JP3341851B2 - プログラム信号複製装置 - Google Patents

プログラム信号複製装置

Info

Publication number
JP3341851B2
JP3341851B2 JP15297092A JP15297092A JP3341851B2 JP 3341851 B2 JP3341851 B2 JP 3341851B2 JP 15297092 A JP15297092 A JP 15297092A JP 15297092 A JP15297092 A JP 15297092A JP 3341851 B2 JP3341851 B2 JP 3341851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
program
information
program signal
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15297092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05328348A (ja
Inventor
章 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP15297092A priority Critical patent/JP3341851B2/ja
Publication of JPH05328348A publication Critical patent/JPH05328348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341851B2 publication Critical patent/JP3341851B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を含むプログ
ラム信号の複製を生成するプログラム信号複製装置に関
するものであって、特に、有料のプログラム信号の複製
を生成するプログラム信号複製装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の有料番組配給方法(有料情報供給
システム)は、大別してビデオソフトのレンタルといわ
ゆるペイテレビがある。
【0003】前者においては、ビデオソフトのレンタル
店は過去の貸し出し状況からの予測に基づいてビデオソ
フトを購入し、これを一般者に貸し出していた。一方、
後者においては、放送会社との一定期間の契約に基づい
て一般者はビデオソフトの供給を受けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
ソフトのレンタル店においては貸し出し予測の誤差から
大量の在庫を抱えてしまうことがある。また、ペイテレ
ビにおいては視聴を希望しない番組も含まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0006】プログラム単位で視聴不可能状態とされて
いるプログラム信号が入来し、入来するプログラム信号
の複製を生成するプログラム信号複製装置であり、 入来
するプログラム信号を第1の記録媒体に記録し、この第
1の記録媒体からプログラム信号を再生する記録再生部
と、 前記記録再生部で再生された視聴不可能状態のプロ
グラム信号を視聴可能状態のプログラム信号にデコード
処理するデコード部と、 前記デコード部におけるデコー
ド処理を制御する制御部と、 前記デコード部から出力さ
れたプログラム信号を複数の第2の記録媒体に記録する
記録部とを備え、 前記第1の記録媒体から再生した視聴
不可能状態のプログラム信号にデコード処理を施して、
複数の第2の記録媒体に視聴可能状態のプログラム信号
を記録するに際して、前記制御部は、複製物を得る者を
特性する使用者特定情報と、複製するプログラム信号を
特定するプログラム特定情報と、前記複製するプログラ
ム信号の複製個数を特定する複製個数特定情報とを、複
製するプログラム信号の送信側に送信し、これに応答し
て得られる解除情報に基づき前記デコード部におけるデ
コード処理を制御することを特徴とするプログラム信号
複製装置。
【0007】前記プログラム信号の複製済個数情報を保
持しておく保持手段を更に備え、 前記第1の記録媒体か
ら再生した視聴不可能状態のプログラム信号にデコード
処理を施して、複数の第2の記録媒体に視聴可能状態の
プログラム信号を記録するに際して、前記制御部は、複
製するプログラム信号の複製個数を特定する複製個数特
定情報と併せて前記保持手段で保持していた複製済個数
情報を、複製するプログラム信号の送信側に送信するこ
とを特徴とする請求項1記載のプログラム信号複製装
置。
【0008】
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるプログラム信
号複製装置を説明するためのブロック図、図2は送信側
である放送局の一実施例を示すブロック図、図3は図2
を説明するための波形図、図4は受信側のVTRとデコ
ーダとを説明するためのブロック図、図5は全体の動作
を説明するためのフローチャートである。以下図面を参
照しつつ実施例を説明する。
【0010】本実施例は、送信側である放送局より、圧
縮された映像信号にスクランブルを施し連続又は間欠的
な疑似NTSC信号に変換した後、時間軸を詰めて従来
の送信手段を用いて送信する。そして、受信側であるビ
デオレンタル店に設置されたVTRでスクランブルされ
た映像信号を記録したマスターテープから、レンタル用
のテープをダビングで作成する際、マスターテープに記
録されたコピー情報、番組情報、使用者情報を送信側に
送信し、これらに基づいて料金を徴収し、一方、送信側
より受信側にスクランブルを解除するためのスクランブ
ル解除信号を送信し、これに基づいてデスクランブルを
施すものである。
【0011】先ず、図1を用いて、有料番組供給システ
ムの概要を説明するに、放送局1からは帯域圧縮及びス
クランブルが施されされると共に従来の信号帯域と比較
して同一又は狭い帯域に設定されている映像信号を、通
常の映像信号の絵柄部分に置換して得た信号を従来の送
信手段を用いて、送信アンテナ2から衛星3を介して、
ビデオレンタル店に設置された受信アンテナ4に供給す
る。
【0012】そして、受信アンテナ4より信号がマスタ
ーVTR5に供給され、マスターテープTM(第1の記
録媒体)に記録され、ビデオレンタル店が貸し出し状況
に応じてレンタル用のビデオテープTS(第2の記録媒
体)の作成を希望する場合は、デコーダ6を操作するこ
とにより行う。即ち、デコーダ6はマスターVTR5で
再生するマスターテープTMを間欠的に走行せしめて圧
縮されたされた信号を受取り、デスクランブルを施すと
共に帯域伸長を施して得た通常の映像信号であるデコー
ダ出力信号6aを第1〜第3のスレーブVTR7〜8に
供給し、ここで、レンタル用のビデオテープTSを作成
する。
【0013】また、デコーダ6は放送局1と電話回線Q
で接続されており、デコーダ6よりマスターテープTM
から再生された番組情報P1、デコーダ毎に設定されて
いる使用者情報P2及びマスターテープTMを用いてレ
ンタル用のビデオテープTSをコピーした総数を表す複
製情報P3をデコーダ6より放送局1に送信し、放送局
1より供給されるスクランブル解除情報P4に基づいて
デスクランブルを施している。更に、デコーダ6はプリ
ンター10にも接続されておりマスターテープTMから
再生されたラベル情報信号ccに基づいて、コピー本数
分だけのラベルを印刷する。このようにして、ビデオレ
ンタル店に、有料番組を提供することができる。
【0014】次ぎに、送信側である放送局1について図
2、図3を用いて説明する。
【0015】図2において、図示せぬデジタルVTR等
より、入力音声信号AA,入力映像信号BBをデジタル
化した略1.5Mbpsのデジタル音声信号10aと略
100Mbpsのデジタル映像信号11aとが圧縮比制
御信号aaが供給される音声信号圧縮手段10と映像信
号圧縮手段11とに夫々供給され、これらで、圧縮比制
御信号aaに応じてDCT,DPCM,ウエーブレット
等の周知の帯域圧縮を施して圧縮音声信号10bと圧縮
映像信号11bとを得ている。ここで、圧縮比制御信号
aaは信号圧縮の度合いを制御するものであり、例え
ば、後述するエンコード信号12aの情報量が10Mb
ps,3.3Mbps,1Mbpsの3種類の場合を本
実施例では想定し、夫々の所定の圧縮比を第1〜第3の
圧縮比と呼ぶこととする。即ち、白黒の番組等視聴者が
高品質をさして期待しない番組については第3の圧縮比
を選択して圧縮の度合いを高めて1Mbpsとし、ニュ
ース番組等ある程度の品質が要求される場合は第2の圧
縮比を選択して3.3Mbpsとし、更に、映画等の高
品質が要求される場合は第1の圧縮比を選択して10M
bpsとして、番組の内容によって圧縮の度合いを切り
換えるものとする。尚、音楽番組等の音声信号について
特に高品質であることが要求される場合はデジタル音声
信号10aについては圧縮を行わずその分デジタル映像
信号11aの圧縮比を高めるよう制御しても良い。
【0016】そして、圧縮音声信号10bと圧縮映像信
号11bとが、所定のデジタル処理を施すエンコーダ1
2中のスクランブル手段120に夫々供給され、ここで
両入力信号が合成されると共に番組(プログラム)毎に
設定されたスクランブル情報信号bbによって特定され
る所定の規則に従って周知のスクランブルを施して得た
信号がID情報付加手段121に供給される。そして、
ID情報付加手段121にて、受信側のVTRにてラベ
ル印刷のためのラベル情報信号ccに基づくID情報等
が、スクランブル手段120の出力信号に付加されて誤
り訂正符号付加手段122に供給される。そして、誤り
訂正符号付加手段122にて、上記出力信号に2重リー
ドソロモン符号等の周知の誤り訂正符号を生成付加して
得たエンコード信号12aを疑似NTSC信号変換手段
13に供給する。
【0017】さてエンコード信号12aについて詳述す
るに、上記した如くその情報量は第1〜第3の圧縮比に
応じて10,3.3,1Mbpsとなり、図3(A)〜
(C)に図示する如く、エンコード信号12aが10M
bpsの情報量を有する場合はフレーム単位で見た際に
連続的な信号とし、3.3Mbpsの場合は3フレーム
毎の間欠的な信号とし、更に圧縮比を高めて1Mbps
とする場合は10フレーム毎の間欠的な信号とする。従
って、同図(A)〜(C)の信号部分の伝送レートは全
て同一となる。そして、同図(C)に図示する1Mbp
sのエンコード信号12aを1水平走査期間に拡大した
ものを同図(D)に図示する。
【0018】そして、エンコード信号12aが疑似NT
SC信号変換手段13に供給され、ここでデジタル信号
たるエンコード信号12aが同期信号16aで定まる絵
柄期間を有効な信号期間とする多値変調された信号に変
換された後、これに同期信号発生手段16より供給され
る水平,垂直の同期信号16aが付加されると共に、判
別信号発生手段17より供給される受信側で第2の疑似
NTSC信号14aを判別するための3MHzの正弦波
を判別信号17aとしてカラーバースト信号の位置に付
加して得た第1の疑似NTSC信号13aを間欠記録が
可能なデジタルVTR14に供給する。尚、本実施例に
おいては8値の多値変調とすることで第1の疑似NTS
C信号13aの帯域を略4.2MHzとし、従来の設備
がそののまま利用できるものとしている。また、本発明
の要旨と直接関係ないため、本実施例においては、判別
信号17aを受信側で使用していないが、これを用いて
通常の映像信号と圧縮されると共にスクランブルが施さ
れている映像信号を受信側で判別するよう構成しても良
いことは勿論である。
【0019】このVTR14は、第1の疑似NTSC信
号13aの帯域を維持しつつ、間欠的に有効な信号期間
が存在する第1の疑似NTSC信号13aを時間軸圧縮
する役割を担うものであって、第1〜第3の圧縮比に応
じた連続又は間欠記録がフレーム単位で行われる。即
ち、第1の圧縮比に係る第1の疑似NTSC信号13a
の場合は連続記録となり、第2の圧縮比に係る第1の疑
似NTSC信号13aの場合は1フレーム記録した後テ
ープ走行を2フレーム期間停止し、更に第3の圧縮比に
係る第1の疑似NTSC信号13aの場合は1フレーム
記録した後テープ走行を9フレーム期間停止する。尚、
圧縮アルゴリズムの区切りの単位及び疑似NTSC信号
変換手段13中に設けられた図示せぬバッファメモリの
容量に応じて上記した記録の単位は定まるので、1フレ
ームに限定されるものでなく、1若しくは複数のフレー
ム単位、又は、1若しくは複数のフィールド単位であっ
ても良いことは勿論である。
【0020】このようにして、磁気テープ上にはいずれ
にしても連続した記録トラックが形成され、この磁気テ
ープを連続再生することにより、図2(E)に図示する
時間軸圧縮された第2の疑似NTSC信号14aを得る
ことができる。また、第2の疑似NTSC信号14a
は、例えばデジタル映像信号11aが100Mbpsで
あって、1時間の番組であれば、第3の圧縮比を選択し
た場合は1/10の時間に時間軸が圧縮され6分間の信
号となる。尚、このVTR24は時間軸上に有効な信号
を隙間無く揃えるためのものであるから、大容量のメモ
リであっても良いことは勿論である。
【0021】そして、第2の疑似NTSC信号14aは
入力映像信号AAが供給される映像信号切換え手段18
に供給され、有料番組を放送する際は第2の疑似NTS
C信号14aを通常の番組を放送する際は入力映像信号
AAを選択し、送信手段15に供給する。一方、音声信
号切換え手段19は、有料番組毎に設定されたコピー情
報と番組情報とを有する情報信号ddと、入力音声信号
BBとを選択して送信手段15に供給する。尚、情報信
号ddの帯域は入力音声信号BBと同一又は狭い帯域と
する。
【0022】そして、送信手段15にて映像信号切換え
手段18の出力信号と音声信号切換え手段19の出力信
号とに変調を施し、図示せぬ送信アンテナ2を介して送
信出力する。尚、送信手段15はCATV等のケーブル
及びその送信設備であっても良いことは勿論である。ま
た、上記した送信側の同期関係は図示せぬ周知の同期制
御手段により制御されていることは勿論である。
【0023】さてここで、受信側であるビデオレンタル
店に設置されたマスターVTR5、デコーダ6、プリン
ター10、第1〜第3のスレーブVTR7〜9の動作に
ついて図4,図5を用いて詳述する。
【0024】先ず、マスターテープTMの作成より説明
するに、受信アンテナ4よりマスターVTR5中のチュ
ーナ51に供給された送信手段15の出力信号は、ここ
で復調されて、第2の疑似NTSC信号14aと情報信
号ddとになり、FM変調、エンファシス等を施す周知
の映像信号記録処理回路52と周知の音声信号記録処理
回路53とに夫々供給される。
【0025】そして、それらの出力信号52a,53a
が第1,第2の磁気ヘッドH1,H2を記録と再生とで
選択的に切換え接続する第1,第2のヘッド選択回路S
W1,SW2に供給される。そして、映像信号記録処理
回路52の出力信号52aが第1のヘッド選択回路SW
1を介して、映像信号を記録するための周知の回転磁気
ヘッドである第1の磁気ヘッドH1により磁気テープT
の斜め方向に記録される。
【0026】一方、音声信号記録処理回路53の出力信
号は第2のヘッド選択回路SW2を介して、後述する第
3の磁気ヘッドH3に先行する音声信号を記録する周知
の固定磁気ヘッドである第2の磁気ヘッドH2を用いて
マスターテープTMの長手方向に記録する。
【0027】このようにして、ビデオレンタル店にてマ
スターテープTMが作成されることになるが、このマス
ターテープTMに記録された有料番組は放送局にてスク
ランブルが施されているため、通常の映像信号に戻して
レンタル用のビデオテープTSを作成するためにはデス
クランブルするための情報を得る必要があり、これを放
送局側から電話回線Q等を用いて供給することにより料
金を徴収することとする。
【0028】本発明の要旨に係るこの料金徴収方法につ
いて図5のフローチャトを用い、図4のブロック図を参
照しつつ説明する。
【0029】図5,図4において、ステップS1よりレ
ンタル用のビデオテープTMの作成が開始され、これは
デコーダ6中のキーボード65の操作により開始され
る。そして、ステップS1が終了するとステップS2に
進む。
【0030】ステップS2では、キーボード65よりマ
イコン63に供給される開始指令に基づいて、デコーダ
6よりマスターVTR5の機構制御系58にマスターテ
ープTMを巻き戻した後、高速再生するよう指令する機
構制御信号58bを供給する。そして、マスターVTR
5はマスターテープTMを高速再生し、マスターテープ
TMに記録された情報信号ddを第2の磁気ヘッドH2
より第2のヘッド選択回路SW2、音声信号処理回路5
7を介して、デコーダ6中の情報信号処理回路62に供
給する。そして、ステップS2が終了するとステップS
3に進む。
【0031】ステップS3では、情報信号処理回路62
に供給された情報信号ddから得た番組情報信号d1と
複製情報信号d2とをマイコン63に供給し、これらを
図示せぬメモリに格納すると共に、番組情報信号d1に
基づいて、番組のタイトル、料金のランク、番組番号P
1等を得てこれらを表示部64に表示する。そして、操
作者は表示部64に表示される番組番号をキーボード6
5を操作して入力する。そして、特定された番組番号が
マイコン63にキーボード65より供給され、これを図
示せぬメモリに格納する。そして、ステップS3が終了
するとステップS4に進む。
【0032】ステップS4は、コピー本数を入力するも
のであり、表示部64には“コピー本数を入力してくだ
さい。”とのメッセージが表示される。そして、操作者
は、キーボード65より希望するコピー本数を入力し、
これがマイコン63中の図示せぬメモリに格納される。
そして、ステップS4が終了するとステップS5に進
む。
【0033】ステップS5では、マイコン63中のメモ
リに格納された番組番号P1、デコーダ毎に設定されて
いる使用者情報P2及び複製情報P3を電話回線Qを介
して放送局に送信する。ここで、複製情報P3は過去か
ら現在までのコピー総本数を表す複製情報信号d1によ
り特定される上記コピー総本数とステップS4で設定さ
れたコピー本数の合計、または、上記コピー総本数とス
テップS4で設定されたコピー本数と夫々であっても良
い。即ち、前者の場合は後述するステップS10で実行
するコピー本数も含めた総複製数により料金を決定する
ことができ、後者の場合は、過去のコピー総本数とこれ
コピーする本数とに基づいて料金を決定することが
できる。そして、ステップS5が終了するとステップS
6に進む。
【0034】ステップS6では、ステップS5で送信さ
れた情報に基づいて料金を決定し、これを電話回線Qを
介してデコーダ6中のマイコン63に供給し、マイコン
63はこれを表示部64に表示する。そして、ステッ
S6が終了するとステップS7に進む。
【0035】ステップS7は、作成すべきレンタル用の
ビデオテープTSの番組及び本数を確認するものであ
り、表示部64には、“コピー内容を確認してくださ
い。Yes/No”とのメッセージが表示される。そし
て、操作者がキーボード65より「Yes」を選択した
場合はステップS8に進み、「No」を選択した場合は
ステップS12に進む。また、これらの入力はマイコン
63に供給される。
【0036】ステップS8ではマイコン63より電話回
線Qを介して放送局1に確認する旨の信号が送信され、
これを受信した放送局1より後述するデスクランブルに
用いるスクランブル解除信号がマイコン63に送信さ
れ、この信号を図示せぬメモリに格納する。そして、ス
テップS8が終了するとステップS9に進む。
【0037】ステップS9では、レンタル用のビデオテ
ープの作成が開始されるが、これに先立って、第1〜第
3のスレーブVTR7〜9のテープ装着状態の確認が行
われ、コピー本数に満たない場合は、表示部64に“ビ
デオテープを装着してください。”とのメッセージが表
示され、所定のビデオテープの装着が終了すると、ダビ
ングを開始する。
【0038】このダビングについて詳述するに、マスタ
ーVTR5に装着されたマスターテープTMは圧縮比に
応じて時間軸が圧縮されているため、これを再生する際
はマスターテープTMを間欠的に駆動する必要があり、
この指令はデコーダ6中の後述するデコーダ処理回路6
1の動作に基づきマイコン63より機構制御系58に供
給され、制御されている。
【0039】そして、マスターテープTMより再生され
た信号が第1のヘッド選択回路SW1を介して映像信号
再生処理回路56に供給され、ここで、デエンファシ
ス、FM復調等の周知の再生処理が施され、第2の疑似
NTSC信号14aとした後、デコード処理回路61に
供給される。このデコード処理回路61は上記した送信
側の疑似NTSC信号変換手段13とエンコーダ12と
相補的な関係にある。
【0040】即ち、デコード処理回路61では第2の疑
似NTSC信号14aに多値復調を施しエンコード信号
12aとし、これに誤り訂正処理を施した後、ID情報
と映像音声情報とに分離する。そして、前者をマイコン
63に供給し、そこでID情報から分離されたラベル情
報信号ccとステップS4で取り込まれたコピー本数と
がプリンター10に供給され、これに基づきコピー本数
と同一の枚数のラベルをプリンター10は印刷する。一
方、後者にはデスクランブルを施す。ここで、スクラン
ブルの規則は番組毎に送信側で設定されているため、上
記ステップS8で放送局1から送信されたスクランブル
解除信号をマイコン63より読み出してデスクランブル
を施し、圧縮映像信号11bと圧縮音声信号10bとを
得ている。そして、圧縮映像信号11bと圧縮音声信号
10bとを帯域伸長して本来の映像信号,音声信号の時
間軸に戻して得たデコーダ出力信号6aを得ている。ま
た、帯域伸長するに際しては、一定量のデータを図示せ
ぬバッファメモリに蓄えて実行するが、そのデータ量が
一定レベルまで減少すると、間欠再生を行うべく指令信
号がマイコン63に供給される。
【0041】このようにして得たデコーダ出力信号6a
は第1〜第3のスレーブVTR7〜9に供給され、そこ
で、レンタル用のビデオテープTSの作成が開始され
る。そして、ステップS9が終了するとステップS10
に進む。
【0042】ステップS10は、複製情報信号d2の書
換えを行うものであり、具体的には、上記ステップS2
でマイコン63に取り込まれた情報信号dd中の複製情
報信号を、それにより表されるコピー回数とステップS
4でマイコン63に取り込まれたコピー本数を加算した
値に基づく新たな複製情報信号に置換してマスターVT
R5中の音声信号記録処理回路53に供給し、第2の磁
気ヘッドの後行に位置する固定磁気ヘッドである第3の
磁気ヘッドH3で書換えを行う。そして、ステップS1
0が終了するとステップS11に進む。
【0043】ステップS11では、コピーが終了すると
第1〜第3のスレーブVTR7〜9に装着されたレンタ
ル用のビデオテープを排出する。そして、ステップS1
1が終了するとステップS12に進む。
【0044】ステップS12は、レンタル用のビデオテ
ープTSの作成終了の確認を行うものであり、表示部6
4には“作成を終了しますか。Yes/No”とのメッ
セージが表示される。そして、操作者がキーボード65
より「Yes」を選択した場合はステップS13に進み
全ての動作が終了する。一方、「No」を選択した場合
はステップS2に進み、ステップS2からステップS1
2を繰り返しレンタル用のビデオテープTSの作成を続
行する。
【0045】このようにして、レンタル用のビデオテー
プTSの作成が実現できる。
【0046】尚、上述した実施例においては通常の映像
信号(入力映像信号)はNTSC方式に係る信号を一例
として説明したが、PAL方式、SECAM方式、又は
ハイビジョン方式(ミューズ方式を含む。)であっても
良く、係る場合において送信手段25の入力信号の帯域
及び同期信号は夫々の方式に対応したものとすることは
勿論である。
【0047】尚、上述した実施例において、第2の疑似
NTSC信号14aの帯域は、通常の映像信号を伝送す
るための送信手段15によって制限されるものであるか
ら、通常の映像信号の帯域より狭いものであっても良
く、これは圧縮比を制御して適宜設定できることは勿論
である。
【0048】尚、上述した実施例において、ステップS
5,S6,S8で行われた送受信は電話回線Qを用いた
自動送受信であったが、ビデオレンタル店の操作者が放
送局1のオペレーターとの電話のやり取りで行っても良
く、また、送受信間の伝送路は電話回線Qに限定される
ものではなく、光ケーブル、電波等、何等限定されない
のは勿論である。
【0049】尚、上述した実施例において、送信側は放
送局1を一例として説明したが、映像信号の送信側とス
テップS5,S6,S8の送信側が異なる場合も、ここ
でいう送信側に含まれ、例えば、ステップS5,S6,
S8の送信側は料金徴収のための別会社であっても良い
ことは勿論である。
【0050】尚、上述した実施例において、複製情報信
号d2の書換えは複製時に同時に行っていたが、使用者
がコピー本数を送信側に意思表示した後、当該マスター
テープTMを使用した新たな複製時にまでに行えば良い
ことは勿論である。また、複製時に同時に書換えない場
合は第3の磁気ヘッドH3が不要となり、第2の磁気ヘ
ッドH2を用いて音声信号トラックのみを書換えればよ
いが、上記した実施例では確実に書換えを行うべく、複
製時に行うことにした。
【0051】尚、上述した実施例において、デコーダ6
はマスターVTR5に組み込まれていても良いことは勿
論である。
【0052】尚、上述した実施例において、複製情報信
号d2は例えば、最初の状態を1KHzの正弦波とし、
複製を1本作成する毎にその周波数を1.2倍ずつする
よう構成しても良いことは勿論である。
【0053】上述したように、本実施例によれば、短時
間に所定の番組を従来の伝送路を用いて伝送できるの
で、放送設備の有効利用を図ることができ、また、特定
のVTRを介さなければ視聴することができない番組の
秘匿性を提供することができる。
【0054】上述したように本発明の構成によれば、
1の記録媒体から再生した視聴不可能状態のプログラム
信号にデコード処理を施して、複数の第2の記録媒体に
視聴可能状態のプログラム信号を記録するに際して、複
製物を得る者を特性する使用者特定情報と、複製するプ
ログラム信号を特性するプログラム特定情報と、複製す
るプログラム信号の複製個数を特定する複製個数特定情
報とを、複製するプログラム信号の送信側に送信し、こ
れに応答して得られる解除情報に基づきデコード部にお
けるデコード処理を制御するようにしたため、必要な数
量だけ第2の記録媒体を得ることが可能となり、例え
ば、本発明をビデオレンタルの番組供給に適用した場
合、貸し出し状況に応じたレンタル用のビデオテープを
ビデオレンタル店で夫々作成できるという効果がある。
【0055】また、上述したように本発明の構成によれ
ば、複製するプログラム信号の複製個数を特定する複製
個数特定情報と併せて保持手段で保持していた複製済個
数情報を、複製するプログラム信号の送信側に送信する
ため、プログラム信号の提供側は、複製されたプログラ
ム信号の総数に応じた料金の算出ができるという効果が
ある。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である有料番組供給方法を説
明するためのブロック図である。
【図2】送信側である放送局の一実施例を示すブロック
図である。
【図3】図2を説明するための波形図である。
【図4】受信側のVTRとデコーダとを説明するための
ブロック図である。
【図5】全体の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
14a 第2の疑似NTSC信号(送信情報信号) TM マスターテープ(第1の記録媒体) P4 スクランブル解除情報 TS レンタル用のビデオテープ(第2の記録媒体) P2 使用者情報 P1 番組情報 cc ラベル情報信号(ラベル情報) P3 複製情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/16 - 7/173 H04N 5/91 - 5/956

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラム単位で視聴不可能状態とされて
    いるプログラム信号が入来し、入来するプログラム信号
    の複製を生成するプログラム信号複製装置であり、 入来するプログラム信号を第1の記録媒体に記録し、こ
    の第1の記録媒体からプログラム信号を再生する記録再
    生部と、 前記記録再生部で再生された視聴不可能状態のプログラ
    ム信号を視聴可能状態のプログラム信号にデコード処理
    するデコード部と、 前記デコード部におけるデコード処理を制御する制御部
    と、 前記デコード部から出力されたプログラム信号を複数の
    第2の記録媒体に記録する記録部とを備え、 前記第1の記録媒体から再生した視聴不可能状態のプロ
    グラム信号にデコード処理を施して、複数の第2の記録
    媒体に視聴可能状態のプログラム信号を記録するに際し
    て、前記制御部は、複製物を得る者を特性する使用者特
    定情報と、複製するプログラム信号を特定するプログラ
    ム特定情報と、前記複製するプログラム信号の複製個数
    を特定する複製個数特定情報とを、複製するプログラム
    信号の送信側に送信し、これに応答して得られる解除情
    報に基づき前記デコード部におけるデコード処理を制御
    することを特徴とするプログラム信号複製装置。
  2. 【請求項2】前記プログラム信号の複製済個数情報を保
    持しておく保持手段を更に備え、 前記第1の記録媒体から再生した視聴不可能状態のプロ
    グラム信号にデコード処理を施して、複数の第2の記録
    媒体に視聴可能状態のプログラム信号を記録するに際し
    て、前記制御部は、複製するプログラム信号の複製個数
    を特定する複製個数特定情報と併せて前記保持手段で保
    持していた複製済個数情報を、複製するプログラム信号
    の送信側に送信することを特徴とする請求項1記載のプ
    ログラム信号複製装置。
JP15297092A 1992-05-20 1992-05-20 プログラム信号複製装置 Expired - Lifetime JP3341851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15297092A JP3341851B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 プログラム信号複製装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15297092A JP3341851B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 プログラム信号複製装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05328348A JPH05328348A (ja) 1993-12-10
JP3341851B2 true JP3341851B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=15552131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15297092A Expired - Lifetime JP3341851B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 プログラム信号複製装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341851B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05328348A (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0679027B1 (en) Recording and reproducing time-base compressed digital image data in an image transmission system
EP0740478B1 (en) Method and apparatus for receiving and/or reproducing digital signals
US8204789B2 (en) Apparatus and method for receiving a transport stream containing a plurality of content data
EP0675655B1 (en) Method and system for transmission/reception of encrypted digital signal
US6249639B1 (en) Digital information recording-reproducing apparatus
US20030028706A1 (en) Information recording/reproducing apparatus
JPH08297919A (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP3341851B2 (ja) プログラム信号複製装置
JP4580473B2 (ja) 送信装置、受信装置及び情報蓄積システム
JP2001160960A (ja) デジタル放送課金装置及びデジタル放送システム
JPH06349196A (ja) ディジタル情報記録再生装置
TW389862B (en) Control of consumer recording equipment
CN100433809C (zh) 数字广播接收装置和记录并显示节目相关信息的方法
JP3714276B2 (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP2003110980A (ja) 受信装置及び課金システム
CN1312651B (zh) 视频设备,尤其是录像机,及用于该视频设备的方法
JP3111822B2 (ja) 情報記録装置および情報記録再生装置
JP3567517B2 (ja) 画像伝送システムにおけるディジタル信号処理装置
JPH10210411A (ja) ディジタル情報受信装置、記録再生装置および再生装置
JP2002290905A (ja) ディジタル放送受信装置及び情報記録再生装置
JP3478121B2 (ja) 信号処理装置、記録再生装置及び課金方法
JP3685093B2 (ja) 記録再生装置及び受信装置
JPH0993285A (ja) Isdb用送信装置およびその受信装置
JPH10200866A (ja) 放送信号送受信設備
JP2000200460A (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10