JP3341723B2 - 車輌エマジェンシーシステム - Google Patents

車輌エマジェンシーシステム

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JP3341723B2
JP3341723B2 JP20332299A JP20332299A JP3341723B2 JP 3341723 B2 JP3341723 B2 JP 3341723B2 JP 20332299 A JP20332299 A JP 20332299A JP 20332299 A JP20332299 A JP 20332299A JP 3341723 B2 JP3341723 B2 JP 3341723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌事故の検出及
び通報手段である車輌エマジェンシーシステムに関し、
特に、このシステムの破損を防止して確実な通報を可能
とする車輌エマジェンシーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車輌による事故が発生した
ときに、その運転者等が重傷で動作が困難な場合や、周
辺に目撃者あるいは連絡手段が無い場合は、警察署や病
院への通報が遅くなり、その運転者等の救済が遅れて大
事に到ることがある。このような事態を回避するため
に、車輌事故にともなう衝撃を自動的に検出し、事故と
判断されると、警察署や病院などに即座に通報する自動
緊急通報システムが開発されている。
【0003】こうした、車輌事故を自動的に通報する従
来技術の一例が、特開平9−163028号公報に、緊
急自動通報装置、緊急自動通報システムおよび緊急自動
通報方法として開示されている。この公報に開示の技術
について、図5を参照して説明する。
【0004】同図に示すように、緊急自動通報装置は、
自動車の事故を検出する事故検出手段800と、自動車
のバッテリなどにより構成される電源部802と、事故
検出手段800からの自動車事故検出信号を受けて動作
するスイッチ手段804と、自動車の位置を把握する全
地球測位システムと呼ばれるGPS(GlobalPo
sitioning System)806と、運転者
の氏名、自動車番号などの識別情報を格納した識別デー
タ発生手段808と、GPS用アンテナ810と、GP
S806や識別データ発生手段808の情報をアナログ
データに変換して出力する音声合成手段812と、携帯
電話機能814と、オートダイヤル装置814−1と、
送受信制御部814−2と、携帯電話端末機接続用コネ
クタ816と、通報用電話番号記憶部818から構成さ
れる。
【0005】そして、この緊急自動通報装置は、事故検
出手段800からの自動車事故検出信号を受信すると、
スイッチ手段804により、GPS806及び識別デー
タ発生手段808の情報を音声合成手段812において
アナログデータに変換し、携帯電話機能814を用い
て、通報用電話番号記憶部818に記憶された通報先に
通報する。したがって、上記緊急自動通報装置によれ
ば、自動車の事故を迅速に通報することができる。
【0006】また、他の従来技術の一例として、特開昭
64−31294号公報に、車両異常感知通報装置とし
て開示されている。この公報に開示の緊急自動通報装置
によれば、荷重計、温度センサ、ガス検知センサなどの
センサにより車両の各種異常状態を検出したときに、そ
の異常が発生したことを自動車電話を介して既定の連絡
先に通報することができる。そして、この車両異常感知
通報装置の主要部は堅固なケースに収納し、車両が大き
な損傷を受けても主要部の各機器の機能が損なわれない
ようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−163028号公報に開示の緊急自動通報装置にお
いては、この装置自体を事故にともなう衝撃から防衛す
る手段が講じられていない。また、電源部802と自動
車のバッテリとを接続する配線、携帯電話機能814に
接続するコネクタ816又はアンテナ接続ケーブルなど
が断線した場合の対応策も図られていない。したがっ
て、その緊急自動通報装置が事故にともなう衝撃を受け
て断線などの事態に陥ると、事故の情報を通報すること
が不可能となっていた。
【0008】さらに、特開昭64−31294号公報に
開示されている車両異常感知通報装置は、その主要部を
堅固なケースに収納されているが、通報に欠かすことの
できない自動車電話は外部接続としているため、この自
動車電話が事故により損傷したときは、既定の連絡先へ
の通報をすることができなかった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、車輌事故にともなう衝撃によって通報装
置が損傷することを防止するとともに、通報装置に外接
されたアンテナ等の損傷が発生しても予備手段を用いる
ことにより、確実に事故の発生を通報することを可能と
する車輌エマジェンシーシステムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1記載の車輌エマジェンシーシステ
ムによれば、車輌がクラッシュしたことを検出してクラ
ッシュ信号を出力するクラッシュ検出手段と、このクラ
ッシュ検出手段から出力されたクラッシュ信号にもとづ
いて、クラッシュの発生を通報する事故通報手段と、こ
の事故通報手段による通報を送信するためのアンテナ部
とを備えた構成としてある。
【0011】また、事故通報手段には、通報先の電話番
号を記憶するデータ管理部と、通報先に知らせる音声メ
ッセージデータを記憶する音声制御部と、アンテナ部を
介して音声メッセージデータを通報先に通報する携帯電
話端末機と、クラッシュ検出手段から出力されたクラッ
シュ信号を受信したときに、データ管理部に記憶された
通報先の電話番号を携帯電話端末機に送信するととも
に、音声制御部に記憶された音声メッセージデータを音
声制御部から携帯電話端末機に送信する制御部と、この
制御部と携帯電話端末機とを接続する端末機インターフ
ェイス部と、各部に電力を供給する電源部とを備えた構
成としてある。
【0012】さらに、事故通報手段は、硬質の材料によ
り形成されたエマジェンシーボックスに収納された構成
としてある。このように、事故通報手段をエマジェンシ
ーボックスに収納する構成によれば、車輌事故にともな
う衝撃が事故通報手段に及んだとしても、その衝撃によ
る損傷を防止することができる。したがって、上記構成
により、確実に事故の発生を通報することができる。
【0013】また、請求項2によれば、事故通報手段に
は、アンテナ選択手段を備え、アンテナ部には、複数の
アンテナを備えて、この複数のアンテナのうち使用可能
なアンテナをアンテナ選択手段により選択する構成とし
てある。このような構成によれば、車輌の事故により、
断線したアンテナがあったとしても、他のアンテナによ
り事故を通報することができる。
【0014】また、請求項3によれば、アンテナ部に
は、複数のアンテナを備えて、そのうち少なくとも一本
を、一部又は全部を金属材で形成されたエマジェンシー
ボックスに接続し、又は、エマジェンシーボックスに巻
着する構成としてある。このような構成によれば、車輌
の事故によりエマジェンシーボックスの外部に取り付け
られたアンテナの全てが断線したとしても、エマジェン
シーボックスがアンテナの役割を果たして事故の通報を
可能とする。
【0015】また、請求項4によれば、音声制御部に
は、メッセージデータを記憶する音声記憶部と、音声を
入力するハンズフリーユニットと、このハンズフリーユ
ニットにより入力された音声と音声記憶部に記憶された
音声との出力を制御して制御部に送信する音声ミキサ部
とを備えた構成としてある。このような構成によれば、
データ管理部に音声制御部に記憶された音声以外に、被
災者等が必要と判断した情報を肉声により通報先に伝達
することができる。
【0016】また、請求項5によれば、電源部には、内
蔵バッテリと、切り替え部とを備え、事故通報手段の外
部には、外部電源(車輌用バッテリ)を備えて、切り替
え部により、内蔵バッテリと外部電源とを切り替える構
成としてある。このような構成によれば、電源部と外部
電源とを接続する配線が、車輌の事故により断線したと
しても、内蔵バッテリにより、電力を供給することがで
き、事故の通報を可能とする。
【0017】また、請求項6によれば、データ管理部に
は、地図情報を記憶する地図情報データベースと、車輌
の現在地を検知する現在地検知部と、地図情報データベ
ースに記憶された地図情報と、現在地検知部により検知
された現在地にもとづいて、至近の通報先を判断して制
御部に送信する通報先判断部とを備えた構成としてあ
る。このような構成によれば、事故現場の至近の警察署
などに通報することができ、被災者の救済及び事故の処
理を迅速に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の車輌エマジェンシーシ
ステムの第一実施形態について、図1を参照して説明す
る。図1は、本実施形態の車輌エマジェンシーシステム
の構成を示すブロック図である。
【0019】同図に示すように、本実施形態は、車輌事
故にともなう衝撃を検出してクラッシュ信号を出力する
クラッシュ検出手段100と、そのクラッシュ信号にも
とづいて車輌事故の発生を通報すべきかどうかを判断
し、警察署や病院などに通報する事故通報手段200
と、その通報を行うためのアンテナ部300とを備えて
いる。
【0020】また、事故通報手段200には、通報先の
連絡用電話番号が登録されたデータ管理部210と、事
故の発生及び状況を内容とする音声メッセージデータが
格納された音声制御部220と、通報先に音声メッセー
ジデータを送信する携帯電話端末機230と、クラッシ
ュ信号が受信されると、データ管理部210に記憶され
た連絡用電話番号を読み取って携帯電話端末機230に
送信するとともに、音声メッセージデータを音声制御部
220から携帯電話端末機230に送信する制御部24
0と、携帯電話端末機230と音声制御部220及び制
御部240を接続する端末機I/F(インターフェイ
ス)部250と、事故通報手段200の各部に電力を供
給する電源部260と、事故通報手段200とアンテナ
部300とを接続するアンテナ接続部270を備えてい
る。
【0021】ここで、クラッシュ検出手段100は、加
速度計、変位計又は断線検知器などを用いることができ
る。例えば、加速度計は、事故による急激な速度の低下
を測定する。また変位計は、車体の変形、傾斜などを測
定する。さらに断線検知器は車輌のシャーシに配設され
た配線の断線により車体の破損を検知する。さらにエア
バック機構など事故に対する安全対策システムに連動し
て検知する方法など様々な検知方法を備えることができ
る。
【0022】そして、クラッシュ検出手段100と制御
部240とを接続する配線が断線したときは、検出信号
の送受信が不可能となることを利用して誤動作を防止す
る。例えば、事故の発生時又は通常時の検出信号は、い
くらかの値を示すが、配線が断線した後は、検出信号を
受信することができず、値が示されないため、この差を
利用することができる。
【0023】しかし、事故の衝撃による断線も起こり得
るため、配線を複数備えて並列に接続し、距離をおいて
配設するなどして、クラッシュ検出手段100が検出し
た検出信号にもとづいて、事故の通報の動作を行うよう
にする。また、携帯電話端末機230は、市販の携帯電
話端末機、PHSでよい。したがって、端末機I/F部
250に備えるI/Fも市販のものを使用することがで
きる。ただし、事故の衝撃による損傷を防止するため
に、端末機I/F部250と接続したときは完全に固定
し、衝撃緩和材により包装するなどの措置を講ずる。
【0024】また、事故通報手段200は、硬質の材料
により形成されたエマジェンシーボックス400に収納
されている。このエマジェンシーボックス400は、携
帯電話端末機230を収納可能とすることから、開閉可
能とすることが望ましい。
【0025】材質としては、事故の衝撃に耐える必要が
あるため、鋼鉄、タングステンなどの硬質の材料を使用
する。あるいは、弾性の高い素材で形成された衝撃吸収
剤をエマジェンシーボックス400の外面に施して、該
エマジェンシーボックス400に加わる衝撃を緩和する
こともできる。
【0026】また、事故通報手段200の外部には、外
部電源(車輌用バッテリ)500を備え、電源部260
には、電池などの内蔵バッテリ261と、この内蔵バッ
テリ261と外部電源400とを切り替える切り替え部
262を備えている。このように切り替え部262を備
えることにより、電源部260と外部電源500とを接
続する配線が事故の衝撃により断線した場合には、内蔵
バッテリ261を使用することができる。
【0027】そして、内蔵バッテリ261は、切り替え
部262の切り替えにより、外部電源500から電力が
充電されるとともに、内蔵バッテリ261に充電された
電力を本車輌エマジェンシーシステム以外の電力を必要
とする設備に供給することができる。
【0028】また、アンテナ300の数は、事故の衝撃
により何本かが断線しても他のアンテナが使用できるよ
うに、複数本(300a、300b、・・・、300
n)とする。そしてアンテナ300の取付位置として
は、あらゆる事故の発生状況を想定するとともに、複数
本のアンテナの全てが一度の事故によって断線しないよ
うな配置とする。
【0029】さらに、複数本のアンテナのうちの少なく
とも一本300xをエマジェンシーボックス400に接
続する。この場合、エマジェンシーボックス400は、
アンテナ300の代替となるようにその全部又は一部を
金属製にする。あるいは、アンテナ300xをエマジェ
ンシーボックス400に巻着して、事故の衝撃による断
線を防止する。このようにすれば、車輌全体に被害が及
ぶなどの事故の場合、アンテナ300の全ての配線が断
線したとしても、エマジェンシーボックス400に接続
されたアンテナ300xにより、事故の通報を可能とす
る。
【0030】また、複数本のアンテナ300のうちのど
のアンテナが使用可能で、かつ感度の高いアンテナ30
0かを選択するアンテナ選択手段280を備えることが
できる。このアンテナ選択手段280は、携帯電話端末
機230とアンテナ接続部270との接続位置に配設す
る。このアンテナの選択に関しては、次の選択方法が考
えられる。
【0031】第一の選択方法としては、全てのアンテナ
300に通報信号を送信して、各アンテナ300の感度
を測定し、最良の感度を示すアンテナ300を選択し
て、その後使用する方法である。第二の選択方法として
は、ある公用周波数を全てのアンテナ300から受信し
て、最高感度のアンテナ300を選択して、その後使用
する方法が考えられる。このアンテナ選択手段280を
備えることにより、最良の電波状況で事故の通報を行う
ことができる。
【0032】また、図示していないが、事故通報手段2
00には、発信機を設けることにより、事故の発生にと
もなって通報先に事故現場通報信号を送信して、事故車
輌の現在地を通報する。この場合、通報先には、その事
故現場通報信号を受信して事故車輌の現在地を認知する
受信装置を備えている。
【0033】その事故現場通報信号としては、事故車輌
の現在地を検知する装置により検知された現在地を信号
とすることも、既定の周波数又は波形を信号とすること
もできる。ここで、現在地を事故現場通報信号とする場
合は、通報先はこの事故現場通報信号を受信することに
より即座に事故車輌の現在地を把握することができる。
【0034】一方、既定の周波数又は波形を事故現場通
報信号とする場合は、通報先が所持する受信装置によ
り、事故現場通報信号を発信する発信機と受信装置との
距離、方位などを算出して事故車輌の現在地を把握する
ことができる。そして、通報先が現在地の追跡を可能と
するために、発信機は、通報先が現在地に到着するま
で、現在地通報信号を送信し続けることとすることがで
きる。
【0035】次に、本実施形態の動作について、図2を
参照して説明する。図2は、本実施形態の動作と示す流
れ図である。まず、車輌事故が発生すると(ステップ1
0)、クラッシュ検出手段100において、その事故に
ともなう衝撃を検出して(ステップ12)、その衝撃値
をクラッシュ信号として出力する。
【0036】このクラッシュ信号を受信した制御部24
0は、その衝撃値と、通報を必要とする既定値とを比較
して、警察などに事故の発生を通報する必要があるかど
うかを判断する(ステップ14)。通報する必要がない
と判断すれば、通報せずに終了する(ステップ16)。
逆に、通報の必要があると判断すれば、データ管理部2
10から通報先電話番号を読み込み(ステップ18)、
端末機I/F部250を介して携帯電話端末機230
に、その通報先電話番号を送信する。
【0037】この通報先電話番号を受信した携帯電話端
末機230は、その通報先を呼び出し(ステップ2
0)、通報先の応答が確認されると(ステップ22)、
通話開始信号を出力する。この通話開始信号を受信した
制御部240は、音声メッセージデータを音声制御部2
20から携帯電話端末機230に送信する。そして、携
帯電話端末機230により音声メッセージデータが通報
先に通報され(ステップ24)、この通報により通報先
は車輌の事故が発生したことを認知する。その後は、事
故の状況を通報するのに必要な音声メッセージデータを
通報し、終了する。
【0038】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態について、図3を参照して説明する。図3は、第二
実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図1と
同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略
する。
【0039】図3に示すように、データ管理部210に
は、地図情報データベース211と、車輌の現在地を検
知する現在地検知部212と、地図情報データベース2
11に格納された地図データと現在地検知部212によ
って検知された現在地とにもとづいて至近の通報先を判
断する通報先判断部213とを備えている。
【0040】ここで、地図情報データベース211と
は、全国の警察署、病院などに関する住所、電話番号な
どの連絡用データと、地形、道路分布、主要建築物の所
在などの地理的データを格納したものをいう。また、現
在地検知部212は、GPSなどのように所在を測定で
きる装置により車輌の現在地を検知する。
【0041】本実施形態の動作としては、車輌事故が発
生して、クラッシュ検出部100において事故にともな
う衝撃が検出されると、制御部240において事故を通
報すべきかを判断する。通報すべきと判断されるとデー
タ管理部210から通報先を読み込む。
【0042】この制御部240が読み込む通報先を決定
する方法としては、地図情報データベース211に格納
された警察署などの所在地のデータと、現在地検知部2
12により検知された事故車輌の現在地とにもとづい
て、通報先判断部213において、事故現場に至近の警
察署、病院などを検出し、それらの電話番号を制御部2
40に送信する。
【0043】そして、電話番号を受信した制御部240
は、その電話番号の通報先を呼び出して、事故の発生及
び状況を通報する。このように、データ管理部210
に、地図情報データベース211及び現在地検知部21
2を備えることにより、通報先が確実に事故車輌の現在
地を把握することができ、迅速な被災者の救済及び事故
の処理を行うことができる。
【0044】[第三実施形態]次に、本発明の第三実施
形態について、図4を参照して説明する。図4は、第三
実施形態の構成を示すブロック図である。
【0045】図4に示すように、音声制御部220に
は、音声メッセージデータを記憶する音声記憶部221
と、外部からの音声を入力するハンズフリーユニット2
22と、音声メッセージデータ及び外部音声の出力を制
御する音声ミキサ223とを設けることができる。
【0046】ここで、ハンズフリーユニット222と
は、事故が発生して、該車輌エマジェンシーシステムが
作動したときに、音声記憶部221に記録された音声の
他に、通報すべき情報を被災者などの声により通報する
ために、音声を受信して通報する手段であり、マイクな
ど音声を取り込む装置により構成される。
【0047】このハンズフリーユニット222は、その
起動を手動又は自動により行うことができるが、緊急時
を想定しているものであり、事故の当事者が重傷だが声
を発することが可能な場合に有効に活用できるように自
動とすることが望ましい。
【0048】さらに、図示していないが、スピーカを設
けることにより、通報先からの音声を事故の被災者に伝
達することができる。したがって、該車輌エマジェンシ
ーシステムをトランシーバの如く使用し、警察署などと
交信することが可能となる。この場合、スピーカは端末
機I/F部250を介して携帯電話端末機230と接続
される。
【0049】このように、ハンズフリーユニット222
を備えることにより、事故に関し、被災者が必要と認め
る事項を通報先に通報できる。さらに、被災者と通報先
との交信を可能とするため、通報先が事故の状況を的確
に把握することができ、迅速な被災者の救済及び事故の
処理を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、車輌事故にともなう衝撃によって通報装置が損
傷することを防止するとともに、通報装置に外接された
アンテナ等の損傷が発生しても予備手段を用いることに
より、確実に事故の発生を通報することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の車輌エマジェンシーシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】第一実施形態の車輌エマジェンシーシステムの
動作を示す流れ図である。
【図3】第二実施形態の車輌エマジェンシーシステムの
構成を示すブロック図である。
【図4】第三実施形態の音声制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の緊急自動通報装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
100 クラッシュ検出手段 200 事故通報手段 210 データ管理部 211 地図情報データベース 212 現在地検知部 213 通報先判断部 220 音声制御部 221 音声記憶部 222 ハンズフリーユニット 223 音声ミキサ 230 携帯電話端末機 240 制御部 250 端末機I/F部 260 電源部 261 内蔵バッテリ 262 切り替え部 270 アンテナ接続部 280 アンテナ選択手段 300 アンテナ部 400 エマジェンシーボックス 500 外部電源(車輌用バッテリ) 800 事故検出手段 802 電源部 804 スイッチ手段 806 GPS 808 識別データ発生手段 810 GPS用アンテナ 812 音声合成手段 814 携帯電話機能 814−1 オートダイヤル装置 814−2 送受信制御部 816 携帯電話端末機接続用コネクタ 818 通報用電話番号記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/38 H04B 7/26 109K (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/10 B60R 21/00 630 G08G 1/09 G08G 1/13 H04M 11/04 H04Q 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌がクラッシュしたことを検出してク
    ラッシュ信号を出力するクラッシュ検出手段と、 このクラッシュ検出手段から出力されたクラッシュ信号
    にもとづいて、クラッシュの発生を通報する事故通報手
    段と、 この事故通報手段による通報を送信するためのアンテナ
    部とを備え、 前記事故通報手段には、 通報先の電話番号を記憶するデータ管理部と、 通報先に知らせる音声メッセージデータを記憶する音声
    制御部と、 前記アンテナ部を介して前記音声メッセージデータを通
    報先に通報する携帯電話端末機と、 前記クラッシュ検出手段から出力されたクラッシュ信号
    を受信したときに、前記データ管理部に記憶された通報
    先の電話番号を前記携帯電話端末機に送信するととも
    に、前記音声制御部に記憶された音声メッセージデータ
    を前記音声制御部から前記携帯電話端末機に送信する制
    御部と、 この制御部と前記携帯電話端末機とを接続する端末機イ
    ンターフェイス部と、 各部に電力を供給する電源部とを備え、 前記事故通報手段は、硬質の材料により形成されたエマ
    ジェンシーボックスに収納されていることを特徴とする
    車輌エマジェンシーシステム。
  2. 【請求項2】 前記事故通報手段には、アンテナ選択手
    段を備え、 前記アンテナ部には、複数のアンテナを備えて、 この複数のアンテナのうち使用可能なアンテナを前記ア
    ンテナ選択手段により選択することを特徴とする請求項
    1記載の車輌エマジェンシーシステム。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ部には、複数のアンテナを
    備え、 そのうち少なくとも一本を、一部又は全部を金属材で形
    成された前記エマジェンシーボックスに接続し、 又は、前記エマジェンシーボックスに巻着することを特
    徴とする請求項1記載の車輌エマジェンシーシステム。
  4. 【請求項4】 前記音声制御部には、 前記メッセージデータを記憶する音声記憶部と、 音声を入力するハンズフリーユニットと、 このハンズフリーユニットにより入力された音声と前記
    音声記憶部に記憶された音声との出力を制御して制御部
    に送信する音声ミキサ部とを備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の車輌エマジェンシーシステム。
  5. 【請求項5】 前記電源部には、内蔵バッテリと、切り
    替え部とを備え、 前記事故通報手段の外部には、外部電源(車輌用バッテ
    リ)を備えて、 前記切り替え部により、前記内蔵バッテリと前記外部電
    源とを切り替えることを特徴とする請求項1記載の車輌
    エマジェンシーシステム。
  6. 【請求項6】 前記データ管理部には、地図情報を記憶
    する地図情報データベースと、 車輌の現在地を検知する現在地検知部と、 前記地図情報データベースに記憶された地図情報と、前
    記現在地検知部により検知された現在地にもとづいて、
    至近の通報先を判断して前記制御部に送信する通報先判
    断部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の車
    輌エマジェンシーシステム。
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