JP3339371B2 - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JP3339371B2 JP21294097A JP21294097A JP3339371B2 JP 3339371 B2 JP3339371 B2 JP 3339371B2 JP 21294097 A JP21294097 A JP 21294097A JP 21294097 A JP21294097 A JP 21294097A JP 3339371 B2 JP3339371 B2 JP 3339371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキュムレータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機においては、エンジン
によって発生させられた回転を、トルクコンバータを介
して変速装置に伝達し、該変速装置において変速して駆
動輪に伝達するようになっている。そして、前記変速装
置においては、複数の歯車要素から成るギヤユニットが
配設され、クラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素を係脱
し、歯車要素の回転を選択的に出力することによって、
複数の変速段が達成される。
【0003】ところで、前記各摩擦係合要素は、油圧が
供給されて作動させられる油圧サーボをそれぞれ有し、
油圧制御装置によって切換弁等を切り換えることによっ
て、前記油圧サーボに対して油圧を給排出するようにな
っている。そして、前記各摩擦係合要素の係合特性を良
好にし、変速ショックが発生するのを抑制するために、
前記油圧サーボに隣接させてアキュムレータを配設する
ようにしている(特開平6−200902号公報参
照)。
【0004】図2は従来のアキュムレータの断面図であ
る。図において、11は円筒状の内周面を有し、一端
(図における左端)が閉鎖され、他端(図における右
端)が開放されたシリンダであり、該シリンダ11内に
ピストン12が摺(しゅう)動自在に配設される。ま
た、前記シリンダ11の開放部がカバー13によって被
われ、シリンダ11とカバー13との間には、開口15
を備えたプレート14が配設される。
【0005】前記カバー13には、前記開口15に対応
させて凹部23が形成され、該凹部23とシリンダ11
内とが前記開口15を介して連通させられる。そして、
前記ピストン12によってシリンダ11内が区画され、
開放部側に係合油圧室21が、閉鎖部側に背圧室22が
それぞれ形成され、前記係合油圧室21と図示しない油
圧サーボとが連通され、前記背圧室22と図示しないア
キュムレータ背圧制御弁のポートとが連通される。
【0006】前記ピストン12は、シリンダ11の内周
面に沿って延びる筒状部31、及び該筒状部31の内側
に形成された円形の区画壁部32を有し、前記筒状部3
1の外周面に形成された環状の溝33内にOリング34
が配設される。該Oリング34は、ピストン12が移動
する際にシリンダ11の内周面と摺動し、係合油圧室2
1内の油及び背圧室22内の油を密封する。
【0007】そして、前記係合油圧室21及び背圧室2
2にそれぞれスプリング25、26が配設され、該各ス
プリング25、26はいずれも前記ピストン12を付勢
する。そのために、前記凹部23内に、皿状のリテーナ
24が配設され、該リテーナ24にスプリング25の一
端が固定される。また、前記ピストン12における区画
壁部32の両側に、筒状部31によってスプリング保持
部35、36が形成されるとともに、前記シリンダ11
の閉鎖部にスプリング保持部37が形成される。したが
って、前記スプリング25は、一端(図における左端)
がリテーナ24によって保持され、他端(図における右
端)がスプリング保持部35によって保持される。ま
た、前記スプリング26は、一端(図における左端)が
スプリング保持部36によって保持され、他端(図にお
ける右端)がスプリング保持部37によって保持され
る。
【0008】なお、前記スプリング25、26は、自動
変速機が搭載された車両の特性、図示しないエンジンの
出力特性等に対応させて、アキュムレータの油圧特性を
良好にすることができるように設計される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のアキュムレータにおいては、各スプリング25、2
6は前記ピストン12に固定されていないので、図に示
すように、ガタが大きい。したがって、スプリング2
5、26が傾きやすく、特に、スプリング25、26と
してスプリング長の短いものを使用する場合、バルブボ
ディを小型化するためにアキュムレータを横置きにした
場合等においては、スプリングが大きく傾いてしまう。
【0010】そして、ガタが発生すると、スプリング2
5、26が、スプリング保持部35〜37から外れた
り、スプリング25、26と筒状部31とが干渉して、
スプリング25、26の端部が筒状部31の縁部と当た
ったり、筒状部31の内周面を擦(こす)ったりしてし
まう。その場合、適正なスプリング荷重を発生させるこ
とができなくなり、アキュムレータの油圧特性が悪くな
って変速ショックが発生してしまう。
【0011】また、筒状部31がアルミニウム製である
ので、スプリング25、26の端部が筒状部31の縁部
と当たったり、筒状部31の内周面を擦ったりすると、
金属粉が生じ、該金属粉がシリンダ11の内周面とOリ
ング34との間に進入すると、シリンダ11の内周面及
びOリング34が傷付けられてしまう。その場合、前記
金属粉が油と共に油圧回路中に流れ、バルブスティック
を起こしてしまうこともある。
【0012】本発明は、前記従来のアキュムレータの問
題点を解決して、スプリングの傾きの影響を受けること
がなく、良好な油圧特性を得ることができ、変速ショッ
クを低減することができるアキュムレータを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のア
キュムレータにおいては、水平方向に配設されたシリン
ダと、該シリンダ内に摺動自在に配設され、一方側に係
合油圧室を、他方側に背圧室を形成するピストンと、該
ピストンにスプリング荷重を与えるためのスプリングと
を有する。そして、前記ピストンは、内周において前記
スプリングを保持する筒状部、及び区画壁部を備える。
また、前記筒状部の内周に、アキュムレータを作動させ
る際に、スプリングを案内してスプリングの軸心とピス
トンの軸心とを一致させるためのテーパ面から成るガイ
ド部が形成される。そして、前記スプリングのスプリン
グ長は、前記ピストンの移動に伴ってスプリングが伸び
きった後、スプリングが前記筒状部によって形成された
スプリング保持部から外れることなくピストンから離れ
るように短くされる。
【0014】本発明の他のアキュムレータにおいては、
さらに、前記スプリングは係合油圧室及び背圧室に配設
される。そして、前記ガイド部は係合油圧室側及び背圧
室側に形成される。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図3は本発明の
実施の形態におけるバルブボディの一部破断図である。
図において、41はアルミニウム製のバルブボディであ
り、該バルブボディ41の本体40内には、図示しない
油圧サーボに油圧を選択的に供給するための複数の弁4
2〜48、及び前記油圧サーボ内の油圧を緩やかに立ち
上げるために、複数のアキュムレータ51〜54が組み
込まれる。そのために、前記本体40には筒状のシリン
ダ55〜58がそれぞれ一方の端部を開放させて形成さ
れ、各シリンダ55〜58にピストン65〜68が摺動
自在に配設される。なお、バルブボディ41を小型化す
るために、各シリンダ55〜58は水平方向に配設さ
れ、各アキュムレータ51〜54は横置きにされる。
【0017】そして、前記本体40にプレート61、6
2を介してカバー63、64を取り付けることによっ
て、前記シリンダ55〜58の開放部が被われる。次
に、アキュムレータ51について説明する。図1は本発
明の実施の形態におけるアキュムレータの断面図であ
る。図において、51はアキュムレータ、55は円筒状
の内周面を有し、一端(図における右端)が閉鎖され、
他端(図における左端)が開放されたシリンダであり、
該シリンダ55内にピストン71が摺動自在に配設され
る。また、前記シリンダ55の開放部がカバー63によ
って閉鎖され、シリンダ55とカバー63との間には、
開口72を備えたプレート61が配設される。
【0018】前記カバー63には、前記開口72に対応
させて凹部73が形成され、該凹部73とシリンダ55
内とが前記開口72を介して連通させられる。そして、
前記ピストン71によってシリンダ55内が区画され、
開放部側に係合油圧室74が、閉鎖部側に背圧室75が
それぞれ形成される。また、前記係合油圧室74と図示
しない油圧サーボとがポート91を介して連通させら
れ、前記油圧サーボに図示しない係合油圧油路から係合
用の油が供給される。そして、前記背圧室75と図示し
ないアキュムレータ背圧制御弁とが図示しないポートを
介して連通させられ、背圧室75に前記アキュムレータ
背圧制御弁によって調整された油圧が背圧として供給さ
れる。
【0019】前記ピストン71は、シリンダ55の内周
面に沿って延びる筒状部76、及び該筒状部76の内側
に形成された円形の区画壁部77を有し、前記筒状部7
6の外周面に形成された環状の溝81内にシールリング
82が配設される。前記シールリング82は、溝81内
において前記係合油圧室74内の油圧を受け、該油圧に
よって径方向における外方に向けて、かつ、軸方向にお
ける背圧室75側に向けて押され、ピストン71が移動
する際にシリンダ55の内周面と摺動し、係合油圧室7
4内の油及び背圧室75内の油を密封する。
【0020】そして、前記係合油圧室74及び背圧室7
5にそれぞれスプリング83、84が配設され、該スプ
リング83、84はいずれも前記ピストン71を付勢す
る。なお、前記スプリング83、84は、自動変速機が
搭載された車両の特性、図示しないエンジンの出力特性
等に対応させて、前記アキュムレータ51の油圧特性を
良好にすることができるように設計される。
【0021】また、前記各スプリング83、84は前記
ピストン71に固定されていないだけでなく、スプリン
グ83としてスプリング長の短いものが使用され、か
つ、アキュムレータ51が横置きにされるので、傾きが
発生しやすい。そこで、前記凹部73内には、皿状のリ
テーナ85が配設され、該リテーナ85にスプリング8
3の一端(図における左端)がかしめによって固定され
る。そのために、前記リテーナ85は、環状の平板部9
2、及び該平板部92の外周縁から立ち上げられて軸方
向に延びるフランジ部93を有し、前記平板部92の内
周縁は折り曲げられてかしめ部を構成する。また、前記
フランジ部93は凹部73の内周面に沿って軸方向に延
び、フランジ部93の先端が開口72の内周縁と対向さ
せられる。このように、スプリング83の一端がリテー
ナ85に固定され、かつ、該リテーナ85は、凹部73
内に配設されて移動が規制されるので、スプリング83
の軸心とピストン71の軸心とを一致させることができ
る。なお、開口72の内径は前記凹部73の内径より小
さくされる。
【0022】また、前記ピストン71における区画壁部
77の両側に、筒状部76によってスプリング保持部8
6、87が形成される。さらに、前記シリンダ55の閉
鎖部にスプリング保持部88が形成される。したがっ
て、前記スプリング83は、一端(図における左端)が
リテーナ85によって保持され、他端(図における右
端)がスプリング保持部86によって保持される。ま
た、前記スプリング84は、一端(図における左端)が
スプリング保持部87によって保持され、他端(図にお
ける右端)がスプリング保持部88によって保持され
る。
【0023】ところで、スプリング83、84が傾いて
前記ピストン71に作用すると、前記ピストン71がシ
リンダ55内で傾き、内周円を擦り、摺動抵抗を大きく
してしまう。また、シリンダ55の内周面を傷付け、金
属粉が生じる恐れがある。そこで、筒状部76の摺動面
S1とシリンダ55の内周面との嵌(かん)合度を小さ
くしている。
【0024】また、ピストン71を鉄製とし、前記スプ
リング83、84の端部が筒状部76に当たっても金属
粉が生じることがない。したがって、バルブスティック
が起こるのを防止することができる。なお、前記シリン
ダ55の内周面には酸化処理が施されて硬度が高くさ
れ、シリンダ55の内周面が摩耗するのを防止するよう
にしている。
【0025】そして、前記区画壁部77の外周縁には、
所定の角度で傾斜させられた環状のテーパ面によってガ
イド部K3、K4が形成される。該ガイド部K3、K4
の内径は、スプリング83、84の外径とほぼ等しくさ
れる。したがって、最初、スプリング83、84の軸心
とピストン71の軸心とが一致していなくても、スプリ
ング83、84は、区画壁部77に押し付けられるのに
伴ってガイド部K3、K4のテーパ面に沿って移動する
ので、スプリング83、84の軸心とピストン71の軸
心とを一致させることができる。
【0026】さらに、筒状部76の他端K2の内周面に
は、所定の角度で傾斜させられた環状のテーパ面によっ
てガイド部K5が形成される。したがって、スプリング
84が傾いてピストン71の他端K2に干渉することが
あっても、ガイド部K5によって、スプリング84は他
端K2に引掛かることなく、テーパ面に案内されてスプ
リング84とピストン71の軸心とを一致させる。
【0027】このように、アキュムレータ51を作動さ
せる際に、前記スプリング83、84の軸心とピストン
71の軸心とを一致させることができるので、傾きの影
響を受けることがなく、スプリング83、84が、スプ
リング保持部86〜88から外れたり、スプリング8
3、84とピストン71とが干渉して、スプリング8
3、84の端部が筒状部76の縁部と当たったり、筒状
部76の内周面を擦ったりすることがなくなる。その結
果、適正なスプリング荷重を発生させることができるの
で、アキュムレータ51の油圧特性を良好にすることが
でき、変速ショックを低減することができる。
【0028】次に、前記構成のアキュムレータ51の動
作について説明する。前記係合油圧油路に油圧が供給さ
れていない状態では、スプリング84のスプリング荷重
及び背圧室75に供給された油圧による押圧力が、スプ
リング83のスプリング荷重より大きくなるので、ピス
トン71は図の左方に移動し、筒状部76の一端K1が
プレート61に当接する。そして、前記係合油圧油路に
油圧が供給されると、係合油圧室74内の油圧が高くな
り、スプリング83のスプリング荷重及び係合油圧室7
4に供給された油圧による押圧力が、スプリング84の
スプリング荷重及び背圧室75に供給された油圧による
押圧力より大きくなると、ピストン71は図の右方への
移動を開始する。
【0029】そして、前記係合油圧室74内の油圧が更
に高くなり、スプリング83が伸びきる位置にピストン
71が到達すると、該ピストン71にはスプリング83
のスプリング荷重が加わらなくなるので、その後は、係
合油圧室74内の油圧による押圧力だけでピストン71
は移動させられ、筒状部76の他端K2がシリンダ55
の閉鎖部に当接すると、ピストン71は停止させられ
る。なお、前記スプリング83が伸びきった後、スプリ
ング83とピストン71とが離れるようにスプリング8
3のスプリング長は短くされる。
【0030】図4は本発明の実施の形態におけるアキュ
ムレータの油圧特性図である。なお、図において、横軸
に時間を、縦軸に油圧を採ってある。この場合、係合油
圧室74(図1)に油圧が供給されると、係合油圧室7
4内の油圧が高くなるが、タイミングt1からt3まで
の時間τ1においてスプリング83が作動させられ、タ
イミングt2からt4までの時間τ2においてスプリン
グ84が作動させられる。
【0031】従来においては、破線で示すように、スプ
リング83の作動が開始されるときに油圧が大きく変動
することがあったが、本発明においては、実線で示すよ
うにスプリング83の作動が開始されるときに油圧が大
きく変動することはない。なお、本発明は前記実施の形
態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて
種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範
囲から排除するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、アキュムレータにおいては、水平方向に配設され
たシリンダと、該シリンダ内に摺動自在に配設され、一
方側に係合油圧室を、他方側に背圧室を形成するピスト
ンと、該ピストンにスプリング荷重を与えるためのスプ
リングとを有する。そして、前記ピストンは、内周にお
いて前記スプリングを保持する筒状部、及び区画壁部を
備える。また、前記筒状部の内周に、アキュムレータを
作動させる際に、スプリングを案内してスプリングの軸
心とピストンの軸心とを一致させるためのテーパ面から
成るガイド部が形成される。そして、前記スプリングの
スプリング長は、前記ピストンの移動に伴ってスプリン
グが伸びきった後、スプリングが前記筒状部によって形
成されたスプリング保持部から外れることなくピストン
から離れるように短くされる。
【0033】この場合、アキュムレータは横置きにされ
るので、スプリングが傾きやすくなるが、スプリング
は、ピストンに押し付けられるのに伴って、ガイド部を
構成するテーパ面に沿って移動するので、スプリングの
軸心とピストンの軸心とを一致させることができる。
【0034】したがって、アキュムレータを作動させる
際に、スプリングの傾きの影響を受けることがなく、ス
プリングがスプリング保持部から外れたり、スプリング
とピストンとが干渉することがなくなる。その結果、適
正なスプリング荷重を発生させることができるので、ア
キュムレータの油圧特性を良好にすることができ、変速
ショックを低減することができる。
【0035】
【0036】本発明の他のアキュムレータにおいては、
さらに、前記スプリングは係合油圧室及び背圧室に配設
される。そして、前記ガイド部は係合油圧室側及び背圧
室側に形成される。この場合、スプリングとしてスプリ
ング長の短いものを使用すると、ピストンの移動に伴っ
てスプリングとピストンとが離れる。ところが、スプリ
ングは、ピストンに押し付けられるのに伴ってガイド部
を構成するテーパ面によって案内されるので、スプリン
グの軸心とピストンの軸心とを一致させることができ
る。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるアキュムレータの
断面図である。
【図2】従来のアキュムレータの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるバルブボディの一
部破断図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるアキュムレータの
油圧特性図である。
【符号の説明】
51〜54 アキュムレータ 55〜58 シリンダ 71 ピストン 74 係合油圧室 75 背圧室 76 筒状部 77 区画壁部 83、84 スプリング 86〜88 スプリング保持部 K3〜K5 ガイド部
フロントページの続き (72)発明者 安藤 充彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−200902(JP,A) 特開 昭61−48602(JP,A) 特開 昭61−48603(JP,A) 実開 昭61−154150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に配設されたシリンダと、該シ
    リンダ内に摺動自在に配設され、一方側に係合油圧室
    を、他方側に背圧室を形成するピストンと、該ピストン
    にスプリング荷重を与えるためのスプリングとを有する
    とともに、前記ピストンは、内周において前記スプリン
    グを保持する筒状部、及び区画壁部を備え、前記筒状部
    の内周に、アキュムレータを作動させる際に、スプリン
    グを案内してスプリングの軸心とピストンの軸心とを一
    致させるためのテーパ面から成るガイド部が形成され、
    前記スプリングのスプリング長は、前記ピストンの移動
    に伴ってスプリングが伸びきった後、スプリングが前記
    筒状部によって形成されたスプリング保持部から外れる
    ことなくピストンから離れるように短くされることを特
    徴とするアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記スプリングは係合油圧室及び背圧室
    に配設され、前記ガイド部は係合油圧室側及び背圧室側
    に形成される請求項1に記載のアキュムレータ。
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