JP3337738B2 - 回線交換方式 - Google Patents

回線交換方式

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JP3337738B2
JP3337738B2 JP03045293A JP3045293A JP3337738B2 JP 3337738 B2 JP3337738 B2 JP 3337738B2 JP 03045293 A JP03045293 A JP 03045293A JP 3045293 A JP3045293 A JP 3045293A JP 3337738 B2 JP3337738 B2 JP 3337738B2
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辰博 池渕
雅一 白川
将哉 牧野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばISDN局線を収
容する構内交換機(Private Branch Exchange )に適用
される回線交換方式に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログからディジタルへの移行は、各
種分野に波及している。通信網もその一つであり、現在
CCITT(国際電信電話諮問委員会)で国際標準化が進めら
れているISDN(Integrated Service Digital Network;
サ―ビス統合ディジタル網)はその具体例である。
【0003】ISDNによれば、現在、電話網、デ―タ通信
網、ファクシミリ網等のように、従来から各々端末の種
別毎に独立してサ―ビスされていた通信網が一つの網に
統合されることになり、より多用なサ―ビスが実現され
る。
【0004】こうしたISDN化の進展に伴って、構内交換
機(Private Branch Exchange )も、当然、ISDN化が必
要となる。
【0005】ところで、ISDN局線においては、情報転送
能力を呼毎に論理的に可変できるため、回線の有効利用
を考慮して、この情報転送能力を指定すべきである。
【0006】ところが、このような情報転送能力の指定
を例えばユ―ザが行うものとすると、ユ―ザにとって発
呼操作は非常に煩わしいものとなる。また、誤操作や指
定忘れにより、最適な情報転送能力を設定できず、結
局、回線の有効利用が図れないこともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにISDN局線を
収容する構内交換機においては、回線の有効利用を考慮
して、この情報転送能力を指定することが考えられる
が、ISDN局線に対する情報転送能力の指定を例えばユ―
ザが行うものとすると、ユ―ザにとって発呼操作は非常
に煩わしいものとなるし、誤操作や指定忘れにより、最
適な情報転送能力を設定できず、結局、回線の有効利用
が図れないという問題がある。
【0008】そこで、この発明は、極めて容易に回線の
有効利用を図ることができる回線交換方式を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明の回線交換方式
は、情報転送能力を呼毎に論理的に可変できる転送能力
可変回線と情報転送能力が固定された転送能力固定回線
とを収容し、これら回線を呼毎に選択できる回線交換装
置において、データ信号が音声帯域に変調されてなる呼
が発生した場合に前記転送能力固定回線が塞がっている
ときには、回線交換装置に設置され、かつ端末の種別と
情報転送能力との対応関係を表したテーブルを参照し
て、前記転送能力可変回線の情報転送能力を設定してこ
の転送能力可変回線を自動的に選択することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】この発明では、回線交換装置内で所定の条件に
応じて呼毎に最適な回線が設定されるので、極めて容易
に回線の有効利用を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例に係る通信シス
テムの構成を示す図である。
【0013】同図において、符号1は情報転送能力を呼
毎に論理的に可変できるISDN網であり、構内交換機2は
ISDN局線3を介し、このISDN網1に接続されている。
【0014】この交換機2に対しては、直接、デ―タ端
末4が接続され、またモデム5を介しデ―タ端末6が接
続されている。すなわち、デ―タ端末4からはデ―タ信
号が、直接、網側に送出され、デ―タ端末6からはモデ
ム5によりデ―タ信号が音声帯域に変調され、網側に送
出される。また、この交換機2は、ISDN局線3を介しプ
ライマリレ―トとして例えば23B+Dを単位としてIS
DN網1に接続されるISDNトランク回路7を備える。
【0015】また、ISDN網1の情報転送能力としては、
図2に示すように、標準電話機に対応する“Speech”、
モデム付きデ―タ端末に対応する“Audio ”、モデムな
しデ―タ端末に対応する“Unrest”と呼ばれるものがあ
り、これらの対応関係を有するメモリテ―ブルが交換機
2に備えられている。
【0016】そして、交換機2では、デ―タ端末4から
の呼に対しては、図2に示すメモリテ―ブルを参照し、
ISDN網1に対し“Unrest”の情報転送能力が指定され
る。これにより、ディジタル1リンク接続が行われ、高
品質で信頼性の高い通信が行われる。
【0017】一方、デ―タ端末6からの呼に対しては、
同様に図2に示すメモリテ―ブルを参照し、ISDN網1に
対し“Speech”または“Audio ”の情報転送能力が指定
される。これにより、発呼操作の煩わしさが解消される
とともに、最適な情報転送能力が設定され、回線の有効
利用が図られる。
【0018】なお、交換機2にアナログ網が収容されて
いる場合は、デ―タ端末6からの呼に対し、まずアナロ
グ網を選択し、このアナログ網が塞がっているときは上
述の如くISDN網を選択するようにしてもよい。これによ
り、ISDN網だけに対応するデ―タ端末4に呼損が発生す
る頻度が低下する。
【0019】次に、この発明の他の実施例を説明する。
【0020】図3はこの実施例の通信システムの構成を
示す図である。
【0021】同図において、符号11は情報転送能力が
固定された従来のアナログ網、12は情報転送能力を呼
毎に論理的に可変できるISDN網であり、構内交換機1
3、14はアナログ局線15、ISDN局線16を介し、こ
れらアナログ網11、ISDN網12に接続されている。
【0022】交換機13に対しては、直接、デ―タ端末
17が接続されている。また、交換機14に対しては、
直接、デ―タ端末18が接続されるとともに、モデム1
9を介してデ―タ端末20が接続されている。また、交
換機13は、ISDN局線16を介しプライマリレ―トとし
て例えば23B+Dを単位としてISDN網12に接続され
るISDNトランク回路21を備える。一方、交換機14
は、このようなISDNトランク回路22の他、アナログ局
線15を介しアナログ網11に接続されるアナログトラ
ンク回路23を備える。
【0023】また、交換機13は、図4に示すような着
信先網種別と情報転送能力との関係を現わしたメモリテ
―ブルを有する。
【0024】そして、交換機13では、デ―タ端末17
からの呼に対し、ISDN網12、ISDNトランク回路22を
経由して、直接、デ―タ端末18に接続する場合は、図
4に示すメモリテ―ブルを参照し、ISDN網12に対し
“Unrest”の情報転送能力が指定される。これにより、
ディジタル1リンク接続が行われ、高品質で信頼性の高
い通信が行われる。
【0025】一方、デ―タ端末17からの呼に対し、IS
DN網12へ一旦接続したが、途中、アナログ網11に接
続され、アナログトランク回路23を介しデ―タ端末2
0に接続されるような場合は、同様に図4に示すメモリ
テ―ブルを参照し、ISDN網12に対し“Audio ”の情報
転送能力が指定される。これにより、発呼操作の煩わし
さが解消されるとともに、最適な情報転送能力が設定さ
れ、回線の有効利用が図られる。
【0026】なお、交換機13で行われる着信先網種別
の判別は例えば発呼先のダイヤル番号を分析するように
すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、極めて容易に回線の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る通信システムの構
成を示す図
【図2】 この実施例の交換機が有するメモリテ―ブル
の内容を示す図
【図3】 他の実施例に係る通信システムの構成を示す
【図4】 この実施例の交換機が有するメモリテ―ブル
の内容を示す図
【符号の説明】
1…ISDN網、2…構内交換機、3…ISDN局線、4、6…
デ―タ端末、5…モデム、7…ISDNトランク回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 将哉 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−81442(JP,A) 特開 昭60−38999(JP,A) 特開 昭62−88496(JP,A) 特開 平4−124999(JP,A) 特開 平5−56174(JP,A) 特開 平4−357748(JP,A) 特開 平4−20050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 3/58 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報転送能力を呼毎に論理的に可変でき
    る転送能力可変回線と情報転送能力が固定された転送能
    力固定回線とを収容し、これら回線を呼毎に選択できる
    回線交換装置において、データ信号が音声帯域に変調されてなる呼が発生した場
    合に前記転送能力固定回線が塞がっているときには、回
    線交換装置に設置され、かつ端末の種別と情報転送能力
    との対応関係を表したテーブルを参照して、前 記転送能
    力可変回線の情報転送能力を設定してこの転送能力可変
    回線を自動的に選択することを特徴とする回線交換方
    式。
  2. 【請求項2】 情報転送能力を呼毎に論理的に可変でき
    る転送能力可変回線と情報転送能力が固定された転送能
    力固定回線とを収容する回線交換装置において、データ信号が音声帯域に変調されてなる呼 が発生し、こ
    の呼が着側に到達するまでに前記転送能力可変回線と前
    記転送能力固定回線の双方を経由するときには、前記回
    線交換装置に設置され、かつ回線の種別と情報転送能力
    との対応関係を表したテーブルを参照して、この転送能
    力可変回線の情報転送能力をこの転送能力固定回線に応
    て自動的に設定することを特徴とする回線交換方式。
JP03045293A 1993-02-19 1993-02-19 回線交換方式 Expired - Lifetime JP3337738B2 (ja)

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