガー部材91は結合されていない。継手96とピボット76によって与え
られる関節運動は、電力レール90と乗物12の負荷や他の力から生じるそこの
曲げモーメントを低減する可撓性をハンガー27aに与えている。従って、ハン
ガー部材91がより短い長さなので曲げモーメントが小さな関心と成っているハ
ンガー27bにおいて継手96を排除し、ピボット76を組み入れることで、吊
架ケーブルシステム16からハンガー27bを懸架ができるようにしている。
【0064】 依然として図8A−Bを参照すると、交差結合線25は、長いハンガー27a
と短いハンガー27bの両方において、吊架ケーブルシステム16に対して遠位
と成っているハンガー部材91のカラー93におけるピボット98で、ハンガー
部材91に搭載された非対称なI形状梁となっている。ピボット98は、可撓性
を与える円筒状の単純な軸受となっており、それによってケーブル14、16に
おける撓わみ作用を低減している。交差結合線25は、好ましくは、鋳鋼から造
られており、また図8Aの等角図及び図10Bの横断面図に示されているように
横断面がI形状となっている。開口95は、交差結合線25に鋳造か又はフライ
ス加工で形成されており、重量を、結果的には吊架ケーブルシステム16上の負
荷を軽減している。
【0065】 軌道ケーブルシステム14のケーブル14a−dは、図8Aにおいて仮想線で
示されている。図10A−Cにより完全に示されているように、結合された底部
案内部材104とレール100とから構成された軌道ケーブル案内102は、図
10A−Bに示されているように交差結合線25の両端部に搭載されている。案
内部材104は、交差結合線25に一体に形成されるか、又は図10Bと10C
に最も良く示されているように、孔116を貫通したボルト114によって且つ
ナットとワッシャーの組合わせ118によって交差結合線25にボルト締めされ
ているかのいずれかである。依然として図10A−Cを参照すると、レール10
0は、次に、レール100のスロット120とボルト114とを合わせて、また
図10Cに示されているように正しく位置決めされるまでレール100を摺動さ
せることで搭載される。レール100が案内部材104に対して正しく位置決め
されると、レール100と案内部材104とは、図10A−Bにまた図8Aで仮
想線で最も良く示されているように、ケーブル14a−dが通される図10Cに
示された溝122を画定することに成る。
【0066】 アルミニウムから造られたレール100は、一般に、ハンガー27間の全距離に
またがるのに十分な大きさのモジュール区分体から構成されている。各区分体の
一端部は、上述したようにボルト114をスロット120に合わせることで所定
位置に相対的に固定されるが、他方端部は、溝122をケーブル14a−dに合
わせることで剛直というよりはむしろソフトに固定されることになる。それによ
って許される動きは、区分体の熱膨張を吸収するもので、従って望ましいもので
ある。かくして、熱膨張継手127は、図8Aと図10A−Bに示されている区
分体129間の継手127のようにレール区分体間に造り出されている。継手1
27は、好ましくはレール100の長手方向軸線に対して45°の角度を成して
いる。レール100は、更に下記のように好適な実施例において滑らかな案内部
材面を乗物12に提供する上面132と側面134とを有している。図示されて
いないが、好適な実施例は、レール100とケーブル14a−dとの間に絶縁層
を有していて腐食を回避し且つ騒音を低減している。
【0067】 レール100の設計には他の改造も行われ得る。例えば、孔124が重量軽減
のためにレール100の個々の区分体にフライス加工され、またもしレール10
0の区分体を傾斜させる必要があれば、ボルト114の頭を交差結合線25の上
方で一様な高さにする必要がない。更に、特に寒冷気候で使用するためにレール
100を加熱する或る手段を用意することもできよう。これらの、また他のその
ような改造は、本発明の技術的範囲によって、また、その技術的範囲以内で予想
されるものである。
【0068】 当業者に知られているように、乗物12は、本システムを移動するのに電力が
供給されなければならず、そのような用意は、図8Bと10Bに示されているよ
うに電力レール90として供されている。電力レール90は、図8Bと10Bに
おいて仮想線で図示されているように交差結合線25に搭載される。電力レール
90は、プレート112にボルト締めされた電力レール案内84によって把持さ
れており、そのプレート112は、次に交差結合線25の底にボルト締めされて
いる。図8Bに示されているように、電力レール90と電力レール案内84は、
好ましくは、この実施例において交差結合線25の各端部に搭載されている。更
に、当業界で知られているように、電力レール90は、安全上の理由で本システ
ムの他の全ての部品から電気的に絶縁されていなければならない。
【0069】 ハンガー27と交差結合線25と軌道ケーブルシステム14の組合わせに対す
る乗物12の関係は、図8Bに最も良く示されている。いずれかの従来方式で乗
物の両側でその屋根128の上方に搭載されたキャリヤホィール126は、垂直
面で回転し、レール100の上面上に乗っており、乗物12の重量を搬送する。
案内部材ホィール130は、水平面で回転し、レール100の側面134に接触
し、キャリヤレールに対して乗物12の横方向位置を維持している。
【0070】 さて、図11A−Dを参照すると、均等化ロックとしても知られている均力化
組立体300は、支柱間で吊架ケーブルシステム16を軌道ケーブルシステム1
4に結合するために設けられており、吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシス
テムとの間での張力を均等化させる。均力化組立体300は、吊架ケーブルシス
テム16と軌道ケーブルシステム14との間の相対動きを実質的に防止し、それ
らの間でケーブル上の摩擦力を介して力を配分する。そのようにして、均力化組
立体は、ケーブル間での相対動きを防止することで案内路の最大撓わみを低減す
る。均力化組立体300は、中央の2つのチャンネル302Bに吊架ケーブルシ
ステム16を、外側の4つのチャンネル302Aに軌道ケーブルシステム14を
受け入れるために3組の平行なチャンネルをその上面の長さに沿って形成した均
力化板302を有している。かくして、チャンネルは、図11Cと11Dに図解
されているように、チャンネルの端部が外側にフレア加工されている点を除いて
、各々のケーブルの周囲の約1/2まで成形されている。
【0071】 クランプ板304も、中央チャンネル304Bに吊架ケーブルシステム16を
、外側チャンネル304Aに軌道ケーブルシステム14を受け入れるためにその
下面の長さに沿って3組の平行チャンネルを形成している。均力化板のチャンネ
ルと同様に、クランプ板のチャンネルは、チャンネルの端部が外側にフレア加工
されている点を除いて、各々のケーブルの周囲の約1/2まで成形されている。
【0072】 図11Cと11Dに示されているように、各々の均力化板302とクランプ板
304のチャンネル形成面は、それら板が各チャンネル内にケーブルを摩擦力で
ロックするためにケーブル周りで組立られて吊架ケーブルシステムと軌道ケーブ
ルシステムにおける張力を均等化させるように相補形状となっている。組み立て
られた板におけるチャンネルの各々のフレア加工された端部は、係合を制限する
ことで、従ってミュラー氏の開示に欠けていた特長であるプレート端部に関する
曲げ応力を制限することでケーブル上の摩耗を低減するように、ケーブルの各々
の周りにおける組立体の各端部に円錐台形状の腔所を形成している。フレア加工
された端部は、図11Dに最も良く示されているように、組立体を貫通したチャ
ンネルの開口においてより狭い直径部307とより大きな直径部309とによっ
て画定されている。
【0073】 板302、304は、チャンネルの側面に沿って板に形成された各々の複数の
相補形状孔308に複数のボルト306を挿入することで組立られる。ボルト3
06は、適切な締着力を確保するための高強度ボルトとなっており、またそれら
の頭がクランプ板304の上面と面一となるように孔に埋められている。ボルト
306は、各々のナット310によって保持されている。ボルトを面一と成るよ
うに搭載することで、乗物のホィールがそれらの一つと衝突する可能性を防止す
るようにしている。
【0074】 クランプ板304は、最大の応力領域により大きな横断面積を与えるように2
本の中央チャンネル304Bの上方にその中心部(図示していない)で高くされ
た上面を有することができる。板304の上面は、更にケーブルカーのホィール
によって係合されるように成っている。
【0075】 均力化組立体は、連続して通った軌道を確保するためにレールプロフィルと調
和している。従って、レールプロフィルは、均等化ロック300のプロフィル、
即ち形状に合わなければならない。それに従って、レールにおける45°の膨張
隙間は、均力化組立体とのレールの係合部には使用できなく成る。
【0076】 本発明は、更に、吊架ケーブルシステムトと軌道ケーブルシステムとを接続し
て、それらの間に力を配分するためのケーブル被覆部材の均力化組立体の2つの
代替実施例を企図している。第1の代替の均力化組立体、又は均等化ブロックは
、図11Eに図解されている。幾つかのホィール支持レール350、354は、
レール下方の構成要素をはっきりと示すために図では取り外されている。ケーブ
ル被覆部材の組立体は、それへの接続部と共にフレーム333から造られている
。ケーブルの接続部は、図示されているように亜鉛ソケット334で、又は当業
者に知られた他のケーブル被覆接続体によって造られている。フレーム333は
、U−形状端部338を有した細長い板となっている基礎フレーム336から造
られている。図示例のU−形状端部338は、異なった長さの脚340、342
から構成されている。脚340、342は、異なった長さとなっているので、隙
間が接続部の間に造られていてケーブル上の所定の引っ張り負荷に対して『U』
状基礎においてより少ないモーメント応力が生じるようにしている。即ち、もし
、脚が異なった長さでなかったならば、接続部は並設していることになる。並設
接続部が互いに干渉しないためには、脚340、342は更に離れていなければ
ならないであろう。脚が更に離れることになると、フレームの残り部分に対する
それら各々の接続部近くにより大きなモーメントが発生するであろう。異なった
長さの脚は、この条件を回避する。
【0077】 複数の斜めの接続板344は、基礎フレーム336の垂直面から基礎フレーム
の長手方向軸線に対して鋭角度で延びており、軌道ケーブルシステム14に対し
て接続点を与えている。基礎フレーム336の両側において、交差部材346が
基礎フレーム336の面から延びていて間隔板348とホィール支持レール35
0とを担持している。補強棒352は、交差部材346から直交状に延びており
、交差部材に対して横方向支持を与えている。
【0078】 ホィール支持レール350は、交差部材346間を跨いでおり、またレールと
交差部材との間に間隔板348を有してレールに付加的高さを与えることができ
る。ホィール支持レール350は、一般にそれらの下には軌道ケーブルを通して
いない。しかし、軌道ケーブルが支持レールの下を通ってそれに入らなければな
らない移行点近くのホィール支持レールは、軌道ケーブルとの干渉を回避するた
めに変えられなければならない。かくして、移行ホィール支持レール354は、
それらの下面と側面にチャンネルを切削加工して軌道ケーブルシステム14のケ
ーブルがホィール支持レールの側面を貫通できるようにしている。
【0079】 第2の代替均力化組立体は、図11F−Lに図解されている。図11Fと11
Gに図解されているように、ケーブル被覆部材の組立体は、組立本体367と、
吊架ケーブルシステムクランプ370と、一対の軌道ケーブルシステムクランプ
368とから造られている。
【0080】 好適な実施例では、組立体367は、複数の交差延長部を支持する均力化組立
体の長さに延びた一対の平行な管状梁372を有しており、その交差延長部は、
次に吊架ケーブルシステムクランプ370と軌道ケーブルシステムクランプ36
8とを支持している。
【0081】 交差延長部は、図11Gと11Iに示されているように管状コラム374と、
横方向補強板376と、間隔板378a−bと、ウィングプレート380とから
造られている。複数の管状コラム374は、管状梁372から垂直に延びており
、間隔板378a−bを支持している。横方向補強板376は、連続した管状コ
ラム374の間に設けられており、コラムに支持を与えている。間隔板378a
−bは、横方向に隣接した管状コラム374の間に接続されており、吊架ケーブ
ルシステムクランプ370を支持している。間隔板378aは、管状コラム37
4の頂部上に着座するためにノッチが形成されている。間隔板378bは、ノッ
チが形成されておらず、他の横方向に隣接した組ごとの管状コラム374の側面
に取り付けられている。間隔板378aは、均力化組立体のいずれの端部におい
ても管状コラム374に取り付けられている。複数対の間隔板378bは、それ
らの間において、他の横方向に隣接した組毎の管状コラム374に取り付けられ
ている。複数対の間隔板378aは、間隔板378bによって接続されていない
他の横方向に隣接した組毎の管状コラムに取り付けられている。吊架ケーブルシ
ステムクランプ370は、吊架ケーブル反作用板382の間で吊架クランプ溝3
79内で摺動する。吊架ケーブル反作用板382は、交互の複数対の隣接した間
隔板378a間に取り付けられている。従って、各吊架ケーブルシステムクラン
プ370は、他の対毎の間隔板378a間で溝379内で摺動する。吊架ケーブ
ルスプリング384は、吊架ケーブルシステムクランプ370と反作用板382
との間に設置されており、吊架ケーブルシステムクランプ370と反作用板38
2との間で可撓的に力を移すようにしている。
【0082】 図11Jと11Kに図示されているように、吊架ケーブル反作用板382は、
逆T形状本体385と挿入可能な逆T形状楔386から造られており、それらの
各々は、それらの各々のウィングの両方に貫通したボルトによって他方に接続さ
れている。逆T形状楔386は、均力化組立体の組立を容易にするために使用さ
れる。全ての吊架ケーブルシステムクランプ370が、吊架ケーブルシステム1
6の周りで、組立体367内部の所定位置に設置された後に、逆T形状楔386
は、逆T形状本体385内に挿入され且つ所定位置にボルト締めされる。楔の機
能は、吊架ケーブルスプリング384を活性化させることである。当業者は、も
し、スプリングが組立工程中に作動可能な負荷まで活性化されたり、又は圧縮さ
れたならば、吊架ケーブルシステムクランプ370をケーブル16の周りで組立
てて調節することが不可能に成ることは理解できよう。従って、全ての吊架ケー
ブルシステムクランプ370は組立体367の所定位置に設置された後に楔38
6を吊架ケーブルスプリング384間に挿入することで、均力化組立体はうまく
組立てられることに成る。
【0083】 さて、組立体367の説明に続いて、ウィングプレート380は、均力化組立
体の両側で管状梁372に取り付けられており、軌道ケーブルシステムクランプ
368に対して支持を与える。吊架ケーブルシステムクランブ368は、軌道ケ
ーブル反作用板388間の軌道ケーブルクランプ溝381内で摺動する。軌道ケ
ーブル反作用板388は、図11Hに見受けられるように、交互の複数対のウィ
ングプレート380の間に取り付けられている。従って、各軌道ケーブルシステ
ムクランプ368は、他の対毎のウィングプレート380の間の溝381内で摺
動する。軌道ケーブルスプリング390は、軌道ケーブルシステムクランプ36
8と反作用板388との間に設置され、可撓状態で軌道ケーブルシステムクラン
プ368と反作用板388との間で力を移す。
【0084】 図11Jと11Kに図解されているように、軌道ケーブル反作用板388は、
T形状体391と挿入可能なT形状楔392とから造られており、それらの各々
は、それら各ウィングの両方を貫通したボルトによって他方に接続されている。
上述した吊架ケーブルクランプの逆T形状楔386とほぼ同様に、軌道ケーブル
クランプのT形状楔392は、均力化組立体の組立を容易にするために使用され
る。
【0085】 図11Gと11Iに図解されているように、各吊架ケーブルシステムクランプ
370は、クランプ摺動体394と吊架クランプ板396とによって形成されて
いる。クランプ摺動体394と吊架クランプ板396は、吊架ケーブルシステム
16のケーブルがクランプ摺動体394と吊架クランプ板396を共にボルト締
めすることで取り付けられる相補形状チャンネルを有している。図11Iも、逆
T形状体385内に挿入される逆形状楔386によって形成されているように、
吊架反作用板382の横断面を示している。楔386と吊架ケーブルシステムク
ランプ370との間で活性化された吊架ケーブルスプリング384も図解されて
いる。
【0086】 同様に、図11Gと11Hに図解されているように、軌道ケーブルシステムク
ランプ386は、クランプ摺動体398と軌道クランプ板399とによって形成
されている。クランプ摺動体398と軌道クランプ板399は、軌道ケーブルシ
ステム14のケーブルがクランプ摺動体398と軌道クランプ板399とを共に
ボルト締めすることで取り付けられる相補形状チャンネルを有している。上記図
11Iと同様に、図11Hは、軌道反作用板388と軌道スプリング390の配
列を示している。
【0087】 本実施例の均力化組立体のような大形のケーブルクランプ機構に関しては、ケ
ーブルが負荷のかかる所に最も近いクランプ端近くでスリップしなければ、クラ
ンプの一番遠い端近くのクランプ圧力は完全には利用できないという問題がある
。即ち、もし加わる力に最も近いクランプ端近くでのクランプ圧力がスリップ無
しでケーブルを保持するのに十分に大きければ、加わる力から最も遠いクランプ
端におけるクランプ圧力は利用されないと言うことである。ここで説明されてい
る好適な実施例では、この限界は、ケーブルを間欠的に把持するが、互いに対し
て、また固定体、特に組立体367に対して撓わむようにされた複数のクランプ
を使用して克服されている。クランプ間での制御された相対移動を達成する手段
は、組立体のクランプと交差延長部との間にスプリングを設置することである。
異なったバネ定数を有したスプリングを使うことで、異なった度合いの抵抗が、
選択されたクランプ間に発生される。負荷が加えられるケーブル端に最も近くに
より低いバネ定数のスプリングを設けることで、これらのクランプは、所定負荷
以下でより大きく撓わむことができるようになる。その最も近い端でのクランプ
は、より大きく撓わむことができるので、より大きな負荷がより遠いクランプに
伝えられることになる。このメカニズムによって、各々のクランプによって必要
とされるクランプ圧力は均等化される。
【0088】 上述の構成は、吊架ケーブルスプリング384及び吊架ケーブルシステムクラ
ンプ370と共に、また軌道ケーブルスプリング390及び軌道ケーブルシステ
ムクランプ368と共に使用される。各種スプリングの数とバネ定数とは、所定
の負荷に対する設計者の判断に残された事項となろう。
【0089】 ケーブルのクランプに関する基本的問題は、大きな応力が、ケーブルがクラン
プを出る個所近くで発生される傾向がある点である。更に、もしケーブルが、横
方向負荷によって誘起される曲げによって出口点でケーブルに付加的に歪ませる
横方向負荷を受ければ、応力は倍加されることになる。本発明の好適な実施例で
は、図11Fと11Lに図解されているように、延長部材案内400がこの問題
に対処するために均力化組立体に加えられている。
【0090】 延長部材案内400は、吊架ケーブルシステム16の入口端と出口端において
組立体367にボルト締めされている。延長部材案内400は、吊架ケーブルシ
ステムクランプ370内への吊架ケーブルシステム16の案内をし、吊架ケーブ
ルシステムクランプ370内への入口点における吊架流ーブルシステムクランプ
16の組合わさった張力と曲げによる吊架ケーブルシステム16上の摩耗を低減
している。
【0091】 好適な実施例では、延長部材案内400は、上部案内402と下部案内404
とによって形成されており、それら案内の組み合わされたプロフィルは、吊架ケ
ーブルシステム16の周囲に適合している。上部案内402と下部案内404と
には、それらが複数のボルトによって共にクランプされるように相補形状孔が形
成されている。
【0092】 延長部材案内400を貫通して吊架ケーブルシステム16用に形成された孔は
、吊架ケーブルシステム16のケーブルよりも若干大きくなっている。拡大され
た孔の目的は、クランプの外端部に望ましくない応力を発生させずに吊架ケーブ
ルシステム16のクランプを限定するものである。延長部材案内400は、基本
的に吊架ケーブルシステム16をよりしっかりと吊架ケーブル組立体クランプ3
70内に案内するものである。それによって、ケーブルの引張りと曲げの組み合
わせによって発生されるより極端な応力は、経験していない。延長部材案内40
0の好適な実施例では、ライニング406が延長部材案内400とケーブルシス
テム16との間に取り付けられており、それらの間に摩耗を誘発せずにそれらの
間でのクランプ摩耗を限定するものである。
【0093】 従って、ここで特許請求されている発明は、その精神や必須の特徴から逸脱し
ない限り多くの代替の同等に満足のいく実施例を有していることは明らかである
。ここでの教示の利益を受ける当業者は、上記パラグラフで説明されているよう
に、ここで開示された好適な実施例に関する有利な変更や改造を素早く実施する
ことになるが、それらの全ては本発明の技術的範囲内に入るものと考えられる。
例えば、好適な実施例での全てのケーブルは、それらの高い腐食抵抗性や密度や
弾性係数や、またそれらの支承圧力に対するより低い感受性によって錠締めコイ
ル鋼となっている。しかし、他のタイプのケーブルも、幾つかの実施例には適用
できよう。上記の好適な実施例は、結果的に図解のためと考えるべきであり、本
発明の技術的範囲を制限するものではないと考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1−5】 ガーハード ミュラー氏に1978年1月24日に付与された米国特許第4,
069,765号に開示され、特許請求された従来技術の索道システムを示して
おり、ここでの図3−7に対応している。
【図6】 ここで説明されている本発明の索道システムの上部サドルと下部サドルを有し
た支柱を示す立面図である。
【図7A−G】 新しい支柱の上部サドルを示しており;図7A、図7B、図7C−Dは、各々
部分断面の上部サドルの基礎の側部立面図;破断等角図;立面図及び平面図であ
る。
【図7H−L】 図7Hは図6の支柱の下部サドルの立面図を示しており;図7Iは図7Hの平
面図;図7Jは図7Hにおいて断面7J−7Jに沿って取られた平面図;図7K
は図7Hにおいて断面7K−7Kに沿って取られた立面図;図7Lは図7Hにお
いて7L−7Lに沿って取られた立面図である。
【図7M−N,P−Q】 図7M−N、Pは、下部サドルの横断方向の接続フレームと主梁とを示してお
り;図7Mは部分立面図;図7Nは図7Mにおける断面7N−7Nに沿って取ら
れた側立面図;図7Pは図7Mの部分平面図;図7Qは図7Mの断面7Q−7Q
に沿って取られた立面図である。
【図7R−7U】 下部サドルの第3梁と懸架ロッド/交差結合線の組立体を示しており;図7R
は立面図;図7Sは図7Rにおいて断面7S−7Sに沿って取られた側部立面図
;図7Tは図7Rにおいて断面7T−7Tに沿って取られた側部立面図;図7U
は図7Rにおいて断面7U−7Uに沿って取られた平面図である。
【図7V−7X】 下部サドルの均等化梁を示しており;図7Vは立面図;図7Wは図7Vの平面
図;図7Xは図7Wにおける断面7X−7Xに沿って取られた側部立面図である
【図7V−7X】 下部サドルの均等化梁を示しており;図7Vは立面図;図7Wは図7Vの平面
図;図7Xは図7Wにおいて断面7X−7Xに沿って取られた側部立面図である
【図7Y,Z】 図7Yは安定化ショックアブゾーバと補強棒を付加した管状支柱支持梁に接続
された下部サドルの代替実施例の側部立面図であり、図7Zは管状支柱支持梁に
接続された下部サドルの代替実施例の部分等角図である。
【図7AA】 垂直材の下方端が貫通している開口を上方端に有した管状基礎支柱によって支
持された上部サドルを示した支持支柱の側部立面図である。
【図7AB−7AE】 一組のケーブルクランプホィール組立体を介して基礎支柱の頂部上に吊架ケー
ブルを支持する代替上部サドルを示しており;図7ABは基礎支柱の頂部上に搭
載された代替上部サドルの側部立面図;図7ACはローラベースとホィール支承
部材の頂部に支持されたケーブルクランプホィール組立体の一つの端部立面図;
図7ADはケーブルクランプホィール組立体の一つの平面図;図7AEはケーブ
ルクランプホィール組立体の一つの側部立面図である。
【図8A−B】 新しいシステムにおける軌道ケーブルシステムのハンガー、交差結合線及びレ
ールを等角図で示しており;図8Aは部分展開斜視図;図8Bは立面図である。
【図9A−B】 図8Aの線9A−9Aに沿った断面で且つ部分的に切り欠いて、新しいシステ
ムのハンガー、交差結合線及び電力レールを示しており;図9Aは吊架ケーブル
システムの水平断面図を示し;図9Bは吊架ケーブルシステムの傾斜断面を示し
ている。
【図10A−C】 新しいシステムにおける軌道ケーブルシステムの交差結合線、ケーブル及びレ
ールを示しており;図10Aは仮想線での頂面図;図10Bは図10Aにおいて
線10B−10Bに沿った断面で部分的に切り欠いて示しており;図10Cは端
面図である。
【図11A−D】 スパンの中間点で吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムとを締着する
均力化組立体を示している。
【図11E】 代替均力化組立体の等角図を示している。
【図11F−11L】 第2の代替の均力化組立体を示しており;図11Fは第2の代替の均力化組立
体の等角図を示し;図11Gは均力化組立体の中央部分を通った横断面を示し;
図11Hは図11Gに示されているように線A−Aに沿って取られた横断面図;
図11Iは図11Gに示されているように線B−Bに沿って取られた横断面図;
図11Jは均力化組立体の一部分の平面図;図11Kは図11Jに示されている
ように線C−Cに沿って取られた横断面;図11Lは第2の代替の均力化組立体
の端部立面図を示している。
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月28日(2000.6.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 アーシェイム, パー スイス連邦, ヴェヴェイ シーエイチ− 1800, アヴェニュー デ コールシアー 1, ピー.オー.ボックス 59 (72)発明者 パギン, アンドレ, オー スイス連邦, コールセオークス シーエ イチ−1802, ペティット センテナイレ 2 【要約の続き】 り、吊架ケーブルシステム(16)を支持しつつも他方 で索道システムに加えられる力に応答して吊架ケーブル システム(16)の撓わみを与えている。索道システム の好適な実施例は、ケーブルにおける引張り力を多くの ケーブルの中で均等化させるために支持支柱(17)間 の点で吊架ケーブルシステム(16)を軌道ケーブルシ ステム(14)に結合する均力化組立体(300)を有 している。

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物が移動して行く軌道を提供する高架索道システムであっ
    て: 吊架ケーブルシステムと; 上記高架索道システムを移動する乗物のホイールを支持するために上記吊架ケ
    ーブルシステムから吊られた一対の軌道ケーブルシステムと; 上記吊架ケーブルシステムから上記軌道ケーブルシステムを吊るための複数の
    ハンガーと; 上記吊架ケーブルシステムと上記一対の軌道ケーブルシステムを支持する複数
    の支柱とから構成されており、該支持支柱の少なくとも一つは: 基礎支柱と、 上記一対の軌道ケーブルシステムを支持するために基礎支柱によって支持さ
    れた下部サドルであって、該下部サドルが、上記軌道ケーブルシステムを移動す
    る乗物によって加えられ、上記軌道ケーブルシステムの一部分を横切って加えら
    れる負荷を上記一つの支柱に伝達するために基礎支柱に旋回可能に搭載されたリ
    ンク手段を有しているものと、 上記吊架ケーブルシステムを支持し且つ上記索道システムに加えられる力に
    応答して上記吊架ケーブルシステムの撓みに対処するように基礎支柱によって支
    持された上部サドルであって: 支承組立体と、 該支承組立体に関連して橈むことができるように吊架ケーブルシステムを
    支持するためにそれに吊架ケーブルシステムのケーブルをしっかり取り付けるケ
    ーブル取付け組立体とから構成されているものとから構成されていることを特徴
    とした高架索道システム。
  2. 【請求項2】 上記一つの支柱の下部サドルは: 基礎支柱に搭載された横断支柱梁と; 負荷の垂直方向成分を上記横断支柱梁に伝達するために上記横断支柱梁に旋回
    可能に接続された手段と; 上記垂直負荷伝達手段によって担持された複数の交差結合線と; 負荷の横方向成分を上記横断支柱梁に伝達するために上記交差結合線によって
    部分的に支持された手段とから構成されている請求項1記載の高架索道システム
  3. 【請求項3】 上記一つのハンガーは: 上部片及び下部片と、それらの間で相対移動するようにそれら上部片と下部片
    を連結する継手とを有したハンガー部材であって、上記少なくとも一つのハンガ
    ーがハンガー部材の第一端によって上記吊架ケーブルシステムから吊られるよう
    になっているものと; 上記軌道ケーブルシステムを支持するために、上記吊架ケーブルに対して遠位
    の第2端において旋回可能にハンガー部材に搭載されたハンガー交差結合線と; ハンガー交差結合線に取り付けられた軌道ケーブル案内とから構成されている
    請求項1記載の高架索道システム。
  4. 【請求項4】 更に、上記吊架ケーブルシステムと上記軌道ケーブルシステ
    ムの間において張力を均等化させるために高架索道システムにおける支持支柱間
    の幾つかの点で上記吊架ケーブルシステムを上記一対の軌道ケーブルシステムに
    結合する均力化組立体であって、上記吊架ケーブルシステムと上記軌道ケーブル
    システムのケーブルをそれらの各々の周面の周りで摩擦係合し且つ上記吊架ケー
    ブルシステムと上記軌道ケーブルシステムによって加えられる力を上記吊架ケー
    ブルシステムのケーブルと上記軌道ケーブルシステムのケーブルの中に伝達する
    ケーブル被覆部材のシステムから構成されている均力化組立体から構成されてい
    る請求項1記載の高架索道システム。
  5. 【請求項5】 一対の軌道ケーブルシステムを支持するために高架索道シス
    テムに使用する下部サドルであって、そこで、該下部サドルが、軌道ケーブルシ
    ステムを移動する乗物によって加えられ、軌道ケーブルシステムの一部分を横切
    って加えられる負荷を支柱に伝達するようになっているものであり、該下部サド
    ルは: 基礎支柱に搭載された横断支柱梁と; 負荷の垂直方向成分を上記横断支柱梁に伝達するために上記横断支柱梁に旋回
    可能に接続された手段と; 該垂直方向負荷伝達手段によって担持された複数の交差結合線と; 負荷の横方向成分を上記横断支柱梁に伝達するために上記交差結合線によって
    部分的に支持された手段とから構成されていることを特徴とする下部サドル。
  6. 【請求項6】 上記垂直方向負荷伝達手段は、上記横方向負荷伝達手段から
    独立して作動する負荷緩和システムとなっている請求項5記載の下部サドル。
  7. 【請求項7】 上記垂直方向負荷伝達手段は: 第1垂直面で回転するように長手方向軸線の中心で旋回可能に横断支柱梁に搭
    載された主梁と; 第1垂直面で回転するように主梁のほぼ各端で各々長手方向軸線の中心で旋回
    可能に主梁に搭載された一対の第2梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁のほぼ各端で各第2梁の一本に各々
    長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁のほぼ各端で各々の第3梁の一本に
    、各々端の一方で旋回可能に搭載された8本の懸架ロッドであって、各懸架ロッ
    ドの他方端が第1垂直面で交差結合線が回転するように交差結合線の長手方向軸
    線の中心で旋回可能に交差結合線に接続されていて、交差結合線が軌道ケーブル
    システムを支持しているものとから構成されている請求項6記載の下部サドル。
  8. 【請求項8】 上記横方向負荷伝達手段は: 上記交差結合線を横切って横断方向に担持された均等化梁と; 該均等化梁と係合するように上記横断支柱梁によって担持された横支持間柱と
    から構成されている請求項5記載の下部サドル。
  9. 【請求項9】 均等化梁は、異なった長さの重ね板を有している請求項8記
    載の下部サドル。
  10. 【請求項10】 均等化梁の幅は、その長さに渡って変化している請求項8
    記載の下部サドル。
  11. 【請求項11】 一対の軌道ケーブルシステムを支持するために高架索道シ
    ステムに使用する下部サドルであって、そこで、該下部サドルが、軌道ケーブル
    システムを移動する乗物によって加えられ、軌道ケーブルシステムの一部分を横
    切って加えられる負荷を支柱に伝達するようになっているものであり、該下部サ
    ドルは: 基礎支柱に搭載された横断支柱梁と; 上記横断支柱梁の一端近くに接続されていて且つそれから下方向に延びて負荷
    を支柱に伝達する横断接続フレームと; 負荷の垂直方向成分を上記横断接続フレームに伝達するために上記横断接続フ
    レームに旋回可能に接続された手段と; 上記垂直方向負荷伝達手段によって担持された複数の交差結合線と; 負荷の横方向成分を上記横断接続フレームに伝達するために上記交差結合線に
    よって部分的に支持された手段とから構成されていることを特徴とする下部サド
    ル。
  12. 【請求項12】 上記横方向負荷伝達手段は: 上記交差結合線を横切って横断方向に担持された均等化梁と; 均等化梁と係合するように上記横断接続フレームによって担持された横支持間
    柱とから構成されている請求項11記載の下部サドル。
  13. 【請求項13】 上記垂直負荷伝達手段は: 第1垂直面で回転するように横断接続フレームに長手方向軸線の中心で旋回可
    能に搭載された主梁と; 第1垂直面で回転するように主梁のほぼ各端で各々長手方向軸線の中心で旋回
    可能に主梁に搭載された一対の第2梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁のほぼ各端で各第2梁の一本に各々
    長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁のほぼ各端で各々の第3梁の一本に
    、各々端の一方で旋回可能に搭載された8本の懸架ロッドであって、各懸架ロッ
    ドの他方端が第1垂直面で交差結合線が回転するように交差結合線の長手方向軸
    線の中心で旋回可能に交差結合線に接続されていて、交差結合線が軌道ケーブル
    システムを支持しているものとから構成されている請求項11記載の下部サドル
  14. 【請求項14】 高架索道システムにおいて一対の軌道ケーブルシステムを
    支持し且つ軌道ケーブルシステムを移動する乗物によって加えられる力に応答し
    て軌道ケーブルシステムの橈みに対処する下部サドルであって: 基礎支柱に横断方向に搭載された横断支柱梁と、 第1垂直面で回転するように横断支柱梁に長手方向軸線の中心で旋回可能に搭
    載された主梁と、 第1垂直面で回転するように主梁のほぼ各端で各々長手方向軸線の中心で旋回
    可能に主梁に搭載された一対の第2梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁のほぼ各端で各第2梁の一本に各々
    長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁のほぼ各端で各々の第3梁の一本に
    、各々端の一方で旋回可能に搭載された8本の懸架ロッドであって、各懸架ロッ
    ドの他方端が第1垂直面で懸架交差結合線が回転するように懸架交差結合線の長
    手方向軸線の中心で旋回可能に懸架交差結合線に接続されていて、懸架交差結合
    線が軌道ケーブルシステムを支持しているものと、 上記軌道ケーブルシステムに渡って乗物によって加えられる力を更に均等化す
    るために交差結合線にま股がる異なった長さの重ね板を有し、長さに渡って幅を
    変えている均等化梁と; 均等化梁と係合するように上記横断接続フレームによって担持された横支持間
    柱とから構成されていることを特徴とする下部サドル。
  15. 【請求項15】 高架索道システムにおける一対の軌道ケーブルシステムに
    加えられる垂直方向負荷を支柱に伝達するシステムであって: 第1垂直面で回転するように支柱に長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載され
    た主梁と、 第1垂直面で回転するように主梁のほぼ各端で各々長手方向軸線の中心で旋回
    可能に主梁に搭載された一対の第2梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第2梁のほぼ各端で各第2梁の一本に各々
    長手方向軸線の中心で旋回可能に搭載された4本の第3梁と; 第1垂直面で回転するように一本の第3梁のほぼ各端で各々の第3梁の一本に
    、各々端の一方で旋回可能に搭載された8組の懸架ロッドであって、各懸架ロッ
    ドの他方端が第1垂直面に直交している第2垂直面で交差結合線が回転するよう
    に交差結合線の長手方向軸線の中心で旋回可能に交差結合線に接続されていて、
    交差結合線が軌道ケーブルシステムを垂直方向で支持しているものとから構成さ
    れていることを特徴とする垂直方向負荷伝達システム。
  16. 【請求項16】 更に、上記軌道ケーブルシステムに加えられる横方向負荷
    を伝達するシステムから構成されており、該横方向負荷伝達システムは: 上記軌道ケーブルシステムを横方向で支持するために上記交差結合線を横切っ
    て横断方向に担持された均等化梁と; 該均等化梁と係合するように上記支柱に接続された横支持間柱とを有している
    請求項15記載の垂直方向負荷伝達システム。
  17. 【請求項17】 更に、8組の懸架ロッドの1組の搭載端近くの1本の第3
    梁のほぼ各端において各々の第3梁の一本に各々端の一方で旋回可能に搭載され
    た4組のショックアブゾーバから構成されており、各ショックアブゾーバの他方
    端は、ショックアブゾーバの一方端が接続されている第3梁のほぼ他方端で接続
    されている懸架ロッド組の他方端近くで交差結合線に旋回可能に接続されており
    、かくして、ショックアブゾーバは、懸架ロッドと第3梁とが互いに相対的に回
    転する割合を低下させることで軌道ケーブルシステムに加えられる垂直方向負荷
    の衝撃を更に低減するようにしている請求項15記載の垂直方向負荷伝達システ
    ム。
  18. 【請求項18】 更に、各々端の一方で交差結合線に第1懸架ロッドの下方
    端近くで旋回可能に搭載された4本の補強ロッドから構成されており、各補強ロ
    ッドのもう一つ別の端は、第1懸架ロッドが吊り下がっている第3梁の対向端に
    接続されている第2懸架ロッドの下方端とそのロッド近くで交差結合線に旋回可
    能に接続されている請求項15記載の垂直方向負荷伝達システム。
  19. 【請求項19】 高架索道システムにおける吊架ケーブルシステムを支持し
    且つ吊架ケーブルシステムから支持された一対の軌道ケーブルシステムを移動す
    る乗物によって加えられる力に応答して上記吊架ケーブルシステムの撓みに対処
    するように基礎支柱によって支持された上部サドルであって: 支承組立体と、 該支承組立体に関連して橈むことができるように吊架ケーブルシステムを支持
    するためにそれに吊架ケーブルシステムのケーブルをしっかり取り付けるケーブ
    ル取付け組立体とから構成されているものとから構成されていることを特徴とし
    た上部サドル。
  20. 【請求項20】 上記支承組立体は、垂直材を旋回可能に基礎支柱に搭載す
    る組立材から構成されている請求項19記載の上部サドル。
  21. 【請求項21】 上記ケーブル取付け組立体は: 上記支承組立体に旋回可能に搭載された垂直材と; 吊架ケーブルシステムを支持するために垂直材に搭載され且つそれを覆う継手
    とから構成されている請求項20記載の上部サドル。
  22. 【請求項22】 更に、軌道ケーブルシステムを移動する乗物によって加え
    られる力に応答して垂直材が橈わむと垂直材に生じる動的負荷を支承する手段か
    ら構成されている請求項21記載の上部サドル。
  23. 【請求項23】 上記の垂直材を旋回可能に搭載する組立体は、軌道ケーブ
    ルシステムを移動する乗物によって加えられる力に応答して垂直材が橈わむと垂
    直材に生じる動的負荷を支承する手段を有している請求項21記載の上部サドル
  24. 【請求項24】 上記継手は: 継手基礎と; 継手基礎に取り付けられ且つ継手基礎からほぼ垂直に延び、隔設された少なく
    とも2つの支持部材と; 一端で該支持部材に係合するために且つ第2端でケーブルを受け入れるために
    ソケットが取り付けられたケーブルコネクターと; ケーブルコネクターが上記継手に対して旋回できるようにケーブルコネクター
    を支持部材に結合する手段とから構成されている請求項21記載の上部サドル。
  25. 【請求項25】 上部サドルは、垂直材の下方端が貫通して延びている開口
    を上方端に有した管状基礎支柱によって支持されており、また搭載組立体は、軌
    道ケーブルシステムを移動する乗物によって加えられる力に応答して、基礎支柱
    内の枢支点の周りで垂直材が回転できるようにしている請求項21記載の上部サ
    ドル。
  26. 【請求項26】 上記支承組立体は: 基礎支柱の上部に接続するベースプレートであって、該ベースプレートが支承
    組立体の付加部品を支持する台を提供するものと; 上記ベースプレートと支持された吊架ケーブルシステムとの間で垂直に分離す
    るために上記ベースプレートから垂直に延びた支持部材と; 頂部が吊架ケーブルシステムをしっかり取り付ける上記ケーブル取付け組立体
    の移動パターンを画定する基礎面を提供するために上記垂直支持部材の頂部で支
    持されたローラベースと; 上記ケーブル取付け組立体が移行する面を提供するために上記ローラベースの
    頂部上に支持された少なくとも一つのホィール支承部材とから構成されている請
    求項19記載の上部サドル。
  27. 【請求項27】 上記ケーブル取付け組立体は、吊架ケーブルシステム上に
    クランプし且つ上記の少なくとも一つのホィール支承材に対して吊架ケーブルシ
    ステムが撓めるようにする複数のケーブルクランプホィール組立体から構成され
    ている請求項26記載の上部サドル。
  28. 【請求項28】 垂直に延びている上記支持部材は、アーチ状ローラベース
    を支持するアーチ状上面を有している請求項27記載の上部サドル。
  29. 【請求項29】 上記ローラベースは、上記支持部材の頂部に嵌合するため
    に上記支持部材の曲率と一致した曲率に湾曲されたプレートとなっている請求項
    28記載の上部サドル。
  30. 【請求項30】 上記の少なくとも一つのホィール支承部材は、上記アーチ
    状ローラベースの頂部に嵌合するために上記アーチ状ローラベースの曲率と一致
    した曲率に主軸線周りで湾曲されたクレーンレールとなっている請求項29記載
    の上部サドル。
  31. 【請求項31】 少なくとも一つのホィール支承面に対して吊架ケーブルシ
    ステムが撓むことができるようにするための上記ケーブルクランプホィール組立
    体の各々は: 少なくとも一つのホィールと; 該少なくとも一つのホィールに取り付けられた軸と; 該軸に隣接して配置されたケーブルクランプ部材と; 該ケーブルクランプ部材に取り付けられ且つ上記ケーブルクランプ部材と確実
    に回転可能関係で上記軸を取り付けるために該軸を捕獲する少なくとも一つの軸
    リテーナと; 上記ケーブルクランプ部材内に嵌合され且つ吊架ケーブルシステムの周りに嵌
    合され、また上記ケーブルクランプ部材の完成時に上記ケーブルクランプ部材を
    吊架ケーブルシステムに吊架ケーブルシステムを押し潰さずに接続するためにテ
    フロンのライニングと吊架ケーブルシステムとの間に適切な摩擦を与える少なく
    とも一つのテフロンライニングとから構成されている請求項27記載の上部サド
    ル。
  32. 【請求項32】 各ケーブルクランプ部材は、チャンネル、アングル及びプ
    レートから構成されている請求項31記載の上部サドル。
  33. 【請求項33】 吊架ケーブルシステムを移動する乗物によって吊架ケーブ
    ルシステムに加えられる負荷を低減する下部サドルは、基礎支柱に接続されてい
    る請求項19記載の上部サドル。
  34. 【請求項34】 吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムとの間で張
    力を均等化するために、高架索道システムにおける支持支柱間の箇所で吊架ケー
    ブルシステムを一対の軌道ケーブルシステムに結合する力均等化組立体であって
    、吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムのケーブルをそれらの各々の周
    面周りで摩擦係合し且つ吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムによって
    加えられる力を吊架ケーブルシステムのケーブルと軌道ケーブルシステムのケー
    ブルとの中に分散するためのケーブル被覆部材のシステムから構成されているこ
    とを特徴とする均力化組立体。
  35. 【請求項35】 上記のケーブル被覆部材のシステムは: 吊架ケーブルシステムを中央チャンネルに、また上記軌道ケーブルシステムを
    外側チャンネルに受け入れるために表面長さに沿って少なくとも3本の平行チャ
    ンネルを形成した均等化板であって、チャンネルの端部が外側にフレア加工され
    ている点を除いて、チャンネルが各々のケーブルの周囲の約半分まで成形されて
    いるものと、 吊架ケーブルシステムを中央チャンネルに、また上記軌道ケーブルシステムを
    外側チャンネルに受け入れるために第1表面の長さに沿って少なくとも3本の平
    行なチャンネルを形成したクランプ板であって、乗物の端部が外側にフレア加工
    されている点を除いて、チャンネルが各々のケーブルの周囲の約他の半分まで成
    形されていて、チャンネルの形成されたクランプ板がケーブルカーのホィールに
    よって係合されるようになっている第1面に対向した第2面を有していて、第2
    面がクランプされたケーブル組立体によって加えられる応力に対処するために中
    央チャンネルに対向して持ち上げられているものとから構成されており、 均力化板とクランプ板のチャンネルの形成された面は、それら板が上記各々の
    吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムにおいて力を均等化するために、
    各チャンネル内に吊架ケーブルシステムと軌道ケーブルシステムを摩擦力でロッ
    クするように各々の孔を通して共にボルトで固定できるように相補形になってお
    り、組み立られた板のチャンネルの各々のフレア加工された端は、それら板の端
    によるケーブル上の摩耗を低減するために上記各々の吊架ケーブルシステムと軌
    道ケーブルシステムの各々の周りの組立体の各端部に円錐台形状の腔所を形成し
    ている請求項34記載の均力化組立体。
  36. 【請求項36】 上記ケーブル被覆部材のシステムは、均力化板とクランプ
    板における各々の複数の相補形状孔を貫通し且つそれら板を共にクランプする複
    数のボルトを有している請求項35記載の均力化組立体。
  37. 【請求項37】 均力化板とクランプ板は、それら板が組み立てられると、
    各々中心の2つの各チャンネルに2本の吊架ケーブルを、また外側の4つの各チ
    ャンネルに4本の軌道ケーブルを摩擦力でロックするように各表面の長さに沿っ
    て6つの平行なチャンネルを形成している請求項35記載の均力化組立体。
  38. 【請求項38】 チャンネルの形成された面と対向したクランプ板の面は、
    クランプされたケーブル組立体によって加えられる応力に対処するために、中心
    の2つのチャンネルに対向して持ち上げられている請求項37記載の均力化組立
    体。
  39. 【請求項39】 上記ケーブル被覆部材の組立体は: ケーブルをピン接続部に接続すめための複数の亜鉛ソケットと; フレームの長手方向軸線に対して鋭角度から、またフレームの長手方向軸線と
    平行なケーブル接続部から亜鉛ソケットのピン接続部を受け入れ、それらを介し
    て力を吊架ケーブルシステムと一対の軌道ケーブルシステムの中に分散するケー
    ブル接続部を有したフレームとを有している請求項34記載の均力化組立体。
  40. 【請求項40】 上記のケーブル被覆部材の組立体は、フレームの長手方向
    軸線に対して鋭角度からケーブル接続し且つフレームの長手方向軸線と平行にケ
    ーブル接続し、それらを介して力を吊架ケーブルシステムと一対の軌道ケーブル
    システムの中に分散するケーブル接続部を備えたフレームを有している請求項3
    4記載の均力化組立体。
  41. 【請求項41】 上記フレームは: 吊架ケーブルシステムを各端に接続するためにU−形状端部を備えた細長い板
    を有したフレームと、 軌道ケーブルシステムのケーブルを接続するために上記基礎フレームの長手方
    向軸線に対して鋭角度で上記基礎フレームの細長い板の垂直面に取り付けられた
    複数の斜め接続板と、 交差部材の外端にホィール支持レールを担持するために細長い板の両面上にお
    いて上記基礎フレームの細長い板の面から延びた複数の交差部材とから構成され
    ている請求項40記載の均力化組立体。
  42. 【請求項42】 上記フレームは、更に、上記交差部材を横方向で支持する
    ために上記交差部材の間で該交差部材から直角に延びた複数の補強棒から構成さ
    れている請求項41記載の均力化組立体。
  43. 【請求項43】 上記基礎フレームの各々のU−形状端は、上でケーブル接
    続が行われている脚を有しており、これらの脚は、吊架ケーブルシステムの各ケ
    ーブルの脚への接続部間に隙間を与えるように異なった長さを有している請求項
    41記載の均力化組立体。
  44. 【請求項44】 上記基礎フレームのU−形状端の各脚は、吊架ケーブルシ
    ステムのケーブルに接続された接続ピンを受け入れる孔を有している請求項41
    記載の均力化組立体。
  45. 【請求項45】 上記基礎フレームのU−形状端の各脚は、吊架ケーブルシ
    ステムのケーブルに接続された接続ピンを受け入れる孔を有している請求項43
    記載の均力化組立体。
  46. 【請求項46】 各斜めの接続板は、軌道ケーブルシステムのケーブルに接
    続される接続ピンを受け入れる孔を有している請求項41記載の均力化組立体。
  47. 【請求項47】 各上記交差部材は、上記ホィール支持レールを高くするた
    めに上記交差部材と上記ホィール支持レールとの間に間隔板をその端で支持して
    いる請求項41記載の均力化組立体。
  48. 【請求項48】 上記ホィール支持レールは、高架索道システムを移動する
    乗物のホィールを支持するために上記フレームの頂部に接続されている請求項4
    1記載の均力化組立体。
  49. 【請求項49】 上記ホィール支持レールは、軌道ケーブルシステムのケー
    ブルがホィール支持レールの側面を貫通できるようにするために、それらの底側
    にチャンネルを切削形成している請求項48記載の均力化組立体。
  50. 【請求項50】 上記のケーブル被覆部材のシステムは: 組立体と、 吊架ケーブルシステムを把持し、且つ吊架ケーブルシステムクランプと組立体
    との間で配分された力を低下させるように撓み可能に組立体に取り付けられてい
    る吊架ケーブルシステムのクランプと、 一対の軌道ケーブルシステムを把持し、且つ軌道ケーブルシステムのクランプ
    と組立体との間に配分された力を低下させるために撓み可能に組立体に取り付け
    られている一対の軌道ケーブルシステムのクランプであって、該一対の軌道ケー
    ブルシステムのクランプの頂面が、高架索道システムを移動する乗物のホィール
    によって係合されるようになっているものから構成されている請求項34記載の
    均力化組立体。
  51. 【請求項51】 組立体は: 縦長フレームと、 中央近くで吊架ケーブルクランプを、また交差延長部の両端近くで軌道ケーブ
    ルクランプを支持するように各々縦長フレームに取り付けられた複数の交差延長
    部と、 間で可撓で且つ減衰された係合を行うために交差延長部と軌道ケーブルシステ
    ムクランプとの間に配置された複数のスプリングと、 間で可撓で且つ減衰された係合を行うために交差延長部と吊架ケーブルシステ
    ムクランプとの間に配置された複数のスプリングとから構成されている請求項5
    0記載の均力化組立体。
  52. 【請求項52】 縦長フレーム破、交差延長部を支持するために均力化組立
    体の長さに渡って延びた一対の平行梁から構成されている請求項51記載の均力
    化組立体。
  53. 【請求項53】 交差延長部は: 縦長フレームから垂直に延びたコラムと、 コラムに横方向支持を与えるために連続コラム間に取り付けられた横方向補強
    板と、 吊架ケーブルシステムのクランプを摺動可能に支持するためにコラムの頂部近
    くに取り付けられた間隔板と、 反作用板と隣接した吊架ケーブルシステムのクランプとの間に配置されたスプ
    リングに支承面を与えるために交互の一対の隣接間隔板間に取り付けられた吊架
    ケーブル反作用板と、 縦長フレームの各側で軌道ケーブルシステムクランプを摺動支持するために縦
    長梁に取り付けられたウイング板と、 各反作用板と隣接軌道ケーブルシステムクランプとの間に配置されたスプリン
    グに支承面を与えるために隣接ウイング板の交互した一対の隣接ウイング板間に
    取り付けられた軌道ケーブル反作用板とから構成されている請求項52記載の均
    力化組立体。
  54. 【請求項54】 吊架ケーブルシステムのクランプは: 吊架ケーブルシステムを受け入れるためにチャンネルを備えた組立体部分間に
    配置されたクランプ摺動体と、 吊架クランプ摺動体にボルト締めし且つ吊架ケーブルシステムを間にしっかり
    と取り付けるために吊架クランプ摺動体の平行チャンネルと相補形状を成したチ
    ャンネルを備えたクランプ板とから構成されている請求項50記載の均力化組立
    体。
  55. 【請求項55】 一対の軌道ケーブルシステムクランプの各々は: 軌道ケーブルシステムを受け入れるために少なくとも2本の平行なチャンネル
    を備えた組立体部分間に配置されたクランプ摺動体と、 軌道クランプ摺動体にボルト締めし且つ軌道ケーブルシステムを間にしっかり
    と取り付けるために軌道クランプ摺動体の平行チャンネルと相補形状を成した少
    なくとも2本の平行チャンネルを備えたクランプ板とから構成されている請求項
    50記載の均力化組立体。
  56. 【請求項56】 交差延長部と軌道ケーブルシステムクランプとの間に配置
    されたスプリングのバネ定数は、軌道ケーブルに加えられる力を軌道ケーブルシ
    ステムクランプの各々により等しく分散するため変えられる請求項51記載の均
    力化組立体。
  57. 【請求項57】 交差延長部と吊架ケーブルシステムクランプとの間に配置
    されたスプリングのバネ定数は、吊架ケーブルに加えられる力を吊架ケーブルシ
    ステムクランプの各々により等しく分散するため変えられる請求項51記載の均
    力化組立体。
  58. 【請求項58】 吊架ケーブル反作用板は: T−形状楔を受け入れるために中央脚を貫通した腔所を、またスプリングを受
    け入れるために面に孔を備えたT−形状体と、 T−形状体内への挿入のために、且つ吊架ケーブルシステムクランプと吊架ケ
    ーブル反作用板との間に配置されたスプリングをそれによって圧縮し且つ活性化
    させるために二重面取りされた前縁を備えたT−形状楔とから構成されている請
    求項53記載の均力化組立体。
  59. 【請求項59】 軌道ケーブル反作用板は: T−形状楔を受け入れるために中央脚を貫通した腔所を、またスプリングを受
    け入れるために面に孔を備えたT−形状体と、 T−形状体内への挿入のために、且つ吊架ケーブルシステムクランプと吊架ケ
    ーブル反作用板との間に配置されたスプリングをそれによって圧縮し且つ活性化
    させるために二重面取りされた前縁を備えたT−形状楔とから構成されている請
    求項53記載の均力化組立体。
  60. 【請求項60】 組立体は、更に吊架ケーブルシステムクランプへの接続部
    における吊架ケーブルシステムの湾曲による吊架ケーブルシステム上の摩耗を低
    減するために、吊架ケーブルシステムの吊架ケーブルシステムクランプ内への摺
    動案内を行う延長部材案内から構成されている請求項50記載の均力化組立体。
  61. 【請求項61】 上記延長部材案内は: 吊架ケーブルシステムの周りに嵌合するように組立体の各長手方向端から外側
    に延びた一対の対向部材と、 一対の対向部材と吊架ケーブルシステムとの間に嵌合し、また間における摩耗
    を低減しつつ、間にクランプ摩擦力を与える複数のライニングとから構成されて
    いる請求項60記載の均力化組立体。
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